JPH04326183A - 画像の拡大/縮小方法 - Google Patents

画像の拡大/縮小方法

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JPH04326183A
JPH04326183A JP3096491A JP9649191A JPH04326183A JP H04326183 A JPH04326183 A JP H04326183A JP 3096491 A JP3096491 A JP 3096491A JP 9649191 A JP9649191 A JP 9649191A JP H04326183 A JPH04326183 A JP H04326183A
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JP
Japan
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image
picture
discrete
sampling
digital
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Application number
JP3096491A
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English (en)
Inventor
Naoya Hayashi
直哉 林
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル信号処理にお
ける離散画像の補間方法を用いた画像の拡大・縮小方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】連続平面上にある画像(以下連続画像と
いう)を整数倍または有理数倍に拡大あるいは縮小する
方法は、一般に図3のようなブロック図で処理される。 すなわち、入力端子1からの入力信号を標本化の際に折
返し雑音が生じないようにアナログ低域通過フィルタ(
以下アナログLPFという)2で画像の帯域をナイキス
ト周波数以下に制限してから、アナログデジタル変換器
(以下A/D変換器という)3で標本化および量子化し
て離散画像を生成する。次に、補間処理5で、入力した
離散画像(以下原画像という)の標本から、それを拡大
あるいは縮小する時に必要となる標本を補間して求める
。以下、原画像の標本間隔は補間後の離散画像の標本間
隔のL倍(Lは1より大きい整数)またはL1 /L2
 倍(L1 ,L2 は1より大きい整数)とする。
【0003】次の図4,図5に、このような補間方法の
概念を説明する模式図を示す。これについては、雑誌「
プロシーディングス・オブ・アイイーイーイー(PRO
CEEDINGS  OF  IEEE)」の1981
年3月号(Vol.69)の“Interpolati
on  and  Decimation  of  
Digital  Signals  −  A  T
utorial  Review”(著書  Rona
ld  E.Crochiere  and  Law
rence  R.Rabiner)を参照。この文献
は、1次元の信号の補間を2次元の画像に適用するよう
にしたものである。
【0004】図4においては、補間処理5をオーバーサ
ンプル(a)とディジタルLPF(10)とで行う場合
を示し、図4(a)〜(c)はL=2の場合の各段階の
離散画像の例を示している。原画像をa(m,n)(m
、nはそれぞれ水平方向、垂直方向の座標を表わす整数
とする)とし、その標本を図4(a)で○印で表わして
いる。これをオーバーサンプルによって、図4(b)の
ように原画像をL倍にオーバーサンプルして標本の間に
値が0の標本を挿入し、ここでは値を0として挿入した
標本を×で表わしている。この画像をb(m,n)とす
るとb(m,n)は次の(1)式のようになる。
【0005】
【0006】ここでa(m,n)のフーリエ変換をA(
exp[jω1 ] ,exp[jω2 ] )とし、
ω1 ,ω2 はそれぞれ水平方向、垂直方向の標本間
隔で正規化した角周波数で、水平方向、垂直方向の標本
間隔をそれぞれX、Yとすると、ω1 =2πの周波数
が1/Xに、ω2 =2πの周波数が1/Yに対応する
。(1)式よりb(m,n)のフーリエ変換B(exp
[jω1 ′],exp[jω2 ′])(ω1 ′、
ω2 ′はそれぞれ水平方向、垂直方向の標本間隔で正
規化した角周波数でω1 ′=2πの周波数がL/Xに
、ω2 ′=2πの周波数がL/Yに対応する)は(2
)式のようになる。
【0007】
【0008】このようにB(exp[jω1 ′],e
xp[jω2 ′])の1周期には、A(exp[jω
1 ′],exp[jω2 ′])がL周期分入ってい
る。次に、これを(3)式の周波数特性を持つデジタル
LPF10を通すと、1周期分になり、値を0として挿
入した標本の正しい値が求められる。
【0009】
【0010】ここでは|ω1 ′|≦π、|ω2 ′|
≦πの範囲を示している。この正しく求められた標本を
図4(c)では□印で表わし、このようにしてL倍の補
間ができる。
【0011】次に、L1 =3、L2 =2の場合の各
段階の離散画像の例を、図5(a)〜(c)により示し
、図5(e)〜(g)にはL1 =2、L2 =3の場
合の離散画像例を示している。原画像をa(m,n)と
し、その標本を図5(a)で○で表わし、これをオーバ
ーサンプル(9)で、図5(b),(e)のように原画
像をL1 倍にオーバーサンプルして、標本の間に値が
0の標本を挿入し、ここでは値を0として挿入した標本
を×で表わしている。この画像をb(m,n)とすると
、b(m,n)は(1)式においてLをL1 と置換え
ればよい。
【0012】次に、L1 >L2 >1の場合は(4)
式、L2 >L1 >1の場合はこの式の遮断周波数を
π/L2とした(5)式の周波数特性を持つデジタルL
PFを通すと1周期分になり、値を0として挿入した標
本の正しい値が求められる。
【0013】
【0014】ただしここでω1 ′、ω2 ′はそれぞ
れ水平方向、垂直方向の標本間隔で正規化した角周波数
でω1 ′=2πの周波数がL1 /Xに、ω2 ′=
2πの周波数がL1 /Yに対応する。また(4)、(
5)式は、|ω1 ′|≦π、|ω2 ′|≦πの範囲
を示している。この正しく求められた標本を図5(c)
,(f)では□で表わし、このようにしてL1 倍の補
間ができる。また、これを1/L2 にダウンサンプル
すると、図5(d),(g)のようにL1 /L2 倍
の補間ができる。ここでL1 >L2 >1の場合は1
/L2 にダウンサンプルしても折り返し雑音を生じず
、またL2 >L1 >1の場合も遮断周波数をπ/L
2 としてπ/L2 以上の周波数成分を除いているの
でやはり折り返し雑音を生じない。
【0015】フィルタ処理は、オーバーサンプルした画
像を離散フーリエ変換を使って周波数領域の標本に変換
し、デジタルLPFの周波数特性をかけて、離散逆フー
リエ変換することにより実現している。また、デジタル
LPFの周波数特性を離散逆フーリエ変換してインパル
ス応答を求め、これとオーバーサンプルした画像のたた
み込みにより実現する。なお上述の方法は理想的なフィ
ルタが構成できると仮定している。しかし、実際には理
想的なフィルタを構成することはできないので、デジタ
ルLPFの周波数特性は(3)式ないし(5)式の周波
数特性に十分に近ければ良い。
【0016】このようにオーバーサンプルとデジタルL
PFとにより、L倍またはL1 /L2 倍の補間を行
うことができる。次に、デジタルアナログ変換器(以下
D/A変換器という)6で、補間した画像の標本間隔を
、原画像の標本間隔すなわちA/D変換器3の標本間隔
と等しくなるようにD/A変換すれば、入力した連続画
像をL倍またはL1 /L2 倍に拡大した連続画像が
生成できる。この画像には、D/A変換器6で離散画像
から連続画像に変換する際に生じる不必要な高調波が含
まれているので、アナログLPF7を通してこれを除く
必要があるが、このアナログLPFの最終段として人間
の目のレンズ系も含まれる。このようにして入力した連
続画像の拡大・縮小画像が得られる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法に
よって画像の拡大/縮小ができるが、一般に、通過域が
平坦な特性で急峻な遮断特性を持つアナログLPFを作
ることは難しい。従って、図3のアナログLPF7は通
過域が平坦でなかったり、遮断特性が急峻でなかったり
するので、拡大/縮小した画像はアナログLPF7によ
り劣化している場合が多い。特に、遮断特性が急峻でな
ければ周波数が高い領域で著しく劣化してくるが、従来
の画像の拡大/縮小方法はこのアナログLPF7による
劣化を補正していない。従って、従来の方法で拡大/縮
小した画像は解像度が上っていないため画質が低下して
おり、特に拡大した画像では解像度が上がっていないた
め画質が低下していた。また、縮小した画像でも特に1
倍に近い縮小を行う場合には画質の低下が目立った。
【0018】本発明の目的は、このような問題を解決し
、D/A変換後にかけるアナログLPFで生じる画像の
劣化を補正することのできる画像の拡大/縮小方法を提
供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の画像拡大/縮小
方法の構成は、連続平面上にある第1の画像に直交する
2方向の標本間隔がそれぞれX,Yである等間隔な標本
化をして第1の離散画像を生成し、この第1の離散画像
に含まれる標本以外は値が0の標本を挿入することによ
り前記直交する2方向の標本間隔がそれぞれX/L1 
,Y/L1 (L1 は整数)である等間隔な標本化を
行なって第2の離散画像を生成し、この第2の離散画像
にデジタル低域通過フィルタをかけることにより前記第
1の離散画像の補間を行なって第3の離散画像を生成し
、この第3の離散画像の標本を前記直交する2方向にそ
れぞれL2 −1(L2 は整数)標本おきに取り出し
て第4の離散画像を生成し、この第4の離散画像の前記
直交する2方向の標本間隔をそれぞれL1 /L2 倍
とするデジタルアナログ変換をして連続平面上の第2の
画像を生成し、この第2の画像に含まれる高次の周波数
成分をアナログ低域通過フィルタをかけて除き、連続平
面上にある前記第1の画像L1 /L2 倍の拡大ある
いは縮小画像を生成する画像の拡大/縮小方法において
、前記デジタル低域通過フィルタの周波数特性が前記ア
ナログ低域通過フィルタの特性を補正する特性を持つも
のであることを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明の画像の拡大/縮小方法は、D/A変換
後にかけるアナログLPFで生じる画像の劣化を補正す
ることを特徴とする方法である。この劣化補正方法は、
予め劣化する周波数成分を強調しておくことにより行う
が、これは画像の復元と呼ばれる手法を用いる。これは
、劣化した画像と劣化を表すインパルス応答から劣化す
る前の原画像を推定する手法である。
【0021】まず、画像の復元について説明する。D/
A変換後にかけるアナログLPFは一般に線形で位置不
変なフィルタなので、このようなフィルタで劣化した画
像を復元する方法について説明する。
【0022】原画像をf(x,y)、劣化を表すインパ
ルス応答をk(x,y)、出力画像(劣化した画像)を
g(x,y)、劣化の過程で加わった雑音をn(x,y
)と連続系(xは水平方向、yは垂直方向の座標を表す
とする)で表したときに、これらの関係は次の(6)式
で表される。
【0023】
【0024】画像の復元g(x,y)に復元フィルタと
呼ばれるフィルタをかけて行う。この復元フィルタには
いろいろな構成の仕方があり、例えば文献「0  Pl
usE別冊、“画像処理アルゴリズムの最新動向”、高
木、鳥脇、田村編、新技術コミュニケーションズ社の第
3章  画像復元」に詳しく説明されている。
【0025】ここでは、この中からウイーナー(Wie
ner)フィルタを使った復元フィルタを説明する。こ
のウイーナーフィルタの伝達関数をW(u,v)(uは
水平方向の周波数、vは垂直方向の周波数を表すとする
)とすると、W(u,v)は劣化の伝達関数(すなわち
インパルス応答k(x,y)のフーリエ変換)をK(u
,v)としたとき(7)式のように表される。
【0026】
【0027】ここでK* (u,v)はK(u,v)の
複素共役を表し、δは原画像と雑音の相対的な大きさを
もとに決められる定数である。このウイーナーフィルタ
は、K(u,v)の絶対値がδに比べて大きい周波数で
は、ほぼ1/K(u,v)の特性を示してK(u,v)
の特性を補正し、またK(u,v)の絶対値がδに比べ
て小さい周波数では、W(u,v)の利得が大きくなる
のをδで抑えて不安定性を回避する特性を有している。 従って、D/A変換後にかけるアナログLPFの伝達関
数をK(u,v)として、これから(7)式のウイーナ
ーフィルタを構成し、これを原画像にかければ、K(u
,v)によって低下する周波数成分をあらかじめ強調す
ることになり、従って出力画像は劣化が補正された、原
画像に近い画像となる。
【0028】本発明の画像の補間に使われるフィルタは
、この復元フィルタと(3)式ないし(5)式で表され
る周波数特性のLPFを合成したLPFである。すなわ
ちD/A変換後にかけるアナログLPFによる劣化をあ
らかじめ補正して画像の補間をおこなうことと同じ動作
をするフィルタである。
【0029】
【実施例】図1は本発明の一実施例の画像の拡大方法を
説明するブロック図を示す。A/D変換器3により標本
化(水平方向、垂直方向の標本間隔をそれぞれX、Yと
する)および量子化して離散画像a(m,n)(m、n
は整数)を生成する。そしてこれをオーバーサンプル9
で図4(b)と同じようにL倍にオーバーサンプルして
離散画像b(m,n)をつくり、すなわちb(m,n)
は(1)式のようになる。
【0030】次に、デジタルLPF11をかける。この
デジタルLPF11はD/A変換後にかけるアナログL
PF7で生じる劣化を予め補正する復元フィルタと、値
を0として挿入した標本の正しい値を求める(3)式の
デジタルLPFを合成したフィルタで、復元フィルタに
(7)式で表されるウイーナーフィルタを使った場合は
、この周波数特性H2 (exp[jω1 ′]、ex
p[jω2 ′])は次の(8)式のように表される。
【0031】
【0032】ここでω1 ′=2πの周波数がL/Xに
ω2 ′=2πの周波数がL/Yに対応し、(8)式は
、|ω1 ′|≦π、|ω2 ′|≦πの範囲を示して
いる。またW′(exp[jω1],exp[jω2 
])は(7)式のW(u,v)を水平方向、垂直方向そ
れぞれ1/X、1/Yの周期で標本化して周期関数にし
たものであり、|ω1 |≦π、|ω2 |≦πの範囲
では(9)式のように表せる。
【0033】
【0034】ただし、ω1 =2πの周波数が1/Xに
、ω2 =2πの周波数が1/Yに対応する。このデジ
タルLPF11の動作は次のようになる。a(m,n)
のフーリエ変換をA(exp[jω1 ],exp[j
ω2 ])(ω1 、ω2 はω1 =2πの周波数が
1/Xに、ω2 =2πの周波数が1/Yに対応する)
とすると、b(m,n)のフーリエ変換B(exp[j
ω1 ′],exp[jω2 ′])(ω1 ′=2π
の周波数がL/Xに、ω2 ′=2πの周波数がL/Y
に対応する)は(2)式のようになる。したがって、デ
ジタルLPF11を通った画像をc(m,n)、そのフ
ーリエ変換をC(exp[jω1 ′],exp[jω
2 ′])とすると、これは(10)式のようになる。
【0035】
【0036】ここでW′(exp[jLω1 ′],e
xp[jLω2 ′])A(exp[jLω1 ′],
exp[jLω2′])はアナログLPF7での劣化を
あらかじめ補正した画像をL倍にオーバーサンプルした
画像のフーリエ変換であり、それにH1 (exp[j
ω1 ′],exp[jω2 ′])をかけるとその1
周期分が取り出され、オーバーサンプルで挿入した標本
の正しい値が求められる。従って、デジタルLPF11
をかけて補間した画像は、アナログLPF7での劣化を
あらかじめ補正するものとなる。このようにして離散画
像のL倍の補間ができる。こうして求められた離散画像
はアナログLPF7での劣化をあらかじめ補正している
【0037】次に、D/A変換器6によりL倍に補間し
た離散画像の標本間隔を、原画像の標本間隔と等しくす
るようにして連続画像を生成することにより、L倍の拡
大ができる。そして離散画像から連続画像を生成すると
きに生じる不必要な高調波をアナログLPF7で除いて
L倍に拡大した連続画像が生成できる。なお、デジタル
LPF11はアナログLPF7による劣化を予め補正す
る特性を有しているので、この画像拡大方法で得られる
連続画像は、アナログLPF7による劣化を補正した拡
大画像となり、従来の方法による拡大画像よりも解像度
が上がる。
【0038】ここで用いるフィルタ処理は、従来例と同
様にオーバーサンプルした画像を離散フーリエ変換を使
って周波数領域の標本に変換し、(8)式のデジタルL
PF11をかけて、離散逆フーリエ変換することにより
実現でき、また、デジタルLPF11の周波数特性を離
散逆フーリエ変換してインパルス応答を求め、それとオ
ーバーサンプルした画像のたたみ込みにより実現できる
。なお、この方法では理想的なフィルタが構成できると
仮定しているが、実際には理想的なフィルタを構成する
ことはできないので、デジタルLPF11の周波数特性
は(8)式の周波数特性に十分に近ければ良い。
【0039】図2は本発明の画像の拡大方法の他の実施
例を説明するブロック図である。これは、離散画像L1
 倍の補間をした後、1/L2 倍(L1 ,L2 は
整数でL1 >L2 >1)のダウンサンプルをして原
画像のL1 /L2 倍の拡大をする場合を示す。第1
の実施例と同様に、A/D変換器3により標本化および
量子化して離散画像a(m,n)を生成し、これをオー
バーサンプル9で図4(b)と同じようにL1 倍にオ
ーバーサンプルして(1)式のような離散画像b(m,
n)をつくり、デジタルLPF11をかける。デジタル
LPF11はD/A変換後にかけるアナログLPF7で
生じる劣化を予め補正する復元フィルタと、値を0とし
て挿入した標本の正しい値を求める(3)式のデジタル
LPFを合成したフィルタで、復元フィルタに(7)式
で表されるウイーナーフィルタを使った場合は、この周
波数特性H3 (exp[jω1 ′] ,exp[j
ω2 ′] )は前述の(8)式と同様に表される。但
し、(8)式で、H2 をH3 、LをL1 とすれば
よい。また、そのフーリエ変換は同様に前述(10)式
と同様に示される。
【0040】ここでW′(exp[jL1 ω1 ′]
 ,exp[jL1 ω2 ′])A(exp[jL1
 ω1 ′],exp[jL1 ω2 ′])は、アナ
ログLPF7での劣化をあらかじめ補正した画像をL1
 倍にオーバーサンプルした画像のフーリエ変換であり
、それにH1 (exp[jω1 ′] ,exp[j
ω2 ′] )をかけると1周期分が取り出され、オー
バーサンプルで挿入した標本の正しい値が求められる。 従ってデジタルLPF11をかけて補間した画像は、ア
ナログLPF7での劣化をあらかじめ補正している。こ
れを図5(a)と同様にダウンサンプル12で1/L2
 倍のダウンサンプルをしてL1 /L2 倍の補間を
おこなう。ここでL1 >L2 >1なので1/L2 
倍にダウンサンプルしても折り返し雑音は発生しない。 こうしてアナログLPF7での劣化が予め補正されたL
1 /L2 倍の補間をおこなうことができる。
【0041】次に、D/A変換器6により、L1 /L
2 倍に補間した離散画像の標本間隔を、原画像の標本
間隔と等しくするようにして連続画像を生成することに
より、L1 /L2 倍の拡大ができる。そして離散画
像から連続画像を生成するときに生じる不必要な高周波
をアナログLPF7で除いてL1 /L2 倍に拡大し
た連続画像が生成できる。
【0042】次に、本発明の画像の縮小方法の実施例を
説明する。これは、離散画像のL1 倍の補間をした後
、1/L2 倍(L1 ,L2 は整数でL2 >L1
 >1)のダウンサンプルをして原画像のL1 /L2
 倍の縮小をする方法であり、図2のデジタルLPF1
1の特性を縮小方法に変えることにより実現できる。
【0043】この実施例では、画像拡大方法と同様に、
A/D変換器3より標本化(水平方向、垂直方向の標本
間隔をそれぞれX、Yとする)および量子化して離散画
像a(m,n)(m、nは整数)を生成する。これをオ
ーバーサンプル9で、図4(e)と同じようにL1 倍
にオーバーサンプルして離散画像b(m,n)をつくる
。 すなわちb(m,n)は(1)式のようになる。
【0044】次に、デジタルLPF11をかける。この
デジタルLPF11は、D/A変換後にかけるアナログ
LPF7で生じる劣化をあらかじめ補正する復元フィル
タと、値を0として挿入した標本の正しい値を求める(
3)式のデジタルLPFを合成したフィルタで、復元フ
ィルタに(7)式で表されるウイーナーフィルタを使っ
た場合は、この周波数特性H4 (exp[jω1 ′
] ,(exp[jω2 ′])は(11)式のように
表される。
【0045】
【0046】ここで、ω1 ′、ω2 ′はそれぞれ水
平方向、垂直方向の標本間隔で正規化した角周波数でω
1 ′=2πの周波数がL1 /Xに、ω2 ′=2π
の周波数がL1 /Yに対応し、|ω1 ′|≦π、|
ω2 ′|≦πの範囲を示している。この式|ω1 ′
|≦π/L2 かつ|ω2 ′|≦π/L2 の範囲は
、(10)式の1周期分となる。従って、この場合のデ
ジタルLPF11は、L1 倍にオーバーサンプルして
挿入した標本の正しい値を求めてから、アナログLPF
7での劣化を予め補正する特性を持つデジタルフィルタ
をかけることと同じ動作をする。従って、デジタルLP
F11を通った離散画像は、アナログLPF7での劣化
があらかじめ補正されている。
【0047】これを図4(g)と同様にダウンサンプル
12で1/L2 倍のダウンサンプルをしてL1 /L
2 倍の補間をおこなう。ここで(11)式は遮断周波
数をπ/L2 としてこれ以上の周波数成分を除いてい
るので1/L2 倍にダウンサンプルしても折り返し雑
音は発生しない。このようにアナログLPF7での劣化
が予め補正されたL1 /L2 倍の補間を行うことが
できる。このフィルタ処理は、画像の化方法の場合と同
様に行えるので説明は省く。
【0048】次に、図2と同様にD/A変換器6により
L1 /L2 倍に補間した離散画像の標本間隔を、原
画像の標本間隔と等しくするようにして連続画像を生成
することにより、L1 /L2 倍の縮小ができる。そ
して離散画像から連続画像を生成するときに生じる不必
要な高調波をアナログLPF7で除いてL1 /L2 
倍に縮小した連続画像を生成できる。デジタルLPF1
1はアナログLPF7による劣化を予め補正する特性を
有しているので、この画像縮小方法で得られる連続画像
は、従来の方法による縮小画像よりも解像度が上がる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、画像の拡
大/縮小方法により求められた画像がD/A変換後にか
けるアナログLPFによって生じる劣化が補正されてい
るので、従来の方法で拡大/縮小した画像より解像度が
上がった拡大/縮小画像が生成できるという効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像を整数倍に拡大する場合の一実施
例のブロック図。
【図2】本発明の画像を有理数倍に拡大する場合の実施
例のブロック図。
【図3】従来例の連続平面上の画像拡大・縮小方法を説
明するブロック図。
【図4】従来の画像を整数倍に補間する方法を説明する
模式図。
【図5】従来の画像を有理数倍に補間する方法を説明す
る模式図。
【符号の説明】
1    入力端子 2    アナログLPF 3    A/D変換器 5    補間部 6    D/A変換器 7    アナログLPF 8    出力端子 9    オーバーサンプル 11    デジタルLPF 12    ダウンサンプル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  連続平面上にある第1の画像に直交す
    る2方向の標本間隔がそれぞれX,Yである等間隔な標
    本化をして第1の離散画像を生成し、この第1の離散画
    像に含まれる標本以外は値が0の標本を挿入することに
    より前記直交する2方向の標本間隔がそれぞれX/L1
     ,Y/L1 (L1は整数)である等間隔な標本化を
    行なって第2の離散画像を生成し、この第2の離散画像
    にデジタル低域通過フィルタをかけることにより前記第
    1の離散画像の補間を行なって第3の離散画像を生成し
    、この第3の離散画像の標本を前記直交する2方向にそ
    れぞれL2 −1(L2 は整数)標本おきに取り出し
    て第4の離散画像を生成し、この第4の離散画像の前記
    直交する2方向の標本間隔をそれぞれL1 /L2 倍
    とするデジタルアナログ変換をして連続平面上の第2の
    画像を生成し、この第2の画像に含まれる高次の周波数
    成分をアナログ低域通過フィルタをかけて除き、連続平
    面上にある前記第1の画像のL1 /L2 倍の拡大あ
    るいは縮小画像を生成する画像の拡大/縮小方法におい
    て、前記デジタル低域通過フィルタの周波数特性が前記
    アナログ低域通過フィルタの特性を補正する特性を持つ
    ものであることを特徴とする画像の拡大/縮小方法。
  2. 【請求項2】  L1 /L2 が整数Lであり、第3
    の離散画像の標本間隔をL倍としてデジタルアナログ変
    換を行い第2の画像を生成する請求項1記載の画像の拡
    大方法。
  3. 【請求項3】  L1 がL2 より小さい請求項1記
    載の画像の縮小方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6157414A (en) * 1997-08-25 2000-12-05 Nec Corporation Image display apparatus for enlargement or reduction of an image using an interpolation process
JP2013134193A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 検査画像品質評価システム、方法、プログラム、及びデジタイザ保証システム
JP2020087104A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 株式会社ツバサファクトリー コンピュータプログラム、画像処理方法、及び画像処理装置

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