JPH04353582A - 感圧性接着剤 - Google Patents

感圧性接着剤

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JPH04353582A
JPH04353582A JP15767191A JP15767191A JPH04353582A JP H04353582 A JPH04353582 A JP H04353582A JP 15767191 A JP15767191 A JP 15767191A JP 15767191 A JP15767191 A JP 15767191A JP H04353582 A JPH04353582 A JP H04353582A
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JP
Japan
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pressure
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sensitive adhesive
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acrylate
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JP15767191A
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Inventor
Takao Yoshikawa
吉川 孝雄
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Nitto Denko Corp
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Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光重合型のアクリル系
の感圧性接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】アクリル系の感圧性接着剤は、当業界で
は周知であり、一般に、アルキル基の炭素数が2〜14
個であるアクリル酸アルキルエステルを主体とし、必要
に応じて少量のアクリル酸などの極性単量体や、スチレ
ン、酢酸ビニルなどの高いガラス転移点を与える単量体
成分などを共重合し、剥離特性やタツクなどのバランス
をとるようにしている。また、耐熱性や凝集力を向上さ
せる目的で、架橋が施されることもある。
【0003】このようなアクリル系の感圧性接着剤の製
造に際しては、通常溶剤中で単量体を溶液重合したのち
、これに粘着付与樹脂や架橋剤などを配合して接着剤組
成物を調製し、これを基材上に塗工後、多量の溶剤を加
熱除去して、シ―ト状やテ―プ状などの感圧性接着剤を
得るようにしている。しかし、近年では、溶剤の使用に
起因した安全や環境衛生上の観点から、上記製造法の採
用にかなりの制約を受けるようになつてきた。
【0004】そこで、米国特許第4181752号明細
書には、アクリル酸アルキルエステルと改質用単量体と
を基材上で光重合させることにより、溶剤を使わずに感
圧性接着剤を得る方法が開示されている。また、これと
同様の接着剤を剥離ライナ―上で得て、これを基材上に
転写するようにした転写型の感圧性接着剤も知られてい
る。さらに、このような光重合型の感圧性接着剤の製法
において、接着性ポリマ―の架橋のために、従来の溶液
重合物に添加される化学反応性のイソシアネ―ト、エポ
キシ、アミノ化合物などとは異なる、多官能単量体とし
てのジアクリレ―トやトリアクリレ―トなどを添加共重
合させて、重合と同時に架橋を行わせることも試みられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の如き
従来公知の光重合型の感圧性接着剤では、基材と接着剤
との結合力(投錨力)が不足し、使用時接着剤が基材よ
り剥離して、被着体へ貼着してしまうという欠点がある
【0006】この欠点を解消するには、基材への下塗り
処理が必要となるが、これでは処理工程が増加するし、
下塗りの薄層塗布に溶剤を用いなければならないため、
光重合型である利点が半減する。また、特公昭57−5
1700号公報には、基材との投錨力の向上のため、光
増感剤を下塗り剤に用いるようにした光重合型の感圧性
接着剤の製法が開示されているが、この手法も下塗り処
理が必要であるため、上記同様の問題を生じる。さらに
、前記の転写型の感圧性接着剤では、基材への投錨力が
全く出ないことから、このような下塗り処理を仮に行つ
たとしても、投錨力を十分に改善できるものとは言えな
かつた。
【0007】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
、基材への投錨力にすぐれた光重合型のアクリル系の感
圧性接着剤を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために鋭意検討した結果、光重合されるべ
き単量体混合物に光重合開始剤とともに少量のイソシア
ネ―ト化合物を加えることにより、下塗り処理を施さな
くとも基材への投錨力の大きな光重合型の感圧性接着剤
が得られることを見い出し、本発明を完成するに至つた
【0009】すなわち、本発明は、つぎのa〜c三成分
; a)アルキル基の炭素数が平均2〜14個であるアクリ
ル酸アルキルエステル70〜100重量%と、これと共
重合可能なモノエチレン性不飽和単量体30〜0重量%
とからなる単量体混合物100重量部 b)光重合開始剤0.01〜4重量部 c)イソシアネ―ト化合物0.1〜5重量部を含む組成
物を光重合させてなる感圧性接着剤に係るものである。
【0010】
【発明の構成・作用】本発明に用いられるアクリル酸ア
ルキルエステルは、光重合前の組成物の主成分となるも
のであり、好ましくは非タ―シヤリ―アルキルアルコ―
ルの単官能不飽和アクリレ―トであつて、アルキル基の
炭素数が2〜14個のものから選ばれる。このような単
量体としては、たとえば、エチルアクリレ―ト、ブチル
アクリレ―ト、イソアミルアクリレ―ト、n−ヘキシル
アクリレ―ト、2−エチルヘキシルアクリレ―ト、イソ
オクチルアクリレ―ト、イソノニルアクリレ―ト、デシ
ルアクリレ―ト、ドデシルアクリレ―トなどが挙げられ
、これらのうちの1種または2種以上を使用する。
【0011】このアクリル酸アルキルエステルと共重合
可能なモノエチレン性不飽和単量体は、上記のアクリル
酸アルキルエステルと共重合することにより、官能基や
極性基の導入による接着性の改良、または共重合体のガ
ラス転移温度をコントロ―ルして凝集力や耐熱性を改善
改質するために用いられる。このような単量体としては
、たとえば、アクリル酸、イタコン酸、スルホプロピル
アクリレ―ト、ヒドロキシアルキルアクリレ―ト、シア
ノアルキルアクリレ―ト、アクリルアミド、置換アクリ
ルアミド、N−ビニルカプロラクタム、アクリロニトリ
ル、2−メトキシエチルアクリレ―ト、アクリル酸グリ
シジル、酢酸ビニルなどが挙げられ、その目的に応じて
1種または2種以上を使用する。
【0012】上記のアクリル酸アルキルエステルとこれ
と共重合可能なモノエチレン性不飽和単量体とからなる
単量体混合物の使用割合としては、主成分となるアクリ
ル酸アルキルエステルが70〜100重量%、好ましく
は85〜100重量%で、これと共重合可能なモノエチ
レン性不飽和単量体が30〜0重量%、好ましくは15
〜0重量%となるようにするのがよく、このような範囲
で使用することにより接着性、凝集力などのバランスを
うまく達成することができる。
【0013】本発明に用いられる光重合開始剤には、ベ
ンゾインメチルエ―テル、ベンゾインイソプロピルエ―
テルなどのベンゾインエ―テル類、アニゾインメチルエ
―テルなどの置換ベンゾインエ―テル類、2・2−ジエ
トキシアセトフエノン、2・2−ジメトキシ−2−フエ
ノンアセトフエノンなどの置換アセトフエノン類、2−
メチル−2−ヒドロキシプロピオフエノンなどの置換−
α−ケト―ル類、2−ナフタレンスルホニルクロリドな
どの芳香族スルホニルクロリド類および1−フエノン−
1・1−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニ
ル)オキシムなどの光活性オキシム類がある。これらの
光重合開始剤は、前記の単量体混合物100重量部に対
し、0.01〜4重量部の範囲、好ましくは0.1〜3
重量部の範囲で用いられる。
【0014】本発明の組成物には、接着剤の剪断強さを
増加させるために、必要に応じて交叉結合剤としての多
官能アクリレ―トを少量添加してもよい。このような多
官能アクリレ―トとしては、たとえば、トリメチロ―ル
プロパントリ(メタ)アクリレ―ト、ペンタエリスリト
―ルテトラ(メタ)アクリレ―ト、1・2−エチレング
リコ―ルジ(メタ)アクリレ―ト、1・6−ヘキサンジ
オ―ルジ(メタ)アクリレ―トなどが挙げられ、前記の
単量体混合物100重量部に対し、通常0.01〜2重
量部の割合で用いることができる。
【0015】本発明に用いられる基材への投錨力向上剤
としてのイソシアネ―ト化合物としては、たとえば、ト
リメチルシリルイソシアネ―ト、ジメチルシリルジイソ
シアネ―ト、メチルシリルトリイソシアネ―ト、テトラ
イソシアネ―トシラン、フエニルシリルトリイソシアネ
―ト、エトキシシラントリイソシアネ―トなどのケイ素
イソシアネ―ト化合物や、イソシアネ―トエチルメタク
リレ―トなどのメタクリロイル基を有する不飽和イソシ
アネ―ト、2・4−トリレンジイソシアネ―ト、パラフ
エニレンジイソシアネ―ト、1・6−ヘキサメチレンジ
イソシアネ―ト、イソホロンジイソシアネ―トなどのジ
イソシアネ―ト化合物や、ブロツク型イソシアネ―ト〔
たとえば、日本ポリウレタン工業(株)製のコロネ―ト
2507、同2513、同2515など〕が挙げられる
【0016】上記のイソシアネ―ト化合物は、前記の単
量体混合物100重量部に対して、0.1〜5重量部の
範囲、特に好ましくは0.5〜3重量部の範囲で用いら
れる。0.1重量部に満たないときは、投錨力の改善効
果に乏しく、5重量部を超えるときには、単量体混合物
への溶解性やポツトライフ、重合阻害、接着特性への悪
影響などの問題が生じる場合があり、必要最少量の添加
が望ましい。特に、ケイ素イソシアネ―ト化合物は少量
でも効果があり、ブロツク型イソシアネ―トはハンドリ
ング上の容易さに加え、後工程での加熱処理により投錨
力を発現させることができるなどの利点もある。
【0017】本発明の組成物を調製するには、まず、上
記の単量体混合物と光重合開始剤とを一緒に混合し、こ
のプレミツクスを部分的に重合して約500〜5000
センチポイズの範囲の粘度となるコ―テイング可能なシ
ロツプ状にする。あるいは、上記の単量体混合物と光重
合開始剤とのプレミツクスに、ヒユ―ムドシリカのよう
なチキソトロ―プ剤を混合してコ―テイング可能なシロ
ツプ状にしてもよい。つぎに、このシロツプ中にイソシ
アネ―ト化合物を混合し、さらに追加の光重合開始剤や
必要により交叉結合剤としての多官能アクリレ―トを混
合することにより、光重合用の組成物が調製される。
【0018】本発明においては、この組成物を基材上に
コ―テイングし、不活性な、つまり酸素のない雰囲気中
で、紫外線を照射して単量体混合物を光重合させること
により、目的とする感圧性接着剤を得ることができる。 また、紫外線透過性のフイルムで接着剤層を被覆し、空
気をしや断した状態で、紫外線を照射し光重合させるこ
とによつても、本発明の感圧性接着剤を得ることができ
る。
【0019】ここで使用する基材としては、ポリエステ
ルフイルム、ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフ
イルムなどの合成樹脂フイルム類のほか、クラフト紙、
和紙などの紙類や、アルミ箔、SUS箔などの金属箔な
どの公知の各種基材が用いられる。これら基材の厚さは
、一般に12〜150μm程度である。
【0020】また、光重合に用いる紫外線は、波長範囲
が約180〜460μmの電磁放射性であるが、これよ
り長波長または短波長の電磁放射性も有効に使用するこ
ともできる。紫外線源としては、水銀ア―ク、炭素ア―
ク、低圧水銀ランプ、中・高圧水銀ランプ、メタルハラ
イドランプなどの一般の照射装置が用いられる。
【0021】このようにして得られる本発明の感圧性接
着剤は、接着力および凝集力にすぐれるとともに、従来
の溶液型の感圧性接着剤に比べて遜色のない、基材に対
する良好な投錨力を有している。これは、光重合前の組
成物にイソシアネ―ト化合物を添加したことに基づくも
のであるが、この理由は以下の如く考えられる。
【0022】イソシアネ―ト化合物を添加しない従来の
光重合型の感圧性接着剤では、基材上に塗布した単量体
に紫外線を照射し光重合させる過程で接着剤ポリマ―が
形成されるため、重合による体積収縮や膨張といつた変
化を生じ、基材とのぬれ性が損なわれる。また、光重合
の過程においては数秒という瞬時に重合が完結するため
、生成したポリマ―自体が基材とのぬれ性を確保できな
いか、あるいはまた熱がかからないでテ―プが形成され
るためにポリマ―の流動性が低くなる。
【0023】これらのことが原因で、従来の光重合型の
感圧性接着剤は、基材に対する投錨力が著しく小さくな
るものと考えられる。これに対し、本発明のようにイソ
シアネ―ト化合物を添加すると、これが基材に作用して
基材と接着材層との間になんらかの化学結合を生じる結
果、この結合力によつて上記ぬれ性の欠如などが補われ
て、基材への良好な投錨力が得られるものと推測される
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明は、光重合前の組
成物中に少量のイソシアネ―ト化合物を添加したことに
より、光重合後基材との投錨力にすぐれ、また接着力や
凝集力にもすぐれるアクリル系の感圧性接着剤を得るこ
とができる。
【0025】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を記載してより具体
的に説明する。なお、以下において、部とあるのは重量
部を意味する。
【0026】実施例1 ブチルアクリレ―ト98部、アクリル酸2部、2・2−
ジメトキシ−2−フエニルアセトフエノン(光重合開始
剤)0.05部を用いて、プレミツクスを調製した。こ
れを窒素雰囲気中で紫外線に暴露することにより部分的
に重合して、粘度が約5000センチポイズのコ―テイ
ング可能なシロツプを得た。
【0027】この部分重合したシロツプ100部に、投
錨力向上剤であるイソシアネ―ト化合物〔日本ポリウレ
タン工業(株)製のコロネ―トL〕2.0部、追加の光
重合開始剤0.1部および交叉結合剤としてのトリメチ
ロ―ルプロパントリアクリレ―ト0.1部を添加混合し
、この組成物を厚さが25μmのポリエチレンテレフタ
レ―トフイルム上にコ―テイングし、窒素雰囲気下で紫
外線ランプより900mj/cm2 の紫外線を照射し
て光重合させ、接着剤層の厚さが50μmである光重合
型の感圧性接着剤を得た。
【0028】実施例2 部分重合したシロツプにイソシアネ―ト化合物、追加の
光重合開始剤および交叉結合剤を配合してなる組成物を
、低接着性剥離コ―テイングしてある厚さが25μmの
ポリエチレンテレフタレ―トフイルム上にコ―テイング
し、紫外線を照射して光重合させるようにした以外は、
実施例1と全く同様にして、易転写性の光重合型の感圧
性接着剤を得た。
【0029】実施例3 2−エチルヘキシルアクリレ―ト80部、2−メトキシ
エチルアクリレ―ト15部、酢酸ビニル5部、1−ヒド
ロキシクロヘキシルフエニルケトン(光重合開始剤)0
.05部を用いて、実施例1と同様にして、粘度が30
00センチポイズのコ―テイング可能なシロツプを調製
した。この部分重合したシロツプ100部に、投錨力向
上剤であるメチルシリルトリイソシアネ―ト0.2部、
1・6−ヘキサンジオ―ルジアクリレ―ト0.1部を添
加混合し、以下実施例1と全く同様にして、光重合型の
感圧性接着剤を得た。
【0030】実施例4 イソノニルアクリレ―ト60部、ブチルアクリレ―ト3
5部、アクリル酸5部、2・2−ジメトキシ−2−フエ
ニルアセトフエノン0.05部を用いて、実施例1と同
様にして、粘度が3000センチポイズのコ―テイング
可能なシロツプを調製した。この部分重合したシロツプ
100部に、投錨力向上剤としてのブロツク型イソシア
ネ―ト〔日本ポリウレタン工業(株)製のコロネ―トL
2507〕4.0部、追加の光重合開始剤0.1部、交
叉結合剤としてのトリメチロ―ルプロパントリアクリレ
―ト0.05部を添加混合し、以下実施例1と全く同様
にして、光重合型の感圧性接着剤を得た。
【0031】実施例5 部分重合したシロツプにブロツク型イソシアネ―ト、追
加の光重合開始剤および交叉結合剤を配合してなる組成
物を、低接着性剥離コ―テイングしてある厚さが25μ
mのポリエチレンテレフタレ―トフイルム上にコ―テイ
ングし、紫外線を照射して光重合させるようにした以外
は、実施例4と全く同様にして、易転写性の光重合型の
感圧性接着剤を得た。
【0032】比較例1 投錨力向上剤としてのイソシアネ―ト化合物を添加しな
かつた以外は、実施例1と全く同様にして、光重合型の
感圧性接着剤を得た。
【0033】比較例2 投錨力向上剤としてのイソシアネ―ト化合物を添加しな
かつた以外は、実施例2と全く同様にして、易転写性の
光重合型の感圧性接着剤を得た。
【0034】比較例3 投錨力向上剤としてのブロツク型イソシアネ―トを添加
しなかつた以外は、実施例4と全く同様にして、光重合
型の感圧性接着剤を得た。
【0035】比較例4 部分重合したシロツプに配合するイソシアネ―ト化合物
の量を10部に変更した以外は、実施例1と全く同様に
して、光重合前の組成物を得た。ただし、この組成物は
、経時的に液の粘度が上昇し、約1時間後にゲル状とな
り、以降の感圧性接着剤の作製段階でのハンドリングに
難点を生じた。また、この組成物の調製後、速やかに実
施例1と同様にコ―テイングし、紫外線を照射して光重
合させることにより、光重合型の感圧性接着剤を得たが
、この接着剤は、外観が乳白色となり、相溶性の悪いこ
とが認められた。
【0036】以上の実施例1〜5および比較例1〜4の
各感圧性接着剤につき、以下の要領で、接着力、保持力
および投錨力を調べた結果は、後記の表1に示されると
おりであつた。なお、実施例2,5および比較例2の易
転写性の光重合型の感圧性接着剤については、これらを
それぞれ厚さが25μmのポリエチレンテレフタレ―ト
フイルム上に100℃にて熱ラミネ―トして転写させる
ことにより、評価用の感圧性接着剤を得た。
【0037】<接着力>JIS  Z−1522に準じ
、被着体としてステンレス板を用いて測定した。
【0038】<保持力>表面が鏡面状のステンレス板(
30mm×120mm×3.0mm)の長尺方向の一端
に、接着面積が20mm×10mmとなるように、評価
用のサンプル(幅10mm)を貼り合わせ、30分間放
置したのち、80℃で500gの荷重をかけ、ズレによ
り落下する時間を測定した。
【0039】<投錨力>A法:基材への投錨力をみるた
めに、テ―プ試料を常温で酢酸エチルの浴に浸漬し、そ
れから定期的に視覚で検査する。4時間以内に基材と接
着剤が離層した証拠が確認されると投錨力不足とし、4
時間以上離層なしを○、1時間以内に離層を△、10分
以内に離層を×、と判定した。 B法:接着力測定の場合と同様に評価サンプルを作製し
たのち、50℃で7日間加温エ―ジングする。これを常
温に戻し、23℃で引張り速度500mm/分の180
度剥離試験を行い、ステンレス板への接着剤の転写の有
無を評価し、転写があれば投錨力不足とし、転写なしを
○、一部転写ありを△、全面転写を×、と判定した。
【0040】
【表1】
【0041】上記の表1の結果より明らかなように、本
発明の感圧性接着剤は、比較例の感圧性接着剤に比べ、
イソシアネ―ト化合物を用いているため、基材への投錨
力が格段にすぐれており、従来の光重合型の感圧性接着
剤の欠点を克服するものであることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  つぎのa〜c三成分;a)アルキル基
    の炭素数が平均2〜14個であるアクリル酸アルキルエ
    ステル70〜100重量%と、これと共重合可能なモノ
    エチレン性不飽和単量体30〜0重量%とからなる単量
    体混合物100重量部 b)光重合開始剤0.01〜4重量部 c)イソシアネ―ト化合物0.1〜5重量部を含む組成
    物を光重合させてなる感圧性接着剤。
JP15767191A 1991-05-31 1991-05-31 感圧性接着剤 Pending JPH04353582A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5741543A (en) * 1995-02-10 1998-04-21 Minnesota Mining And Manufacturing Company Process for the production of an article coated with a crosslinked pressure sensitive adhesive
JP2006335840A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Mitsubishi Plastics Ind Ltd アクリル系粘着剤及び粘着体
JP2009108274A (ja) * 2007-11-01 2009-05-21 Nitto Denko Corp 光重合反応とレドックス重合反応とを併用して得られる暗色化されたアクリル系粘弾性体層の製造方法、及び粘着テープ又はシート
CN109575864A (zh) * 2017-09-28 2019-04-05 比亚迪股份有限公司 紫外光固化胶组合物、转印方法、转印图案及壳体

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