JPH04306377A - 貸金庫用コンパクト二重錠及び二重錠の貸金庫マス開閉扉への取付方法 - Google Patents

貸金庫用コンパクト二重錠及び二重錠の貸金庫マス開閉扉への取付方法

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JPH04306377A
JPH04306377A JP3098212A JP9821291A JPH04306377A JP H04306377 A JPH04306377 A JP H04306377A JP 3098212 A JP3098212 A JP 3098212A JP 9821291 A JP9821291 A JP 9821291A JP H04306377 A JPH04306377 A JP H04306377A
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数井 崇秀
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Itoki Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は銀行等に設置されている
貸金庫の各マスに使用する二重錠に関し、特に狭いスペ
ースに設置された多数の小型の貸金庫マスに用いられる
コンパクトなものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来銀
行等に設置されている貸金庫は、特定の出入口を設けた
貸金庫室内に、顧客と個別な使用契約に基づく貸金庫マ
スを多数積層配列したものであり、また各マスの扉には
通常顧客が各自個々に所持する顧客錠と銀行側の担当者
が管理する銀行錠とを重設した二重錠が用いられている
。しかしこのような二重錠では、顧客と銀行側の極めて
煩わしい協力作業及び面倒な手順が必要であり、さらに
銀行側には貸金庫の担当者が常時必要であって大きな労
務負担となっていた。
【0003】そこで近年これらの労力を軽減させるため
、銀行錠の解施錠の操作をコンピュータにより集中管理
する方法等が開発されている。しかしこの新たな方式に
よるものは電気的なシステムが主流であって、何れか1
箇所の貸金庫マスの電気的な故障があった場合でもシス
テム全体がダウンする危険があった。又、この方式は既
設の二重錠を設けた貸金庫には適用できなかった。
【0004】これらの問題を解決した方法として、本発
明者は機械的な解錠方法を採用することにより多数の貸
金庫マスを備えた中でその1個のマスの錠が故障しても
その影響が他のマスの錠に及ばない二重錠であって、且
つ銀行側の労務負担を軽減させたもの並びにこれを用い
た貸金庫利用システムを既に提案している(特願平2−
277980号)。
【0005】しかし上記の改良した二重錠は、例えば図
1及び図2に示すように貸金庫マスの開閉扉(1) の
上面に取付けられ各二重錠の銀行錠に対応する解錠カー
ド(50)を挿入して錠の可動蓋(51)をスライドさ
せることにより、図3に示すように開閉扉(1) に設
けられた顧客用のシリンダー錠である客錠(52)を露
出させ、各自の錠鍵でこのシリンダー錠を解錠するもの
である。ところで一般的に貸金庫は設置場所によっては
十分広いスペースを採ることができないので、最近は小
型のマスを多数設けた貸金庫が作られてきた。一方上記
二重錠を取付けた貸金庫マスの開閉扉(1) は、顧客
用のシリンダー錠の鍵穴(52)を可動蓋(51)のス
ライドにより隠蔽自在とする方式の為、必要以上に大き
く(即ち横方向に大きく)なってしまい、最近の小型の
マスの開閉扉(1) には取付けられないといった問題
があった。さらに上記小型化のため、あるマスを利用す
る際にその扉を開けた時に、可動蓋(51)が隣のマス
の扉や可動蓋(51)に当たってしまうため開閉扉(1
) が十分に全開せずに、マスの中の中箱の巾寸法を小
さくせざるを得ないといった問題もあった。即ち上記の
改良した二重錠では貸金庫の小型化に十分対応すること
ができなかった。
【0006】本発明はこれに鑑み種々検討の結果、従来
に比べて小型の貸金庫マスに対しても十分対応できる機
械的で且つコンパクトな二重錠と、そのような二重錠の
既設の貸金庫マス開閉扉への取付方法を開発したもので
ある。即ち本発明の二重錠は、鍵穴を囲むように開閉扉
に固定する枠体の端部両側に立設した支持板に、固定部
材の基端部を回転自在に軸支し、固定部材の先端部にス
ライド自在に係合するスライドカバーを取付け、固定部
材の上面にピンを立設し、固定部材の上面とスライドカ
バーの内面との間にカードキーを挿入するためのカード
キー挿入口を設けるとともに弾性体を配設してスライド
カバーを上下動可能とし、前記ピンに対応する位置に穿
設孔を設けたカードキーを上記カードキー挿入口から挿
入してスライドカバーの押し下げ可能時に固定部材とス
ライドカバーの係合を解除する係合解除手段とスライド
カバーをスライド自在とするスライド手段とを固定部材
とスライドカバーに形成し、固定部材とスライドカバー
の係合時にスライドカバーと枠体を係止し、離合時スラ
イドカバーと枠体の係止を解除する係止手段をスライド
カバーと枠体に設けたことを特徴とするものであり、こ
の際にピンを立設するための固定部材の上面を、固定部
材に対して着脱自在に取付けた部材に設けるのは有効で
ある。
【0007】また本発明の取付方法は、既設の貸金庫マ
スの開閉扉に取付けられた客錠および銀行錠を囲んで上
記本発明のコンパクト二重錠の枠体を固定するとともに
銀行錠を開錠状態に固定しておくことを特徴とするもの
である。
【0008】
【実施例】(実施例1)次に本発明二重錠の一実施例を
先ずその主要部である固定部材について説明する。図4
に示すように、貸金庫マスの取出口に横長の開閉扉(1
) が、その横方向の一端部に設けた縦方向の扉回転軸
(2) により取付けられている。そしてその扉(1)
 の上面の一端部には貸金庫利用者が所有するシリンダ
ー錠の鍵穴(52)や、又はさらに銀行側が所有するシ
リンダー錠(53)の鍵穴が設けられている(図7参照
)。
【0009】更に図4〜図7に示すように、この扉(1
) の上面に、前記シリンダ(52)(53)を囲うよ
うに枠体(4) が固定されている。この枠体(4) 
の扉回転軸(2) と反対側の前方の両側縁には、下記
のように固定部材(6) を回転軸(3) により回転
自在に軸支する支持板(41)(41)を立設した。こ
の支持板(41)(41)の後端上部はさらに後方へ突
出させて係合部(35)を形成させ、下記スライドカバ
ー(26)に設けた切欠部(36)と係合自在とした(
図17参照)。固定部材(6) は、中央部に開口(5
) を形成した平面略ロ字形をなし、基端部の側面を枠
体(4) の支持板(41)(41)の内側面に回動軸
(3) により回転自在に取付けている。
【0010】前記固定部材(6) の開口(5) の前
部は、下記スライドカバー(26)のストッパー(24
)が前後動自在に位置する為のストッパースライド窓(
38)とし、且つ開口(5)の後部には、ピン支持体(
7) を嵌入して、該ピン支持体(7) を固定部材(
6)に着脱自在に固定している。このピン支持体(7)
 の上面には、5列×4列の凹部を刻設する。そして、
適宜箇所(本実施例では4箇所)に固定ピン(39)を
立設する。尚、前記凹部の内1箇所(本実施例では、回
動軸(3) 側の列の中央の凹部)は、ピン支持体(7
) を上下に貫通してピン支持体(7) の下面側を大
径とした段部を形成した貫通孔(8) としている。そ
してこの貫通孔(8) に下端部の膨出した可動ピン(
10)を、ピン支持体(7) の下面側から挿通して上
面側に突出させ、さらにピン支持体(7) の下面に一
端を固定した弾性条(9) の上面により、該可動ピン
(10)を保持している。なお本実施例では固定ピン(
39)は固定部材(6) とは別体のピン支持体(6)
 に立設して、この支持体(6) を固定部材(6) 
に取付けた構成であって、こうすることにより解錠に必
要なピン立設部分がユニット化できるのでピン位置の変
更が容易になる等の特長がある。しかしこのようにピン
支持体(6) を別体として設けなくとも固定部材(6
) そのものに固定ピン(39)を立設する構成であっ
てもよい。
【0011】また固定部材(6) の側面には、上記開
閉扉(1) の横方向に沿って、係止腕(11)(12
)とその中央部から下方に係止脚(13)を形成したT
形係止部(14)を、一方の側面当り横方向に沿って2
箇所並設した。尚、図中(15)は後述するスライドカ
バー(26)を上に押し上げるための弾性体であるコイ
ルバネを示し、(16)は枠体(4) を開閉扉(1)
 に固定するためのネジ孔を示し、(17)は下記スラ
イドカバー(26)の係止孔(27)に係止する枠体(
4) に設けたスライドカバー係止片を示す。
【0012】このような固定部材(6) に係合して下
記カードキー(32)により横方向にスライド可能とな
るスライドカバー(26)は図8〜図11に示すように
、上記固定部材(6)の上面及び両側面を覆う断面略コ
字形の操作部(20)と、上記枠体(4) を覆うよう
に横方向に延設したカバー部(21)と、さらにこれら
の間にカードキー(32)を挿入するカード挿入口(2
2)とに大別された部分からなる。そして操作部(20
)の内側の側面下縁には、この二重錠が施錠された状態
において、固定部材(6) の上記T形係止部(14)
の前方係止腕(11)と、係止脚(13)に係合する位
置に係止突起(23)をそれぞれ並設し、また操作部(
20)の前端には同じく施錠状態において、上記弾性条
(9) の先端が当接するストッパー(24)を下方に
延設してあり、さらに操作部(20)の内側上面には上
記固定ピン(7) の横方向の列に対向して横方向に長
い溝(25)を設けた。またカバー部(21)の延設端
には、二重錠の施錠状態で上記枠体(4) の係止片(
17)に係止されることによりこのスライドカバー(2
6)をスライド自在に取付けてある固定部材(6) の
回動軸(3) の回りの回転を阻止する係止孔(27)
を穿設した。 更に、スライドカバー(26)の両側を切欠して、前記
支持板(41)(41)の係合部(35)と係合する切
欠部(36)を形成した。
【0013】これら固定部材(6) とスライドカバー
(26)とは図14に示すように組付けられて二重錠を
構成している。即ち、組付けた二重錠の施錠状態ではス
ライドカバー(26)の係止突起(23)が固定部材(
6) のT形係止部(14)の前方係止腕(11)に係
合し、且つストッパー(24)がストッパースライド窓
(38)内の前端に当接している。そして固定部材(6
) の上面のコイルバネ(15)により、図12及び図
13に示すカードキーガイドプレート(28)を介して
スライドカバー(26)は上方に押圧されている。この
カードキーガイドプレート(28)は全てのピンの立設
可能位置に対応した位置に、これらピンの外径より僅か
に大きい径のガイド孔(29)を穿設し、さらに二重錠
に組付けた際に横方向の移動を防止するため前後を下方
に折り曲げてスライド防止ストッパー(30)を形成し
、さらに前方先端の一方の角を上方に折り曲げて下記の
カードキー(32)を挿入する際の表裏判別突片(31
)を設けたものである。なおこのカードキーガイドプレ
ート(28)はその前側のスライド防止ストッパー(3
0)をピン支持体(7) の前方に設けた取付板(35
)により、ピン支持体(7) の前端面(ストッパース
ライド窓(38)側)と取付板(35)の間で挟むよう
にガイドして、スライドカバー(26)と固定部材(6
) との間に介在させている。従って二重錠はこの状態
(図14)ではスライドカバー(26)の操作部(20
)を押し下げても、可動ピン(10)の上部がカードキ
ーガイドプレート(28)のガイド孔(29)を貫通し
てしまい、弾性条(9) を押し下げることができない
。従って弾性条(9)先端とスライドカバー(26)の
ストッパー(24)との係合が解除されないのでスライ
ドカバー(26)は後方(図中の矢印の方向)に移動さ
せることができず、この二重錠は施錠状態を保つことが
できる。
【0014】次にこのように二重錠を解錠するカードキ
ーについて説明する。このカードキー(32)は図15
に示すように固定部材(6) の上方のカードキーガイ
ドプレート(28)上面とスライドカバー(26)の内
側下面との間に、カードキー挿入口(22)から差込む
ものであって、図16に示すように先端の一方の角を斜
めに切欠いておくことにより、上記カードキー挿入口(
22)に差込んだ際にこの部分が上記カードキーガイド
プレート(28)の表裏判別突片(31)に当接するの
で、利用者は該カードキー(32)の表裏を間違えるこ
となくこれを最も奥まで挿入することができる。そして
このようにカードキー(32)をその先端が奥に当接す
るまで挿入した際に、固定部材(6) の上面に立設し
た固定ピン(39)の位置に対応する位置(本実施例で
は図4の黒丸で示す4箇所に対応する位置)にのみ、該
カードキー(32)に固定ピン(39)が緩挿する穿設
孔(33)を穿設し(図16)、カードキー(32)面
の上記可動ピン(10)の位置に対応する位置には穿設
孔(33)は設けずに盲部(34)としておく。なお、
カードキー(32)は厚紙,プラスチック板など穿設で
きるものならどんな材質であっても良い。
【0015】次に上記の二重錠の使用方法について説明
する。ある貸金庫マス(37)を利用する顧客は、その
個人の暗証番号等を有している。そして貸金庫室に入室
する際に、カードキー発行機にその暗証番号を入力する
ことによりその顧客の貸金庫マスの二重錠に特有の穿設
孔を設けたカードキー(32)を発行する。
【0016】そこでその顧客は貸金庫マス(37)の図
17,図18に示すように施錠されている二重錠(40
)を解錠するべく、発行されたカードキー(32)を貸
金庫マス(37)の二重錠(40)のカードキー挿入口
(22)に先端が当たるまで挿入する。そしてスライド
カバー(26)の操作部(20)の上面を下方に押す。 この操作によって、スライドカバー(26)は次のよう
な動作により後方へ移動可能となる。即ちスライドカバ
ー(26)を押し下げた際に、上記固定ピン(39)及
び可動ピン(10)はともにカードキーガイドプレート
(28)のガイド孔(29)を貫通し、且つ固定ピン(
7) 4本はカードキー(32)の穿設孔(33)も貫
通するが、可動ピン(10)はカードキー(32)の盲
部(34)に当たるので、この可動ピン(10)は該ピ
ンの下面を保持している弾性条(9) を押し下げる。 従って図15に示すように弾性条(9) の先端はスト
ッパー(24)の下方に下がり、同時にスライドカバー
(26)の係止突起(23)がT形係止部(14)の係
止脚(13)を越える位置まで下がるので、該スライド
カバー(26)は後方へ移動することができる。
【0017】このようにしてスライドカバー(26)は
、ストッパー(24)がストッパースライド窓(38)
の後端に当接するまで移動させた後、スライドカバー(
26)を押し下げる力を解除すればコイルバネ(15)
の復元力によってスライドカバー(26)は押し上げら
れ、その係止突起(23)がT形係止部(14)の後方
係止腕(12)に係合して停止する。そしてスライドカ
バー(26)が図15のように後端までスライドすると
、その係止孔(27)と枠体(4) の係止片(17)
との係合は外れ、また図17に示すスライドカバー(2
6)の両側面の切欠部(36)と支持板(41)(41
)の両側の係合部(35)も解除されるので、スライド
カバー(26)は固定部材(6) と共に回動軸(3)
 の回りに回転することができる(図18)。
【0018】以上の操作により貸金庫マス(37)の開
閉扉(1) に設けられたシリンダー錠の鍵穴(52)
(53)を覆っていたスライドカバー(26)のカバー
部(21)が従来のように横にスライドではなく回転に
より除去されて該鍵穴(52)(53)が露出するので
、その顧客は自分の所持している鍵によりこのシリンダ
ー錠を開けることにより、図18の矢印Pに示すように
扉(1) を扉回転軸(2) の回りに回転してこれを
開け、貸金庫マス(37)を利用する。
【0019】また上記の二重錠を施錠する際には、貸金
庫マス(37)の開閉扉(1) を閉じ、シリンダー錠
を施錠し、スライドカバー(26)を回転して再び元の
位置に戻す。そしてスライドカバー(26)の上面を押
し下げることにより、その係止突起(23)は後方係止
腕(12)の係合から外れるので、この押し下げたまま
の状態で係止突起(23)が係止脚(13)を越すまで
スライドカバー(26)を前方端まで移動させて該カバ
ー(26)の押し下げる力を除去すれば、コイルバネ(
15)の復元力のためにスライドカバー(26)は持ち
上げられてその係止突起(14)が前方係止腕(11)
に係合することで施錠される。この状態ではカードキー
(32)は既に固定ピン(39)の係合からは外れてい
るのでカードキー(32)を抜くことによって二重錠は
完全に施錠される。
【0020】なお使用したカードキー(32)は貸金庫
室を退室する際に、その出口に設置された出口扉と連動
したカードリーダー装置に投入することにより、そのカ
ードキーが入室の際に確かに発行されたものであるか否
かが確認され、これによって出口扉が開かれるようなシ
ステムを採用する。そして上記カードリーダー装置に収
納されたカードキー(32)は裁断された後破棄される
【0021】(実施例2)次に本発明の他の実施例につ
いて説明する。固定部材とスライドカバーとの係合解除
手段として、上記の可動ピン(10)と弾性条(9) 
との組合せに代えて下記の構成を採用した。即ち、図1
9〜20に示すように、スライドカバー(26)の内側
両側面に凸状の山型弾性条(60)に設けた、この山型
弾性条(60)はその下端が固定部材(6) の上面端
縁部と当接しているので固定部材(6) とスライドカ
バー(26)との係合時にはスライドカバー(26)の
下方への押し下げを抑制し、解錠時には挿入されるカー
ドキーの両側縁で外方へ押圧されて上記当接が解除され
るので固定部材(6) とスライドカバー(26)との
係合が解除され、該スライドカバー(26)は下方へ押
し下げることができる。
【0022】(実施例3)スライドカバー(26)のス
ライド手段として、上記T型係止部(14)と係止突起
(23)との組合せに代えて下記の構成を採用した。即
ち図21に示すように、固定部材(6) の両側面に縦
方向の係止溝(61)(62)を前後に形成し、かつこ
れら係止溝(61)(62)同士を下部で連通するスラ
イド溝(63)を設けたものを横方向に沿って片面当た
り2箇所設置した。そして対向するスライドカバー(2
6)の内側側面にはそれぞれ上記各溝に緩挿する係止突
起(23)を設ける。このスライド方法は、固定部材(
6) とスライドカバー(26)の係合状態においては
、スライドカバー(26)の係止突起(23)は前方係
止溝(61)の上端に当接している。そして固定部材(
6) とスライドカバー(26)との係合が解除された
際には、上記係止突起(23)を上記前方係止溝(61
)→スライド溝(63)→後方係止溝(62)と移動さ
せることにより、スライドカバー(26)と枠体(4)
 との係止状態を解除する。
【0023】(実施例4)次に既存の貸金庫マス開閉扉
に上記の二重錠を取付ける方法の一実施例を説明する。 図18に示すように、既設の客錠(52)と銀行錠(5
3)の両鍵穴を覆うように上記二重錠(40)の枠体(
4) を開閉扉(1) に設置し、同時に銀行錠(53
)は銀行鍵により開錠状態とし、銀行鍵の摘み部を切断
する。こうすることにより、銀行錠が再び閉錠すること
もなく、又、客が客錠を間違えることもない。このよう
な構成とすれば銀行側が個々に発行するカードキー(3
2)と顧客個人の客錠(52)とからなるコンパクト二
重錠が容易に得られ、銀行側は労務負担が軽減されるに
もかかわらず貸金庫の安全性は保たれる。
【0024】
【発明の効果】従来はシリンダー錠等の鍵穴を完全に隠
蔽するためにスライドカバーは長いストロークが必要で
あったが、このような本発明によれば、スライドカバー
と枠体の係止状態が解除できるだけの短いストローク(
即ち上記実施例によればスライドカバーの係止孔(27
)と枠体の係止片(17)との解除ストローク、及びス
ライドカバーの切欠部(36)と支持板の係合部(35
)との解除ストローク)があれば十分二重錠として使用
できるものであり、さらにスライドカバーを回転して鍵
穴を露出,隠蔽するものであるため、小型の貸金庫マス
に対しても十分適応可能で、貸金マスの設置密度を格段
に向上させることができる等顕著な効果を奏する。又、
上記二重錠の枠体(4) を開閉扉(1) に固定する
だけで取付けられるので施工方法も簡単で、既設の二重
錠を有する貸金庫にも効率よく取付けられる利点もある
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のカードを用いた機械式の二重錠を説明す
る平面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】本発明の一実施例における開閉扉と固定部材を
示す平面図である。
【図5】図4のAA′線矢視図である。
【図6】図4のBB′線断面図である。
【図7】本発明の一実施例における開閉扉と固定部材を
示す側面図である。
【図8】本発明の一実施例におけるスライドカバーの斜
視図である。
【図9】本発明の一実施例におけるスライドカバーの下
面図である。
【図10】本発明の一実施例におけるスライドカバーの
側断面図である。
【図11】図8のC矢視図である。
【図12】本発明の一実施例におけるカードキーガイド
プレートの平面図である。
【図13】本発明の一実施例におけるカードキーガイド
プレートの側面図である。
【図14】本発明の一実施例の二重錠の施錠状態を示す
側断面図である。
【図15】本発明の一実施例の二重錠の解錠状態を示す
側断面図である。
【図16】本発明の一実施例におけるカードキーを示す
平面図である。
【図17】本発明の一実施例において貸金庫マスに二重
錠を取付けた状態を示す斜視図である。
【図18】本発明の一実施例の二重錠を取付けた貸金庫
マスの開閉扉を開ける手順を示す説明図である。
【図19】本発明の他の実施例を示すものでスライドカ
バーの下面図である。
【図20】同じくスライドカバーの側断面図である。
【図21】本発明のさらに他の実施例を示すもので、固
定部材の側面図である。
【符号の説明】
1  開閉扉 2  扉回転軸 3  回動軸 4  枠  体 5  開  口 6  固定部材 7  ピン支持体 8  貫通孔 9  弾性条 10  可動ピン 11  前方係止腕 12  後方係止腕 13  係止脚 14  T形係止部 15  コイルバネ 16  ネジ孔 17  スライドカバー係止片 20  操作部 21  カバー部 22  カードキー挿入口 23  係止突起 24  ストッパー 25  溝 26  スライドカバー 27  係止孔 28  カードキーガイドプレート 29  ガイド孔 30  スライド防止ストッパー 31  表裏判別突片 32  カードキー 33  穿設孔 34  盲  部 35  係合部 36  切欠部 37  貸金庫マス 38  ストッパースライド窓 39  固定ピン 40  二重錠 41  支持板 50  解錠カード 51  可動蓋 52  客  錠 53  銀行錠 60  山型弾性条 61,62  係止溝 63  スライド溝

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  鍵穴を囲むように開閉扉に固定する枠
    体の端部両側に立設した支持板に、固定部材の基端部を
    回転自在に軸支し、固定部材の先端部にスライド自在に
    係合するスライドカバーを取付け、固定部材の上面にピ
    ンを立設し、固定部材の上面とスライドカバーの内面と
    の間にカードキーを挿入するためのカードキー挿入口を
    設けるとともに弾性体を配設してスライドカバーを上下
    動可能とし、前記ピンに対応する位置に穿設孔を設けた
    カードキーを上記カードキー挿入口から挿入してスライ
    ドカバーの押し下げ可能時に固定部材とスライドカバー
    の係合を解除する係合解除手段とスライドカバーをスラ
    イド自在とするスライド手段とを固定部材とスライドカ
    バーに形成し、固定部材とスライドカバーの係合時にス
    ライドカバーと枠体を係止し、離合時にスライドカバー
    と枠体の係止を解除する係止手段をスライドカバーと枠
    体に設けたことを特徴とする貸金庫用コンパクト二重錠
  2. 【請求項2】  ピンを立設するための固定部材の上面
    を、固定部材に対して着脱自在に取付けた部材に設ける
    請求項1記載の貸金庫用コンパクト二重錠。
  3. 【請求項3】  係合解除手段は、固定部材の下面に一
    端部が固定されて他端の先端部が、固定部材とスライド
    カバーとの係合時にスライドカバーの前端下方に延設し
    たストッパーに当接する弾性条と、固定部材を上下に貫
    通して下端が上記弾性条に保持されて上端部が固定部材
    の上面から突出する可動ピンとからなり、スライドカバ
    ーの押し下げ可能時に押し下げられたスライドカバーに
    より弾性条が押し下げられて該弾性条の先端部が上記ス
    トッパーを乗り越えるものである請求項1又は2記載の
    貸金庫用コンパクト二重錠。
  4. 【請求項4】  係合解除手段は、スライドカバーの両
    側内面に山型に屈曲突出させた山型弾性条と、この山型
    弾性条の突出部に係合する固定部材の上端縁からなり、
    上記カードキー挿入口にカードキーを挿入時に該カード
    キーにより山型弾性条の突出部を外方に押圧してスライ
    ドカバーと固定部材の係合を解除するものである請求項
    1又は2記載の貸金庫用コンパクト二重錠。
  5. 【請求項5】  スライド手段は、固定部材の両側面に
    横方向に沿って前後に形成した係止腕と、これら係止腕
    の中間部の下方に形成した係止脚とを有するT形係止部
    と、スライドカバーの両側内面に形成した係止突起から
    なり、スライドカバーの押し下げ時に前部の係止腕と係
    止突起の当接係合を解除し、係止突起を係止脚を乗り越
    えて後部係止腕と当接係合させるものである請求項1な
    いし4記載の貸金庫用コンパクト二重錠。
  6. 【請求項6】  スライド手段は、固定部材の両側面に
    縦方向に沿って前後に形成した係止溝とこの係止溝を連
    通させるスライド溝と、スライドカバーの両側内面の突
    設した係止突起からなり、スライドカバーの押し下げ時
    に前部の係止溝上端と係止突起との当接係合を解除し、
    係止突起をスライド溝を通して後部係止溝上端に当接係
    合させるものである請求項1ないし4記載の貸金庫用コ
    ンパクト二重錠。
  7. 【請求項7】  係止手段は、前記スライドカバーに形
    成した係止孔と枠体に突出形成したスライドカバー係止
    片からなるものである請求項1ないし6記載の貸金庫用
    コンパクト二重錠。
  8. 【請求項8】  既設の貸金庫マスの開閉扉に取付けら
    れた客錠及び銀行錠を囲んで上記貸金庫用コンパクト二
    重錠の枠体を固定するとともに、銀行錠を開錠状態に固
    定し、銀行鍵摘み部を切断することを特徴とする貸金庫
    用コンパクト二重錠の貸金庫マス開閉扉への取付方法。
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