JPH04293662A - ワーク搬送方法及びワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送方法及びワーク搬送装置

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JPH04293662A
JPH04293662A JP3083338A JP8333891A JPH04293662A JP H04293662 A JPH04293662 A JP H04293662A JP 3083338 A JP3083338 A JP 3083338A JP 8333891 A JP8333891 A JP 8333891A JP H04293662 A JPH04293662 A JP H04293662A
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vehicle body
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rotational
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Hidenori Suzuki
鈴木 英則
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワーク搬送方法及びワ
ーク搬送装置に関し、特に台車を用いワークを所定の回
転方向に略水平な回転中心回りに回転させながら搬送す
るワーク搬送方法及びワーク搬送装置に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、自動車製造工場の塗装工程におい
ては、車体を塗装ステーションや乾燥ステーションなど
の各作業ステーション間に搬送する搬送方法として、車
体を支持する複数の台車と台車を走行駆動する走行駆動
手段とを備えた車体搬送装置を用いて搬送する方法が広
く採用されている。ところで、近年、車体塗装、特に上
塗塗装においては、塗料をダレ限界以上の厚さに塗布す
ることにより、車体塗装の高品質化が進められている。 この場合、塗装後の塗料のダレを制御するため、前記車
体搬送装置においては、例えば本願出願人の出願に係る
実開昭63−126064号公報又は実願平1−341
00号に記載のように、車体を略水平な回転中心回りに
回転自在に支持する回転支持部であって、車体と回転支
持部との重心が回転中心と略一致するように構成された
回転支持部を台車に設け、回転支持部を所定の回転方向
へ回転駆動する回転駆動手段を設け、塗装ステーション
において正立位置の車体に塗装を施した後、乾燥ステー
ションにおいて、回転支持部を介して車体を回転させな
がら台車を走行させる搬送方法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報などに記載の
車体搬送装置を用いた搬送方法においては、車体を正立
位置から回転起動させる際、大きな回転起動力を要し、
そのため回転駆動手段の例えば電動モータなどの駆動源
及び構成部品が大型化するという問題がある。また、回
転起動させるときに、回転駆動手段の構成部品及び回転
支持部の構成部品などに大きな衝撃荷重が作用するため
、それら部品の耐久性が低下し、車体搬送装置の耐久性
が低下するという問題がある。更に、車体と回転支持部
との重心が回転中心と略一致するように構成されている
ので、回転駆動が停止されたときに、車体が常に正立位
置に停止するとは限らず、車体を次の工程に対して正立
位置で搬出するには、車体を正立位置に戻すための回転
駆動手段、車体の回転中に正立位置を検出する検出手段
などを別途車体搬送装置に設けなければならず、車体搬
送装置の製作コストが増加するうえ、作業能率が低下す
るという問題がある。
【0004】本発明の目的は、ワークを所定回転方向へ
小さな回転起動力でスムースに回転起動させることが出
来、回転駆動手段の小型化及びワーク搬送装置の耐久性
の向上を図り得るようなワーク搬送方法及びワーク搬送
装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るワーク搬
送方法は、台車にその回転支持部を介してワークを回転
自在に支持し、ワークを所定回転方向に略水平な回転中
心回りに回転させながら台車を走行させるワーク搬送方
法において、正立位置のときのワークと回転支持部との
重心が回転中心に対して鉛直方向の下方に偏心するよう
にワークを回転支持部に支持させ、ワークの回転を開始
させる際にワークを所定回転方向とは反対方向へ所定角
度回動させ、次に、ワークがその自重により所定回転方
向へ慣性回転中に回転支持部を回転駆動する回転駆動手
段を起動させるものである。
【0006】請求項2に係るワーク搬送装置は、台車に
ワークを略水平な回転中心回りに回転自在に支持する回
転支持部を設け、回転支持部を所定の回転方向へ回転駆
動する回転駆動手段及び台車を走行駆動する走行駆動手
段を設け、回転支持部を介してワークを所定回転方向へ
回転させながら台車を走行させるように構成してなるワ
ーク搬送装置において、前記回転支持部は、ワークと回
転支持部が正立位置のときにそれらの重心が回転中心に
対して鉛直方向の下方に偏心するように構成し、ワーク
の回転を開始する位置の上流近傍部に、ワークを所定回
転方向と反対方向へ所定角度回動させる回動手段を設け
、前記回動手段により回動させられたワークがその自重
により所定回転方向へ回転中に回転駆動手段を起動させ
る起動手段を設けたものである。
【0007】
【作用】請求項1に係るワーク搬送方法においては、ワ
ークを搬送するときには、ワーク及び台車の回転支持部
とを正立位置にし、その状態でワークをワークと回転支
持部との重心が回転中心に対して鉛直方向の下方に偏心
するように回転支持部に支持させる。次にワークの回転
を開始させる際に、ワークを所定回転方向とは反対方向
へ所定角度回動させ、次にワークがその自重により所定
回転方向へ慣性回転中に回転駆動手段を起動させて回転
支持部を回転駆動することにより、ワークを連続的に所
定回転方向へ回転させる。このように、ワークが自重に
より所定回転方向へ慣性回転中に回転駆動手段を起動さ
せて回転支持部を回転駆動するので、ワークを所定回転
方向へ極めて小さな起動力でスムースに回転起動させる
ことが出来、回転駆動手段の駆動源及び構成部品を小型
化出来る。また、回転起動させるときに、回転駆動手段
の構成部品及び回転支持部の構成部品などに大きな衝撃
荷重が作用しないため、それら部品の耐久性を高めるこ
とが出来、ワーク搬送装置の耐久性を高めることが出来
る。更に、正立位置のときのワークと回転支持部との重
心が回転中心に対して鉛直方向のより下方に偏心し、ワ
ークの回転駆動を停止させたときに、ワークが常に略正
立位置に停止するので、ワークを簡単に正立位置に位置
させることが出来、ワークを正立位置に戻すための手段
やワークの正立位置を検出するための検出手段を省略す
ることが出来、ワーク搬送装置の製作コストの低減、作
業能率の向上を図ることが出来る。
【0008】請求項2に係るワーク搬送装置においては
、ワークを搬送するときには、ワーク及び台車の回転支
持部とを正立位置にし、その状態でワークを回転支持部
に支持させる。このとき、ワークと回転支持部の重心は
回転中心に対して鉛直方向の下方に偏心している。次に
ワークが台車により回転を開始する位置の上流近傍部に
搬送されると、回動手段によりワークは所定回転方向と
反対方向へ所定角度回動される。次にワークがその自重
により所定回転方向へ回転中に起動手段により回転駆動
手段が起動し、ワークは連続的に所定回転方向へ回転す
る。このように、ワークが自重により所定回転方向へ慣
性回転中に回転駆動手段を起動させて回転支持部を回転
駆動するので、ワークを所定回転方向へ極めて小さな起
動力でスムースに回転起動させることが出来、回転駆動
手段及び起動手段を小型化出来る。また、回転起動させ
るときに、回転駆動手段、起動手段及び回転支持部の構
成部品などに大きな衝撃荷重が作用しないため、それら
部品の耐久性を高めることが出来、ワーク搬送装置の耐
久性を高めることが出来る。更に、正立位置のときのワ
ークと回転支持部との重心が回転中心に対して鉛直方向
の下方に偏心し、ワークの回転駆動を停止させたときに
、ワークが常に略正立位置に停止するので、ワークを簡
単に正立位置に位置させることが出来、ワークを正立位
置に戻すための回転駆動手段や検出手段を省略すること
が出来、ワーク搬送装置の製作コストの低減、作業能率
の向上を図ることが出来る。
【0009】
【発明の効果】請求項1に係るワーク搬送方法によれば
、前記作用の項で説明したように、ワークが自重により
所定回転方向へ慣性回転中に回転駆動手段を起動させて
回転支持部を回転駆動するので、ワークを所定回転方向
へ極めて小さな起動力でスムースに回転起動させること
が出来、回転駆動手段を小型化出来ること、回転起動さ
せるときに、回転駆動手段及び回転支持部の構成部品な
どに大きな衝撃荷重が作用しないため、それら部品の耐
久性を高めることが出来、ワーク搬送装置の耐久性を高
めることが出来ること、ワークの回転駆動が停止された
ときに、ワークが常に略正立位置に停止するので、ワー
クを簡単に正立位置に位置させることが出来、ワークを
正立位置に戻すための手段やワークの正立位置を検出す
るための検出手段を省略することが出来、ワーク搬送装
置の製作コストの低減、作業能率の向上を図ることが出
来ること、などの効果が得られる。
【0010】請求項2に係るワーク搬送装置によれば、
前記作用の項で説明したように、回転支持部を、ワーク
と回転支持部が正立位置のときにそれらの重心が回転中
心に対して鉛直方向の下方に偏心するように構成し、ワ
ークを所定回転方向と反対方向へ所定角度回動させる回
動と、ワークがその自重により所定回転方向へ回転中に
回動手段を起動させる起動手段を設けた簡単な構成で、
ワークを極めて小さな回転起動力でスムースに回転起動
させることが出来、回転駆動手段及び起動手段を小型化
出来ること、回転起動させるときに、回転駆動手段、起
動手段及び回転支持部に大きな衝撃荷重が作用しないの
で、それらの耐久性を高めることが出来、ワーク搬送装
置の耐久性を高めることが出来ること、ワークの回転駆
動を停止させたときに、ワークを簡単に正立位置に位置
させることが出来、ワークを正立位置に戻す手段やワー
クの正立位置を検出する検出手段を省略出来るので、ワ
ーク搬送装置の製作コストの低減、作業能率の向上を図
ることが出来ること、などの効果が得られる。。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、自動車製造工場の車体塗装ライ
ンの上塗工程において、台車に支持された車体を車体長
さ方向の略水平な回転中心回りに所定の回転方向へ回転
させながら台車を走行させる車体搬送方法及び車体搬送
装置に本発明を適用したものである。尚、車体の前後左
右を基準として前後左右を定義して説明する。
【0012】先ず、上塗工程UPについて簡単に説明す
る。図1に示すように、上塗工程UPには上流側から搬
入ステーションST1、上塗ステーションST2、ロッ
ク解除ステーションST3、乾燥ステーションST4及
び搬出ステーションST5が設けられ、また、上塗工程
UPには車体Bを各ステーションST1〜ST5に亙っ
て搬送する為の複数の台車10(図2参照)を備えた車
体搬送装置HSが設けられている。尚、各台車10は各
ステーションST1〜ST5を循環移送される。搬入ス
テーションST1には4組の車体固定装置が設けられ、
図示外の中塗工程において中塗りを施された車体Bはハ
ンガーにより搬入ステーションST1に搬入され、車体
固定装置により台車10に正立位置(図2参照)に固定
される。次に、車体Bは上塗ステーションST2に搬送
され、車体Bは下流側に搬送されつつ例えば約60μm
の厚さに上塗りを施され、その後、ロック解除ステーシ
ョンST3に搬送される。ロック解除ステーションST
3にはロック解除装置が設けられ、車体Bはロック解除
装置により正立位置に固定された状態から車体長さ方向
の回転中心Cr(図2参照)回りに回転可能な状態に解
除され、その状態で乾燥ステーションST4に搬送され
る。乾燥ステーションST4の上流近傍部には回動機構
60を構成するガイド部材64が設けられ、乾燥ステー
ションST4の下流側には回転駆動機構50を構成する
無端チェーン58が設けられ、乾燥ステーションST4
おいて車体Bは回動機構60により回転中心Cr回りに
リア側から視て時計方向へ所定角度回動され、次に回転
駆動機構50により回転中心Cr回りに時計方向へ連続
的に回転駆動されつつ下流側に搬送され、その間塗膜が
乾燥焼付けされる。次に、車体Bは自由回転に切換えら
れて搬出ステーションST5に搬送される。搬出ステー
ションST5には4組の車体固定解除装置が設けられ、
車体固定解除装置により車体Bは正立位置に位置決めさ
れるとともに台車10への固定を解除され、その後車体
Bはハンガにより次の工程に搬出され、台車10は搬入
ステーションST1側に移送されるようになっている。 尚、以下の説明においては、車体搬送装置HSのうち、
台車10、回転駆動機構50及び回動機構60について
説明し、車体固定装置、ロック解除装置及び車体固定解
除装置の説明は省略する。
【0013】次に、台車10について説明する。図2〜
図4に示すように、塗装工程UPの各ステーションST
1〜ST5に亙ってフロアFに前後方向向きに設けられ
た移送ラインLには、台車10が次のように設けられて
いる。台車10は、前後方向に延びるベース部11と、
ベース部11の後端と前端に夫々立設されたコラム部1
2・13と、コラム部12・13に夫々設けられ車体B
を回転中心Cr回りに回転自在に支持する回転支持部2
0・20Aなどで構成され、台車10はベース部11に
装着された支持輪14・15を介して移送ラインLに前
後方向向きに敷設されたレール1に沿って移動自在に配
設され、移送ラインLに設けられたチェ−ン式駆動機構
(図示略)により移動駆動されるようになっている。 尚、符号16はベース部11に設けられた補助転動輪で
あり、符号17は搬出ステーションST5から搬入ステ
ーションST1へ台車10が戻されるときにレール上を
転動する支持輪である。
【0014】次に、台車10の後側のコラム部12に設
けられた回転支持部20と前側のコラム部13に設けら
れた回転支持部20Aについて説明する。尚、前後の回
転支持部20・20Aは略同様な構成なので先ず後側の
回転支持部20について説明し、前側の回転支持部20
Aについては回転支持部20と同様な部材には同一の符
号を付して詳細な説明を省略し、異なる点について説明
する。図2〜図4に示すように、コラム部12の上部に
設けられたギアボックス21には、前後の軸受22を介
して軸部材23が前後方向向きに且つ回転中心Crに一
致させて回転自在に設けられ、軸部材23のギアボック
ス21から突出した前端部には、回転中心Crより下方
において前方に張出したアーム部24aと下方に延びた
延長部24bとを有する枢支部材24が設けられ、アー
ム部24aの前端には左右に所定長さ張出した支持部材
25が固着されている。支持部材25の上端の左端と右
端には夫々平面視円形の係合孔25aが凹設され、支持
部材25の前端の左端と右端には、夫々トグル式のクラ
ンプ具30が左右方向向きに設けられている。
【0015】図2・図5に示すように、枢支部材24の
延長部24bの下端には係合孔24cが前後方向向きに
形成され、回転支持部20が正立位置(枢支部材24の
延長部24bが鉛直下方に向いた位置)のときに、係合
孔24cに対向するコラム部12の部分には、回転支持
部20の回転中心Cr回りの回転を拘束するためのトグ
ル式のクランプ具30が前後方向向きに設けられている
。一方、前側の回転支持部20Aの枢支部材24Aには
、回転中心Crより下方においてアーム部24aが後方
に張出して形成されているが、延長部24bは形成され
ていない。枢支部材24Aのアーム部24aの後端には
、左右に所定長さ張出した支持部材25Aが固着され、
支持部材25Aの上端の左端と左端には夫々前後方向に
長い係合孔25bが形成され、支持部材25Aの前端の
左端と右端には、夫々クランプ具30が左右方向向きに
設けられている。尚、軸部材23Aは回転中心Crに一
致させて設けられている。このように回転支持部20・
20Aを構成することにより、図2に示すように、正立
位置の回転支持部20・20Aに車体Bを正立位置で支
持した状態では、車体Bと回転支持部20・20Aとの
重心Cwが回転中心Crに対して鉛直方向の下方に偏心
するようになっている。
【0016】ここで、車体Bのフロント側端部とリア側
端部とに取付けられている保持フレーム40について説
明する。但し、前後の保持フレーム40は同様な構成な
のでリア側端部に取付けられている保持フレーム40に
ついて説明する。図2・図4に示すように、保持フレー
ム40は、車体Bのリア側端部に下向きに固着された左
右1対の固定部材41と、支持部材25と略同長さで左
右の固定部材41に固着されて左右方向向きに設けられ
た連結部材42と、各固定部材41の下端に夫々固着さ
れた係合ピン43と、連結部材42の後端の左端と右端
とに夫々下向きに固着され下端に係合孔44aが形成さ
れた係合部材44とで構成され、左右の係合ピン43間
の距離は支持部材25の左右の係合孔25a間の距離と
等しくなっている。
【0017】次に、回転駆動機構50について説明する
。図2・図4に示すように、台車10のベース部11の
後端部には軸部材51が左右方向向きに回転自在に設け
られ、軸部材51の右端部にはスプロケット52が装着
されている。台車10のコラム部12には軸部材53が
上下方向向きに回転自在に設けられ、軸部材53の下端
には傘歯車54が装着され、傘歯車54は軸部材51に
装着された傘歯車55と噛合し、軸部材53の上端には
傘歯車56が装着され、傘歯車56は軸部材23に装着
された傘歯車57と噛合している。一方、乾燥ステーシ
ョンST4に対応する移送ラインLのうち、乾燥ステー
ションST4の上流近傍を除く部分の右部には、無端チ
ェーン58が前後方向向きに設けられ、無端チェーン5
8は駆動装置(図示略)により車体Bの搬送方向と逆方
向に回動駆動されている。尚、符号59は無端チェーン
58に設けられたガイド輪である。
【0018】ハンガーにより搬入ステーションST1の
所定位置に正立位置で搬入された車体Bは、搬入ステー
ションST1に停止している台車10に移載される。こ
のとき、前後の回転支部20・20Aは正立位置にあり
、車体Bは、前後の保持フレーム40の係合ピン43を
夫々前後の回転支持部20・20Aの対応する係合孔2
5a・25bに係合させることにより、台車10に位置
決めされる。その後、車体固定装置により、コラム部1
2のクランプ具30及び前後の回転支持部20・20A
のクランプ具30の操作レバー31が回動され、図5に
示したように、コラム部12のクランプ具30の係合ピ
ン32はスリーブ33内に退入した非ロック位置(2点
鎖線図示)からスリーブ33から突出したロック位置(
実線図示)に切換えられ、延長部24bの係合孔24c
に係合ピン32が係合することにより、回転支持部20
は正立位置にロックされ、同様に前後の回転支持部20
・20Aのクランプ具30の係合ピン32が非ロック位
置からロック位置に切換えられ、各係合ピン32が対応
する連結部材44の係合孔44aに係合することにより
、回転支持部20・20Aが回転駆動されたときにも、
車体Bが脱落しないように台車10に固定される。 このように車体Bが台車10に固定された後、台車10
が下流側に移動駆動され、上塗ステーションST2にお
いて正立位置の車体Bに上塗りが施され、次にロック解
除ステーションST3において、ロック解除装置により
コラム部12のクランプ具30の係合ピン32が非ロッ
ク位置に切換えられ、車体ヘは回転中心Cr回りに回転
可能になる。
【0019】次に、回動機構60について説明する。図
2・図4に示すように、回動機構60は、ベース部11
の後端部から突出した軸部材51の左端部に装着された
レバー部材61と、乾燥ステーションST4の上流近傍
の移送ラインLの左端に上下方向向きに固着された前後
の支持部材62・63と、L字型断面の所定長さのガイ
ド部材64とで構成され、ガイド部材64は支持部材6
2・63の上部内面に前下がりに傾斜状に且つその上壁
部64aがレバー部材61と当接可能に固着され、レバ
ー部材61は、回転支持部20が正立位置のときに鉛直
上向きになるように軸部材51に装着されている。尚、
無端チェーン58の後端とガイド部材64の前端との間
隔は所定の間隔に設定されている。
【0020】次に、前記車体搬送装置HSを用いた車体
搬送方法について説明する。前記のように、ロック解除
ステーションST3において、ロック解除装置により車
体Bが回転中心Cr回りに回転可能な状態になって乾燥
ステーションST4の上流近傍に搬送されると、レバー
部材61がガイド部材64の上壁部64aに当接し、こ
の間レバー部材61が時計回り方向に回転駆動されて軸
部材51が回転し、この回転力が傘歯車54・55と軸
部材53と傘歯車56・57を介して軸部材23に伝達
されて軸部材23が回転駆動され、図6に矢印で示した
ように、車体Bが時計回り方向に所定角度(例えば約4
5°)回転する。その後、レバー部材61がガイド部材
64を通過すると、図7に矢印で示したように、車体B
は自重により反時計回り方向に慣性回転しながら下流側
に搬送され、図8に示したように時計回り方向に慣性回
転中にスプロケット52が無端チェーン58の後端部(
これが起動手段に相当する。)と掛合し、スプロケット
71が回転駆動されて軸部材51が回転し、この回転力
が前記同様に軸部材23に伝達されて軸部材23が回転
駆動され、回転支持部20・20Aにより車体Bが時計
回り方向に連続的に回転する。その後、台車10が乾燥
ステーションST4の下流端まで移動すると、スプロケ
ット52と無端チェーン58との係合が解除されて車体
Bの回転駆動が停止され、車体Bは自由回転に切換えら
れる。次に搬出ステーションST5において、車体Bは
車体固定解除装置により正立位置に位置決めされるとと
もに台車10への固定を解除される。
【0021】このように、車体Bが自重により時計回り
方向へ慣性回転中に回転駆動機構50を起動させて回転
支持部20・20Aを回転駆動するので、車体Bを時計
回り方向へ極めて小さな起動力でスムースに回転起動さ
せることが出来、回転駆動機構50を小型化出来る。ま
た、回転起動させるときに、回転駆動機構50や回転支
持部20・20Aの構成部品などに大きな衝撃荷重が作
用しないため、それら部品の耐久性を高めることが出来
、車体搬送装置HSの耐久性を高めることが出来る。 更に、正立位置のときの車体Bと回転支持部20・20
Aとの重心Cwが回転中心Crに対して鉛直方向の下方
に偏心し、車体Bの回転駆動を停止させたときに、車体
Bが常に略正立位置に停止するので、搬出ステーション
ST5において、車体Bを簡単に正立位置に位置させる
ことが出来、車体Bを正立位置に戻すための回転駆動機
構や検出機構を省略することが出来、車体搬送装置HS
の製作コストの低減、作業能率の向上を図ることが出来
る。尚、台車10を自走式に構成することも可能である
。また、回転支持部20Aの枢支部材24Aに延長部2
4bを形成するとともに、コラム部13に延長部材24
bに対応させてクランプ具30を設け、搬入ステーショ
ンST1において、台車10に車体Bを移載するときに
、これらクランプ具30で回転支持部20・20Aを回
転不能にロックしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】上塗工程の説明図である。
【図2】台車の部分切欠側面図である。
【図3】台車の平面図である。
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】クランプ具の側面図である。
【図6】回動機構による車体の回転を示す説明図である
【図7】車体の所定方向への慣性回転を示す説明図であ
る。
【図8】車体の所定方向への回転起動を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
B    車体 Cr  回転中心 Cw  重心 HS  車体搬送装置 10  台車 20・20A    回転支持部 50    回転駆動機構 60    回動機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  台車にその回転支持部を介してワーク
    を回転自在に支持し、ワークを所定回転方向に略水平な
    回転中心回りに回転させながら台車を走行させるワーク
    搬送方法において、正立位置のときのワークと回転支持
    部との重心が回転中心に対して鉛直方向の下方に偏心す
    るようにワークを回転支持部に支持させ、ワークの回転
    を開始させる際にワークを所定回転方向とは反対方向へ
    所定角度回動させ、次に、ワークがその自重により所定
    回転方向へ慣性回転中に回転支持部を回転駆動する回転
    駆動手段を起動させることを特徴とするワーク搬送方法
  2. 【請求項2】  台車にワークを略水平な回転中心回り
    に回転自在に支持する回転支持部を設け、回転支持部を
    所定の回転方向へ回転駆動する回転駆動手段及び台車を
    走行駆動する走行駆動手段を設け、回転支持部を介して
    ワークを所定回転方向へ回転させながら台車を走行させ
    るように構成してなるワーク搬送装置において、前記回
    転支持部は、ワークと回転支持部が正立位置のときにそ
    れらの重心が回転中心に対して鉛直方向の下方に偏心す
    るように構成し、ワークの回転を開始する位置の上流近
    傍部に、ワークを所定回転方向と反対方向へ所定角度回
    動させる回動手段を設け、前記回動手段により回動させ
    られたワークがその自重により所定回転方向へ回転中に
    回転駆動手段を起動させる起動手段を設けたことを特徴
    とするワーク搬送装置。
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