JPH04299697A - スピーカ装置 - Google Patents
スピーカ装置Info
- Publication number
- JPH04299697A JPH04299697A JP3064381A JP6438191A JPH04299697A JP H04299697 A JPH04299697 A JP H04299697A JP 3064381 A JP3064381 A JP 3064381A JP 6438191 A JP6438191 A JP 6438191A JP H04299697 A JPH04299697 A JP H04299697A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- sound pressure
- frequency
- audio signal
- resonant frequency
- Prior art date
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- Pending
Links
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 claims abstract description 19
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Stereophonic Arrangements (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、閉空間の音場における
共振を抑制するスピーカ装置に関する。
共振を抑制するスピーカ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、自動車にオーディオ装置を搭
載し、そのスピーカから出力される音響を聴取すること
が行われている。しかしながら自動車等の車室は小さな
閉じた空間であることから、スピーカ装置から出力され
た音響が聞き難かったり、不自然さを感じたりすること
があった。このため、従来、音響装置のイコライザで音
響電気信号の周波数を電気的に操作することにより、閉
空間の受聴点における周波数特性が平坦になるようにし
ていた。
載し、そのスピーカから出力される音響を聴取すること
が行われている。しかしながら自動車等の車室は小さな
閉じた空間であることから、スピーカ装置から出力され
た音響が聞き難かったり、不自然さを感じたりすること
があった。このため、従来、音響装置のイコライザで音
響電気信号の周波数を電気的に操作することにより、閉
空間の受聴点における周波数特性が平坦になるようにし
ていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動車
等の閉じた室内の音場では音響が共振し、その共振周波
数で音圧の変化が急峻となり、その共振周波数付近の音
が聞こえ難いという聴感上の問題があった。
等の閉じた室内の音場では音響が共振し、その共振周波
数で音圧の変化が急峻となり、その共振周波数付近の音
が聞こえ難いという聴感上の問題があった。
【０００４】本発明は、上述した従来の問題点を解決す
るためになされたものであり、共振周波数での急峻な音
圧の変化を抑制することのできる優れたスピーカ装置を
提供することを目的とするものである。
るためになされたものであり、共振周波数での急峻な音
圧の変化を抑制することのできる優れたスピーカ装置を
提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、閉空間の形状、材質により決定される共振
周波数のオーディオ信号をこの閉空間内に出力したとき
に音圧が最も低くなる部分に設けたスピーカと、このス
ピーカに上記共振周波数帯域信号を含む信号を供給する
駆動回路とを備えたものである。
するために、閉空間の形状、材質により決定される共振
周波数のオーディオ信号をこの閉空間内に出力したとき
に音圧が最も低くなる部分に設けたスピーカと、このス
ピーカに上記共振周波数帯域信号を含む信号を供給する
駆動回路とを備えたものである。
【０００６】
【作用】したがって本発明によれば、閉空間の形状、材
質により決定される共振周波数のオーディオ信号をこの
閉空間内に出力したときに音圧が最も低くなる部分に設
けたスピーカから、共振周波数帯域の音響を閉空間内に
出力することにより、その部分の音圧の低下を補うので
、共振周波数での急峻な音圧の変化を抑制するという作
用を有する。
質により決定される共振周波数のオーディオ信号をこの
閉空間内に出力したときに音圧が最も低くなる部分に設
けたスピーカから、共振周波数帯域の音響を閉空間内に
出力することにより、その部分の音圧の低下を補うので
、共振周波数での急峻な音圧の変化を抑制するという作
用を有する。
【０００７】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００８】図１は本発明の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。図１において、４ドアセダン型自動車１に
は、車室内空間３が設けられている。この車室内空間３
は、音響信号の周波数が、例えば６０〜９０Ｈｚの付近
になると共振する。両リアドア５，５にスピーカ７，７
を配設し、スピーカ７，７からの音響を上記車室内空間
３に向けて出力できるようにしてある。両リアドア５，
５は、上記共振周波数の定在波の節（共振周波数の音圧
が最も低い部分）に当たる部分に相当している。スピー
カ７，７は、増幅器９で駆動される。増幅器９には、ロ
ーパスフィルタ１１を介してオーディオ信号源１３が接
続されており、オーディオ信号源１３からのオーディオ
信号がローパスフィルタ１１で例えば１００〔ＨＺ〕以
上の周波数の信号が除去されて増幅器９に入力されるよ
うにしてある。そして、上記増幅器９、ローパスフィル
タ１３およびオーディオ信号源１３は駆動回路１０を構
成しており、駆動回路１０によりスピーカ７，７を駆動
できる。なお、図ではスピーカ７，７は自動車１より突
出して表示されているが、実際にはリアドア５，５の内
部に収納される。
ク図である。図１において、４ドアセダン型自動車１に
は、車室内空間３が設けられている。この車室内空間３
は、音響信号の周波数が、例えば６０〜９０Ｈｚの付近
になると共振する。両リアドア５，５にスピーカ７，７
を配設し、スピーカ７，７からの音響を上記車室内空間
３に向けて出力できるようにしてある。両リアドア５，
５は、上記共振周波数の定在波の節（共振周波数の音圧
が最も低い部分）に当たる部分に相当している。スピー
カ７，７は、増幅器９で駆動される。増幅器９には、ロ
ーパスフィルタ１１を介してオーディオ信号源１３が接
続されており、オーディオ信号源１３からのオーディオ
信号がローパスフィルタ１１で例えば１００〔ＨＺ〕以
上の周波数の信号が除去されて増幅器９に入力されるよ
うにしてある。そして、上記増幅器９、ローパスフィル
タ１３およびオーディオ信号源１３は駆動回路１０を構
成しており、駆動回路１０によりスピーカ７，７を駆動
できる。なお、図ではスピーカ７，７は自動車１より突
出して表示されているが、実際にはリアドア５，５の内
部に収納される。
【０００９】図２は、車室内空間で例えば６０〜９０Ｈ
ｚの共振周波数における音圧の低い部分の分布を示す概
略図である。図２において、図１と同一構成部分には同
一の符号を付して説明を省略する。なお、符号１５はフ
ロントドア（図示せず）に設置されたスピーカであり、
１７はリアトレイ１９に設置されたスピーカである。そ
して、車室内空間３において、符号Ａは、フロントドア
スピーカ１５またはリアトレイスピーカ１７から、例え
ば７０〜９０Ｈｚの共振周波数の正弦波を出力したとき
に、定常音圧が最も低くなる領域を示したものである。 このように室内空間３が所定の容積の空間であるため、
例えば７０〜９０Ｈｚの共振周波数の節の領域Ａで音圧
が最も低くなることになる。
ｚの共振周波数における音圧の低い部分の分布を示す概
略図である。図２において、図１と同一構成部分には同
一の符号を付して説明を省略する。なお、符号１５はフ
ロントドア（図示せず）に設置されたスピーカであり、
１７はリアトレイ１９に設置されたスピーカである。そ
して、車室内空間３において、符号Ａは、フロントドア
スピーカ１５またはリアトレイスピーカ１７から、例え
ば７０〜９０Ｈｚの共振周波数の正弦波を出力したとき
に、定常音圧が最も低くなる領域を示したものである。 このように室内空間３が所定の容積の空間であるため、
例えば７０〜９０Ｈｚの共振周波数の節の領域Ａで音圧
が最も低くなることになる。
【００１０】次に上記実施例の動作について説明する。
図３は、上記実施例の動作を説明するために使用する図
であり、共振周波数特性を持つスピーカを設置したとき
の運転席頭部での周波数特性を示すグラフである。
であり、共振周波数特性を持つスピーカを設置したとき
の運転席頭部での周波数特性を示すグラフである。
【００１１】上記実施例において、オーディオ信号源１
からのオーディオ信号は、ローパスフィルタ１３に入力
される。このオーディオ信号は、ローパスフィルタ１３
においてカットオフ周波数以下の周波数の低周波数オー
ディオ信号のみ増幅器９に入力される。この増幅器９で
増幅された低周波数オーディオ信号は、スピーカ７，７
から自動車１の車室内空間３内に出力される。
からのオーディオ信号は、ローパスフィルタ１３に入力
される。このオーディオ信号は、ローパスフィルタ１３
においてカットオフ周波数以下の周波数の低周波数オー
ディオ信号のみ増幅器９に入力される。この増幅器９で
増幅された低周波数オーディオ信号は、スピーカ７，７
から自動車１の車室内空間３内に出力される。
【００１２】ここで、スピーカ７，７の設置位置は、以
下のように決定するものとする。フロントドアスピーカ
１５またはリアトレイスピーカ１７から共振周波数（例
えば６０〜９０Ｈｚ）の正弦波信号を出力したときの定
常音圧分布を求めると、図２の領域Ａで最も音圧が低く
なる。この領域Ａにあたるリアドア５，５（車室内壁）
にスピーカ７，７を設置する。
下のように決定するものとする。フロントドアスピーカ
１５またはリアトレイスピーカ１７から共振周波数（例
えば６０〜９０Ｈｚ）の正弦波信号を出力したときの定
常音圧分布を求めると、図２の領域Ａで最も音圧が低く
なる。この領域Ａにあたるリアドア５，５（車室内壁）
にスピーカ７，７を設置する。
【００１３】また、理想周波数特性を持つスピーカ１５
をフロントドアに設置し、かつスピーカ１５から低音を
出力したときに、運転席頭部での周波数特定Ｆ１は、図
３に示すように、６０〜９０Ｈｚの共振周波数で音圧の
急峻な変化が生じる。
をフロントドアに設置し、かつスピーカ１５から低音を
出力したときに、運転席頭部での周波数特定Ｆ１は、図
３に示すように、６０〜９０Ｈｚの共振周波数で音圧の
急峻な変化が生じる。
【００１４】しかしながら、上記スピーカ１５と同様の
性能のスピーカ７，７を共振の節（領域Ａ）に当たるリ
アドア５，５に設置し、かつ当該スピーカ７，７から低
音を出力したときに、運転席頭部での周波数特性Ｒ１は
、図３に示すように、共振周波数での音圧の急峻な変化
がなくなるという結果が得られた。
性能のスピーカ７，７を共振の節（領域Ａ）に当たるリ
アドア５，５に設置し、かつ当該スピーカ７，７から低
音を出力したときに、運転席頭部での周波数特性Ｒ１は
、図３に示すように、共振周波数での音圧の急峻な変化
がなくなるという結果が得られた。
【００１５】このように、上記実施例によれば、共振の
節Ａに当たる車室内壁に音源としてのスピーカ７，７を
設置し、かつオーディオ信号源１１からのオーディオ信
号をローパスフィルタ１３によって周波数制限して共振
周波数帯域のオーディオ信号とし、これを増幅器９で増
幅してスピーカ７，７から車室内空間３内に出力できる
ようにしたことにより、車室内空間３の形状、容積によ
って生じる共振周波数での音圧の急峻な変化を抑制する
ことができ、低音域で理想周波数特性が得られることが
できる。
節Ａに当たる車室内壁に音源としてのスピーカ７，７を
設置し、かつオーディオ信号源１１からのオーディオ信
号をローパスフィルタ１３によって周波数制限して共振
周波数帯域のオーディオ信号とし、これを増幅器９で増
幅してスピーカ７，７から車室内空間３内に出力できる
ようにしたことにより、車室内空間３の形状、容積によ
って生じる共振周波数での音圧の急峻な変化を抑制する
ことができ、低音域で理想周波数特性が得られることが
できる。
【００１６】なお、上記の実施例では、共振の節に当た
る場所としてリアドア５，５にスピーカ７，７を設置し
ているが、共振の節に当たる場所であればフロントドア
でも他の場所であってもよい。また、４ドアセダン型車
室内空間を用いているが、オーディオ信号を出力する閉
空間は、車全般、またはリスニングルームのような空間
であってもよい。
る場所としてリアドア５，５にスピーカ７，７を設置し
ているが、共振の節に当たる場所であればフロントドア
でも他の場所であってもよい。また、４ドアセダン型車
室内空間を用いているが、オーディオ信号を出力する閉
空間は、車全般、またはリスニングルームのような空間
であってもよい。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、上記実施例より明らかなよう
に、閉空間に生じる共振の節に当たる部分にスピーカを
設置し、かつ共振周波数帯域信号を上記スピーカから閉
空間内に出力するようにしたので、共振周波数での音圧
の急峻な変化を抑制することができ、低音域で理想周波
数特性が得られるという効果を有する。
に、閉空間に生じる共振の節に当たる部分にスピーカを
設置し、かつ共振周波数帯域信号を上記スピーカから閉
空間内に出力するようにしたので、共振周波数での音圧
の急峻な変化を抑制することができ、低音域で理想周波
数特性が得られるという効果を有する。
【図１】図１は、本発明の一実施例におけるスピーカ装
置を示す概略ブロック図
置を示す概略ブロック図
【図２】図２は、同実施例における共振周波数での音圧
の低い部分の分布を示す図
の低い部分の分布を示す図
【図３】図３は、同実施例の作用を説明するための周波
数特性図
数特性図
１ 自動車
３ 車室内空間
５ リアドア
７ スピーカ
９ 増幅器
１０ 駆動回路
１１ オーディオ信号源
１３ ローパスフィルタ
Claims (2)
- 【請求項１】 閉空間の形状、容積、材質等により決
定される共振周波数のオーディオ信号をこの閉空間内に
出力したときに音圧が最も低くなる部分に設けたスピー
カと、このスピーカに上記共振周波数帯域信号を含む信
号を供給する駆動回路とを備えたことを特徴とするスピ
ーカ装置。 - 【請求項２】 自動車の車室の形状、容積、材質等に
より決定される共振周波数のオーディオ信号をこの車室
内に出力したときに音圧が最も低くなる部分に設けたス
ピーカと、このスピーカに上記共振周波数帯域信号を含
む信号を供給する駆動回路とを備えたことを特徴とする
スピーカ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3064381A JPH04299697A (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3064381A JPH04299697A (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | スピーカ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04299697A true JPH04299697A (ja) | 1992-10-22 |
Family
ID=13256678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3064381A Pending JPH04299697A (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | スピーカ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04299697A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007139065A1 (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-06 | Panasonic Corporation | 音響再生システム |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP3064381A patent/JPH04299697A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007139065A1 (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-06 | Panasonic Corporation | 音響再生システム |
| JP2007324892A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 音響再生システム |
| US8068617B2 (en) | 2006-05-31 | 2011-11-29 | Panasonic Corporation | Audio playback system |
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