JPH04349339A - 着色電球 - Google Patents

着色電球

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JPH04349339A
JPH04349339A JP14806691A JP14806691A JPH04349339A JP H04349339 A JPH04349339 A JP H04349339A JP 14806691 A JP14806691 A JP 14806691A JP 14806691 A JP14806691 A JP 14806691A JP H04349339 A JPH04349339 A JP H04349339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
bulb
refractive index
index film
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP14806691A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Sato
勇 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘッドランプ、フォグラ
ンプなど車両用照明灯具の光源として使用される白熱電
球、ハロゲン電球に関するものであり、詳細には黄色な
ど所定の発光色を得るための多層干渉膜がバルブの外面
に形成された着色電球に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の着色電球90の例を示す
ものが図6、図7であり、この着色電球90のバルブ9
1の外面には適宜厚とした低屈折率膜92aと高屈折率
膜92bとの適宜層が交互に積層されて多層干渉膜92
が形成され、所定の波長以外の光を反射させてバルブ9
1の外方に透過させないようにすることで、例えば黄色
など所望の発光色を得られるものとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の着色電球90に採用されている多層干渉膜92
においては、前記低屈折率膜92aあるいは高屈折率膜
92bの夫々に光が所定の方向、即ち直角に入射すると
きには、低屈折率膜92aあるいは高屈折率膜92bが
規定の膜厚となり所定の波長の光を反射し、所望の特性
が得られるものとなるが、例えば電球内の乱反射などに
より斜め方向から光が入射するときには実質的に膜厚を
薄くしたのと同等な作用を生じて所望の特性が得られな
いものとなる。
【0004】上記の理由により、前記着色電球90にお
いては完全な所望な発光色が得られないものとなり、例
えばフォグランプなどの光源として採用した場合に観視
方向により灯色に変化を生じたり、或は色ムラが検出さ
れるなど特性が不十分なものとなる問題点を生じ、この
点の解決が課題とされるものとなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、バルブの外面
に適宜厚の低屈折率膜と高屈折率膜との適宜層を交互に
積層して多層干渉膜を形成し所定の発光色を得る着色電
球において、前記低屈折率膜と高屈折率膜との少なくと
も一部は可視光の短波長域を吸収する部材で形成されて
いることを特徴とする着色電球を提供することで、所定
波長以外の光を透過させることのない多層干渉膜として
、前記した従来の課題を解決するものである。
【0006】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1、図2に示すものは本発明に係
る着色電球1の第一実施例であり、この着色電球1のバ
ルブ2の外面には低屈折率膜3aと高屈折率膜3bとが
交互に積層された多層干渉膜3が形成されて、例えば黄
色など所望の色光を発するものとされている点は従来例
のものと同様である。
【0007】しかしながら、本発明によりこの第一実施
例においては図2に示すように前記多層干渉膜3の前記
低屈折率膜3aを形成する透明部材として、二酸化ケイ
素(SiO2 )を基材とし、これに適宜量の添加材で
透明部材になるもので、前記低屈折率膜3aに短波長側
の光を吸収する波長選択性を持たせるものであり、これ
により前記低屈折率膜3aはフィルタとしての作用を有
するものとなる。尚、このときに必ずしも前記低屈折率
膜3aの全てに波長選択性を持たせる必要性はなく、適
宜枚数に施しても良いものと成る。
【0008】次いで、上記の構成とした本発明の着色電
球1の作用及び効果について説明を行えば、この着色電
球1のフィラメントから発せられる光はバルブ2を透過
した後に例えば高屈折率膜3bに入射し、この高屈折率
膜3bに膜厚として設定された波長の光が透過して低屈
折率膜3aに達し、これを透過するものとなる。
【0009】このときに、若しも前記高屈折率膜3bを
斜めに透過する光が存在し、前記した設定以外の波長の
光が透過光中に存在していたとしても、前記低屈折率膜
3aを透過する時点で設定以外の波長を有する光は吸収
されるものと成り、これを交互に積層された多層干渉膜
3で繰り返すことで、多層干渉膜3を透過する光の中か
ら設定以外の波長を有する光は完全に除去されるものと
なる。
【0010】図3に示すものは同じく本発明の第二実施
例であり、前の第一実施例が低屈折率膜3aの側に吸収
による波長選択性を持たせたのに対し、この第二実施例
では高屈折率膜3bを二酸化チタン(TiO2 )を基
材とし、これに適宜量の添加材で短波長側を吸収する波
長選択性を持たせたものであり、これにより前記高屈折
率膜3bは膜厚による波長選択性と吸収による波長選択
性との双方の作用を有するものとなり、前の第一実施例
で説明したのと同様な作用、効果が得られるものとなる
【0011】尚、図示は省略するが、当然に低屈折率膜
3aの側と高屈折率膜3bの側の双方に吸収による波長
選択性を持たせても良いものであることは云うまでもな
く、要は期待する効果が得られるように、上記の何れか
の方法を選択して実施すれば良いものである。
【0012】図4に示すものは、同じく本発明の第三実
施例であり、前に説明した第一、第二実施例の何れもが
低屈折率膜3aと高屈折率膜3bとを積層した多層干渉
膜3で短波長側の光を反射あるいは吸収することで目的
とする淡黄色など所望の色光を得るものであったのに対
し、この第三実施例では前記多層干渉膜3の設定におい
て赤外線反射特性を付加したものであり、この設計にお
いては満足な淡黄色発光が困難となるため、低屈折率で
可視光の短波長側を吸収する短波長吸収膜4を挿入する
ことで多層干渉膜3の特性を損なうことなく目的とする
淡黄色が得られる。
【0013】図5に示すグラフは、第一実施例若しくは
第二実施例のものに短波長吸収膜4を加えたとき、即ち
、多層干渉膜3と短波長吸収膜4とを積層した時の透過
率τを示すものであり、波長で略1000nmより長い
赤外線の領域においては前記短波長吸収膜4により反射
され、着色電球1の外部には放射されないものとなって
いる。
【0014】ここで、前記した図5において注目すべき
は波長500nm〜1000nmの範囲における可視光
の透過率であり、通常の多層干渉膜3においては透過率
92%程度とされているのに対して、前記短波長吸収膜
4とを積層することで略98%と大幅に透過率が向上す
るものとなっている。
【0015】前記した透過率の向上に対する発明者によ
る考察は、前記短波長吸収膜4を設けたことで可視光線
領域に対しては写真用レンズに見られるのと同様な増透
作用が得られたものと考えられる。同時に、着色電球1
のバルブ2に設けられた短波長吸収膜4により赤外線は
反射により再度バルブ2の内部に帰還されるものとなる
ので、バルブ2の内部、即ち、フィラメントに温度上昇
を生じて着色電球1の発光効率が向上するものとなり、
これにより多層干渉膜3の見掛けの透過率が向上する作
用も考えられる。
【0016】尚、前記多層干渉膜3のみの場合、あるい
は短波長吸収膜4を設けた場合、何れの場合においても
総合の膜厚は2μm以下として形成可能であるので柔軟
であり、前記着色電球1がハロゲン電球であってバルブ
2として石英ガラスが使用されている場合でも、あるい
は、白熱電球であってアルミナシリケートガラスが使用
されている場合でも良く馴染み、熱膨張の差などによる
剥離などを生じないものとなる。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、多
層干渉膜を構成する低屈折率膜と高屈折率膜との少なく
とも一方を可視光の短波長域を吸収する部材で形成され
ている着色電球としたことで、例えば前記多層干渉膜を
斜めに透過することなどにより生ずる所定の波長以外の
光の放射光を吸収により無くするものであり、これによ
り色ムラなどの発生を防止して、この種の着色電球の品
質の向上に優れた効果を奏するものである。
【0018】また、前記多層干渉膜に積層して赤外線反
射膜を設けたことで、この多層干渉膜の透過効率を増透
作用などにより向上させて電球外部に放射される有効光
量を増加させ、この種の着色電球の性能向上にも優れた
効果を併せて奏するものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明に係る着色電球の第一実施例を示す
側面図である。
【図2】  図1のA部の拡大断面図である。
【図3】  同じく本発明の第二実施例を要部で示す断
面図である。
【図4】  同じく本発明の第三実施例を要部で示す断
面図である。
【図5】  第三実施例の特性を示すグラフである。
【図6】  従来例を示す側面図である。
【図7】  図6のB部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1……着色電球 2……バルブ 3……多層干渉膜 3a……低屈折率膜、3b……高屈折率膜4……短波長
吸収膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  バルブの外面に適宜厚の低屈折率膜と
    高屈折率膜との適宜層を交互に積層して多層干渉膜を形
    成し所定の淡黄色発光を得る着色電球において、前記低
    屈折率膜と高屈折率膜との少なくとも一部は可視光の短
    波長域を吸収する部材で形成されていることを特徴とす
    る着色電球。
  2. 【請求項2】  バルブの外面の一層目が可視光の短波
    長域を吸収する低屈折率膜であることを特徴とする請求
    項1記載の着色電球。
  3. 【請求項3】  前記多層干渉膜には赤外線反射膜と青
    色反射膜とが積層されていることを特徴とする請求項1
    、請求項2記載の着色電球。
JP14806691A 1991-05-24 1991-05-24 着色電球 Pending JPH04349339A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14806691A JPH04349339A (ja) 1991-05-24 1991-05-24 着色電球

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JP14806691A JPH04349339A (ja) 1991-05-24 1991-05-24 着色電球

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JPH04349339A true JPH04349339A (ja) 1992-12-03

Family

ID=15444442

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JP14806691A Pending JPH04349339A (ja) 1991-05-24 1991-05-24 着色電球

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JP (1) JPH04349339A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001024224A1 (en) * 1999-09-30 2001-04-05 Koninklijke Philips Electronics N.V. Electric lamp
JP2002509279A (ja) * 1998-01-13 2002-03-26 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー 多層赤外線反射光学体

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