JPH04348368A - 回転型現像装置 - Google Patents

回転型現像装置

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JPH04348368A
JPH04348368A JP3250717A JP25071791A JPH04348368A JP H04348368 A JPH04348368 A JP H04348368A JP 3250717 A JP3250717 A JP 3250717A JP 25071791 A JP25071791 A JP 25071791A JP H04348368 A JPH04348368 A JP H04348368A
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gear
developing device
clutch
rotary
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則幸 木村
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    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転型現像装置、例え
ば、複写機、プリンタ、ファクシミリ等カラーまたは白
黒・カラー電子写真記録である画像形成装置に装備され
、回転軸の周りに複数の現像ユニットを有し回転により
現像動作を行う回転型現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラーの画像形成装置には、色
分解光像を潜像担持体に露光し、形成された各潜像をそ
れぞれ色分解光の捕色のトナーで現像し、得られた複数
のトナー像を同一転写紙上に重ね合わせて転写する方式
のフルカラー複写機等の画像形成装置や、異なる色で再
現すべき画像を別々に潜像担持体上に露光して異なる色
の現像剤で現像し、得られた複数のトナー像を同一転写
紙に重合わせて転写する多色画像形成装置等が知られて
いる。これらの画像形成装置では、複数の現像ユニット
を必要とするが、各現像ユニットを各々別個独立に構成
して潜像担持体の周辺に併設すると装置が大型化してし
まう。
【0003】そこで、潜像担持体に近接するように回転
体を対設するとともに、この回転体の周りの所定の位置
に複数の現像ユニットを支持し、各現像ユニットを現像
位置に順次回動搬送させることにより、潜像担持体上の
潜像を各色トナーにて現像するようにした回転型現像装
置が開発されている。このような回転型現像装置は、現
像ユニットの回転により現像位置にもたらされた現像剤
担持体を回転駆動する必要があるため、各現像剤担持体
に現像ギアを付設し、この現像ギアを外部の駆動源に連
結する駆動ギアによって回転駆動している。この場合、
個々の現像ギアを別々の駆動ギアによって駆動すると、
構造が複雑となるばかりか、構造が大型化するため、小
型化するための色々の駆動機構が提案されている。
【0004】従来の回転型現像装置の現像剤担持体の駆
動機構としては、例えば、特開昭58−172660号
公報に記載された図13に示すようなものがある。この
回転型現像装置1は、各現像ギア2を現像ユニット3の
回転中心P周りに配設するとともに、現像ユニット3以
外の部分、例えば画像形成装置本体に一つの駆動ギア4
を不動に設け、現像ユニット3が回転中心Pの周りに回
転し、現像位置Qにくると、現像剤担持体5の現像ギア
2が駆動ギア4に噛み合わせるようにするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、現像ユニット3の回転中心
P周りを公転する現像ギア2が駆動ギア4に係合し噛み
合い始めるとき、両者の歯先が互いに衝突する恐れがあ
るため、これを放置して現像ギア2を公転させると、ギ
アの歯先を切損し、あるいは現像ギア2が回転を中断し
、両ギアを正しく噛み合わせることができなくなるとい
う問題点がある。
【0006】また、このような従来の回転型現象装置に
おいては、現像位置では、駆動ギア4は現像ギア2に必
ず接続されているので、駆動ギア4と現像ギア2との任
意の断続ができない。例えば、現像装置を基準位置(ホ
ームポジション)に回動させたときや、相隣接しない特
定の現像ユニットを任意に選択して現像を行なう場合な
どのように、現像位置を現像ギア2が単に通過するとき
に、必ず現像ギア2が回転するという不都合が生じたり
、また、現像時以外に、駆動ギア4に対して不要な回転
力が加わった場合、現像ローラが不用意に正転もしくは
逆転して、トナー飛散や現像装置の破損等を招くという
問題点がある。
【0007】このような問題点を解決するものとして、
特開昭61−99169号公報に記載された図14に示
す回転型現像装置7のようなものがある。図14におい
て、図13に示す回転型現像装置1と同じ構成には同じ
符号にて示す。回転型現像装置7は、駆動ギア4を現像
ユニット3外の固定された枢軸8を中心に揺動自在に配
設し、これにより現像ギア2と駆動ギア4の噛み合い時
の衝突を防止する構成が提案されている。しかしながら
、この構成に於いては、駆動ギア4の位置が揺動して変
動するため、駆動トルクの大きさや、トルクの変動によ
り現像および、駆動の両ギア間の噛み合い深さが一定に
ならず、振動や騒音の発生、さらにはギアの破損等の問
題点がある。
【0008】また、従来のものとして、実開昭52−1
10442号公報に記載されたものもある。これは、固
定カム板等により摺動歯車を回転軸方向に移動され、駆
動歯車との噛み合いを断続させて、所定位置のみで現像
ローラに駆動を与えるように構成したものである。しか
しながら、この所定の現像位置で摺動歯車を回転軸方向
に移動させ、駆動歯車に接続しようとする際に、両歯車
の歯側面同志が干渉する確率が極めて高く、駆動歯車の
回転が摺動歯車に正しく伝達されない。また、この装置
では、摺動歯車が駆動歯車と固定カム板の間に挟まれ、
さらに両側から力を受ける状態となり、歯車や固定カム
板を損傷することがあるという問題点がある。
【0009】そこで、本発明は、このような従来技術を
背景になされたものであり、現像器の駆動を、歯車の切
替えによらず、駆動力断続手段により一体的な係合離脱
することにより、歯車の衝突・破損が防止でき、また、
現像位置にある特定の現像器のみ駆動することにより、
トナーの飛散を防止でき、さらに、現像器の不必要な回
転や負荷を防止でき、さらにまた、現像器の老化、故障
を低減し、寿命を増加でき、さらにまた、余分な駆動ト
ルクを必要とせず、さらにまた、駆動の断続が簡単な構
造で信頼性が高く、小型化でき、電気的なノイズもなく
、さらにまた、現像器の駆動の歯車列が一定の噛合関係
を有し、かつ、一定方向で一定回転数とすることにより
、振動・騒音の発生を防止でき、駆動の立上がり時間が
なく、作像速度の高速化ができ、また、駆動系に逆回転
力が発生しても現像器が逆転せず、かつ、現像器の異常
で過負荷が発生しても駆動系の故障・破損のない回転型
現像装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
回転軸の周りに粉体現像剤を収容した複数の現像器を備
え、任意の前記現像器を前記回転軸を中心に、潜像担持
体に対向する現像位置に回動し現像を行う回転型現像装
置において、前記現像器に対応して配置され、該現像器
に一体的に係合および離脱可能であるとともに、前記現
像位置に回動された動源の駆動力を接続および遮断する
駆動力断続手段を備えたことを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の回
転型現像装置において、前記駆動力断続手段は、前記各
現像器に対応して設けられ現像器の駆動を断続するクラ
ッチと、前記現像器が現像位置にくると、該クラッチの
断続を規制する規制部材と、を備えたことを特徴として
いる。請求項3記載の発明は、請求項2記載の回転型現
像装置において、前記回転軸と同軸上に、かつ回転自在
に設けられた太陽歯車と、該太陽歯車に対して遊星歯車
として常時一定噛み合いをなし、前記複数の現像器にそ
れぞれ対応して設けられた中間歯車と、前記複数の現像
器にそれぞれ設けられた現像剤担持体と一体的に回転す
る現像ローラ歯車と、を備え、前記現像ローラ歯車と前
記中間歯車とを連結する駆動系内に前記現像剤担持体が
現像位置およびその近傍でのみ回転するように駆動を断
続する前記クラッチを設けたことを特徴としている。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の回転型現像装置において、前記回転型現像装置は
、少なくとも画像形成装置本体に取付けられた状態で、
複数の前記現像器の周囲を覆い、現像位置に対向する潜
像担持体に向かって開口する保護部材を有し、前記規制
部材が保護部材に一体的に形成されるとともに保護部材
の開口部において前記クラッチに対する規制を解除し、
前記現像剤担持体に駆動力が伝達されるようにすること
を特徴としている。
【0013】また、請求項5記載の発明は、請求項2、
3または4記載の回転型現像装置において、前記回転型
現像装置を駆動する駆動源から前記現像器に設けられた
現像剤担持体に駆動力を伝達する相噛み合う歯車列は、
前記現像器が前記現像位置および非現像位置にあるとき
、常に一定の噛み合い位置関係を保持するとともに前記
クラッチの断続により前記現像器が現像位置およびその
近傍でのみ前記現像剤担持体を回転させる駆動機構であ
ることを特徴としている。
【0014】また、請求項6記載の発明は、請求項2、
3、4または5記載の回転型現像装置において、前記ク
ラッチは、ばね、爪、カムまたは摩擦板を用いた一方向
のみに駆動力を伝達するメカニカルクラッチであること
を特徴としている。また、請求項7記載の発明は、請求
項2、3、4、5または6記載の回転型現像装置におい
て、前記回転型現像装置に入力される駆動は、少なくと
も画像形成動作時には、常に一定方向および一定回転数
であり、前記クラッチにより所定位置での現像剤担持体
への駆動力の伝達を断続させることを特徴としている。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項1記載の回
転型現像装置において、前記駆動力断続手段は、前記各
現像器に対応して配置され凹部または凸部からなる第1
係合部を有する第1回転部材と、該第1回転部材の第1
係合部に嵌合する凸部または凹部からなる第2係合部を
有する第2回転部材と、前記第1係合部と第2係合部を
互いに共軸上で対面させて前記第1回転部材及び第2回
転部材をそれぞれ回転自在に支持するとともに前記第1
回転部材もしくは第2回転部材のうちの少なくとも一方
の回転部材を他方の回転部材に対して接離摺動自在に支
持する支軸と、平生の状態で前記接離摺動自在に支持さ
れた一方の回転部材を他方の回転部材から離隔した位置
に変位させる変位部材と、前記潜像担持体に対向する現
像位置に回動された現像器に対応して配置された一方の
回転部材を他方の回転部材に対し接離移動させて前記第
1係合部と第2係合部とを係脱させる接離移動手段とを
備えたことを特徴としている。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項1記載の回
転型現像装置において、前記駆動力断続手段は、前記回
転軸またはこの回転軸と共軸をなす軸上に回転自在に軸
支された太陽歯車と、該太陽歯車に対する遊星歯車とし
て前記各現像器に対応して配置され凹部または凸部から
なる第1係合部を有する中間歯車と、該中間歯車の第1
係合部に嵌合する凸部または凹部からなる第2係合部を
有する回転体と、前記第1係合部と第2係合部を互いに
共軸上で対面させて前記中間歯車及び回転体をそれぞれ
回転自在に支持するとともに前記中間歯車もしくは回転
体のうちの少なくとも一方を他方に対して接離摺動自在
に支持する支軸であって前記回転軸に平行な支軸と、平
生の状態で前記中間歯車と回転体とを互いに離隔した位
置に変位させる変位部材と、前記潜像担持体に対向する
現像位置に回動された現像器に対応して配置された中間
歯車もしくは回転体のうちの少なくとも一方を他方に対
し接離移動させて前記第1係合部と第2係合部とを係脱
させる接離移動手段とを備えるとを特徴としている。
【0017】また、請求項10記載の発明は、請求項8
、9記載の回転型現像装置において、前記支軸に接離摺
動自在に支持された前記回転部材、または前記中間歯車
もしくは回転体を他の駆動伝達歯車に噛み合った状態で
摺動する摺動歯車で構成するとともに、この摺動歯車の
前記支軸上での最大摺動距離をこの摺動歯車と前記駆動
伝達歯車との最小噛み合い幅以下としたことを特徴とし
ている。
【0018】また、請求項11記載の発明は、請求項8
、9または10記載の回転型現像装置において、前記第
1係合部及び第2係合部が、前記回転部材、又は前記中
間歯車もしくは回転体を一方向にのみ回転伝達駆動する
形状に形成されてなることを特徴としている。また請求
項12記載の発明は、請求項8、9、10または11記
載の回転型現像装置において、前記第1係合部及び第2
係合部の駆動伝達経路の下流側に所定量以上の負荷が発
生したときに、前記第1係合部及び第2係合部の駆動伝
達を解除するトルクリミッタ機構を備えたことを特徴と
している。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明では、駆動力断続手段が現
像位置に回動された特定の現像器のみに一体的に係合し
て駆動力を接続し、現像器が現像位置を過ぎると現像器
から離脱し駆動力を遮断する。請求項2記載の発明では
、各現像器が回動し、現像位置にくると、クラッチが規
制部材による規制から解除されて、現像器を駆動源に接
続し、現像器が回動し現像位置を離れると、クラッチが
規制され現像器の駆動を遮断する。
【0020】請求項3記載の発明では、回転軸上の太陽
歯車が回転し、中間歯車が太陽歯車に常時一定の噛合い
をして常時回転している。クラッチは現像器の現像担持
体が現像位置およびその近傍でのみ中間歯車から現像ロ
ーラ歯車に駆動力を接続し、現像位置およびその近傍以
外では駆動力が遮断される。請求項4の発明では、クラ
ッチの断続を規制する規制部材が複数の現像器の周囲を
覆う保護部材に一体的に形成され、規制部材が保護部材
の開口部でのみ、クラッチに対する規制を解除し、クラ
ッチが接続し、現像剤担持体に駆動力が伝達される。保
護部材が開口部以外では、現像器の周囲を覆っている。
【0021】請求項5記載の発明では、駆動源から現像
器の現像担持体までの歯車列がクラッチの断続に係わら
ず、また、現像器が現像位置および非現像位置にあると
きも常に一定の噛合い位置関係を保持している。請求項
6記載の発明では、クラッチが一方向のメカニカルクラ
ッチであり、駆動力は一方向のみにて機械的係合で伝達
され、電気的作動を有していない。
【0022】請求項7記載の発明では、回転型現像装置
の駆動が、少なくとも画像形成動作時には、現像剤担持
体まで常に一定方向および一定回転数でなされる。請求
項8記載の発明では、現像器が現像位置に回動されると
、接離移動手段が平生は変位部材により離隔した位置に
変位した2つの回転部材の一方の回転部材を変位部材の
変位に逆って移動させ、他方の回転部材に接する方向に
支軸上を摺動させ、第1、2回転部材のそれぞれの第1
、2係合部の凹部および凸部を嵌合させ係合させる。 現像器が現像位置を過ぎて回動すると、接離移動手段が
一方を,他方の回転部材から離れるようにし、2つの回
転部材が変位部材により離隔した位置に変位させられ係
合部の係合が離れる。
【0023】請求項9記載の発明では、現像器が現像位
置に回動されると、接離移動手段が平生は変位部材によ
り離隔した位置に変位した中間歯車と回転体の一方を,
変位部材の変位に逆って移動させ、他方に接する方向に
支軸上を摺動させ、中間歯車および回転体のそれぞれの
第1、2係合部の凹部および凸部を嵌合させ係合させる
。現像器が現像位置を過ぎて回動すると、接離移動手段
が回転体または中間歯車の一方向を他方から離れるよう
にし、2つの係合部が離れる。
【0024】請求項10記載の発明では、支軸に接離摺
動自在に支持された回転部材、中間歯車または回転体を
構成する摺動歯車の最大摺動距離が駆動伝達歯車と摺動
歯車との噛合う最小噛合い幅以下であるので、摺動歯車
は駆動伝達歯車に最小噛み合い幅以上で常に噛み合った
状態で煽動し、第1、2係合部は係合、離脱する。請求
項11記載の発明では、前記第1係合部及び第2係合部
が、一方向にのみ回転伝達駆動する形状に形成されてな
るので、前記回転部材、又は前記中間歯車もしくは回転
体が、所定方向にのみ回転駆動させる。
【0025】請求項12記載の発明では、トルクリミッ
タ機構が備えられているので、前記第1係合部及び第2
係合部の駆動伝達経路の下流側に所定量以上の負荷が発
生したときに、前記第1係合部及び第2係合部の駆動伝
達が解除される。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜5は本発明の請求項1〜7に係る回転型現
像装置の第1実施例を示す図であり、フルカラー複写機
に適用した例である。まず、構成について説明する。図
1において、10は画像形成装置であるフルカラー複写
機であり、フルカラー複写機10は装置本体10Aの中
央に断面円形状の本発明に係る回転型現像装置11と、
回転型現像装置11の近傍に3個のローラにより断面三
角形状に張設された潜像担持体である感光体ベルト12
と、を備えている。
【0027】フルカラー複写機10の上部には原稿13
を載せて左右に移動可能な原稿載置台14が設けられて
いる。 感光体ベルト12の上方の装置本体10A内には露光走
査部15が設けられ、露光走査部15は原稿13を一定
の位置でスリット照射する照明ランプ16と、原稿13
からの反射光を感光体ベルト12上の露光位置に結像さ
せるロッドレンズアレイ17とを有している。また、図
示していないが、原稿載置台14と感光体ベルト12と
を同期して移動させ、原稿13の露光走査を行う駆動機
構が設けられている。感光体ベルト12の周りには、時
計方向に順に配置され感光体ベルト12上を一様に帯電
させる帯電チャージャ19、露光位置に続いて本発明の
回転型現像装置11、転写チャージャ20、クリーニン
グ部21、除電ランプ22が設けられている。露光々路
には、光の三原色である青、緑、赤の三色のフィルター
23が交換して挿入可能に設けられ、これらの各色フィ
ルター23を透して形成された潜像はそれぞれ、後述す
る現像装置11のイエロー、マゼンダ、シアンのそれぞ
れの現像ユニット31Y、31M、31C(代表すると
きは31という)で現像されるようになされている。
【0028】転写部には、転写チャージャ20を取り巻
くように転写搬送用ベルト24が懸架されている。給紙
台25より給紙ローラ26、レジストローラ27を経て
、転写紙28が転写搬送ベルト24上に給紙され吸着さ
れて、図中水平方向に直線往復移動することにより、三
色のトナー像は同一の転写紙28上に重ね合わせて転写
されるようになされている。三色の転写完了後に転写紙
28は除電チャージャ29によりベルト24とともに除
電されベルト24から分離され、定着部30により定着
されてフルカラーコピーが完了するようになされている
【0029】次に、本発明に係る回転型現像装置につき
説明する。回転型現像装置11は、図2に示すように、
感光体ベルト12の近傍に配置され、いわゆるリボルバ
ー型、またはロータリー型とも言われるものである。回
転型現像装置11は、回転軸32を中心に回転自在に設
けられた回転体としての中空円筒状のケーシング33を
有し、ケーシング33は図示していない駆動機構により
矢印B方向に回転可能である。ケーシング33の内部に
は軸部33aから放射状に延出する3枚の仕切板部33
bが設けられ、各仕切板部33bで仕切られた回転軸3
2の周りには3色の現像器である現像ユニット31Y、
31M、31Cがこの順序で設けられている。回転型現
像装置11は、任意の現像ユニット31Y、31M、3
1C(代表するときは31という)を回転軸32を中心
に、感光体ベルト12に対向する現像位置Qに回動して
現像を行うようになされている。
【0030】ケーシング33は、少なくともフルカラー
複写機10の装置本体10Aに取付けられた状態で、3
色の現像ユニット31の周囲を覆い、現像位置Qに対向
する感光体ベルト12に向って開口する保護部材である
カバー36を有している。図2は一つの現像ユニット3
1Yが現像位置Qにある状態を示す。各現像ユニット3
1Y、31M、31Cの外周部にはそれぞれ現像剤担持
体である円筒状の現像ローラ37Y、37M、37C(
代表するときは37という)が設けられ、これらの各現
像ローラ37Y、37M、37Cは前記ケーシング33
に設けられた各開口部からその一部が外部に露出するよ
うに配置され、後述の駆動機構により図中矢印C方向に
回転可能である。
【0031】各現像ユニット31Y、31M、31Cは
、非磁性一成分からなる粉体現像剤であるイエロートナ
ー34Y、マゼンタトナー34Mおよびシアントナー3
4C(以下、代表するときは34という)を収容してお
り、回転軸32を中心に感光体ベルト12に対向した現
像位置Qに回動され、順次感光体ベルト12上に形成さ
れた静電潜像を現像し、各現像像を図外の同一の転写紙
28上に重ね合わせてフルカラー画像を形成するように
なされている。
【0032】各現像ユニット31Y、31M、31Cは
粉体現像剤34以外は同じ構成であり、以下、現像ユニ
ット31Yにつき説明する。38は例えば、発泡ポリウ
レタン等から成る円筒状の弾性を有する供給ローラであ
り、供給ローラ38は、現像ローラ37Yに圧接されな
がら、これも後述する駆動機構により矢印D方向に回転
せしめられ、その回転時の摺動によりトナー34Yを帯
電させるとともに、現像ローラ37Y上にトナー34Y
を供給可能である。また、図中39は、弾性体からなる
ブレードであり、ブレード39は、例えばウレタンゴム
等からなり現像ローラ37の回転方向に対し上記供給ロ
ーラ38より下流側に設けられ、現像ローラ37にその
一端が圧接され現像ローラ37上のトナー層厚を規制し
ている。40はアジテータであり、アジテータ40は、
図示していない駆動機構により適時回転して現像ユニッ
ト31Y内のトナー34Yを攪拌するようになされてい
る。
【0033】次に、本発明の主要部である回転型現像装
置11の駆動機構を図3、4、5により説明する。図3
、4において、回転型現像装置11は、本発明の駆動力
断続手段9を現像位置Qに回動された現像ユニット31
に対応して設けた場合であり、回転型現像装置11は、
回転軸32と同軸に、かつ、回転軸32およびケーシン
グ側板33cに回転自在に設けられた太陽歯車43と、
ケーシング側板33cに固定され、各現像ユニット31
に対応して設けられた固定軸44と、固定軸44に回転
自在に設けられ太陽歯車43に対して遊星歯車として常
時一定噛み合いをする中間歯車であるアイドラ歯車45
と、を有している。
【0034】46はクラッチ歯車であり、クラッチ歯車
46は、現像ユニット31に対応し、固定軸44に回転
自在に軸支され、アイドラ歯車45と対向して設けられ
ている。クラッチ歯車46は、現像ローラ37の軸に固
定され現像ローラ37と一体的に回転する現像ローラ歯
車47、および供給ローラ38の軸に固定され、供給ロ
ーラ38と一体的に回転する供給ローラ歯車48にとも
に噛み合うようになされている。現像ローラ37の軸お
よび供給ローラ38の軸はそれぞれベアリングを介して
側板33cに回転自在に軸支されている。太陽歯車43
には入力歯車49が一体的に形成され、入力歯車49は
回転型現像装置11外の図示していない駆動源に連結す
る駆動歯車50に噛み合っている。回転型現像装置11
を駆動する駆動源から現像ユニット31に設けられた現
像ローラ37に駆動力を伝達する相噛み合う歯車列、す
なわち、駆動歯車50、入力歯車49および太陽歯車4
3、アイドラ歯車45および後述のクラッチ55を介し
て一体的に回転するクラッチ歯車46、現像ローラ歯車
47は、現像ユニット37が現像位置Qおよび非現像位
置にあるとき、常に一定の噛み合い位置関係を保持する
駆動機構である。現像動作中には、前記駆動源から駆動
歯車50、入力歯車49および太陽歯車43、アイドラ
歯車45が常に一定回転するようになされている。
【0035】アイドラ歯車45には図5(a)に示すよ
うに、アイドラ歯車45の径方向に突出し、周方向に複
数、(この場合8個に設けた)凸部52aまたは凹部(
この実施例では凸部)を有する胴部52が固定軸44の
軸方向に一体的に形成されるとともに、クラッチ歯車4
6にはクラッチ歯車46の外周部に軸方向胴部52側に
突出したピン53が一体的に設けられており、ピン53
には揺動可能に揺動爪54が設けられている。揺動爪5
4は図示していない例えば、ねじりコイルバネ等により
図中矢印F方向に付勢されている。すなわち、アイドラ
歯車45に一体的に形成された胴部52、クラッチ歯車
46に一体的に設けられたピン53および揺動爪54は
メカニカルなクラッチ55を構成している。
【0036】クラッチ55は各現像ユニット31に対応
して設けられたアイドラ歯車45と現像ローラ歯車47
とを連結する駆動系内に設けられ、揺動爪54の先端部
が胴部52の凸部52aに係合し、アイドラ歯車45の
駆動力が胴部52、揺動爪54、ピン53を通してクラ
ッチ歯車46にさらに現像ローラ歯車47に、一方向に
のみに伝達するようになされている。例えば、太陽歯車
43に通常の回転方向とは逆向きの力が加わっても、ア
イドラ歯車45が矢印Eと逆方向に回転し、アイドラ歯
車45の胴部52の凸部52aに係合する揺動爪54を
矢印Fと反対方向にコイルバネの付勢力に逆って回動さ
せて係合をはずすのみで、現像ローラ歯車47には駆動
力は伝達されない。
【0037】回転型現像装置11を覆うカバー36の内
側で、前記揺動爪54に対応する位置には、図4に示す
内方に突出した規制部材である突起56がカバー36の
周方向に沿ってほぼ全周でカバー36に一体的に形成さ
れ、突起56は現像位置Qおよびその近傍でクラッチ5
5に対する規制を解除している。この突起56は、各現
像ユニット31が現像位置Q以外の場所すなわち非現像
位置にあるときは、図5(a)に示すように、揺動爪5
4の後端部に係合し、揺動爪54を前記コイルバネの付
勢力に逆って抑制するように規制し、揺動爪54の先端
部がアイドラ歯車45の胴部52の凸部52aから離れ
た状態に保持される。一方、現像ユニット31が現像位
置Qおよびその近傍にあるとき、すなわち、カバー36
の開口部にあるときは、突起56は図5(b)に示すよ
うに、クラッチ55の揺動爪54に対する規制を解除し
、揺動爪54はコイルバネの付勢力により矢印F方向に
回動し、アイドラ歯車45とクラッチ歯車46とは、胴
部52,揺動爪54,ピン53,を介して一体的に係合
し、現像ローラ37に駆動力が伝達されるようになされ
ている。そして、回転型現像装置11の駆動は、少なく
とも、画像形成動作時には、常に一定方向および一定回
転数であり、クラッチ55により現像位置Qおよびその
近傍でのみ現像ローラ37に駆動力が伝達されるように
なされる。
【0038】クラッチ55および突起56は駆動力断続
手段9を構成している。次に、作用につき説明する。フ
ルカラー複写機10による転写紙上へのフルカラー画像
を形成において、回転型現像装置11の駆動機構以外は
通常のものと同じであり、本発明の主要部である駆動機
構につき主に説明する。
【0039】作像動作が開始すると、駆動源のスイッチ
が入り、駆動歯車50、入力歯車49および太陽歯車4
3、アイドラ歯車45が一定回転を開始する。感光体ベ
ルト12上に所定の色の静電潜像が形成され、感光体ベ
ルト12が矢印A方向に回転すると、感光体ベルト12
上の静電潜像にタイミングを合わせて、回転型現像装置
11の所定の色の現像ユニット31の現像ローラ37が
カバー36の開口部側に回転し、例えば、現像ローラ3
7Yが現像位置Qの近傍になると、突起56が揺動爪5
4の規制を解除し、揺動爪54が回動して先端部が胴部
52に係合し、クラッチ55がアイドラ歯車45とクラ
ッチ歯車46とを接続して、駆動源の駆動力がアイドラ
歯車45からクラッチ歯車46に伝達され、クラッチ歯
車46が回転開始し、クラッチ歯車46に噛み合う現像
ローラ歯車47、供給ローラ歯車48が駆動されて、回
転すなわち自転を開始し、イエロートナー34Yが供給
ローラ38から現像ローラ37Yに供給され、ブレード
39により現像ローラ37Y表面に均一な層厚さのトナ
ー層が形成され、現像ユニット31Yが現像位置Qに来
たとき、現像ローラ37Yの自転により静電潜像が現像
される。現像ユニット31Yがさらに回転し現像位置Q
を離れると、突起56が揺動爪54を規制し、クラッチ
55が解除され駆動力の伝達が遮断され、現像ローラ3
7Yの回転(自転)が停止する。他の色でも同様に繰り
返され、三色のトナー像が同一の転写紙28上に重ね合
わせて転写され、フルカラー画像が形成される。
【0040】現像ユニット31が現像位置Qおよびこの
近傍にくる毎に、突起56がクラッチ55の規制を解除
して現像ローラ37が駆動源に一体的に係合して接続し
、駆動力が伝達され、駆動されて回転し静電潜像を現像
する。現像ユニット31が現像位置Qの近傍を過ぎると
、突起56が再びクラッチ55を規制し、駆動力の伝達
が遮断され、現像ローラ37の回転が停止する。この現
像ローラ37の回転および停止が歯車の切り替えによら
ないので、歯車の衝突もなく、破損も防止でき、かつ、
歯車の噛み合い不良も防止できる。また、回転型現像装
置11の駆動機構が常に一定の噛み合い位置関係を保持
しているので、歯車の噛み合い不良による振動、騒音の
発生が防止できる。
【0041】また、現像ユニット31がカバー36の開
口部の現像位置Qおよびこの近傍にあるときのみ、クラ
ッチ55が規制を解除され、現像ローラ37が駆動され
るので、現像位置Q以外の非現像位置では現像ローラ3
7および供給ローラ38が駆動されない。このため、ト
ナー34の飛散が防止できる。また、回転型現像装置1
1内の3つの現像ユニット31の内、現像位置Qに回動
された1つの現像ユニット31のみがクラッチ55によ
り駆動源に接続され駆動され、他の2つの現像ユニット
31は駆動されないので、現像ユニット31の不必要な
回転や負荷が防止でき、また、不必要な駆動トルクも必
要とせず、現像ユニット31の老化が少なく、現像ユニ
ット31の故障発生も少なく、寿命が大幅に向上できる
【0042】また、クラッチ55がメカニカルクラッチ
で簡単な構造で信頼性の高い駆動機構を回転型現像装置
11側に設けたので、回転型現像装置11が殆ど大型化
せず、装置本体10A側の駆動機構を簡略化し、小型化
できる。 また、電磁クラッチやソレノイド等の電気部品を使用し
ていないので、電気的ノイズの発生もなく、安価な駆動
機構を提供できる。
【0043】更に、本発明の実施例で用いた様なメカニ
カルクラッチは一定方向のみの駆動伝達を行うので、例
えば駆動モータの異常や、外的力によって太陽歯車等に
逆向きの回転力が加わっても現像ローラ37には力の伝
達は行われず、現像ローラ37の逆転によるトナーの飛
散や、現像ユニットの損傷等の不具合を生じることがな
い。
【0044】また、回転型現像装置11の駆動が、画像
形成動作をしている時、すなわち、プリントスタートか
ら終了までは、常に一定で現像ユニット31を切り替え
時の動作制御、例えば、揺動、歯車の切替等がないので
、切り替え時の動作制御が不要であり、また現像ローラ
37の駆動の立ち上がり、たち下げに要する時間が不要
となり、作像動作の高速化が図れる。
【0045】次に、本発明の第2実施例につき説明する
。図6は本発明の請求項1〜7に係る回転型現像装置の
第2実施例の駆動機構の要部を示す図であり、第1実施
例と同じ構成には同じ符号をつける。第2実施例に示す
回転型現像装置61は、太陽歯車43に噛み合うアイド
ラ歯車45と、現像ローラ歯車47を駆動する歯車63
とは対向して設けられ、ともに、固定軸44に回転自在
に、かつ、相互に回転自在に設け、アイドラ歯車45と
歯車63との間にスプリングクラッチを設けた場合であ
る。アイドラ歯車45および歯車63とはそれぞれ対向
する円筒状の胴部45aおよび63aを有し、これら胴
部63aおよび45a間にはねじりコイルスプリング6
5が取付けられ、いわゆるスプリングクラッチであるク
ラッチ66が形成されている。コイルスプリング65の
一端にはアーム65aが形成されており、アーム65a
は、第1実施例と同様に、図6(b)に示すように、現
像ユニット31が非現像時には、カバー36の突起56
に規制され、コイルスプリング65の回動が抑制される
。この抑制力はコイルスプリング65の緩み方向に働き
、コイルスプリング65はアイドラ歯車45の外周から
離脱し、アイドラ歯車45が空転するようになされてい
る。このため、非現像時には、アイドラ歯車45から歯
車63には駆動力が伝達せず、現像ローラ37には駆動
力は伝達されない。回転型現像装置11のケーシング3
3が回動し、現像ローラ37が現像位置Qに達すると、
コイルスプリング65のアーム65aが突起56から解
除され、コイルスプリング65がアーム63aおよび胴
部45aを締めつけて一体的とに係合し、アイドラ歯車
45の駆動力が歯車63に伝達され、現像位置Qで現像
ローラ37および供給ローラ38が回転する。
【0046】なお、前述の実施例では、クラッチに対し
て駆動の断続を規制する突起56をカバー36と一体で
形成した場合について説明したが、該規制部材56は、
例えば、その構成上、画像形成装置本体側板に設けられ
てもよいし、その他、これに限定されるものではない。 更に、クラッチ55は現像ローラ軸、供給ローラ軸等に
直接設けることも可能である。
【0047】また、前述の実施例では、クラッチが爪ま
たはコイルバネによる場合について説明したが、本発明
では、これに限らず、カム、摩擦板等を用いた一方向の
みに駆動力を伝達するメカニカルクラッチであってもよ
い。次に、本発明の第3実施例について説明する。図7
および8は本発明の請求項1、8、10および11に係
る回転型現像装置の駆動機構の要部を示す図であり、第
1実施例と同じ構成には同じ符号をつける。
【0048】図7に示す回転型現像装置71は駆動力断
続手段9を現像ユニット31に対応して配置し、現像ユ
ニット31が現像位置Qに回動されると駆動力の断続を
するように設けた場合である。この実施例の回転型現像
装置71の回転軸32には、図7(a),(b)に示す
ように、回転軸32と同軸に、回転軸32及び現像装置
の側板33cに対して回転自在に太陽歯車43が設けら
れている。現像装置側板33cには、各現像ユニット3
1Y、31M、31Cに対応して支軸である固定軸44
が設けられている。この固定軸44には、駆動源に連結
し駆動力を伝達する太陽歯車43に対して遊星歯車とし
て噛み合う中間歯車で第1回転部材であるアイドラ歯車
45が固定軸44に対して回転自在に、且つ太陽歯車4
3に噛み合った状態で、アイドラ歯車45の固定軸44
上での最大摺動距離は、アイドラ歯車45と太陽歯車4
3との最小噛合い幅以下になるようになされている。軸
方向に摺動自在に設けられた摺動歯車である。また、こ
の固定軸44には、現像ローラ37Y,37M,37C
(以下、代表するときは37という)の軸にそれぞれ設
けられた現像ローラ歯車47、及び、供給ローラ38Y
,38M,38Cの軸に設けられた供給ローラ歯車48
に噛み合う第2回転部材であるクラッチ歯車46が、固
定軸44及びアイドラ歯車45に対して回転自在に設け
られている。現像ローラ37の軸、及び、供給ローラ3
8の軸は、それぞれ現像装置側板33cに配設された各
現像ローラ軸受37G、及び、各供給ローラ軸受38G
によってそれぞれ回転自在に支持されている。
【0049】太陽歯車43には、入力歯車49が一体的
に形成され、入力歯車49には、駆動歯車50が噛み合
っている。駆動歯車50は、図示していない装置本体1
1Aの駆動源により、現像動作中に常時回転される。こ
の駆動歯車50の回転により、入力歯車49が回転され
、太陽歯車43及びアイドラ歯車45が所定方向に一定
回転される。アイドラ歯車45とクラッチ歯車46との
相対する面には、図8(a)に示すように、凹凸部から
なる第1係合部である第1係合爪73と、第1係合爪7
3に嵌合する凹凸部からなる第2係合部である第2係合
爪74とがそれぞれ一体的に設けられている。また、第
1係合爪73と第2係合爪74は鋸歯状で一方向にのみ
回転伝達駆動する形状に形成されている。
【0050】75は変位部材であるコイルスプリングで
あり、コイルスプリング75は、図8(a)に示すよう
に、固定軸44に装着されており、平生の状態で、固定
軸44に接離摺動自在に支持されたアイドラ歯車45を
クラッチ歯車46から離脱した位置に変位させている。 これにより、アイドラ歯車45とクラッチ歯車46との
間には、後述する接離移動手段と協動して、いわゆる”
噛み合いクラッチ”が形成される。すなわち、各現像ユ
ニット31が回転型現像装置71の現像位置Q以外の部
位である非現像位置にあるときは、アイドラ歯車45と
クラッチ歯車46との相対する面に設けられた第1係合
爪73,、第2係合爪74が、図8(a)に示すように
、コイルスプリング75により互いに離隔した状態に保
持される。
【0051】従って、この非現像位置に現像ユニット3
1が位置した状態では、アイドラ歯車45の回転がクラ
ッチ歯車46に伝達されず、この現像ユニット31の現
像ローラ37及び供給ローラ38は回転しない。すなわ
ち、アイドラ歯車45、クラッチ歯車46、コイルスプ
リング75はいわゆる駆動断続機構を構成している。7
9は接離移動手段であり、接離移動手段79は、現像位
置Qに回動された現像ユニット31に対向して配置され
ており、アイドラ歯車45をクラッチ歯車46に対し接
離移動させて、それぞれ第1、2係合爪73,74を係
脱させることができるようになされている。
【0052】接離移動手段79は、図7(b)に示すよ
うに、ソレノイド76と、ソレノイド76内に出入する
レバー76Aと、レバー76Aの先端に連結し、アイド
ラ歯車45を軸方向に押圧移動させることができる連結
された2本のアーム77A,77Bと、アーム77Bの
後端に固定されアーム77Bの先端部77bをアイドラ
歯車45から離隔させる方向に付勢するスプリング78
と、から構成されている。アーム77Bの先端部77b
には、低摩擦係数を有するキャップ部材77Cが取付け
られ、キャップ部材77Cはアイドラ歯車45に接した
ときのアイドラ歯車45の回転負荷を低減させるととも
に、アイドラ歯車45およびアーム77Bの破損を防止
している。
【0053】アイドラ歯車45,クラッチ歯車46,固
定軸44,コイルスプリング75および接離移動手段7
9は駆動力断続手段9を構成している。本発明では、前
述の駆動力断続手段9が設けられているので、作像動作
が開始すると、駆動源のスイッチが入り、駆動歯車50
,入力歯車49,太陽歯車43およびアイドラ歯車45
が一定回転を開始する。感光体ベルト12上に所定の色
の静電潜像が形成され、感光体ベルト12が回転し始め
ると感光体ベルト12上の静電潜像にタイミングを合わ
せて回転型現像装置71の現像ユニット31が現像位置
Q側に回転する。
【0054】図7(b)において、各現像ユニット31
の内の特定の現像ユニット31、(この実施例では、現
像ユニット31Yの場合につき示す)が現像位置Qまた
はその近傍に回動すると、ソレノイド76が励磁され、
レバー76Aを吸引し、アーム77Aが支点77aを中
心に回動し、アーム77Bが、スプリング78の張力に
逆ってアイドラ歯車45側に変位して、アーム77Bに
よりアイドラ歯車45が押圧される。このアーム77B
の押圧力により、アイドラ歯車45は、スプリング75
の反発力に逆って、図8(b)の矢印F方向に向けて、
太陽歯車43と噛み合ったまま摺動して移動する。
【0055】このアイドラ歯車45の移動により、アイ
ドラ歯車45及びクラッチ歯車46のそれぞれの第1、
2係合爪73, 74が、図8(b)に示すように、互
いに係合し、アイドラ歯車45及びクラッチ歯車46が
実質的に一体化されて、図7(a)に示すように共に矢
印E方向に回転する。これにより、この現像位置Qに回
動されたイエロー現像ユニット31Yの現像ローラ37
Y、及び、供給ローラ38Yに回転が与えられて、感光
体ベルト12上に形成された原稿画像のイエロー成分に
相当する静電潜像がイエロートナーにより現像される。
【0056】上述のようにして、各色のトナーによる現
像が順次実行され、前述した一連の作像動作が終えるこ
とにより、画像形成装置本体側の現像動作が停止されて
、全ての現像ユニットが停止状態となる。本発明では、
固定軸44上にアイドラ歯車45,クラッチ歯車46お
よびコイルスプリング75を設け、接離移動手段79に
より駆動の断続を行なっているので、小型且つ簡素な構
成で信頼性の高い駆動の断続規制及び駆動の伝達を行な
うことができ、また、小型の駆動断続機構を現像位置側
に設けたので、現像装置を殆ど大型化せずに、画像形成
装置本体側の駆動機構を簡素化及び小型化できる。
【0057】さらにまた、固定軸44上でのアイドラ歯
車45の最大摺動距離がアイドラ歯車45と太陽歯車4
3との最小噛合い幅以下になるようになされているので
、アイドラ歯車45と太陽歯車43とは常に互いに噛合
ったままの状態で、第1係合爪73と第2係合爪74が
係脱し、現像ユニット31の切り換え時の歯車の不正噛
み合いや、振動、騒音の発生、歯車の破損が防止できる
【0058】さらにまた、本発明の第1係合爪73,第
2係合爪74によれば、一定方向のみの駆動伝達が行な
われるので、例えば、駆動モータ異常や、外的圧力によ
って、太陽歯車等の駆動伝達系に逆向きの回転力が加わ
っても現像ローラが逆回転せず、トナー飛散や駆動系の
破損等の発生を防止できる。次に本発明の第4実施例に
つき説明する。
【0059】図9は本発明の請求項1,8に係る回転型
現像装置の駆動機構の要部を示す図であり、第3実施例
と同じ構成には同じ符号をつける。第3実施例に示す回
転型現像装置81は、駆動モータ異常や外的負荷等によ
って、太陽歯車43に逆向き(図7(a)の矢印Eと反
対方向)の回転力が加わった場合、現像ローラや供給ロ
ーラが逆転して、トナー飛散や現像ユニットの破損及び
その他の不具合が発生するため、これを防止するトルク
リミッタを設けた場合である。
【0060】回転型現像装置81は、図9に示すように
、ソレノイド76のレバー76Aとアーム77Bとを繋
ぐ連結部材83を、少なくともその回動中心84よりも
アーム77B側で適度な弾性を有する素材で形成してい
る。また、各係合爪73,74の傾斜部73a,74a
は、その角度を適切に設定しておくことにより、太陽歯
車43等に逆向きの回転力が加わって各係合爪73,7
4の傾斜部73a,74a同志がその摩擦力と負荷の兼
ね合いに応じて滑りを起こした場合、この各係合爪73
,74の傾斜部同志の滑りによるアイドラ歯車45の外
方への移動が、連結部材83の弾性変形により許容され
るようになされている。
【0061】従って、駆動モータ異常や外的負荷等によ
って太陽歯車43等に逆向きの回転力が加わっても、ア
イドラ歯車45及びクラッチ歯車46の各係合爪73,
74が滑りを起こすので、現像ローラや供給ローラの逆
転によるトナー飛散や現像ユニットの破損及びその他の
不具合が防止される。次に、本発明の第5実施例につき
説明する。
【0062】図10および11は、本発明の請求項1,
8,12に係る回転型現像装置の駆動機構の要部を示す
図であり、第3実施例と同じ構成には同じ符号をつける
。第5実施例に示す回転型現像装置91は、アイドラ歯
車45およびクラッチ歯車46の各第1,2係合爪73
、74が凸部の先端から周方向両側に傾斜した傾斜面を
もつ山形状をなした場合である。
【0063】アイドラ歯車45及びクラッチ歯車46の
各係合爪73,74の傾斜面の角度は、各係合爪73,
74が互いに係合したままの状態で駆動力が加わった場
合、図10(b)に示すように、各係合爪73,74の
傾斜面73a,74a間に生じる摩擦力Mの各歯車の回
転方向に平行な分力M′が、現像ローラ37及び供給ロ
ーラ38の回転負荷Kよりも大きいときには、図10(
a)に示すように、各係合爪73,74が互いに噛み合
って、アイドラ歯車45の回転がクラッチ歯車46に伝
達される。また、第11(b)に示すように、上記の分
力M′が上記の回転負荷Kよりも小さいときには、図1
1(a)に示すように、各係合爪73,74の傾斜面7
3a,74a間に滑りが生じて、アイドラ歯車45がク
ラッチ歯車46から離隔し、アイドラ歯車45の回転が
クラッチ歯車46に伝達されないように設定されている
【0064】すなわち、これらの係合爪73,74は被
駆動系に一定以上の負荷が生じた場合に、駆動系のアイ
ドラ歯車45を空転させる、いわゆる”トルクリミッタ
”を形成している。したがって、この実施例の駆動機構
によれば、現像ローラ37及び供給ローラ38の回転負
荷Kが所定値以下の場合のみアイドラ歯車45の回転が
クラッチ歯車46に伝達され、現像ローラ及び供給ロー
ラの回転負荷Kが所定値以上の場合、例えば、現像ロー
ラ軸受37Gや供給ローラ軸受38Gにトナーや異物が
混入したり、その他の理由により現像ローラ及び供給ロ
ーラの駆動負荷が増大したり、これらのローラがロック
されたりした場合に、上記の”トルクリミッタ”の作用
により、駆動系が遮断され、駆動モータの発熱や焼付き
、及び、その他の歯車等の破損を防止できる。
【0065】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。図12は、本発明の請求項1,9に係る回転型現像
装置の駆動機構の要部を示す図であり、第3実施例と同
じ構成には同じ符号を付ける。第6実施例に示す回転型
現像装置101 は、クラッチ歯車を周面に歯の無い回
転体又は回転部材102 で形成し、この回転体102
 を各現像ローラ37の軸に一体的に回転するように取
付けた場合である。
【0066】回転体102 のアイドラ歯車45に対向
する面102aには、前述のクラッチ歯車46と同様に
、アイドラ歯車45の係合爪73に係合する係合爪74
が形成されている。従って、この実施例によれば、前述
したようにアーム77Bを変位させ、アイドラ歯車45
に回転体102 へ向けて押圧力を加えて、アイドラ歯
車45及び回転体102の各係合爪73,74を互いに
係合させることにより、複雑な駆動系を経ずに、各現像
ローラ37を直接駆動することができる。このため、駆
動系が簡単となり、また、不必要な回転や駆動トルクを
さらに低減できる。
【0067】上述のように、本発明の駆動機構は、現像
ローラや供給ローラに対する駆動の断続を、所定の現像
位置で、且つ、現像動作時のみに行なえるので、例えば
、現像装置を基準位置(ホームポジション)に回動させ
るときや、相隣接しない現像ユニットを任意に選択して
現像を行なうときなど、現像ローラが現像位置又はその
近傍を単に通過する場合に、現像ローラに不要な回転や
負荷を与えること無く円滑な操作を行なえるとともに、
トナー飛散や駆動系の破損等の発生を防止できる。   また、本発明の駆動機構によれば、現像ユニットの
駆動モータの回転方向を、作像動作中、すなわち(プリ
ントスタートからコピー終了まで常に、一定とすること
ができるので、現像切り換え時の駆動制御が不要になる
とともに、現像ローラの駆動モータ、及び現像ローラの
駆動の立ち上げや立ち下げに要する時間が不要になって
、作像動作の高速化やコピー又はプリントの速度アップ
を図れることができる。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、現像器の
駆動を、歯車の切替えによらず、駆動力断続手段により
駆動源の駆動力を現像器に一体的な係合離脱することに
より接断するので歯車の衝突・破損が防止できる。また
、請求項2記載の発明によれば、現像器の駆動を、クラ
ッチと、クラッチを規制する規制部材により断続するの
で、また、駆動の断続が簡単な構造で信頼性が高く、小
型化でき、低コストにできる。
【0069】また、請求項3記載の発明によれば、現像
器の現像担持体が現像位置およびその近傍でのみ現像器
の駆動を断続するクラッチであるので、非現像位置にあ
る現像器は駆動されず、不必要な回転や不必要な駆動ト
ルクを除去でき、現像器の老化,故障の低減、および寿
命の大幅な増加ができる。また、請求項4記載の発明に
よれば、現像器の周囲を覆い、現像位置に向かって開口
する保護部材に一体的に形成された規制部材により、ク
ラッチの規制をするので、トナーの飛散が防止できる。
【0070】また、請求項5記載の発明によれば、現像
器の駆動の歯車列が常に一定の噛合位置関係を有してい
るので、常に滑らかに駆動され、低振動、低騒音にでき
る。また、請求項6記載の発明によれば、一方向のみに
駆動力を伝達する信頼性の高いメカニカルクラッチであ
るので、駆動の断続が簡単で、信頼性が高く、小型化で
き、安値にでき、かつ電気的ノイズの発生もない。また
、駆動系に逆回転力が発生しても、現像器が逆転せず、
逆転による故障の発生を防止でき、トナーの飛散を防止
できる。
【0071】さらにまた、請求項7記載の発明のよれば
、現像器の駆動が一定方向で一定回転数であるので、振
動・騒音の発生を防止でき、駆動の立上がり時間がなく
、作像速度の高速化ができる。また、請求項8記載の発
明によれば、同一軸上に配置した各回転部材の相対する
面に互いに係合する係合部を設けて駆動の断続を行なっ
ているので、小型且つ簡素な構成で信頼性の高い駆動の
断続規制及び駆動の伝達を行なうことができ、また、小
型の駆動断続機構を現像位置側に設けたので、現像装置
を殆ど大型化せずに、画像形成装置本体側の駆動機構を
簡素化及び小型化できる。
【0072】また、請求項9記載の発明によれば、所定
の現像位置でのみ現像ローラの駆動を行なうので、非現
像位置におけるトナー飛散の防止ができ、また、常に単
一の現像ユニットのみを直接に駆動するので、駆動系が
簡単となり,かつ余分な駆動トルクを低減でき、さらに
、非現像位置における現像ユニットに負荷を与えないの
で、現像ユニットの寿命を延ばすことができる。
【0073】さらにまた、請求項10記載の発明によれ
ば、相対する歯車が常に一定の噛み合いを保ったままの
状態で、駆動の断続が行なわれるので、現像ユニットの
切り換え時における歯車間の不正噛み合いや、振動、騒
音の発生、及び歯車の破損等を防止できる。さらにまた
、請求項11記載の発明によれば、一定方向のみの駆動
伝達が行なわれるので、例えば、駆動モータ異常や、外
的圧力によって、太陽歯車等の駆動伝達系に逆向きの回
転力が加わっても現像ローラが逆回転せず、トナー飛散
や駆動系の破損等の発生を防止できる。
【0074】さらにまた、請求項12記載の発明によれ
ば、所定の負荷以下の状態でのみ現像ローラ等に回転力
が伝達されるので、例えば、現像ローラ軸受や供給ロー
ラ軸受にトナーや異物が混入したり、その他の理由によ
り現像ローラ及び供給ローラの駆動負荷が増大したり、
これらのローラがロックされたりした場合に、トルクリ
ミッタの作用により、駆動モータの発熱や焼付き、及び
、その他の歯車等の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転型現像装置をフルカラー複写機に
適用した第1実施例の全体概略正面図である。
【図2】図1における回転型現像装置の近傍を示す拡大
概略正面図である。
【図3】図2における駆動機構を示す拡大概略正面図で
ある。
【図4】図3における駆動機構の一部要部を示す拡大概
略側断面図である。
【図5】図4における要部のクラッチの規制部材による
規制状態を示す図で、(a)は規制された状態を示す正
面図、(b)は規制を解除された状態を示す正面図であ
る。
【図6】本発明の回転型現像装置をフルカラー複写機に
適用した第2実施例の駆動機構を示す図で、(a)はそ
のスプリングクラッチの概略側面図、(b)はそのスプ
リングクラッチの概略正面図、(c)はコイルスプリン
グの側面図(d)は(c)に示すコイルスプリングの正
面図である。
【図7】本発明の回転型現像装置をフルカラー複写機に
適用した第3実施例の駆動機構を示す図で、(a)はそ
の拡大概略正面図、(b)はその拡大概略側断面図であ
る。
【図8】図7(b)に示す駆動機構の要部拡大図で、(
a)はその噛合いクラッチ部の概略断面図、(b)はそ
の噛合い状態を示す正面図である。
【図9】本発明の回転型現像装置の第4実施例の駆動機
構を示す概略正面図である。
【図10】本発明の回転型現像装置の第5実施例の駆動
機構を示す図で、(a)はその要部正面図、(b)はそ
の作用を示す正面図である。
【図11】図10に示す回転型現像装置の他の状態を示
す図で、(a)はその要部正面図、(b)はその作用を
示す正面図である。
【図12】本発明の請求項1,9に係る回転型現像装置
の第6実施例の駆動機構の要部を示す正面図である。
【図13】従来の回転型現像装置の駆動機構の概略正面
図である。
【図14】従来の他の回転型現像装置の駆動機構の一部
斜視図である。
【符号の説明】
9    駆動力断続手段 10    フルカラー複写機(画像形成装置)11、
61、71、81、91、101 回転型現像装置12
    感光体ベルト(潜像担持体)31、31Y、3
1M、31C  現像ユニット(現像器)32    
回転軸 34    トナー(粉体現像剤) 36    カバー(保護部材) 37、37Y、37M、37C  現像ローラ(現像剤
担持体)43    太陽歯車 44    固定軸  (支軸) 45    アイドラ歯車(中間歯車)(第1回転部材
)(摺動歯車) 46    クラッチ歯車(第2回転部材)55、66
  クラッチ 56    突起(規制部材) 63    歯車(回転部材) 73    第1係合爪(第1係合部)74    第
2係合爪(第2係合部)75    コイルスプリング
(変位部材)76    ソレノイド(接離移動手段)
78    スプリング(接離移動手段)79    
接離移動手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸の周りに粉体現像剤を収容した複数
    の現像器を備え、任意の前記現像器を前記回転軸を中心
    に、潜像担持体に対向する現像位置に回動して現像を行
    う回転型現像装置において,前記現像器に対応して配置
    され、該現像器に一体的に係合および離脱可能であると
    ともに、前記現像位置に回動された特定の前記現像器の
    みに駆動源の駆動力を接続および遮断する駆動力断続手
    段を備えたことを特徴とする回転型現像装置。
  2. 【請求項2】前記駆動力断続手段は、前記各現像器に対
    応して設けられ現像器の駆動を断続するクラッチと、前
    記現像器が現像位置にくると、該クラッチの断続を規制
    する規制部材と、を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の回転型現像装置。
  3. 【請求項3】前記回転軸と同軸上に、かつ回転自在に軸
    支された太陽歯車と、該太陽歯車に対して遊星歯車とし
    て常時一定噛み合いをなし、前記複数の現像器にそれぞ
    れ対応して設けられた中間歯車と、前記複数の現像器に
    それぞれ設けられた現像剤担持体と一体的に回転する現
    像ローラ歯車と、を備え、前記現像ローラ歯車と前記中
    間歯車とを連結する駆動系内に、前記現像剤担持体が現
    像位置およびその近傍でのみ回転するように駆動を断続
    する前記クラッチを設けたことを特徴とする請求項2記
    載の回転型現像装置。
  4. 【請求項4】前記回転型現像装置は、少なくとも画像形
    成装置本体に取付けられた状態で、複数の前記現像器の
    周囲を覆い、現像位置に対向する潜像担持体に向かって
    開口する保護部材を有し、前記規制部材が保護部材に一
    体的に形成されるとともに保護部材の開口部において前
    記クラッチに対する規制を解除し、前記現像剤担持体に
    駆動力が伝達されるようにすることを特徴とする請求項
    2または3記載の回転型現像装置。
  5. 【請求項5】前記回転型現像装置を駆動する駆動源から
    前記現像器に設けられた現像剤担持体に駆動力を伝達す
    る相噛み合う歯車列は、前記現像器が前記現像位置およ
    び非現像位置にあるとき、常に一定の噛み合い位置関係
    を保持するとともに前記クラッチの断続により前記現像
    器が現像位置およびその近傍でのみ前記現像剤担持体を
    回転させる駆動機構であることを特徴とする請求項2、
    3または4記載の回転型現像装置。
  6. 【請求項6】前記クラッチは、ばね、爪、カムまたは摩
    擦板を用いた一方向のみに駆動力を伝達するメカニカル
    クラッチであることを特徴とする請求項2、3、4また
    は5記載の回転型現像装置。
  7. 【請求項7】前記回転型現像装置に入力される駆動は、
    少なくとも画像形成動作時には、常に一定方向および一
    定回転数であり、前記クラッチにより所定位置での現像
    剤担持体への駆動力の伝達を断続させることを特徴とす
    る請求項2、3、4、5または6記載の回転型現像装置
  8. 【請求項8】前記駆動力断続手段は、前記各現像器に対
    応して配置され凹部または凸部からなる第1係合部を有
    する第1回転部材と、該第1回転部材の第1係合部に嵌
    合する凸部または凹部からなる第2係合部を有する第2
    回転部材と、前記第1係合部と第2係合部を互いに共軸
    上で対面させて前記第1回転部材及び第2回転部材をそ
    れぞれ回転自在に支持するとともに前記第1回転部材も
    しくは第2回転部材のうちの少なくとも一方の回転部材
    を他方の回転部材に対して接離摺動自在に支持する支軸
    と、平生の状態で前記接離摺動自在に支持された一方の
    回転部材を他方の回転部材から離隔した位置に変位させ
    る変位部材と、前記潜像担持体に対向する現像位置に回
    動された現像器に対応して配置された一方の回転部材を
    他方の回転部材に対し接離移動させて前記第1係合部と
    第2係合部とを係脱させる接離移動手段と、を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の回転型現像装置。
  9. 【請求項9】前記駆動力断続手段は、前記回転軸または
    この回転軸と共軸をなす軸上に回転自在に軸支された太
    陽歯車と、該太陽歯車に対する遊星歯車として前記各現
    像器に対応して配置され凹部または凸部からなる第1係
    合部を有する中間歯車と、該中間歯車の第1係合部に嵌
    合する凸部または凹部からなる第2係合部を有する回転
    体と、前記第1係合部と第2係合部を互いに共軸上で対
    面させて前記中間歯車及び回転体をそれぞれ回転自在に
    支持するとともに前記中間歯車もしくは回転体のうちの
    少なくとも一方を他方に対して接離摺動自在に支持する
    支軸であって前記回転軸に平行な支軸と、平生の状態で
    前記中間歯車と回転体とを互いに離隔した位置に変位さ
    せる変位部材と、前記潜像担持体に対向する現像位置に
    回動された現像器に対応して配置された中間歯車もしく
    回転体のうちの少なくとも一方を他方に対し接離移動さ
    せて前記第1係合部と第2係合部とを係脱させる接離移
    動手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の回
    転型現像装置。
  10. 【請求項10】前記支軸に接離摺動自在に支持された前
    記回転部材、または前記中間歯車もしくは回転体を他の
    駆動伝達歯車に噛み合った状態で摺動する摺動歯車で構
    成するとともに、該摺動歯車の前記支軸上で最大摺動距
    離を前記摺動歯車と上記駆動伝達歯車との最小噛み合い
    幅以下としたことを特徴とする請求項8または9記載の
    回転型現像装置。
  11. 【請求項11】前記第1係合部及び第2係合部が、前記
    回転部材、又は前記中間歯車もしくは回転体を一方向に
    のみ回転伝達駆動する形状に形成されてなることを特徴
    とする請求項8、9または10記載の回転型現像装置。
  12. 【請求項12】前記第1係合部及び第2係合部の駆動伝
    達経路の下流側に所定量以上の負荷が発生したときに、
    前記第1係合部及び第2係合部の駆動伝達を解除するト
    ルクリミッタ機構を具備することを特徴とする請求項8
    、9、10または11記載の回転型現像装置。
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