JPH04335460A - 貨物配送用携帯型入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、宅配貨物等の配送に使
用される貨物配送用携帯型入力装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】宅配貨物輸送が近年盛んに用いられてい
るが、該貨物輸送においては、ダンボール等の箱に入っ
た荷物の寸法と、貨物の重量とによって予めサイズ名を
決定し、このサイズ名と配達地域によって料金が決定さ
れている。そして、宅配貨物の配達においては、各郡、
各市及び各村毎に区域番号が与えられ、この区域番号を
基準にして配送が行われるようになっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
貨物の寸法の測定、重量の測定、サイズ名の決定及び区
域番号の決定は全て作業員による手動作業によって行わ
れていたので、極めて手間であり、大量の貨物輸送を効
率的に行う上で大きな障害となっていた。本発明はかか
る事情に鑑みてなされたもので、ある程度自動的に測定
、計算を行なえる貨物配送用携帯型入力装置を提供する
ことを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的に沿う請求項第
１項記載の貨物配送用携帯型入力装置は、配送しようと
する貨物の長さを測定するスケールと、該スケールの測
長値を電気的に読み取るセンサーと、テンキーを含むキ
ーボードと、ＣＰＵを内蔵する制御装置と、該制御装置
に接続されるディスプレイと、これらを一体的に収納す
るケースとを有する貨物配送用携帯型入力装置であって
、上記制御装置には、上記キーボードから入力される貨
物の配送先の電話番号または配達区域番号、上記センサ
ーから入力される貨物の寸法及び該貨物の重量から、少
なくとも該貨物の配送料金を演算する演算手段を有して
構成されている。ここで、上記料金の他に、電話番号が
入力された場合には、その番号から貨物の配達区域を演
算出力する場合も本発明は当然適用される。

【０００５】

【作用】請求項第１項記載の貨物配送用携帯型入力装置
においては、貨物の長さを測定するスケールがケース内
に収納され、該スケールの測定値を電気的に測定するセ
ンサーを備えているので、該スケールによって直接貨物
の長さを測ってその出力値を制御装置内に取込み、その
他の必要な貨物の重量、貨物の配送先の電話番号または
配達区域番号等をキーボードから入力することによって
、演算手段によって料金を演算することができる。

【０００６】

【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し本発明の理解に供する
。ここに、図１は本発明の一実施例に係る貨物配送用携
帯型入力装置の使用状態を示す斜視図、図２は該貨物配
送用携帯型入力装置の平面図、図３は該貨物配送用携帯
型入力装置の内部ブロック図、図４は該貨物配送用携帯
型入力装置の概略フロー図を示す。

【０００７】図１〜図４に示すように、本発明の一実施
例に係る貨物配送用携帯型入力装置１０は、内部に巻き
スプリングを有して自動的に収納されるスケール１１と
、該スケール１１の出た長さを読み取るスケールセンサ
ー１２と、キーボード１３と、ディスプレイ１４と、内
部に配置されマイクロコンピューターからなる制御装置
１５と、これを一体的に収納するケース１６とを有して
構成されている。以下、これらについて詳しく説明する
。上記スケール１１は通常の巻尺と同一構造となって先
端には掛止部が設けられ、薄い鋼板製の板からなって、
内部にスプリングを有し、自然な状態ではスケール１１
が巻いて収納されるようになっている。このスケール１
１の内側表面には通常の寸法目盛りが記載されているが
、裏面には所定ピッチの信号線が少しの位相を有して二
列にわたって記載されている。そして、上記ケース１６
のスケール出口部分には、２列に投光器と受光器を備え
る反射型の光電センサーからなるスケールセンサー１２
が設けられ、該スケール１１に記載された二列の信号線
を正可逆的にカウントし、該スケール１１の出入する長
さを測定できるようになっている。なお、この実施例に
おいてはスケールセンサー１２としては光電センサーを
使用したが、磁気的に長さを読み取るセンサー、ロータ
リエンコーダーを使用して長さを読み取るセンサーいず
れであっても本発明は適用される。

【０００８】上記制御装置１５は、図３にその主要構成
を示すようにマイクロコンピュターからなって、ＣＰＵ
１７と、これに接続されるＲＡＭ１８、ＲＯＭ１９及び
インターフェイス２０を備え、該インターフェイス２０
に接続される上記スケールセンサー１２、キーボード１
３からの信号を内部に取り入れ、ディスプレイ１４に表
示し、必要によってフロッピー等の補助記憶装置２１に
データーを記憶できるようになっている。上記キーボー
ド１３は、通常のテンキーの他に情報を入力する場合に
使用する「入力」キー、全てのデーターを消して全体を
リセットする「ＡＣ」キー、入力した値を取り消す場合
に使用する「取消」キー、電話番号を入力する場合に押
す「電話」キー、区域番号を入力する場合には押す「区
域番号」キー、上記スケールを使用しないで手動で貨物
の寸法を入力する場合に押す「寸法」キーを備えている
。また、上記ディスプレイ１４は液晶表示装置からなっ
て、各入力した段階の数字及び単位を全て表示するよう
になっているが、一行あるいは二行の表示器からなって
、個別に入力あるいは処理された数字を表示するもので
あっても、本発明は適用される。そして、上記ケース１
６は合成樹脂あるいは部分的にアルミダイキャスト等を
使用したケースからなって、多少の衝撃があっても内部
を保護するようにしている。

【０００９】上記ケース１６内に収納されている制御装
置１５のＲＯＭ１９に記載されているプログラムの概略
フローを図４に示し、以下に該フローに付いて説明する
と、例えば、開始の信号（例えば、「ＡＣ」キーを押す
）と共に、ディスプレイ１４内に配置された長さランプ
２２が点灯する（ステップａ）。これによって、作業者
はまず長さを入力すべきことを知るので、「寸法」キー
を押したか否かを判断する（ステップｂ）。これはスケ
ール１１を使用しないでキーボード１３から直接寸法を
入力する場合もあるからである（ステップｃ）。一方、
該「寸法」キーを押さないでスケールキーを使用する場
合には、そのまま図１に示すようにスケール１１を使用
して貨物２３の縦、横、高さを測定する（ステップｄ）
が、この場合、まず一つの長さを測定して「入力」キー
を押し、寸法情報を制御装置１５内に送り、次にスケー
ルで他の寸法を測って、再び「入力」キーを押して制御
装置１５内に送るようにする（なお、キーボードの場合
も同様）。縦、横、高さの三つの寸法情報が入力される
と、これがディスプレイ１４に記載され、長さランプ２
２が消灯し、重量ランプ２４が点灯する（ステップｅ）
。そして、貨物２３の重量を入力する（ステップｆ）と
、サイズ名がディスプレイ１４に表示される（ステップ
ｇ）。この時重量ランプ２４が消灯する。このサイズ名
の一例を表１に示すが、大きさと重量を勘案して、運送
コストを表示させる目安となる数字である。

【００１０】

【表１】

【００１１】このサイズ名が表示されると同時に、電話
または区域番号の入力状態が準備されていることを表示
する表示灯２５が点灯する（ステップｈ）。ここで、電
話番号を押すか、あるいは各市、郡、村毎に番号を付し
た区域番号（郵便番号に類似した数字であっても良い）
を入力するかを「区域番号」キーを押すか押さないかで
選択し（ステップｉ）、該「区域番号」キーを押さない
場合には、電話番号を入力する（ステップｊ）。これは
配達先によっては電話番号がない場合があり、この場合
は別に用意された配達先の区域番号表によって区域番号
を入力することになる（ステップｋ）。この場合は、数
字の羅列であるので、最後には「入力」キーを押して入
力が完了したことを制御装置１５に知らせる。一方、制
御装置１５内のＲＯＭ１９には、電気電話番号の市街局
番と市内局番に相当する部分の解読を行えば、これによ
って配送先の市町村が明確になるので、予め設定された
区域番号に対応させることができ、この情報が記載され
て、直ちに読み出し、そして表示できるようになってい
る。なお、電話番号は市街局番と市内局番に相当する部
分のみが入力されれば充分であるので、この部分のみと
することもできる。

【００１２】この入力が完了すると、電話番号または区
域番号の表示灯２５が消灯し（ステップｌ）、ディスプ
レイにＲＯＭ１９に記載された送付料金と、区域番号が
表示され（ステップｍ）、以上のデーターがフロッピー
、ＩＣカード等の補助記憶装置２１に記憶される（ステ
ップｎ）。なお、途中で入力を間違えた場合には「取消
」キーを、全部最初から行う場合には「ＡＣ」キーを押
す。以上の操作によって、貨物２３の搬送料金及び配達
区域番号が分かることになる。該貨物配送用携帯型入力
装置１０に、他のコンピューターに情報を送る入出力装
置、プリンター等を取付ける場合も本発明は適用される
。

【００１３】

【発明の効果】請求項第１項記載の貨物配送用携帯型入
力装置は以上の説明からも明らかなように、スケール部
分が自動化されているので、直接装置が寸法を読み取っ
て、装置内に入力することができ、更には内部に蓄えて
いるデーターを利用して、料金表示、配達区域番号の表
示を行うので、極めて効率的に配送作業を行うことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る貨物配送用携帯型入力
装置の斜視図である。

【図２】該貨物配送用携帯型入力装置の平面図である。

【図３】該貨物配送用携帯型入力装置の主要ブロック図
である。

【図４】該貨物配送用携帯型入力装置のフロー図である
。

【符号の説明】

１０　　貨物配送用携帯型入力装置 １１　　スケール １２　　スケールセンサー １３　　キーボード １４　　ディスプレイ １５　　制御装置 １６　　ケース １７　　ＣＰＵ １８　　ＲＡＭ １９　　ＲＯＭ ２０　　インターフェイス ２１　　補助記憶装置 ２２　　長さランプ ２３　　貨物 ２４　　重量ランプ ２５　　表示灯

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　配送しようとする貨物の長さを測定す
   るスケールと、該スケールの測長値を電気的に読み取る
   センサーと、テンキーを含むキーボードと、ＣＰＵを内
   蔵する制御装置と、該制御装置に接続されるディスプレ
   イと、これらを一体的に収納するケースとを有する貨物
   配送用携帯型入力装置であって、上記制御装置には、上
   記キーボードから入力される貨物の配送先の電話番号ま
   たは配達区域番号、上記センサーから入力される貨物の
   寸法及び該貨物の重量から、該貨物の配送料金を演算す
   る演算手段を有していることを特徴とする貨物配送用携
   帯型入力装置。