JPH04293617A - 車両のサンルーフ装置 - Google Patents

車両のサンルーフ装置

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JPH04293617A
JPH04293617A JP5895891A JP5895891A JPH04293617A JP H04293617 A JPH04293617 A JP H04293617A JP 5895891 A JP5895891 A JP 5895891A JP 5895891 A JP5895891 A JP 5895891A JP H04293617 A JPH04293617 A JP H04293617A
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JP
Japan
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sunroof
sunshade
vehicle
opening
closing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5895891A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouzou Oodoi
耕三 大土井
Seiichi Omoto
大本 誠一
Takaharu Nonaka
隆治 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH04293617A publication Critical patent/JPH04293617A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、車両のサンルーフ装
置に関し、さらに詳しくはサンシェードを備えたサンル
ーフ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車業界においては、ユーザー
の多様な要求に対処すべく、例えば、車体ルーフ部に形
成された開口に、該開口を開閉自在に覆蓋するサンルー
フを設けることにより、乗員の開放感を増大させること
が行なわれている。また、前記サンルーフからの太陽光
の入射を防止すべくサンルーフの車室側に開閉自在なサ
ンシェードを配設することも行なわれている。
【0003】上記の如き構成のサンルーフ装置の場合、
サンシェードは、不要な時には前記開口に連続して設け
られた収納部に収納される構造とされることとなってい
るが、この収納スペースを小さくする必要があるところ
から、前記サンシェードを前後に分割して、前記収納部
に重ね合わせた状態で収納する方法が提案されている(
例えば、実開昭58ー25722号公報)。
【0004】ところで、サンシェードを備えた車両のサ
ンルーフ装置の場合、サンルーフの開閉作動とサンシェ
ードの開閉作動とは個別操作により行なわれるのが従来
からの通例であるが、このような構成とすると、サンル
ーフの閉め忘れあるいはサンルーフのみの開作動により
サンシェードが外方に露出した状態となることがある。 このような状態で車両を走行させていると、車体表面に
生ずる負圧によりサンシェードに吸い出し力が作用する
こととなり、サンルーフに比べて強度的に弱いサンシェ
ードがダメージを受けるおそれがある。
【0005】また、車両停車時においてサンシェードが
閉められている状態にあると、車室内からの見通しが悪
いため、サンルーフの開閉状態が確認しにくくなって、
サンルーフを閉め忘れたまま車両を走行させるおそれが
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記の如
き不具合を解消することを課題としており、サンルーフ
とサンシェードとを連動して開閉作動せしめ得るように
することにより、サンシェードのみが車体表面に露出す
るのを防止することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、車体のルーフ部に
形成された開口を開閉自在に覆蓋するサンルーフと、該
サンルーフの車室側に開閉自在に配設されるサンシェー
ドとを備えた車両のサンルーフ装置において、前記サン
ルーフおよびサンシェードをそれぞれ開閉作動させる駆
動手段と、該両駆動手段を連動させる制御回路とを付設
している。
【0008】請求項2の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項1記載の車両のサンルー
フ装置において、前記サンルーフおよびサンシェードが
共に全閉とされている状態からサンルーフを開方向に作
動させる場合において前記サンルーフ駆動手段の駆動開
始を所定時間遅らせる第1遅延回路と、前記サンルーフ
およびサンシェードが共に全開とされている状態からサ
ンシェードを閉方向に作動させる場合において前記サン
シェード駆動手段の駆動開始を所定時間遅らせる第2遅
延回路とを付設している。
【0009】
【作用】請求項1の発明では、上記手段によって次のよ
うな作用が得られる。
【0010】即ち、サンルーフおよびサンシェードは、
制御回路の作用により連動して開閉作動せしめられるこ
ととなる。なお、サンルーフおよびサンシェードは個別
にも開閉作動せしめられる。
【0011】請求項2の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0012】即ち、サンルーフおよびサンシェードが全
閉とされている状態から、サンルーフを開作動させる場
合には、サンシェードが先行して開作動されるとともに
、サンルーフおよびサンシェードが全開とされている状
態から、サンシェードを閉作動させる場合には、サンル
ーフが先行して閉作動される。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、車体のルーフ
部に形成された開口を開閉自在に覆蓋するサンルーフと
、該サンルーフの車室側に開閉自在に配設されるサンシ
ェードとを備えた車両のサンルーフ装置において、前記
サンルーフおよびサンシェードをそれぞれ開閉作動させ
る駆動手段と、該両駆動手段を連動させる制御回路とを
付設して、サンルーフおよびサンシェードが連動して開
閉作動されるようにしたので、サンルーフの閉め忘れが
防止できるとともに、車両走行中における吸い出し力に
よってサンシェードがダメージを受けるのを防止するこ
ともできるという優れた効果がある。
【0014】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
車両のサンルーフ装置において、サンルーフおよびサン
シェードが共に全閉とされている状態からサンルーフを
開方向に作動させる場合においてサンルーフ駆動手段の
駆動開始を所定時間遅らせる第1遅延回路と、サンルー
フおよびサンシェードが共に全開とされている状態から
サンシェードを閉方向に作動させる場合においてサンシ
ェード駆動手段の駆動開始を所定時間遅らせる第2遅延
回路とを付設して、サンルーフおよびサンシェードが全
閉とされている状態から、サンルーフを開作動させる場
合には、サンシェードが先行して開作動されるとともに
、サンルーフおよびサンシェードが全開とされている状
態から、サンシェードを閉作動させる場合には、サンル
ーフが先行して閉作動されるようにしたので、車両走行
時におけるサンルーフあるいはサンシェードの開閉作動
中においてサンシェードに前記吸い出し力が作用するの
を防止できるという優れた効果がある。
【0015】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本願発明の好適
な実施例を説明する。
【0016】本実施例の車両のサンルーフ装置は、図1
Aおよび図2に示すように、車体のルーフ部1の前部に
形成された開口2を開閉自在に覆蓋するサンルーフ3と
、該サンルーフ3の車室側に開閉自在に配設されるサン
シェード4と、該サンシェード4を収納すべき収納部5
とを備えている。
【0017】前記サンルーフ3は、前記開口2を覆う透
明部材からなっており、サンルーフ用ガイドレール6(
図7参照)に案内されつつサンルーフ駆動手段7(図1
Aおよび図10参照)により車体前後方向に移動可能と
されている。
【0018】前記サンシェード4は、前記開口2の車室
側に形成されたサンシェード用開口8を覆蓋することに
より、前記サンルーフ3を透過する太陽光が車室内へ入
射するのを遮断する作用を有している。
【0019】次に図3ないし図8を参照して、サンルー
フ3を開閉作動させる作動機構について説明する。
【0020】前記サンルーフ3の前端部下面には、前記
サンルーフ用ガイドレール6の外側に延びるアーム部材
9が固定されており、該アーム部材9の先端部両側には
、内向きおよび外向きの一対のガイドローラ10,11
が同軸にて枢支されている。
【0021】前記内向きガイドローラ10は、前記サン
ルーフ用ガイドレール6のガイド溝12に対して転動自
在に係合されている。
【0022】また、前記アーム部材9には、傾斜部13
bを介して連続された前方水平部13aおよび後方水平
部13cと、該後方水平部13cの後端から下向きに連
続された垂直部13dとからなるガイド溝13が形成さ
れている。なお、前方水平部13aは後方水平部13c
より上位とされている。
【0023】前記アーム部材9の外側には、前記外向き
ガイドローラ11が転動自在に係合される略垂直の垂直
ガイド溝16を有する垂直部14bと、該垂直部16b
の中間部位から後方に延びる水平部14aとからなる略
横T字状の揺動部材14が配置されている。該揺動部材
14の水平部14aには、後端部が上向きに傾斜せしめ
られた水平ガイド溝15が形成されている。
【0024】前記揺動部材14の外側には、前記揺動部
材14の水平ガイド溝15およびアーム部材9のガイド
溝13に対して摺動自在に係合するガイドピン19を有
する第1スライダー17が前後摺動自在に配置されてい
る。該第1スライダー17の後部内面には、ガイドロー
ラ20が突設されており、該ガイドローラ20は、後述
するチルトアップ機構21に後端が連結された車体前後
方向に延びる連結アーム22の外面側に形成された車体
前後方向に延びるガイド溝23に対して転動自在に係合
されている。
【0025】前記第1スライダー17は、サンルーフ駆
動手段7に対してワイヤ18を介して動力伝達可能に連
結されている。
【0026】前記チルトアップ機構21は、前記連結ア
ーム22の後端に結合され、前後摺動自在とされた第2
スライダー24と、該第2スライダー24の外側に配置
され、車体側に固定された支持具25と、該支持具25
の外側に配置されたリンク26とによって構成されてい
る。
【0027】前記第2スライダー24には、略逆V字状
のガイド溝27が形成されており、該ガイド溝27の前
後端部および中間部は、前後位置決め部27a,27b
および中間位置決め部27cとされている。
【0028】前記支持具25には、前記第2スライダー
24のガイド溝27と重合し得る位置に垂直ガイド溝2
8が形成されている。
【0029】前記リンク26の下部には、前記支持具2
5の垂直ガイド溝28および前記第2スライダー24の
ガイド溝27に対して摺動自在に係合する前部ガイドピ
ン29と、前記第2スライダー24のガイド溝27にの
み摺動自在に係合する後部ガイドピン30とが内向きに
突設されている。該前後ガイドピン29,30の間隔は
、前記ガイド溝27における前後位置決め部27a,2
7bと中間位置決め部27cとの間隔と一致せしめられ
ている。
【0030】前記リンク26の上部には、ガイドローラ
31が外向きに突設されており、該ガイドローラ31は
、前記サンルーフ3の下面に固定された車体前後方向に
延びるガイドレール32に形成された車体前後方向に延
びるガイド溝33に対して転動自在に係合されている。
【0031】また、前記第2スライダー24は、サンル
ーフ開作動時において駆動力を補助するスプリング34
によって後方側に付勢されている。
【0032】上記のように構成されたサンルーフ作動機
構は、次のように作用する。
【0033】図3および図4に示すように、サンルーフ
3が全閉状態にある際には、アーム部材9の内向きガイ
ドローラ10および外向きガイドローラ11は、サンル
ーフ用ガイドレール6のガイド溝12前端および揺動部
材14の垂直ガイド溝16下端にそれぞれ位置せしめら
れ、第1スライダー17のガイドピン19は、揺動部材
14の水平ガイド溝15前端およびアーム部材9のガイ
ド溝13における前方水平部13aに位置せしめられ、
第1スライダー17のガイドローラ20は、連結アーム
22のガイド溝23前端に位置せしめられるとともに、
リンク26の前方ガイドピン29は、支持具25の垂直
ガイド溝28上端および第2スライダー24のガイド溝
27における中間位置決め部27cに位置せしめられ、
リンク26の後方ガイドピン30は、第2スライダー2
4のガイド溝27における後方位置決め部27bに位置
せしめられ、リンク26のガイドローラ31は、ガイド
レール32のガイド溝33前端に位置せしめられている
。この時、スプリング34は伸張状態とされている。
【0034】この状態からサンルーフ駆動手段7が開方
向に駆動されると、サンルーフ駆動手段7の駆動力を伝
達された第1スライダー17が後方移動するとともに、
チルトアップ機構21における第2スライダー24もス
プリング34の補助力を受けて後方移動する。
【0035】すると、第1スライダー17の後方移動に
伴って、そのガイドピン19が、揺動部材14の水平ガ
イド溝15に規制されつつアーム部材9のガイド溝13
を後方に移動し、アーム部材9のガイド溝13における
後方水平部13cに移動する(図5参照)。上記のよう
なガイドピン19の移動に伴って、アーム部材9が少し
上動することとなって、アーム部材9の内向きガイドロ
ーラ10および外向きガイドローラ11が、サンルーフ
用ガイドレール6および揺動部材14の垂直ガイド溝1
6に沿って少し上動する。一方、チルトアップ機構21
においては、前記第2スライダー24の後方移動に伴っ
て、リンク26の前方ガイドピン29が、支持具25の
垂直ガイド溝28下端および第2スライダー24のガイ
ド溝27における前方位置決め部27aに移動し且つリ
ンク26の後方ガイドピン30が、第2スライダー24
のガイド溝27における中間位置決め部27cに移動し
、リンク26は立ち上がり姿勢となる(図6参照)。こ
のことにより、サンルーフ3はチルトアップ姿勢となる
【0036】上記作動に続いてサンルーフ駆動手段7が
開方向へ駆動されると、第1スライダー17のガイドピ
ン19が、揺動部材14の水平ガイド溝15後端に移動
するとともに、アーム部材9のガイド溝13における垂
直部13dを経て逸脱し、ガイドピン19によるアーム
部材9への規制が解除され、さらなる駆動力の伝達によ
り、第1スライダー17のガイドローラ20は連結アー
ム22のガイド溝23後端に移動し且つリンク26のガ
イドローラ31はガイドレール32の前端に移動し、サ
ンルーフ3は開状態とされる(図8参照)。
【0037】前記サンシェード4は、前記開口2の車室
側に形成されたサンシェード用開口8を車体前後に2分
割した前後寸法にほぼ匹敵する前後寸法を有する二つの
分割サンシェード4A,4Bによって構成されている。 なお、サンルーフ3は三つ以上に分割する場合もある。
【0038】前記サンシェード用開口8の両側縁には、
図1に示すように、前記分割サンシェード4A,4Bの
前後方向移動時におけるガイドとなるサンシェード用ガ
イドレール35が付設されている。一方、前記分割サン
シェード4A,4Bの両側には、該分割サンシェード4
A,4Bの前後方向移動時において前記サンシェード用
ガイドレール35にガイドされるガイドシュー36A,
36Bがブラケット37A,37Bを介して取り付けら
れている。
【0039】そして、前方側の分割サンシェード4Aの
ブラケット37Aは、サンシェード駆動手段38(図1
Aおよび図10参照)とワイヤ39を介して連結されて
おり、サンシェード駆動手段38の作動によりサンシェ
ード用ガイドレール35にガイドされつつ車体前後方向
に移動せしめられることとなっている。
【0040】また、前記前方側分割サンシェード4Aの
ブラケット37A後端には、後方側分割サンシェード4
Bとの連結を行うための連結レバー40が取り付けられ
ており、該連結レバー40の後端には、爪片41が下向
きに突設されている。該爪片41の後端面は、後方傾斜
面41aとされている。
【0041】一方、前記後方側分割サンシェード4Bの
ブラケット37B前端部には、前記連結レバー40の爪
片41が係合すべき係合孔43を有する係合片42が取
り付けられている。なお、該係合片42における係合孔
43の後端縁は、前記爪片41における後方傾斜面41
aと摺接し得る傾斜面43aとされている。このことに
より、後方側分割サンシェード4Bが移動不能状態(即
ち、収納状態)となった場合に、爪片傾斜面41aが係
合片傾斜面43aに案内されることとなって、爪片41
と係合孔43との係合が解除できることとなっている。
【0042】前記収納部5は、前記サンシェード用開口
8の後方に連続して設けられ且つ前記分割サンシェード
4A,4Bの前後寸法にほぼ匹敵する前後寸法を有して
おり、その前端には、分割サンシェード4A,4Bが出
入りする収納口44が形成されている。
【0043】そして、前記収納部5には、前記分割サン
シェード4A,4Bが重なり合った状態で収納されるこ
ととなっており、内底部には、後方側分割サンシェード
4Bの重量には抗し得るが、両分割サンシェード4A,
4Bの重量には抗し得ない程度の付勢力を備えた板スプ
リング45が配設されている(図10参照)。
【0044】上記のように構成されたサンシェード4は
次のように開閉作動する。
【0045】サンルーフ3を透過してくる太陽光が車室
内に入ってくるのを好まない場合には、前後分割サンシ
ェード4A,4Bは、連結レバー40と係合片42とを
連結した状態でサンシェード用開口8を全閉となす。
【0046】一方、太陽光の車室内への入射を許容する
場合には、両分割サンシェード4A,4Bを連結した状
態のもとに、サンシェード駆動手段38を作動させると
、両分割サンシェード4A,4Bは後方移動せしめられ
て収納部5に収納されるが、その時、先ず後方側分割サ
ンシェード4Bが収納部5に収納された後、前方側分割
サンシェード4A側の連結レバー40の爪片41が係合
片42の傾斜面43aに案内されて上方に移動して爪片
41と係合孔43との係合が解除され、その後前方側分
割サンシェード4Aは後方側分割サンシェード4Bの上
に乗り上げた状態で収納される。この時、収納部5の内
底部に配設された板スプリング45は、図10に鎖線で
示す状態から実線で示す状態に変形し、両分割サンシェ
ード4A,4Bの収納が完了する。
【0047】なお、両サンシェード4A,4Bを収納部
5から引き出す時には、サンシェード駆動手段38の作
動により前方側分割サンシェード4Aが前方移動せしめ
られて、後方側分割サンシェード4B上から離脱すると
、該後方側分割サンシェード4Bが板スプリング45の
付勢力により浮き上がり連結レバー40の爪片41が係
合片42の係合孔43に自動的に係合せしめられて両分
割サンシェード4A,4Bの連結が完了し、その後のサ
ンシェード駆動手段38の作動により両分割サンシェー
ド4A,4Bが閉作動せしめられる。
【0048】しかして、本実施例の車両のサンルーフ装
置には、図1Bに示すように、サンルーフ3を開閉作動
させるためのサンルーフ開閉スイッチ46と、サンシェ
ード4を開閉作動させるためのサンシェード開閉スイッ
チ47と、上記両スイッチ46,47からの出力に基づ
いて前記サンルーフ駆動手段7およびサンシェード駆動
手段38の作動制御を行う制御回路48と、サンルーフ
3およびサンシェード4が共に閉作動されている状態か
らサンルーフ3を開作動させる場合においてサンルーフ
駆動手段7を所定時間遅れて駆動させるための第1遅延
回路49と、サンルーフ3およびサンシェード4が共に
開作動されている状態からサンシェード4を閉作動させ
る場合においてサンシェード駆動手段38を所定時間遅
れて駆動させるための第2遅延回路50とが付設されて
いる。
【0049】前記制御回路48は、例えばマイクロコン
ピュータあるいはリレー回路により構成され、前記第1
および第2遅延回路49,50は、例えばタイマーによ
り構成されている。
【0050】上記のように構成された車両のサンルーフ
装置の作動を図11に示すフローチャートを参照して説
明する。
【0051】サンルーフ3およびサンシェード4が、図
1Aに実線で示すように、共に全閉されている状態から
、乗員がサンルーフ開閉スイッチ46を開方向に作動さ
せると(ステップS1)、ステップS2において制御回
路48からの指令によりサンシェード駆動手段38がま
ず開方向に駆動開始される一方、制御回路48からサン
ルーフ駆動手段7への指令は、第1遅延回路49を経て
伝達されることとなり、所定時間(例えば、数秒間)経
過後(ステップS3)、サンルーフ駆動手段7が開方向
に駆動開始される(ステップS4)。
【0052】即ち、サンルーフ3およびサンシェード4
が共に全閉されている状態から、サンルーフ3を開作動
させる場合には、まずサンルーフ3が開作動した後、所
定時間遅れてサンシェード4が開作動されることとなっ
ている(図1Aにおいて符号3′および4′参照)。従
って、サンルーフ3のみが開作動されて、サンシェード
4が外部に露出するということがなくなるところとなり
、車両走行時において車体ルーフ部1表面に生ずる負圧
によってサンシェード4が吸い出し力を受けることがな
くなる。また、サンルーフ3の開作動中においても、サ
ンルーフ3より先行してサンシェード4が開作動される
ところから、開作動中においてサンシェード4に吸い出
し力が作用することもなくなる。
【0053】ステップS1において、NOと判定された
場合(即ち、サンルーフ開閉スイッチ46が非作動とさ
れている場合)において、乗員が車室内への太陽光取り
入れを希望してサンシェード開閉スイッチ47を開方向
に作動させると(ステップS5)、直ちにサンシェード
駆動手段38が開方向に駆動開始されてサンシェード4
が開作動せしめられる(ステップS6)。つまり、この
場合、サンシェード4は単独に開作動せしめられるので
ある。
【0054】その後、乗員がサンルーフ開閉スイッチ4
6を開方向へ作動させると(ステップS6)、直ちにサ
ンルーフ駆動手段7が開方向に駆動開始されてサンルー
フ3が開作動せしめられる(ステップS6)。つまり、
この場合、サンルーフ3は単独に開作動せしめられるの
である。
【0055】上記のようにしてサンルーフ3およびサン
シェード4が共に全開されている状態から、乗員がサン
シェード開閉スイッチ47を閉方向に作動させると(ス
テップS9)、ステップS10において制御回路48か
らの指令によりサンルーフ駆動手段7がまず閉方向に駆
動開始される一方、制御回路48からサンシェード駆動
手段38への指令は、第2遅延回路50を経て伝達され
ることとなり、所定時間(例えば、数秒間)経過後(ス
テップS11)、サンシェード駆動手段38が閉方向に
駆動開始される(ステップS12)。
【0056】即ち、サンルーフ3およびサンシェード4
が共に全開されている状態から、サンシェード4を閉作
動させる場合には、まずサンルーフ3が閉作動した後、
所定時間遅れてサンシェード4が閉作動されることとな
っている。従って、サンシェード4のみが閉作動されて
、サンシェード4が外部に露出するということがなくな
るところとなり、車両走行時において車体ルーフ部1表
面に生ずる負圧によってサンシェード4が吸い出し力を
受けることがなくなる。また、サンシェード4の閉作動
中においても、サンシェード4より先行してサンルーフ
3が閉作動されるところから、閉作動中においてサンシ
ェード4に吸い出し力が作用することもなくなる。
【0057】ステップS9において、NOと判定された
場合(即ち、サンシェード開閉スイッチ47が非作動と
されている場合)において、乗員がサンルーフ開閉スイ
ッチ46を閉方向に作動させると(ステップS13)、
直ちにサンルーフ駆動手段7が閉方向に駆動開始されて
サンルーフ3が閉作動せしめられる(ステップS14)
。つまり、この場合、サンルーフ3は単独に閉作動せし
められるのである。
【0058】その後、乗員が車室内への太陽光の取り入
れを希望しないでサンシェード開閉スイッチ47を閉方
向へ作動させると(ステップS15)、直ちにサンシェ
ード駆動手段38が閉方向に駆動開始されてサンシェー
ド4が閉作動せしめられる(ステップS16)。つまり
、この場合、サンシェード4は単独に閉作動せしめられ
るのである。
【0059】なお、ステップS4における制御により、
サンルーフ3およびサンシェード4が全開とされた後に
おける制御は、ステップS9以降の制御と同じである。
【0060】上記したように、本実施例によれば、サン
ルーフ3およびサンシェード4が共に全閉あるいは全開
とされている状態から、サンルーフ3あるいはサンシェ
ード4を開閉作動せしめる場合には、開作動時において
はサンシェード4がサンルーフ3より先行して作動し、
閉作動時においてはサンシェード4がサンルーフ3に追
従することとなっているため、サンルーフ3の閉め忘れ
がなくなるとともに、サンシェード4が、車両走行時に
おける吸い出し力を受けることがなくなり、サンシェー
ド4がダメージを受けることがなくなる。
【0061】なお、その他の場合には、サンルーフ3あ
るいはサンシェード4の開閉作動は個別に行なわれるた
め何等問題はない。
【0062】上記実施例では、サンルーフ3をルーフ部
1の外方へ向かって開作動せしめるようにしているが、
ルーフ部1の内方に向かって開作動させる場合もある。
【0063】本願発明は、上記実施例の構成に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本願発明の実施例にかかる車両のサンルーフ
装置を示す概略断面図である。
【図1B】本願発明の実施例にかかる車両のサンルーフ
装置における駆動手段制御回路を示すブロック図である
【図2】本願発明の実施例にかかるサンルーフ装置を備
えた車両ルーフ部を示す平面図である。
【図3】本願発明の実施例にかかる車両のサンルーフ装
置におけるサンルーフ全閉時の前部拡大断面図である。
【図4】本願発明の実施例にかかる車両のサンルーフ装
置におけるサンルーフ全閉時の後部拡大断面図である。
【図5】本願発明の実施例にかかる車両のサンルーフ装
置におけるサンルーフチルトアップ時の前部拡大断面図
である。
【図6】本願発明の実施例にかかる車両のサンルーフ装
置におけるサンルーフチルトアップ時の後部拡大断面図
である。
【図7】本願発明の実施例にかかる車両のサンルーフ装
置におけるサンルーフ全開時の前部拡大断面図である。
【図8】本願発明の実施例にかかる車両のサンルーフ装
置におけるサンルーフ全開時の後部拡大断面図である。
【図9】本願発明の実施例にかかる車両のサンルーフ装
置におけるサンシェード全閉時の前部拡大断面図である
【図10】本願発明の実施例にかかる車両のサンルーフ
装置におけるサンシェード収納状態を示す拡大断面図で
ある。
【図11】本願発明の実施例にかかる車両のサンルーフ
装置における駆動手段制御の手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1はルーフ部、2は開口、3はサンルーフ、4はサンシ
ェード、7はサンルーフ駆動手段、38サンシェード駆
動手段、46はサンルーフ開閉スイッチ、47はサンシ
ェード開閉スイッチ、48は制御回路、49は第1遅延
回路、50は第2遅延回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  車体のルーフ部に形成された開口を開
    閉自在に覆蓋するサンルーフと、該サンルーフの車室側
    に開閉自在に配設されるサンシェードとを備えた車両の
    サンルーフ装置であって、前記サンルーフおよびサンシ
    ェードをそれぞれ開閉作動させる駆動手段と、該両駆動
    手段を連動させる制御回路とが付設されていることを特
    徴とする車両のサンルーフ装置。
  2. 【請求項2】  前記サンルーフおよびサンシェードが
    共に全閉とされている状態からサンルーフを開方向に作
    動させる場合において前記サンルーフ駆動手段の駆動開
    始を所定時間遅らせる第1遅延回路と、前記サンルーフ
    およびサンシェードが共に全開とされている状態からサ
    ンシェードを閉方向に作動させる場合において前記サン
    シェード駆動手段の駆動開始を所定時間遅らせる第2遅
    延回路とが付設されていることを特徴とする前記請求項
    1記載の車両のサンルーフ装置。
JP5895891A 1991-03-08 1991-03-22 車両のサンルーフ装置 Pending JPH04293617A (ja)

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JP5895891A JPH04293617A (ja) 1991-03-22 1991-03-22 車両のサンルーフ装置
US08/132,153 US5372401A (en) 1991-03-08 1993-10-05 Sliding roof for an automobile

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2617592A1 (en) 2012-01-20 2013-07-24 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Control apparatus for opening and closing members
US8720986B2 (en) 2011-10-28 2014-05-13 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Opening-and-closing member control apparatus
US8814257B2 (en) 2012-04-02 2014-08-26 Yachiyo Industry Co., Ltd. Vehicle roof device

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