JPH0434689A

JPH0434689A - 自動販売機

Info

Publication number: JPH0434689A
Application number: JP14005890A
Authority: JP
Inventors: Masato Tago; 正人田子; Yasuzo Ishine; 石根　靖三
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-05-31
Filing date: 1990-05-31
Publication date: 1992-02-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は自動販売機に係り、特に自動販売機の薄型化と
販売商品の多品種化に適した商品収納装置に関する。

（従来の技術）一般に、従来の自動販売機では、本体内に屈曲した商品
通路をそれぞれ有する複数の商品収納棚が隣接して平行
に設けられている。商品収納棚の下部には、販売指令に
応じて収納棚の最下位の商品を順次排出する商品排出装
置が付設されている。

商品排出装置は基本的に、可動鉄心が吸引方向と反対方
向に引張りばねで付勢されたソレノイドと、動力伝達部
材および二つの商品ストッパにより構成される。ソレノ
イドの可動鉄心の運動が動力伝達部材を介して第１およ
び第２のストッパからなる排出機構部に伝達されると、
第１および第２のストッパが交互に商品通路に対して出
没し、突出状態で第１のストッパが最下位の商品を、第
２のストッパが最下位から二番目の商品をそれぞれ係止
する。

近年、自動販売機においては商品の多品種化に伴い、よ
り多種類の商品を収容販売できることが望まれ、そのた
めに商品収納棚を増すことが要求されている。自動販売
機の幅や奥行きを大きくして商品収納棚を増やすことは
、自動販売機の取替えなど設置上の問題があり、好まし
くない。従って、商品収納棚と商品排出装置の薄形化を
図り、商品収納棚−本当りの設置スペースを小さく抑え
ることが有効である。

ところで、各商品収納棚の間に設けられる商品排出装置
の構成部品の中で、駆動源であるソレノイドは比較的大
きなスペースを占める。このソレノイドは性能上、小形
化に限度があるのが実状であり、商品排出装置の厚みは
ソレノイドの大きさで決まってしまう。このため商品収
納棚の薄形化を図っても商品排出装置は厚いままであり
、商品収納棚の数を増やす上で大きな障害となっていた
。

（発明が解決しようとする課題）上述したように、従来の自動販売機では、商品排出装置
における駆動源としてのソレノイドが大きな設置スペー
スを占め、このソレノイドの大きさで商品排出装置の厚
みが決まってしまう。このため、商品収納棚の薄形化を
図ろうとしても商品排出装置を薄くできないために、自
動販売機を大形化することなく商品収納棚の数を増やす
ことが難しいという問題があった。

本発明はこのような問題を解決するためになされたもの
で、商品排出装置の駆動源の大きさの影響を受けずに全
体の薄形化を図りつつ商品収納棚の数を増やすことがで
きる自動販売機を提供することを目的とする。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明は上記の課題を解決するため、商品排出装置を、
商品収納棚の商品通路に対して出没し商品排出動作を行
う排出機構部と、この排出機構部を駆動する駆動源と、
この駆動源から排出機構部に動力を伝達する屈曲性かつ
非伸縮性の動力伝達部材とで構成するとともに、駆動源
を商品収納棚の配役位置から離れた位置に設置したこと
を特徴としている。

排出機構部は、例えば動力伝達部材に接続され、商品通
路に対して交互に出没し、商品通路内に突出した状態で
前記商品収納棚の最下位および最下位から二番目の商品
をそれぞれ係止してその商品の排出を阻止する第１およ
び第２のストッパを主体として構成される。

駆動源は、例えば可動鉄心が動力伝達部材の一端に接続
され、動力伝達部材の他端に接続された引張りばねによ
り吸引方向と反対方向に付勢されたソレノイドにより構
成される。

（作用）このように構成された自動販売機では、商品排出装置の
構成要素のうち、排出機構部は商品収納棚の下部に各商
品収納棚の間に設ける必要があるが、比較的大きな設置
スペースを占める駆動源が商品収納棚の配設位置から離
れた位置に設けられる。これにより商品収納棚の配設空
間の中で商品排出装置の占めるスペースが減るため、商
品収納棚全体の薄形化が図られ、自動販売機を必要以上
に大形化することなく商品収納棚の数を増やすことが可
能となる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

１１図は本発明の一実施例に係る自動販売機の要部の配
置を示す透視斜視図、第２図および第３図は一つの商品
収納棚と商品排出装置の構成を示す断面図である。

第１図に示すように、自動動販売機本体１０内には複数
の商品収納棚１１が平行に配設されている。商品収納棚
１１は第２図および第３図に示すように、上下方向に延
びた商品通路１２をそれぞれ有し、この商品通路１２内
に商品１３（例えば缶入り飲料）を横転状態で積層して
収納する。

これらの商品収納棚１１の下部に位置して、商品排出装
置の排出機構部１４が設置されている。この排出機構部
１４は、第２図および第３図に示すように、縦長のケー
ス１５と、商品通路１２に対して交互に（相補的に）出
没する第１および第２のストッパ１６．１７と、第１の
ストッパ１６を回動させるレバー１８と、レノく−１８
を付勢する引張りばね１９とにより構成される。第１の
ストッパ１６は販売待機時に最下位の商品１３ａを係止
し、第２のストツ、＜１７は最下位の商品１３ａが排出
される時に最下位から二番目の商品１３ｂを係止するも
のである。引張りばね１９の一端は、ケース１５に固定
されている。

一方、自動販売機本体１０内の従来から空いていた空間
、この例では商品収納棚１１の下側の空間に商品排出装
置の駆動源としてのソレノイド機構部２０が設けられて
いる。このソレノイド機構部２０は、各排出機構部１４
を駆動するための複数のソレノイド２１を一つの筐体内
に収容したものである。

ソレノイド機構部２０の各ソレノイド２１の可動鉄心２
２は、長尺の動力伝達部材２３の一端に接続され、動力
伝達部材２３はソレノイド機構部２０からの動力を排出
機構部１４に伝達するためのもので、屈曲性があって非
伸縮性の例えばワイヤーローブが用いられ、ローラ２４
゜２５．２６により案内されて商品収納棚１１の相互間
の間隙を通って排出機構部１４に導かれ、その他端側か
第２のストッパ１６とレバー１８に接続されている。

このように屈曲性・非伸縮性の長尺な動力伝達部材２３
によって、排出機構部１４とその駆動源であるソレノイ
ド機構部２０とを接続することで、商品排出装置の中で
比較的大きな設置スペースを占めるソレノイド機構部２
０を商品収納棚１１から離れた位置に設置することを可
能にしている。

また、本実施例においては、動力伝達部材２３の途中に
、着脱が可能な継手部２７が設けられている。

次に、本実施例の自動販売機の作用を説明する。

第２図は販売待機時の状態を示している。この状態では
ソレノイド２１は励磁されておらず、可動鉄心２２は引
張りばね１９によりレバー１８および動力伝達部材２３
を介してソレノイド２１の励磁時の吸引方向と反対方向
に付勢されているため、レバー１８は反時計方向に付勢
されて第１のストッパ１６を押し上げている。

これにより、第１のストッパ１６はその係止部が商品通
路１２・内に突出して最下位の商品１３ａを係止してい
る。また、第２のストッパ１７は時計方向に付勢され、
その係止部が商品通路１２から引込んだ状態にある。

次に、販売指令が入力されると、図示しないコントロー
ラからの制御によりソレノイド２１が励磁され、可動鉄
心２２が引張りばね１９に抗して吸引される。この状・
態が第３図である。

可動鉄心２２が吸引されると、動力伝達部材２３がそれ
に追従して、排出機構部１４内を上方に動く。これによ
りレバー１８は時計方向に回動するため、第１のストッ
パ１６は反時計方向に回動して、その係止部が商品通路
１２から引込み、最下位の商品１３ａを解放するため、
この商品１３ｍは商品通路１２内を落下して排出される
；一方、第１のストッパ１６の係止部が商品通路１２から
引込むと同時に、第２のストッパ１７は反時計方向に回
動してその係止部が商品通路１２内に突出することによ
り、最下位から二番目にあった商品１３ｂを一旦係止す
る。

商品１３ａの排出が終了すると、コントロ−ラの制御に
よりソレノイド２１の励磁が解かれ、引張りばね１９に
よってレバー１８および動力伝達部材２３を介して可動
鉄心２２が引張られて、最初の位置の復帰する。これに
より各部は第２図に示す状態となり、第１のストッパ１
６はレバー１８によって時計方向に回動して係止部が商
品通路１２内に復帰し、第２のストッパ１７は時計方向
に回動して係止部が商品通路１２から引込んだ状態に復
帰する。この時、第２のストッパ１７の係止部で係止さ
れていた商品１３ｂは商品通路１２内を落下して、第１
のストッパ１６の係止部で新たに最下位の商品として係
止されることになる。

このように、ソレノイド機構部２０を商品収納棚１１か
ら離れた位置に設置することにより、商品収納棚１１を
全体的に薄形化でき、自動販売機を必要以上に大形化す
ることなく、商品収納棚１１の数を増やして商品の収容
能力を上げ、より多種類の商品を収容することができる
ようになる。

また、上記実施例では動力伝達部材２３の途中に着脱が
可能な継手２７を設けたことにより、商品排出機構部１
４等の保守・点検が容易となる。

［発明の効果］本発明によれば、商品排出装置の構成要素のうち、商品
収納棚の間に設けられる排出機構部を駆動するための比
較的大きな設置スペースを占めるソレノイド等により構
成された駆動源を商品収納棚の配役位置から離れた位置
に設け、屈曲性がありかつ伸縮性のない長尺の動力伝達
部材によって駆動源から排出機構部に動力を伝達する構
成としたことにより、商品収納棚の配設空間において商
品排出装置の占めるスペースを減らすことができる。こ
れにより商品収納棚全体の薄形化が可能となるため、自
動販売機を必要以上に大形化せずに商品収納棚の数を増
やし、販売商品の多品種化に容易に対応することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る自動販売機の要部を透
視図、第２図および第３図は第１図の商品収納棚と商品
排出装置の詳細な構成を示す商品排出前および排出時に
おける断面図である。１０・・・自動販売機本体、１１・・・商品収納棚、１
２・・・商品通路、１３・・・商品、１３ｇ・・・最下
位の商品、１３ｂ・・・二番目の商品、１４・・・商品
排出装置の排出機構部、１５・−・ケース、１６・・・
第１のストッパ、１７・・・第２のストッパ、１８・・
・レバー　１９・・・引張りばね、２０・・・ソレノイ
ド機構部（商品排出装置の駆動源）、２１・・・ソレノ
イド、２２・・・可動鉄心、２３・・・動力伝達部材、
２４．２５．２６・・・ガイドローラ、２７・・・継手
。／１０ｇｇ塾党機不休第１図出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims

【特許請求の範囲】

（１）商品を収納する上下方向に延びた商品通路をそれ
ぞれ有し、平行に配設された複数の商品収納棚と、これ
ら各商品収納棚の最下部より商品を１個ずつ排出する商
品排出装置とを有する自動販売機において、前記商品排出装置は、前記商品通路に対して出没し商品
排出動作を行う排出機構部と、前記商品収納棚の配設位
置から離れた位置に設置され、前記排出機構部を駆動す
る駆動源と、この駆動源から前記排出機構部に動力を伝
達する屈曲性を有しかつ非伸縮性の動力伝達部材とを具
備することを特徴とする自動販売機。
（２）前記排出機構部は、前記動力伝達部材に接続され
、前記商品通路に対して交互に出没し、商品通路内に突
出した状態で前記商品収納棚の最下位および最下位から
二番目の商品をそれぞれ係止してその商品の排出を阻止
する第１および第２のストッパを有し、前記駆動源は可
動鉄心が前記動力伝達部材の一端に接続され、動力伝達
部材の他端に接続された引張りばねにより吸引方向と反
対方向に付勢されたソレノイドを有することを特徴とす
る請求項１に記載の自動販売機。