JPH0420618B2 - - Google Patents

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JPH0420618B2
JPH0420618B2 JP1208041A JP20804189A JPH0420618B2 JP H0420618 B2 JPH0420618 B2 JP H0420618B2 JP 1208041 A JP1208041 A JP 1208041A JP 20804189 A JP20804189 A JP 20804189A JP H0420618 B2 JPH0420618 B2 JP H0420618B2
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nmr
pulse
slices
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Harorudo Guroobaa Garii
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General Electric Co
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Publication of JPH0420618B2 publication Critical patent/JPH0420618B2/ja
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/483NMR imaging systems with selection of signals or spectra from particular regions of the volume, e.g. in vivo spectroscopy
    • G01R33/4833NMR imaging systems with selection of signals or spectra from particular regions of the volume, e.g. in vivo spectroscopy using spatially selective excitation of the volume of interest, e.g. selecting non-orthogonal or inclined slices
    • G01R33/4835NMR imaging systems with selection of signals or spectra from particular regions of the volume, e.g. in vivo spectroscopy using spatially selective excitation of the volume of interest, e.g. selecting non-orthogonal or inclined slices of multiple slices

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Description

【発明の詳細な説明】
発明の背景 この発明の分野は核磁気共鳴作像方法及び装置
である。更に具体的に云えば、この発明は所定の
走査時間内に一層多数の像を作成する方法及び装
置に関する。 磁気モーメントを持つ原子核は、それが置かれ
た磁気の方向と整合しようとする。然し、その
時、原子核は、磁界の強度と特定の原子核の種目
の性質(その原子核の磁気回転比γ)とに関する
特性的な角周波数(ラーモア周波数)で、この方
向の周りに歳差運動をする。この現象を示す原子
核がこの明細書では「スイン」と呼ばれる。 人間の組織の様な物質に一様な磁界(分極磁界
Bz)をかけると、組織内のスピンの個々の磁気
モーメントがこの分極磁界と整合しようとする
が、その特性的なラーモア周波数で不規則な順序
で、その磁界の周りに歳差運動をする。正味の磁
気モーメントMzが分極磁界の方向に発生される
が、垂直すなわち横方向の平面(x−y平面)内
にある不規則な向きを持つ磁気モーメントは互い
に相殺する。然し、その物質又は組織に、x−y
平面内にあつて、ラーモア周波数に近い磁界(励
振磁界B1)をかけると、正味の整合したモーメ
ントMzをz−y平面へ回転させ又は「傾斜」さ
せて、正味の横方向磁気モーメントM1を発生す
ることが出来る。この磁気モーメントM1はx−
y平面内でラーモア周波数で回転する。正味の磁
気モーメントMzが傾斜する程度、従つて正味の
横方向の磁気モーメントM1の大きさは、主に励
振磁界B1を印加する時間の長さとその大きさと
に関係する。 この現象の実用的な価値は、励振信号B1が終
了した後、励振されたスピンによつて信号が放出
されることにある。簡単な装置では、励振された
原子核が受信コイルに振動する正弦波信号を誘起
する。この信号の周波数がラーモア周波数であ
り、その初期振幅A0は、横方向磁気モーメント
M1の大きさによつて決定される。放出信号の振
幅Aは時間tと共に指数関数式に減衰する。 A=A0e-t/T2* 減衰定数1/T2 *は磁界の均質性と、「スピン
−スピン緩和」定数又は「横方向緩和」定数と呼
ばれるT2とに関係する。定数T2は、完全に均質
な磁界内で、励振信号B1が除かれた後にスピン
整合した歳差運動が位相外れになる指数関数形の
速度に反比例する。 NMR信号の振幅Aの別の重要な因子はスピン
−格子緩和過程と呼ばれ、これは時定数T1によ
つて特徴づけられる。これは、正味の磁気モーメ
ントMが分極軸線zに沿つた平衡値に回復する様
子を示すものであるから、縦方向緩和過程とも呼
ばれる。時定数T1はT2より長く、医学的に関心
がもたれる大抵の物質ではずつと長い。正味の磁
気モーメントMにその平衡値に緩和する十分な時
間を与えないと、この後のパルス順序で発生され
るNMR信号の振幅Aが減少する。 この発明に特に関係のあるNMR測定は「パル
ス形NMR測定」と呼ばれる。こう云うNMR測
定は励振期間と信号放出期間とに分れる。この測
定は循環的な形で実施され、NMR測定を何回も
繰返して、各サイクルの間に異なるデータを累積
し、又は被検体の異なる場所において同じ測定を
行なう。大きさ、周波数の内容及び持続時間が変
化する1つ又は更に多くのRF励振パルス(B1
を印加する広い範囲の種々の準備励振方式が知ら
れている。この様なRF励振パルスは狭い周波数
スペクトル(選択性励振パルス)を持つていても
よいし、或いはある範囲の共振周波数にわたつて
横方向磁化M1を発生する広い周波数スペクトル
(非選択性励振パルス)を持つていてもよい。従
来、特定のNMR現象を活用する様に設計されて
いて、NMR測定過程に於ける特定の問題を克服
する励振方式が沢山ある。 NMRを利用して像を作る時、被検体の特定の
場所からのNMR信号を求める方法が用いられ
る。典型的には、作像しようとする領域(関心の
ある領域)を、使う特定の局在化方法に応じて変
るが、一続きのNMR測定サイクルにかける。受
信NMR信号をデイジタル化して処理し、周知の
数ある再生方式の内の1つを用いて、像を再生す
る。この様な走査を実施する為には、勿論、被検
体内の特定の場所からのNMR信号を取出すこと
が必要である。この為、分極磁界B0と同じ方向
を持つが、x,y及びz軸の夫々に沿つて勾配を
持つ磁界Gx,Gy,Gzを用いる。各々のNMRサイ
クルの間のこう云う勾配の強度を制御することに
より、スピンの励振の空間的な分布を制御し、
NMR信号の場所を突止めることが出来る。 NMRは、生きている人体の解剖学的な特徴の
断層写真、投影及び容積像を求める為に使われる
作像モードが急速に開発されている。こう云う像
は核−スピン分布(典型的には水及び脂肪に伴う
陽子)を示しており、それがスピン格子T1及び
スピン−スピンT2緩和時定数の様な組織の特定
のNMR特性によつて修正される。これは、解剖
学的な部分を表わし、組織を特徴づけることが出
来る為に、医学的に診断価値がある。 NMRを医療に使う時の1つの問題は、像を再
生することが出来る様にする為の十分なNMRデ
ータを収集するのに要する時間である。十分な
NMRデータを収集する為には、何回ものパルス
順序(シーケンス)を実行しなければならない
が、前に述べた様に、適当な振幅Aを持つNMR
信号を発生する為には、相次ぐスピンの励振の間
に十分な緩和時間を持たせなければならない。そ
の結果、スピンの磁化が1つのスライスで緩和し
ている間に、他のスライスを励振することが出来
る様に、関心のある領域内の空間的に別々の1組
のスライスから時間的に順次NMRデータを収集
するのが普通である。この方式は普通多重スライ
ス2次元方法と呼ばれる。大抵の場合、「スピン
ワープ形」データ収集方法の変形が使われる。こ
の方法では、生のデータ空間を直線的に埋め、単
純な2次元フーリエ変換によつて像を発生する。
この方法は2DFT方法と呼ばれる。 合計走査時間を延長せずに所定の走査内に収集
することが出来るスライスの最大数は、各々のパ
ルス順序の持続時間と、任意の1個のスライスに
於ける相次ぐスピンの励振の間に必要な緩和時間
とによつて決定される。緩和時間をより長く割当
てれば、他のスライスからより多くのNMRデー
タを収集する為の時間が利用出来る。勿論、合計
走査時間はそれに比例して増加するが、実際は、
割当てる緩和時間を、適切なNMR信号及びコン
トラストが得られ様にするのに必要な最小限に抑
えるのが普通である。勿論、各々のパルス順序の
長さを短縮する努力も常に払われているが、所定
のどんなNMR測定サイクルでも、最終的には限
界に達する。 発明の要約 この発明は所定のNMRパルス順序、緩和時間
及び合計走査時間を用いて撮像し得るスライスの
数を増加する方法に関する。更に具体的に云え
ば、この発明の方法は、任意のNMR 2DFTパル
ス順序の改良であつて、プーリエ変換を用いて、
収集されたNMRデータから像を再生する。この
フーリエ変換の為のNMRデータはRF励振パル
スを用いることによつて複数個のスライスから同
時に収集されるが、この励振パルスは位相変調さ
れていて、再生された像の配列が、位相符号化方
向に互いにずれていて、別々に表示し又は記憶す
ることが出来る様に、各々のスライスの像を含む
様になつている。 この発明の全般的な目的は、複数個のスライス
から同時にNMRデータを収集すると共に、この
データから、各々のスライスが別々に示される様
な像を再生することである。R(t)をNMRパ
ルス順序内の所定のスライスに対するRF励振パ
ルス包絡線を表わすとすると、下記の包絡線を持
つRFパルスを用いた励振により、距離y0だけ位
相符号化方向(y方向)にずれた、そのスライス
に対する再生像が発生される。 R′(t,Ky)=R(t)eiky y0 こゝでkyは位相符号化方向の指数の現在の値を
表わし、これは位相符号化勾配パルスの下にある
面積に比例する。即ち、R′(t,ky)はビユー
(view)毎に変化するが、これと対照的に普通の
2DFT方法では、位相符号化勾配パルスだけがビ
ユー毎に変化する。 対応する数の位相がずれた変調RF励振を組合
せることにより、一連のスライスからのデータを
同時に収集することが出来る。Rs(t)をN個か
らなる所望の1組のスライス内にあるs番目のス
ライスに対するRF励振パルスの包絡線とすると、
複合RF励振パルスR′(t,ky)がysのずれをもつ
て、N個のスライス全部を同時に励振する。 R′(t,Ky)=NS=1 Rs(t)eiky ys 収集されたNMRデータの2DFT再生により、
N個のスライス全部を含む像が発生される。s番
目のスライスの像の中心は、再生像全体の中心か
ら、y方向に量ysだけずれている。従つて、ys
適当に選ぶと共に、y方向に於ける適当な再生視
野を選ぶことにより、N個のスライスを重なりを
なくして表示することが出来る。 この発明の別の目的は、1組のスライスから同
時にNMRデータを収集し、現存のNMR装置を
用いて夫々の像を再生することである。現存の
NMR装置にある送信周波数合成器を制御して、
複合RF励振R′(t,ky)を発生することが出来
る。同様に、現存のNMR装置のハードウエア及
びソフトウエアを用いて、NMRデータを収集し
て処理することが出来る。像の配列内で発生され
る1組のスライス像は、別々に表示又は記憶する
為、容易に分離することが出来る。 この発明の上記並びにその他の目的及び利点
は、以下の説明から明らかになろう。この説明は
図面に対して行なうが、こゝにはこの発明の好ま
しい実施例が例として示されている。然し、この
実施例は必ずしもこの発明の範囲全体を表わすも
のではなく、この発明の範囲を解釈するに当たつ
ては、特許請求の範囲を参照されたい。 発明の詳しい説明 最初に第1図について説明すると、この発明を
取入れていて、ザ・ゼネラル・エレクトリツク・
カンパニイからSIGNAの商品名で販売されてい
る好ましいNMR装置の主な部品がブロツク図で
示されている。装置の全体的な動作は、主計算機
101(例えばデータ・ゼネラルMV4000)を含
むホスト・コンピユータ・システム100によつ
て制御される。計算機にはインターフエース10
2が付設されており、これを介して計算機の複数
個の周辺装置及びNMR装置のその他の部品が結
合される。計算機の周辺装置の中に磁気テープ駆
動装置104があり、主計算機の指示のもとにこ
れを利用して、患者データ及び像をテープに記録
することが出来る。処理済み患者データは像デイ
スク記憶装置110にも記憶することが出来る。
配列プロセツサ106が、データの予備処理及び
像の再生の為に利用される。像プロセツサ108
の作用は、拡大、像の比較、グレースケールの調
節及び実時間のデータ表示の様な対話形の像の表
示の操作を行なうことである。コンピユータ・シ
ステムが、デイスク形データ記憶装置112を利
用して生のデータ(即ち、像に構成する前のデー
タ)を記憶する手段を備えている。オペレータ・
コンソール116もインターフエース102を介
して計算機に結合されていて、患者の検査に関連
するデータ及び較正、走査の開始と終了の様な
NMR装置の正しい動作に必要な追加のデータを
入力する手段をオペレータに提供する。オペレー
タ・コンソールは、デイスク又は磁気テープに記
憶された像を表示する為にも使われる。 コンピユータ・システムがシステム制御装置1
18及び勾配増幅器装置128を介して、NMR
装置全体に対して制御作用を行なう。コンピユー
タ・システム100が直列デイジタル通信回線1
03(例えばイーサネツト回線)を介してシステ
ム制御装置118と連絡するが、そのやり方は周
知の通りである。システム制御装置118がパル
ス制御モジユール(PCM)120、無線周波ト
ランシーバ122、状態制御モジユール(SCM)
124及び部品を付勢するのに必要な、全体を1
26で示す電源の様な幾つかの部分を含んでい
る。PCM120が主計算機101から供給され
た制御信号を利用して、勾配コイルの励振を制御
するデイジタル波形や、RF励振パルスを変調す
る為にトランシーバ122で用いるRF包絡線波
形の様なデイジタル・タイミング及び制御信号を
発生する。勾配波形が勾配増幅器装置128に印
加される。これはGx、Gy及びGz増幅器130,
132,134で構成されている。各々の増幅器
130,132,134を利用して、全体を13
6で示す集成体にある対応する勾配コイルを励振
する。この集成体は磁石集成体146の一部分で
ある。勾配コイルは、付勢された時、主分極磁界
と同じ方向に磁界の磁界勾配Gx,Gy,Gzを発生
する。勾配はデカルト座標系の互いに直交する
x,y及びz軸方向である。即ち、主磁石(図に
示してない)によつて発生される磁界がz方向で
あつて、それをB0と呼ぶことにし、z方向の合
計磁界をBzとすると、Gx−∂Bz/∂x、Gy=∂Bz
∂y、Gz=∂Bz/∂zであり、任意の点(x,y,
z)に於ける磁界は、B(x,y,z)=B0+Gx
x+Gyy+Gzzによつて表わされる。 勾配磁界を、トランシーバ122、RF増幅器
128及びRFコイル138によつて発生される
無線周波パルスと組合せて利用して、検査する患
者の領域から出て来るNMR信号に空間情報を符
号化する。パルス制御モジユール120によつて
発生される波形及び制御信号をトランシーバ装置
122で利用して、RF搬送波の変調及びモード
の制御を行なう。送信モードでは、送信機が、制
御信号に従つて変調された無線周波波形をRF電
力増幅器123に供給し、この増幅器が主磁石集
成体146の中にあるRFコイル138を付勢す
る。患者の励振された原子核から放射される
NMR信号を送信に使つたのと同じ又は異なる
RFコイルで感知する。トランシーバ122の受
信機部分で、信号を検出し、増幅し、復調し、
波してデイジタル化する。処理済み信号が、イン
ターフエース102及びトランシーバ122を結
合する専用の一方向高速デイジタル・リンク10
5を介して、処理の為に主計算機101に伝送さ
れる。 PCM120及びSCM124は独立の装置であ
つて、その両方が主計算機101、患者位置ぎめ
装置152の様な周辺装置、並びに相互に直列通
信リンク103を介して連絡する。PCM120
及びSCM124は、何れも(インテル8086の様
な)16ビツト・マイクロプロセツサで構成されて
いて、主計算機101からの指令を処理する。
SCM124が、患者揺台位置、並びに可動の患
者整合用扇形光ビーム(図面に示してない)の位
置に関する情報を収集する手段を持つている。主
計算機101がこの情報を使つて、像の表示及び
再生パラメータを修正する。SCM124は、患
者輸送及び整合装置の作動の様な機能をも開始す
る。 患者コイル集成体136及びRF送受信コイル
138が、分極磁界を発生するのに用いる磁石の
中孔の中に取付けられている。磁石が、患者整合
装置148、シム・コイル電源140及び主磁石
電源142を含む主磁石集成体の一部分である。
シム電源140を利用して、主磁界に関連するシ
ム・コイルを付勢する。こう云うシム・コイル
は、分極磁界の非均質性を補正する為に使われ
る。抵抗形磁石の場合、主磁石電源142を利用
して磁石を絶えず付勢する。超導電磁石の場合、
主電源412は、磁石によつて発生される分極磁
界を適当な動作用の強度にする為に利用され、そ
の後は切離される。永久磁石の場合、電源142
を必要としない。患者整合装置148が患者揺台
及び輸送装置150及び患者位置ぎめ装置152
と組合せて作用する。外部の源からの妨害を最小
限に抑える為、主磁石集成体、勾配コイル集成体
及びRF送受信コイルと、患者取扱装置で構成さ
れるNMR装置の部品は、全体を144で示した
RF遮蔽室の中に封入されている。 特に第1図及び第2図について説明すると、ト
ランシーバ122が、電力増幅器123を介して
コイル138AのRF励振磁界B1を発生する部品
と、コイル138Bに誘起されたNMR信号を受
信する部品とを含んでいる。RF励振磁界の基本
又は搬送波周波数が周波数合成器200によつて
発生される。この合成器は、主計算機101から
通信リンク103を介して1組のデイジタル信号
(CF)を受取る。こう云うデイジタル信号は、1
ヘルツの分解能で、出力201に発生すべき周波
数を示す。米国特許第4602226号、同第46942546
号及び同第4682106号に記載されている様に、指
令されたRF搬送波が変調器202に印加され、
そこでPCM120から線203を介して受取つ
た信号R(t)に応答して変調される。信号R
(t)は、発生すべきRF励振パルスの包絡線を限
定するアナログ信号である。これはPCM120
で、所望の包絡線を表わす一連の記憶されている
デイジタル値を逐次的にデイジタル・アナログ変
換器に読出し、その変換器が線203を駆動する
ことによつて発生される。記憶されるデイジタル
値は、コンピユータ・システム100によつて変
更して、任意の所望のRFパルス包絡線を発生す
ることが出来る。この結果得られるRF励振信号
が、PCM 120から線204を介して受取る
制御信号に応答して、ターンオン及びターンオフ
される。線205からのRF励振パルス出力の大
きさが、主計算機101から通信リンク103を
介してデイジタル信号TAを受取る送信減衰回路
206によつて減衰させられる。減衰させたRF
励振パルスが電力増幅器123に印加され、この
増幅器がRF送信コイル138Aを駆動する。 更に第1図及び第2図について説明すると、被
検体によつて発生されたNMR信号を受信コイル
138Bで拾い、受信機207の入力に印加す
る。受信機207がNMR信号を増幅し、主計算
機101からリンク103を介して受取つたデイ
ジタル減衰信号(RF)によつて決定された量だ
け、減衰される。受信機207は、RCM 12
0から線208を介して送られる信号によつてタ
ーンオン及びターンオフされて、特定の収集を実
施するのに必要な期間の間だけ、NMR信号が収
集される様にする。 受信NMR信号が直角検波器209によつて復
調され、2つの信号I及びQを発生し、それがフ
イルタを介して全体を215で示した1対のアナ
ログ・デイジタル変換器に結合される。こう云う
A/D変換器が制御線208によつて付能され
て、有効信号が存在する時だけ、デイジタル化
NMRデータを発生する。このデータが線105
を介して主計算機101に出力される。A/D変
換器の入力にあるフイルタが主計算機101によ
つて制御されて、I及びQの帯域幅を制限する。
直角検波器209は第2の周波数合成器210か
らのRF基準信号をも受取るが、これを直角検波
器209で用いて、NMR信号の内、送信機の
RF搬送波と同相の成分の振幅、並びにNMR信
号の内、これと直角の成分の振幅を感知する。周
波数合成器210はリンク103を介して、復調
信号の周波数を決定するデイジタル信号(CF)
を受取る。2つの合成器200,210の位相は
線211によつて固定されており、大抵の測定で
は、2つの合成器の周波数は同じである。 第3図は2次元フーリエ変換(2DFT)と呼ば
れる種類の普通の作像パルス順序の2つの図を示
している。この順序は2次元「スピンワープ形」
作像と呼ばれる場合が多い。このパルス順序は、
周知の様に、検査する物体の像を再生する為に、
作像用NMRデータを求めるのに役立つ。2つの
ビユーを“A”及び“B”Nで示してある。これ
らは位相符号化勾配磁界Gyを別とすると同一で
ある。各々のビユーは、米国特許第4443760号に
記載されている様に、位相交番NMR信号S1(t)
及びS1′(t)を発生して、NMR装置のあるベー
スライン誤差を相殺する位相交番形RF励振パル
スを利用する様なパルス順序である。 次に第3図のビユーAについて説明すると、期
間1(横軸に沿つて示す)に、正のGz磁界勾配
パルスの存在のもとに選択性90゜RF励振パルスが
印加されることが示されている。パルス制御モジ
ユール120が送信周波数合成器200及び変調
器202に必要な制御信号を供給して、その結果
得られる励振パルスが、作像する身体の予定の領
域又はスライスだけにある核スピンを励振するの
に正しい位相及び周波数になる様にする。典型的
には、励振パルスは、(sin x)/x関数によつ
て振幅変調されている。合成器200の周波数
は、印加された分極磁界B0の強度と作像する特
定のNMR種目とに応じて、周知のラーモア方程
式の関係を持つ。パルス制御モジユール120が
勾配増幅器134に対する作動信号をも印加し、
この場合はGz勾配パルスを発生する。 第3図の説明を続けると、Gx,Gy及びGz勾配
パルスが期間2に同時に印加される。期間2の
Gx勾配は位相戻しパルスであつて、典型的には、
期間2にわたる勾配波形の時間積分が、期間1に
わたるGx勾配波形の時間積分の大体−1/2に等し
くなる様に選ぶのが典型的である。負のGzパル
スの作用は、期間1の間に選択されたスライス中
で励振された核スピンを位相戻しすることであ
る。Gy勾配パルスは位相符号化パルスであつて、
ビユーA,B……等の各々で異なる振幅を持つ様
に選ばれていて、勾配方向に空間情報を符号化す
る。Gy勾配の異なる振幅の数は、典型的には、
再生像が位相符号化方向(y)に持つ画素分解素
子の数と少なくとも等しくなる様に選ぶのが典型
的である。典型的には、勾配Gyの128、256又は
512個の異なる振幅が選ばれ、典型的なNMR装
置では、Gyの値は、NMR走査が完了するまで、
あるビユーと次のビユーとで一定量だけ増加す
る。 期間2のGx勾配パルスは、スピン・エコー信
号S1(t)の発生時刻を期間4に遅らせる為に、
励振された核スピンも予定量だけ位相外しするの
に必要な位相外しパルスである。典型的には、期
間3に180゜RFパルスを印加することにより、ス
ピン・エコー信号が発生される。公知の様に、
180゜RFパルスは空間選択性パルスであつて、ス
ピンの位相外しの方向を逆転して、スピン・エコ
ー信号を発生する。期間4に、勾配パルスGx
存在のもとにスピン・エコー信号を標本化する。
こうしてこの勾配の方向(x)に空間情報を符号
化する。 前に述べた様に、各々のビユーで余分のNMR
測定を使うことにより、ベースライン誤差成分が
除かれる。この2番目の測定は1番目と略同一で
あるが、ビユーAの期間5のRF励振パルスはビ
ユーAの期間1の選択性90゜励振パルスに較べて
(負の符号で示す様に)180゜位相がずれる様に選
ばれている点が異なる。その結果、期間8のスピ
ン・エコー信号S1′(t)は期間4のスピン・エコ
ー信号S1′(t)に対して180゜位相がずれている。
信号S1′(t)をS1(t)から減算すれば、信号
S1′(t)で符号が反転する信号成分だけが残る。
こうしてベースライン誤差成分が相殺される。 ビユーAについて上に述べた過程が、位相符号
化勾配Gyの全ての振幅に対し、ビユーB等でも
繰返される。この走査の間に収集されたNMRデ
ータをコンピユータ・システム100に記憶し、
そこで処理してCRT表示装置を制御するのに適
した像データを発生する。こう云う形式の完全な
走査を使つて、患者の中の1つのスライスの2次
元像を再生することが出来る。このスライスの場
所は、選択性90゜励振パルス及び180゜反転パルス
の中心周波数によつて決定され、その厚さはパル
スの帯域幅とそれに伴う勾配パルスの強度とによ
つて決定される。 第3図に示す順序は、順序の持続時間が繰返し
時間TRと同じである単一スライス方法を示して
いる。然し、コントラスト等の為、TRはこの順
序によつてデータを収集するのに要する実際の時
間よりもかなり長く選ばなければならない。そう
いう場合、緩和期間の間に他のスライスを励振し
て、同じ走査期間で、幾つもの平面を作像するこ
とが出来る。第4図はこの多重平面方式を示して
いる。順序の時間TSが今度は1つ順序を実施す
るのに要する時間(第3図のTR)である。この
例では、TS=TR/10であつて、10個のスライス
が作像される。走査を実施するのに要する時間
TSCANは、パルス順序の繰返し時間(TR)、位相
符号化勾配Gyの異なる値の数(n)及び各々の
Gyに於ける励振の回数(NEX)に関係する。 TSCAN=n・NEX・TR 第3図に示す場合の様に、NEX=2の走査で
は、TRが500ミリ秒で、位相符号化の数がn=
256であると、合計走査時間は256秒である。この
走査で収集し得るスライスの数は、各々のパルス
順序の持続時間(TS)に関係する。 パルス順序を用いて、多数の平面からのデータ
を収集することが第4図に示されている。この図
で、z軸に沿つて分布した隣接する10個のスライ
ス1乃至10からNMRデータを収集する。データ
は選択性90゜励振パルスの中心周波数を、データ
を収集しようとする次のスライスの周波数(ω1
乃至ω10)に変えることによつて、任意の順序で
収集することが出来る。例えば、中心周波数は第
4図に示す様に逐次的に、又はω1,ω3,ω5
ω7,ω9,ω2,ω4,ω6,ω8,ω10と云う順序の何
れかで、ビユー毎に変えることが出来る。10個の
256×256画素の像を発生する為に10個のスライス
からのNMRデータを収集するには、例えば4分
の走査時間を必要とすることがある。 普通のNMR走査が、デイジタル数の2次元配
列2個で構成されたデータの組を各々のスライス
に対して発生する。一方の配列は直角検波器のI
出力からの信号の振幅を表わし、他方の配列はQ
信号を表わす(第2図)。第5図に示す様に、こ
れら2つの配列の各々の値は、位相符号化勾配磁
界Gyがその離散的な値(−ΔGyn/2乃至+ΔGy
n/2)の内の1つにあると共に、離散的な標本
化時刻(t1乃至tT)の内の1つにある時に収集さ
れる。I及びQデータ配列に対して複素数フーリ
エ変換を実施することにより、2次元像の画素の
強度を示す値の配列が発生される。 この像配列が第6図に示されている。この図
で、y軸に沿つた行の数が、位相符号化勾配
(Gy)の異なる値を用いて収集されたNMR信号
の数(n)に等しく、x軸に沿つた列の数は、パ
ルス順序の読取期間の間、各々のNMR信号から
求めたサンプルの数(m)に等しい。各々の画素
の値にオフセツトを加算し、値の範囲を使われる
表示装置の範囲に制限した後、こう云う画素の値
を表示メモリ配列に直接的に写像し、この配列か
らn×m個の画素を持つ、人間が知覚し得る像を
発生することが出来る。 「位相ラツプ(wrap)」と呼ばれる問題を克服
する為、表示メモリに写像する像配列よりも大き
いデータ配列を作ることが知られている。一例
は、ΔGyを半分にして、前の位相符号化の値の2
倍の数を収集することである。こうすることによ
り、Gyの範囲全体は同じであるが、yの標本化
が2倍になり、従つて2n×mのデータ配列が得
られる。こうして得られた像配列は、フーリエ変
換の後、大きさが2n×mであり、像は垂直方向
の2n空間全体を占める。第7図に示す様に、こ
の2n×mの像配列の真中のn×m部分だけを表
示メモリに写像し、従つて、上側及び下側のn/
2×mの部分は使わない。この過剰標本化方式に
より、像の上側又は下側の境界で起り得る折返し
像が切取られる。この方式は、現存のNMR装置
に於けるフーリエ変換アルゴリズムが2n×m配
列を処理することが出来る点で、この発明を実施
する上で重要である。 この発明は、所定の走査時間内に、2倍又は更
に何倍かのスライスからNMRデータを収集する
ことが出来る様にする、この様な周知の方式に対
する改良である。この発明の方法は、その作像方
式の一部分としてスライス選択RF励振パルスを
用いる殆んどどの現存のパルス順序にも用いるこ
とが出来、上に述べた様に、NMRデータ配列か
ら像配列へのフーリエ変換を用いる任意のNMR
作像装置に用いることが出来る。 F(ky)が関数f(y)のフーリエ変換であると
すると、次の式が得られる。 f(y)=∫F(ky)e-iky ydky (1) フーリエ解析の周知の定理から、次の関係があ
る。 f(y−y0)=∫F′(ky)e-iky ydky (2) こゝで F′(ky)=F(ky)eiky y0 (3) yがフーリエ変換を用いて再生された像の垂直
位置である場合、単にFにkyに依存する位相係数
を乗ずることにより、所望の量y0だけ、再生像を
ずらし又は上向きに移すことが出来る。 上に述べた様に、NMR作像では、yは位相符
号化の方向を表わし、kyは位相符号化磁界勾配パ
ルスGyの下にある面積に比例する。従つて、式
(3)に従つて、NMRデータから再生された像は、
NMRデータにビユーに関係する位相係数を乗ず
ることにより、y方向にずらすことが出来る。こ
れはRF励振パルスの位相変調によつて達成する
ことが出来る。例えば、R(t)が所定の励振に
対するRF励振パルスの包絡線を表わす場合、次
の式に示すR′(t,ky)を用いて励振すれば、同
じ像をy0だけずらして再生することになる。 R′(t,ky)=R(t)eiky y0 (4) この発明はこの事実を利用して、関心のある領
域にある2つ又は更に多くの別々のスライスを同
時に励振し、両方のスライスからのNMR信号を
収集し、その後両方のスライスの像データを含む
1つの像フアイルを再生する。ずれを十分大きく
選ぶことにより、一方のスライスの像は他の全て
のスライスの像の位置からずれて、重ならなくな
る。従つて、別々のスライスの像を別々に表示す
ることが出来る。こうすることにより、所定の走
査時間に対し、2倍又は何倍かのスライスを収集
して作像することが出来る。 第3図に戻つて説明すると、この発明は、90゜
及び180゜RF励振パルスの周波数及び位相内容を
変更することによつて実施される。好ましい実施
例では、こう云う励振パルスによつて2つのスラ
イスを同時に励振する(N=2)が、2つより多
くの像を励振して、同じ再生像内に作ろうとする
場合、この数を増加することが出来ることが理解
されよう。こう云うRF励振パルスの包絡線は次
の様になる。 R′(t,ky) =R1(t)eiky y1+R2(t)eiky y2 (5) 包絡線R1(t)の中央周波数は、1番目の所望
のスライスを励振する様に設定され、包絡線R2
(t)の中央周波数は2番目の所望のスライスを
励振する様に設定される。y1及びy2の値は、この
結果得られる2つの再生像が互いにずれていて、
像配列内に重ならない様に選ばれる。こう云う
RF励振パルスが、第2図について述べた送信周
波数合成器200及び変調器202によつて発生
される。 走査の間に2個のスライスに対するNMRデー
タを収集しようとする場合、この発明の好ましい
実施例による10個のパルス順序の各々が、異なる
2つのスライスからのNMRデータを収集する。
この発明はスライスの分け方を何等特定する場合
に制限されないが、好ましい実施例では、スライ
スは隣合せに次の様に分けられる。
【表】
【表】 10個のパルス順序で、普通の様に10個のスライ
スではなく、20個のスライス全部からのNMRデ
ータを収集することが出来ることが理解されよ
う。この順序が、走査が完了するまで、位相符号
化勾配Gyの2n個の異なる値及びそれに伴うky
値を用いて繰返される。従つて、各対のスライス
に対し、直角検波器209(第2図)のI及びQ
出力の両方から、2n×mのデータ配列が得られ
る。 収集されたNMRデータの処理は普通に行なわ
れる。I及びQの2n×m像配列を複素数フーリ
エ変換にかけて、2n×m像配列を作る。然し、
第8図に示すように、今度は、2n×m像配列は
対になつたスライスの2つの別々のn×m像を持
つている。これを別々にn×m表示メモリに写像
してもよいし、後で使う為に、別々に記憶しても
よい。 この発明が2つのスライスからのデータを同時
に収集する場合に制限されないことは当業者に明
らかであろう。RF励振信号に追加の周波数及び
位相成分を加えて、同時に多数のスライスを励振
することが出来る。勿論、こう云う成分の位相の
ずれ(y1,y2……y)は、再生像が重ならない様
にする位に大きくしなければならないし、データ
配列及び像配列はこの様にずらした全ての像を記
憶する位に大きくしなければならない。これは、
この発明に従つて、スライスを組合せる倍数Nと
同じだけ、合計の収集回数を増加することによつ
て保証することが出来る。即ち、信号対雑音比を
改善する為に、普通の走査でN回の信号の平均化
(即ち多重NEX)の収集が実施される場合、その
順序を変更して、各々の再生像でN倍のスライス
が得られる様にすることは容易であり、各々の再
生像をN回の平均化による予想通りの信号対雑音
比率の改善が得られる。 場合によつては、普通の走査の間に得られる身
体の再生像が、n×mマトリクスの垂直範囲全体
又は視野全体を埋めないことがある。これは、身
体の範囲に対して視野を適当に選ぶことにより、
又は例えば身体の頂及び底部近くのスピンの感度
を下げる為に選択性予備飽和RFパルスを使つて、
像の範囲を制限することによつて達成することが
出来る。従つて、再生された身体は、垂直方向の
n個の画素を半分又はそれ未満を用いて適切に表
わすことが出来る。この様な場合、この発明はN
回の平均化を用いずに実施することが出来る。例
えば、物体の高さがn/2個の画素だけである場
合、2つのスライスを同時に励振して、2つの
n/2×mの絵に分離する為に、n×mマトリク
スに再生することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を用いたNMR装置のブロツ
ク図、第2図は第1図のNMR装置の一部分を構
成するトランシーバのブロツク図、第3図はこの
発明を用いる様に改造し得るパルス順序を示すグ
ラフ、第4図は第1図のNMR装置によつて走査
される多重平面の関心のある領域を示すグラフ、
第5図は第1図のNMR装置によつて収集された
n×m NMRデータ配列の構成図、第6図は第
1図のNMR装置で、第5図のNMRデータ配列
から作られたn×m像配列の構成図、第7図は第
1図のNMR装置によつて収集された2n×m
NMRデータ配列の構成図、第8図はこの発明の
方法を第1図のNMR装置に用いた時、第1図の
データ配列から作られた2n×m像配列の構成図
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 位相符号化磁界勾配を対応する1組の離散的
    な値にわたつて歩進させる様な1組のNMRパル
    ス順序から収集されたNMRデータの組のフーリ
    エ変換によつて像を発生するためのNMR装置で
    用いられる方法であつて、(a)各々のNMRパルス
    順序の間、順序番号に関係する位相係数を乗じた
    複数個のパルス包絡線項を含む複合RF励振パル
    スであつて、その中の前記複数個のパルス包絡線
    項の内の夫々1つの周波数によつて選択される複
    数個のスライスにあるスピンを励振する当該複合
    RF励振パルスを印加し、(b)前記1組のNMRパ
    ルス順序によつて収集されたNMRデータの組に
    フーリエ変換を実施して像配列を作り、(c)該像配
    列内にあるスライス像を分離して、前記複数個の
    スライスの各々に対する別々の像配列を作る工程
    を含む方法。 2 Rs(t)を各項に対するパルス包絡線、Nを
    スピンを同時に励振するスライスの数、kyを順
    序番号に関係する係数、ysをスライス像を分離す
    ることが出来る様にする所望のずれの大きさとし
    て、前記複合RF励振パルスが次の式 R′(t,Ky)=NS=1 Rs(t)eiky ys によつて表わされる請求項1記載の方法。 3 位相符号化磁界勾配を対応する1組の離散的
    な値にわたつて歩進させる様な1組のNMRパル
    ス順序から収集されたNMRデータの組のフーリ
    エ変換によつて像を発生するためのNMR装置に
    於て、(a)各々のNMRパルス順序の間、順序番号
    に関係する位相係数を乗じた複数個のパルス包絡
    線項を含む複合RF励振パルスであつて、その中
    の前記複数個のパルス包絡線項の内の夫々1つの
    周波数によつて選択される複数個のスライスにあ
    るスピンを励振する当該複合RF励振パルスを印
    加する手段と、(b)前記1組のNMRパルス順序に
    よつて収集されたNMRデータの組にフーリエ変
    換を実施して、像配列を作る手段と、(c)該像配列
    内にあるスライス像を分離して、前記複数個のス
    ライスの各々に対する別々の像配列を作る手段と
    を含むNMR装置。 4 Rs(t)を各項に対するパルス包絡線、Nを
    スピンを同時に励振するスライスの数、kyを順序
    番号に関係する係数、ysをスライス像を分離する
    ことが出来る様にする所望のずれの大きさとし
    て、前記複合RF励振パルスが次の式 R′(t,Ky)=NS=1 Rs(t)eiky ys によつて表わされる請求項3記載のNMR装置。
JP1208041A 1988-08-15 1989-08-14 多重スライス像作成法 Granted JPH02142536A (ja)

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