JPH0431853B2 - - Google Patents

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JPH0431853B2
JPH0431853B2 JP62110437A JP11043787A JPH0431853B2 JP H0431853 B2 JPH0431853 B2 JP H0431853B2 JP 62110437 A JP62110437 A JP 62110437A JP 11043787 A JP11043787 A JP 11043787A JP H0431853 B2 JPH0431853 B2 JP H0431853B2
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gas
pressure
mold space
plastic material
molten
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は概してインジエクシヨンモールジング
に関する。特に本発明は高圧のもとでインジエク
シヨンモールジングする方法並びに装置及びその
方法と装置によつて作つたモールジングに関す
る。
本発明は特に溶けたプラスチツクの流れがモー
ルドスプール及びモールドスペースに流入すると
きにその流れに高圧のガスを注入することに利用
できる。しかしながら、本発明は広い利用分野を
有し且つその他多くのインジエクシヨンモールジ
ング分野に使用するのに適することが当業者に理
解される。
(従来の技術とその問題点) インジエクシヨンモールドの中の溶融プラスチ
ツク材料をそれに圧力を作用させることによつて
モールドの表面に押しつけて接触させることが効
果的であると広く知られている。この作用はモー
ルドの表面に表示する正確な形状をプラスチツク
材料の表面に移すのを助ける。またモールドのス
ペースは細長く又は狭くてもまた通常溶融プラス
チツクをみたすのが困難であつても圧力を使用す
ることがその充填作用を助ける。このような圧力
はモールドスペースの中のプラスチツク材料の中
に注入される流体によつて与えられる。このこと
は完成した成形品が内部までソリツドなプラスチ
ツクにした場合よりもプラスチツク材料の使用量
が少く且つ軽量であるとの理由によつて効果的で
ある。
これまで、従来のインジエクシヨンモールジン
グ装置は高圧流体と溶融プラスチツク材料をモー
ルドのキヤビテイすなわち空洞の中に同時射出す
ることが試みられてきた。しかしながら、プラス
チツクを高圧で射出する必要のある時は高圧流体
(なるべく280〜1050Kg/cm2のガス)もまた射出す
る必要があるので困難性に直面した。従来のイン
ジエクシヨンモールジング装置は溶融プラスチツ
ク材料の流れの中に注入する必要のあるガスの圧
力を高めるためピストンとシリンダーようなポン
プ装置を使用している。不幸なことであるが、従
来のピストンシリンダー構造のものはガスを適当
な高圧にするのに凡そ2秒乃至3秒を要する。し
かしながら、通常はインジエクシヨンモールジン
グ作業そのものが2秒乃至3秒で終了し、ピスト
ンシリンダー装置がモールドスペースに侵入でき
る程度ガスを加圧(例えば630Kg/cm2)する時間
までに溶融プラスチツクのインジエクシヨンモー
ルジングが終了するようになる。この時点でガス
はモールドスペースの中に爆発し且つプラスチツ
ク成形品を加圧してモールドキヤビテイの中に留
まつている溶融プラスチツクをその表面に向つて
押し付ける。
大体280〜1050Kg/cm2(4000〜15000psi)の高
圧ガスは市販されている加圧式シリンダー等では
得られない。現在、或る分野において420Kg/cm2
(6000psi)圧力のガスシリンダーを入手できるの
は事実であるが、一般的には175Kg/cm2(200psi)
に加圧されるガスシリンダーを入手できるに過ぎ
ない。したがつて、従来の供給源から入るガスは
インジエクシヨンモールジング作業に使用する前
に加圧する必要がある。このような加圧作業をイ
ンジエクシヨンモールジングの始まる前に行うの
でなければ、そのガスは溶融プラスチツクをすで
に射出して後に射出圧力まで適当に加圧されるに
すぎない。
1例を挙げると、モールドスペースの90%に一
部分固化した溶融プラスチツクが入り、また成形
しようとする製品に沢山のボスや***やリブが存
在するとすれば、高圧ガスがモールドキヤビテイ
に入る前に成形品に多くの悪性のシンクマーク
(sink mark)が存在するであろう。溶融プラス
チツクの射出後に高圧ガスが射されると、そのガ
スはプラスチツクを外側に押圧し且つ前記シンク
マークをモールドスペースの表面に押しつける。
しかしながら、このことはプラスチツク製品にシ
ヤドーマーク(shadow mark)をつける。この
シヤドーマークは非常にはつきりしていてA級仕
上げとしては許容できない。更に、プラスチツク
材料が流動を実質的に停止したのちにモールドス
ペースに入るガスはプラスチツクの厚い部分より
も当然薄い部分を強く押すようになる。換言すれ
ばガスはプラスチツクを幾分横方向と外方向に移
動させる。またプラスチツク製品の端部にくぼみ
傷をつける。
これに反し、若し製品にリブや***やボスが存
在しない場合、プラスチツクがその流れを始めに
停止したときモールドスペースに充填しない地域
を生じる。ガスをモールドスペースに入れるとそ
のガスが未充填地域の溶融プラスチツクを押圧し
そのプラスチツクをモールドスペースの表面全体
に塗りつける。しかしながら、明白な境界線が製
品の表面に出現し、プラスチツクが始めに停止し
たのち、ガスがこのプラスチツクを再び押しすす
めた位置を前述の境界線が証明している。これも
またA級の仕上げとしては許容できない。上述の
二つの例においてモールジング後の処理例えば塗
装作業が必要となり、このことは明らかに成形品
の価格を上げる結果になる。
したがつて、一層良好な効果的な成果をあげな
がら、上述の欠点を克服する新規なインジエクシ
ヨンモールジング法並びに装置を開発することが
望ましいと考えられてきた。
(問題点を解決するための手段) 本発明に基づいて射出成形品を作る新規な方法
が得られる。
特に本発明によれば溶融プラスチツクの流れが
モールドスペースの中に導入される。前記溶融流
の圧力と少くとも同一の第1圧力のガスが貯蔵室
に貯留される。溶融材料がガス導入点を通過した
直後にガスが前記溶融プラスチツク材料の流れの
中に導入され、該材料の中にガスキヤビテイすな
わちガス空洞を形成する。前記ガスは圧力を周囲
のプラスチツク材料に及ぼして該材料をモールド
スペースの表面に向つて押しつける。プラスチツ
ク材料がモールドスペースの中に供給され続け且
つ同時にガスがガスキヤビテイの中に連続的に射
出される。溶融材料がモールドスペースの表面を
完全に覆つてのち溶融材料の供給が停止する。そ
の後、プラスチツク材料が冷却するときガスキヤ
ビテイ内に圧力が保持され続ける。
本発明の別の観点によれば、ガスがモールドス
プルーに導入される。
本発明のなお別の観点によればガスは凡そ280
〜1050Kg/cm2(4000〜15000psi)の圧力で導入さ
れる。前記ガスはなるべく窒素のような不活性ガ
スが良い。
本発明の別の観点に基づいて、モールドスペー
スに導入されるガスの量は直接測定されず、ガス
圧のみが制御される。
本発明の別の観点に基づいて、プラスチツク材
料で射出成形品を作る装置が示されている。
特に本発明のこの観点によれば、前記装置は溶
融プラスチツク材料をモールドスペースに導入す
る装置を包含している。ガス供給源はガスを少く
とも溶融流の圧力と同じ第1圧力に加圧するため
のガス加圧装置を備えている。ガスを直ちに使用
できるようにするため第1圧力にガスを貯蔵する
ための貯蔵室を備えている。前記溶融プラスチツ
クがガスの導入点を通過した直後にガスを前記貯
蔵室から第1圧力で流動させ始めるための装置を
備えている。溶融プラスチツク材料が冷却し且つ
前記モールドが表示する形状を接続できるように
なるまで前記材料に圧力を加えてモールドスペー
スの表面に押しつけておくための装置を備えてい
る。
本発明の別の観点によれば、前記装置は更に溶
融プラスチツクがモールドスペースに供給され続
けている限りガスを該モールドスペースに連続的
に供給する装置を包含している。
本発明の別の観点によれば、第1圧力は凡そ
280〜1050Kg/cm2(4000〜15000psi)である。こ
のガスはなるべく窒素が良い。
本発明のなお別の観点によれば、本発明は上述
の方法で作る射出成形品を包含する。
本発明の一つの特徴は溶融プラスチツク材料の
流れがなお流動しているときにその中にガスを導
入する新規なインジエクシヨンモールジング法を
提供することである。
本発明の別の特徴は溶融プラスチツク材料流の
中にガス空洞をできるだけ急速に形成するため前
記材料流がガス導入点を通過した直後にそ材料流
の中にガスを導入する方法を提供することであ
る。
本発明のなお別の特徴は溶融プラスチツク材料
の流れをモールドスペースに導入し続けている限
りにおいてガスを連続的にモールドスペースの中
に射出すなわち供給し、かくしてプラスチツクと
ガスを均等にモールドスペースの中に射出させ且
つ大体一定の直径を有するガス射出溝を射出成形
品に形成することができる方法並びに装置を提供
することである。これによつてガスが溶融プラス
チツクを殆んど同一の力によつてモールドスペー
スのあらゆる表面に押しつけて接触させることが
できる。
本発明のなお別の特徴は大体630〜1050Kg/cm2
(9000〜15000psi)の圧力で射出成形する必要の
ある硬質プラスチツク例えばアクリリツクス、ポ
リカーボネーツ、剛性のあるPVCから製品を成
形するために使用できるインジエクシヨンモール
ジング法並びにその装置を提供することである。
本発明のなお別の特徴はインジエクシヨンモー
ルジング作業のため立ちどころに高圧ガスを入手
できる装置を提供することである。
本発明の別の特徴はガス空洞すなわちガスキヤ
ビテイに流入するガスの量を測定する必要のない
装置を提供することである。換言すれば本発明の
装置並びに方法は一層寛大であり且つ普通の方法
ほど運転が困難でないが、これはモールドスペー
スに射出するガスの量が或る程度必要以上であろ
うと以下であろうと作業に差を生じないためであ
る。
本発明のなおその他の効果と特徴は次の詳細な
説明を読んで理解すれば当業者に明らかとなろ
う。
(実施例) 本発明は或る部品並びに部品の構成に物理的形
状を有し、その好適な実施例及び修正型実施例に
ついて本明細書に詳細に説明し且つ添付図面に示
す。
本発明の好適な実施例及び別の実施例を説明す
るために図示するものであり、決して限定するた
めに図示するものでない添付図面を参照すれば、
第1図はインジエクシヨンモールジング装置Aの
ガス供給システムを示す。前記システムは主とし
てガスをモールドスペースのスプルーに注入する
ために主として設計されており、それに関して説
明するがここに含まれる全体的な発明思想はモー
ルドのその他の位置において注入される流体にも
同じように適用できる。
本発明を実施するために溶融したプラスチツク
を圧力をかけてモールドスペース11に射出する
装置Aが設けられている。前記溶融プラスチツク
をモールドスペース11に押し込むため(詰める
のでない)ガスが高圧のもとに導入される。この
ようにして成形された部品は少量のシンクマーク
のついた平滑な外表面を有し、したがつてその外
表面はA級仕上げとして受け入れられる。インジ
エクシヨンモールジングプレスはモールドスペー
ス11を形作るため協働する1対のモールドパー
ツ9,10を備えている。またハウジング12は
溶融プラスチツク8をモールドスペース11に射
出するための液圧式スクリユーラム13を備えて
いる。前記スクリユーラムはノズル14と供給室
15を備えている。加熱して溶融したプラスチツ
ク材料が供給室15のノズル14からスプルー1
8に入り且つモールドスペース11に流入する。
第1図はまたモールドスプルーブツシング19
のモールドスプルー18の口部において溶融プラ
スチツクの中にガスを注入する高圧ガス供給シス
テムを示す。前記ガス供給システムはガス供給タ
ンク41と高圧ガスポンプ組立体32と高圧ガス
貯蔵タンク28を備えている。制御弁29はノズ
ル14に至る高圧ガス方向弁であり且つ前記弁2
9は前記ノズルをガス管22を通じてガス貯蔵タ
ンク28に連結する。タンク28とガスポンプ組
立体32の間の逆止弁25がガスのポンプ組立体
への逆流を防止する。
モールジングサイクルの開始前に不活性ガス例
えば窒素等が高圧ガス貯蔵タンク28に貯えられ
ている。これはガスポンプ組立体32のガスコン
プレツサーポンプ35を作動することによつて行
われる。ポンプ35がガスをガス供給シリンダー
41すなわちガス供給タンク41からガス通路4
2を通じて前記ポンプの吸込側に誘引する。圧力
ケージ37と減圧弁38が制御弁39と共にポン
プ35の吸込通路42に入るガス圧力を制御す
る。
つぎにガスは逆止弁25からタンク28に入
り、遂に予定ガス圧に達することによつて圧力ス
イツチ27の力設定値が作動される。この圧力は
なるべく280〜1050Kg/cm2(4000〜15000psi)の
範囲に在り且つ圧力ゲージ26に表示される。望
ましい圧力設定値になるとポンプ35が圧力スイ
ツチ27によつて停止される。圧力スイツチ27
のガス圧の設定値は射出成形されるプラスチツク
の種類によつて変る。例えばポリエチレンのよう
な軟いプラスチツクでは低い圧力設定値を必要と
するのみである。しかるに例えば粘性の大きいプ
ラスチツク例えばアクリリツク、ポリカーボネー
ト、剛性のあるPVCやアクリロニトリル等に対
しては圧力スイツチ27に高い圧力設定値が必要
である。その理由はこれらのプラスチツクが高圧
力でモールドスペース11に射出されるためであ
る。プラスチツクの種類ごとに圧力を調節する必
要があり、すなわちアクリロニトリルに対しては
高い設定値に、ポリエチレンに対しては低い設定
値にする必要がある。例えばポリエチレンのよう
な製品に対して圧力スイツチを余りに高くセツト
し過ぎると、この高圧ガスはプラスチツクの中に
ガス泡を作らずにプラスチツクを吹き抜ける。
ポンプ35を停止した瞬間に逆止弁25が閉じ
て、二路ガス弁29と逆止弁25と間に高圧ガス
を保持する。弁29はなるべく二方向空気弁であ
つて、空気シリンダー23を作動して弁29を開
閉する。
高圧ガス貯蔵タンク28が充分に必要圧力に上
昇され且つソレノイド作動式二方向空気弁29,
30が閉止位置に在るとき、モールジングサイク
ルの開始準備がととのう。
モールジングサイクルを開始するため従来のモ
ールドプレス締付ユニツト(図示せず)を閉じて
モールドパーツすなわちモールド半分割体9,1
0を圧力でしめつける。つぎにノズルしや断弁1
6を液圧シリンダー17によつて上方に作動させ
その中の孔5を液圧ラム体12の孔と整合させて
開く。この位置においてスクリユーラム13が作
動させられて前進すると溶融プラスチツク材料8
をモールドスペース11の中に射出する。
スクリユーラム13の前進によつて溶融プラス
チツクをスプルー18に満たすことができるほど
充分な時間が経過してのち、弁29が作動シリン
ダー23によつて開く。弁29が開くと直ちに貯
蔵域すなわち高圧ガス貯蔵タンク28から高圧ガ
スがガス管22と逆止弁20を通つてノズル14
の中心のガス流入通路6に入る。前記ガス通路6
がノズル14の出口に延びていて、プラスチツク
のインジエクシヨンモールジング作業が継続して
いるときにガスをスプルー18の口部に供給し且
つ溶融プラスチツク流の中に侵入させることがで
きる。
また、プラスチツクはかなり安定して流れ且つ
モールドスペースに必要な量のプラスチツク材料
が通常凡そ2秒乃至3秒射出される。したがつ
て、溶融プラスチツク流がスプルー18に入ると
直ちに高圧流体なるべく高圧ガスを入手すること
が絶対必要である。関連事項として、ガスがひと
たび流動し始めると溶融プラスチツクより速く流
れて、そのためそのガスの圧力で溶融プラスチツ
クをモールドスペース11に押し込み、被成形品
の中に内部空洞21を作る。ガス流入通路6を流
れるガスの流動速度は制御されず、モールジング
作業中変動する。しかしながら、収容室すなわち
高圧ガス貯蔵タンク28の中のガス圧は制御され
る。
換言すれば、若しも収容室28内の圧力が圧力
スイツチ27の圧力設定値より低く下ると、これ
は充分な量のガスが流入通路6を流れるとき発生
するが、ポンプ35が始動してガス圧を貯蔵タン
ク28の中に必要値まで上昇させ、かくしてガス
流入通路6からモールジング中空区画21に流れ
るガスの圧力を保持する。
しかしながら、貯蔵タンク28の中のガス圧は
周囲の圧力から再充填される必要がなく、貯蔵タ
ンク28の中のガス圧の降下のみ回復されねばな
らない。前記ポンプ35はインジエクシヨンモー
ルジングサイクル時にタンク28の中の圧力降下
を回復させ前記貯蔵タンク28を必要圧力に保持
できるように充分に速く少量の高圧ガスを発生で
きる型式のものが良い。ガスはなべく連続的にモ
ールドスペースの中に射出される。このことは次
の理由によつて効果的である。すなわちプラスチ
ツクとガスの両方が均等にモールドスペースの中
に射出され且つ殆んど一定の直径を有するガス溝
が成形品の中に形成されるからである。このこと
によつてガスが溶融プラスチツクをモールドのす
べての表面に大体同一の大きさの力で押しつける
ことになる。
また、成形品Bの中に2個以上の不連続中空区
画を形成したい場合、通路6を通るガスの流れを
不連続にするか又は1個以上のガス射出点をモー
ルドスペースの中に設けることもできる。
モールジングサイクル中に溶融プラスチツクの
射出圧力は幾分変動する。しかしガスが通路6か
ら射出する圧力は比較的一定しているが、これは
ポンプ組立体32が室28の中のガス圧を圧力ス
イツチ27が命令する設定値に大体保持するから
である。
本発明の方法は従来の方法にくらべて一層寛大
でそれほど激しく作動しないが、それはガス空洞
の中に入つて行くガスの量を計量する必要がな
く、圧力のみ制御すれば良いからである。本発明
にとつて必要量以上又は以下のガスをモールドス
ペース21に射出することは重要でない。調節す
る必要のあるものはガスの圧力のみであつて、こ
れは凡そ一定レベルに保持されている。勿論モー
ルド11に入るガス量はモールジングサイクルご
とに直接測定されないが、特定のモールドサイク
ルについてはガス圧とプラスチツク射出圧力とモ
ールドデザインを調節することによつて調節して
も良い。
スプルー18に入るガスの圧力は該スプルーに
入る溶融プラスチツクの圧力と少くとも同じかな
るべくはそれ以上である。或る種類のプラスチツ
クについてガス圧は630〜1050Kg/cm2(9000〜
15000psi)の範囲にあり且つガスを溶融プラスチ
ツクと同時に射出する必要のある時たちどころに
得ることができるようにするため前述の高圧ガス
を室28の中に貯えておく必要がある。ガス流動
の最後はプラスチツクの射出工程の終了と殆んど
同一時期である。なるべくガス流動はスクリユー
ラム13がその前進運動を停止した直後まで続
き、したがつて溶融プラスチツクがモールドキヤ
ビテイ11に射出し終る時まで続く。
スクリユーラム13がその前進運動を終えると
ガス制御弁2が閉じ且つガス弁30が開き、管2
2内のガス圧をガス圧力の減圧弁31の圧力設定
値まで降下させる。この減圧弁31は大体70Kg/
cm2(1000psi)に設定して、管22内のガス圧を
この値に降下させるようにしてある。この圧力は
溶融プラスチツクがモールド11の中で充分に冷
えて自立できるほどになるまで保持されている。
この時にガス弁31が作動して管22内の残りの
高圧ガスを吸収して管22内の圧力を大気圧にま
で降下する。この時にインジエクシヨン組立体1
2がスプルーブツシング19から離れ、モールド
パーツ9,10を分離し且つ成形品Bを除去でき
るようにする。
弁29が閉じているときノズルしや断弁16が
液圧シリンダー17によつて閉じられることに注
意すべきである。つぎにスクリユーラム13が回
転して次のインジエクシヨンサイクルに使用する
ため溶融プラスチツク8を蓄積することができ
る。
また成形品を除去する間に圧力スイツチ27に
よつてガスポンプ組立体32を作動して、ガス貯
蔵タンク28にその中の圧力がゲージ26で示す
設定値に達するまでガスを入れる。この時点で圧
力スイツチ27が遮断される。つぎに前記システ
ムは弁16,29,30を閉さ位置にして反復サ
イクルの準備ができる。
例えば、射出成形品Bはモールドスペース11
をみたすために4.56Kg(160オンス)のプラスチ
ツクを通常使用しなければならないと仮定する。
若し完成品の重量の10%を節約した場合0.456Kg
(16オンス)のプラスチツクを節約するであろう
(すなわち4.1Kg(146オンス)のプラスチを射出
する)。プラスチツク1オンスを移動するのに凡
そ32.78cm3(2立方インチ)を必要とし、したが
つて524.48m3(32立方インチ)のガスが必要であ
る。収容室28は凡そ367.8〜409.75cm3(20〜25
立方インチ)の高圧ガスを収容できる大きさにす
ることができる。ポンプ組立体32を作動して残
りの必要ガスを室28とモールドスペース11に
供給する。勿論すべてのインジエクシヨンモール
ジング作業中にポンプ組立体を作動させる必要が
ないように予めガスを充満した適当数の収容室を
設けることができる。
第2図は第1図のモールドとスクリユーラム装
置に使用する別の高圧ガス源を示す。第2図のガ
ス源は点Xにおいて第1図のガス源と入れ替つて
いる。換言すれば第1図の点Xにおいてガス管4
3を外して、第2図のガス管50をこの点に接続
している。
モールドとスクリユーラムの作動順序は前に述
べたものと同一である。しかしながら、高圧ガス
は弁29を閉じた位置にしてシリンダー53(第
2図)に射出用として貯えられている。シリンダ
ーすなわち収容室53はゲージ55に示す必要圧
力設定値に達するまで減圧弁56を通じて供給タ
ンクからガスを貯留し続ける。つぎに液圧作動シ
リンダー51を作動してシリンダー53内のガス
をピストン52の移動によつて、圧力スイツチ5
9に設定されて且つゲージ60に示される必要高
圧値に圧縮する。逆止弁57がガスのガス供給タ
ンク54への逆流を防止する。つぎに貯留した高
圧ガスはモールジングサイクル中にモールドスプ
ルー18に射出するためたちどころに利用するこ
とができる。
この実施例においてインジエクシヨンモールジ
ング作業中シリンダー53の再充填は行わない。
ガス供給タンク54からシリンダー53を再充填
するのは次のモールジングサイクルの準備のため
のみ且つ成形品が固化した後でのみ行う。このよ
うな再充填作業のためピストン52がシリンダー
53の中で下降され且つガスがその中に入れられ
る。ひとたび前記シリンダーに供給タンク54か
らガスが充満されると、シリンダー51によつて
押圧されるピストン52の移動によつてシリンダ
ー53の充満ができる。
前記方法を特に利用できる部品のモールジング
は一層厚い面積によつて支持されている広い表面
積を有するモールジングである。ガスを溶融プラ
スチツクの中に入れてプラスチツクを各リブ等に
沿つて延出させ、モールドのすべての表面に成形
プラスチツク材料を押しつける。一般的に成形品
Bの厚い部分は第1図に示すような内部空洞21
を持つている。
本発明を好適な実施例及び別の実施例について
説明した。この明細書を読んで理解すれば、明ら
かに修正や変更を行うことができるであろう。し
かしこれらのすべべての修正変更は特許請求の範
囲又はその同等物の範囲に入る限りにおいて、本
発明に含まれるものと考える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のガス加圧装置を組入れたイン
ジエクシヨンモールジングプレスのモールド並び
にスクリユーラムの断面を示す略図、第2図は第
1図のモールドに使用できる本発明のガス加圧装
置の別の実施例の略図である。 5……孔、6……ガス通路、8……溶融プラス
チツク、9……モールドパーツ、10……モール
ドパーツ、11……モールドスペース、12……
ハウジング、13……スクリユーラム、14……
ノズル、15……供給室、16……ノズルしや断
弁、18……モールドスプルー、19……モール
ドスプルーブツシング、21……内部空洞、22
……ガス管、25……逆止弁、26……圧力ゲー
ジ、28……高圧ガス貯蔵タンク、29……制御
弁、32……高圧ガスポンプ、38……減圧弁、
41……ガス供給タンク。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガス供給源からのガスを利用する射出成形品
    の製造方法であつて、 ガス供給源からのガスを加圧し、少なくともプ
    ラスチツク材料の溶融流の圧力と同じ高さの第1
    の所定のガス圧で貯蔵室に貯蔵する工程と、 プラスチツク材料の溶融流をモールドスペース
    に導入する工程と、 前記溶融材料にガス空洞を形成するために該溶
    融材料がガスを導入する位置を通つた後に、ガス
    をガス入口通路において第1の所定のガス圧で前
    記貯蔵室から前記プラスチツク材料の溶融流に導
    入し、ガスが周囲のプラスチツク材料に圧力を及
    ぼして、該材料を前記モールドスペースの表面に
    向かつて押し付ける工程と、 プラスチツク材料を前記モールドスペースに供
    給し続ける工程と、 この供給し続ける工程の間、同時にガスを前記
    ガス空洞に射出し続ける工程と、 これら供給し続ける工程及び射出し続ける工程
    の間、ガス入口通路のガスの圧力を実質的に第1
    の所定のガス圧に保つ工程と、 前記モールドスペースの表面を完全に覆うのに
    十分な所定量の溶融プラスチツク材料が供給され
    た後に、溶融材料の供給を終らせる工程と、 プラスチツクがその軟化点以下に冷却すると
    き、ガス空洞内に第2の所定のガス圧を引き続き
    保つ工程と、 プラスチツク材料のガス空洞からガスを抜く工
    程とを含む射出成形品の製造方法。 2 前記第1及び第2の所定のガス圧は実質的に
    等しい、ことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の製造方法。 3 前記第1の所定のガス圧が約140〜1050Kg/
    cm2(2000〜15000psi)の範囲内にある、ことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の製造方
    法。 4 前記モールドスペースに導入される前記ガス
    の量を測定しない、ことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の製造方法。 5 ガスを供給するガス供給源と、 第1の所定のガス圧にガスを加圧するガス加圧
    装置と、 溶融プラスチツク材料をプラスチツクの圧力で
    モールドスペースに導入する装置とを有し、 前記第1の所定のガス圧は、少なくともプラス
    チツクの圧力と同じ大きさであり、 ガスを直ちに利用できるように、ガスを前記第
    1の所定のガス圧で貯蔵する貯蔵室と、 ガスが導入される位置を溶融プラスチツクが通
    つた後に、前記第1の所定のガス圧で前記貯蔵室
    から前記モールドスペースにガスを流入し始める
    装置と、 プラスチツクが冷却するとき、モールドが示す
    形状をプラスチツクが維持するまで、前記モール
    ドスペースの表面に対する溶融プラスチツク材料
    の圧力を保つ装置と、 プラスチツク材料の空洞からガスを解放する装
    置とを更に有する、ことを特徴とするプラスチツ
    ク材料製の射出成形品の製造装置。 6 前記溶融プラスチツクが前記モールドスペー
    スに供給されている間、前記第1の所定のガス圧
    で前記モールドスペースにガスを供給し続ける装
    置を更に有する、ことを特徴とする特許請求の範
    囲第5項に記載の装置。
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