JPH0433479Y2 - - Google Patents

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JPH0433479Y2
JPH0433479Y2 JP1985082311U JP8231185U JPH0433479Y2 JP H0433479 Y2 JPH0433479 Y2 JP H0433479Y2 JP 1985082311 U JP1985082311 U JP 1985082311U JP 8231185 U JP8231185 U JP 8231185U JP H0433479 Y2 JPH0433479 Y2 JP H0433479Y2
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JP
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bumper
damping device
vibration damping
vibration
frequency
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は振動体の振動を吸収するための制振装
置、特に自動車のバンパーの制振装置に関する。
b 従来の技術 第5図、第6図は従来技術による制振装置の概
念的断面図である。
第5図の場合、周波数aで振動する部材aの振
動は、該部材aにボルトb、ナツトc等を用いて
弾性体dを介して結合されたおもりeの振動およ
び弾性体の内部摩擦によつて減衰する。
おもりeの共振振動数feは、おもりの等価質量
Me、弾性体Kdの等価弾性率によつて定まる。し
たがつておもりeの質量と弾性体の弾性率等およ
びそれぞれの寸法あるいは材質を調節することに
よつて、おもりの共振振動数feと部材aの振動数
faを一致させることができる。
第6図の場合、振動体gとおもりhが弾性体i
を介して結合されている。振動体gの振動数fg
に、おもりhの質量と弾性体iの弾性率、それら
の寸法等によつて定まる固有振動数fhを一致させ
る。これにより振動体gの振動とおもりhの振動
が共振し、振動体gの振動が減衰する。
c 考案が解決しようとする問題点 従来技術による制振装置は弾性体としてゴムを
用い、ゴムの弾性とおもりの質量を調節すること
により振動体の振動数に共振周波数を合わせてい
るので、バラツキがかなり存在し生産管理が困難
である。さらに特に低周波数のとき、おもりの重
量が大きくなるという欠点がある。
d 問題点を解決するための手段 上記問題点は、2つのバンパーブラケツト3を
介して車体に取付けられている樹脂バンパー2の
振動を減衰させるための自動車バンパーの制振装
置において、弾性金属部材としての直線状の鉄板
1と、該鉄板1の両端近傍において該鉄板1を両
バンパーブラケツト3の中間においてバンパー2
にバンパー2とほぼ平行に固定する固定部材とし
てのカラーと螺子からなり、鉄板1の曲げ振動の
固有振動数が樹脂バンパー2の曲げ振動の固有振
動数にほぼ等しいことを特徴とする自動車用バン
パーの制振装置によつて解決された。
e 作用 上記弾性金属部材の曲げ振動の周波数を1、振
動体の振動の周波数を0とすると、振動体とダン
パーの連成系の固有周波数は10および10
となる。
本考案においては、12であるように調整す
るので、10≒2010≒0となる。概して
固定内部における振動減衰量は周波数が高いほど
大きい。したがつて周波数20に対応する振動は、
0のものに比較して減衰が激しい。他方10
0であるので低周波側分岐は振動として現われな
い。弾性金属部材の振動スペクトラムはゴムの場
合よりピークが鋭い。したがつてゴムの場合に比
較して、特定の周波数の振動を確実に減衰させる
ことができる。
f 実施例 第1図は自動車のバンパーに取付けられた本考
案に係る制振装置の好ましい実施例の上面図、第
2図は第1図の拡大正面図である。
本考案に係る制振装置は樹脂バンパー2の下部
に取付けられ、バンパー2はバンパーブラケツト
3を介して車体に取付けられている。
この実施例の制振装置は、変形可能な鉄板4を
カラー5を介して螺子6で樹脂バンパー2に固定
したものである。該カラーはバンパー2と鉄板4
を接触させないことを目的とする。なおバンパー
2の変形を防止するためにねじ6とバンパー2の
中間に変形防止用平ワツシヤ7a,7bが配置さ
れている。
この制振装置の固有振動数は、弾性金属部材4
のヤング率、断面2次モーメント、ボルト間の距
離および質量密度分布等によつて定まる。したが
つてこれらの数値を適宜選択あるいは決定するこ
とによつて、バンパー2の振動数と制振装置のそ
れをほぼ一致させることができる。
第3図は、制振装置の周波数に対する減衰ス
ペクトラムである。
従来技術による制振装置はゴムの弾性を利用し
ているので、内部摩擦が大きくスペクトラムが広
い(破線)。これに対して本考案に係る制振装置
は弾性金属部材の弾性を利用しているので、内部
摩擦が小さくスペクトラムが狭い(実線)。した
がつて所与の周波数の振動を軽い弾性金属部材を
振動させるだけで確実に減衰させることができ
る。
g 考案の効果 弾性金属部材を使用するので、共振のピーク
が鋭く、軽い部材を振動させるだけで有効に振
動を減衰させることができる。
弾性金属部材と振動体の結合が密であるので
振動が効率よく伝達され、減少する。
ゴムを使用しないのでバラツキが少なく品質
管理が容易である。
構造が簡単であるので、コストが安くまた軽
量である。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車のバンパーに取付けられた本考
案に係る制振装置の好ましい実施例の上面図、第
2図は第1図の拡大正面図、第3図は制振装置の
周波数fに対する減衰スペクトラム、第4図、第
5図は従来技術による制振装置の概念的断面図で
ある。 1……制振装置、2……バンパー、4,4a…
…鉄板、5……カラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2つのバンパーブラケツト3を介して車体に取
    付けられている樹脂バンパー2の振動を減衰させ
    るための自動車バンパーの制振装置において、弾
    性金属部材としての直線状の鉄板1と、該鉄板1
    の両端近傍において該鉄板1を両バンパーブラケ
    ツト3の中間においてバンパー2にバンパー2と
    ほぼ平行に固定する固定部材としてのカラーと螺
    子からなり、鉄板1の曲げ振動の固有振動数が樹
    脂バンパー2の曲げ振動の固有振動数にほぼ等し
    いことを特徴とする自動車用バンパーの制振装
    置。
JP1985082311U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0433479Y2 (ja)

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JPS61198154U JPS61198154U (ja) 1986-12-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4624266B2 (ja) * 2006-01-11 2011-02-02 特許機器株式会社 動吸振器
JP6489172B2 (ja) * 2017-08-03 2019-03-27 マツダ株式会社 車両の音振エネルギー減衰構造

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JPS5829316Y2 (ja) * 1978-06-07 1983-06-27 住友金属工業株式会社 鋼管部材の制振装置
JPS6332915Y2 (ja) * 1980-11-07 1988-09-02
JPS58136636U (ja) * 1982-03-11 1983-09-14 日産自動車株式会社 シリンダブロツクの防振装置

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JPS61198154U (ja) 1986-12-11

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