JPH04340010A - 微粉炭・酸素バーナーを用いた微粉炭燃焼方法 - Google Patents

微粉炭・酸素バーナーを用いた微粉炭燃焼方法

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JPH04340010A
JPH04340010A JP11198291A JP11198291A JPH04340010A JP H04340010 A JPH04340010 A JP H04340010A JP 11198291 A JP11198291 A JP 11198291A JP 11198291 A JP11198291 A JP 11198291A JP H04340010 A JPH04340010 A JP H04340010A
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JP
Japan
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pulverized coal
combustion
oxygen
gas
oxygen burner
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JP11198291A
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English (en)
Inventor
Hiroo Tsuchiya
土屋 宏夫
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料に微粉炭を、助燃
ガスに酸素を使用する微粉炭・酸素バーナーを用いた微
粉炭燃焼方法に関し、詳しくは、金属の精錬炉,溶解炉
,発電用ボイラー等における微粉炭燃焼方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属の溶解や精錬において、より高温で
の急速溶解や効率的な精錬を行うために、酸素・燃料バ
ーナーが用いられて来たが、従来は、その殆どが燃料と
して重油が用いられており、まれに液化天然ガスやLP
Gが用いられていた。
【0003】近年、重油,LNG,LPGに代えて石炭
を微粉炭にして燃焼する技術が注目され、上記の金属の
精錬や溶解にも用いられてきている。一方、火力発電用
ボイラー用の加熱源としては、従来から使用されてきて
いる。しかし、これらいずれの場合にも、助燃ガスは空
気であり、燃焼生成ガスはそのまま大気に放出されてい
た。さらに、近年微粉炭を燃焼する際に、助燃ガスに酸
素を用いて燃焼温度及び燃焼速度の上昇と完全燃焼を図
り、熱効率を高める技術が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】酸素を助燃ガスとした
場合の燃焼生成ガスは、その大部分が二酸化炭素であり
かつ高温のまま大気に放出されて、ガスとしてもエネル
ギーとしても十分な回収利用はなされてなかった。最近
は、この二酸化炭素が大気中の含有量の増加をもたらし
て地球温暖化を引き起こし、環境問題として論議をよん
でいる。また燃料の微粉炭は、通常、フィーダーより窒
素等の不活性ガス又は空気を搬送ガスとしてバーナーに
供給しているため、これが炉内で燃焼生成ガスを希釈し
て熱を系外へ排出し、かつ有害な窒素酸化物を発生させ
る原因のひとつになっている。
【0005】そこで本発明は、これらの無駄を無くし、
熱効率の一層の向上と、生成する二酸化炭素及び排熱を
回収利用し、また窒素酸化物の発生を減少できる微粉炭
・酸素バーナーを用いた微粉炭燃焼方法を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の微粉炭・酸素バーナーを用いた微粉炭燃
焼方法は、第1の構成として、燃焼炉等に微粉炭・酸素
バーナーを設置して燃焼せしめる微粉炭燃焼方法におい
て、前記微粉炭・酸素バーナーの燃焼生成ガスの少なく
とも一部を、微粉炭の搬送ガスとして用いることを特徴
とし、第2の構成として、第1の構成における前記微粉
炭搬送ガスとしての燃焼生成ガスを、昇温状態、好まし
くは100〜300℃の範囲で用いることを特徴とし、
さらに第3の構成として、第1の構成における前記微粉
炭・酸素バーナーの燃焼生成ガスの少なくとも一部によ
り、微粉炭・酸素バーナーに供給する酸素を、好ましく
は200〜1000℃の範囲に加熱昇温することを特徴
としている。
【0007】
【作  用】上記構成によれば、微粉炭の搬送ガスとし
て燃焼生成ガスを用い、助燃ガスとして酸素を用いるの
で、高濃度の二酸化炭素の回収が容易である。燃焼生成
ガス量が少なく、また排煙量が少なく、熱回収率が高い
上、窒素酸化物の発生をも減少させることができる。さ
らに上記双方のガスを昇温状態で用いるので高温火炎が
得られる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す一実施例に基づ
いて、さらに詳細に説明する。図は微粉炭・酸素バーナ
ーをボイラーに用い、スチームタービンによる発電を行
う場合の概略系統図である。
【0009】図において、1は火炉で、複数本の微粉炭
・酸素バーナー2が設けられている。この微粉炭・酸素
バーナー2には、経路3,3’ からの微粉炭と、経路
4からの酸素が導入され、バーナー先端部で混合して燃
焼する。経路3,3’ を経て導入される微粉炭は、微
粉炭機付属の微粉炭供給器5から、又は微粉炭貯槽に蓄
えた微粉炭を微粉炭フィーダーにより後記する燃焼生成
ガスを搬送ガスとして搬送されてくる。
【0010】微粉炭・酸素燃焼炎は、後記するように、
酸素及び微粉炭,搬送ガスの温度により、2000〜2
800℃程度に達するが、燃焼生成ガスは、蒸発器6,
過熱器7,再熱器8,節炭器9等の熱交換器で熱交換を
行い、これら熱交換器内の水又は水蒸気を加熱し、自身
は降温して火炉出口10に至る。
【0011】また、微粉炭・酸素燃焼炎は、前述のよう
に2千数百℃にも達するので、火炉1の内壁及び前記の
各種熱交換を、この雰囲気に十分耐え得る材質にすると
ともに、定常運転時は、温度調整用として炉内ガスの一
部を火炉1内に戻し、また後記する予熱用熱交換器11
を経て循環させて炉内温度を調節する。即ち、適当な耐
高温材料を使用することにより、ボイラー全体をコンパ
クトに構成することができ、また前記節炭器9等で熱交
換により降温した二酸化炭素を主成分とする炉内ガスを
経路12より導出し、ブロワー13で送風して炉底部1
4より火炉1内に導入し、微粉炭・酸素燃焼炎と混合さ
せることにより、炉内温度を最適に制御し、同時に熱回
収率の向上を図っている。
【0012】微粉炭・酸素燃焼により生成した、大部分
が二酸化炭素の燃焼生成ガスと上記循環ガスの一部は、
前記火炉出口10より経路15に導出されてブロワー1
6で昇圧され、前記予熱用熱交換器(以下、予熱器と称
す)11に導入され、向流する助燃用酸素及び搬送用燃
焼生成ガスを加温して燃焼生成ガスは降温し、少量の含
有水蒸気は凝縮して該予熱器11を導出し、気水分離器
17に入り、水を分離する。
【0013】該気水分離器17で水を分離した燃焼生成
ガスは、分岐してその一方が経路18,経路19を経て
予熱器11に再び導入され、搬送ガスとして加温され、
経路20へ導出して前記微粉炭供給器5へ入り、微粉炭
を同伴して前記経路3,3’より各バーナー2,2に導
入される。この搬送ガスの温度は、温度調節用バイパス
経路21よりのガスと混合後、約100〜300℃に調
節することが好ましい。
【0014】気水分離器17導出後に分岐した他方の燃
焼生成ガスは、経路22より二酸化炭素として回収され
、用途に応じて精製等の処理工程を経て製品となる。
【0015】経路23から供給される助燃用の酸素は、
前記予熱器11での熱交換により200〜1000℃に
昇温され、前記経路4を経てバーナー2,2に導入され
、微粉炭・酸素燃焼炎を形成するが、この時の予熱温度
により、通常火炎より高い燃焼温度,高い燃焼速度が確
保される。
【0016】燃焼生成ガスの経路21,24は,温度調
節用バイパス経路であり、弁25,26は,その調節弁
である。本微粉炭・酸素燃焼方式では、供給酸素1モル
に対して燃焼生成ガスも約1モル乃至1.数モルである
が、燃焼生成ガスの温度,供給する酸素の温度,前記温
調用循環ガスの量,搬送ガスの量,温度等他の条件の選
び方によって、予熱器11の燃焼生成ガス流路を通るガ
ス量あるいは搬送ガス量を調節する必要があるため、上
記バイパス経路21,24を設ける。また経路27は、
同様炉内温度調節用の予熱器11を経た燃焼生成ガスの
循環用経路である。
【0017】なお、これらの循環ガスの量は、ブロワー
13,16双方併せて燃焼生成ガスの2乃至5倍程度で
ある。
【0018】次にスチームの経路を説明する。気水ドラ
ム30から導出した水は,経路31を経て循環ポンプ3
2により火炉1内の蒸発管6に導入され,前記微粉炭・
酸素バーナー2,2の燃焼炎により加熱されて水蒸気と
なり、一度火炉1から導出して気水ドラム30に入り、
経路33を経て前記過熱器7で再度昇温して導出し、経
路34から高圧タービン35へ導入され、該高圧タービ
ン35を駆動する。
【0019】高圧タービン35を導出した水蒸気は、経
路36から前記再熱器8に導入され、再び昇温して経路
37へ導出し、低圧タービン38を駆動して発電機39
により発電を行う。
【0020】低圧タービン38を導出したスチームは、
経路40を経て復水器41に入り復水し、給水ポンプ4
2により経路43から前記節炭器9に導入され、再度昇
温して経路44より前記気水ドラム30に導入され、上
記経路を順次循環する。
【0021】また詳細図示説明は省略するが、高圧ター
ビン35の出口経路36には高圧給水加熱器を、低圧タ
ービン38の出口経路40には低圧給水加熱器を設けて
排熱回収を行う。
【0022】このように、再熱器7,過熱器8,節炭器
9等の熱交換器の他に予熱器11を設けて排熱回収を十
分に行うとともに、該予熱器11で燃焼生成ガスにより
微粉炭搬送ガス,微粉炭及び助燃用酸素を予熱して微粉
炭の完全燃焼、高温燃焼を行い、そして燃焼生成ガス自
身で微粉炭を搬送することにより、NOX の減少を図
っており、さらに上記のように燃焼生成ガスを循環又は
バイパスさせて最適温度調整と熱回収率の向上を図って
いる。
【0023】従って、極めて高い熱回収率でボイラーの
運転を行い、高熱効率の発電を可能にできる。また、排
煙量が少ない上、高濃度の二酸化炭素であるので、次工
程の二酸化炭素の回収,精製が容易である。
【0024】なお、上記実施例は、発電用ボイラーの場
合の例であるが、本発明はこれに限らず、金属の精錬炉
,溶解炉等における微粉炭・酸素バーナーの適用に際し
ても同様に用いることができることは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の微粉炭・
酸素バーナーを用いた微粉炭燃焼方法は、微粉炭を燃料
とする燃焼装置において、微粉炭の搬送ガスとして燃焼
生成ガスを用い、助燃ガスとして酸素を用いるので排煙
量が著しく少なく、熱回収率が高い上、窒素酸化物の発
生を低減できる。また燃焼生成ガスは、高濃度の二酸化
炭素なので、回収,精製が極めて容易であり、地球温暖
化対策上からもその効果は大きい。
【0026】さらに、予熱器を設けて排熱を回収すると
ともに、燃料系や助燃用酸素を昇温した後、燃焼させる
ので高温火炎が得られる。従って装置がコンパクトにな
る上、さらに高い熱効率が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明をスチームタービン発電用ボイラー
に適用した一実施例を示す系統図である。
【符号の説明】 1…火炉    2…微粉炭・酸素バーナー    5
…微粉炭供給器    6…蒸発器 7…過熱器    8…再熱器    9…節炭器  
  10…火炉出口    11…予熱用 熱交換器    17…気水分離器    30…気水
ドラム    35…高圧タービン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  微粉炭・酸素バーナーを用いて微粉炭
    を燃焼せしめる燃焼方法において、前記微粉炭・酸素バ
    ーナーの燃焼生成ガスの少なくとも一部を、微粉炭の搬
    送ガスとして用いることを特徴とする微粉炭・酸素バー
    ナーを用いた微粉炭燃焼方法。
  2. 【請求項2】  前記微粉炭搬送ガスとしての燃焼生成
    ガスを、昇温状態で用いることを特徴とする請求項1記
    載の微粉炭・酸素バーナーを用いた微粉炭燃焼方法。
  3. 【請求項3】  前記微粉炭・酸素バーナーの燃焼生成
    ガスの少なくとも一部により、微粉炭・酸素バーナーに
    供給する酸素を加熱昇温することを特徴とする請求項1
    記載の微粉炭・酸素バーナーを用いた微粉炭燃焼方法。
JP11198291A 1991-05-16 1991-05-16 微粉炭・酸素バーナーを用いた微粉炭燃焼方法 Pending JPH04340010A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010054144A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Hitachi Ltd 酸素燃焼ボイラシステム及び燃焼方法
WO2012078269A3 (en) * 2010-12-07 2014-01-30 Praxair Technology, Inc. Directly fired oxy-fuel boiler with partition walls

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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