JPH04344693A - データ表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、ファクシミ
リなど、種々の機器に設けられた表示面へのデータ表示
方式及び装置に関する。

【０００２】多くのプリンタには、その動作状態又は設
定状態などを表示するために、液晶などからなる表示部
が操作パネル上に設けられている。

【０００３】プリンタの設定状態、例えば１ページ当た
りの長さ又は行数、印刷の左端位置などは、表示部の表
示面に表示されるのみでなく、操作パネルに設けられた
操作スイッチからの入力によって、オペレータが任意に
設定変更を行うことができ、設定変更された場合にはそ
の変更された設定データ（設定値）が表示面に表示され
るようになっている。

【０００４】このように、種々の機器においては、操作
スイッチからの入力によって表示状態が変更される変更
表示データを表示するためにデータ表示装置が用いられ
ているが、機器の仕様変更、機種の変更などにも容易に
対応することができる汎用性の高いデータ表示方式及び
装置の開発が望まれている。

【０００５】

【従来の技術】従来のデータ表示装置においては、表示
面上の所定の位置にデータを表示するために、その表示
位置をも含めた１つのプログラムによって処理が行われ
ていた。

【０００６】すなわち、例えば、１ページ当たりの長さ
又は行数をオペレータが設定する際には、現在の設定デ
ータをオペレータに知らせるために、表示面に例えば「
頁長＝５０」との表示が行われる。

【０００７】このようなデータの表示面上における表示
位置は、プログラム中において書き込まれた数値又はコ
ードによって指定されるようになっている。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】ところが、仕様の異な
る他機種への利用、又は外国向け仕様とするなど、種々
の仕様の変更によって、「頁長」と表示していたものを
、「ページ」又は「ＰＡＧＥ」などのようにその表現や
言語を変更したい場合がある。

【０００９】そうすると、表示内容が変更されるのみで
はなく、表示される文字の長さも変更されるため、設定
データである「５０」の表示面上の表示位置をも変更す
る必要が生じる。

【００１０】このような場合に、上述した従来のデータ
表示方式では、データの表示位置を変更するために、プ
ログラム自体を変更しなければならなかった。

【００１１】しかし、プログラム自体の変更は、多くの
時間と労力を要する大掛かりな作業となり、その変更作
業が容易でないばかりでなく、変更後におけるプログラ
ムのデバッグにも多くの時間を要し、保守性、汎用性の
点で問題があった。

【００１２】本発明は、上述の問題に鑑み、データの表
示位置の変更を容易に行うことができ、保守性、汎用性
に優れたデータ表示方式及び装置を提供することを目的
としている。

【００１３】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係る方
式は、上述の課題を解決するため、図１〜図４に示すよ
うに、操作スイッチ２２，２３からの入力によって表示
状態が変更される変更表示データＤＤＶを表示部の表示
面２１ａに表示するための方式であって、前記変更表示
データＤＤＶ及び当該変更表示データＤＤＶの表示を行
う前記表示面２１ａ上における先頭位置を示す表示先頭
位置データＤＶＡを含んだ変更表示管理テーブル３２を
有し、前記変更表示管理テーブル３２内の変更表示デー
タＤＤＶを、前記表示先頭位置データＤＶＡによって示
される前記表示面２１ａ上の先頭位置から配列して表示
する。

【００１４】請求項２の発明に係る装置は、前記変更表
示データＤＤＶ及び当該変更表示データＤＤＶの表示を
行う前記表示面２１ａ上における先頭位置を示す表示先
頭位置データＤＶＡを含んだ変更表示管理テーブル３２
と、前記変更表示データＤＤＶを前記操作スイッチ２２
，２３からの入力に応じて更新するデータ更新手段３６
と、前記変更表示データＤＤＶを前記表示先頭位置デー
タＤＶＡによって示されるメモリ３３上の位置に展開す
るデータ展開手段３７と、前記メモリ３３に展開された
変更表示データＤＤＶを前記表示面２１ａ上の先頭位置
から配列して表示する表示処理手段３８とを有して構成
される。

【００１５】請求項３の発明に係る装置は、前記変更表
示管理テーブル３２が格納されたアドレスを示すポイン
タＰＴ、及び当該変更表示管理テーブル３２に含まれた
変更表示データＤＤＶと並んで表示される固定表示デー
タＤＤＦを含んだ表示データテーブル３１を有して構成
される。

【００１６】

【作用】変更表示データＤＤＶは、データ展開手段３７
によって、表示先頭位置データＤＶＡによって示される
メモリ３３上の位置に展開される。

【００１７】展開された変更表示データＤＤＶは、表示
処理手段３８によって、表示面２１ａ上における表示先
頭位置データＤＶＡによって示される先頭位置から配列
して表示される。

【００１８】表示データテーブル３１がある場合には、
そこに格納された固定表示データＤＤＦが、変更表示デ
ータＤＤＶと並んで表示面２１ａに表示される。

【００１９】変更表示データＤＤＶの内容を変更する場
合には、操作スイッチ２２，２３から入力することによ
って、データ更新手段３６により変更される。

【００２０】変更表示データＤＤＶの表示位置を変更す
る場合には、変更表示管理テーブル３２の表示先頭位置
データＤＶＡを変更することによって変更される。

【００２１】

【実施例】図１は本発明に係るデータ表示装置１の構成
を示すブロック図である。本実施例においては、このデ
ータ表示装置１は図示しないプリンタに設けられたもの
である。

【００２２】データ表示装置１は、ＣＰＵ１１、制御部
１２、記憶部１３、操作パネル１４から構成されている
。

【００２３】操作パネル１４には、表示面２１ａを有し
た液晶からなる表示部２１、操作キー２２〜２５が設け
られている。

【００２４】制御部１２には、ＣＰＵ１１において実行
され処理される種々のプログラム及びデータが格納され
ている。

【００２５】記憶部１３には、表示データテーブル３１
、変更表示管理テーブル３２が格納され、ＣＰＵ１１の
実行に必要な他の種々のデータが格納され、また、表示
部２１の表示面２１ａに表示されるデータを展開するた
めの展開領域３３が確保されている。記憶部１３は、Ｃ
ＰＵ１１の実行のためのワークエリアとしても用いられ
る。

【００２６】ＣＰＵ１１は、制御部１２に格納されたプ
ログラムを実行し、操作キー２２〜２５からの入力に応
じて後述する変更表示データＤＤＶを更新するデータ更
新処理、変更表示データＤＤＶ及び固定表示データＤＤ
Ｆを展開領域３３の所定の位置に展開する展開処理、展
開領域３３に展開されたデータを表示面２１ａの所定の
位置に配列して表示する表示処理などを行う他、データ
表示装置１の全体を制御する。

【００２７】ＣＰＵ１１に設けられたデータ更新手段３
６、データ展開手段３７、表示処理手段３８は、ＣＰＵ
１１によって実行される機能をそれぞれのブロックとし
て示したものである。

【００２８】図２は操作パネル１４を拡大して示す図で
ある。

【００２９】操作パネル１４の表示部２１の表示面２１
ａには、印刷を行う際の１ページ当たりの長さ（行数）
及び左端の位置が、「頁長＝５０」「左端＝１２」とい
うように表示されており、オペレータが操作キー２２〜
２４を操作することによってこれらの設定値を変更する
ことが可能である。

【００３０】図３は表示データテーブル３１を示す図、
図４は変更表示管理テーブル３２を示す図である。

【００３１】表示データテーブル３１には、表示面２１
ａに表示される種々のメッセージ毎に、内容が予め固定
的に定められた固定表示データＤＤＦ、及び固定表示デ
ータＤＤＦと横方向に並んで表示される変更表示データ
ＤＤＶを含んだ変更表示管理テーブル３２のアドレスを
示すポインタＰＴが格納されている。

【００３２】変更表示管理テーブル３２には、変更表示
データＤＤＶ、当該変更表示データＤＤＶの表示を行う
表示面２１ａ上における先頭位置を示す表示先頭位置デ
ータＤＶＡ、反転表示を行う際に用いられる反転先頭位
置データＤＲＡ、及び、反転データ長ＤＲＬが格納され
ている。

【００３３】次に、表示面２１ａに表示された「頁長＝
５０」を、「頁長＝６４」に変更する操作、つまり頁長
の設定値を「５０」から「６４」に変更する際の操作、
及びそれにともなう表示面２１ａの表示状態について、
図５及び図６を参照して具体的に説明する。

【００３４】図５は表示面２１ａにおける表示状態を示
す図、図６は図５に示す表示面２１ａにおける表示状態
に対応する変更表示管理テーブル３２ａ〜ｃの内容を示
す図である。図５の（ａ）〜（ｃ）に示す表示面２１ａ
は、それぞれ図６の（ａ）〜（ｃ）に示す変更表示管理
テーブル３２ａ〜ｃと対応している。

【００３５】なお、「頁長」を表示するためのデータは
、表示データテーブル３１の固定表示データＤＤＦとし
て、コードによって格納されており、当該コードが格納
された固定表示データＤＤＦと組みになったポインタＰ
Ｔとして、図６（ａ）〜（ｃ）に示す変更表示管理テー
ブル３２ａ〜ｃの先頭アドレスが格納されている。

【００３６】表示面２１ａにおいて、「頁長」及びその
設定値を表示するために、縦１６ドット横８ドットから
なるカラムＣＬが１番目から１１番目まで（ＣＬ１〜１
１）合計１１個確保されている。

【００３７】「頁長」の表示のためにカラムＣＬ１〜４
が用いられ、「＝」の表示のためにカラムＣＬ６が用い
られ、設定値（３桁）の表示のためにカラムＣＬ７〜９
が用いられる。

【００３８】図５（ａ）に示す表示面２１ａは、次のよ
うにして表示されている。

【００３９】すなわち、変更表示管理テーブル３２ａに
よると、変更表示データＤＤＶは「５」「０」の２つで
あり、表示先頭位置データＤＶＡは「＄０８」（＄は１
６進数を示す）であるから、８番目のカラムＣＬ８から
順に変更表示データＤＤＶが配列されて表示されている
。

【００４０】なお、変更表示データＤＤＶには、当該デ
ータの他に、データの終了を示すためのデータ「００」
が格納されている。したがって、例えば変更表示データ
ＤＤＶが無い場合には、データの終了を示すためのデー
タ「００」のみが格納されることとなる。

【００４１】また、設定値を上位桁（十位桁）から下位
桁（一位桁）の順に変更することが可能であり、現在は
十位桁の変更が可能であることが反転表示によって示さ
れている。

【００４２】これは、変更表示管理テーブル３２ａの反
転先頭位置データＤＲＡが「＄０８」であり、この値が
表示先頭位置データＤＶＡと等しいため、カラムＣＬ８
の表示データが反転表示されている。そして、反転デー
タ長ＤＲＬが「＄０１」であり、１つのカラムＣＬのみ
が反転表示されることとなるため、カラムＣＬ８のみが
反転表示されている。

【００４３】ここで、オペレータが操作キー２２を１回
押すと、変更表示管理テーブル３２ａの変更表示データ
ＤＤＶの最初のデータ「５」が１つ加算され、図６（ｂ
）の変更表示管理テーブル３２ｂに示すように「６」に
なる。そして、このデータが、図５（ｂ）の表示面２１
ａのように表示される。

【００４４】そこで、十位桁を確定するために操作キー
２４を押すと、次に一位桁が反転表示され、一位桁の変
更が可能になる。

【００４５】次に、オペレータが操作キー２２を押すと
、１回押す毎に変更表示管理テーブル３２ｂの変更表示
データＤＤＶの２番目のデータ「０」が１つづつ加算さ
れ、４回押すことによって、図６（ｃ）の変更表示管理
テーブル３２ｃに示すように「４」になる。そして、こ
のデータが、図５（ｃ）の表示面２１ａのように表示さ
れる。そして、一位桁を確定するために操作キー２４を
押す。

【００４６】上述のように、変更表示データＤＤＶを表
示する際の表示面２１ａ上の表示位置は、変更表示管理
テーブル３２に格納された表示先頭位置データＤＶＡに
よって指定されるので、その表示位置を変更する場合に
は、表示先頭位置データＤＶＡの内容を書き変えること
によって容易に行うことができる。

【００４７】図７は表示位置を変更した場合の表示面２
１ａにおける表示状態及びそれに対応する変更表示管理
テーブル３２ｄの内容を示す図である。

【００４８】図７（ａ）の表示面２１ａでは、「ページ
」の表示のためにカラムＣＬ１〜６が用いられ、「＝」
の表示のためにカラムＣＬ８が用いられているため、設
定値（３桁）の表示のためにはカラムＣＬ９〜１１が用
いられる。

【００４９】つまり、この例においては、２桁の変更表
示データＤＤＶの表示位置が、上述したカラムＣＬ８，
９からカラムＣＬ１０，１１へと変更されている。

【００５０】そのため、図７（ｂ）の変更表示管理テー
ブル３２ｄにおいては、表示先頭位置データＤＶＡが「
＄０Ａ」と書き変えられており、反転先頭位置データＤ
ＲＡも同様に「＄０Ａ」と書き変えられている。

【００５１】次に、データ表示装置１によるデータ表示
処理について、フローチャートを参照して説明する。

【００５２】図８は入力処理を示すフローチャート、図
９は表示処理を示すフローチャート、図１０は図９にお
ける変更表示データ展開処理の内容を示すフローチャー
トである。

【００５３】入力処理では、操作キー２２〜２５が押さ
れたか否かを常に監視し（ステップ＃１１）、押された
場合には、そのキーに応じて、変更表示データＤＤＶの
更新などの処理を行う（ステップ＃１２）。

【００５４】表示処理では、表示データテーブル３１の
中の指定されたメッセージを表示面２１ａの所定のロー
（行）に表示するため、データを展開領域３３に展開し
た後、それを表示面２１ａに表示する。

【００５５】まず、固定表示データＤＤＦが展開領域３
３の所定のアドレス位置に展開され（ステップ＃２１）
、変更表示データＤＤＶが展開領域３３の所定のアドレ
ス位置に展開される（ステップ＃２２）。

【００５６】そして、展開領域３３に展開されたデータ
が、表示面２１ａの所定のロー及びカラムＣＬに表示さ
れる（ステップ＃２３）。

【００５７】変更表示データ展開処理では、まず、変更
表示管理テーブル３２の表示先頭位置データＤＶＡに基
づいて、展開領域３３の展開先アドレスが設定される（
ステップ＃３１）。

【００５８】変更表示データＤＤＶが有るか否かが判断
され（ステップ＃３２）、無ければリターンする。

【００５９】表示を行おうとしている変更表示データＤ
ＤＶが反転データであるか否かを判断する（ステップ＃
３３）。ここでの判断は、例えば、表示先頭位置データ
ＤＶＡと反転先頭位置データＤＲＡとの値を比較し、こ
れらが等しいか又は反転先頭位置データＤＲＡの方が小
さい場合には反転データであるとする。

【００６０】反転データである場合には、展開領域３３
の展開先アドレスに変更表示データＤＤＶを反転して展
開し（ステップ＃３７）、反転データでない場合には、
変更表示データＤＤＶをそのまま展開する（ステップ＃
３４）。

【００６１】また、反転データである場合には、ステッ
プ＃３７の処理とともに反転データ長ＤＲＬを１つ減算
しておき、次にステップ＃３３で判断を行うときにその
値が０であった場合には、反転データでないものとして
処理する。

【００６２】次に、変更表示データＤＤＶを読み出すた
めのポインタを更新し（ステップ＃３５）、展開領域３
３への展開先アドレスを更新し（ステップ＃３６）、変
更表示データＤＤＶの次のデータの処理を行うためにス
テップ＃３２に戻る。

【００６３】上述の実施例によると、変更表示データＤ
ＤＶの表示位置を変更する場合に、プログラムを触るこ
となく、変更表示管理テーブル３２の内容を変更するの
みで容易に変更を行うことができる。

【００６４】したがって、仕様の異なる他機種への利用
、又は外国向け仕様とするなど、種々の仕様の変更に容
易に対応することができ、保守性、汎用性の点で極めて
有利である。

【００６５】上述の実施例においては、操作キー２２，
２３が加算又は減算のみを入力するものであるため、設
定変更を行う桁を示すために反転表示を行ったが、操作
キー２２〜２５によって設定変更を行う桁をも入力する
ようにした場合には、反転表示のためのデータ及び処理
を省略してもよい。

【００６６】上述の実施例において、操作キー２２，２
３に代えて、テンキー、マウス、その他の種々のキーを
用いて入力してもよい。固定表示データＤＤＦと変更表
示データＤＤＶとを、縦方向又は斜め方向に並べて配列
して表示してもよい。その他、データ表示装置１の構成
、フローチャートの内容及び順序などは、上述した以外
に種々変更することができる。

【００６７】

【発明の効果】本発明によると、データの表示位置の変
更を容易に行うことができ、保守性、汎用性に優れたデ
ータ表示方式及び装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るデータ表示装置の構成を示すブロ
ック図である。

【図２】操作パネルを拡大して示す図である。

【図３】表示データテーブルを示す図である。

【図４】変更表示管理テーブルを示す図である。

【図５】表示面における表示状態を示す図である。

【図６】図５に示す表示面における表示状態に対応する
変更表示管理テーブルの内容を示す図である。

【図７】表示位置を変更した場合の表示面における表示
状態及びそれに対応する変更表示管理テーブルの内容を
示す図である。

【図８】入力処理を示すフローチャートである。

【図９】表示処理を示すフローチャートである。

【図１０】図９における変更表示データ展開処理の内容
を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１　　データ表示装置 ２１ａ　　表示面 ２２，２３　　操作キー（操作スイッチ）３１　　表示
データテーブル ３２　　変更表示管理テーブル ３３　　展開領域（メモリ） ３６　　データ更新手段 ３７　　データ展開手段 ３８　　表示処理手段 ＤＤＦ　　固定表示データ ＤＤＶ　　変更表示データ ＤＶＡ　　表示先頭位置データ ＰＴ　　ポインタ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】操作スイッチ（２２，２３）からの入力に
   よって表示状態が変更される変更表示データ（ＤＤＶ）
   を表示部の表示面（２１ａ）に表示するための方式であ
   って、前記変更表示データ（ＤＤＶ）及び当該変更表示
   データ（ＤＤＶ）の表示を行う前記表示面（２１ａ）上
   における先頭位置を示す表示先頭位置データ（ＤＶＡ）
   を含んだ変更表示管理テーブル（３２）を有し、前記変
   更表示管理テーブル（３２）内の変更表示データ（ＤＤ
   Ｖ）を、前記表示先頭位置データ（ＤＶＡ）によって示
   される前記表示面（２１ａ）上の先頭位置から配列して
   表示することを特徴とするデータ表示方式。
2. 【請求項２】操作スイッチ（２２，２３）からの入力に
   よって表示状態が変更される変更表示データ（ＤＤＶ）
   を表示部の表示面（２１ａ）に表示するための装置（１
   ）であって、前記変更表示データ（ＤＤＶ）及び当該変
   更表示データ（ＤＤＶ）の表示を行う前記表示面（２１
   ａ）上における先頭位置を示す表示先頭位置データ（Ｄ
   ＶＡ）を含んだ変更表示管理テーブル（３２）と、前記
   変更表示データ（ＤＤＶ）を前記操作スイッチ（２２，
   ２３）からの入力に応じて更新するデータ更新手段（３
   ６）と、前記変更表示データ（ＤＤＶ）を前記表示先頭
   位置データ（ＤＶＡ）によって示されるメモリ（３３）
   上の位置に展開するデータ展開手段（３７）と、前記メ
   モリ（３３）に展開された変更表示データ（ＤＤＶ）を
   前記表示面（２１ａ）上の先頭位置から配列して表示す
   る表示処理手段（３８）とを有してなることを特徴とす
   るデータ表示装置。
3. 【請求項３】前記変更表示管理テーブル（３２）が格納
   されたアドレスを示すポインタ（ＰＴ）、及び当該変更
   表示管理テーブル（３２）に含まれた変更表示データ（
   ＤＤＶ）と並んで表示される固定表示データ（ＤＤＦ）
   を含んだ表示データテーブル（３１）を有してなること
   を特徴とする請求項２記載のデータ表示装置。