JPH04316745A - フライホイール - Google Patents

フライホイール

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JPH04316745A
JPH04316745A JP8230991A JP8230991A JPH04316745A JP H04316745 A JPH04316745 A JP H04316745A JP 8230991 A JP8230991 A JP 8230991A JP 8230991 A JP8230991 A JP 8230991A JP H04316745 A JPH04316745 A JP H04316745A
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JP
Japan
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spring
mass body
mass
force
revolutions
Prior art date
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Pending
Application number
JP8230991A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Ishidaka
石高 勉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Atsugi Unisia Corp
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Publication date
Application filed by Atsugi Unisia Corp filed Critical Atsugi Unisia Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクランクシャフトの端部
に取り付けられるフライホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のフライホイールは、エンジンの
トルク変動に伴なうクランクシャフトの回転変動を少な
くすると共にクランクシャフトの捩り振動を減衰し、ク
ラッチを介して出力軸に円滑に動力伝達できるように様
々な工夫が施されている。
【0003】例えば、実公平2−6285号公報に開示
されたフライホイールは、図5に示すように、2分割し
た質量体101,102をトーショナル・ダンパ103
で連繋すると共に、両質量体101,102間に遠心ク
ラッチ104を介装し、エンジン(クランクシャフト1
05)の回転数がアイドル回転数に達しない低回転域の
場合に遠心クラッチ104で両質量体101,102を
一体回動させて共振を回避する一方、エンジンの回転数
が所定回転数を越え、エンジンのアイドル回転以上の常
用回転域に達した場合に遠心力で遠心クラッチ104の
ロック状態を解除し(図5の状態)、トーショナル・ダ
ンパ103で両質量体101,102を弾性的に連繋し
て回転変動を抑制するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例にあっては、エンジンの回転数がアイドル回
転数に達しない低回転域まで下がると、遠心クラッチ1
04のばね106の弾性力がロックピン107に作用す
る遠心力よりも大きくなるため、エンジンのトルク変動
に伴なって両質量体101,102が中立位置Nから所
定角度(θ/2)相対回動すると、ばね106で半径方
向内方に付勢されたロックピン107がロック溝108
に係合して両質量体101,102を一体回動させるよ
うになっている。
【0005】従って、両質量体101,102が遠心ク
ラッチ104で一体化されている場合には、両質量体1
01,102を連繋するトーショナル・ダンパ(圧縮コ
イルばね)103が押し縮められた状態となる。この状
態は、エンジンが所定回転数以下の場合及びエンジンを
停止した場合において維持されるため、トーショナル・
ダンパ103に長時間圧縮力が作用することとなり、ト
ーショナル・ダンパ103の継時的機能の低下が心配さ
れている。
【0006】本発明はこのような従来例の不具合を解消
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のフライホイ
ールは、質量体を分割し、一方の質量体をクランクシャ
フトに固定して、この質量体に他方の質量体を相対回動
可能な状態に組み付け、これら両質量体の対応する位置
にばね受容部を形成し、これらばね受容部のうちいずれ
か一方のばね受容部内に、所定以上の遠心力が作用する
とそのばね受容部内を移動して他方のばね受容部にも係
合し、前記両質量体を弾性的に連繋するばね部材を収容
したことを特徴としている。
【0008】
【作用】エンジン(クランクシャフト)停止時はもちろ
んのこと、エンジン回転数がアイドル回転数に達しない
低速回転域でもってばね部材に作用する遠心力が所定以
上に達しない場合、ばね部材は両質量体を連繋しないた
め、ばね部材には必要以上の圧縮力やエンジンの回転変
動に伴なう過大な衝撃力が作用しない。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳述する
【0010】図1は本発明の一実施例を示すフライホイ
ールの取付状態断面図であり、この図において1はクラ
ンクシャフトである。このクランクシャフト1の軸端に
は、第1質量体2をレインフォースプレート3とともに
ボルト4で固定してある。この第1質量体2は、クラン
クシャフト1に内周端部を固定した略円板状の弾性板5
と、この弾性板5の外周端に嵌着したリングギヤ6及び
サイドプレート7とからなり、弾性板5とサイドプレー
ト7との間に作動室8を形成してある。そして、この作
動室8内の外周側にばね受容部9を備えたリテーナ10
を配置し、このリテーナ10をそれぞれ弾性板5とサイ
ドプレート7にボルト11を固定してある。
【0011】12は出力部材である。この出力部材12
は、そのプレート部13を弾性板5と相対回動できるよ
うに係合してあり、そのボス部14をレインフォースプ
レート3に取り付けたベアリング15で回動可能に支持
してある。又、この出力部材12のプレート部13には
リテーナ10のばね受容部9に対応するばね受容部16
を形成してあり、このばね受容部16には半径方向(図
1中上下方向)にスライドできるようにばね部材17を
収容してある。
【0012】このばね部材17は、ばね受容部16の底
壁18に一端を溶接等で固定した引張りばね19と、こ
の引張りばね19の他端に溶接等で固定した圧縮コイル
ばね20とで構成してある(図2参照)。そして、この
ばね部材17は、所定以上の遠心力が作用すると圧縮コ
イルばね20が引張りばね19のばね力に抗してばね受
容部16内をスライドし、図3〜図4に示すように他方
のばね受容部9にも係合する。
【0013】尚、図2及び図4に示すように、リテーナ
10に形成したばね受容部9の周方向長さは出力部材1
2のばね受容部16の周方向長さよりも僅かに大きく形
成してある。従って、図4に示すように、第1質量体2
と出力部材12とが僅かに相対回動すると、第1質量体
2と出力部材12とがばね部材17で弾性的に連繋され
ることとなる。
【0014】そして、出力部材12のボス部14には円
板状部材21をボルト22で固定してあり、この円板状
部材21と出力部材12とで第2質量体23を構成して
ある。
【0015】24は摩擦力発生手段である。この摩擦力
発生手段24は、弾性板5と出力部材12との間に介装
してあり、フリクションプレート25,リテーナプレー
ト26及び皿ばね27とからなっている。そして、この
摩擦力発生手段24は、第1質量体2と第2質量体23
のいずれか一方に所定以上の回動力が作用しない限り両
質量体2,23を一体回動させる一方、両質量体2,2
3のうちいずれか一方に所定以上の回動力が作用すると
すべりを生じて両質量体2,23の相対回動を許すよう
にしてある。尚、この摩擦力発生手段24は、両質量体
2,23が相対回動する際に、フリクションプレート2
5と弾性板5との摺接面で摩擦抵抗を生じさせ、クラン
クシャフト系の捩り振動を減衰する。
【0016】28はフライホイールAの第2質量体23
に摩擦係合されるクラッチディスクであり、このクラッ
チディスク28はそのボス部29を出力軸30にスプラ
イン嵌合してある。又、31はフライホイールAの第2
質量体23に取り付けたクラッチカバー組立体である。 尚、前記リングギヤ6は図外のスタータモータのピニオ
ンギヤに噛合してある。
【0017】以上の実施例構造によれば、エンジン回転
数(クランクシャフト1の回転数)がアイドル回転数に
達しない低速回転の場合、ばね部材17の圧縮コイルば
ね20に作用する遠心力が引張りコイルばね19のばね
力よりも小さく、圧縮コイルばね20は出力部材12の
ばね受容部16内に位置している(図1〜図2参照)。 この場合、第1質量体2と第2質量体23は摩擦力発生
手段24により一体回動させられる。尚、一般に、クラ
ンクシャフト系の捩り振動の共振点はアイドル回転数よ
りも低いエンジン回転数に設定してある。従って、その
捩り振動の共振点近傍のエンジン回転数において、過大
なトルクがフライホイールAに入力されても、摩擦力発
生手段24がすべりを生じ、第1質量体2と第2質量体
23とが圧縮コイルばね20を押し縮めることなく相対
回動する。そのため、エンジンの回転変動に伴なう過大
な衝撃力がばね部材17に作用することがない。
【0018】エンジン回転数がアイドル回転数近傍の所
定回転数に達し、ばね部材17の圧縮コイルばね20に
作用する遠心力が引張りばね19のばね力よりも大きく
なると、圧縮コイルばね20が出力部材12のばね受容
部16内を半径方向外方へスライドしてリテーナ10の
ばね受容部9にも係合し、第1質量体2と第2質量体2
3とが圧縮コイルばね20で弾性的に連繋されることと
なる(図3〜図4参照)。これにより、エンジンの回転
変動に伴なって第1質量体2と第2質量体23が相対回
動すると、エンジンの回転変動による衝撃力がばね部材
17により緩衝され、捩り振動が摩擦力発生手段24に
より減衰される。この結果、エンジンの動力は、クラン
クシャフト1,フライホイールA及びクラッチディスク
28を介して出力軸30に円滑に伝達される。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のフライホイールは、質量体を分割し、一方の質量体を
クランクシャフトに固定して、この質量体に他方の質量
体を相対回動可能な状態に組み付け、これら両質量体の
対応する位置にばね受容部を形成し、これらばね受容部
のうちいずれか一方のばね受容部内に、所定以上の遠心
力が作用するとそのばね受容部内を移動して他方のばね
受容部にも係合し、前記両質量体を弾性的に連繋するば
ね部材を収容してあるため、エンジン停止時やエンジン
の回転変動に伴なう過大な衝撃力が入力される低速回転
域において、必要以上の圧縮力や衝撃力がばね部材に作
用することがない。従って、本発明のフライホイールに
よれば、上記ばね部材の耐久性が向上し、長期に亘りフ
ライホイールとしての所望の機能が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフライホイールの取付状
態の断面図。
【図2】図1のB−B線に沿う断面図。
【図3】ばね部材の作動状態を示すフライホイールの断
面図。
【図4】図3のC−C線に沿う断面図。
【図5】従来のフライホイールの要部断面図。
【符号の説明】
A…フライホイール、1…クランクシャフト、2…質量
体(第1質量体)、9,16…ばね受容部、17…ばね
部材、23…質量体(第2質量体)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  質量体を分割し、一方の質量体をクラ
    ンクシャフトに固定して、この質量体に他方の質量体を
    相対回動可能な状態に組み付け、これら両質量体の対応
    する位置にばね受容部を形成し、これらばね受容部のう
    ちいずれか一方のばね受容部内に、所定以上の遠心力が
    作用するとそのばね受容部内を移動して他方のばね受容
    部にも係合し、前記両質量体を弾性的に連繋するばね部
    材を収容したことを特徴とするフライホイール。
JP8230991A 1991-04-15 1991-04-15 フライホイール Pending JPH04316745A (ja)

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JP8230991A JPH04316745A (ja) 1991-04-15 1991-04-15 フライホイール

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JP8230991A JPH04316745A (ja) 1991-04-15 1991-04-15 フライホイール

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JP8230991A Pending JPH04316745A (ja) 1991-04-15 1991-04-15 フライホイール

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2715447A1 (fr) * 1994-01-26 1995-07-28 Valeo Dispositif amortisseur de torsion, notamment pour véhicule automobile.
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