JPH04324494A - 情報表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、中央制御装置若しくは
外部の上位装置から受信した各種情報を複数の表示画面
を備えて表示する情報表示装置に係り、特に該情報表示
装置における最適な画面表示時間の設定に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の情報表示装置においては、表示画
面の表示時間は一定に設定するか、または表示画面編集
時に、上位装置においてオペレーターが適正表示時間を
設定して運用するものであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、表
示画面の表示時間は特に基準が設けられておらず、画面
の切り替えのタイミングは上位装置のオペレーターの判
断にゆだねられるため、大きな作業負担なっており、ま
た、画面表示時間の適正化に関しても全く配慮がなされ
ていないという問題があった。本発明は、これらの問題
を解決することを目的としてなされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段は、特許請求の範囲に記載されている。すなわ
ち、本発明の目的は、外部から受信した情報を複数の表
示画面により表示する機能を有する情報表示装置におい
て、所定の計算式に基づいて、表示すべき画面データの
画面表示時間を設定する制御部を有する情報表示装置に
よって達成される。

【０００５】

【作用】上記の構成により、本発明の画面表示時間の計
算システムは、文字情報量、文字視認性、および情報項
目に関連する各種ファクターを勘案する計算式からなり
表示画面の最適な切り替えタイミングを設定することが
可能となる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例を図１〜図８により説
明する。図１は本発明に係る一実施例の情報表示装置の
システム構成を示す図で、情報表示装置１は、フルドッ
トマトリックスＬＥＤで構成される表示部３を備えてお
り、上位装置２とオンライン回線部４で接続され、上位
装置２から受信した情報は表示部３に制御部１５を介し
て表示され、画面は複数画面で構成されている。

【０００７】本実施例のシステムを図２により説明する
。図２は情報表示装置１が受信する電文の内容形態（メ
ッセージフォーマット）の一実施例を示したものであっ
て、上位装置２は、情報表示装置１に表示させる画面デ
ータと表示時間データをオンラインにより情報表示装置
１へ送信する。上位装置２から送信されてくるメッセー
ジは表示画面ごとにブロック化されており、これにより
、情報表示装置１は、複数の画面を表示することが可能
である。また、情報表示装置１は、表示画面を周期的に
切替えて表示を行なうようになっている。従って、本体
メモリに画面切替えのタイミングを設定することが必要
になっている。図２の実施例では、画面表示時間を各画
面データ毎に付与し情報表示装置１へ伝達している。例
えば、具体例として、第１画面データ６が第１画面表示
時間５に続く形態となっている。

【０００８】情報表示装置１は、図２に示すような電文
を受信処理し、画面切替えのタイミングを本体制御部１
５のメモリに設定するものである。

【０００９】上位装置２において、情報表示装置１に表
示させる画面データの編集は、例えば、図３に示す一実
施例のＡＰＰ（アプリケーションプログラム）のディス
プレイ画面７のようにして行なわれる。画面表示時間は
、上位装置２のオペレーターによって任意の値を設定す
ることも可能であるが、画面データ編集終了後、上位装
置２のコンピュータプログラムが自動的に標準画面表示
時間を算出する。オペレーター自身が表示時間を設定す
ることもできるが、前記のようにオペレータの負担を軽
減するため、本発明ではプログラムにより自動的に求め
た表示時間を選択するものである。本実施例では、オペ
レーターが画面表示時間を設定しない場合、または、表
示時間を、例えば、”０００”というコマンドで設定し
たときには前記プログラムが自動的に計算した標準画面
表示時間が優先して実行される。上記のようにして、上
位装置２により設定された画面表示時間が情報表示装置
１に伝達されることになる。

【００１０】図４は、標準画面表示時間を算出するため
の計算式の一例を示したものであり標準表示時間Ｔ８は
、文字数Ｄ９と視認性ａ１０およびファクターｆ１１の
積によって求めることができる。文字数Ｄ９は、表示画
面単位、または表示行単位として取り扱われる。ここで
言う文字とは、数値、漢字、ひらがな、カタカナ、英字
、記号、スペース等が含まれる。但し、表示文字の字体
、大きさは無視するものとする。視認性ａ１０とは、表
示文字を平均的な人間が視認するに必要な１文字当たり
の時間（秒）である。ファクターｆ１１は、データ量お
よび視認性以外に画面表示時間に影響をおよぼす係数で
ファクターｆ１１の標準値は１である。

【００１１】ファクターｆ１１は、上位装置２または情
報表示装置１により設定できる。上位装置２により設定
するファクターｆ１１は、該当表示画面の重要度、話題
性、注目度、出現回数、強調性等を勘案し、オペレータ
ーの事前登録によって決定する。また、情報表示装置１
により設定するファクターｆ１１としては、情報表示装
置１を取り巻く周辺の環境に起因する。例えば、装置周
辺の照度、装置周辺に存在する人間の数等であり、これ
らは、情報表示装置１のセンサ、例えば、光センサ、顧
客センサにより検知され設定される。また外部ファクタ
ーには、情報表示装置１実装したに押しボタンを操作す
ることにより、情報表示装置１を見る人が画面を切替え
るか、あるいは同一画面を見続けるかなどの選択操作を
反映して決定することができる。

【００１２】図５は、上位装置２による送信電文作成の
フローを示す図である。まず初めに図３に示したように
表示画面の編集が行なわれる。ここでは、表示画面文字
データの登録および必要に応じファクターｆ１１の入力
を行なう。画面編集終了後、文字データ量の検索が行な
われる。ここでは通常文字の他、スペース文字も考慮し
て適切な文字情報量が割り出される。次に、図４に示し
た計算式により、標準画面表示時間の計算が行なわれる
。次に、求められた画面表示時間と表示画面データの結
合により、送信電文の編集が行なわれる。最後に、上位
装置２から情報表示装置１へオンラインにより、表示時
間、表示文字のデータ電文が送信される。

【００１３】以上は、上位装置２側で画面表示時間を設
定する実施例を説明したが、情報表示装置１側で標準時
間を設定することもできる。

【００１４】以下実施例により説明する。本実施例では
、各画面ごとの適正な表示時間を設定する上で、上位装
置２から画面データの特性を示す「画面データ種別」を
各画面に付加して端末側に送るものである。

【００１５】図６は、標準画面表示時間を情報表示装置
１側で求める場合のメッセージフォーマットの一例を示
したもので、「画面データ種別」とは、表示データ内容
分野の分類別のことで種々のジャンルから構成される。 例えば、金利、株式情報、ニュース、天気等である。上
位装置２は、情報表示装置１に表示させる画面データと
その「画面データ種別」をオンラインにより、情報表示
装置１へ送信する。情報表示装置１は、「画面データ種
別」を受信分析することにより適正な画面表示時間を設
定し、受信したデータの周期的な表示を行なう。

【００１６】図７は、情報表示装置１側（端末側）で、
標準画面表示時間を計算するためのフローを示したもの
である。まず初めに、図６で示したメッセージフォーマ
ットで構成されたデータを受信する。オンライン方式は
、公知の通信プロトコルにより行なわれるもので本発明
では特にプロトコルの種別は問わない。次に受信したデ
ータを「画面データ種別」と表示データとに分け、「画
面データ種別」からファクターを求める。次に、必要に
応じて外部ファクター１３の処理を行なうことも可能で
ある。外部ファクター１３とは、先に述べたように、装
置周辺の環境条件によるファクターである。最後に、標
準画面表示時間の算出が図４の計算式によって行なわれ
る。ここでのファクターは、受信データより算出したフ
ァクターと外部ファクターの統合されたものである。

【００１７】図８は、表示画面の切替えの実態を示す図
である。標準画面表示時間に従って第１画面、第２画面
、第３画面の順に画面が移りかわる様子を示している。 第３画面は、第１画面、第２画面の情報量より少なく、
またファクターの値も小さいので標準画面表示時間も短
かくなっている。

【００１８】上記実施例は、上位装置２からの情報をオ
ンライン回線４を介して表示する情報表示装置１を示し
たが、一般に外部から受信した情報を表示する機能を有
する情報表示装置に適用が可能である。なお、図４に示
した計算式は一実施例を示したもので、これに限定せず
他の計算式を適用してもよく、要は所定の計算に基づい
て画面表示時間を決定するものである。

【００１９】

【発明の効果】本発明によれば、情報表示装置の各画面
毎の表示時間を、表示画面の文字情報量、文字視認性、
および各種ファクターにより自動的に設定できるので、
上位装置のオペレーターが画面表示時間を決定するに要
する作業負担を軽減することができ、また、表示画面の
内容により、判読性、内容理解度、および強調度合いな
どを考慮して理論的に最適な画面表示時間を選択するこ
とが可能となるなどの顕著な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る情報表示装置の一実施例のシステ
ムの構成図である。

【図２】本発明に係る情報表示装置が受信するメッセー
ジフォーマットの一実施例を示す図である。

【図３】本発明情報表示装置の上位装置によるデータ編
集時のディスプレイ画面の一実施例を示す図である。

【図４】本発明の実施例における最適画面表示時間を求
める計算式を示す図である。

【図５】本発明の実施例における上位装置による送信電
文作成フローを示す図である。

【図６】本発明情報表示装置が受信するメッセージフォ
ーマットの他の実施例を示す図である。

【図７】本発明情報表示装置の端末側での表示時間を求
めるフローを示す図である。

【図８】本発明情報表示装置の表示画面の切替えの実態
を示す図である。

【符号の説明】

１　　情報表示装置 ２　　上位装置 ３　　フルドットマトリックスＬＥＤ表示部４　　オン
ライン回線部 ５　　第１画面表示時間 ６　　第１画面データ ７　　ディスプレイ画面 ８　　標準表示時間Ｔ ９　　文字数Ｄ １０　　視認性ａ １１　　ファクターｆ １２　　第１画面データ種別 １３　　外部ファクター １５　　制御部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　外部から受信した情報を複数の表示画
   面により表示する機能を有する情報表示装置において、
   所定の計算式に基づいて画面表示時間を設定する制御部
   を有することを特徴とする情報表示装置。