JPH04331998A - 音声合成方式 - Google Patents

音声合成方式

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JPH04331998A
JPH04331998A JP3130626A JP13062691A JPH04331998A JP H04331998 A JPH04331998 A JP H04331998A JP 3130626 A JP3130626 A JP 3130626A JP 13062691 A JP13062691 A JP 13062691A JP H04331998 A JPH04331998 A JP H04331998A
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JP
Japan
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special word
special
word
language processing
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Application number
JP3130626A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Sakayori
哲也 酒寄
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、仮名漢字混じり文章等
に対して言語処理を行ないこれを音韻と韻律の情報に変
換した後、規則音声合成処理によって音声を合成する音
声合成方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、日本語の仮名漢字混じり文章に対
し言語処理を行ない、音韻と韻律の情報に変換した後、
規則音声合成処理によって音声を合成する所謂テキスト
音声合成技術が実用化されている。ここで、上記の言語
処理においては、仮名漢字混じり文章から単語を同定し
て、その読みや品詞,アクセントなどの音韻,韻律情報
を得るために単語辞書が用いられている。
【0003】ところで、仮名漢字混じり文章中の単語に
は、一般的で汎用的な単語の他にも、一般的ではない固
有名詞や専門用語などの特殊単語も存在しうる。汎用的
な単語のみならず、特殊単語に対しても正しい読みやア
クセントを付与するためには、これら全ての単語を1つ
の単語辞書に登録すれば良いが、実際上、これら全ての
単語を網羅するように1つの単語辞書を構成することは
不可能である。
【0004】このため、従来では、例えば特開平2−2
02628号に開示されているように、人名用辞書や地
名用辞書などのカテゴリ別の複数の辞書を用意し、解析
対象の単語に合わせて辞書を選択的に用いて特殊単語の
処理を行なうようにしているか、あるいは、特開昭63
−298300号に開示のように、オペレータが対象文
章に合わせて任意の単語を追加,削除,置換しうるよう
な個別辞書を設け、この個別辞書を用いて特殊単語の処
理を行なうようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平2−202628号に開示の仕方では、カテゴ
リ別の辞書を多数用意しなければならないという欠点が
あった。また、カテゴリ別に辞書を用意する場合であっ
ても、各辞書に登録可能な単語数には限界があり、解析
対象の特殊単語が所定の辞書に必ずしも登録されている
とは限らず、この場合には、特殊単語に対し間違った読
みやアクセントが付され、文章作成者の意図した読み方
で正確な読み上げがなされないなどの恐れがあった。
【0006】また、特開昭63−298300号に開示
の仕方では、テキスト音声合成時に対象テキストに合わ
せて人手で個別辞書の管理を行なわなければならず、ま
た、単語の読みやアクセントなどの情報をどのように付
加するかはオペレータの判断に任せられており、必ずし
も文章作成者の意図したものとならないという欠点があ
った。
【0007】さらに、一般的な単語と同じ表記であって
も、文章作成者の意図によって特殊な使い方をした場合
には、特殊な読み方をさせたい場合もあるが、このよう
な要求に対しては上述したいずれの技術によっても対応
することができないという欠点があった。
【0008】本発明は、辞書の管理を容易にすることが
できて、特殊単語に対しても文章作成者の意図した読み
方で正確な読み上げを行なうことの可能な音声合成方式
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、処理対象となる文章中に埋め込まれた特殊
単語情報を解釈し、その結果を特殊単語情報バッファに
保存するとともに、文章中の当該特殊単語情報を当該特
殊単語の表記に置き換える特殊単語抽出手段と、特殊単
語抽出手段によって置き換えられた文章に対して所定の
言語処理を施し、文章中の各単語を音韻,韻律情報に変
換する言語処理手段と、言語処理手段からの音韻,韻律
情報のうち、特殊単語に対応する部分を前記特殊単語情
報バッファに保存されている特殊単語情報に基づく音韻
,韻律情報に差し替える特殊単語変換手段とを備え、特
殊単語変換手段から出力される各単語の音韻,韻律情報
に基づき音声合成を行なうようになっていることを特徴
としている。
【0010】また、処理対象となる文章に付加されてい
る特殊単語情報を抽出し、該特殊単語情報に基づき特殊
単語辞書を作成する特殊単語辞書作成手段と、特殊単語
情報が削除された形の文章に対して特殊単語辞書と一般
単語辞書の両方を参照して所定の言語処理を施す言語処
理手段とを備え、言語処理結果に基づき音声合成を行な
うことを特徴としている。
【0011】また、前記言語処理手段が特殊単語辞書と
一般単語辞書の両方を参照して言語処理を行なう場合、
言語処理手段は、特殊単語辞書を一般単語辞書よりも優
先的に参照することを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明では、文章中に特殊単語がある場合、特
殊単語については、その情報を文章作成者が文章作成時
に予め文章中に埋め込むか、あるいは文章に付加してお
く。
【0013】特殊単語情報が文章中に埋め込まれている
場合には、特殊単語抽出手段は、文章中に埋め込まれた
特殊単語情報を解釈し、その結果を特殊単語情報バッフ
ァに保存するとともに、文章中に埋め込まれている特殊
単語情報をその特殊単語の表記に置き換える。言語処理
手段では、特殊単語情報を表記によって置き換えた結果
の文章に対し、所定の言語処理を施し、文章中の各単語
を音韻,韻律情報に変換する。この際、言語処理手段に
おいて文章中の特殊単語については、これを正しい音韻
,韻律情報に変換できない場合もあるが、言語処理手段
からの音韻,韻律情報のうち、特殊単語に対応する部分
を特殊単語情報バッファに保存されている特殊単語情報
に基づく正しい音韻,韻律情報に差し替えることにより
、特殊単語についても文章作成者の意図した通りの音声
合成がなされる。
【0014】また、特殊単語情報が文章に付加されてい
る場合には、特殊単語辞書作成手段は、文章に付加され
ている特殊単語情報を抽出し、これに基づき特殊単語辞
書を作成する。言語処理手段には、特殊単語情報が削除
された形で文章が送られ、言語処理手段は、この文章に
対し、特殊単語辞書と一般単語辞書との両方を参照して
所定の言語処理を施す。これにより、文章中の特殊単語
については特殊単語辞書が参照されて、文章作成者の意
図した通りの音声合成がなされる。
【0015】この際、特殊単語辞書が一般単語辞書より
も優先的に参照されるので、一般的な単語と同じ表記で
はあるが、文章作成者が一般的でない読み方を意図して
いる場合にも、文章作成者の意図した読み方で音声合成
がなされる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の第1の実施例のブロック図である
。この第1の実施例では、例えば図2に示すように、特
殊単語(MICやLINE)については、この表記情報
(MIC,LINE)と音韻,韻律情報(マ´イク,ラ
´イン)とをコロン(:)で区分し、これらの情報から
なる特殊単語情報全体をセミコロン(;)で挾んで、処
理対象となる仮名漢字混じり文章に予め埋め込んでおき
、このような仮名漢字混じり文章を図1に示すシステム
に入力させて音声合成処理を行なわせるようになってい
る。
【0017】図2のような仮名漢字混じり文章に対する
処理を行なうため、図1のシステムには、仮名漢字混じ
り文章中に埋め込まれた特殊単語情報を抽出し、これを
特殊単語情報バッファ1に保存するとともに、文章中の
特殊単語情報をこの特殊単語の表記に置き換える特殊単
語抽出部2と、特殊単語情報が特殊単語の表記に置き換
えられた結果の仮名漢字混じり文章を解析して、これを
音韻,韻律情報に変換する言語処理部3と、言語処理部
3により得られた音韻,韻律情報中において、特殊単語
に対応した音韻,韻律情報を、特殊単語情報バッファ1
に保存されている特殊単語の音韻,韻律情報に差し替え
る特殊単語変換部4と、特殊単語変換部4からの音韻,
韻律情報に基づき音声合成を行ない音声の読み上げを行
なう音声合成部5とが設けられている。
【0018】次にこのような構成における音声合成処理
動作について説明する。いま、文章作成者によって例え
ば図2に示すような仮名漢字混じり文章が作成されてい
るとし、これを図1のシステムに入力させると、特殊単
語抽出部2では、仮名漢字混じり文章中に埋め込まれた
特殊単語情報を抽出する。すなわち、仮名漢字混じり文
章においてセミコロン(;)を検出すると、このセミコ
ロン(;)からその後のコロン(:)までの間を特殊単
語の表記情報として抽出し、このコロン(:)からその
後のセミコロン(;)までの間を特殊単語の音韻,韻律
情報として抽出する。この結果、例えば、特殊単語情報
「;MIC:マ´イク;」については、「MIC」が表
記情報として抽出され、「マ´イク」が音韻,韻律情報
として抽出される。なお、「マ´イク」において、「マ
イク」が音韻情報(読み)であり、「´」が韻律情報(
アクセント)である。
【0019】特殊単語抽出部2は、このようにして特殊
単語情報を抽出すると、その結果を特殊単語情報バッフ
ァ1に保存する。また、セミコロンからセミコロンまで
の文字列をこの特殊単語の表記に置き換え、さらに仮名
漢字混じり文章中で特殊単語に対応する部分を明確にす
るため、例えば、特殊単語の表記の位置にマーキング(
アンダーライン)を施こす。
【0020】この結果、言語処理部3には、特殊単語抽
出部2から図3に示すように変換された仮名漢字混じり
文章が送られる。また、特殊単語情報バッファ1には、
図4に示すような内容が保存される。なお、図4の例で
は、図3のマーキングの生起順にマーク番号が付されて
特殊単語情報が格納されている。また、「MIC」,「
LINE」のいずれも、読みの最初にアクセントがある
ので、アクセント番号は“1”となっている。
【0021】言語処理部3では、図3に示すような仮名
漢字混じり文章が送られると、これを解析し、この文章
中の各単語についてこれを音韻,韻律情報に変換する。 この際に、マーキングの施された箇所については、この
位置情報を保存するように処理する。また、各単語の処
理については、図1に図示しないが、既知の一般的な単
語辞書が用いられる。
【0022】しかる後、特殊単語変換部4では、言語処
理部3で得られた音韻,韻律情報中においてマーキング
位置に対応した音韻,韻律情報については、これを特殊
単語情報バッファ1中の対応する特殊単語の音韻,韻律
情報に置き換える。例えば、図3の文章中で、特殊単語
「MIC」を言語処理部3で処理した結果の音韻,韻律
情報については、これを特殊単語情報バッファ1からの
読み「マイク」,アクセント「1」に置き換える。
【0023】これにより、図3の文章の各単語を言語処
理部3で処理した結果、特殊単語「MIC」,「LIN
E」についてその音韻,韻律情報が正しく得られない場
合であっても、これらをバッファ1に保存されている文
章作成者の意図した通りの正しい音韻,韻律情報に置き
換えて音声合成部5に送ることができて、音声合成部5
では、既知の規則音声合成技術を用いて音声を合成し、
特殊単語に対しても文章作成者の意図した読み方で正確
な読み上げを行なうことができる。
【0024】このように、この第1の実施例によれば、
特殊単語については文章作成者が自分の意図した音韻(
読み),韻律(アクセント)情報を埋め込んだ形で文章
を作成するだけで良い。この結果、文章中に存在する全
ての特殊単語の情報は、特殊単語情報バッファ1に自動
的に必ず保存されるので、カテゴリ別の辞書を設けたり
、あるいは対象テキストに合わせて人手で辞書の管理を
行なったりせずとも良い。また、この特殊単語情報バッ
ファ1に保存された内容を用いることによって、特殊単
語に対しても文章作成者の意図した読み方で正確な読み
上げを行なうことができる。
【0025】特に、特殊単語の中には、一般的な単語と
同じ表記であっても、文章作成者が一般的ではない読み
方を意図している単語も含まれるが、この第1の実施例
のように、このような単語に対してその情報を指定し、
特殊単語として扱わせることにより、書き言葉で表現し
にくい話し言葉のニュアンスまでも表現することが可能
となる。
【0026】図5は本発明の第2の実施例のブロック図
である。この第2の実施例では、例えば図6に示すよう
に、特殊単語(MICやLINE)については、この表
記情報(MIC,LINE)と音韻,韻律情報(「マ´
イク」,「ラ´イン)とをコロン(:)で区分し、これ
らの情報からなる特殊単語情報全体の先頭にセミコロン
(;)を付けて、処理対象となる仮名漢字混じり文章に
予め付加しておき、このような特殊単語情報の付加され
た仮名漢字混じり文章を図5に示すシステムに入力させ
て音声合成処理を行なわせるようになっている。
【0027】図6のような仮名漢字混じり文章に対する
処理を行なうため、図5のシステムには、仮名漢字混じ
り文章に付加された特殊単語情報を抽出する特殊単語抽
出部11と、特殊単語抽出部11で抽出された特殊単語
情報に基づき特殊単語辞書12を作成する特殊単語辞書
作成部13と、一般的な単語の音韻,韻律情報が予め格
納されている一般単語辞書14と、付加されていた特殊
単語情報を削除した形の仮名漢字混じり文章のみが入力
し、この仮名漢字混じり文章を特殊単語辞書12と一般
単語辞書14との両方を参照して言語処理を行なう言語
処理部15と、言語処理部15からの音韻,韻律情報に
基づき音声合成を行ない音声の読み上げを行なう音声合
成部16とが設けられている。
【0028】次にこのような構成における音声合成処理
動作について説明する。いま、文章作成者によって、例
えば図6に示すように、特殊単語情報が付加された仮名
漢字混じり文章が作成されているとする。ここで、特殊
単語情報は、仮名漢字混じり文章に対して、脚注のよう
な形で表現でき、この場合、文章作成者は、仮名漢字混
じり文章中に同じ特殊単語が何度も繰り返し存在すると
きにも、この特殊単語の特殊単語情報を何度も繰り返し
て指定する必要がなく、1つを脚注風に表現するだけで
良い。
【0029】図6のような特殊単語情報の付加された仮
名漢字混じり文章を図5のシステムに入力させると、特
殊単語抽出部11では、仮名漢字混じり文章に付加され
ている特殊単語情報を抽出する。すなわち、図6の例で
は、行頭のセミコロン(;)を検出すると、このセミコ
ロン(;)からその後のコロン(:)までの間を特殊単
語の表記情報として抽出し、このコロン(:)から行末
までの間を特殊単語の音韻,韻律情報として抽出する。
【0030】特殊単語抽出部2は、このようにして特殊
単語情報を抽出すると、その結果を特殊単語辞書作成部
13に与え、特殊単語辞書作成部13では、抽出された
特殊単語情報に基づき特殊単語辞書12を作成する。
【0031】また、特殊単語抽出部2は、特殊単語情報
を抽出すると、特殊単語情報を削除して、仮名漢字混じ
り文章のみを言語処理部15に与える。
【0032】この結果、言語処理部15には、特殊単語
抽出部11から図7に示すような仮名漢字混じり文章の
みが送られる。また、特殊単語辞書12には、図8に示
すような内容が登録される。
【0033】言語処理部15では、図7に示すような仮
名漢字混じり文章が送られると、これを解析し、この文
章中の各単語についてこれを音韻,韻律情報に変換する
。この際、ある単語について言語処理を行なう場合に、
言語処理部15は、特殊単語辞書12と一般単語辞書1
4とを参照するが、一般的な単語の情報は特殊単語辞書
12には一般的に登録されておらず、また、特殊単語の
情報は一般的には一般単語辞書14に登録されていない
ので、一般的な単語については一般単語辞書14を参照
し、図7の文章中の特殊単語「MIC」,「LINE」
については、特殊単語辞書12を参照する。この結果、
言語処理部15は、特殊単語「MIC」,「LINE」
については、これらを特殊単語辞書12に登録されてい
る文章作成者の意図した通りの音韻,韻律情報に置き換
えて、音声合成部16に送ることができる。音声合成部
16では、既知の規則音声合成技術を用いて音声を合成
し、特殊単語に対しても文章作成者の意図した読み方で
正確な読み上げを行なうことができる。
【0034】このように、この第2の実施例によれば、
文章作成者が仮名漢字混じり文章を作成したときに、こ
の文章中に含まれる特殊単語については文章作成者が自
分の意図した音韻(読み),韻律(アクセント)情報を
上記文章に付加するだけで良く、この結果、文章中に存
在する全ての特殊単語の情報は特殊単語辞書12に自動
的に必ず登録されるので、第1の実施例と同様に、カテ
ゴリ別の辞書を設けたり、あるいは対象テキストに合わ
せて人手で辞書の管理を行なったりせずとも良い。また
、特殊単語については特殊単語辞書12に登録された内
容が一般に用いられるので、特殊単語に対しても文章作
成者の意図した読み方で正確な読み上げを行なうことが
できる。
【0035】さらに、この第2の実施例では、特殊単語
情報を、文章に依存した一般的な追加辞書として扱うこ
とによって、文章中に同じ特殊単語が何度も存在すると
きにも、これの情報を何度も指定する必要がなく、脚注
のような自然な形で表現できて、文章の編集,管理が容
易になる。
【0036】ところで、上記の処理例では、特殊単語は
特殊単語辞書12だけに登録され、一般的な単語は一般
単語辞書だけに登録されていることを想定しているが、
特殊単語の中には、一般的な単語と同じ表記であっても
、文章作成者が一般的ではない読み方を意図している単
語も含まれる。このような単語が文章中に存在するよう
な場合には、この単語の情報は、特殊単語辞書12に特
殊単語情報として登録されるのみならず、一般単語辞書
14にも一般単語情報として予め登録されている。従っ
て、このような単語が存在するようなときには、言語処
理部15は、特殊単語辞書12を一般単語辞書14より
も優先的に参照して処理を行なうのが良い。これにより
、文章中の各単語については先づ特殊単語辞書12が参
照され、特殊単語辞書12に登録されていない単語につ
いてだけ一般単語辞書14が参照される。この結果、一
般的な単語と同じ表記ではあるが文章作成者が一般的で
ない読み方を意図している単語について処理がなされる
ときには、特殊単語辞書12が必ず参照されるので、こ
の単語は、この特殊単語辞書12に登録されているこの
単語の特殊単語情報,すなわち文章作成者の意図した通
りの音韻,韻律情報に変換される。このように、辞書1
2,14に優先度を設けることにより、書き言葉で表現
しにくい話し言葉のニュアンスまでも表現することが可
能となる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
文章中に特殊単語がある場合、特殊単語については、そ
の情報を文章作成者が文章作成時に予め文章中に埋め込
んでおくことにより、文章中に埋め込まれた特殊単語情
報が解釈されて、その結果が特殊単語情報バッファに保
存され、言語処理結果としての音韻,韻律情報のうち、
特殊単語に対応する部分が特殊単語情報バッファに保存
されている特殊単語情報に基づく正しい音韻,韻律情報
に差し替えられるようになっているので、辞書,すなわ
ち特殊単語情報バッファの管理が容易となり、辞書管理
が容易であるにもかかわらず、特殊単語についても文章
作成者の意図した通りの音声合成を行なうことができる
【0038】また、文章中に特殊単語がある場合、特殊
単語については、その情報を文章作成者が文章作成時に
予め文章に付加しておくことにより、文章に付加されて
いる特殊単語情報が抽出されて、これに基づき特殊単語
辞書を作成され、言語処理において文章中の特殊単語に
ついては特殊単語辞書が参照されるようになっているの
で、辞書の管理が容易となり、文章作成者の意図した通
りの音声合成を行なうことができるとともに、さらに、
文章中に同じ特殊単語が何度も存在するときにもこれの
情報を何度も指定する必要がなくなるので、文章作成者
の負担をより一層軽減し、文章の編集,管理が容易とな
る。
【0039】また、特殊単語辞書を一般単語辞書よりも
優先的に参照して言語処理を行なうようにすれば、一般
的な単語と同じ表記ではあるが文章作成者が一般的でな
い読み方を意図している場合にも、文章作成者の意図し
た読み方で音声合成を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図2】特殊単語情報が埋め込まれた仮名漢字混じり文
章の一例を示す図である。
【図3】図2に示す仮名漢字混じり文章を特殊単語抽出
部により変換した結果を示す図である。
【図4】特殊単語情報バッファに保存された内容の一例
を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例のブロックである。
【図6】特殊単語情報の付加された仮名漢字混じり文章
の一例を示す図である。
【図7】特殊単語情報が削除された仮名漢字混じり文章
の一例を示す図である。
【図8】特殊単語辞書に登録された内容の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1      特殊単語情報バッファ 2      特殊単語抽出部 3      言語処理部 4      特殊単語変換部 5      音声合成部 11    特殊単語抽出部 12    特殊単語辞書 13    特殊単語辞書作成部 14    一般単語辞書 15    言語処理部 16    音声合成部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  処理対象となる文章中に埋め込まれた
    特殊単語情報を解釈し、その結果を特殊単語情報バッフ
    ァに保存するとともに、文章中の当該特殊単語情報を当
    該特殊単語の表記に置き換える特殊単語抽出手段と、特
    殊単語抽出手段によって置き換えられた文章に対して所
    定の言語処理を施し、文章中の各単語を音韻,韻律情報
    に変換する言語処理手段と、言語処理手段からの音韻,
    韻律情報のうち、特殊単語に対応する部分を前記特殊単
    語情報バッファに保存されている特殊単語情報に基づく
    音韻,韻律情報に差し替える特殊単語変換手段とを備え
    、特殊単語変換手段から出力される各単語の音韻,韻律
    情報に基づき音声合成を行なうようになっていることを
    特徴とする音声合成方式。
  2. 【請求項2】  処理対象となる文章に付加されている
    特殊単語情報を抽出し、該特殊単語情報に基づき特殊単
    語辞書を作成する特殊単語辞書作成手段と、特殊単語情
    報が削除された形の文章に対して特殊単語辞書と一般単
    語辞書の両方を参照して所定の言語処理を施す言語処理
    手段とを備え、言語処理結果に基づき音声合成を行なう
    ことを特徴とする音声合成方式。
  3. 【請求項3】  前記言語処理手段は、特殊単語辞書と
    一般単語辞書の両方を参照するに際して、特殊単語辞書
    を一般単語辞書よりも優先的に参照して言語処理を行な
    うようになっていることを特徴とする請求項2記載の音
    声合成方式。
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