JPH04323074A - 液圧による転写印刷層の形成方法及び装置 - Google Patents

液圧による転写印刷層の形成方法及び装置

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JPH04323074A
JPH04323074A JP14979291A JP14979291A JPH04323074A JP H04323074 A JPH04323074 A JP H04323074A JP 14979291 A JP14979291 A JP 14979291A JP 14979291 A JP14979291 A JP 14979291A JP H04323074 A JPH04323074 A JP H04323074A
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JP14979291A
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Isao Yoshimura
功 吉村
Takashi Taruya
樽谷 隆至
Hiroyuki Atake
浩之 阿竹
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写用シートにおける
印刷層を液圧を利用して各種の成形品の表面に転写する
転写印刷層の形成方法及び転写印刷層の形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特に凹凸による立体面(三次元形状)や
曲面等の複雑な表面形状を有する各種の成形品の表面に
対する絵付け手段として、表面に印刷層が形成されてい
る液圧転写用シートの印刷層に活性剤を塗布した後、該
液圧転写用シートを活性剤の塗布面が上面になるように
して水面(液面)に浮かべ、さらに、絵付けに付される
所定の被転写体を上方から押し入れ、被転写体の表面に
転写用シートの印刷層を転写する方法(特公昭52−4
1683号公報,特開昭54−33115号公報)が利
用されている。
【0003】かかる液圧を利用する転写印刷方法におい
て、転写用シートの印刷層面に対する活性剤の塗布方法
としては、グラビア印刷用ロールによるロールコート法
が利用されており、また、活性剤が塗布された後の転写
用シートの搬送は、転写用シートの印刷層面が活性剤に
よって湿潤されているために転写用シートをニップする
ことができなく、無制御の状態で行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のグラビア印刷用
ロールを利用する活性剤の塗布方法においては、(1)
 活性剤の塗布量がグラビア印刷用ロールのセル体積に
依存するものであることから、活性剤の塗布量を変化さ
せる際には、別のセル体積を有するグラビア印刷用ロー
ルと交換しなければならなく、段取りのための煩雑な手
間を必要とし、しかも、塗布量の微調整が不可能である
、(2) 活性剤の塗布ロールであるグラビア印刷用ロ
ールの表面と転写用シートの印刷層面とが直接接触する
ため、転写用シートの印刷層がグラビア印刷用ロールの
表面に転移し易い、(3) 転写用シートの印刷層面に
グラビア印刷用ロールの格子跡が出る、(4) 活性剤
が塗布される工程での転写用シートの走行が安定しない
等の欠点を有するため、品質の良好な転写印刷層が得ら
れない。
【0005】なお、転写用シートに付されている印刷層
のインキのチャージ量に対して活性剤の塗布量が多過ぎ
る場合には、被転写体への印刷層の転写時に転写用シー
トに付されている印刷層が伸び過ぎることにより、また
、活性剤の塗布量が少なすぎる場合には、転写用シート
に付されている印刷層の溶解が不十分になって、印刷層
に切れが発生することにより、いずれの場合にも、品質
の良好な転写印刷層が得られなくなるために、転写用シ
ート面に対する活性剤の塗布量を、転写用シートに付さ
れている印刷層が活性剤によって適正に溶解され得るよ
うに、調整する必要がある。
【0006】これに対して本発明は、転写用シートに対
する活性剤の塗布手段及び活性剤が塗布された後の転写
用シートの搬送手段に特徴を有するもので、活性剤の塗
布量の微調整が容易で、転写用シートの印刷層が活性剤
の塗布ロールの表面に転移するようなことがなく、また
、転写用シートの印刷層面に活性剤塗布用のロール跡が
出るようなこともなく、しかも、活性剤が塗布される工
程での転写用シートの走行が安定する等のために、品質
の高い転写印刷層が得られる液圧による転写印刷層の形
成方法及びその装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第1の発明は、表面に
印刷層を有する水溶性または水膨潤性の支持体からなる
転写用シートの印刷層面に活性剤を塗布した後に、該転
写用シートを液面に浮かべ、さらに、被転写体を液面の
上方から転写用シート上に押圧することにより、転写用
シートにおける印刷層を被転写体に転写することからな
る液圧による転写印刷層の形成方法からなるもので、転
写用シートの印刷層面への活性剤の塗布を、スリットリ
バース塗工法によって行ない、しかも、活性剤が塗布さ
れた後の転写用シートの搬送を、サクションロールある
いはサクションベルトで行なうことからなる。
【0008】本第2の発明は、表面に印刷層を有する水
溶性または水膨潤性の支持体からなる転写用シートを送
り出すための給紙装置と、スリットリバース方式による
活性剤の塗布装置と、該塗布装置の下流側に位置してい
るサクションロールあるいはサクションベルトと、転写
用シートにおける印刷層を被転写体に押圧させるための
液槽と、被転写体を液槽中に搬送し、また、液槽から搬
出するコンベアとを具備する液圧による転写印刷層の形
成装置からなる。
【0009】前記構成からなる本発明の液圧による転写
印刷層の形成方法において、転写用の印刷層を形成する
ための水溶性または水膨潤性の支持体には、水と反応し
て溶解または膨潤するシートが利用される。特に、転写
工程後に支持体を除去するのが容易であることから、水
溶性の支持体を利用するのが好ましい。
【0010】なお、水溶性または水膨潤性の支持体には
、例えば、特公昭52−41683号公報や特開昭54
−33115号公報等に説明されている支持体、すなわ
ち、ポリビニルアルコール樹脂,デキストリン,ゼラチ
ン,にかわ,カゼイン,セラック,アラビアゴム,澱粉
,蛋白質,ポリアクリル酸アミド,ポリアクリル酸ソー
ダ,ポリビニルメチルエーテル,メチルビニルエーテル
と無水マレイン酸との共重合体,酢酸ビニルとイタコン
酸との共重合体,ポリビニルピロリドン,アセチルセル
ロース,アセチルブチルセルロース,カルボキシメチル
セルロース,メチルセルロース,ヒドロキシエチルセル
ロース,アルギン酸ソーダ等による厚さ10〜100μ
程度のフィルムが利用され、従来の液圧を利用する転写
印刷層の形成方法で使用される転写用シートにおける水
溶性または水膨潤性の支持体と同種のものが利用される
【0011】水溶性または水膨潤性の支持体の表面の転
写用の印刷層は、該印刷層中におけるバインダー用樹脂
が転写用シートに塗布される活性剤によって活性化され
るものであり、塗布される活性剤の種類は印刷層に利用
されているバインダー用樹脂と組み合わせて選択される
【0012】転写印刷層の形成に利用される印刷インキ
中には、染料または顔料等の着色剤を初め、分散剤,可
塑剤,体質顔料等が必要に応じて含有され得ることは勿
論である。
【0013】水溶性または水膨潤性の支持体に対する印
刷層は、例えば、凹版印刷方式,平版印刷方式,凸版印
刷方式,スクリーン印刷方式,刷毛塗り,へら塗り,吹
き付け等によって、所望の絵柄,図形,文字,記号等の
印刷層として形成される。
【0014】被転写体として利用される成形品は、例え
ば、ポリスチレン樹脂,ABS樹脂,ポリカーボネート
樹脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂,尿素樹脂,繊維
素樹脂等による樹脂成形体、木質成形体、陶磁器成形体
、石等からなり、特に制限されるものではない。
【0015】転写用シートの印刷層面への活性剤の塗布
手段として利用されるスリットリバース塗工法は、[図
1]に示されるように、バックアップロール(コーティ
ッドロール)1とドクターブレード2を有する計量ロー
ル(金属ロール)3との1対のロールからなり、バック
アップロール1に対してドクターブレード2を有する計
量ロール3が同方向に回転するようにして組み合わされ
ており、バックアップロール1の上の転写用シート4の
表面(印刷層面)と計量ロール3との間のクリアランス
Cとこれらの両ロール間の剪断応力とにより、転写用シ
ート4の表面への活性剤5の塗布量の調整がなされる。
【0016】なお、活性剤の供給方式としては、[図1
]に示されるようなピックアップロール6を利用するピ
ックアップ法や、[図2]に示されるようなファウンテ
ン法、すなわち、液の吐出量の変動を防止するための液
溜7を液通路の途中に具備するTダイ8が、バックアッ
プロール(コーティッドロール)1の下方に設置され、
バックアップロール1に接触している転写用シート4の
表面に対して、バックアップロール1の下方から活性剤
をノズル9によって吹き上げさせるファウンテン法をも
利用し得ることは勿論であり、いずれの供給方式を利用
しても、活性剤の供給部及び計量ロールは転写用シート
に対して非接触状態に維持される。
【0017】
【作用】本第1発明の液圧による転写印刷層の形成方法
においては、スリットリバース塗工法によって転写用シ
ートの表面への活性剤の塗布を行なうものであり、バッ
クアップロール1の上の転写用シート4の表面(印刷層
面)と計量ロール3との間の間隙Cとこれらの両ロール
間の剪断応力とによって活性剤の塗布量の調整がなされ
、しかも、活性剤の供給部及び計量ロールが、転写用シ
ートに対して非接触状態に維持される。
【0018】また、本発明の液圧による転写印刷層の形
成方法においては、活性剤が塗布された後の転写用シー
ト4の搬送を、サクションロールあるいはサクションベ
ルトによって行なうものであるため、転写用シートに塗
布されている活性剤にロールやベルトが接触することが
なく、かつ、一定張力の下に転写用シートを搬送するこ
とができる。
【0019】また、本第2の発明の液圧による転写印刷
層の形成装置は、表面に印刷層を有する水溶性または水
膨潤性の支持体からなる転写用シートを送り出すための
給紙装置と、スリットリバース方式による活性剤の塗布
装置と、該塗布装置の下流側に位置しているサクション
ロールあるいはサクションベルトと、転写用シートにお
ける印刷層を被転写体に押圧させるための液槽と、被転
写体を液槽中に搬送し、また、液槽から搬出するコンベ
アとを具備するものであって、本第2の発明の装置を利
用することによって、前述の本第1の発明の液圧による
転写印刷層の形成方法を確実に実施し得る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の液圧による転写印刷層の形成
方法及び装置の具体的な構成を実施例を以って説明する
【0021】実施例1 転写用シートの作製 厚さ40μのポリビニルアルコール樹脂フィルム[日合
フィルム (株):ハイセロン]の表面に、下記のイン
キ組成[1]によるグラビア印刷用インキ[ (株) 
昭和インク工業所:]による木目模様の印刷層を形成し
、乾燥後にロールで巻き取り、転写用シートの巻き取り
ロールを得た。
【0022】   インキ組成[1]         (1) 着色剤               ジスアゾイエロー   
           モノアゾ炭カル       
         シアニンブルー         
       カーボンブラック          
                        ・
・・・・・・・・・6〜40重量部        (
2) バインダー成分              ニ
トロセルロース      ・・・・・・・・・・5〜
15重量部            アルキッド樹脂 
       ・・・・・・・・・・1〜5重量部  
        (3) 溶  剤         
     トルエン  ・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・50〜80重量部
【0023】活性剤
の調製 下記の混合組成[2]による活性剤を準備した。
【0024】混合組成[2] (1) ブチルメタクリレート・・・・・・・・・・・
・  8重量部(2) 体質顔料(沈降性バリウム)・
・・・・・20重量部(3) 可塑剤(DBP)   
   ・・・・・・・・・・20重量部(4) 溶  
剤 ブチルセロソルブアセテート・・・・・・26重量部ブ
チルカルビトールアセテート・・・・26重量部
【00
25】被転写体の成形 エアコンパネル用のポリスチレン樹脂の射出成形体を被
転写体として利用した。
【0026】液圧による転写印刷 [図3]において、前述の転写用シート10が巻き付け
られている巻き取りロール11から転写用シート10を
送り出す給紙装置と、該給紙装置の下流側に位置する活
性剤12が貯留されている活性剤槽13と、活性剤槽1
3に対して設置されている活性剤12のピックアップロ
ール14と、ピックアップロール14の上方に設置され
ているバックアップロール15と、計量ロール16とか
らなる活性剤12の塗布装置と、該塗布装置の下流側に
位置しているサクションロール17と、転写用シート1
0における印刷層を被転写体18の表面に押圧させるた
めの水19が貯留されている液槽20と、被転写体18
を液槽20中に搬送,搬出するコンベア21とを具備す
る液圧による転写印刷層の形成装置を準備した。
【0027】なお、サクションロール17による吸引力
は、ロール17の表面に穿設されている***からの真空
引力を利用するものであり、該ロール17の表面を通過
する転写用シート10をロール表面に吸い付けることに
よってサクションロール17とバックアップロール15
との間の転写用シートの張力が調整される。
【0028】前記構成からなる液圧による転写印刷層の
形成装置を利用し、転写用シート10の印刷層面に対す
る活性剤12の塗布を、ライン速度1.5m/min.
,バックアップロール15の走行速度1.6m/min
.,計量ロール16の走行速度1.0m/min.,バ
ックアップロール15の上の転写用シート10の表面(
印刷層面)と計量ロール16との間のクリアランス40
μの条件で行なうことにより、活性剤12が印刷層面に
対して13g(wet) /m2の割合に塗布されてい
る転写用シートを得た。
【0029】なお、活性剤の塗布工程における転写用シ
ート10の張力の調整を、バックアップロール15と大
気の吸引流量が8m3/min. に設定されているサ
クションロール17との間で行なった。
【0030】次いで、水温30℃の水19面に、前記活
性剤12が塗布されている印刷層面が上面となるように
して転写用シート10を浮かべ、70秒後に、前述の被
転写体たるポリスチレン樹脂成形体21を上方から押し
入れ、該成形体21の表面に転写用シート10を延展,
密着させた後、1分間経過後に樹脂成形体18を水19
中から引き出し、40℃の温水中に30分間浸漬した後
に清水でシャワーし、転写用シート10におけるポリビ
ニルアルコール樹脂フィルムを除去し、さらに、乾燥工
程に付すことにより、木目模様の転写印刷層を有するエ
アコンパネルを得た。
【0031】前述の液圧による転写印刷層の形成装置を
利用する液圧による転写印刷層の形成工程中においては
、転写用シートの表面への活性剤の塗布状態に斑がなく
、また、活性剤の塗布量が適切であり、転写用シートの
印刷模様層の転写性が非常に良好で、成形体の表面に転
写された転写印刷模様層も極めて美麗であった。
【0032】実施例2 転写用シートの作製 厚さ40μのポリビニルアルコール樹脂フィルム[日合
フィルム (株):ハイセロン]の表面に、シアニンブ
ルー,カーボン,ジスアゾイエロー,酸化鉄のそれぞれ
を顔料とする下記のインキ組成[3]による4種類のグ
ラビア印刷用インキを利用して、抽象柄の印刷模様層を
形成し、乾燥後にロールで巻き取り、転写用シートの巻
き取りロールを得た。
【0033】インキ組成[3] (1) 溶剤:トルエン・・・・・・・・・・・・・・
・・・・75重量部(2) バインダー成分 ニトロセルロース  ・・・・・・・・・・・・・・1
2重量部アルキッド樹脂・・・・・・・・・・・・・・
・・・・  3重量部(3) 顔料  ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10重量部

0034】活性剤の調製 下記の混合組成[4]による活性剤を準備した。
【0035】混合組成[4] (1) ブチルセロソルブ・・・・・・・・・・・・・
・・・13重量部(2) ブチルカルビトールアセテー
ト・・・・35重量部(3) ニトロセルロース・・・
・・・・・・・・・・・・・  1重量部(4) アル
キッド樹脂・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
9重量部(5) ジブチルフタレート・・・・・・・・
・・・・・・20重量部(6) 硫酸バリウム・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・23重量部
【003
6】被転写体の成形 電話の受話器用のABS樹脂の射出成形体を被転写体と
して利用した。
【0037】液圧による転写印刷 [図3]に示されている液圧による転写印刷層の形成装
置を利用し、以下実施例1と同様の手順で、転写用シー
ト10の印刷層面に対する活性剤12の塗布を、ライン
速度1.5m/min.,バックアップロール15の走
行速度1.6m/min.,計量ロール16の走行速度
0.9m/min.,バックアップロール15の上の転
写用シート10の表面(印刷層面)と計量ロール16と
の間のクリアランス20μの条件で行なうことにより、
活性剤12が5g(wet) /m2の割合に塗布され
ている転写用シートを得た。
【0038】なお、活性剤の塗布工程における転写用シ
ート10の張力の調整を、バックアップロール15と大
気の吸引流量が8m3/min. に設定されているサ
クションロール17との間で行なった。
【0039】次いで、水温30℃の水19面に、前記活
性剤12が塗布されている印刷層面が上面となるように
して転写用シート10を浮かべ、70秒後に、前述の被
転写体たるABS樹脂成形体18を上方から押し入れ、
1分間経過後に成形体21の表面に転写用シート10を
延展,密着させた後、樹脂成形体21を水19中から引
き出し、40℃の温水中に30分間浸漬した後に清水で
シャワーし、転写用シート10におけるポリビニルアル
コール樹脂フィルムを除去し、乾燥工程した後、さらに
表面にクリア塗装を施すことにより、抽象柄の転写印刷
層を有するABS樹脂製の電話の受話器を得た。
【0040】前述の液圧による転写印刷層の形成装置を
利用する液圧による転写印刷層の形成工程中においては
、転写用シートの表面への活性剤の塗布状態に斑がなく
、また、活性剤の塗布量が適切であり、転写用シートの
印刷模様層の転写性が非常に良好で、成形体の表面に転
写された転写印刷模様層も極めて美麗であった。
【0041】
【発明の効果】本第1の発明の液圧による転写印刷層の
形成方法によれば、転写用シートに対する活性剤の塗布
量の微調整が容易で、転写用シートの印刷層が活性剤の
塗布ロールの表面に転移することがなく、また、転写用
シートの印刷層面にグラビア印刷用ロールの格子跡が出
るようなこともなく、しかも、活性剤が塗布される工程
での転写用シートの走行が安定する等のために、品質の
高い転写印刷層が得られる。
【0042】また、本第2の発明の液圧による転写印刷
層の形成装置によれば、本第1の発明の方法による品質
の高い転写印刷層の形成が的確に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スリットリバース塗工方式に利用されるバック
アップロール(コーティッドロール)とドクターブレー
ドを有する計量ロール(金属ロール)との組み合わせを
、活性剤の供給方式と共に模型的に示す断面図である。
【図2】スリットリバース塗工方式に利用されるバック
アップロール(コーティッドロール)とドクターブレー
ドを有する計量ロール(金属ロール)との組み合わせを
、別の活性剤の供給方式と共に模型的に示す断面図であ
る。
【図3】液圧による転写印刷層の形成装置の概要を説明
する概略図である。
【符号の説明】
10  転写用シート 11  転写用シート10が巻き付けられている巻き取
りロール 12  活性剤 13  活性剤槽 14  活性剤12のピックアップロール、15  バ
ックアップロール 16  計量ロール 17  サクションロール 18  被転写体 19  水 20  液槽 21  被転写体18を液槽20中に搬送,搬出させる
コンベア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    表面に印刷層を有する水溶性また
    は水膨潤性の支持体からなる転写用シートの印刷層面に
    活性剤を塗布した後に、該転写用シートを液面に浮かべ
    、さらに、被転写体を液面の上方から転写用シート上に
    押圧することによって、転写用シートにおける印刷層を
    被転写体に転写することからなる液圧による転写印刷層
    の形成方法において、転写用シートの印刷層面への活性
    剤の塗布をスリットリバース塗工法によって行ない、し
    かも、活性剤塗布後の転写用シートの搬送をサクション
    ロールあるいはサクションベルトで行なうことを特徴と
    する液圧による転写印刷層の形成方法。
  2. 【請求項2】    表面に印刷層を有する水溶性また
    は水膨潤性の支持体からなる転写用シートを送り出すた
    めの給紙装置と、スリットリバース方式による活性剤の
    塗布装置と、該塗布装置の下流側に位置しているサクシ
    ョンロールあるいはサクションベルトと、転写用シート
    における印刷層を被転写体に押圧させるための液槽と、
    被転写体を液槽中に搬送し、また、液槽から搬出するコ
    ンベアとを具備することを特徴とする液圧による転写印
    刷層の形成装置。
JP14979291A 1991-02-25 1991-05-24 液圧による転写印刷層の形成方法及び装置 Pending JPH04323074A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2490072A2 (en) 2011-02-15 2012-08-22 Fujifilm Corporation Method for producing curable composition for imprints

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2490072A2 (en) 2011-02-15 2012-08-22 Fujifilm Corporation Method for producing curable composition for imprints

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