JPH04288143A - Nmrイメージング装置を使用した高速流れ測定方式 - Google Patents

Nmrイメージング装置を使用した高速流れ測定方式

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JPH04288143A
JPH04288143A JP3222466A JP22246691A JPH04288143A JP H04288143 A JPH04288143 A JP H04288143A JP 3222466 A JP3222466 A JP 3222466A JP 22246691 A JP22246691 A JP 22246691A JP H04288143 A JPH04288143 A JP H04288143A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の分野は核磁気共鳴イメー
ジングの方法および装置である。更に詳しくは、本発明
は流れてまたは動いている対象のNMR画像を作成する
ための方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気モーメントを持つどの核もそれが中
に配置された磁界の方向に自身を揃えようとする。しか
し、そうする際、核は磁界の強さおよび特定の核種の性
質(核の磁気回転比γ)の性質によって決まる特性角周
波数(ラーモア周波数)で上記の方向を中心にして歳差
運動を行う。この現象を示す核をここでは「スピン」と
呼ぶ。
【0003】人体組織のような物質に一様な磁界(分極
磁界B0 )が加えられたとき、組織内のスピンの個々
の磁気モーメントはこの分極磁界と揃おうとするが、そ
れを中心としてそれらの特性ラーモア周波数でランダム
な順序に歳差運動を行う。分極磁界の方向に正味磁気モ
ーメントMzが作成されるが、垂直平面すなわち横平面
(x−y平面)のランダムな方向を向いた磁気成分は相
互に相殺する。しかし、x−y平面の中にありラーモア
周波数に近い磁界(励起磁界B1 )が物質すなわち組
織に加えられると、正味の、揃えられたモーメントMz
を回転または「傾けて」x−y平面に入れられることに
より、正味横磁気モーメントMtが作成され、これはラ
ーモア周波数でx−y平面内で回転すなわちスピンする
。 正味磁気モーメントMzが傾けられる程度、したがって
正味横磁気モーメントMtの大きさは主として、印加さ
れる励起磁界B1 の時間長と大きさによって決まる。
【0004】この現象の実際的な価値は励起信号B1 
の終了後に、励起されたスピンが放出する信号に存在す
る。簡単な装置では、励起されたスピンが受信コイル内
に振動する正弦波信号を誘導する。この信号の周波数は
ラーモア周波数であり、その初期振幅A0 は横磁気モ
ーメントMtの大きさによって決定される。放出信号の
振幅Aは時間tとともに次式のように指数関数的に減衰
する。
【0005】
【数1】 減衰定数1/T2 * は磁界の均一性、および「スピ
ン−スピン緩和」定数または「横緩和」定数と呼ばれる
T2 によって左右される。T2 定数は完全に均一な
磁界で励起信号B1 が除去された後にスピンの揃った
歳差運動が位相外しされる指数速度に逆比例する。
【0006】NMR信号の振幅Aに寄与するもう一つの
重要な要素はスピン格子緩和プロセスと呼ばれ、これは
時定数T1 で特徴付けられる。これは正味磁気モーメ
ントMの、その平衡値への、磁気分極(z)の軸に沿っ
た復帰を記述する。T1 時定数はT2 より長く、医
学的に関心のある殆どの物質ではずっと長くなる。
【0007】本発明に特に関連するNMR測定は「パル
スNMR測定」と呼ばれる。このようなNMR測定は励
起期間と信号放出期間に分けられる。このような測定は
サイクリックに行われ、NMR測定が多数回繰り返され
ることにより、各サイクルの間に異なるデータが累積さ
れる。すなわち、対象の中の異なる位置で同じ測定が行
われる。非常に様々な予備励起手法が知られており、こ
れらの手法では大きさ、継続時間、および方向が異なる
1個以上の励起パルス(B1 )が印加される。このよ
うな励起パルスは狭い周波数スペクトル(選択的励起パ
ルス)を有していてもよく、あるいはある範囲の共鳴周
波数にわたって横磁化Mtを生じる広い周波数スペクト
ル(非選択的励起パルス)を有していてもよい。従来技
術は特定のNMR現象を利用するように設計され、NM
R測定プロセスの特定の問題を克服する励起手法を充分
にそなえている。
【0008】NMRを使って画像を作成するとき、対象
内の特定の位置からNMR信号を得るための手法が用い
られる。通常、イメージングすべき領域(関心のある領
域)は使用している特定の局部化法に応じて変わる一連
のNMR測定サイクルによって走査される。結果として
得られる受信したNMR信号の組をディジタル化し、処
理することにより、多数の周知の再構成手法の中の一つ
を使って画像が再構成される。このような走査を行うた
め、勿論、対象内の特定の位置からのNMR信号を引き
出す必要がある。これは分極磁界B0 と同じ方向を持
つがx、yおよびzの各軸に沿って勾配を持つ磁界(G
x、Gy、およびGz)を用いることによって行われる
。各NMRサイクルの間にこれらの勾配の強さを制御す
ることによって、スピン励起の空間分布を制御すること
ができ、結果として得られるNMR信号の位置を識別す
ることができる。
【0009】画像を再構成するためのNMRデータは多
重角投影再構成およびフーリエ変換(FT)のような多
数の利用可能な手法の一つを使って収集することができ
る。通常、このような手法には、順次構成される複数の
ビュー(view)から成るパルスシーケンスが含まれ
る。各ビューは一つ以上のNMR実験を含むことができ
、各実験に少なくともRF励起パルスおよび磁界勾配パ
ルスが含まれることにより、空間情報が符号化されて結
果のNMR信号となる。周知の通り、NMR信号は自由
誘導減衰(FID)とすることができ、あるいはスピン
エコー信号とすることが好ましい。
【0010】しばしば「スピンワープ」(spin−w
arp)と呼ばれる周知のFT手法の一変形を参照して
、本発明の実施例を詳細に説明する。このスピンワープ
手法についてはフィジックス・イン・メディシン・アン
ド・バイオロジー誌(Physics  in  Me
dicine  and  Biology,  Vo
l.  25,  pp.  751−756  (1
980))所載のダブリュー・エー・エデルシユタイン
他の論文「スピンワープNMRイメージングおよび全身
用イメージングへの応用」に述べられている。
【0011】要約すると、スピンワープ手法はNMRス
ピンエコー信号の取得に先立って可変振幅位相符号化磁
界勾配パルスを用いることにより、空間情報をこの勾配
の方向に位相符号化する。例えば二次元構成(2DFT
)では、一つの方向に沿って位相符号化勾配(Gy)を
印加することによりその方向で空間情報が符号化された
後、位相符号化方向に直角な方向に読み出し磁界勾配(
Gx)が存在する状態でスピンエコー信号が取得される
。スピンエコー取得の間、存在する読み出し勾配は空間
情報を直角方向に符号化する。通常の2DFTパルスシ
ーケンスでは、スキャンの間に取得される一連のビュー
で位相符号化勾配パルスGyの大きさを増分(△Gy)
することにより一組のNMRデータが作成され、これか
ら全体の画像を再構成することができる。
【0012】関心のある領域の中のスピンの動きまたは
流れを測定するための多数の周知のNMR手法がある。 これらの中に「飛行時間(time−of−fligh
t)」法が含まれている。この飛行時間法では、スピン
のボーラス(塊)が特定の上流の位置を通過するときボ
ーラスが励起され、結果として生じる横磁化の状態を下
流の位置で調べることによりボーラスの速度が決定され
る。この方法は多年パイプ内の流れを測定するために使
用され、近年は人間の手足の血流を測定するために使用
されてきた。この方法の例は米国特許第3,559,0
44号、第3,191,119号、第3,419,79
3号、および第4,777,957号に開示されている
【0013】第二の流れ測定手法は流入/流出法である
。この方法では、単一の局所化されたボリューム(容積
)またはスライスが励起され、短時間後に結果の横磁化
を調べることにより、ボリュームまたはスライスから流
出した励起スピンの影響およびボリュームまたはスライ
スに流入した別に励起されたスピンの影響が測定される
。この方法の例が米国特許第4,574,239号、第
4,532,473号、および第4,516,582号
に述べられている。
【0014】動きまたは流れを測定するための第三の手
法は磁界勾配を通って流れるスピンの生じるNMR信号
は速度に比例した位相シフトを示すという事実に基づい
ている。測定サイクルの間の速度がほぼ一定である流れ
の場合、NMR信号の位相の変化は次式で与えられる。
【0015】       Δφ=γM1 v           
                         
      (1)但し、M1 は磁界勾配の第一のモ
ーメント、γは磁気回転比、vはスピンの速度である。 他の発生源により生じる位相シフトによるこの測定の誤
差を消去するため、米国特許第4,609,872号に
述べられているように異なる磁界勾配モーメントで少な
くとも2回測定を行うのが普通のやりかたである。この
とき任意の位置に於ける二つの測定の間の位相差は次式
のようになる。
【0016】       Δφ=γΔM1 v          
                         
     (2)異なる磁界勾配モーメントで二つの完
全な走査を行ない、取得されたデータ配列の各位置で再
構成画像の測定位相を減算することにより、絶えず動く
スピンの速度を正確に測定する位相マップが作成される
【0017】上記のように、完全な走査は多数のビュー
で構成され、各走査は少し異なる位置符号化磁界勾配パ
ルスで行われる。例えば、スピンワープシーケンスでは
、各ビューは異なる位相符号化勾配パルス振幅を用いて
おり、完全な走査は一連のこのようなビューを実行する
ことによって遂行される。上記の速度イメージング法が
正しく動作するためには、走査全体の間存在する速度が
ほぼ一定でなければならない。しかし、人間が対象の場
合は、これは当てはまらない。何故なら、血液は心臓周
期の関数として拍動的に流れ、走査の間のビューごとに
速度が異なる。スピン速度のこのような変動によって位
相シフトが生じるので、予防策を講じなければ画像アー
チファクトが生じる。このような予防策には、米国特許
第4,751,462号に述べられているような心臓同
期ゲーティング法または米国特許第4,710,717
号に述べられているような高速走査手法の使用が含まれ
る。しかし、これらの方法はともに長いデータ取得時間
を必要とする。
【0018】上記の式(2)が正確であるのは、各ボク
セル(voxel )すなわち容積要素内のすべてのス
ピンが同じ一定速度で動いているときだけである。都合
の悪いことに医療イメージングでは、関心のある視野に
静止しているスピンと動いているスピンの両方が含まれ
ているということと速度測定が静止スピンによってゆが
められるということが殆ど常に当てはまる。この問題に
対する一つの既知の解答は多数の異なる磁界勾配モーメ
ントで位相測定を行い、これらの測定に対してフーリエ
変換を行うことである。この「MRドップラー」手順に
よって各ボクセルでスピンの速度分布が得られるが、こ
の場合もデータの収集にかなり長い時間を必要とする。
【0019】
【発明の概要】本発明は静止スピンと混ざった運動スピ
ンの重みつき平均速度を測定するための方法および装置
を提供するものである。更に詳しく述べると本発明では
、基準磁界勾配モーメントでNMR測定が行われて結果
のNMR信号S1 が記憶され、△M1 だけ増大した
磁界勾配モーメントで第二のNMR測定が行われて結果
のNMR信号S2 が記憶され、−△M1 だけ増大し
た磁界勾配モーメントで第三のNMR測定が行われて結
果のNMR信号S3 が記憶され、第一のNMR信号S
1 と第二のNMR信号S2 との差(S1 −S2 
)が計算され、第一のNMR信号S1 と第三のNMR
信号S3 との差(S1 −S3 )が計算され、差(
S1 −S2 )と差(S1 −S3 )の複素比(R
)が計算され、そして磁界勾配モーメントの変化△M1
 とスピンの磁気回転比とに比例した値で複素比Rの位
相を割ることにより運動スピンの速度が計算される。
【0020】本発明の全般的な目的は静止スピンの存在
によって生じる不正確さなしに運動スピンの重みつき平
均速度を測定することである。二つのNMR測定を行っ
て位相差から速度を計算するのではなくて、本発明では
一連の三つのNMR測定、および運動スピンだけにより
生じる位相差に基づいて速度を測定する一組の計算を行
なう。その結果、平均により多数の静止スピンの零速度
が取り込まれることによって生じる不正確さが除去され
る。
【0021】本発明のもう一つの目的は心臓同期ゲーテ
ィング法を必要とすることなく拍動流の正確な測定とイ
メージングを行うことである。走査の各ビューに対して
三つの測定を早いシーケンスで行うことができるので、
各ビューの間スピンの速度はほぼ不変のままになる。
【0022】本発明のもう一つの目的は走査時間を過度
に長くすることなくNMR測定の正確さを改善すること
である。従来の速度測定シーケンスは少なくとも二つの
別々の測定を必要とするのに対して、本発明は第三の測
定を必要とする。各測定に対する走査時間はほぼ同一で
あるので、本発明では総走査時間が50%増大する。こ
れはMRドップラー手法で必要とされる走査時間よりも
大幅に短い。
【0023】本発明により、静止スピンが存在する状態
で運動スピンの流れを正確かつ迅速に測定することが可
能となる。第一のステップは次式のようなNMR信号S
1 を作成する基準測定を行うものである。
【0024】       S1 =Ss +Sm         
                         
       (3)但し、Ssは静止スピンが生じる
複素信号であり、Smは磁界の不均一性による静止スピ
ンと運動スピンとの間の位相シフトを含む、運動スピン
により生じる複素信号である。
【0025】次に、△M1 に等しい増分第一モーメン
トを有する速度感応化磁界勾配で第二の測定が行われる
。 結果として得られる信号S2 は次式で表される。
【0026】       S2 =Ss +Sm eiφ     
                         
    (4)但し、φ=γΔM1 v v=運動スピンの速度 γ=スピンの磁気回転比 △M1 =磁界勾配の第一モーメントの増分次に、−△
M1 に等しい増分第一モーメントを有する速度感応化
磁界勾配で第三の測定が行われる。結果として得られる
信号S3 は次式で表される。
【0027】       S3 =Ss +Sm e−iφ    
                         
     (5)次に、S1 とS2 との差およびS
1 とS3との差が計算され、次のように表すことがで
きる。
【0028】       S1 −S2 =Sm [1−eiφ] 
                         
(6)      S1 −S3 =Sm [1−e−
iφ]                      
    (7)次に、次式のように、この二つの差の複
素比の負数が計算される。
【0029】
【数2】 分子と分母に(1−eiφ)を乗算することにより、こ
の比は次のように簡単化される。
【0030】
【数3】 ここでeiφ= cos(φ)+i sin(φ)の関
係を使用した。したがつて、Rの逆正接は運動スピンが
経験する位相シフト増分に等しい。すなわち、次式のよ
うになる。
【0031】
【数4】 この位相は−(S1 −S2 )/(S1 −S3 )
の虚数部分の実数部分に対する比の逆正接として計算す
ることができる。φの計算値をγ△M1 で割ることに
より、静止スピンの影響を受けない運動スピンの重みつ
き平均速度に等しい運動スピンの速度に対する値が得ら
れる。式(10)の逆正接はフォートラン(FORTR
AN)のATAN2のような四象限逆正接であることが
好ましい。
【0032】本発明の更にもう一つの目的は血管内の速
度を測定するための簡略化された迅速な方法を提供する
ことである。特定の位相符号化値で三つの測定を行い、
読み出し方向で一次元フーリエ変換を行うことにより、
特定の位置での速度を計算することができる。この位置
が血管の位置に対応する場合には、本発明を使って血管
内の血液の速度を素早く計算することができる。
【0033】本発明の更にもう一つの目的は、それから
通常の画像を再構成することができ、またそれから画像
の任意の位置で運動スピンの速度を計算することができ
るNMRデータを作成するための方法を提供することで
ある。
【0034】本発明の上記および他の目的および利点は
以下の説明から明らかとなる。説明では付図を参照する
が、付図は本明細書の一部を構成し、本発明の一実施例
を図示している。しかし、このような実施例は必ずしも
本発明の全範囲を表すものではないので、本発明の範囲
の解釈に当たっては請求の範囲を参照しなければならな
い。
【0035】
【実施例の説明】図1は本発明を含み、ゼネラルエレク
トリック社(General  Electric  
Company)から「シグナ」(S1GNA)という
商標名で販売されている好ましいNMR装置の主要構成
要素をブロック図形式で示したものである。装置全体の
動作はデータゼネラル社(Data  General
)のMV4000のような主コンピュータ101を含む
ホストコンピュータ装置によって制御される。コンピュ
ータ100にはインタフェース102が含まれており、
これを介して複数のコンピュータ周辺装置および他のN
MR装置構成要素が主コンピュータ101に結合されて
いる。 コンピュータ周辺装置の中には磁気テープ駆動装置10
4があり、主コンピュータ101の指示のもとにこれを
使って患者のデータおよび画像データをテープに保管す
ることができる。処理した患者データは画像ディスク記
憶装置110に格納してもよい。取得したデータの予備
処理と画像再構成のため配列プロセッサ106が使用さ
れる。画像プロセッサ108の機能は拡大、画像比較、
グレースケール調整、実時間データディスプレーのよう
な対話型画像ディスプレー操作を可能にすることである
。コンピュータ装置100にはディスクデータ記憶装置
112を使用するなまの(すなわち画像構成前の)NM
Rデータを記憶するための手段が含まれている。操作卓
116もインタフェース102を介して主コンピュータ
101に結合されており、これにより操作者は患者の検
査に関連するデータ、ならびに較正、走査の開始および
終了のようなNMR装置の正しい動作に必要な付加的な
データを入力する手段が得られる。操作卓はディスクま
たは磁気テープに記憶された画像をディスプレーするた
めにも使用される。
【0036】コンピュータ装置100は装置制御器11
8および勾配増幅装置128によってNMR装置を制御
する。コンピュータ100は熟練した当業者には周知の
方法でイーサネット(Ethernet)回線網のよう
な直列通信回線網によつて装置制御器118と通信する
。装置制御器118には、パルス制御モジュール(PC
M)120、無線周波数トランシーバ122、ステータ
ス制御モジュール(SCM)124、および全体を12
6で表した電源のような数個の装置が含まれている。 PCM120はプログラム制御のもとに主コンピュータ
101が発生する制御信号を使って、勾配コイル励起を
制御するディジタル波形ならびにRF励起パルスを変調
するためトランシーバ122で使用されるRFエンベロ
ープ波形を発生する。勾配波形はGx増幅器130、G
y増幅器132、およびGz増幅器134で構成される
勾配増幅装置128に印加される。各増幅器130、1
32、134は磁石アセンブリ146の一部であるアセ
ンブリ136の中の対応する勾配コイルを励起するため
に使用される。付勢されると、勾配コイルは磁界勾配G
x、GyおよびGzを発生する。
【0037】トランシーバ122、RF増幅器123お
よびRFコイル138の発生する無線周波数パルスと組
み合わせて勾配磁界を使用することにより、空間情報が
符号化されて、検査している患者の領域から出てくるN
MR信号となる。パルス制御モジュール120から与え
られる波形制御信号はトランシーバ122がRF搬送波
の変調およびモード制御のために使用する。送信モード
では、送信器はRF電力増幅器123に無線周波数信号
を供給する。次に、RF電力増幅器123は主磁石アセ
ンブリ146の中にあるRFコイル138を励磁する。 患者の中の励起されたスピンが放射するNMR信号が送
信に使用されるのと同じRFコイルまたは異なるRFコ
イルによって検知される。信号はトランシーバ122の
受信部で検出、増幅、復調、ろ波、およびディジタル化
される。処理された信号はインタフェース102とトラ
ンシーバ122を結合する専用の片方向、高速ディジタ
ルリンク105によって主コンピュータ101に送られ
る。
【0038】PCM120およびSCM124は独立な
装置であり、両者とも直列通信リンク103により主コ
ンピュータ101、患者位置ぎめ装置152等の周辺装
置と通信し、また相互に通信する。PCM120および
SCM124はそれぞれ、主コンピュータ101からの
命令を処理するためにインテル(Intel)8086
のような16ビットのマイクロプロセッサを含む。SC
M124には、患者のクレードル(cradle)の位
置および可動患者位置合わせ光扇状ビーム(図示しない
)の位置に関する情報を取得するための手段が含まれて
いる。主コンピュータ101はこの情報を使って画像デ
ィスプレーおよび再構成パラメータを修正する。SCM
124は患者輸送および位置合わせ装置の作動のような
機能の開始も行う。
【0039】勾配コイルアセンブリ136およびRF送
受信コイル138は分極磁界を作成するために使用され
る磁石の穴の中に取り付けられる。磁石は患者位置合わ
せ装置148、シム(shim)コイル電源140、お
よび主磁石電源142を含む主磁石アセンブリの一部を
構成する。主電源142を用いて、磁石の生じる分極磁
界を適切な動作強度である1.5テスラとした後、主電
源142を切り離す。
【0040】外部発生源からの干渉を最小限にするため
、磁石、勾配コイルアセンブリ、RF送受信コイル、お
よび患者取り扱い装置を含むNMR装置構成要素は全体
を144で表したRFシールド室に入れられている。 シールドは一般に部屋全体を囲む銅またはアルミニウム
の遮蔽網によって行われる。遮蔽網は装置の発生するR
F信号を封じ込める役目を果たすとともに、室外で発生
したRF信号から装置を遮蔽する。
【0041】特に図1および2に示すようにトランシー
バ122には、電力増幅器123を介してコイル138
AでRF励起磁界を発生する構成要素およびコイル13
8Bに結果として誘導されるNMR信号を受信する構成
要素が含まれている。RF励起磁界のベースすなわち搬
送波の周波数は周波数シンセサイザ200が作成する。 周波数シンセサイザ200は主コンピュータ101から
通信リンク103を介して一組みのデイジタル信号を受
ける。これらのディジタル信号は出力201に生じなけ
ればならない周波数を1ヘルツの分解能で示す。この命
令されたRF搬送波が変調器202に印加される。変調
器202では線203を介して受けた信号に応じてRF
搬送波が周波数変調および振幅変調を受ける。結果のR
F励起信号はPCM120から線204を介して受けた
制御信号に応じてターンオンおよびターンオフされる。 線205を介して出力されるRF励起パルスの大きさは
送信減衰回路206によって減衰される。送信減衰回路
206は主コンピュータ101から通信リンク103を
介してディジタル信号を受ける。減衰されたRF励起パ
ルスはRF送信コイル138Aを駆動する電力増幅器1
23に印加される。
【0042】やはり図1および図2に示すように、被検
体の中の励起されたスピンが生じるNMR信号は受信コ
イル138Bによってピックアップされ、受信器207
の入力に印加される。受信器207はNMR信号を増幅
する。次に、これは主コンピュータ101からリンク1
03を介して受けたディジタル減衰信号によって定まる
量だけ減衰される。受信器207もPCM120から線
208を介して与えられる信号によってターンオンおよ
びターンオフする。これにより、遂行している特定の取
得が必要とする期間だけNMR信号が取得される。
【0043】受信されたNMR信号が直角検出器209
によって復調されることにより、二つの信号IおよびQ
が作成される。この二つの信号はエイリアシング防止(
anti−aliasing)フィルタを介して、まと
めて215と表されている一対のアナログーディジタル
変換器に結合されている。直角検出器209はまた第二
の周波数シンセサイザ210からRF基準信号を受ける
。これを用いて、直角検出器209はRF基準と同相で
あるNMR信号(I信号)の成分の振幅およびRF基準
と直角であるNMR信号(Q信号)の成分の振幅を検知
する。
【0044】受信したNMR信号のI成分およびQ成分
は取得周期全体にわたって32kHzのサンプリング速
度でA/D変換器215によって継続的にサンプリング
され、ディジタル化される。NMR信号のI成分とQ成
分の各々に対して256個のディジタル数の組が同時に
取得され、これらのディジタル数は直列リンク105を
介して主コンピュータ101に伝えられる。各サンプル
対は複素数I+iQであると考えられる。
【0045】図1のNMR装置は一連のパルスシーケン
スを遂行することにより、所望の速度画像を再構成する
のに充分なNMRデータを収集する。特に図3Aに示す
ように、第一のパルスシーケンスは通常の一次モーメン
ト無効化勾配エコーシーケンスであり、その中でGzス
ライス選択勾配パルス301が存在する状態で選択的R
F励起パルス300が被検体に印加される。励起パルス
300はフリップ(flip)角αを有し、αの代表的
な値は30°である。スライス選択勾配パルス301の
生じる位相シフトに対してFIDを補償するため、そし
てFIDをz軸に沿った速度に対して鋭敏でないように
するため、Gz勾配コイルが負のGz勾配パルス304
の後に正のGz勾配パルス305を発生する。例えば、
一つの方法はパルス301と同じ幅であるが符号が逆の
パルス304を使うことであり、パルス305はパルス
301に対して幅は半分であるが、高さは同じである。 パルス304および305がz軸に沿って速度を補償す
るが、加速度およびより高次の運動を補償するためのよ
り複雑な勾配波形も熟練した当業者には知られている。
【0046】NMR信号303を位置符号化するため、
RF励起パルス300の印加後間もなく位相符号化Gy
勾配パルス306が被検体に印加される。当業者には周
知の通り、完全な走査は一連のこれらのパルスシーケン
スで構成され、一連の、たとえば256個の離散的な位
相符号化値を通ってGy位相符号化パルスが進むことに
より、y軸に沿ってNMR信号を生じるスピンの位置が
突き止められる。NMR勾配エコー信号303を取得す
るときに作成され、NMR信号303を周波数符号化す
るGx勾配パルス307により、x軸に沿った位置が突
き止められる。Gy位相符号化勾配パルス306と異な
り、Gx読み出し勾配パルス307は走査全体の間、一
定の値に留まる。勾配エコー303を作成し、これをx
軸に沿った速度に感動しないようにするため、パルス3
07に先立って勾配パルス308および309が作成さ
れる。これを遂行するため多数の周知の方策があるが、
一つの方法ではパルス309がパルス307と同じ幅で
あるが、極性が逆になる。
【0047】後で更に詳しく説明するように、本発明を
実施するため、各々が一つの方向に沿った異なる流れ感
度をそなえた三つの完全なデータセットが必要とされる
。好ましい実施例では、三つのセットに対するデータは
インタリーブ形式で取得される。この手法では、異なる
流れ感度を有する三つの測定値が位相符号化勾配の一つ
の値で取得される。次に位相符号化値が変えられ、この
新しい位相符号化値で三つの測定が三つの流れ感度で行
われる。すべての位相符号化値が使用される迄、このプ
ロセスが継続される。取得されたデータは次に三つのデ
ータセットに並び替えられ、各データセットは三つの流
れ感度の内の一つを有する。このインタリーブ手法は他
の運動(たとえば呼吸運動)による影響が最小になるの
で好ましいが、以下の説明では次の流れ符号化を使用す
る前に三つのデータセットがそれぞれ完全に取得される
ものとして本発明の説明を行う。
【0048】NMR信号303がトランシーバ122に
よって取得され、256個の複素数の1行にディジタル
化され、この256個の複素数は主コンピュータ101
のメモリに記憶される。Gy位相符号化勾配の各々の値
に対して、NMR信号303が作成、取得、ディジタル
化され、256個の別の行に記憶される。したがって、
走査完了時に二次元(256×256)マトリックスの
複素数がコンピュータ101に記憶される。流れ感応化
勾配が印加されないときに作成されるこれらのNMR信
号はフーリエ変換して通常のNMR画像とすることがで
きる。これらの流れ補償される信号はここでは信号S1
 と呼ぶことにする。NMR信号S1 についての重要
な事実はパルスシーケンスに付加的な速度感応化勾配モ
ーメントが含まれないということである。これは図3A
に第一の走査全体にわたって零である勾配GM で表さ
れる。
【0049】第一の走査の間にS1 信号の配列が取得
された後、第二の走査を行うことにより信号S2 の第
二の配列が取得される。使用されるパルスシーケンスは
図3Aに示されたものと同じであるが、相違点は勾配G
M がこのときGM の方向に沿った速度に信号S2 
を感応させる値となっている点である。これは図3Bに
示されており、ここではGM は負の勾配パルス310
の後に正の勾配パルス311が続く双極性波形となって
いる。各パルス310、311で形成される面積(A)
は同一であり、各勾配パルス310、311の中心は互
いに時間間隔(t)だけ隔たっている。したがって、G
M 勾配で与えられる増分モーメント(△M1 )は△
M1 =A×tであり、この勾配モーメント△M1 は
RF励起パルス300の印加後で信号303の取得前に
印加される。勾配モーメントGM は別の勾配磁界とし
て示されているが、実際にはこれはGx、ならびにGy
およびGz勾配磁界を作成するのと同じコイルによって
作成される。適切な振幅のGx、ならびにGyおよびG
z勾配磁界を組み合わせることにより、勾配モーメント
GM を空間内の任意の方向に向けて、その方向の流れ
に感応させることができる。例えば、スライス選択方向
の流れに感応させるのが極めて一般的であり、この場合
には勾配モーメントGM はGz勾配コイルだけで作成
される。
【0050】NMR信号S2 の第二の配列が取得され
、記憶された後、信号S3 の第三の配列が取得される
。これは第三の走査の間に行われる。この第三の走査で
は、図3Aのパルスシーケンスが用いられるが、−△M
1 のモーメントを生じるように図3Cに示すように勾
配モーメントGM が変更される。これは勾配パルス3
12および313で行われ、勾配パルス312および3
13は勾配パルス310および311と同様であるが、
方向が逆になっている。256個のNMR信号S3 が
取得され、コンピュータ101に記憶された後、データ
取得段階が完了し、データ処理段階が開始される。
【0051】熟練した当業者には明らかなように、本発
明のデータ取得段階の多数の変形が可能である。他のN
MRパルスシーケンスを用いることができる。更に、前
に述べたように、三つのデータセットS1 、S2 お
よびS3 の取得はインタリーブする(はさみ込む)こ
とができる。例えば、位相符号化勾配Gyの各の値に対
して三つの信号S1 、S2 およびS3 全部を連続
して取得することができる。また、米国特許第4,44
3,760号に述べられているように信号対雑音比を改
善するため、または装置誤差を相殺するため各位相符号
化勾配Gyで多重シーケンスを遂行してもよい。勾配G
M を使って勾配モーメント△M1 を作成するのにも
多数の異なるやり方がある。例えば、勾配パルス310
−313は異なる形状とすることができる。あるいはそ
れらを時間的に分離して増分第一モーメント△M1 を
大きくしてもよい。 また、静磁界の不均一性の望ましくない影響を変えるた
めに180°RFパルスを使用するスピンエコーシーケ
ンスを用いることができる。熟練した当業者には知られ
ているように、180°RFパルスを使用した場合、1
80°RFパルスの両側に配置された同じ極性の勾配ロ
ーブによって増分第一モーメントを作成することができ
る。更に、S1 、S2 およびS3 を作成するため
に使用されるパルスシーケンスの間の主要な違いは測定
すべき運動方向に沿った勾配波形の第一モーメントであ
る。実施例では、第一のデータセットS1 がモーメン
ト無効化シーケンスで取得された。このようにする必要
はない。 S2 を取得するために使用されるパルスシーケンスの
第一モーメントがS1を取得するために使用されるそれ
より△M1 大きく、S3 を取得するために使用され
る第一モーメントがS1 を取得するために使用される
それより△M1 小さければ、適正なデータが取得され
る。また、モーメントの変更は付加的なパルスの挿入で
はなくてシーケンスの既存のパルスの振幅を変えること
によって行うことができる。勿論、逆のモーメント−△
M1 を作成するために、両方の勾配パルスの増分振幅
変更の極性が逆転される。
【0052】各ボクセルを静止成分と運動成分に分解し
て速度画像を作成するための三つのデータセットS1 
、S2 およびS3 の処理が図4に示されている。す
べての処理は蓄積プログラムの命令の指示のもとに主コ
ンピュータ101で実行される。取得されたNMRデー
タの三つのデータセットS1 、S2 およびS3 は
ブロック320、321および322で示される複素数
の256×256の配列として記憶される。プロセスの
第一のステップはこれらのデータセットの各々に対して
二次元複素フーリエ変換を遂行することにより、それら
が表す画像をk空間から実空間に変換することである。 これは通常のNMR画像を作成するために使用されるの
と同じ変換であり、結果は複素画像S1 ′,S2 ′
およびS3 ′であり、これらはブロック323−32
5で示される三つの配列に記憶される。
【0053】次に、変換された信号S1 ′とS2 ′
の差が計算され、結果が256×256要素の差配列3
26に記憶される。S1 ′配列324およびS2 ′
配列323の各要素は複素数であり、S2 ′配列32
3の各要素の実数部および虚数部をS1 ′配列324
の対応する各要素のそれぞれの実数部および虚数部から
減算することにより差配列326の要素D1 (x,y
)が形成される。次に同様の手順に従って、変換された
S1 ′信号とS3 ′信号との差を計算することによ
り、256×256要素の差配列327のD2 (x,
y)が作成される。
【0054】次に、差配列326および327の値を使
用して、256×256要素の比配列328の要素が計
算される。差配列326および327の対応する要素の
複素比の負数を決めることにより、比配列328の各要
素R(x,y)が計算される。
【0055】
【数5】 処理の最終ステップは256×256要素の速度配列3
29の要素V(x,y)を計算するものである。これは
次式のように比配列328の各要素R(x,y)の位相
を定数値で割ることによって行われる。
【0056】
【数6】 但し、γは磁気回転比であり、△M1 は増分磁界勾配
モーメントである。次に、要素V(x,y)を用い、各
要素V(x,y)をディスプレーの対応する画素にマッ
ピングすることにより通常の方法で画像を作成すること
ができる。
【0057】上記の処理ステップにより、イメージング
対象の各ボクセルを静止信号成分および運動信号成分に
分解することができる。前に述べたように、走査を構成
する各ビューに対してボクセルの運動が一定でなければ
、アーチファクトが生ずる。また、運動の時間依存性は
容易にはわからない。下記のデータ処理ステップにより
、時間とともに変わる流れを取得したデータS1 、S
2 およびS3 から調べることができる。この場合も
図5に示すように、蓄積プログラムの命令の指示のもと
に主コンピュータ101で処理が実行される。取得され
たNMRデータの三つのデータセットS1 、S2 お
よびS3 はブロック520、521、および522で
示される複素数の256×256の配列として記憶され
る。各行は各位相符号化値に対して取得されたデータで
あり、各列は信号読み出し中の時点である。これらのデ
ータに対して行方向に一次元フーリエ変換を行うことに
より、k空間のデータ(S1 、S2 およびS3 )
がハイブリッド空間のデータに変換される。ここで、配
列の一方の方向は空間読み出し方向に対応し(実空間)
、他方の方向はまだ位相符号化値である(k空間)。
【0058】一次元変換の結果はS1 ″、S2 ″お
よびS3 ″と表され、ブロック523、524、およ
び525に記憶される。特定の位置(x,ky )での
複素数には、ブロック524の水平位置に対応するx位
置でのイメージング対象の列のすべてのスピンからの情
報が含まれる。列の中の異なるy位置のスピンからの寄
与には、使用される位相符号化勾配値が生じる異なる相
対位相シフトがある。ここで、Ssが位相符号化勾配の
影響を含む列内の静止スピンから受けた総信号であるも
のとし、同様に、Smが運動スピンからの総信号である
ものとすると、S1 ″(x,ky )はSs+Smに
等しい。
【0059】S2 ″の同じ位置(x,ky )の複素
数にも、同じ列のスピンについての情報が含まれており
、位相符号化勾配の使用による影響も含まれている。列
の静止スピンからの寄与はSsであり、S1 ″の場合
と同じである。これはパルスシーケンスの変更(図3A
対図3B)は静止信号には影響を及ぼさないからである
。しかし、運動スピンは第一モーメントが変わることに
よりφの増分位相を持つことになる。したがって、運動
スピンからの寄与はSm eiφであり、S2 ″(x
,ky )=Ss +Sm eiφとなる。同様に、S
3 ″(x,ky )=Ss +Sm e−iφとなる
【0060】各列および各位相符号化での運動スピンの
平均速度はS1 ″、S2 ″、およびS3 ″から計
算することができる。第一に、複素差(S2 ″−S1
 ″)が計算されて、ブロック526にD1 ″として
記憶され、また複素差(S3 ″−S1 ″)が計算さ
れて、ブロック527にD2 ″として記憶される。負
の複素比R’は次式のように計算され、
【0061】
【数7】 ブロック528に記憶される。次に、各列の運動スピン
の速度は次式のように計算される。
【0062】
【数8】 インタリーブ方式でNMRデータS1 、S2 および
S3 を取得することの利点はこれで明らかになった筈
である。このインタリーブ取得では、同じ位相符号化値
での三つのデータセットに対するビューはほぼ同時(t
y )に取得される。走査全体にわたって運動の速度が
変わっても、この三つの測定はスピンが比較的一定の速
度v( x,ty )で運動している間、行わなければ
ならない。 したがって、ブロック529の値は配列の水平位置に対
応するx位置のスピン列の、配列の垂直位置に対応する
走査の間の時点ty に於ける運動スピンの速度を表す
【0063】図5の処理ステップで取得され使用される
データは通常の画像の作成、図4の方法を使用する画像
の作成の一方または両方にも使用することができる。
【0064】本発明は勾配は使用するがイメージングは
使用しないで実施することができる。例えば、静止流体
で囲まれた管内の速度流は次のような三つのNMRシー
ケンスを使用することにより測定することができる。す
なわち、第一のNMRシーケンスS1 では基準測定値
が得られる。第二のNMRシーケンスS2 では、流れ
の方向の勾配波形の第一モーメントを△M1だけ増大さ
せる。第三のNMRシーケンスS3 では基準測定値の
第一モーメントに対して勾配の第一モーメントを−△M
1 だけ減少させる。このとき流速vは次式で与えられ
る。
【0065】
【数9】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いるNMR装置のブロック図である
【図2】図1のNMR装置の一部を形成するトランシー
バの電気ブロック図である。
【図3】データを取得して速度画像を作成するために使
用されるNMRパルスシーケンスを示すグラフである。
【図4】図3のパルスシーケンスを使って取得したNM
Rデータからどのように速度画像を再構成するかを表し
た流れ図である。
【図5】取得したNMRデータから画像を再構成するた
めの代替方法を表した流れ図である。
【符号の説明】
101  主コンピュータ 116  操作卓 130  Gx増幅器 132  Gy増幅器 134  Gz増幅器 136  勾配コイルアセンブリ 142  主磁石電源 146  磁石アセンブリ 320、321、322  複素数配列323、324
、325  複素画像配列326、327  差配列 328  比配列 329  速度配列

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  流れるスピンの速度を測定するための
    NMR装置に於いて、流れるスピンに分極磁界を印加す
    る手段、RF励起磁界を運動スピンに印加して、NMR
    信号S1 を取得することを含む第一のNMR測定サイ
    クルを実行する手段、増分第一モーメント△M1 を有
    する運動符号化磁界勾配を励起された運動スピンに印加
    して、NMR信号S2 を取得することを除いて、第一
    のNMR測定サイクルと実質的に同じである第二のNM
    R測定サイクルを実行する手段、増分第一モーメント−
    △M1 を有する運動符号化磁界勾配を励起された運動
    スピンに印加して、NMR信号S3 を取得することを
    除いて、第一のNMR測定サイクルと実質的に同じであ
    る第三のNMR測定サイクルを実行する手段、S1 か
    ら求めた信号とS2 から求めた信号との差を計算して
    第一の差信号D1 を作成する手段、S1 から求めた
    信号とS3 から求めた信号との差を計算して第二の差
    信号D2 を作成する手段、ならびに差信号D1 およ
    び差信号D2 から運動スピンの速度を計算する手段を
    含むことを特徴とする流れるスピンの速度を測定するN
    MR装置。
  2. 【請求項2】  運動スピンの速度を計算する手段が、
    第一の差信号D1 と第二の差信号D2 との比の負数
    を計算して比信号Rを作成する手段、および比信号Rか
    ら運動スピンの速度を計算する手段を含んでいる請求項
    1記載の流れるスピンの速度を測定するためのNMR装
    置。
  3. 【請求項3】  第一、第二、および第三の測定サイク
    ルをそれぞれ異なる位置符号化磁界勾配で複数回繰り返
    すことにより、NMR信号S1 、S2 、およびS3
     のそれぞれの組が作成されて、一組の速度値が計算さ
    れ、そして計算された速度値から画像を作成するための
    ディスプレーがNMR装置に含まれている請求項1記載
    の流れるスピンの速度を測定するためのNMR装置。
  4. 【請求項4】  NMR信号S1 、S2 、およびS
    3 に対してフーリエ変換を遂行する手段が含まれ、変
    換されたNMR信号について差の値D1 およびD2 
    が計算される請求項3記載の流れるスピンの速度を測定
    するためのNMR装置。
  5. 【請求項5】  NMR装置で運動スピンの流れを測定
    するための方法に於いて、NMR装置によって作成され
    る磁界勾配が基準の第一のモーメントを有することによ
    り、基準NMR信号S1 が作成される第一のNMR測
    定サイクルを遂行するステップ、NMR装置によって作
    成される磁界勾配が基準の第一モーメントとは増分量△
    M1 だけ異なるモーメントを有することにより、NM
    R信号S2 が作成される第二のNMR測定サイクルを
    遂行するステップ、NMR装置によって作成される磁界
    勾配が基準の第一モーメントとは増分量−△M1 だけ
    異なる第一のモーメントを有することにより、NMR信
    号S3 が作成される第三のNMR測定サイクルを遂行
    するステップ、S1 から求めた信号とS2 から求め
    た信号との第一の差の値D1 を計算するステップ、S
    1 から求めた信号とS3 から求めた信号との第二の
    差の値D2 を計算するステップ、ならびに二つの差の
    値D1 およびD2 を使って運動スピンの流れを計算
    するステップを含むことを特徴とするNMR装置で運動
    スピンの流れを測定するための方法。
  6. 【請求項6】  第一の測定サイクルでは第一モーメン
    トがほぼ零の勾配パルス、そして第二および第三の測定
    サイクルでは第一モーメントがそれぞれ△M1 および
    −△M1 である勾配パルスを用いることにより、流れ
    るスピンの速度が測定される請求項5記載のNMR装置
    で運動スピンの流れを測定するための方法。
  7. 【請求項7】  差値D1 とD2 の比の負数を計算
    し、結果の位相を第一モーメント△M1 の値に比例し
    た定数で割ることにより、流れるスピンの速度が決定さ
    れる請求項6記載のNMR装置で運動スピンの流れを測
    定するための方法。
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