JPH04317610A - 電気湯沸器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は容器内に収容された水を
加熱保温する電気湯沸器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、電気式の湯沸器においても、手軽
に水を加熱保温できる家庭用品としての要望のみならず
、都市部においてはおいしい水に作り変える機能をも所
持したものが求められている。

【０００３】従来おいしい水に作り変える機能として、
水の沸騰を検知した後一定時間沸騰を持続させた後に湯
沸しの完了報知を行ない、その沸騰時間中に水中のカル
キ成分等を除去している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、沸騰後の沸騰維持時間が容器内の水量の
大小に関わらず一定の時間に設定されており、水量の多
い時には水中のカルキ成分等の除去率は低く、また水量
の少ない時は必要以上に沸騰させることとなる。さらに
は、水が途中で追加された時でも上述の動作が行なわれ
、電力の損失を招くという問題を有していた。

【０００５】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、特に追加水量に応じた沸騰維持時間を自動的に決定
し、常にカルキ成分を十分に除去し、かつ経済的な電気
湯沸器を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電気湯沸器は、水が沸騰状態に達したことを
検知する沸騰検知手段と、容器内の水量を検知する容量
検知手段と、容器の上部にある蓋の開閉を検知する蓋開
閉検知手段と、容器蓋の開放時と、その後の閉口時に測
定した各容量検知手段出力とから追加水量を判定し、そ
の時の追加水量に応じて沸騰状態の維持時間を決定する
時間決定手段を備えたものである。

【０００７】

【作用】この構成によって、追加水量が多い時には沸騰
状態の維持時間を長くし、少ない時は短くすることによ
って、最低必要限のカルキ成分等の不要物質を除去する
沸騰時間を自動的に決定することができる。

【０００８】

【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図１において、本体容器１内に上面
開口の容器２があり、容器２の上部を覆う蓋３、及び水
の注入時等に蓋３を開口した時や、注入後に閉口した時
をそれぞれ検知する蓋開閉検知手段１８がそれぞれ配置
されている。また容器２の内部の水を加熱する加熱源４
と容器２の内部の水温を検知する温度センサ−５と水量
を検知する圧力センサ−１７が下方に配置されている。

【０００９】容器２の下方の排出口６から電動ポンプ７
を介し導水管８を通じ導出口９より水は外部へ排出され
る。そして、モ−タ１０は前記電動ポンプ７を駆動する
。

【００１０】操作つまみ１１を操作するとスイッチ１２
の接点が切り替わり、その信号でモ−タ１０が動作する
ものである。

【００１１】温度センサ−５の信号は、水の沸騰到達時
を検知する沸騰検知手段１４に入力され、圧力センサ−
１７と蓋開閉検知手段１８の信号は、容器２内の水量を
検知する容量検知手段１３に入力される。

【００１２】容量検知手段１３の出力は、時間決定手段
１５に入力され、時間決定手段１５は入力信号に応じた
結果を制御手段１６に出力する。沸騰検知手段１４は水
の沸騰時点を制御手段１６に入力する。制御手段１６は
各入力信号に従って前記加熱源４への通電量を決定する
。

【００１３】以上のように構成された電気湯沸器につい
て、その動作を図２、３、を用いて説明する。

【００１４】図２は加熱源４に通電されて後の時間経過
に対する容器２に圧接して取り付けられた温度センサ−
５の検知温度変化を示したものである。

【００１５】沸騰検知手段１４は所定温度範囲の単位時
間当りの温度上昇勾配（Δθ／Δｔ）を随時比較し、あ
る一定変化量以下になった時点（ｔ１）を沸騰状態と判
断するものである。

【００１６】時間決定手段１５は容量検知手段１３で検
知された水量（Ｗ）に従い、水量が大なる程沸騰維持時
間（ｔ２−ｔ１）　が多くなるように決定する。

【００１７】制御手段１６は加熱開始時（ｔ０）より時
間（ｔ２）まで最大電力で加熱し、（ｔ２−ｔ１）時間
沸騰状態を維持しているものである。

【００１８】圧力センサ−１７にて容器２内の大気圧（
Ｐ０）と、容器２内の水圧の合計値を読み取りその値を
容量検知手段１３に転送する。　　容量検知手段１３は
図３に示すように蓋開閉検知手段１８により蓋３が開口
されたことを検知すると、その時の圧力センサ−１７の
出力値（Ｐ０＋Ｐ１）　を読み取りその値を記憶する。 次に水が注水された後、蓋３が閉口されたことを検知す
ると、再びその時の圧力センサ−１７の出力値（Ｐ０＋
Ｐ２）　を読み取り前回の値と比較する。その時、（Ｐ
０＋Ｐ１）−（Ｐ０＋Ｐ２）＝（Ｐ１−Ｐ２）＜０　　
であれば新たに水が注水されたと判断し、（Ｐ１−Ｐ２
）　の値に水の比重及び容器２の形状によって決定され
る所定の係数を乗算し容器２内への追加水量（Ｗ）を判
断するものである。

【００１９】なお圧力センサ−に取って変わる手段に、
超音波センサ−を用いて水面までの反射時間を計測して
水位を検知する方法や、垂直に設けられた導水管の静電
容量値の変化で検知する方法も容易に考えることができ
る。

【００２０】以上のように本実施例によれば、容器内の
追加水量を検知する容量検知手段と、水が沸騰状態に達
したことを検知する沸騰検知手段と、追加水量の多少に
応じて沸騰状態の維持時間を決定する時間決定手段等を
設けることにより、追加水量が多い時には沸騰状態維持
時間を長くし、少ない時は短くすることによって、最低
必要限のカルキ成分等の不要物質を除去しうる沸騰時間
を自動的に決定することができる。

【００２１】

【発明の効果】以上のように本発明は、容器内へ追加さ
れた液体容量を蓋の開閉時に検知し、その時の追加液体
容量に応じて沸騰状態を維持する時間を自動的に決定す
ることにより、水中のカルキ成分やカビ臭等を十分除去
できるとともに経済性に富んだ使い勝手のよい優れた電
気湯沸器を実現出来るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における全体構成図

【図２】
本発明の一実施例における水温変動動作説明図

【図３】
本発明の一実施例におけるフロ−チャ−ト図

【符号の説明】

２　　容器 ４　　加熱源 １８　　蓋開閉検知手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】液体を収容する容器と、前記容器内の液体
   を加熱する加熱源と、前記加熱源への通電量を制御する
   制御手段と、前記容器内の液体の容量を検知する容量検
   知手段と、前記容器の上部に設けられた容器蓋の開閉を
   検知する蓋開閉検知手段と、前記容器内の液体の沸騰時
   を検知する沸騰検知手段と、前記容器蓋開放時の容量検
   知手段出力と、その後の容器蓋閉口後の容量検知手段出
   力とから追加水量を判定し、その追加水量に応じて前記
   沸騰検知手段にて液体の沸騰が検知された後の沸騰状態
   を維持する沸騰維持時間を決定する時間決定手段を備え
   た電気湯沸器。