JPH04288001A - 植物葉の緑色維持方法 - Google Patents

植物葉の緑色維持方法

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JPH04288001A
JPH04288001A JP1256791A JP1256791A JPH04288001A JP H04288001 A JPH04288001 A JP H04288001A JP 1256791 A JP1256791 A JP 1256791A JP 1256791 A JP1256791 A JP 1256791A JP H04288001 A JPH04288001 A JP H04288001A
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JP
Japan
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leaf
plant
leaves
aqueous solution
solution containing
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Application number
JP1256791A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Kumabe
熊部 潔
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KITEII KK
Original Assignee
KITEII KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、各種の植物葉の緑
色を維持する方法に関するものであり、詳しくはクロロ
フィルを含む各種の植物葉の緑色を維持する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】植物の葉は、食品や医薬品の原料として
用いたり、また食品の補助材料として使用したりするほ
かに、生体植物のまま観賞用としてもその葉面の緑色の
維持は多く望まれるところである。
【0003】そして、上記の材料の乾燥工程あるいはそ
の後の保存期間中に劣化したり褐変したりするのを防止
するために、凍結乾燥したり減圧乾燥したりすることで
多少は改善されている。そして抗酸化剤や撥水剤の添加
により葉面の緑色を維持しようとする方法も提案ないし
は実施されているが、その効果は弱く長持ちしないのが
現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は上記の従来
技術を検討したが、これらの方法は植物葉のクロロフィ
ルの保護が充分でないことが判った。すなわち桜、柏、
笹、柿などの葉を採集した後に、その用途如何によって
はできるだけ長期間葉面の緑色を維持したいこと、また
野菜類の保存期間の延長、さらに観葉直物が悪条件下で
もその葉緑素を維持できることは、近時において各方面
から望まれているところである。
【0005】本発明は上記の現状に鑑みてなされたもの
であり、その目的は採集した植物の葉または採集後に加
熱処理をして用いる植物の葉、さらには生体植物の葉等
のクロロフィルを保護してこれらの植物葉の緑色を維持
する方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明者
は、上記の植物葉の緑色を維持する方法について種々研
究したところ、植物葉の表面をサイクロデキストリン等
で処理することにより、サイクロデキストリンの薄膜が
できて光や空気を遮断して、葉の中のクロロフィルの破
壊を防ぐことを見出し、さらに植物の葉を採集後に、加
熱処理をして加工するものについては、サイクロデキス
トリンが溶けて流出するので、それを防ぐために、アル
ギン酸ゲルによる固化またはアルギン酸とキトサンの架
橋による固定化が必要であることを見出した。本発明は
これらの知見に基くものであって、その要旨は、
【00
07】「採集植物葉または生体植物葉の葉面を、サイク
ロデキストリンを含む水溶液で処理した後に、常温にお
いて通風乾燥することを特徴とする植物葉の緑色維持方
法」並びに「加熱処理をして用いる採集植物葉の葉面を
、サイクロデキストリンとカルシウム塩を含む水溶液で
処理した後に、さらにアルギン酸を含む水溶液で処理し
て乾燥することを特徴とする植物葉の緑色維持方法」で
ある。
【0008】本発明において用いるサイクロデキストリ
ン(以下CDということがある)は、グルコースが6個
から8個ドーナツ状に結合した物質であり、グルコース
が6個のαCD、7個のβCD、8個のγCDがある。 そして環状構造のために内部には空洞があり、空洞開口
部と外側は親水性、環の内側は水になじみにくい性質を
示し、この空洞内に油性物質などを取り込む包摂作用が
ある。
【0009】そして本発明に用いる水溶液の主材は各種
タイプのサイクロデキストリンが用いられ、補助材料と
してアルギン酸ソーダ(葉の表面固定用)、キトサン、
乳酸カルシウム、硫酸カルシウム、塩化カルシウムが用
いられる。
【0010】つぎに、本発明における処理方法であるが
、しその葉の保存とか観葉植物の葉の緑色の維持などの
場合は、前記のサイクロデキストリンの0.1%〜5%
の溶液を葉面に散布するかまたは葉を浸漬処理する方法
が採られる。そしてサイクロデキストリンの水溶液で処
理した後に常温で乾燥する。
【0011】また、お茶の葉、柏餅の葉、ちまき用の笹
の葉などのように、葉を加熱する工程が入る葉の処理は
、サイクロデキストリンが溶けだしてしまう。従って、
このような場合はアルギン酸ソーダ単独またはキトサン
との架橋で固定化する。つまりまず葉面をサイクロデキ
ストリン、カルシウム塩並びに必要に応じてキトサンを
含む水溶液で処理(葉面散布または葉の浸漬)した後に
、さらにアルギン酸を含む水溶液で処理して乾燥するこ
とが好ましい。以下実施例に基いて説明する。
【0012】
【実施例】1.しその葉の保存 可食性の界面活性剤ソルビタンエステル50ppmを加
えたγサイクロデキストリン1%水溶液を、採りたての
しその葉に散布して、常温で通風乾燥せしめたところ、
香りおよび緑が比較物の2倍以上の期間維持できた。
【0013】2.ちまき用の笹の葉 αサイクロデキストリン2.0%、キトサン1%および
乳酸カルシウム2%の混合水溶液を作り、この水溶液に
笹の葉を30分浸漬する。ついで水切り後0.5%のア
ルギン酸ソーダ水溶液を葉の両面に散布して後、自然風
で乾燥する。この処理された笹の葉に通常のちまき用材
料を包んで蒸した。この結果蒸した後も元の笹の葉の青
さが維持された。そして柏餅の葉についても同様な処理
をして、葉の緑色を維持することが出来た。
【0014】3.煎茶の葉 摘まれたばかりの新鮮なお茶の葉に、βサイクロデキス
トリンの0.3%水溶液を散布しながら混合する。この
お茶の葉を蒸した後、再度半量のサイクロデキストリン
を散布しながらもみ上げ、通常の製茶工程で処理するこ
とによって、1年後の茶の香りおよび緑色の維持状態が
、本発明によって処理しないものに較べて、はるかに優
れていた。
【0015】4.クロレラ クロレラ藻体またはそのエキスにアルトシルサイクロデ
キストリンの0.8%水溶液を混ぜて、通常の方法で噴
霧乾燥すると褪色しにくい粉末を得ることが出来た。 5.観葉植物等も前記1の葉面散布法でその緑色を維持
出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、採集した植物の葉また
は採集後に加熱処理をして用いる植物の葉、さらには生
体植物の葉等のクロロフィルを保護してこれらの植物葉
の緑色や香りを維持することが出来るので、その実用上
の価値は大なるものがある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】採集植物葉または生体植物葉の葉面を、サ
    イクロデキストリンを含む水溶液で処理した後に、常温
    において通風乾燥することを特徴とする植物葉の緑色維
    持方法。
  2. 【請求項2】加熱処理をして用いる採集植物葉の葉面を
    、サイクロデキストリンとカルシウム塩を含む水溶液で
    処理した後に、さらにアルギン酸を含む水溶液で処理し
    て乾燥することを特徴とする植物葉の緑色維持方法。
  3. 【請求項3】サイクロデキストリンとカルシウム塩を含
    む水溶液にキトサンを含ませる請求項2記載の植物葉の
    緑色維持方法。
JP1256791A 1991-01-11 1991-01-11 植物葉の緑色維持方法 Pending JPH04288001A (ja)

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