JPH04329864A - 時計用外装部品 - Google Patents
時計用外装部品Info
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- JPH04329864A JPH04329864A JP10125491A JP10125491A JPH04329864A JP H04329864 A JPH04329864 A JP H04329864A JP 10125491 A JP10125491 A JP 10125491A JP 10125491 A JP10125491 A JP 10125491A JP H04329864 A JPH04329864 A JP H04329864A
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックス被膜を施
した、プラスチックス製の時計用外装部品に関する。
した、プラスチックス製の時計用外装部品に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来からのプラスチックス製時計用外装
部品は、プラスチックス基材そのままで表面処理を行わ
ないもの、金、金合金めっきや、白色のＰｄめっき等の
湿式めっきを行うもの、塗装を行うもの、また、これら
を組み合わせたものが主であった。
部品は、プラスチックス基材そのままで表面処理を行わ
ないもの、金、金合金めっきや、白色のＰｄめっき等の
湿式めっきを行うもの、塗装を行うもの、また、これら
を組み合わせたものが主であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プラスチック
ス基材をそのまま用いるものは、色調のバラエティーに
富むものの、高級感、装飾性という面では劣るものであ
る。また、湿式めっきを施すものは、高級感、装飾性は
高くなるが、色調が限定されてしまうこと、基材がプラ
スチックスであり比較的柔らかい為、表面処理層の耐久
性の点で課題を有している。塗装については、高級感に
乏しいという欠点を有している。
ス基材をそのまま用いるものは、色調のバラエティーに
富むものの、高級感、装飾性という面では劣るものであ
る。また、湿式めっきを施すものは、高級感、装飾性は
高くなるが、色調が限定されてしまうこと、基材がプラ
スチックスであり比較的柔らかい為、表面処理層の耐久
性の点で課題を有している。塗装については、高級感に
乏しいという欠点を有している。
【０００４】本発明はこれらの課題を解決するもので、
その目的とするところは、高級感、装飾性が高く、かつ
、色調が豊富であり、耐久性のある、プラスチックス製
時計用外装部品を提供することにある。
その目的とするところは、高級感、装飾性が高く、かつ
、色調が豊富であり、耐久性のある、プラスチックス製
時計用外装部品を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の時計用外装部品
は、Ｔｉ、Ｚｒ、Ｈｆ、Ｖ、Ｔａ、Ｗ、Ｎｂ、Ｃｒから
選ばれた１種もしくは２種以上の金属の酸化物、炭化物
、窒化物、酸炭化物、炭窒化物、酸窒化物または酸炭窒
化物を実質的成分としたセラミックス被膜を、イオンプ
レーティング法、スパッタリング法、真空蒸着法などの
乾式成膜法により、基材であるプラスチックスの最上層
に、部分的または全面に形成したことを特徴とする。
は、Ｔｉ、Ｚｒ、Ｈｆ、Ｖ、Ｔａ、Ｗ、Ｎｂ、Ｃｒから
選ばれた１種もしくは２種以上の金属の酸化物、炭化物
、窒化物、酸炭化物、炭窒化物、酸窒化物または酸炭窒
化物を実質的成分としたセラミックス被膜を、イオンプ
レーティング法、スパッタリング法、真空蒸着法などの
乾式成膜法により、基材であるプラスチックスの最上層
に、部分的または全面に形成したことを特徴とする。
【０００６】
【作用】最上層のセラミックス被膜は、Ｔｉ、Ｚｒなど
の化合物が代表的であるが、その窒化物においては金め
っきに類似した金色が得られる。また反応ガスの圧力、
種類といった条件を変えることで、種々の色調を有する
被膜が得られる。更に、これらの被膜は、金属光沢を持
つ有彩色であることが多く、また被膜硬度も高く、強靭
なものである。
の化合物が代表的であるが、その窒化物においては金め
っきに類似した金色が得られる。また反応ガスの圧力、
種類といった条件を変えることで、種々の色調を有する
被膜が得られる。更に、これらの被膜は、金属光沢を持
つ有彩色であることが多く、また被膜硬度も高く、強靭
なものである。
【０００７】従って、上記のセラミックス被膜を形成す
ることにより、高級感があり、耐久性に優れ、色調の豊
富なプラスチックス製の時計用外装部品を得ることが可
能となる。
ることにより、高級感があり、耐久性に優れ、色調の豊
富なプラスチックス製の時計用外装部品を得ることが可
能となる。
【０００８】セラミックス被膜をプラスチックス基材上
へ形成するにあたっては、下地めっき層を１層以上形成
する必要がある。これは、プラスチックスへ導電性を与
えるとともに、密着性を上げる為である。また、めっき
可能なプラスチックスは、主には熱可塑性樹脂であり、
最も多く用いられているのは、ＡＢＳ樹脂である。
へ形成するにあたっては、下地めっき層を１層以上形成
する必要がある。これは、プラスチックスへ導電性を与
えるとともに、密着性を上げる為である。また、めっき
可能なプラスチックスは、主には熱可塑性樹脂であり、
最も多く用いられているのは、ＡＢＳ樹脂である。
【０００９】従って、セラミックス被膜の形成方法は、
なるべく低温で処理ができる方法及び工程を選ぶことが
重要であり、基材への熱によるダメージを低減できる。
なるべく低温で処理ができる方法及び工程を選ぶことが
重要であり、基材への熱によるダメージを低減できる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明について、実施例に基づき詳細
に説明する。
に説明する。
【００１１】図１は本発明の時計用外装部品の実施例の
１つの縦断面図である。基材であるＡＢＳ樹脂１をエッ
チングした後、Ｐｄの触媒核をを付与した。次に硫酸水
溶液に浸漬し、Ｐｄ核を形成した。次に無電解ニッケル
めっきによりニッケル層２を形成した。以下、電気めっ
き法によりニッケルストライク層３、銅めっき層４、ニ
ッケルめっき層５、パラジウム−ニッケルめっき層６を
順次形成した。
１つの縦断面図である。基材であるＡＢＳ樹脂１をエッ
チングした後、Ｐｄの触媒核をを付与した。次に硫酸水
溶液に浸漬し、Ｐｄ核を形成した。次に無電解ニッケル
めっきによりニッケル層２を形成した。以下、電気めっ
き法によりニッケルストライク層３、銅めっき層４、ニ
ッケルめっき層５、パラジウム−ニッケルめっき層６を
順次形成した。
【００１２】次に、イオンプレーティング装置の真空チ
ャンバーへ、上記時計用外装部品を入れ、真空排気後ア
ルゴンガスを導入しイオンボンバードメントを行い表面
のクリーニングを行った。
ャンバーへ、上記時計用外装部品を入れ、真空排気後ア
ルゴンガスを導入しイオンボンバードメントを行い表面
のクリーニングを行った。
【００１３】その後、反応ガスとして窒素を導入し、蒸
発源にチタンを用いて、反応性イオンプレーティングを
行い、窒化チタンのセラミックス被膜７を最上層に形成
した。この結果得られた外装部品は、金めっきに類似し
た黄金色を呈し、実用携帯試験において摩耗やキズの発
生はほとんどなく、高級感があり耐久性に優れたもので
あった。
発源にチタンを用いて、反応性イオンプレーティングを
行い、窒化チタンのセラミックス被膜７を最上層に形成
した。この結果得られた外装部品は、金めっきに類似し
た黄金色を呈し、実用携帯試験において摩耗やキズの発
生はほとんどなく、高級感があり耐久性に優れたもので
あった。
【００１４】上記実施例においては、反応ガスとして窒
素のみ用いたが、全く同様の処理法で、反応ガスにアセ
チレンを加え、種々のガス比、ガス圧にてセラミックス
被膜を得た。得られた本発明の時計外装部品と従来技術
による時計用外装部品の比較を表１に示す。外観の判定
は目視にて行ない、耐摩耗性は、牛皮裏面上５００ｇ荷
重の往復運動３万回後の下地露出の有無を見た。○は露
出なし、△は一部露出あり、×は大きく下地露出したこ
とを示す。
素のみ用いたが、全く同様の処理法で、反応ガスにアセ
チレンを加え、種々のガス比、ガス圧にてセラミックス
被膜を得た。得られた本発明の時計外装部品と従来技術
による時計用外装部品の比較を表１に示す。外観の判定
は目視にて行ない、耐摩耗性は、牛皮裏面上５００ｇ荷
重の往復運動３万回後の下地露出の有無を見た。○は露
出なし、△は一部露出あり、×は大きく下地露出したこ
とを示す。
【表１】
以上、表１の結果からも分かる様に、プラスチックス基
材の最上層に、セラミックス被膜を形成することによっ
て高級感がありかつ、耐久性にすぐれ、更には色調のバ
ラエティーに富んだ時計用外装部品を得ることができる
。また、本実施例ではチタン系のセラミックス被膜をイ
オンプレーティング法によって形成する方法を述べたが
、チタン以外のＺｒ、Ｈｆ、Ｖ、等も同様に適用可能で
あり、成膜法もイオンプレーティング法に限定されるも
のでなく、スパッタリン法、蒸着法などの乾式成膜法が
適用できる。
材の最上層に、セラミックス被膜を形成することによっ
て高級感がありかつ、耐久性にすぐれ、更には色調のバ
ラエティーに富んだ時計用外装部品を得ることができる
。また、本実施例ではチタン系のセラミックス被膜をイ
オンプレーティング法によって形成する方法を述べたが
、チタン以外のＺｒ、Ｈｆ、Ｖ、等も同様に適用可能で
あり、成膜法もイオンプレーティング法に限定されるも
のでなく、スパッタリン法、蒸着法などの乾式成膜法が
適用できる。
【００１５】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、色
調のバラエティーに富み、高級感があり、耐久性にも優
れた、プラスチックを基材とした時計用外装部品を得る
ことが可能となる。
調のバラエティーに富み、高級感があり、耐久性にも優
れた、プラスチックを基材とした時計用外装部品を得る
ことが可能となる。
【図１】本発明実施例の主要縦断面図である。
１ ＡＢＳ樹脂
２ ニッケル層
３ ニッケルストライク層
４ 銅めっき層
５ ニッケルめっき層
６ パラジウム−ニッケル層
７ セラミックス被膜
Claims (1)
- 【請求項１】Ｔｉ、Ｚｒ、Ｈｆ、Ｖ、Ｔａ、Ｗ、Ｎｂ、
Ｃｒから選ばれた１種もしくは２種以上の金属の酸化物
、炭化物、窒化物、酸炭化物、炭窒化物、酸窒化物また
は酸炭窒化物を実質的成分としたセラミックス被膜をイ
オンプレーティング法、スパッタリング法、真空蒸着法
などの乾式成膜法により基材であるプラスチックスの最
上層に、部分的または全面に形成したことを特徴とする
時計用外装部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10125491A JPH04329864A (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 時計用外装部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10125491A JPH04329864A (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 時計用外装部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04329864A true JPH04329864A (ja) | 1992-11-18 |
Family
ID=14295780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10125491A Pending JPH04329864A (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 時計用外装部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04329864A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11500040A (ja) * | 1995-02-22 | 1999-01-06 | ラツァロフ，ミラディン | インプラント |
| WO2000003054A1 (fr) * | 1998-07-10 | 2000-01-20 | Nihon Seimitsu Co., Ltd. | Procede de galvanoplastie ionique d'une resine synthetique, et article en resine synthetique moulee presentant un revetement realise par galvanoplastie ionique |
| JP2007182630A (ja) * | 2005-12-30 | 2007-07-19 | Meian Kokusai Gigyo Kofun Yugenkoshi | 非金属材に多彩な金属光沢を与える方法及び多彩な金属光沢を有する非金属材 |
-
1991
- 1991-05-07 JP JP10125491A patent/JPH04329864A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11500040A (ja) * | 1995-02-22 | 1999-01-06 | ラツァロフ，ミラディン | インプラント |
| JP2011152447A (ja) * | 1995-02-22 | 2011-08-11 | Tinox Ag | インプラント |
| WO2000003054A1 (fr) * | 1998-07-10 | 2000-01-20 | Nihon Seimitsu Co., Ltd. | Procede de galvanoplastie ionique d'une resine synthetique, et article en resine synthetique moulee presentant un revetement realise par galvanoplastie ionique |
| JP2007182630A (ja) * | 2005-12-30 | 2007-07-19 | Meian Kokusai Gigyo Kofun Yugenkoshi | 非金属材に多彩な金属光沢を与える方法及び多彩な金属光沢を有する非金属材 |
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