JPH04288148A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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Publication number
JPH04288148A
JPH04288148A JP3076954A JP7695491A JPH04288148A JP H04288148 A JPH04288148 A JP H04288148A JP 3076954 A JP3076954 A JP 3076954A JP 7695491 A JP7695491 A JP 7695491A JP H04288148 A JPH04288148 A JP H04288148A
Authority
JP
Japan
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data
projection
fan beam
opposing
ray
Prior art date
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Pending
Application number
JP3076954A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Nakazawa
哲夫 中澤
Yasushi Miyazaki
靖 宮崎
Shinichi Uda
右田 晋一
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ら旋走査で得たファン
ビームら旋データからCT画像を得るX線CT装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ファンビームX線源と多チャンネルX線
検出器とを回転させながら、被検体を体軸方向に移動さ
せて、被検体上でのら旋走査を行うCT装置は公知であ
る(特開昭59−111738号、特開昭62−871
37号)。特開昭59−111738号は、CT画像を
ら旋走査によって得る例を開示する。特開昭62−87
137号は、ら旋走査によってCT画像を得るのに、距
離配分に従った補間例を開示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開昭59−1117
38号は、ら旋走査によってCT画像を得る際の種々の
手法を開示するが、具体的な方法となると今一つ定かで
ない。
【0004】特開昭62−87137号は、ら旋走査で
得たら旋データから、任意のスライス面での360゜分
の投影データを、求めるための補間例を開示する。この
360゜分の投影データを補間により求めるためには、
2計測周期分(360゜×2)のら旋データを必要とす
る。然るに、CT画像にぼけが発生しやすいとの問題が
ある。
【0005】例えば、ベッド移動速度が、1スキャン(
360゜回転)当り10mmとすると、補間処理に用い
るデータの幅は20mmとなる。ファンビームに厚みが
存在し、厚みが10mmとした場合でも、実質的なスラ
イス厚はさらに厚くなり、CT画像のぼけの原因になる
。ここで、ファンビームの厚みとは、ファンビームの形
成する扇形平面に直角方向のX線の厚みとの意であり、
零からある幅までの可変設定の厚みのことを云う。
【0006】更に、特開昭62−87137号は、1つ
のスライス面での360゜分の投影データを求めるため
の期間を2周期分から1周期分(360゜分)に短縮す
るための走査例を開示する。この走査法は、患者ベッド
を順方向のみでなく逆方向にも移動してら旋走査を行い
、この順方向の360゜分のら旋データと逆方向の36
0゜分のら旋データとで、360゜分の投影データを得
ようとするものである。この走査法では、順方向の36
0゜分と逆方向の360゜分とが重なり合うため、実質
的に360゜分の範囲のら旋データで360゜分の投影
データを得ることができる。然るに、患者に対して順逆
2回にわたりX線を照射させるため、被曝線量が2倍に
なり、被検体にとって好ましくないことも有りうる。
【0007】本発明の目的は、1スライス面用の投影デ
ータ算出に必要なら旋データの期間を、実質的に少なく
してなるX線CT装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】本発明のX線CT装置は
、ら旋走査で得た計測ファンビームら旋データから、任
意のスライス位置でのファンビーム投影データを得、該
投影データから任意のスライス位置でのCT画像データ
を再構成によって求めるX線CT装置において、前記計
測ファンビームら旋データと同じ投影角を有する、18
0゜対向のファンビームら旋データを、上記計測ファン
ビームら旋データを利用して求める手段と、上記同一投
影角の、計測ファンビームら旋データと求めた180゜
対向のファンビームら旋データと患者ベッド移動速度(
又は患者ベッド位置)とから補間処理よって任意のスラ
イス面での上記投影角でのファンビーム投影データを求
める手段と、該スライス面での各投影角のファンビーム
投影データを再構成してCT画像データを得る手段と、
より成る(請求項1)。
【0009】
【作用】本発明によれば、計測ファンビームら旋データ
と同じ投影角を有する180゜対向のファンビームら旋
データを算出し、この同一投影角の2つのら旋データと
患者ベッド移動速度(又は患者ベッド位置)とから補間
処理によって上記投影角での投影データを求める。
【0010】
【実施例】図2は本実施例で使用するR−R方式のX線
CT装置の外観図である。X線CT装置では、X線管装
置(X線発生装置)1とX線検出器2、X線管用高電圧
発生器(図示せず)、及び患者ベッド3より成る。X線
管装置1とX線検出器2は互いに患者ベッド3の被検体
を挟んで対向した位置関係にある。この対向した位置関
係のもとで、X線管装置1とX線検出器2は連続回転さ
せる。この連続回転のために、X線管装置1への高電圧
装置からの高電圧はスリップリングを介して給電させた
。X線管装置1とX線検出器2はフレームに一体的に塔
載させ、フレーム(スキャナ)にスリップリング機構を
付けて高電圧を供電させた。患者ベッド3は、スキャナ
の回転において体軸方向に移動できる。
【0011】今スキャナは、ある固定された回転面で連
続して、且つ高速に回転させる。この時、患者ベッド3
をガントリ開口部4へ挿入し、所望の断層面を含む範囲
内で走査する。この走査に先だって走査位置決めを行な
う。位置決めは、図3より、撮影開始の基準となる最初
の断層面6をスキャナ回転面からある距離aだけ手前に
位置決めされる。距離aは患者ベッドの移動速度が一定
になるまでの余裕をもち、スキャナ及び患者ベッドが回
転及び移動開始後、その速度が定常状態になるB面(距
離b)において連続X線の曝射を被検体5に開始する。 この場合の距離bは、補間処理によって、任意のスライ
ス位置の投影データを得るには、前後周期の投影データ
及び対向データが必要であるため、計測し始め及び終了
後に余分にデータが必要である。患者ベッドが最終断層
面7を距離bだけ過ぎたB’面まで達するとX線の曝射
は停止され、患者ベッドは減速しA’面で停止する。こ
の様に、患者ベッドを走査中に移動することにより、静
止した被検体から見て、図4の(イ)、(ロ)に示す様
にら旋上に走査される。ここで、図4の(イ)は、計測
ファンビームら旋データの軌跡8、(ロ)は計測ファン
ビームら旋データ8と計測ファンビームら旋データから
算出した対向ファンビームら旋データの軌跡9を示す例
である。
【0012】本発明は、180゜対向するファンビーム
ら旋データを算出することに1つの特徴を持つが、ら旋
走査でない従来の被検体固定位置の場合でも、180゜
対向するファンビーム投影データを算出する例がある。 この従来での180゜対向データを算出する目的は、再
構成用のデータとして利用したい目的、投影データから
透視データを求める場合に利用したい目的等にある。
【0013】この従来例での180゜対向データの算出
法を以下で説明する。図5は180゜対向データの説明
図である。X線源1はファンビームX線の発生源であり
、このX線源1に対向してマルチチャンネル型X線検出
器2が配置されている。両者は対向した関係を維持した
まま、回転中心点Cを中心として360゜回転し、これ
により360゜分の投影データを検出する。かかる走査
系において、180゜対向データとは互いに直交関係と
なる向かい合ったチャンネルのデータを云う。例えば図
5で、投影角β=0゜の中心チャンネルに対する180
゜対向データは、β=180゜の位置における中心チャ
ンネルのデータを云う(直線P1が直交関係を示す経路
である。)また、β=0゜の位置における開始チャンネ
ル番号CH1に対する、直交チャンネルはβ=180゜
+2αの投影角での最終チャンネル番号CHnであり、
この直交の系路はP2で示してある。ここで、2αとは
、ファンビームの開き角であり、αとは半分のチャンネ
ルの開き角である。中心チャンネルの開き角を0゜とし
、左右に±αの角度をとる座標系でも同じである。
【0014】かかる180゜対向ビームを数式によって
示す。対向するチャンネルのデータをQ(α(i)、β
(j))、Q(α(k)、β(l))とする。ここで、
α(i)とは、チャンネル番号iの開き角度、β(j)
とは投影角番号βの投影角、α(k)とは投影角β(j
)とチャンネル開き角度α(i)で定まるチャンネルに
180゜対向する、チャンネル番号kの開き角、β(l
)とは投影角β(j)とチャンネル開き角α(i)で定
まるチャンネルに180゜対向する、チャンネルの属す
る投影角を云う。即ち、図5でみれば、β=0゜におけ
るチャンネル1の計測データがQ(α(i)、β(j)
)であり、β=180゜+2αにおけるチャンネルnの
計測データがQ(α(k)、β(l))となる。 α(i)、α(k)、β(j)、β(l)は以下の関係
式となる。
【0015】   α(k)=−α(i)             
                 …(1)  β(
l)=β(j)+(180゜−2α(i))     
 …(2)即ち、(1)、(2)式となる如き関係の投
影角、チャンネル開き角のチャンネル相互が180゜対
向チャンネルとなり、その180゜対向チャンネルでそ
れぞれ得られるデータが180゜対向データである。尚
、投影角番号j、チャンネル番号iと、投影角β(j)
、チャンネル開き角α(i)とは以下の関係になってい
る。
【0016】   β(j)=β0+j×Δβ           
                 …(3)  α(
i)=α0+i×Δα               
             …(4)ここで、β0とは
j=0における投影角、Δβは1投影角当りの角度、α
0とはi=0におけるチャンネル開き角、Δαは1チャ
ンネル当りの開き角である。従って、Q(α(i)、β
(j))なるデータと180゜対向するデータは、(1
)、(2)式を満たす如きα(k)、β(l)でのデー
タQ(α(k)、β(l))となる。
【0017】尚、180゜対向データQ(α(k)、β
(l))が実際に計測データとして存在すれば、データ
処理によって見つけ出せるが、実際に存在しない事もあ
りうる。あくまで(1)、(2)式は理論式であり、Δ
β、Δαの値いかんによってはα(k)、β(l)なる
位置にチャンネルが存在しないことがあるためである。 このような場合には、α(k)、β(l)で定義される
位置の近傍の、一点の計測データをそのままα(k)、
β(l)の位置での値に仮想的に当てはめるとか、α(
k)、β(l)で定義される位置の近傍の、2点の計測
データを抽出し、この2点の計測データを単純平均処理
又は距離配分に従った補間処理によってα(k)、β(
l)の位置の計測データとして求めるとかの方法を採用
する。この後者の観点に立つ処理例を以下に示す。
【0018】先ず(2)式の(180゜−2α)が投影
角ピッチ角度Δβの何倍であるかを示す倍数値ΔJを定
義する   ΔJ=(180゜−2α)/Δβ        
            …(5)倍数値ΔJをガウス
記号で表示すると、  Δj=[ΔJ]       
                         
    …(6)となる。これによって、Δjが実際に
存在する投影角番号の、相対値となる。この相対値Δj
とΔJとの差をδとすると、   δ=ΔJ−Δj                
                    …(7)と
なる。差分δは、理論値としてのΔJとガウス記号で求
めた実際の相対投影角との差分であり、前述の距離に相
当する。そこで、理論値としてのΔJの代わりに、その
近傍の2点の投影角のデータを補間処理して、ΔJ用に
充当する。補間式は、以下となる。
【0019】   Qc(α(k)、β(l))=(1−δ)・Q(α
(k)、β(j+Δj))  +δ・Q(α(k)、β
(j+Δj+1))          …(8)(8
)式で、ΔjとΔj+1とが近傍の2値のデータ位置を
示す。ここで、k=n−i(nは全チャンネル数)、l
=j+Δjである。尚、クォータオフセット検出器等を
用いる場合には、さらにチャンネル間の補間処理も必要
となる。
【0020】以上、この一連の処理を全チャンネル(i
=1〜n)、全投影角(j=1〜m:mは1周期当りの
投影数)に対して実行すれば対向データが得られる。
【0021】本発明では、かかる被検体固定のもとでの
180゜対向データを得る考え方を、ら旋データから1
80゜対向データを求めるために応用した点が1つの特
徴である。
【0022】ら旋走査の場合、被検体をスキャンする際
患者テーブルはある速度を持って移動するので、計測デ
ータQ(α(i)、β(j))は各投影角によってZ方
向(患者テーブル移動方向)のずれが生じる。このZ方
向のずれの成分をZ(j)とすると、以下の式で表すこ
とが出来る。   Z(j)=j・(T/m)           
               …(9)ここで、Tは
ベッドの移動速度であり、jは、j=0〜R−1(但し
、Rは全投影数)である。従って、計測データQ(α(
i)、β(j))は、Z方向のずれの成分Z(j)を考
慮しなければならない。即ち、計測データQ(α(i)
、β(j))但し、パラメータjはずれ成分Z(j)を
構成となる。よって、180゜対向データにおいても、
Q(α(k)、β(l))についての(8)式の補間式
及びずれ成分は以下の如く成る。
【0023】   Qc(α(k)、β(l))=(1−δ)・Q(α
(k)、β(j+Δj))  +δ・Q(α(k)、β
(j+Δj+1))          …(10)但
し、ずれ成分Z(l)=(j+Δj)・(T/m)ここ
で、Δj=[ΔJ]=(180゜−2α(i))/Δβ
の関係があるから、対向データのZ成分Z(l)は、Z
(k、l)で表現できる。
【0024】よって、従来の対向データの算出方法をら
旋走査に適用すると、各投影角、各チャンネルによりZ
方向成分が異なる。ら旋走査における対向データの各チ
ャンネルと従来の計測データの各チャンネルのZ方向成
分の関係は図6の様になる。図6で、従来の計測データ
は、Z成分の変動なきため、チャンネル方向に対して一
定Z成分となるが、ら旋走査の場合には、対向データに
あっては、Z成分が存在するため、チャンネル方向にた
いして直線傾斜を呈する(ΔZは単位Z成分)。
【0025】図7は横軸にZ方向位置、縦軸にX線源高
さ(位置)とした、ら旋走査の軌跡図を示す。実線がら
旋走査で得たファンビーム計測ら旋データQ(i、j)
としての軌跡、点線が180°対向ファンビームら旋デ
ータR(i、j)としての軌跡を示す。ここで、180
°対向ファンビームら旋データをR(i、j)として表
現した。このら旋データR(i、j)としての軌跡とは
、本実施例で計測ら旋データQ(i、j)から抽出し、
又は、算出した180°対向デ−タとしての軌跡である
。尚、図で、Tとは、1計測周期である。
【0026】図7で、任意のスライス位置SPのCT画
像デ−タを求めるためには、この位置SPでの360°
分の投影デ−タを、1周期Tに存在するQ(i、j)と
R(i、j)との補間処理によって求めることが必要で
ある。但し、この補間処理とは、前述の180°対向チ
ャンネルに利用した補間処理と異なるものであり、特開
昭62ー87137号で開示した補間処理に相当する。
【0027】図7を用いて、スライス位置SPでのCT
画像デ−タを得るためのやり方を説明する。 (イ)、180°対向デ−タの算出…これは、前述した
通りであり、この結果、図7の点線で示す軌跡の180
°対向デ−タが得られる。スライス位置SPでのCT画
像を得るためには、180°対向デ−タは、区間Tに存
在するデ−タだけを利用する。 (ロ)、投影デ−タの算出(1)…特開昭62ー871
37号と略同じような補間処理によって求める。即ち、
任意の投影角β(j)での投影デ−タD(α(i)、β
(j))は、この投影角β(j)の実線の計測軌跡上の
点P1と点線の180°対向軌跡上の点P2とのデ−タ
Q(α(i)、β(j))とR(α(i)、β(j))
との、距離配分に従った線形補間法によって求める。こ
の補間式は以下となる。
【0028】   D(α(i)、β(j))=(1−W)・R(α(
i)、(j))  +W・Q(α(i)、β(j)) 
                   …(11)こ
こで、Wは補間係数(重み係数)であり、P1からSP
までの距離をrとした時には、   W=2r/T                 
                     …(12
)となる。
【0029】360°のデ−タの中で、0°〜180°
までの投影デ−タは、点線軌跡上のZ1位置〜P1〜Z
2位置までの180°対向デ−タと、実線軌跡上のZ2
位置〜P2〜Z3位置までの計測デ−タと、を各投影角
毎に(11)式に従った補間式によって求める。180
°〜360°までの投影デ−タは、実線軌跡上のZ1位
置〜P3〜Z2位置までの計測デ−タと、点線軌跡上の
Z2位置〜P4〜Z3位置までの180°対向デ−タと
、を各投影角毎に(11)式に従った補間式によって求
める。図7で、l1部分が0°〜180°分の投影デ−
タを埋め合わせせる部分、l2部分が180°〜360
°分の投影デ−タを埋め合わせる部分である。
【0030】尚、図7では、0°〜180°、180°
〜360°の投影デ−タを求める場合の計測デ−タの区
間及び180°対向デ−タの区間設定は、上記以外の例
も種々存在することは云うまでもない。
【0031】(ハ)、投影デ−タの算出(2)…しかし
、(11)式で対向デ−タを補間に用いており、対向デ
−タは各投影、各チャンネルによって、Z方向にずれの
成分を持っている。このZ方向のずれの成分は、(11
)式の中では補間の重み係数wに影響する。Z方向ずれ
の成分を考慮すると、wが一定でなくなり、各投影、各
チャンネルで変化する。したがって、Z(i、j)を用
いてwを書き換えると       w=(Z(i、j)+r)/(Z(i、j
)+(T/2))…(12)となる。
【0032】ここで図8に計測デ−タと対向デ−タの各
チャンネルのZ方向成分の関係を図示する。図8の(イ
)において、実線が計測デ−タ用の軌跡であり、破線が
対向デ−タ用の軌跡である。図8の(ロ)はある周期の
任意の投影角番号jの対向デ−タと計測デ−タでの各チ
ャンネルのZ方向のずれである。この図8からスライス
位置SP1においてiチャンネルのZ方向の補間処理は
計測デ−タのQ(i、j)と対向デ−タR(i、j)の
線形補間からもとめられるがスライス位置がSP2であ
る場合、iチャンネルのZ方向の補間をするには、対向
デ−タR(i、j)とQ(i、j)より一周期前の計測
デ−タが必要となる。よって、所望するスライス位置の
投影デ−タを求めるには各チャンネルによって補間の重
み係数が異なり、用いる計測周期も異なることを考慮し
なければならない。以上のように、この処理を360度
全方向(全投影角)、全チャンネルについて実行すれば
、任意のスライス位置SPの投影デ−タが得られる。
【0033】(ニ)、CT画像デ−タの算出…スライス
位置SPで求めた360°分の投影デ−タを再構成処理
してCT画像デ−タを得る。
【0034】本発明のX線CT装置の実施例を図1に示
す。X線CT装置は、X線発生装置1、X線検出器2、
計測デ−タ収集回路10、計測デ−タ2次元バッファメ
モリ11、対向デ−タ算出回路12、対向データ2次元
バッファメモリ13、投影データ形成回路14、フィル
タ補正回路15、逆演算回路16、CRT17より成る
。 X線発生装置1…ファン状X線ビームを発生する。 X線検出器2…透過X線ビームの検出を行なう多チャン
ネル検出素子より成る。 デ−タ収集回路10…多チャンネルのX線検出器2の検
出値をプリアンプ、AD変換等の処理を行ない計測デ−
タP(i、j)を得る。 計測デ−タ2次元バッファ11…i×jのアドレスを持
つバッファであり、計測デ−タを格納する。 対向デ−タ算出回路12…計測デ−タバッファ12に格
納されている計測デ−タから、対向デ−タを算出する。 対向デ−タ2次元バッファ13…i×jのアドレスを持
つバッファであり、対向デ−タを格納する。 投影データ形成回路14…任意のスライス位置が指定さ
れると、その位置における投影デ−タを補間等を利用し
て作成する。 フィルタ補正回路15…ぼけ補正を行なう。 逆投影角演算回路16…フィルタ補正回路14のフィル
タリング後の出力を逆投影する。これにより、CT画像
デ−タを得る。 CRT17…CT画像デ−タから階調処理をして得たC
T画像をスライス像として表示を行なう。
【0035】動作を説明する。X線発生装置1とX線検
出器2とは予じめ定めた平面上を連続的に回転している
。この状態で被検体を乗せた患者ベッド3がある速度を
もって移動する。この移動の過程で被検体にX線発生装
置1から連続X線が曝射される。これにより得られる透
過X線は、X線検出器2で検出され、デ−タ収集回路1
0で各種の前処理およびAD変換される。かくして、計
測デ−タPを得る。この計測デ−タPは引数i、jをア
ドレスとする計測デ−タバッファ11に格納される。 被検体の測定範囲全域にわたって同様に計測デ−タPを
得、計測デ−タバッファ11に格納する。対向デ−タ算
出回路12は対向デ−タを算出し、引数i、jをアドレ
スに持つ対向デ−タバッファ13に対向デ−タを格納す
る。対向デ−タバッファに対向デ−タが埋まった後に形
成回路14は計測デ−タ、対向デ−タおよび患者ベッド
の移動距離から前述のアルゴリズムに応じた補間処理に
よって、所望するスライス像の投影デ−タを得る。次に
、得られた投影デ−タはフィルタ補正回路15でぼけ補
正処理をうけ、ぼけ補正処理後の投影デ−タは逆投影演
算回路16で逆投影処理され、所望するスライス像を得
る。CRT17がスライス像を表示する。
【0036】ファンビームX線CT装置において、投影
デ−タからスライス像を再構成するアルゴリズムとして
は、検出されたファン状X線ビームデ−タをそのまま逆
投影するダイレクト法と、ファン状X線ビームデ−タを
並行ビームデ−タに変換してから逆投影するアレンジ法
などが知られているが、本発明はそれらのアルゴリズム
や世代によらず効果を発揮することができる。
【0037】また本発明は、対向デ−タを補間処理に用
いているため補間に用いるデ−タの幅は、特開昭62ー
87137号に示した従来例の約半分となり、補間精度
は高くなる。さらに、対向デ−タは計算により算出して
いるため、逆方向のスキャンを必要とせず、被検体に対
する被曝線量は増加しない。
【0038】本実施例によれば、患者ベッドを移動する
だけで間断なく走査ができ、高速な連続スキャンが可能
となる。したがって、心臓を撮影の目的とするカーディ
アックスキャンをする場合などのロスタイムをなくすこ
とができ、肝臓、脳等のダイナミックスキャンをする場
合などのロスタイムをなくすことができ、しかも、撮影
時間の短縮、患者スループットの向上などの効果がある
。また、検出器を円筒状に固定配置させたSーR(ステ
ーショナリーローティション)型のX線CT装置等で効
果がある。尚、補間法としては線形補間の他に、2次、
3次等の高次補間も可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、被検体の測定部位に対
して連続スキャンを実行でき、かくして得たら旋状デー
タより断層面での投影デ−タを得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線CT装置の実施例図である。
【図2】本発明のX線CT装置の適用例を示す図である
【図3】本発明のら旋走査での開始〜終了までのシーケ
ンスの説明図である。
【図4】本発明のら旋走査軌跡を示す図である。
【図5】本発明の180°対向デ−タの説明図である。
【図6】本発明のZ成分のチャンネル方向との関連図で
ある。
【図7】本発明の計測デ−タと180°対向デ−タとの
軌跡を示す図である。
【図8】本発明のチャンネルデ−タへのZ成分による補
正を説明する図である。
【符号の説明】
1  X線源 2  マルチチャンネル型X線検出器 10  デ−タ収集回路 11、13  2次元バッファ 12  対向デ−タ演算回路 14  投影データ形成回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ら旋走査で得た計測ファンビームら旋
    データから、任意のスライス位置でのファンビーム投影
    データを得、該投影データから任意のスライス位置での
    CT画像データを再構成によって求めるX線CT装置に
    おいて、前記計測ファンビームら旋データと同じ投影角
    を有する、180゜対向のファンビームら旋データを、
    上記計測ファンビームら旋データを利用して求める手段
    と、上記同一投影角の、計測ファンビームら旋データと
    求めた180゜対向のファンビームら旋データと患者ベ
    ッド移動速度(又は患者ベッド位置)とから補間処理に
    よって任意のスライス面での上記投影角でのファンビー
    ム投影データを求める手段と、該スライス面での各投影
    角のファンビーム投影データを再構成してCT画像デー
    タを得る手段と、より成るX線CT装置。
JP3076954A 1991-03-15 1991-03-15 X線ct装置 Pending JPH04288148A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001204723A (ja) * 1999-12-30 2001-07-31 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 任意のピッチをもつマルチスライスct撮像のための部分的スキャン重み付け

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JP2001204723A (ja) * 1999-12-30 2001-07-31 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 任意のピッチをもつマルチスライスct撮像のための部分的スキャン重み付け

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