JPH04314776A - 加硫ゴム成形品用感圧性接着剤 - Google Patents

加硫ゴム成形品用感圧性接着剤

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JPH04314776A
JPH04314776A JP17157591A JP17157591A JPH04314776A JP H04314776 A JPH04314776 A JP H04314776A JP 17157591 A JP17157591 A JP 17157591A JP 17157591 A JP17157591 A JP 17157591A JP H04314776 A JPH04314776 A JP H04314776A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天然ゴム、クロロプレ
ンゴム、EPT(エチレン−プロピレン−ターポリマー
)ゴムなどからなる加硫ゴム成形品を接着するために用
いる感圧性接着剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の加硫ゴム成形品は、自動車用部
材、家電、OA機器用部材のほか、各種の工業用製品と
して多用されている。
【0003】しかし、これらのゴム成形品は、配合物と
して各種充てん剤、加硫剤、油成分などの接着阻害物質
を数多く含み、かつゴム成形品を加硫する工程でプレス
金型からの型離れを良くするためにシリコーンオイルな
どの離型剤を用いているため、成形品表面の接着性に劣
つている。
【0004】しかも、これらの加硫ゴム成形品は、高い
弾性を有するため、これを曲面に貼り付ける場合などで
は、上記の弾性作用によつて応力が加えられた状態で接
着固定されることになり、これと前記成形品表面の接着
性の悪さから、接着固定後簡単に剥がれてしまう問題が
あつた。
【0005】このため、従来では、加硫ゴム成形品の被
着面を、まずバフ研磨し、ついで溶剤洗浄、プライマー
塗布を施したのちに、この上にフイルム状の感圧性接着
剤を貼り合わせて、他の被着体に接着固定するといつた
方法が採られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のバフ
研磨やプライマー塗布などの処理は、工数がかさむうえ
に、バフ粉や溶剤が飛散して作業環境を悪化するおそれ
があり、またバフ研磨工程では、バフ加工の程度にばら
つきが生じやすく、これに伴い接着強度にもばらつきを
生じさせる問題があつた。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑み、加硫ゴム成
形品に対し、従来のようなバフ研磨やプライマー塗布な
どの処理を施さなくても、十分な接着強度を得ることの
できる感圧性接着剤を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために鋭意検討した結果、接着剤の主成分
として特定のポリマーを用いることにより、加硫ゴム成
形品を従来のようなバフ研磨やプライマー塗布などの処
理を施すことなく、十分に接着できるものであることを
知り、本発明を完成するに至つた。
【0009】すなわち、本発明は、a)S1−I1−S
2型ブロツク共重合体(S1,S2はスチレン重合体ブ
ロツク,I1はイソプレン重合休ブロツクで、S1,S
2の数平均分子量はいずれも8000以上である)10
〜60重量%と、 b)S3−I2−S4型ブロツク共重合体(S3,S4
はスチレン重合体ブロツク,I2はイソプレン重合体ブ
ロツクで、S3の数平均分子量は8000以上、S4の
数平均分子量は5000以下である)および/またはS
5−I3型ブロツク共重合体(S5はスチレン重合体ブ
ロツク、I3はイソプレン重合体ブロツクで、S5の数
平均分子量は8000以上である)90〜40重量%と
からなる混合ブロツク共重合体を主成分とし、この混合
ブロツク共重合体100重量部あたり、粘着付与樹脂5
0〜200重量部を含むゴム系の感圧性接着剤組成物を
用いたことを特徴とする感圧性接着剤に係るものである
【0010】
【発明の構成・作用】本発明における混合ブロツク共重
合体は、加硫ゴム成形品との親和性の高い上記a,b両
成分の混合物からなり、このうちa成分は加硫ゴム成形
品の反撥力に耐えうる大きな凝集力を付与し、またb成
分は加硫ゴム表面層の接着阻害物質を排除して選択的な
濡れ性を発揮する流動性を付与することから、これら両
成分を併用することにより、加硫ゴム成形品に対し従来
のようなバフ研磨やプライマー塗布などの処理を施すこ
となく、十分な接着強度が得られるものである。
【0011】a成分のS1−I1−S2型ブロツク共重
合体は、これを構成するスチレン重合体ブロツクS1,
S2の数平均分子量がいずれも8000以上、好ましく
は10000〜30000となるものである。ここで、
S1,S2の数平均分子量の一方でも8000未満とな
ると、加硫ゴム成形品の反撥力に耐えうる十分な凝集力
が得られない。イソプレン重合体ブロツクI1の数平均
分子量は、接着剤の所望特性に応じて、ブロツク共重合
体全体の数平均分子量が50000〜400000とな
る範囲内で、適宜設定される。
【0012】b成分としては、S3−I2−S4型ブロ
ツク共重合体かS5−I3型ブロツク共重合体かのいず
れか一方または両方が用いられる。このうち、S3−I
2−S4型ブロツク共重合体は、これを構成する一方の
スチレン重合体ブロツクS3の数平均分子量が8000
以上、好ましくは10000〜30000となり、かつ
他方のスチレン重合体ブロツクS4の数平均分子量が5
000以下、好ましくは1000〜3000となるもの
である。
【0013】上記のS3−I2−S4型ブロツク共重合
体において、S3の数平均分子量が8000未満となつ
たり、S4の数平均分子量が5000を超えてしまうと
、加硫ゴム成形品の反撥力に耐えうる十分な凝集力が得
られなかつたり、上記成形品表面への濡れ性が損なわれ
る。イソプレン重合体ブロツクI2の数平均分子量は、
接着剤の所望特性に応じて、ブロツク共重合体全体の数
平均分子量が50000〜400000となる範囲内で
、適宜設定される。
【0014】また、S5−I3型ブロツク共重合体は、
これを構成するスチレン重合体ブロツクS5の数平均分
子量が8000以上、好ましくは10000〜3000
0となるものであり、上記S5の数平均分子量が800
0未満となると、加硫ゴム成形品の反撥力に耐えうるよ
うな大きな凝集力が得られない。イソプレン重合体ブロ
ツクI3の数平均分子量は、ブロツク共重合体全体の数
平均分子量が50000〜400000となる範囲内で
、適宜設定される。
【0015】このようなa成分およびb成分を構成する
各ブロツク共重合体は、いずれもリチウム系開始剤を用
いた公知のリビングアニオン重合法によつて得ることが
できる。その際、たとえばトリブロツク型のものでは、
スチレン重合体ブロツク、イソプレン重合体ブロツク、
スチレン重合体ブロツクの順に逐次反応させる方法で合
成してもよいし、スチレン重合体ブロツクおよびイソプ
レン重合体ブロツクを別々に合成したのち、カツプリン
グ剤を用いてトリブロツク型の構造となるように結合さ
せてもよい。
【0016】本発明の混合ブロツク共重合体において、
上記a,b両成分の混合比率は、a成分が10〜60重
量%、b成分が90〜40重量%となる割合、特に好ま
しくはa成分が20〜50重量%、b成分が80〜50
重量%となる割合とするのがよい。この範囲外となると
、加硫ゴム成形品表面への濡れ性が低下したり、加硫ゴ
ム成形品の反撥力に耐えうるような十分な凝集力が得ら
れなくなる。
【0017】本発明においては、上記のような混合ブロ
ツク共重合体を主成分とし、これに粘着付与樹脂を配合
する。この粘着付与樹脂としては、従来公知の常温で液
状または固形状の樹脂がいずれも使用でき、たとえばテ
ルペン系樹脂、テルペンフエノール系樹脂、テルペン芳
香族系樹脂、クマロンインデン系樹脂、スチレン系樹脂
、石油系樹脂、フエノール系樹脂、キシレン系樹脂、ロ
ジン系樹脂などを挙げることができ、これらは必要に応
じて2種以上併用することができる。
【0018】この粘着付与樹脂は、上記の混合ブロツク
共重合体100重量部に対し、50〜200重量部、特
に好ましくは70〜130重量部の割合で用いられる。 50重量部未満では加硫ゴムに対する良好な粘着力を付
与しにくく、また200重量部より多くなると凝集力に
劣り、いずれの場合も加硫ゴムへの接着特性に好結果が
得られない。
【0019】本発明のゴム系の感圧性接着剤組成物は、
上述の混合ブロツク共重合体と粘着付与樹脂とを必須成
分とするほか、接着特性の微量調整の目的で上記混合ブ
ロツク共重合体以外のエラストマーおよび/またはプラ
ストマーからなる各種のポリマー成分を含ませることが
できる。
【0020】このようなポリマー成分としては、たとえ
ば、スチレン−ブタジエン−スチレン型ブロツク共重合
体、スチレン−イソプレン−スチレン型水添ブロツク共
重合体、スチレン−ブタジエン−スチレン型水添ブロツ
ク共重合体、ブチルゴム、ポリイソブチレンなどが好ま
しく用いられるが、エチレン−酢酸ビニル共重合体など
のゴム成分以外の他のポリマーであつてもよい。
【0021】本発明の感圧性接着剤組成物には、さらに
プロセスオイル、ポリエステル系可塑剤、ポリブテン、
液状ゴムなどの軟化剤を必要に応じて含ませてもよい。 この軟化剤の使用量は、前記a,b両成分の混合ブロツ
ク共重合体100重量部に対し、75重量部以下、通常
5〜75重量部の割合とするのがよい。
【0022】また、本発明の感圧性接着剤組成物には、
従来公知の酸化防止剤、紫外線吸収剤、充てん剤、顔料
、増量剤など感圧性接着剤に添加される種々の添加剤を
配合することができる。これらの使用量は通常の使用量
でよい。
【0023】このように構成される本発明のゴム系の感
圧性接着剤組成物は、無溶剤型のホツトメルト塗工タイ
プとしても、トルエンなどの適宜の有機溶剤を用いた溶
液タイプとしてもよく、さらに水系ないし非水系のエマ
ルジョンタイプとすることもできる。溶液タイプとする
場合、従来の天然ゴムなどをベースポリマーとしたもの
に較べて溶液粘度が低くなるため、ハイソリツド塗工が
可能となり、工業的に有利となる。
【0024】このような各種のタイプとされる本発明の
ゴム系の感圧性接着剤組成物は、その使用に際し、各タ
イプのものを最終形態の感圧性接着剤として、加硫ゴム
成形品からなる被着体に対し直接塗布してもよいが、通
常は適宜の基材上に層形成したフイルム状の感圧性接着
剤として使用するのがよい。
【0025】また、この場合、基材の片面だけに層形成
してもよいが、加硫ゴム成形品を他の被着体に接着する
目的から、基材の両面に層形成した、いわゆる両面接着
シートとするのが望ましい。この両面接着シートを作製
する場合、たとえば剥離紙上に一旦上記の接着剤組成物
を塗布乾燥して層形成し、このものを二つ用意して、こ
れらを基材の両面に貼り合わせればよい。
【0026】基材としては、不織布、織布、紙などの多
孔性基材や、ポリエステルフイルム、ポリエチレンフイ
ルム、ポリプロピレンフイルム、ポリ塩化ビニルフイル
ムなどのプラスチツクフイルムからなる、厚さが通常5
〜200μm程度のものが用いられる。プラスチツクフ
イルムを用いると、接着使用後長期間放置する場合に、
フイルムの一面側から他面側への接着成分の移行を防げ
るため、接着力の経時的な低下が抑制される。
【0027】この基材上に設けられる接着剤層、つまり
ゴム系の感圧性接着剤組成物の層としては、その厚さが
片面で通常10〜400μm程度であるのが望ましいが
、これに限定されることなく、使用目的に応じて適宜決
定できる。このような接着剤層により、クロロプレンゴ
ムやEPTゴムなどの加硫ゴム成形品に対して、一般に
800g/20mm幅以上という大きな接着力が得られ
る。
【0028】また、両面接着シートを得る場合に、基材
の一面にのみ上記ゴム系の感圧性接着剤組成物の層を設
け、他面に他の接着剤組成物、特にアクリル系の感圧性
接着剤組成物の層を設けるといつた変更態様をとつても
よい。
【0029】このような態様によると、加硫ゴム成形品
に対する接着はゴム系の感圧性接着剤組成物の層を利用
でき、他の被着体への接着は上記アクリル系の感圧性接
着剤組成物などの層を利用できるから、使用目的によつ
てはより望ましい接着特性が得られることになる。
【0030】なお、上記のアクリル系の感圧性接着剤組
成物の層には、ゴム系の感圧性接着剤組成物の層の場合
と同様に、適宜の着色顔料を含ませて、光によるシート
の劣化を上記着色化により防ぐようにしてもよい。同様
の目的で、前記の基材自体を着色化するようにしてもよ
い。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明では、接着剤の主
成分として特定の混合ブロツク共重合体を用いるように
したことにより、加硫ゴム成形品の接着に際し、特にこ
の成形品を曲面を有する被着体に貼り付ける場合に、従
来のようなバフ研磨やプライマー塗布などの処理を施さ
なくても、十分な接着強度を発揮する感圧性接着剤を得
ることができる。
【0032】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を比較例と対比して
具体的に説明する。なお以下、部とあるのは重量部を意
味する。また、以下の実施例および比較例で用いたブロ
ツク共重合体A〜Cは、下記の方法で合成したものであ
る。
【0033】<ブロツク共重合体A>反応用オートクレ
ーブに脱水精製したシクロヘキサン500部とテトラヒ
ドロフラン0.03部を窒素雰囲気下で仕込み、内浴を
60℃にした。つぎに、n−ブチルリチウム0.02部
を含むヘキサン溶液を添加し、その後スチレン7.5部
を添加して、100分間重合した。ついで、イソプレン
85部を添加して100分間重合した。最後にスチレン
を7.5部添加して100分間重合した。
【0034】このようにして得られた重合体溶液に、2
・6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール0.6部
を添加して、S1−I1−S2型のブロツク共重合体A
を含む溶液を得た。このブロツク共重合体Aの各ブロツ
ク部分の数平均分子量を、それぞれの重合段階で測定し
たところ、S1が21000、I1が240000、S
2が21000であつた。
【0035】<ブロツク共重合体B>モノマー量、重合
開始剤量を変更した以外は、上記のブロツク共重合体A
と同様の方法で重合して、S3−I2−S4型のブロツ
ク共重合体Bを含む溶液を得た。このブロツク共重合体
Bの各ブロツク部分の数平均分子量は、S3が2000
0、I2が130000、S4が3000であつた。
【0036】<ブロツク共重合体C>モノマー量、重合
開始剤量を変更した以外は、上記のブロツク共重合体A
と同様の方法で重合して、S5−I3型ブロツク共重合
体Cを含む溶液を得た。このブロツク共重合体Cの各ブ
ロツク部分の数平均分子量は、S5が15000、I3
が85000であつた。
【0037】実施例1 ブロツク共重合体A30部とブロツク共重合体B70部
とを混合し、この混合ブロツク共重合体に、さらにC5
石油系粘着付与樹脂(軟化点100℃)100部とフエ
ノール系老化防止剤2部とを配合して、よく混合し、ト
ルエンにて固型分が50重量%となるように希釈して、
ゴム系の感圧性接着剤溶液を調製した。
【0038】この感圧性接着剤溶液を、厚さが25μm
のポリエステルフイルムの両面に、乾燥後の厚さがそれ
ぞれ60μmとなるよう塗布,乾燥し、その後20mm
幅に裁断して、両面接着テープを作製した。
【0039】実施例2 ブロツク共重合体Aの使用量を50部に、またブロツク
共重合体Bの使用量を50部に、それぞれ変更した以外
は、実施例1と同様にしてゴム系の感圧性接着剤溶液を
調製し、この溶液を用いて実施例1と同様にして両面接
着テープを作製した。
【0040】実施例3 混合ブロツク共重合体として、ブロツク共重合体A50
部と、ブロツク共重合体C50部とを用いた以外は、実
施例1と同様にしてゴム系の感圧性接着剤溶液を調製し
、この溶液を用いて実施例1と同様にして両面接着テー
プを作製した。
【0041】比較例1 ブロツク共重合体Aの使用量を100部に変更し、ブロ
ツク共重合体Bを全く用いなかつた以外は、実施例1と
同様にしてゴム系の感圧性接着剤溶液を調製し、この溶
液を用いて実施例1と同様にして両面接着テープを作製
した。
【0042】比較例2 ブロツク共重合体Bの使用量を100部に変更し、ブロ
ツク共重合体Aと粘着付与樹脂との両者を全く用いなか
つた以外は、実施例1と同様にしてゴム系の感圧性接着
剤溶液を調製し、この溶液を用いて実施例1と同様にし
て両面接着テープを作製した。
【0043】以上の実施例1〜3および比較例1,2で
得られた各両面接着テープにつき、その接着力と曲面貼
り付け特性とを、下記の要領で測定した。
【0044】<接着力>被着体として加硫ゴム板を使用
して、JIS  Z−1528に準じて、接着力(g/
20mm幅)を測定した。
【0045】<曲面貼り付け特性>10mm×100m
mの大きさの加硫ゴム板をウエスで乾拭きし、両面接着
テープの一面側を2kgロール1往復で貼り合わせる。 つぎに、剥離紙を剥がして、他面側を5kgロールを用
い、直径200mmのステンレスの円筒に貼り合わせる
。50℃に2日間放置後、端面からの浮きの高さを測定
した。
【0046】なお、上記二つの測定試験において、加硫
ゴム板としては、厚さ3mmのクロロプレンゴム板(入
間川ゴム製のNeo−180)と、厚さ3mmのEPT
ゴム板(入間川ゴム製のEP−5065)とを使用した
【0047】上記の測定結果は、下記の表1に示される
とおりであつた。なお、この表1には、参考例として、
被着体である加硫ゴム板に、クロロプレンゴム系のプラ
イマー処理を施したうえで、アクリル系の両面接着テー
プを用いて上記同様に接着力および曲面貼り付け特性を
調べた結果を、併記した。
【0048】上記参考例で用いたアクリル系の両面接着
テープは、以下のように作製した。まず、アクリル酸n
−ブチル70部、アクリル酸2−エチルヘキシル27部
、アクリル酸3部および酢酸エチル233部の単量体溶
液を常法によりラジカル重合して、重量平均分子量が5
5万のアクリル系ポリマーを含む固形分含量が30重量
%の重合体溶液を得、これにアクリル系ポリマー100
部に対しロジン系の粘着付与樹脂(軟化点100℃)3
0部を添加混合する。つぎに、厚さが25μmのポリエ
ステルフイルムの両面に、上記の混合液を、乾燥後の厚
さがそれぞれ60μmとなるように塗布,乾燥し、その
後実施例1と同様のテープ幅に裁断して、アクリル系の
両面接着テープとした。
【0049】
【表1】
【0050】上記の表1の結果から明らかなように、本
発明の両面接着テープによれば、加硫ゴム板に対し、従
来のようなバフ研磨やプライマー塗布などの処理を施さ
なくても、非常に良好な接着特性が得られるものである
ことがわかる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  a)S1−I1−S2型ブロツク共重
    合体(S1,S2はスチレン重合体ブロツク,I1はイ
    ソプレン重合体ブロツクで、S1,S2の数平均分子量
    はいずれも8000以上である)10〜60重量%と、
    b)S3−I2−S4型ブロツク共重合体(S3,S4
    はスチレン重合体ブロツク,I2はイソプレン重合体ブ
    ロツクで、S3の数平均分子量は8000以上、S4の
    数平均分子量は5000以下である)および/またはS
    5−I3型ブロツク共重合体(S5はスチレン重合体ブ
    ロツク、I3はイソプレン重合体ブロツクで、S5の数
    平均分子量は8000以上である)90〜40重量%と
    からなる混合ブロツク共重合体を主成分とし、この混合
    ブロツク共重合体100重量部あたり、粘着付与樹脂5
    0〜200重量部を含むゴム系の感圧性接着剤組成物を
    用いたことを特徴とする感圧性接着剤。
  2. 【請求項2】  基材の両面に請求項(1)に記載のゴ
    ム系の感圧性接着剤組成物の層が設けられたフイルム状
    の感圧性接着剤。
  3. 【請求項3】  基材の一面に請求項(1)に記載のゴ
    ム系の感圧性接着剤組成物の層が設けられ、他面にアク
    リル系の感圧性接着剤組成物の層が設けられたフイルム
    状の感圧性接着剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015059204A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 積水化学工業株式会社 携帯電子機器用アクリル粘着剤及び携帯電子機器用両面粘着テープ
WO2015087405A1 (ja) * 2013-12-11 2015-06-18 ニチバン株式会社 自着性粘着テープ

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