JPH04346412A - レジスト除去方法 - Google Patents

レジスト除去方法

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JPH04346412A
JPH04346412A JP3148170A JP14817091A JPH04346412A JP H04346412 A JPH04346412 A JP H04346412A JP 3148170 A JP3148170 A JP 3148170A JP 14817091 A JP14817091 A JP 14817091A JP H04346412 A JPH04346412 A JP H04346412A
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JP
Japan
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resist
irradiation
laser
energy density
energy
Prior art date
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Pending
Application number
JP3148170A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Mogi
清 茂木
Yukako Komaru
小丸 由佳子
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体基板(ウ
ェハ)等の支持基板上に被着されたレジスト層に選択的
にエネルギービームを照射することにより、レジストの
所望の部分を除去する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子製造の光リソグラフィ工程で
は、ウェハ上の露光領域の各々に付随して設けられたア
ライメント(位置合わせ)マークからの光情報を光電検
出することによって、重ね合わせ露光すべきレチクルや
マスクのパターンとウェハ(露光領域)とを相対的に位
置合わせしている。通常、ウェハのアライメントは、ア
ライメントマークに光ビームを照射し、そのマークから
の反射光、散乱光、又は回折光等を光電検出することに
よって行なわれる。
【0003】しかしながら、露光前のウェハには必然的
にレジストが被着されているため、アライメントマーク
の検出はレジスト層(1〜2μmの厚さ)を介して行わ
れることになる。アライメントを露光装置の投影光学系
を介して行う場合(TTL方式:Through Th
e Lens) 、投影光学系は強い色収差を有してい
るので、アライメントの際にも露光光を使用する必要が
あるが、当然ながら露光光はレジストに吸収されるため
、アライメントマークから発生する光情報がレジスト層
の影響で弱められてしまうという不都合が生じる。
【0004】また、アライメントマークが微小な段差構
造をとることから、マーク周辺でレジスト膜厚が不均一
になることは避けられない。このため、レジスト固有の
干渉効果がマーク近傍で顕著になったり、あるいはマー
ク両側でレジスト膜厚のムラが非対称になったりするこ
と等によってアライメント精度が低下してしまう。
【0005】更に、パターンの微細化を図るために多層
レジストを使う場合等は、アライメントマークそのもの
が照明波長(露光波長)のもとで光学的に見えなくなる
といった現象が起こり得るため、アライメント精度の確
保はなかなか難しい問題となっている。
【0006】そこで、アライメント動作に先だって、エ
キシマレーザ等の紫外域の高エネルギービームをマーク
上部のレジスト層に照射することでレジストを部分的に
除去する方法が知られている。このレジスト除去のメカ
ニズムは、有機高分子材料からなるレジストにエキシマ
レーザのような高強度の短パルス紫外光を照射すると、
照射部分のレジストの分子結合が切断されて、分解、飛
散するアブレーション現象に基づくものと考えられてい
る。
【0007】この除去工程に用いられるレーザ光として
は、ArF,KrFエキシマレーザ、Nd:YAGレー
ザの第3高調波,第4高調波、Arイオンレーザの51
4.5nmの発振線の第2高調波等のように波長域15
0nm〜360nmに発振線をもつものが好適である。 そして、アブレーション現象による除去では、除去され
る部分の断面がシャープであり、照射部分の周囲に熱的
な損傷・歪のない等の利点があるとされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のレジスト除去方法においては、以下に説明するよ
うな問題があった。即ち、従来のレジスト除去過程では
、図4(a) に示すように、基板17上に塗布された
レジスト層18にレーザ光LBを照射すると、照射され
たレーザ光LBがレジスト層8表面で吸収される。そし
て、レジスト層18のレーザ光LB照射部分はアブレー
ション現象に基づきプラズマ状態を形成する粒子に分化
され飛散する(図4(b) 参照)。
【0009】この粒子が飛散する時、瞬間的なプラズマ
発光と衝撃音を伴うが、このプラズマ発光には紫外域の
光を含むため、レーザ照射領域の周囲のレジストを感光
し、後のICプロセスに支障を来す不都合がある。
【0010】また、レジストの種類によっては照射レー
ザ光の波長に対して吸収特性の弱い(吸収率が小さい)
ものがある。例えば、電子線用レジストの母材であるP
MMA(Poiymethyl methacrula
te) は、ArFエキシマレーザ(波長193nm)
に対して弱い吸収特性を示す。この場合には、レジスト
の単位体積あたりに吸収されるレーザ・エネルギー密度
がアブレーション現象を起こすのに必要な閾値より低く
、アブレーション現象に基づく除去は行われない。
【0011】この様な状況下において照射するエネルギ
ービームの強度を高くすると、レーザ光はレジスト層で
は吸収されずに大部分は下地基板(ウェハ)に到達し、
下地基板の表面で吸収され熱エネルギーに変換される。 そして、この熱エネルギーにより下地基板と接するレジ
スト層が熱膨張し、その時の応力によりレジストが細片
となってはじけ飛ぶ現象(ポンピング現象などと呼ばれ
る)が観察されるようになる。
【0012】このポンピング現象によりはじけ飛んだレ
ジストの細片は、レーザビーム照射領域の周囲に付着し
、レジスト層表面を汚染することとなり次のIC製造工
程の支障となる不都合が生じる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点の解決のため
本願請求項1記載の発明では、支持基板上に被着された
レジストにエネルギービームを選択的に照射することに
より、レジストの所望の部分を除去するレジスト除去方
法において、レジストの種類ごとにその照射エネルギー
密度が調整されたエネルギービームを照射する際に、エ
ネルギービームの照射エネルギー密度を、照射によりレ
ジスト表面からの発光量がレジストの種類に応じた所定
の許容値以下となるように定めることを特徴とする。
【0014】また、請求項2記載の発明に係るレジスト
除去方法では、エネルギービームの照射エネルギー密度
を、単位ビームの照射によりレジスト自体が除去される
値よりも低い値とし、除去しようとする領域のレジスト
表面を前記低エネルギー密度のエネルギービームで連続
的または断続的に照射することによってレジスト除去を
行うことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明は上記の様に構成されているため、以下
の作用を奏する。まず、請求項1記載の発明に係るレジ
スト除去方法によれば、エネルギービームの照射エネル
ギー密度を、照射によりレジスト表面からの発光量がレ
ジストの種類に応じた所定の許容値以下となるように定
めるため、アブレーション現象によりレジスト除去する
際にプラズマ発光を伴わない。もしくはプラズム発光が
生じても、レーザ照射領域周辺のレジストが感光するこ
とがない。
【0016】一方、請求項2記載の発明に係るレジスト
除去方法によれば、エネルギービームの照射エネルギー
密度を、単位ビームの照射によりレジスト自体が除去さ
れる値よりも低い値としているため、照射エネルギービ
ームの波長に対して吸収率の小さいレジストについても
ポンピング現象が生じない。そして、除去しようとする
領域のレジスト表面を前記低エネルギー密度のエネルギ
ービームで連続的または断続的に照射することで、アブ
レーション現象に基づくレジストの除去を行う。
【0017】ここで、前述したように照射エネルギービ
ームの波長に対して吸収率の小さいレジストには、前記
低エネルギー密度のエネルギービームを単位時間、また
は単位パルス数だけ照射してもアブレーション現象は生
じない。しかし、前記低エネルギー密度のエネルギービ
ームの連続的または断続的な照射によるレジストの熱的
な反応により、レジストでのエネルギービームの吸収率
が徐々に上昇することが知られている。
【0018】このため、本発明では低エネルギー密度の
エネルギービームを単位ビーム照射することでレジスト
の吸収率を一旦上昇させ、さらに連続的または断続的に
低エネルギー密度のエネルギービームを照射することで
アブレーション現象に基づくレジストの除去を行う。
【0019】なお、本願でいうエネルギービームの単位
ビーム照射とは、例えばパルス発光源によるエネルギー
ビームを使用する場合には、1パルス若しくは所定のパ
ルス数を一単位とするものであり、連続発光する光源か
らのエネルギービームによる場合には所定時間照射した
場合のエネルギー総量を一単位とするものである。以下
、実施例を通じ本発明をさらに詳しく説明する。
【0020】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。 まず、パルスレーザ光を照射エネルギービームとして使
用した場合において、特に照射レーザ波長に対して強い
吸収を示す(吸収率が大きい)レジスト材料を用いる場
合について述べる。このレジスト材料に関するレジスト
除去特性を図1に示す。
【0021】図1(a) は、レジスト層に照射される
単位パルスあたりのエネルギー密度P(横軸)と、それ
によりレジスト層がアブレーション現象によって除去さ
れる深さ(縦軸)との関係を示したものである。
【0022】図1(a) から明らかなように、吸収率
が大きいレジストであっても、単位パルス当たりのエネ
ルギー密度P(J/cm2・pulse) か閾値Pt
h1 を越えるまでは、レーザ照射がなされてもレジス
ト層は除去されないが、エネルギー密度が閾値Pth1
を越えてレーザ照射がなされると、レジスト層の除去深
さはエネルギー密度Pの対数(log P) に比例し
て増大することとなる。
【0023】次に、図1(b) は、レジスト層に照射
される単位パルス当たりのエネルギー密度P(横軸)と
、レーザ光の照射時にレジスト層の表面より発生するプ
ラズマの発光量(縦軸)との関係を示したものである。
【0024】図1(b) からは、レーザ照射の単位パ
ルス当たりのエネルギー密度P(J/cm2・puls
e) が閾値Pth2 を越えるまでは、レーザ光が照
射されてもレジスト層からの発光量は微小であるが、エ
ネルギー密度が閾値Pth2 を越えると、レジスト層
からの発光強度はエネルギー密度Pの対数に比例して急
激に増大することが解る。
【0025】より具体的に述べると、ArFエキシマレ
ーザ(波長193nm)を用いて、シリコンウェハ上に
塗布したレジスト「 MACDERMID社製PR−1
024 (商品名)」にレーザ照射を行った場合、閾値
Pth1 は約40mJ/cm2・pulse,閾値P
th2は約120mJ/cm2・pulseであり、P
th1 <Pth2 の関係がある。
【0026】この大小関係は、プラズマ発光がアブレー
ション現象によって飛散除去されたレジスト粒子からの
ものであることから容易に推測される。このため、これ
らのレジスト除去特性、及びレジストの発光特性から、
レーザ光に対して吸収率が大きいレジストを除去するの
に最適な照射エネルギー密度Pは、Pth1 <P<P
th2 の範囲となる。
【0027】上記範囲はレジスト材料、及び照射レーザ
光の波長に依存するものであり、除去しようとするレジ
ストに対して、予めこのエネルギー密度の範囲を実験に
より求めておく必要がある。そして、レジスト除去工程
に際してはこの範囲のエネルギー密度でレーザ照射が行
われる様に光量調節を行う。
【0028】なお、パルス光ではなく連続的なエネルギ
ービームを使用する場合には、単位時間当たりのエネル
ギー密度で上記閾値を求めればよい。また、閾値Pth
1 以下であっても、請求項2記載の方法によれば、レ
ジスト除去は可能である。
【0029】次に、本実施例に係る方法を実施する装置
の一例を図2に示す。この図において、レーザ光源1か
ら射出した紫外域に発振波長を有するレーザ光LBは、
可変絞り2によって所定のビーム形状に成形された後、
その大部分がビームスプリッタ3を透過してシャッター
4に至る。ここで、レーザ光LBのエネルギー密度を調
整するために、挿脱可能なフィルター16がレーザ光L
Bの光路中、例えば図2の様にレーザ光源1と可変絞り
2の間に設けられている。
【0030】シャッター4は、レーザ光LBを通過又は
遮断せさるものであり、シャッター4を透過したレーザ
光はミラー5で反射された後、ビームスプリッタ17を
透過後、対物レンズ6に入射する。そして、対物レンズ
6で結像されたレーザ光LBはウェハ7上で可変絞り2
の開口形状となって、ウェハ7のレジスト層を照射する
【0031】ウェハ7は、ステージコントローラ8によ
り制御されてx方向とy方向とに二次元的に移動するx
yステージ9の上に載置されている。このxyステージ
9の位置は、不図示のレーザ干渉計等によって常時検出
され、ステージコントローラ8に位置情報としてフィー
ドハックされる。そして、レーザ光LBの照射位置は、
xyステージ9を動かすことによってウェハ7上で、例
えば±0.01μmの精度で位置決めされる。
【0032】一方、ビームスプリッタ3で反射したわず
かな量のレーザ光は、集光レンズ10によって照射光量
計11の受光面上に集光され、照射光量計11はその受
光量(光エネルギー)に応じた光電信号をシステムコン
トローラ12に出力する。
【0033】システムコントローラ12は、ステージコ
ントローラ8にウェハ7のレーザ光LBに対する位置決
めのための指令を発すると共に、レーザ光源1の制御系
15又はシャッター4に最適なレーザ照射量が得られる
ような制御信号を発する。
【0034】例えばレーザ光源1がエキシマレーザ等の
ようにパルスレーザを発生するものの場合には、システ
ムコントローラ12は照射光量計11からの光電信号、
及びメモリ(不図示)に格納されたレジスト層の膜厚や
先の照射エネルギー密度Pに関する情報に基づいて、最
適なレーザ出力値と必要とされるパルス数とを算出し、
それに対応した制御信号をレーザ制御系15に出力する
【0035】またレーザ光源1がCWレーザ(連続光)
を発生するものの場合、システムコントローラ12は光
電信号に基づいて最適なレーザ出力値と必要とされる照
射時間とを算出し、出力値に関してはレーザ制御系15
に制御信号を送り、照射時間に関してはシャッター4に
制御信号を送る。
【0036】また、ウェハ7上に形成されたアライメン
トマークを検出するためのアライメント光学系13が、
例えば対物レンズ6と異なる位置に固設され、光電検出
器等を含むマーク検出器14と共に、オフアクシス方式
でウェハ7のアライメントを行う。
【0037】ここで、マーク検出器14からアライメン
ト信号は、システムコントローラ12に供給される。こ
のアライメント信号は、ウェハ7上の特定の位置に設け
られたマークを検出したとき発生するものであり、その
発生したときのxyステージ9の位置をシステムコント
ローラ12が基準点として記憶することにより、レーザ
光LBの照射位置とウェハ7上の任意の点との対応付け
(グローバルアライメント)が完了する。
【0038】この様な装置において、レーザLBの照射
位置にウェハ7のアライメントマークが位置合わせされ
た状態で、アライメントマーク上のレジストにレーザ照
射がなされて、照射した部分のレジストの除去を行う。
【0039】このレーザ照射時には、レジスト表面から
の発光量(主にプラズマ発光によるもの)がレジストの
種類に応じた所定の許容値(各レジストの感度特性に応
じて一義的に定められるものであって、レジストが感光
する閾値に相当)以下となるする。換言すれば、レジス
ト面でのレーザ照射のエネルギー密度が、前記の範囲P
th1 <P<Pth2 になるように、適当な透過率
を有するフィルター16でレーザ光の照射密度を制御す
る。
【0040】または、例えばレーザ光源1がエキシマレ
ーザである場合には、レーザ発生装置の供給電圧の大小
によってそのレーザエネルギー密度を調整する様にして
も良い。この際、スループットを考慮すると、エネルギ
ー密度PをPth2 に近づけることが望ましい。
【0041】一方、照射レーザ光の波長に対して吸収の
少ないレジストを使用する場合には、ウェハとレジスト
層との界面でポンピング現象が起こるよりも低いエネル
ギー密度のレーザ光を連続的、または断続的に照射して
レジスト除去を行う。即ち、照射レーザ光の波長に対し
て吸収の少ないレジストであっても、レジスト層内に僅
かに吸収されたレーザエネルギーによりレジストが熱的
な反応を起こし、吸収率が増加する現象が見られる。こ
れは、レーザエネルギーによりレジストが炭化反応を起
すことに起因するものと考えられる。
【0041】そして、吸収率が増した部分では連続する
レーザ照射による(炭化)反応がさらに進み、ついには
低エネルギーの照射によってもアブレーション現象が起
こるのに必要な吸収エネルギー密度に達し得るほどの吸
収率となり、アブレーション現象によるレジスト除去が
なされる。
【0042】ここで、ArFエキシマレーザ(波長19
3nm)を用いて、シリコンウェハ上に塗布したレジス
ト「東京応化工業社製OEBR−1000(商品名)」
にレーザ照射を行った場合、照射エネルギー密度が約5
0mJ/cm2・pulse〜約200mJ/cm2・
pulseの範囲でこの過程による除去がなされる。そ
して、それ以上のエネルギー密度に於いてはポンピング
現象を伴う除去がなされることが実験により確認されて
いる。
【0043】次に、上記のAr−Fエキシマレーザ(波
長193nm)を低照射エネルギー密度(約50mJ/
cm2・pulse〜約200mJ/cm2・puls
e)で照射した場合のレジスト除去特性を図3に示す。 この図では、前記レジスト「OEBR−1000」を1
μmの膜厚tで形成したものを除去した際のレジスト除
去に要するエネルギー総量(パルス数)と、レジスト層
に照射される単位(1)パルスあたりのエネルギー密度
Pとの関係を示している。
【0044】図3によれば、照射エネルギー密度が約5
0mJ/cm2・pulse程度では、パルス数で約5
0回、約200mJ/cm2・pulse程度では同じ
く16回程度のレーザパルス照射でレジスト除去が完了
することが解る。
【0045】よって、この様なレジストに於いては、図
2のレジスト面でのレーザ照射のエネルギー密度が上記
範囲になるように、レーザエネルギー密度を調整してレ
ーザ照射を行えばよい。
【0046】また、この実施例では照射エネルギー総量
(パルス数)から、レジスト除去の終点検出が行えるた
め、レジスト除去と同時にレーザ照射を中止する制御を
行うことが容易である。このため、レジスト除去後にウ
エハ表面およびウエハマークにレーザ光が照射されるこ
とを防止して、これらの保護を図ることができる利点が
ある。
【0047】以上の実施例においてはウェハのアライメ
ントマーク上のレジストを除去する場合を例にとって説
明したが、本発明は光エッチング等にも適用できるもの
である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
に係るレジスト除去方法によれば、エネルギービーム照
射によるレジスト除去時にレジスト表面で生じる発光量
が低く抑えられることから、周囲のレジストを感光する
ことがなくなり、後のプロセスに支障を来す事がない。
【0049】また、請求項2記載の発明によれば、照射
エネルギービームに対する吸収が少ないレジストであっ
ても、ポンピング現象が起こるよりも低いエネルギー密
度でレシストを照射して、僅かに吸収されたエネルギー
による熱的な反応を利用して吸収特性を向上させること
により、アブレーション現象を誘発するので周囲のレジ
スト表面の汚染が防止され良好なレジスト除去が行える
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】照射レーザ波長に対して強い吸収を示す(吸収
率が大きい)レジスト材料に関するレジスト除去特性を
示すグラフであり、図1(a) は照射レーザエネルギ
ー密度とレジスト除去深さとの関係を示したもの、図1
(b) は照射レーザエネルギー密度とレジストからの
発光量との関係を示したものである。
【図2】本発明の一実施例に係るレジスト除去装置の概
略構成を示す説明図である。
【図3】照射レーザ波長に対して弱い吸収を示す(吸収
率が小さい)レジスト材料に関するレジスト除去特性を
示すグラフである。
【図4】アブレーション現象によるレジスト除去の状態
を説明する概念図である。
【符号の説明】
1…レーザ光源 2…可変絞り 3…ビームスプリッタ 4…シャッター 5…ミラー 6…対物レンズ6 7…ウェハ 8…ステージコントローラ 9…xyステージ 10…集光レンズ 11…照射光量計11 12…システムコントローラ 13…アライメント光学系13 14…マーク検出器 15…レーザ光源制御系 16…フィルター 17…支持基板 18…レジスト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基板上に被着されたレジストにエネル
    ギービームを選択的に照射することにより、前記レジス
    トの所望の部分を除去するレジスト除去方法において、
    前記基板上のレジストの種類ごとに照射エネルギー密度
    が調整されたエネルギービームを照射する際に、前記エ
    ネルギービームの照射エネルギー密度を、前記エネルギ
    ービームの照射によるレジスト表面からの発光量が前記
    レジストの種類に応じた所定の許容値以下となるように
    定めたことを特徴とするレジスト除去方法。
  2. 【請求項2】  基板上に被着されたレジストにエネル
    ギービームを選択的に照射することにより、前記レジス
    トの所望の部分を除去するレジスト除去方法において、
    前記基板上のレジストの種類ごとに照射エネルギー密度
    が調整されたエネルギービームを照射する際に、前記エ
    ネルギービームの照射エネルギー密度を、単位ビーム照
    射によりレジスト自体が除去される値よりも低い値とし
    、除去しようとする領域のレジスト表面を前記低エネル
    ギー密度のエネルギービームで連続的または断続的に照
    射することによってレジスト除去を行うことを特徴とす
    るレジスト除去方法。
JP3148170A 1991-05-24 1991-05-24 レジスト除去方法 Pending JPH04346412A (ja)

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