JPH04304081A - 画像信号変換装置 - Google Patents

画像信号変換装置

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JPH04304081A
JPH04304081A JP3092912A JP9291291A JPH04304081A JP H04304081 A JPH04304081 A JP H04304081A JP 3092912 A JP3092912 A JP 3092912A JP 9291291 A JP9291291 A JP 9291291A JP H04304081 A JPH04304081 A JP H04304081A
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JP
Japan
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correction
film
data
circuit
image
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Application number
JP3092912A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Henmi
逸見 文明
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図8及び図9) 発明が解決しようとする課題(図8) 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例(図1〜図7) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号変換装置に関し
、例えばビデオカメラによつて撮像された画像を映画フ
イルム上に画像形成する際に適用して好適なものである
【0003】
【従来の技術】従来、ビデオカメラで撮像された画像を
映画用のフイルム上に画像形成するようになされた画像
信号変換装置(EBR(electron beam 
recorder) )がある。
【0004】すなわち図8に示すように、画像信号変換
装置1はビデオカメラ2から得られるビデオ画像信号V
D1を一旦録画用VTR3において録画した後、続く低
速再生用VTR4を用いてこれを低速再生し、EBR装
置5に入力するようになされている。
【0005】EBR装置5は、画像信号変換回路部6に
おいて入力された低速再生画像でなるビデオ画像信号V
D2に対して所定の信号処理を施すことにより、1フレ
ーム分の画像データを赤色成分、緑色成分及び青色成分
ごとに順次間欠的に出力してなるフイルム記録信号VD
3を得、これを続くEBRユニツト15のビームガン8
に入力する。
【0006】ビームガン8は電子ビームBMを白黒フイ
ルム9上に走査させると共に、入力されたフイルム記録
信号VD3によつて当該電子ビームBMの強度を変調す
ることにより、フイル記録信号VD3によるカラー画像
のコントラストだけを白黒フイルム9上に形成するよう
になされている。
【0007】ここで当該白黒フイルム9上に形成される
画像は、図9に示すように画像信号変換回路部6から間
欠的に出力される1フレーム画像の赤色成分、緑色成分
及び青色成分ごとに順次1コマずつを割り当てるように
なされている。
【0008】すなわちEBRユニツト15は、フイルム
記録信号VD3の赤色成分のコントラストを白黒フイル
ム9の第1の記録領域に記録して赤色成分のコントラス
ト画像FR1を形成すると、当該白黒フイルム9を1コ
マ分だけ進めて一旦停止させ、続く第2の記録領域に記
録信号VD3の緑色成分のコントラストを記録して緑色
成分のコントラスト画像FG1を形成し、さらに当該白
黒フイルム9を1コマ分だけ進めて一旦停止させ、続く
第3の記録領域に記録信号VD3の青色成分のコントラ
ストを記録して青色成分画像FB1を形成する。
【0009】このようにして白黒フイルム9上には、低
速再生用VTR4から出力される再生画像の赤色成分、
緑色成分及び青色成分の各コントラスト画像FR1、F
G1及びFB1がその順序で順次形成されていく。
【0010】さらに白黒フイルム9上に形成された各原
色成分のコントラスト画像FR1、FG1及びFB1は
、赤色成分のコントラスト画像FR1をフイルタ10の
赤色フイルタRを通してカラーネガフイルム11の第1
の記録領域に記録すると共に、緑色成分のコントラスト
画像FG1をフイルタ10の緑色フイルタGを通してカ
ラーネガフイルム11の第1の記録領域に記録すると共
に、青色成分のコントラスト画像FB1をフイルタ10
の青色フイルタBを通してカラーネガフイルム11の第
1の記録領域に記録し、これにより当該カラーネガフイ
ルム11の第1の記録領域には赤色成分、緑色成分及び
青色成分を合成してなるカラーネガ画像FCOLNが形
成される。
【0011】さらに当該カラーネガフイルム11の画像
をカラーポジフイルム12に転写することにより、これ
を映画用のフイルムとして用いることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところでビデオカメラ
2から出力されるビデオ画像信号VD1は、そのままC
RT(陰極線管)に入力しても自然な画像が得られるよ
うに、当該CRTの蛍光体のガンマ特性に合わせて補正
されており(これをカメラガンマ特性と呼ぶ)、ビデオ
カメラ2における入力撮像画像及び当該ビデオカメラ2
から出力される出力画像の関係は線形関係とはならない
【0013】また当該EBR装置を用いた画像信号変換
装置1においては、電気信号でなるフイルム記録信号V
D1をフイルム上に記録する際に、フイルムのガンマ特
性に合わせて補正を加える必要がある。
【0014】従つて画像信号変換回路部6において、ビ
デオ画像信号VD2をフイルムのガンマ特性に合わせる
ようなガンマ補正をするようになされている
【0015
】このガンマ補正はカメラガンマ特性の補正及びフイル
ムのガンマ特性に合わせた補正を同時に行うようになさ
れており、1つの補正カーブにカメラガンマ特性に基づ
く補正特性及びフイルムのガンマ特性に基づく補正特性
を同時に持たせる必要がある。
【0016】ところがこのようにカメラガンマ特性及び
フイルムガンマ特性を同時に補正しようとすると、カメ
ラガンマ特性及びフイルムガンマ特性に合わせた補正特
性の決定が複雑化すると共に、ビデオカメラ又はフイル
ムのどちらか一方を換えただけで補正特性をあらためて
再設定しなければならず、ビデオカメラ及びフイルムの
選択に制限があつた。
【0017】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、一段と容易にガンマ補正をし得る画像信号変換装置
を提案しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、ビデオカメラ21から得られる画
像信号VD11をフイルム記録用信号VD18に変換す
る画像信号変換装置20において、ビデオカメラ21か
ら得られる画像信号VD11のガンマ特性を補正する第
1の補正手段26と、フイルム9、11、12のガンマ
特性に応じて画像信号VD15をガンマ補正する第2の
補正手段31とを備え、第1の補正手段26及び第2の
補正手段31によるガンマ補正をそれぞれ独立して行う
ようにする。
【0019】
【作用】ビデオカメラ21及びフイルム9、11、12
に応じて別々にガンマ補正をするようにしたことにより
、ビデオカメラ21及びフイルム9、11、12のそれ
ぞれのガンマ補正用のデータを独立して選定し得、これ
により種々のビデオカメラ及び種々のフイルムに応じて
一段と容易にガンマ補正をすることができる。
【0020】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0021】図8との対応部分に同一符号を付して示す
図1において、画像信号変換装置20はビデオカメラ2
1で撮像された高品位デイジタル方式のビデオ画像を映
画用のフイルム上に画像形成するようになされたEBR
装置であり、ビデオカメラ21から得られるビデオ画像
信号VD11を一旦録画用デイジタルVTR22におい
て録画した後、続く低速再生用デイジタルVTR23に
おいて、1秒間に連続した30フレーム分のビデオデー
タでなる通常のビデオ信号VD11を白黒フイルム9(
図9)の特性に応じて1/30の低速画像に変換してな
るビデオ画像データVD12を得る。
【0022】この変換レート(1/30)は、ビデオ信
号VD11の1フレーム分の信号が割り当てられた時間
を、当該ビデオ信号VD11の1フレーム分の画像をE
BRユニツト15において白黒フイルム9上に記録する
時間で割つたものである。
【0023】このような低速画像に変換する方法として
図2に示すように、このビデオ画像データVD12は、
1秒間に同じ1フレーム分の画像が30回繰り返されて
構成され、前半15回の繰り返し画像を低速再生画像の
奇数フイールド(odd FIELD)に割り当てると
共に、後半15回の繰り返し画像を低速再生画像の偶数
フイールド(even FIELD) に割り当てるこ
とにより、1秒間に1フレーム分の静止画像が形成され
る。
【0024】従つて当該静止画像を形成する繰り返し画
像が1秒ごとに順次切り換わることにより、当該1秒ご
とに場面が進行するような低速再生画像を得るようにな
されている。
【0025】このように構成されたビデオ画像データV
D12は、続く画像信号変換回路部24の入力回路25
に入力され、図2に示すように奇数フイールド(odd
 FIELD)を構成する15回の繰り返し画像データ
のなかから1回分の画像データをサンプルフレームSF
1として取り込むと共に、偶数フイールド(even 
FIELD) を構成する15回の繰り返し画像データ
のなかから1回分の画像データをサンプルフレームSF
2として取り込み、当該サンプルフレームSF1及びS
F2によつて低速再生画像の1フレーム分に対応するフ
イルム記録用の画像データを作成する。
【0026】また入力回路25は、当該ビデオ画像デー
タVD12を伝送しているクロツク周波数(この実施例
の場合74.25MHz)を、当該画像変換回路部24
を構成するTTL/MOS系のハードウエアに合わせて
所定の周波数まで下げると共に、所定のデイジタルマト
リクス回路において赤色成分データVDR、緑色成分デ
ータVDG及び青色成分データVDBに分割する。
【0027】このようにして得られた変換画像データV
D13を続くリニアライザ26に入力し、ビデオカメラ
21によつて補正されている画像データのガンマ特性を
元の特性に復元補正する。
【0028】すなわちリニアライザ26は、入力される
変換画像データVD13に対して、ビデオカメラ21に
おけるカメラガンマ特性の逆特性を乗じ、ビデオカメラ
21に本来入力される画像に応じた画像データに戻すよ
うになされている。
【0029】この逆特性は当該リニアライザ26の内部
に設けられたROM(read only memor
y) において、使用するビデオカメラの種別ごとに種
々のデータが各アドレスに記憶されており、ビデオカメ
ラ21に応じたデータが読み出されるようになされてい
る。
【0030】このようにしてビデオカメラ21のカメラ
ガンマ特性に基づいて補正された画像データVD14は
続く色補正回路28に入力される。
【0031】このとき入力される画像データVD14は
カメラガンマ特性が補正されていることにより、当該色
補正回路28においてはフイルムの特性だけに着目して
、当該フイルムの色再現特性に合うように赤色成分、緑
色成分及び青色成分間の数値演算を実行し色補正をする
【0032】また色補正回路28は、後段のフイルム用
ガンマ補正回路31においてフイルムのガンマ特性に応
じて画像データを補正する際に、当該画像データの赤色
成分、緑色成分及び青色成分がそれぞれ変化してしまう
ことを予測して予めこれらの色成分を補正するようにな
されている。
【0033】すなわち図3に示すように色補正回路28
は、赤色成分データVDRを補正する赤色成分補正回路
部28R、緑色成分データVDGを補正する緑色成分補
正回路部28G及び青色成分データVDBを補正する青
色成分補正回路部28Bによつて構成され、赤色成分補
正回路部28Rは当該色補正回路28に入力される画像
データVD14のうち、赤色成分データVDRを構成す
る12[bit] 分のデータを演算回路28RCに入
力すると共に、当該赤色成分データVDRのうち、上位
8[bit] 分のデータを色判定回路28RAに入力
する。
【0034】またこれと同時に色判定回路28RAは、
当該色補正回路28に入力される画像データVD14の
うち、緑色成分データVDGの上位 3[bit] 分
のデータ及び青色成分データVDBの上位 3[bit
] 分のデータを入力する。
【0035】ここで各色成分データは、そのデータを構
成する上位ビツトから下位ビツトにかけて、当該データ
が表す色の輝度、彩度及び色相をより詳細に表すように
なされており、色判定回路28RAにおいて入力される
赤色成分データに対して緑色成分及び青色成分に基づい
てその色彩がグループ分けされる。
【0036】色彩のグループは、例えば無彩色、単色、
中間色又は肌色等に分けられ、さらにその程度が判定さ
れ、当該判定情報DR1が続く補正データ発生回路28
RBに入力される。
【0037】補正データ発生回路28RBは入力される
判定情報DR1に基づいて赤色補正データDR2を出力
し、演算回路28RCにおいて赤色成分データVDRに
加算(又は乗算)する。
【0038】この実施例の場合、後段のフイルム用ガン
マ補正回路31において補正された画像データは、赤色
、緑色又は青色の単色になるほど彩度及び輝度が低下す
ることに着目して、補正データ発生回路28RBは判定
回路28RAにおいて画像データVD14によつて表さ
れる色が赤色の単色である場合において、赤色補正デー
タDR2を出力することにより、赤色成分データVDR
の彩度及び輝度レベルを増加させるような補正をするよ
うになされている。
【0039】これに対して緑色成分補正回路部28Gは
当該色補正回路28に入力される画像データVD14の
うち、緑色成分データVDGを構成する12[bit]
 分のデータを演算回路28GCに入力すると共に、当
該緑色成分データVDGのうち、上位8[bit] 分
のデータを色判定回路28GAに入力する。
【0040】またこれと同時に色判定回路28GAは、
当該色補正回路28に入力される画像データVD14の
うち、赤色成分データVDRの上位 3[bit] 分
のデータ及び青色成分データVDBの上位 3[bit
] 分のデータを入力する。
【0041】色判定回路28RAは入力される緑色成分
データに対して赤色成分及び青色成分に基づいてその色
彩がグループ分けされる。
【0042】色彩のグループは、例えば無彩色、単色、
中間色又は肌色等に分けられ、さらにその程度が判定さ
れ、当該判定情報DG1が続く補正データ発生回路28
GBに入力される。
【0043】補正データ発生回路28GBは入力される
判定情報DG1に基づいて緑色補正データDG2を出力
し、演算回路28GCにおいて緑色成分データVDGに
加算(又は乗算)する。
【0044】ここで補正データ発生回路28GBは、判
定回路28GAにおいて画像データVD14によつて表
される色が緑色の単色である場合において、緑色補正デ
ータDG2を出力することにより、緑色成分データVD
Gの彩度及び輝度レベルを増加させるような補正をする
ようになされている。
【0045】これに対して青色成分補正回路部28Bは
当該色補正回路28に入力される画像データVD14の
うち、青色成分データVDBを構成する12[bit]
 分のデータを演算回路28BCに入力すると共に、当
該青色成分データVDBのうち、上位8[bit] 分
のデータを色判定回路28BAに入力する。
【0046】またこれと同時に色判定回路28BAは、
当該色補正回路28に入力される画像データVD14の
うち、赤色成分データVDRの上位 3[bit] 分
のデータ及び緑色成分データVDGの上位 3[bit
] 分のデータを入力する。
【0047】色判定回路28GAは入力される青色成分
データに対して赤色成分及び緑色成分に基づいてその色
彩がグループ分けされる。
【0048】色彩のグループは、例えば無彩色、単色、
中間色又は肌色等に分けられ、さらにその程度が判定さ
れ、当該判定情報DB1が続く補正データ発生回路28
BBに入力される。
【0049】補正データ発生回路28BBは入力される
判定情報DB1に基づいて青色補正データDB2を出力
し、演算回路28BCにおいて緑色成分データVDBに
加算(又は乗算)する。
【0050】ここで補正データ発生回路28BBは、判
定回路28BAにおいて画像データVD14によつて表
される色が青色の単色である場合において、青色補正デ
ータDB2を出力することにより、青色成分データVD
Bの彩度及び輝度レベルを増加させるような補正をする
ようになされている。
【0051】かくして当該色補正回路28から出力され
る画像データVD15は、後段のフイルム用ガンマ補正
回路31において変化する色成分について予め補正され
る。
【0052】フイルム用ガンマ補正回路31は、フイル
ムの濃度特性に合わせて画像データを補正する回路であ
り、当該画像信号変換回路部24の出力信号として得ら
れるフイルム記録データVD18がEBRユニツト15
において電子ビームBMの強度を変調する際、フイルム
上に正しい濃度変化を生じさせるようになされている。
【0053】このフイルム用ガンマ補正回路31におい
て用いられる補正特性カーブは、使用されるフイルム、
映像のカツト、及び映像の場面等によつて最も適したも
のが選択されるようになされている。
【0054】従つて当該フイルム用ガンマ補正回路31
にはRAM (random access memo
ry) 構成の変換テーブルが用いられており、当該R
AMに対する入力用コンピユータによつて補正特性カー
ブをフイルム等の条件に合わせて種々設定し得るように
なされている。
【0055】この実施例の場合、ビデオカメラ21によ
つて撮像されたビデオ画像における黒レベルから白レベ
ルまでのダイナミツクレンジがフイルムの当該ダイナミ
ツクレンジに比して狭いことに着目して、図4に示すよ
うな補正特性カーブ(赤色補正カーブR、緑色補正カー
ブG、青色補正カーブB)によつて入力画像データVD
15の階調のダイナミツクレンジを黒レベル側及び白レ
ベル側において見かけ上広げるような補正を赤色成分デ
ータVDR、緑色成分データVDG及び青色成分データ
VDBに対してそれぞれ行うようになされている。
【0056】かくしてフイルムのガンマ特性を合わせて
補正した画像データVD16を一旦フレームメモリ32
に格納し、続くバツフア回路33から電子ビームBM(
図8)の偏向とフイルムのコマ送り動作に応じたタイミ
ング及びクロツクレートで1フレームごとに赤色成分デ
ータVDR、緑色成分データVDG及び青色成分データ
VDBを順次間欠的に読み出すことにより、図5に示す
ようにフイルム記録データVD18を得る。
【0057】この実施例の場合、1フレーム分の画像デ
ータFRAME1、FRAME2、……の赤色成分デー
タVDR、緑色成分データVDG及び青色成分データV
DBをそれぞれフイルム9上の3コマ分の記録領域に画
像形成するための時間TOUT1を1秒間とし、当該1
秒間に赤色成分データVDR、緑色成分データVDG及
び青色成分データVDBが順次間欠的に出力される。
【0058】従つて赤色成分データVDR、緑色成分デ
ータVDG及び青色成分データVDBはそれぞれ、約0
.15秒の長さで約0.15秒間隔で出力される。
【0059】かくしてフイルム記録データVD18はデ
イジタルアナログ変換回路34を介してEBRユニツト
15に送出し、白黒フイルム9(図8)上に各原色成分
のコントラスト画像FR1、FG1及びFB1(図9)
を形成する。
【0060】またこれと同時にバツフア回路33はフイ
ルム記録データVD18をモニタ回路35に入力し、白
黒フイルム9上に形成される各原色成分のコントラスト
画像FR1、FG1及びFB1を合成した画像と同等の
画像をモニタし得るような信号に変換するようになされ
ている。
【0061】すなわち図6に示すように、モニタ回路3
5はフイルム記録データVD18を入力回路41及びメ
モリ制御回路42に入力する。
【0062】入力回路42は、デイジタル信号でなるフ
イルム記録信号データ18を直/並列変換し、当該モニ
タ回路35を構成するTTL/CMOS系の素子を扱え
るクロツク周波数まで下げるようになされている。
【0063】この実施例の場合、59.4〔 MHz〕
で入力されるフイルム記録信号VD18を約15〔 M
Hz〕のクロツク周波数まで下げた後、第1のフレーム
メモリ43又は第2のフレームメモリ44に送出する。
【0064】またメモリ制御回路42は、フイルム記録
データVD18のクロツクから直/並列変換に用いられ
る伝送クロツク、フレームメモリ43及び44にフイル
ム記録データVD18を格納するための書込みクロツク
、フレームメモリ43及び44から格納されたデータを
読み出すための読出しクロツク、フレームメモリ43及
び44を切り換えるための切換信号、出力回路45にお
いて並/直列変換を実行するためのクロツク等を制御信
号SCONとして出力するようになされている。
【0065】ここでフレームメモリ43は、フイルム記
録信号VD18として伝送されてくる3つの原色信号V
DR、VDG及びVDBをそれぞれ格納するようになさ
れた3つのフレームメモリからなり、またフレームメモ
リ44も同様にして3つの原色信号VDR、VDG及び
VDBをそれぞれ格納するようになされた3つのフレー
ムメモリからなる。
【0066】当該フレームメモリ43及び44はメモリ
制御回路42から出力される制御信号SCONに基づい
て、フイルム記録データVD18をそれぞれ1フレーム
ごとに交互に格納するようになされている。
【0067】すなわち図7に示すように、フイルム記録
データVD18(図7(A))の3つの原色信号VD(
Rx)、VD(Gx)及びVD(Bx)(図5のVDR
、VDG、VDBに対応する)を格納するようになされ
たフレームメモリ43の3つのフレームメモリ43R(
図7(B))、43G(図7(C))及び43B(図7
(D))は、時点t1からt2までの間において制御信
号SCONによつて書き込みモード状態に制御され、入
力される第1のフレームの原色信号VD(R1)、VD
(G1)、VD(B1)をそれぞれ順次格納する。
【0068】また時点t2において1フレーム分の原色
信号VD(R1)、VD(G1)、VD(B1)がすべ
て格納されると、当該フレームメモリ43R、43G及
び43Bはそれぞれ制御信号SCONによつて読み出し
モード状態に制御され、このとき出力回路45はフレー
ムメモリ43R、43G及び43Bに格納された1フレ
ーム分の各原色信号VD(R1)、VD(G1)、VD
(B1)を制御信号SCONに基づいてそれぞれ1/3
0秒の速度で繰り返し読み出す。
【0069】また第2のフレームメモリ44の3つのフ
レームメモリ44R(図7(E))、44G(図7(F
))及び44B(図7(G))は、第1のフレームメモ
リ43R、43G及び43Bが読み出しモード状態とな
つている間の時点t3〜t4において制御信号SCON
によつて書き込みモード状態に制御され、第1のフレー
ムの各原色信号VD(R1)、VD(G1)、VD(B
1)に続いて入力される第2のフレームの各原色信号V
D(R2)、VD(G2)及びVD(B2)をそれぞれ
順次格納する。
【0070】また時点t4において1フレーム分の原色
信号VD(R2)、VD(G2)及びVD(B2)がす
べて格納されると、当該フレームメモリ44R、44G
及び44Bはそれぞれ制御信号SCONによつて読み出
しモード状態に制御され、このとき出力回路45はフレ
ームメモリ44R、44G及び44Bに格納された1フ
レーム分の各原色信号VD(R2)、VD(G2)及び
VD(B2)を制御信号SCONに基づいてそれぞれ1
/30〔秒〕の速度で繰り返し読み出す。
【0071】さらに当該フレームメモリ44R、44G
及び44Bが読み出しモード状態に制御されている間の
時点5〜t6においては、第1のフレームメモリ43R
、43G及び43Bはそれぞれ制御信号SCONによつ
て書き込みモード状態に制御され、第2のフレームの各
原色信号VD(R2)、VD(G2)及びVD(B2)
に続いて入力される第3のフレームの各原色信号VD(
R3)、VD(G3)及びVD(B3)をそれぞれ順次
格納する。
【0072】このようにして第1及び第2のフレームメ
モリ43(43R、43G、43B)及び44(44R
、44G、44B)は、それぞれ交互に書き込みモード
状態及び読み出しモード状態に制御され、順次入力され
る1フレーム分の原色信号VD(R1)、VD(G1)
、VD(B1)及びVD(R2)、VD(G2)、VD
(B2)及びVD(R3)、VD(G3)、VD(B3
)……をぞれぞれ1フレーム分ずつ交互に格納すると共
に、格納した1フレーム分の原色信号VD(R1)、V
D(G1)、VD(B1)及びVD(R2)、VD(G
2)、VD(B2)及びVD(R3)、VD(G3)、
VD(B3)……をそれぞれ1/30〔秒〕の速度で繰
り返し読み出すと共に、出力回路45においてこれを並
/直列変換し、さらにデイジタルアナログ変換すること
により、通常のビデオ信号の周波数(すなわち低速再生
画像を形成するビデオ画像データVD12の周波数)で
なるモニタ画像信号VD19を得る。
【0073】従つて当該モニタ画像信号VD19をCR
T36に入力することにより、これを画像として表示さ
せることができる。
【0074】ここでメモリ制御回路42は、フイルム記
録データVD18の1フレーム分の原色信号VD(R1
)、VD(G1)、VD(B1)がフレームメモリ43
内にすべて格納される時点t2に達すると、以後フレー
ムメモリ43から原色信号VD(R1)、VD(G1)
、VD(B1)でなる1フレーム分の画像データを繰り
返し読み出すように制御すると共に、フイルム記録信号
VD18の1フレーム分の原色信号VD(R2)、VD
(G2)、VD(B2)がフレームメモリ44内にすべ
て格納される時点t4に達すると、以後フレームメモリ
44側に切り換えて原色信号VD(R2)、VD(G2
)、VD(B2)でなる1フレーム分の画像データを繰
り返し読み出すことにより、モニタ画像信号VD19は
時点t2〜t4(約1秒間)においてフイルム記録デー
タVD18の1フレーム分の原色信号VD(R1)、V
D(G1)、VD(B1)に基づく合成カラー画像信号
が繰り返し形成されると共に、時点t4〜t6(約1秒
間)においてフイルム記録データVD18の1フレーム
分の原色信号VD(R2)、VD(G2)、VD(B2
)に基づく合成カラー画像信号が繰り返し形成される。
【0075】従つてCRT36の表示画面においては、
時点t2〜t4においてフイルム記録データVD18の
1フレーム分の原色信号VD(R1)、VD(G1)、
VD(B1)の合成カラー画像が静止画像として表示さ
れると共に、時点t4〜t6においては原色信号VD(
R2)、VD(G2)、VD(B2)の合成カラー画像
が静止画像として表示され、以後フイルム記録データV
D18の1フレーム分の画像がフレームメモリ43又は
44に格納終了する時間ごとに順次当該1フレーム分の
静止画像が表示され、これにより1秒ごとに場面が進行
する低速再生画像を得る。
【0076】ここでフレームメモリ43及び44を切り
換えるタイミングは、白黒フイルム9が1コマ単位で送
られるフイルム送り時間内であり、さらにモニタ画像信
号VD19の垂直ブランキング区間中となるように設定
されることにより、第1のフレームメモリ43及び第2
のフレームメモリ44から交互に出力される画像信号を
スムーズに結合し得る。
【0077】また当該モニタ画像信号VD19は、白黒
フイルム9上に記録されるフイルム記録データVD18
に同期してCRT36に入力されるようになされている
ことにより、実際に白黒フイルム9(図9)に記録され
るフイルム記録信号データ18をCRT36上において
リアルタイムで表示することができる。
【0078】以上の構成において、画像信号変換装置2
0はリニアライザ26によつてビデオカメラ21によつ
て補正されている画像データのガンマ特性を元の特性に
復元補正すると共に、フイルム用ガンマ補正回路31に
よつて使用するフイルムのガンマ特性に応じた特性に画
像データを補正することにより、カメラガンマ特性を考
慮せずにフイルムガンマ特性だけを別個に補正すること
ができる。
【0079】従つてビデオカメラ21を換えた場合には
リニアライザ26の補正特性をこれに応じて切り換える
と共に、フイルムを換えた場合にはフイルム用ガンマ補
正回路31の補正特性をこれに応じて切り換えることに
より、ビデオカメラ21及びフイルムに応じて最適な補
正の条件設定を容易に行うことができる。
【0080】以上の構成によれば、ビデオカメラ21及
びフイルムに応じて別々にガンマ補正をするようにした
ことにより、ビデオカメラ21及びフイルムのそれぞれ
の条件設定のデータを独立して選定し得、ビデオカメラ
21又はフイルムのどちらか一方が換わるような場合に
おいても、これに応じて変更された側のガンマ補正だけ
をすれば良く、これによりガンマ補正の作業効率を一段
と向上することができる。
【0081】従つてビデオカメラ21の選定及びフイル
ムの選定の自由度を一段と向上し得る。
【0082】因にリニアライザ26によつてカメラガン
マ特性を含んだ画像データを予め補正しておくようにし
たことにより、色補正回路28においてはカメラガンマ
特性の影響を考慮することなく、フイルムの特性だけに
基づいて色補正をすることができる。
【0083】なお上述の実施例においては、ガンマ補正
回路31において図4に示すような補正特性カーブを用
いた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、フ
イルムのガンマ特性に応じて種々設定することができ、
さらには意図的に種々の補正特性カーブを設定すること
かできる。
【0084】また上述の実施例においては、高品位デイ
ジタル方式のビデオ画像信号を映画フイルム上に画像形
成するEBR装置について述べたが、本発明はこれに限
らず、種々のビデオ画像を映画フイルム上に変換する際
に広く適用することができる。
【0085】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ビデオカ
メラ及びフイルムに応じて別々にガンマ補正をするよう
にしたことにより、ビデオカメラ及びフイルムのそれぞ
れのガンマ補正用のデータを独立して選定し得、これに
より一段と容易にガンマ補正をし得る画像信号変換装置
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像信号変換装置の一実施例を示
すブロツク図である。
【図2】低速画像データを示す略線図である。
【図3】色補正回路の構成を示すブロツク図である。
【図4】ガンマ補正回路におけるガンマ補正曲線を示す
特性曲線図である。
【図5】フイルム記録データを示す略線図である。
【図6】モニタ回路の構成を示すブロツク図である。
【図7】モニタ回路の動作の説明に供する信号波形図で
ある。
【図8】従来の画像信号変換装置を示すブロツク図であ
る。
【図9】フイルム上に画像を変換する際の説明に供する
略線図である。
【符号の説明】
1、20……画像信号変換装置、9……白黒フイルム、
11……カラーネガフイルム、12……カラーポジフイ
ルム、15……EBRユニツト、23……低速再生用デ
イジタルVTR、24……画像信号変換回路部、25、
41……入力回路、26……リニアライザ、28……色
補正回路、31……ガンマ補正回路、32、43、44
……フレームメモリ、35……モニタ回路、36……C
RT、42……メモリ制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオカメラから得られる画像信号をフイ
    ルム記録用信号に変換する画像信号変換装置において、
    上記ビデオカメラから得られる上記画像信号のガンマ特
    性を補正する第1の補正手段と、上記フイルムのガンマ
    特性に応じて上記画像信号をガンマ補正する第2の補正
    手段とを具え、上記第1の補正手段及び上記第2の補正
    手段によるガンマ補正をそれぞれ独立して行うようにし
    たことを特徴とする画像信号変換装置。
JP3092912A 1991-03-31 1991-03-31 画像信号変換装置 Pending JPH04304081A (ja)

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