JPH04313563A - 保護膜剥離装置 - Google Patents

保護膜剥離装置

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JPH04313563A
JPH04313563A JP10352091A JP10352091A JPH04313563A JP H04313563 A JPH04313563 A JP H04313563A JP 10352091 A JP10352091 A JP 10352091A JP 10352091 A JP10352091 A JP 10352091A JP H04313563 A JPH04313563 A JP H04313563A
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JP
Japan
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substrate
protective film
roller
protection film
toothed roller
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Application number
JP10352091A
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English (en)
Inventor
Satoshi Osaki
聡 大崎
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板の表面に密着した
保護膜を剥離する保護膜剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光カード等の製造に用いられる基板には
、その表面を保護するために樹脂フィルム等の保護膜が
密着しており、その基板を製造工程に投入する際には、
保護膜を剥離する必要がある。
【0003】従来、保護膜の剥離は全て手作業で行われ
ていた。その手順は、まず、保護膜が密着している基板
の表面を、作業台に貼り付けられた両面粘着テープに押
し付け、次に、前記基板を両面粘着テープから引き離す
。基板を両面粘着テープから引き離すと、両面粘着テー
プの粘着力によって保護膜の一部が基板から剥離する。 そして、剥離した保護膜の一部を手でつまんで、保護膜
全体を基板から引き剥していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
保護膜剥離作業では以下(1),(2)に記載する問題
点があった。 (1)両面粘着テープの問題 両面粘着テープを用いて保護膜剥離作業を行っていくと
、両面粘着テープの粘着力が次第に弱くなり、保護膜の
引き起こしが安定して行われなくなる。また、保護膜の
剥離を安定して行うためには両面粘着テープの定期的な
交換が必要となり、両面粘着テープが多く消耗されてい
た。 (2)作業効率の問題 従来の作業は手作業による単純作業であるため、作業時
間が長くなると次第に作業効率が低下し、また、触れて
はいけない部位がある基板や、厚みが薄い基板等の作業
では基板の取扱いが慎重になり、作業効率が上がらなか
った。
【0005】本発明は上記従来の技術の有する問題点に
鑑みなされたものであり、両面粘着テープを使用しなく
ても安定して、かつ、人手によらずに効率よく保護膜を
剥離できる保護膜剥離装置を提供することを目的とする
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の保護膜剥離装置は、少なくとも一表面が、密着
した保護膜で覆われた基板を保持する基板保持手段と、
外周面に軸方向へ延びる多数の突起を有する歯付ローラ
の前記外周面を、前記基板保持手段に保持された基板の
一端部の保護膜上に押圧した状態で回転させ、該回転力
により前記基板の一端部に沿って移動するローラユニッ
トと、前記基板の一端部断面に対向して流体を吹付ける
流体吹付け手段と、前記基板の一端部において、吹付け
られた流体により起き上がった保護膜を把持し、前記基
板の一端部から他端部の方向に移動する保護膜除去手段
とを有することを特徴とする保護膜剥離装置。
【0007】また、基板を保持した状態で、該基板を基
板保持手段から離間させたのち、前記基板の表裏を反転
させ、再び前記基板保持手段に保持させる基板反転手段
を付加させたものでもよい。
【0008】
【作用】上記のとおり構成された請求項1に記載の発明
においては、ローラユニットが歯付ローラの外周面を基
板の一端部の保護膜上に押圧させることで、歯付ローラ
の突起を保護膜にくい込ませる。さらに歯付ローラをそ
の軸回りに回転させると、歯付ローラの回転力によって
突起がくい込んだ保護膜には、歯付ローラの回転方向の
力が働きつつ、突起と保護膜との摩擦抵抗による前記力
の反作用で歯付ローラが前記力と反対方向に移動する。 保護膜に前記力が働くと、基板と保護膜との間にすべり
が発生し、保護膜がしわ状に伸びて、基板と保護膜との
間に隙間ができる。
【0009】そして、流体吹付け手段によって前記隙間
に加圧流体を吹付けると、保護膜の一端部は前記加圧流
体の圧力で、基板から起き上がる。
【0010】さらに、保護膜除去手段によって前記起き
上がった保護膜の一端部を把持し、前記保護膜除去手段
を前記基板の一端部から他端部の方向に移動させること
で、前記保護膜は前記保護膜除去手段によって引っぱら
れ、基板の表面から剥離する。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 (第1実施例)本発明の保護膜剥離装置の第1実施例に
ついて、図1および図2を用いて説明する。
【0012】本実施例の保護膜剥離装置は、光カード用
基板の保護膜剥離装置に適用したものであり、基台1上
には、2つの側板2がそれぞれ間隔をおいて平行に立設
されている。各側板2の内側には、基台1に固定された
シリンダ6のロッドの先端部に支持された、基板保持手
段としての基板固定台4が配置されており、基板固定台
4の下面に設けられた2つのガイド穴には、それぞれ基
台1に突設されたガイド棒7が嵌挿されている。これら
シリンダ6および各ガイド棒7によって、基板固定台4
は基台1と平行を保ちながら上下動する。基板固定台4
の上面には、基板60を真空吸着するための複数個の吸
着口5が形成されており、各吸着口5には、各吸着口5
ごとに分岐した通路を介して、不図示の第1の真空源が
接続されている。ここで、基板60の表面および裏面に
は、基板60を保護するための樹脂フィルム等の保護膜
61が密着している。
【0013】各側板2の図示左端部には、各側板2を貫
通した駆動軸12aが、各側板2と直交して回転自在に
支持されており、駆動軸12aの各側板2の間には、そ
れぞれ間隔をおいて各側板2の付近に2つの駆動ローラ
12が固定されている。各側板2の図示右端部にも駆動
軸12aおよび各駆動ローラ12と同様に、駆動軸12
aと平行に設けられた従動軸11aを介して2つの従動
ローラ11が回転自在に支持されている。各駆動ローラ
12と各従動ローラ11との間には、それぞれ基板60
を搬送するための搬送ベルト13が張架されており、各
搬送ベルト13は、駆動軸12aに結合された駆動モー
タ14によってそれぞれ図示矢印A方向に一体的に回転
する。
【0014】一方、基板固定台4の両側部には、各搬送
ベルト13が基板固定台4と干渉しないようにするため
に、段差部4aおよび凹部4bが形成されている(図4
参照)。各段差部4aは、基板固定台4の両側部付近の
上面に形成されており、各段差部4aの上面は基板固定
台4の上面より、搬送ベルト13の厚み分だけ低くなっ
ている。基板固定台4が上昇し、その移動範囲の最上端
に達すると、各段差部4aの上面は、各搬送ベルト13
の基板搬送面の裏面に接し、基板固定台4の上面と各搬
送ベルト13の基板搬送面とは同一面上になる。このた
め、基板固定台4がその移動範囲の最上端まで上昇する
と、基板60は基板固定台4および各搬送ベルト13に
よって支持される。
【0015】各側板2の外側面の、基板固定台4の後端
部位すなわち基板搬送方向に対して上流側の部位には、
それぞれ後述する歯付ローラユニット20の受けとなる
ローラ台19が一体的に設けられている。各ローラ台1
9の上面の高さおよび各側板2の上面の高さは、各搬送
ベルト13上の基板60の上面の高さと同一である。基
板固定台4の前面すなわち基板搬送方向に対して下流側
の面には2つのストッパシリンダ9がそれぞれ間隔をお
いて設けられており、各ストッパシリンダ9のロッドを
上方に突出させることにより、各ロッドが基板60のス
トッパとなる。ロッドの先端部はロッドを突出させたと
きに搬送ベルト13の基板搬送面より上方に位置する。 また、基板固定台4の前部の上面には、搬送ベルト13
により搬送された基板60の先端部が、基板固定台4の
先端部に達したことを検知するための不図示の光センサ
が埋設されている。
【0016】基板固定台4の後端面には、流体吹付け手
段としての2つのノズル8が上方に延びて設けられてい
る。各ノズル8はその中間部で基板搬送方向に向かって
鈍角に屈曲し、ノズル8の上端であるノズル口は、基板
固定台4の上面より下方に位置する。各ノズル8の下端
には、各ノズル8ごとに分岐した通路を通って各ノズル
8に空気や不活性ガス等の気体を供給するための不図示
の加圧気体供給手段が接続されている。
【0017】基台1の、各従動ローラ11の後方部には
、ガイド板17が立設されている。ガイド板17は、ガ
イド板17の両端部にそれぞれ設けられた2本の脚部1
7aと、各脚部17aをつなぎ、基台1と平行な面を有
する水平部17bとで構成され、水平部17bの下面に
は、歯付ローラユニット20が、水平部17bの長手方
向に移動自在に設けられている。
【0018】また、基台1の、基板固定台4の側方部位
には、それぞれ図示矢印A方向に間隔をおいて2つの支
持台18が立設されている。各支持台18上には、ガイ
ド部41aおよびスライダ部41bで構成される公知の
ガイド付シリンダ41が架設されている。ガイド付シリ
ンダ41は、ガイド部41a内でスライダ部41bに加
圧空気を作用させることで、スライダ部41bがガイド
部41aに沿って滑動するもので、本実施例ではスライ
ダ部41bを上方に向けて配置させている。スライダ部
41bの上面には、保護膜除去手段としての保護膜把持
ユニット40が固着されている。
【0019】次に、前記歯付ローラユニット20および
保護膜把持ユニット40について順を追って詳細に説明
する。
【0020】まず、歯付ローラユニット20の構成につ
いて、図3および図4を用いて詳細に説明する。
【0021】水平部17bの下面には、水平部17bの
長手方向に延び、断面視凸形のローラユニットガイド部
17cが一体的に設けられている。ローラユニットガイ
ド部17cには、ローラユニットスライダ部21aが水
平部17bの長手方向に滑動自在に嵌合しており、ロー
ラユニットスライダ部21aの下面にはローラ支持板2
1の一端部が一体的に設けられている。ローラ支持板2
1の他端部は、基板固定台4の後端部の上方に延びてい
る。ローラ支持板21の他端部には、それぞれ間隔をあ
けてローラ支持板21に貫通した中空円筒状の2つの押
圧ガイド30が一体的に設けられている。
【0022】各押圧ガイド30の中空部には、それぞれ
ガイドピン29が滑動自在に嵌挿されており、各ガイド
ピン29の下端部には、下部が開口した矩形状のローラ
カバー22が一体的に設けられている。ローラ支持板2
1とローラカバー22との間には、各ガイドピン29と
平行に、後述する歯付ローラ23を基板60に押圧する
ための圧縮コイルばね27が設けられている。圧縮コイ
ルばね27には、ローラカバー22に一体的に設けられ
、ローラ支持板21を滑動自在に貫通して上方に延びる
ばねガイド28ガ挿入されている。、ばねガイド28の
外周面にはねじ溝が形成されており、ばねガイド28の
上端部には、ローラカバー22の落下を防止するための
ナットが螺合されている。
【0023】ローラカバー22の内面には歯付ローラ2
3が一組の軸受26を介して回転自在に支持されており
、歯付ローラ23の軸方向は、基板60の搬送方向と平
行である。歯付ローラ23の外周面には全周にわたって
、歯付ローラ23の軸方向に延びる多数の三角状の突起
23aが形成されている。歯付ローラ23の回転軸は、
カップリング25を介して、ローラカバー22に取り付
けられたローラ駆動モータ24の出力軸に結合しており
、歯付ローラ23はローラ駆動モータ24によって回転
される。
【0024】歯付ローラユニット20は、通常は一方の
ローラ台19の上面に位置しており、圧縮コイルばね2
7のばね力によって一方のローラ台19に押圧されてい
る。ローラ駆動モータ24によって歯付ローラ23を回
転させると、歯付ローラユニット20は、歯付ローラ2
3と、歯付ローラ23が押圧される面との摩擦力によっ
て、一方のローラ台19から基板60の上面を通って他
方のローラ台19に移動する。
【0025】ガイド板17の両端には、それぞれ歯付ロ
ーラユニット20の移動を停止させるためのローラスト
ッパ31および歯付ローラユニット20がガイド板17
の端部にあることを検知するためのローラ検知センサ3
2が設けられている。
【0026】ここで、歯付ローラ23の基板60への押
圧力は、歯付ローラ23の押圧によって、基板60に密
着している保護膜61が切断されない程度の押圧力であ
る。また、歯付ローラ23を基板60に押圧する手段は
圧縮コイルばね27に限らず、他のばねや加圧流体を利
用したシリンダ等を用いてもよいし、歯付ローラ23の
上下移動を不可能にし、所定の押圧力となるように予め
基板60と歯付ローラ23の位置を設定しておいてもよ
い。
【0027】次に、保護膜把持ユニット40について図
5を用いて説明する。
【0028】スライダ部41bの上面には、平面視略L
字状のジョー支持板42の一端が固着されており、ジョ
ー支持板42の他端は、基板60の幅方向すなわち図示
矢印A方向に対して直交する方向において、基板60の
略中央部に位置する。ジョー支持板42の他端部の下面
には、図示矢印A方向に延びるピストンロッド46を有
するジョーシリンダ45が一体的に設けられているとと
もに、ジョーシリンダ45と間隔をおいた部位には、固
定ジョー43が一体的に設けられている。固定ジョーの
下部には、側面から見て図示矢印A方向と反対方向に向
かって下方へ延びる傾斜状のクランプ部43aが形成さ
れている。ジョーシリンダ45と固定ジョー43とは、
互いに平行な2本のジョーガイド47によって一体的に
連結されている。各ジョーガイド47には、固定ジョー
43のクランプ部43aに対向する部位に、前記クラン
プ部43aと略同形状のクランプ部44aを有する可動
ジョー44が、滑動自在に設けられいる。固定ジョー4
3の、可動ジョー44と対向する面には、各ジョーガイ
ド47と平行にばね穴が形成され、該ばね穴には、可動
ジョー44を図示右方向に付勢するための圧縮コイルば
ね48が挿入されている。
【0029】ジョーシリンダ45に接続された不図示の
加圧空気源によってジョーシリンダ45の気室に加圧空
気を導入させると、可動ジョー44は、ピストンロッド
46に押され、圧縮コイルばね48のばね力に抗して図
示矢印A方向に移動し、固定ジョー43のクランプ部4
3aと可動ジョー44のクランプ部44aとが当接する
。ジョーシリンダ45の気室への加圧空気の導入を断つ
と、圧縮コイルばね48のばね力により可動ジョー44
が図示右方向に移動し、各クランプ部43a,44aに
よるクランプが解除される。
【0030】保護膜把持ユニット40の移動方向は、基
板60の搬送方向と平行でありガイド付シリンダ41で
駆動され、その移動範囲は、各クランプ部43a,44
aによって基板60の後端部で保護膜61を把持できる
位置から、そのまま図示矢印A方向に移動して保護膜6
1を基板60から剥離させる位置までの範囲である。ガ
イド部41aの両端には、それぞれスライダ部41bの
移動端ストッパ49が設けられているとともに、スライ
ダ部41bがガイド部41aの端部にあることを検知す
る不図示の移動端検知センサが内蔵されている。
【0031】図1に戻って、本実施例の保護膜剥離装置
について説明する。保護膜把持ユニット40が、その移
動範囲の最前部に位置するときの各クランプ部43a,
44aの下方には、上部に漏斗状の開口部を有する収納
容器15が配置されている。収納容器15の内面には、
収納容器15の内壁とは間隔をおいて、気体を透過させ
るバケット16が着脱自在に設けられている。収納容器
15は不図示の第2の真空源と連通しており、保護膜把
持ユニット40によって収納容器15の上方に搬送され
た保護膜61は、収納容器15の開口部から吸引され、
バケット16内に収納される。
【0032】次に、本実施例の動作について説明する。
【0033】まず、ストッパシリンダ9のロッドを上方
に突出させておいた状態で、搬送ベルト13によって基
板60を図示矢印A方向に搬送する。基板60の先端が
基板固定台4の先端に達すると、基板60がストッパシ
リンダ9のロッドに当たり、基板60の搬送が停止され
るとともに、不図示の光センサによって基板60が検知
されて駆動モータ14の回転が停止される。そして、シ
リンダ6によって基板固定台4をその移動範囲の最上端
まで上昇させ、基板固定台4の上面が基板60の裏面に
接したら、不図示の第1の真空源により各吸着口5を介
して基板60を基板固定台4の上面に真空吸着する。真
空吸着により基板60が基板固定台4に保持されたら、
ストッパシリンダ9のロッドを下降させる。
【0034】次に、ローラ駆動モータ24によって歯付
ローラ23を図示矢印B方向に回転させる。歯付ローラ
23を回転させると、その回転力によって歯付ローラユ
ニット20は、各ローラ台19および基板60を下方に
押圧しながら一方のローラ台19から他方のローラ台1
9まで、基板60の一端部に沿って図示矢印C方向に移
動する。歯付ローラ23を、基板60の表面に押圧しな
がら回転させることで、歯付ローラ23の突起23aは
基板60の表面の保護膜61にくい込み、保護膜61に
は歯付ローラ23の回転力によって図示矢印C方向と反
対方向への力が働きつつ、歯付ローラ23と保護膜61
との摩擦抵抗による前記力の反作用で歯付ローラ23が
図示矢印C方向に移動する。保護膜61に図示矢印C方
向と反対方向の力が働くと、保護膜61と基板60との
間にすべりが発生し、歯付ローラ23が通過した跡は、
保護膜61がしわ状に伸びて保護膜61と基板60との
間に隙間が生じ、保護膜61は基板60から浮き上がる
【0035】歯付ローラ23が他方のローラ台19に達
するとローラユニットスライダ部21aがローラストッ
パ31に当たり、ローラ検知センサ32によって歯付ロ
ーラユニット20がその移動端に達したことが検知され
ると、ローラ駆動モータ24の回転が停止される。
【0036】歯付ローラユニット20の移動が終了した
ら、固定ジョー43と可動ジョー44を開いた状態で、
保護膜把持ユニット40を、保護膜把持ユニット40の
可動範囲の最後端まで移動させる。そして、ノズル8に
よって保護膜61と基板60との間の隙間に加圧気体を
吹付けると、加圧気体の勢いで保護膜61は基板60の
一端部から剥れ、固定ジョー43のクランプ面に密着す
る(図5一点鎖線部参照)。次に、ジョーシリンダ45
に加圧空気を導入して、可動ジョー44を固定ジョー4
3に当接させることによって、前記固定ジョー43のク
ランプ面に密着した保護膜61を把持する。保護膜61
を把持したまま保護膜把持ユニット40を図示矢印A方
向へ移動させると、保護膜61は保護膜把持ユニット4
0によって引っぱられ、基板60の表面から剥離してい
く。
【0037】保護膜把持ユニット40が保護膜把持ユニ
ット40の移動範囲の最前部に達し、ガイド部41aに
内蔵された移動端検知センサによって、保護膜把持ユニ
ット40が移動範囲の最前部に達したことが検知される
と、ジョーシリンダ45への加圧空気の導入が断たれ、
固定ジョー43および可動ジョー44による保護膜61
の把持が解除される。それと同時に、収納容器15に接
続している不図示の第2の真空源を動作させ、保護膜6
1を収納容器15内に吸引させる。
【0038】保護膜61が収納容器15内に吸引された
ら、基板60の基板固定台4への真空吸着を解除し、基
板固定台4を下降させる。基板固定台4が下降したら再
び搬送ベルト13を回転させ、基板60を図示矢印A方
向に搬送する。
【0039】上述の一連の動作によって、保護膜61は
人手を介さずに基板60の表面から剥離され、作業を大
幅に省力化することができる。 (第2実施例)本発明の保護膜剥離装置の第2実施例に
ついて、図6および図7を用いて説明する。
【0040】基板固定台74の側方には、鉛直方向に延
びる公知のガイド付シリンダ81が設けられている。該
ガイド付シリンダ81は、第1実施例の保護膜除去手段
に用いられているものと同様の構成であり、ガイド付シ
リンダ81のスライダ部は歯付ローラユニット80の方
向を向いて配置されている。ガイド付シリンダ81のス
ライダ部には、平面視L字状のロータリーアクチュエー
タ固定板82を介してロ固着されている。ロータリアク
チュエータ83の回転軸の先端部には、平行フィンガ8
4がそのクランプ部を水平にして固定されている。平行
フィンガ84は、基板90の側端部の、基板90の搬送
方向に対して中央部を上下方向から把持するものである
。これらガイド付シリンダ81、ロータリーアクチュエ
ータ固定板82、ロータリーアクチュエータ83および
平行フィンガ84によって基板反転手段を構成する。
【0041】基板固定台74の平行フィンガ84が対向
する側面の、基板搬送方向に対して中央部位には、平行
フィンガ84のクランプ部が干渉しないための切欠き部
74bが形成されている。また、平行フィンガ84が対
向する一方の搬送ベルト83は、平行フィンガ84によ
る基板90のつかみしろを確保するため、側板72とは
離れた位置に張架されている。その他の構成については
第1実施例と同様であるので、その説明は省略する。
【0042】次に、本実施例の動作について説明する。
【0043】本実施例の動作において、保護膜91を基
板90の表面から剥離し、保護膜91を不図示の収納容
器内に吸引する動作までは第1実施例と同様であるので
その説明は省略し、保護膜91の前記収納容器への吸引
以降の動作について説明する。
【0044】基板90の表面から剥離された保護膜91
が前記収納容器内へ吸引されたら、吸着口75に連通す
る不図示の真空源による吸引を断ち、基板90の真空吸
着を解除する。そして、平行フィンガ84によって基板
90の側部の中央部を把持し、ガイド付シリンダ81に
よって平行フィンガ84を上昇させて基板90を持ち上
げる(図7一点鎖線部参照)。平行フィンガ84がガイ
ド付シリンダ81の上端に達したら、ロータリーアクチ
ェータ83によって平行フィンガ84を180°回転さ
せて、基板90の表裏を反転させる。基板90の表裏を
反転させたら、ガイド付シリンダ81によって平行フィ
ンガ84を下降させて、基板90を基板固定台74の上
面に載せる。そののち、平行フィンガ84のクランプ部
を開いて基板90の把持を解除し、前記真空源によって
再び基板90を基板固定台74上に真空吸着させる。
【0045】以上の動作によって、基板90は、裏面を
上方に向けて基板固定台74上に固定される。そして、
第1実施例で述べた、基板90の表面の保護膜91を剥
離する手順と同様の手順で、基板90の裏面の保護膜9
1を剥離する。
【0046】本実施例のように、基板の表裏を反転させ
るための基板反転手段を備えることで、基板の表面およ
び裏面に密着した保護膜を、人手を介さずに連続して剥
離することができる。
【0047】以上述べた各実施例において、歯付ローラ
の突起の形状は、三角状に限らず、波形等、歯付ローラ
を基板に押圧することによって保護膜を切断しない範囲
で自由に選択できる。
【0048】また、流体吹付け手段によって吹付けられ
る流体は気体に限らず、基板や保護膜剥離装置に腐食等
の悪影響を与えない流体であれば、液体を用いてもよい
。ただし、その場合は、前記流体を吹付けた後、該流体
を回収する手段を設ける必要がある。
【0049】
【発明の効果】本発明の保護膜剥離装置は上記のとおり
構成されているので、以下に記載する効果を奏する。
【0050】請求項1に記載の発明においては、歯付ロ
ーラの外周面を基板の一端部の保護膜上に押圧させた状
態で回転させ、該回転力により前記基板の一端部に沿っ
てローラユニットが移動することで、保護膜の一端部を
基板の一端部から浮き上がらせることができる。また、
流体吹付け手段によって前記基板の一端面に流体を吹付
けることで、前記浮き上がった保護膜が起き上がり、保
護膜を把持しやすくなる。さらに、保護膜除去手段によ
って、前記起き上がった保護膜を把持し、前記保護膜除
去手段を前記基板の一端部から他端部の方向に移動させ
ることで、保護膜を基板表面から完全に除去することが
できる。
【0051】そして、これら歯付ローラ、流体吹付け手
段および保護膜除去手段の一連の動作で保護膜を剥離す
ることで、両面粘着テープを用いずに安定して保護膜を
剥離することができる。さらに、人手によらず保護膜を
剥離するため作業条件によらず、効果よく保護膜を剥離
することができる。
【0052】請求項2に記載の発明においては、上記効
果の他に、基板を保持した状態で、基板保持手段から離
間させたのち、前記基板の表裏を反転させ、再び前記基
板保持手段に保持させる基板反転手段を備えることによ
って、基板の表面だけでなく基板の裏面に密着している
保護膜も人手によらずに基板から剥離することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保護膜剥離装置の第一実施例の一部を
破断した概略側面図である。
【図2】本発明の保護膜剥離装置の第一実施例の一部を
破断した概略平面図である。
【図3】図1に示した歯付ローラユニット付近の一部を
破断した概略正面図である。
【図4】図1に示した歯付ローラユニット付近の一部を
破断した概略側面図である。
【図5】図1に示した保護膜把持ユニット付近の一部を
破断した概略側面図である。
【図6】本発明の保護膜剥離装置の第二実施例の一部を
破断した概略平面図である。
【図7】本発明の保護膜剥離装置の第二実施例の基板反
転手段付近の一部を破断した概略背面図である。
【符号の説明】
1    基台 2,72    側板 4,74    基板固定台 4a,  段差部 4b    凹部 5,75    吸着口 6    シリンダ 7    ガイド棒 8    ノズル 9    ストッパシリンダ 11    従動ローラ 11a    従動軸 12    駆動ローラ 12a    駆動軸 13,83    搬送ベルト 14    駆動モータ 15    収納容器 16    バケット 17    ガイド板 17a  脚部 17c  ローラユニットガイド部 18    支持台 20,80    歯付ローラユニット21    ロ
ーラ支持板 21a    ローラユニットスライダ部22    
ローラカバー 23    歯付ローラ 23a    突起 24    ローラ駆動モータ 25    カップリング 26    軸受 27,48    圧縮コイルばね 28    ばねガイド 29    ガイドピン 30    押圧ガイド 31    ローラストッパ 32    ローラ検知センサ 40    保護把持ユニット 41    ガイド付シリンダ 41a  スライダ部 41b  ガイド部 42    ジョー支持板 43    固定ジョー 43a,44a    クランプ部 44    可動ジョー 45    ジョーシリンダ 46    ピストンロッド 47    ジョーガイド 49    移動端ストッパ 60,90    基板 61,91    保護膜 74b    切欠き部 81    ガイド付シリンダ 82    ロータリーアクチュエータ固定板83  
  ロータリーアクチュエータ84    平行フィン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも一表面が、密着した保護膜
    で覆われた基板を保持する基板保持手段と、外周面に軸
    方向へ延びる多数の突起を有する歯付ローラの前記外周
    面を、前記基板保持手段に保持された基板の一端部の保
    護膜上に押圧した状態で回転させ、該回転力により前記
    基板の一端部に沿って移動するローラユニットと、前記
    基板の一端部断面に対向して流体を吹付ける流体吹付け
    手段と、前記基板の一端部において、吹付けられた流体
    により起き上がった保護膜を把持し、前記基板の一端部
    から他端部の方向に移動する保護膜除去手段とを有する
    ことを特徴とする保護膜剥離装置。
  2. 【請求項2】  基板を保持した状態で、該基板を基板
    保持手段から離間させたのち、前記基板の表裏を反転さ
    せ、再び前記基板保持手段に保持させる基板反転手段を
    請求項1記載の保護膜剥離装置に付加させた保護膜剥離
    装置。
JP10352091A 1991-04-10 1991-04-10 保護膜剥離装置 Pending JPH04313563A (ja)

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US07/863,753 US5344521A (en) 1991-04-10 1992-04-06 Coating film separating device and coating film separation method using the device

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016039262A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 リンテック株式会社 シート剥離装置および剥離方法並びに剥離開始部形成装置
JP2016039261A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 リンテック株式会社 シート剥離装置および剥離方法並びに剥離開始部形成装置
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JP2017045830A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 株式会社ディスコ 粘着テープ剥離装置

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