JPH0432085Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0432085Y2
JPH0432085Y2 JP6230489U JP6230489U JPH0432085Y2 JP H0432085 Y2 JPH0432085 Y2 JP H0432085Y2 JP 6230489 U JP6230489 U JP 6230489U JP 6230489 U JP6230489 U JP 6230489U JP H0432085 Y2 JPH0432085 Y2 JP H0432085Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forceps
distal
beak
tip
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6230489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0380712U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6230489U priority Critical patent/JPH0432085Y2/ja
Publication of JPH0380712U publication Critical patent/JPH0380712U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0432085Y2 publication Critical patent/JPH0432085Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、歯牙に嵌合取付けた鋳造冠を撤去す
る場合に用いる歯科用鋳造冠撤去鉗子に関する。
〈従来の技術〉 従来この種の歯科用鋳造冠撤去鉗子、例えば実
開昭53−21796号に示されたものは、鋏状の鉗子
本体の先端部に下方に折曲した突出部を設け、他
方の先端部を鋭利な刃先としたものである。
しかして、このものにおいては鋳造冠を歯牙よ
り撤去する場合には、先ず、該鋳造冠の咬合面中
央に歯科用ドリルで孔を穿ち、該孔に鉗子本体の
先端の折曲した突出部を挿入し、他方の先端の鋭
利な刃先を鋳造冠の下縁に当て、鉗子把手を握つ
て押圧すれば、歯牙は突出部により固定されてい
るため、鋳造冠の下縁に力が加わり、該鋳造冠は
上方へ持上げられて歯牙から離脱し撤去されるも
のである。
しかし乍ら、鋳造冠は厚さがきわめて薄く、か
つ、歯牙の外周に密着嵌合されているので、他方
の先端の鋭利な刃先は鋳造冠の下縁から滑つて外
れ易く、したがつて撤去がきわめて困難であつ
た。よつて、撤去し易くするために、わざわざ鋳
造冠の下縁の一部をバーで削り、該下縁に平坦部
を形成して、前記の先端の鋭利な刃先が引掛かる
ようにして撤去したのできわめて手数が掛る欠点
があつた。
〈考案が解決しようとする課題〉 本考案は上記実情に鑑み考案されたものであつ
て、歯より撤去せんとする鋳造冠の頬側部をバー
で縦に切断し、該切断口に上,下部鉗子を挿入
し、次に該上,下部鉗子の後方部の把手部を強く
把握すると、山形状の弾性板の弾力に抗して上部
鉗子の先端嘴部が上昇して、下部鉗子の二股状の
先端嘴部と互い違いとなり、したがつて前記切断
口は大きく左右に拡げられるため、鋳造冠の歯に
対する密着嵌合はゆるまされるものである。よつ
て、あとは手によつて該歯より鋳造冠を容易に撤
去できる歯科用鋳造冠撤去鉗子を提供せんとする
ものである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は鋏状の鉗子本体からなる2本の上,下
部鉗子の後方部を把手部となし、かつ、先方部は
それぞれ同形状に下方に折曲して先端嘴部を形成
し、下部鉗子の先端嘴部から先方部にわたつて設
けた上部鉗子滑動溝の後部部分において、該先方
部の後端に傾斜ストツパー面を形成し、上部鉗子
の先端嘴部から先方部にかけて細幅の滑動面を設
けて、前記下部鉗子の上部鉗子滑動面を設けて、
前記下部鉗子の上部鉗子滑動溝に挿嵌すると共
に、該下部鉗子と上部鉗子の先方折曲角部分を枢
軸により枢着し、上部鉗子の先方部の後方部に後
端を螺子等の止具により取付けた山形状弾性板の
先端部を、前記先方上面に当てると共に、下部鉗
子の先方上面に当てた場合に、上部鉗子の先端嘴
部と、下部鉗子の先端嘴部が揃い、かつ、上部鉗
子の滑動面の後部に設けた広幅の突出傾斜面と、
下部鉗子の傾斜ストツパー面との間に僅かの空隙
部を形成させてなるものである。
〈作用〉 上記構成としたことにより、バーで鋳造冠の頬
側部を縦に切断した切断口に上、下部鉗子の先端
嘴部を挿入した後、上,下部鉗子を強く把握する
ことにより、上下部鉗子の先端嘴部は互い違いと
なり、前記切断口は大きく左右に拡げられ、鋳造
冠の歯に対する密着嵌合はゆるまされる。
〈実施例〉 本考案は、鋏状の鉗子本体からなる2本の上,
下部鉗子1,2の後方部を把手部3,4となし、
かつ、先方部5,6はそれぞれ同形状に下方に折
曲して先端嘴部7,8を形成し、下部鉗子2の先
端嘴部8から先方部6にわたつて設けた上部鉗子
滑動溝9の後部部分において、該先方部6の後端
に傾斜ストツパー面10を形成し、上部鉗子1の
先端嘴部7から先方部5にかけて細幅の滑動面1
1を設けて、前記下部鉗子2の上部鉗子滑動溝9
に挿嵌すると共に、該下部鉗子2と上部鉗子1の
先方折曲部分を枢軸12により枢着し、上部鉗子
1の先方部5の後方部に後端を螺子等の止具13
により取付けた山形状弾性板14の先端部15
を、前記先方上面5aに当てると共に、下部鉗子
2の先方上面6aに当てた場合に、上部鉗子1の
先端嘴部7と下部鉗子2の先端嘴部8が揃うよう
にし、かつ、上部鉗子1の滑動面11の後部に設
けた広幅の突出傾斜面16と、下部鉗子2の傾斜
ストツパー面10との間に僅かの空隙部17を形
成させてなる歯科用鋳造冠撤去鉗子である。
本考案を使用して歯に被せて取付けた鋳造冠1
8を撤去する場合には次のようにして行なうもの
である。
先ず、本考案においては上,下部鉗子1,2の
後方部の把手部3,4を強く把握しない場合に
は、上部鉗子1の先方部5の後方に後端を螺子等
の止具13により取付けた山形状弾性板14の先
端部15を、前記上面5aに当てると共に、下部
鉗子2の先方上面6aに当てた場合に、上部鉗子
1の先端嘴部7と下部鉗子2の先端嘴部8が揃う
ようにしてある為、その状態において、前記先端
嘴部7,8を予め歯(図示していない)より撤去
せんとする鋳造冠18の頬側部に、縦にバーで切
断した切断口18aに挿入する。
なお、この場合、上部鉗子1の滑動面11の後
部に設けた広幅の突出傾斜面16と、下部鉗子2
の傾斜ストツパー面10との間には僅かの空隙部
17を形成させてなるものである。
次に、上,下部鉗子1,2の後方部の把手部
3,4を強く把握すれば、第5図の状態から第6
図の状態となり、即ち、上部鉗子1は山形状弾性
板14の弾力に抗して、枢軸12を支点として、
下部鉗子2の上部鉗子滑動溝9に沿つて、上部鉗
子1の滑動面11はスムーズに第6図の矢印方向
に回動する。
しかるにときには前記の空隙部17は狭まつて
最後には、上部鉗子1の滑動面11の後部に設け
た広幅の突出傾斜面16は、下部鉗子2の傾斜ス
トツパー面10に当接して上部鉗子1の回動は停
止する。したがつて、該上部鉗子1の先端嘴部7
は上昇して第6図及び第9図に示すように不揃い
となり、つまり、下部鉗子2の二股状の先端嘴部
8に対し、上部鉗子1の先端嘴部7は互い違いと
なるから、第10図のように切断口18aは大き
く左右に拡げられる。
よつて、該鋳造冠18の歯に対する密着嵌合は
ゆるまされるから、あとは手によつて前記歯より
鋳造冠18を容易に撤去できる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案においては、鋏状の
鉗子本体からなる2本の上、下部鉗子1,2を枢
軸12により枢着し、常時は上、下部鉗子1,2
の先端嘴部7,8は、山形状弾性板14によつて
揃つているが、上、下部鉗子1,2の後方部の把
手部3,4を強く把握することにより前記先端嘴
部7,8は互い違いとなる。よつて、歯より撤去
せんとする鋳造冠18の頬側部に予めバーで縦に
切断した切断口18aに、単に先端嘴部7,8を
挿入して上記のように操作することにより、該切
断口18aは大きく左右に拡げられ、鋳造冠18
の歯に対する密着嵌合をゆるませることができ、
あとは手によつて歯より鋳造冠18を容易に撤去
できる。したがつて、従来のように、鋳造冠の下
縁の一部をバーで削り、該下縁に平坦部を形成し
て鉗子の他方の鋭利な刃先を引掛ける手数は全く
不要となり、きわめて簡単に歯より鋳造冠18を
撤去できる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
上部鉗子の平面図、第2図は同正面図、第3図は
下部鉗子平面図、第4図は同正面図、第5図は本
考案の正面図で上部鉗子と下部鉗子の後方部の把
手部を把握しない場合を示し、第6図は同正面図
で上部鉗子と下部鉗子の後方部の把手部を強く把
握した場合を示す、第7図は上部鉗子と下部鉗子
を枢軸を支点として大きく開いた場合を示す斜視
図、第8図は第5図の場合の先端嘴部分を示す拡
大斜視図、第9図は第6図の場合の先端嘴部分を
示す拡大斜視図、第10図は鋳造冠の頬側部の切
断口に、上、下部鉗子の先端嘴部を挿入し、該
上、下部鉗子の後方部の把手部を強く把握して、
上,下部鉗子の先端嘴部を互い違いとし、前記切
断口を大きく左右に拡げた場合の本考案の使用状
態を示す一部の斜視部である。 1……上部鉗子、2……下部鉗子、3,4……
上,下部鉗子1,2の後方部の把手部、5,6…
…上,下部鉗子1,2の先方部、5a,6a……
上,下部鉗子1,2の先方上面、7,8……上,
下部鉗子1,2の先端嘴部、9……下部鉗子2の
先端嘴部8から先方部にわたつて設けた上部鉗子
滑動溝、10……傾斜ストツパー面、11……細
幅の滑動面、12……枢軸、13……螺子等の止
具、14……山形状弾性板、15……山形状弾性
板14の先端部、16……広幅の突出傾斜面、1
7……空隙部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋏状の鉗子本体からなる2本の上、下部鉗子
    1,2の後方部を把手部3,4となし、かつ、先
    方部5,6はそれぞれ同形状に下方に折曲して先
    端嘴部7,8を形成し、下部鉗子2の先端嘴部8
    から先方部6にわたつて設けた上部鉗子滑動溝9
    の後部部分において、該先方部6の後端に傾斜ス
    トツパー面10を形成し、上部鉗子1の先端嘴部
    7から先方部5にかけて細幅の滑動面11を設け
    て、前記下部鉗子2の上部鉗子滑動溝9に挿嵌す
    ると共に、該下部鉗子2と上部鉗子1の先方折曲
    部分を枢軸12により枢着し、上部鉗子1の先方
    部5の後方部に後端を螺子等の止具13により取
    付けた山形状弾性板14の先端部15を、前記先
    方上面5aに当てると共に、下部鉗子2の先方上
    面6aに当てた場合に、上部鉗子1の先端嘴部7
    と下部鉗子2の先端嘴部8が揃うようにし、か
    つ、上部鉗子1の滑動面11の後部に設けた広幅
    の突出傾斜面16と、下部鉗子2の傾斜ストツパ
    ー面10との間に僅かの空隙部17を形成させて
    なる歯科用鋳造冠撤去鉗子。
JP6230489U 1989-05-29 1989-05-29 Expired JPH0432085Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6230489U JPH0432085Y2 (ja) 1989-05-29 1989-05-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6230489U JPH0432085Y2 (ja) 1989-05-29 1989-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0380712U JPH0380712U (ja) 1991-08-19
JPH0432085Y2 true JPH0432085Y2 (ja) 1992-07-31

Family

ID=31591329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6230489U Expired JPH0432085Y2 (ja) 1989-05-29 1989-05-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0432085Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006033772A1 (de) * 2006-07-21 2008-01-31 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Innenbelüftete Scheibenbremse

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0380712U (ja) 1991-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0416655Y2 (ja)
JPH0432085Y2 (ja)
US20030129562A1 (en) Dental ring having orthogonal protuberance
JPS6323067Y2 (ja)
JPS593819Y2 (ja) E型止め輪着脱用工具
JPS6232011Y2 (ja)
JPH0527150Y2 (ja)
JPS5941970Y2 (ja) 釣針はずし器
JPH0451715Y2 (ja)
JP2505944Y2 (ja) 掴持部付き鋏
JPS6143453Y2 (ja)
JP6281925B1 (ja) 歯科用ツール
JP3005256U (ja) 釣用はさみ
JPH063546Y2 (ja) 替刃式メスの捨刃ケース
JPS6042Y2 (ja) 把持具
JPH0525829Y2 (ja)
JP2595451Y2 (ja) 毛抜き付爪切り器
JPH049987Y2 (ja)
JPH0725034Y2 (ja) 草取り器
JP2526351Y2 (ja) 多用途鋏
JPS6028419Y2 (ja) 鉗子
JP3080319U (ja) 丸みを持たせプレートの縁の幅より全体的に細くした穴あきプレートの取っ手
JP2594348Y2 (ja) 釣り用鋏
JPH0649621Y2 (ja) 開蓋工具
JPH0727794U (ja) せん切り器