JPH04310302A - 切削工具およびその製造方法 - Google Patents

切削工具およびその製造方法

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JPH04310302A
JPH04310302A JP10052191A JP10052191A JPH04310302A JP H04310302 A JPH04310302 A JP H04310302A JP 10052191 A JP10052191 A JP 10052191A JP 10052191 A JP10052191 A JP 10052191A JP H04310302 A JPH04310302 A JP H04310302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
aluminum oxide
oxide thin
base material
cutting tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP10052191A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Nehashi
清 根橋
Shiko Matsuda
至康 松田
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、母材表面に高硬度の薄
膜を形成した形態の切削工具およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の切削工具として、金属やセラミ
ックス等の母材の表面に、結晶性の酸化アルミニウム薄
膜を形成したものが知られている。この場合、結晶性酸
化アルミニウム薄膜を母材の表面に直接的に形成するこ
ともあるが、それらの間に中間層として他の薄膜(たと
えばチタン薄膜、窒化チタン薄膜、炭化チタン薄膜等)
を形成することもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、結晶性酸化
アルミニウム薄膜は、結晶粒子径が比較的大きなもので
あるのでその表面が粗く(中心線平均粗さRaが0.3
μm程度である)、そのため、そのような結晶性酸化ア
ルミニウム薄膜が表面に形成されてなる切削工具は必ず
しも十分に満足し得る切削性能や耐久性が得られるもの
ではなかった。
【0004】また、結晶性酸化アルミニウム薄膜は、結
晶粒子が粗大であることから粒子の欠落が生じたり、結
晶粒子間に粒界が発生してその粒界を起点とした破壊や
内部欠陥が起こりやすい、といった不具合があった。
【0005】さらに、結晶性酸化アルミニウム薄膜は一
般に熱CVD法により形成するのであるが、結晶性酸化
アルミニウム薄膜は膜成長速度が遅い(2〜3オングス
トローム/秒程度)ために膜厚を厚くする場合には成膜
処理に長時間を要してしまうものである。また、熱CV
D法による場合は成膜温度が1000℃以上もの高温と
なるので、母材はそのような高温に耐え得る耐熱材料に
限定されることは勿論のこと、成膜後に再熱処理が必要
となったり、母材が熱変形してしまったり、さらには、
成膜処理の際に母材と結晶性酸化アルミニウム薄膜との
境界(中間層を設ける場合においては中間層と結晶性酸
化アルミニウム薄膜との境界)で相互拡散が生じ、その
結果、それらの境界において脆化現象が生じて薄膜の剥
離が生じやすいという問題もあった。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、優れた切削性能と耐久性が得られる切削工具および
その製造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の切削工
具は、金属やセラミックスからなる母材の表面に結晶性
酸化アルミニウム薄膜を形成するとともに、その結晶性
酸化アルミニウム薄膜の表面にアモルファス酸化アルミ
ニウム薄膜を形成してなることを特徴とするものである
【0008】また、請求項2の発明の製造方法は、請求
項1に記載の切削工具を製造するに際して、母材を所定
の成膜温度に加熱してイオンプレーティング法によりそ
の表面にまず結晶性酸化アルミニウム薄膜を形成し、次
いで、母材温度を低下させて同じくイオンプレーティン
グ法により前記結晶性酸化アルミニウム薄膜の表面にア
モルファス酸化アルミニウム薄膜を重ねて形成すること
を特徴とするものである。
【0009】
【作用】非結晶性のアモルファス酸化アルミニウム薄膜
は、硬度自体は結晶性酸化アルミニウム薄膜に比して低
いが、その表面は結晶性酸化アルミニウム薄膜に比して
極めて滑らかであり、また、非結晶性であるために顕著
な粒界が発生しないので膜内部の欠陥が生じ難いもので
あり、したがって、そのようなアモルファス酸化アルミ
ニウム薄膜が最外層に形成されている切削工具は優れた
耐久性を有するものとなる。また、アモルファス酸化ア
ルミニウム薄膜の下層側により高硬度の結晶性酸化アル
ミニウム薄膜が形成されているので、アモルファス酸化
アルミニウム薄膜が摩滅した後においてもその結晶性酸
化アルミニウム薄膜により切削性能と耐久性が維持され
る。さらに、結晶性酸化アルミニウム薄膜およびアモル
ファス酸化アルミニウム薄膜の双方をイオンプレーティ
ング法により形成することにより、熱CVD法による場
合に比して成膜温度が低下し、かつ、成膜速度が向上す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例である切削工具の構造を
示すものであって、符号1は金属やセラミックスからな
る母材、2は母材1の表面に形成された結晶性酸化アル
ミニウム薄膜、3はその結晶性酸化アルミニウム薄膜2
の表面に形成されたアモルファス(非結晶性)酸化アル
ミニウム薄膜である。それら結晶性酸化アルミニウム薄
膜2とアモルファス酸化アルミニウム薄膜3の厚みは適
宜設定すれば良いが、一例をあげれば、前者を0.1〜
20μm好ましくは1〜10μmの範囲で設定し、後者
を0.1〜20μm好ましくは0.2〜10μmの範囲
で設定すると良い。
【0011】なお、図1に示すものは、母材1の表面に
まず結晶性酸化アルミニウム薄膜2が形成された後、そ
の表面にあらためてアモルファス酸化アルミニウム薄膜
3が形成されることにより、それら薄膜2、3の間に明
確な境界が形成されたものとなっているが、それら薄膜
2、3を連続的に形成することによって、図2に示すよ
うに結晶性酸化アルミニウム薄膜2がアモルファス酸化
アルミニウム薄膜3に連続的に変化していくようにして
も良い。
【0012】また、図1および図2に示すものはいずれ
も結晶性酸化アルミニウム薄膜2を母材1の表面に直接
的に形成した場合の例であるが、図3および図4に示す
ように、母材1と結晶性酸化アルミニウム薄膜2との間
に中間層として他の薄膜4を適宜形成しても良い。
【0013】上記の各切削工具は、たとえば図5に示す
ような高周波励起式イオンプレーティング装置や、図6
に示すようなアーク放電式イオンプレーティング装置を
用いて、母材1の表面に結晶性酸化アルミニウム薄膜2
とアモルファス酸化アルミニウム薄膜3とを順次形成す
ることにより、効率的に製造し得る。
【0014】図5に示す高周波励起式イオンプレーティ
ング装置は、真空チャンバー5内にガス導入管6から反
応ガスGたとえばアルゴンガスおよび酸素ガスを導入し
て真空チャンバー5内を所定圧力たとえば1〜9×10
−4Torr程度に保持し、ルツボ7内の蒸発材料M(
アルミニウムもしくは酸化アルミニウム)を電子銃9に
より溶解させて蒸発させるとともに、蒸発させた蒸発材
料Mと反応ガスGとを高周波電源10によりたとえば1
3.56MHzの高周波が印加される高周波コイル11
によって正にイオン化し、それらの正イオンを、直流電
源12により負電圧が印加されているとともにヒータ1
3により加熱されている母材1に吸着させるように構成
したものである。
【0015】また、図6に示すアーク放電式イオンプレ
ーティング装置は、上記の高周波励起式イオンプレーテ
ィング装置における高周波コイル11に代えて、直流電
源15により直流電圧が印加される直流放電プローブ1
6により蒸発材料Mと反応ガスGとを正イオン化するよ
うにしたものであり、その他の構成は高周波励起式イオ
ンプレーティング装置と同様である。
【0016】そして、高周波励起式イオンプレーティン
グ装置による場合も、アーク放電式イオンプレーティン
グ装置による場合も、結晶性酸化アルミニウム薄膜2を
形成する際の成膜温度は450℃以上たとえば550℃
程度とし、アモルファス酸化アルミニウム薄膜3を形成
する際の成膜温度はそれより低くして200〜450℃
程度の範囲に設定する。アモルファス酸化アルミニウム
薄膜3を形成する際の成膜温度が450℃以上の高温で
あると、形成される薄膜が結晶化して結晶性酸化アルミ
ニウム薄膜となってしまう場合があるからである。
【0017】なお、成膜温度のみならず、必要に応じて
蒸発させた蒸発材料Mや反応ガスGのイオン化も同時に
制御するようにしても良い。すなわち、結晶性酸化アル
ミニウム薄膜2を形成する際にはイオン化が相対的に促
進され、アモルファス酸化アルミニウム薄膜3を形成す
る際にはイオン化が相対的に抑制されるように高周波コ
イル11や直流放電プローブ16の作動もしくは電子銃
9の作動や反応ガスGの導入量を制御すれば良い。
【0018】また、図2および図4に示したように、結
晶性酸化アルミニウム薄膜2からアモルファス酸化アル
ミニウム薄膜3に連続的に変化させる場合には、成膜温
度が徐々に低下するように連続的に変化させれば良く、
その場合、必要に応じて蒸発させた蒸発材料Mや反応ガ
スGのイオン化も徐々に小さくなるように連続的に変化
させれば良い。
【0019】さらに、図3および図4に示したように、
母材1と結晶性酸化アルミニウム薄膜2の間に中間層と
して他の薄膜4を形成する場合においては、母材1表面
に予めその薄膜4を形成しておき、その薄膜4の表面に
対して上記のようにして結晶性酸化アルミニウム薄膜2
を形成し、さらに、その表面にアモルファス酸化アルミ
ニウム薄膜3を形成すれば良い。
【0020】上記のような切削工具における最外層のア
モルファス酸化アルミニウム薄膜3は、硬度自体は結晶
性酸化アルミニウム薄膜2に比して低いが、このアモル
ファス酸化アルミニウム薄膜3は非結晶性であるため結
晶性酸化アルミニウム薄膜2に比してその表面が極めて
滑らかなものである。すなわち、上述したように、従来
の結晶性酸化アルミニウム薄膜は結晶粒子が粗大でその
中心線平均粗さRaが0.3μm程度であるのに対し、
上記のアモルファス酸化アルミニウム薄膜3は中心線平
均粗さRaが0.02〜0.04μm程度と十分に滑ら
かなものとなる。しかも、アモルファス酸化アルミニウ
ム薄膜3は、非結晶性であるために顕著な粒界が発生し
ないから膜内部での欠陥が生じ難いものであり、したが
って、このようなアモルファス酸化アルミニウム薄膜3
が最外層に形成されている切削工具は、切削の際に被削
材との間で生じる摩擦抵抗が十分に低減することになる
【0021】また、アモルファス酸化アルミニウム薄膜
3の下層側に形成されている結晶性酸化アルミニウム薄
膜2は、イオンプレーティング法により比較的低温で形
成されることから、従来の熱CVD法により形成される
場合に比して結晶粒子が小さなものとなっていて緻密か
つ内部欠陥が生じ難いものとなっている。そして、上記
のアモルファス酸化アルミニウム薄膜3が摩耗した際に
は、この結晶性酸化アルミニウム薄膜2により切削性能
と耐久性が維持されるから、この切削工具は、後述する
耐摩耗性試験の結果に示されるように従来のものに比し
て耐摩耗性が向上して優れた切削性能と耐久性が得られ
るものである。
【0022】また、上記の切削工具は、結晶性酸化アル
ミニウム薄膜2とアモルファス酸化アルミニウム薄膜3
の双方をイオンプレーティング法により順次成膜するこ
とで効率的に製造されるが、その際の成膜温度は、従来
の結晶性酸化アルミニウム薄膜を熱CVD法によって成
膜する場合に比して十分に低いものとなり、したがって
、母材1に要求される耐熱性能が軽減されて母材1の適
用範囲が広がるとともに、成膜後の熱処理等が不要にな
り、かつ、母材1の熱変形が抑制されるし、さらに、成
膜の際に母材1(もしくは中間層である他の薄膜4)と
結晶性酸化アルミニウム薄膜2との間で相互拡散が生じ
難くなり、したがって、それらの界面で脆化が生じるよ
うなことがなくなり、その結果、各薄膜の剥離が生じ難
いものとなっている。
【0023】さらに、イオンプレーティング法により結
晶性酸化アルミニウム薄膜2およびアモルファス酸化ア
ルミニウム薄膜3を成膜する際には、30〜50オング
ストローム/秒程度の成膜速度が得られるものであって
、熱CVD法による場合に比して格段に高速成膜が可能
であり、その結果、生産性が大きく向上して製品のコス
トダウンを図ることができる。
【0024】以下に、本発明の切削工具の耐摩耗性を実
証するために行なった試験とその結果について述べる。
【0025】(試験例)以下の5種のサンプルA、B、
C、D、Eを用意し、以下の切削条件で切削を行った後
、それぞれのフランク摩耗量を計測した。その計測結果
を図7に示す。 サンプルA(本発明品);母材表面にイオンプレーティ
ング法により結晶性酸化アルミニウム薄膜を形成し、そ
の表面に同じくイオンプレーティング法によりアモルフ
ァス酸化アルミニウム薄膜を形成したスローアウエイチ
ップ。 サンプルB(比較対象品);母材表面にイオンプレーテ
ィング法により結晶性酸化アルミニウム薄膜のみを形成
したスローアウエイチップ。 サンプルC(比較対象品);母材表面にイオンプレーテ
ィング法によりアモルファス酸化アルミニウム薄膜のみ
を形成したスローアウエイチップ。 サンプルD(従来品);母材表面に熱CVD法により結
晶性酸化アルミニウム薄膜のみを形成したスローアウエ
イチップ。 サンプルE(従来品);母材表面に熱CVD法により窒
化チタン薄膜のみを形成したスローアウエイチップ。 切削条件;被削材S45C、切削速度250m/分、送
り0.46mm/rev.、切り込み1.5mm、切削
時間9分(3分ごとに3回の計測を行なう)。図7に示
される試験結果から、本発明品であるサンプルAは、従
来品であるサンプルD、Eや、比較対象品であるサンプ
ルB、Cに比してフランク摩耗量が小さくなっており、
耐久性に優れていることが確認された。
【0026】なお、この試験結果を詳細に検討してみる
と、切削当初においてはサンプルCの方がサンプルBよ
り摩耗量が小さいが、切削時間が長くなると逆にサンプ
ルBの方がサンプルCより摩耗量が小さくなっている。 つまり、切削時間が短いうちはアモルファス酸化アルミ
ニウム薄膜を形成したサンプルCの方が耐久性に優れる
が、切削が長時間に及ぶ場合には結晶性酸化アルミニウ
ム薄膜を形成したサンプルBの方が耐久性に優れること
になる。そして、本発明品であるサンプルAは、その両
者の長所を合わせ持ち、切削時間が短いうちは最外層に
形成されているアモルファス酸化アルミニウム薄膜3に
より耐久性が確保され、切削時間が長くなってアモルフ
ァス酸化アルミニウム薄膜3が摩耗した後は、より高硬
度の結晶性酸化アルミニウム薄膜2によりさらに耐久性
が確保され、以上により切削時間の長短に拘わらず優れ
た耐久性が得られるものである。
【0027】
【発明の効果】以上で詳細に説明したように、請求項1
の発明の切削工具は、金属やセラミックスからなる母材
の表面に、結晶性酸化アルミニウム薄膜を直接的にもし
くは中間層としての他の薄膜を介して間接的に形成する
とともに、その結晶性酸化アルミニウム薄膜の表面にア
モルファス酸化アルミニウム薄膜を形成してなるもので
あるので、非結晶性であることから表面が極めて滑らか
であるとともに膜内部での欠陥が生じ難いアモルファス
酸化アルミニウム薄膜によって特に切削当初における耐
久性が確保されるとともに、切削が長時間に及んでアモ
ルファス酸化アルミニウム薄膜が摩耗した後は、より高
硬度の結晶性酸化アルミニウム薄膜により耐久性がさら
に確保され、したがって、優れた切削性能と耐久性を得
ることができる、という効果を奏する。
【0028】また、請求項2の発明の製造方法は、母材
を所定の成膜温度に加熱してイオンプレーティング法に
よりその表面にまず結晶性酸化アルミニウム薄膜を形成
し、次いで、母材温度を低下させて同じくイオンプレー
ティング法により前記結晶性酸化アルミニウム薄膜の表
面にアモルファス酸化アルミニウム薄膜を重ねて形成す
るようにしたので、結晶性酸化アルミニウム薄膜とアモ
ルファス酸化アルミニウム薄膜の双方を連続的にしかも
高速で成膜することが可能であって生産性に優れるとと
もに、従来一般に採用されている熱CVD法による場合
に比して成膜温度が十分に低いので、母材の耐熱性能が
軽減されて適用範囲が広がるばかりでなく、成膜の際に
母材と薄膜との間で相互拡散が生じ難くなって境界面に
おける脆化や薄膜の剥離が生じ難くなる、等の優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である切削工具の構造を示す
部分断面図である。
【図2】本発明の他の実施例である切削工具の構造を示
す部分断面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例である切削工具の構
造を示す部分断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例である切削工具の構
造を示す部分断面図である。
【図5】本発明の切削工具を製造するためのイオンプレ
ーティング装置の一例を示す図である。
【図6】本発明の切削工具を製造するためのイオンプレ
ーティング装置の他の例を示す図である。
【図7】本発明品および比較対象品ならびに従来品の耐
摩耗性試験の結果を示す図である。
【符号の説明】
1  母材 2  結晶性酸化アルミニウム薄膜 3  アモルファス酸化アルミニウム薄膜4  薄膜(
中間層)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  金属やセラミックスからなる母材の表
    面に気相から結晶性酸化アルミニウム薄膜を形成すると
    ともに、その結晶性酸化アルミニウム薄膜の表面に気相
    からアモルファス酸化アルミニウム薄膜を形成してなる
    ことを特徴とする切削工具。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の切削工具の製造方法
    であって、母材を所定の成膜温度に加熱してイオンプレ
    ーティング法によりその表面にまず結晶性酸化アルミニ
    ウム薄膜を形成し、次いで、母材温度を低下させて同じ
    くイオンプレーティング法により前記結晶性酸化アルミ
    ニウム薄膜の表面にアモルファス酸化アルミニウム薄膜
    を重ねて形成することを特徴とする切削工具の製造方法
JP10052191A 1991-04-05 1991-04-05 切削工具およびその製造方法 Pending JPH04310302A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296356A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP2013132730A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Mitsubishi Materials Corp すぐれた耐チッピング性、耐剥離性、耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具

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