JPH0428729Y2 - - Google Patents

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JPH0428729Y2
JPH0428729Y2 JP7764590U JP7764590U JPH0428729Y2 JP H0428729 Y2 JPH0428729 Y2 JP H0428729Y2 JP 7764590 U JP7764590 U JP 7764590U JP 7764590 U JP7764590 U JP 7764590U JP H0428729 Y2 JPH0428729 Y2 JP H0428729Y2
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concrete
masonry
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masonry pattern
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、コンクリート用石積模様型枠に関
し、さらに詳細にいえば、河川護岸、道路改良、
宅地造成、急傾斜地崩壊対策等の擁壁に石積模様
を形成したコンクリート施工を容易に行ない得る
コンクリート用石積型枠に関する。
<従来技術および問題点> 河川護岸、道路改良、宅地造成、急傾斜地崩壊
対策等の擁壁として、単に表面を平坦面としたコ
ンクリート製擁壁では、居住環境、自然環境を損
なうこととなり、近年これら居住環境、自然環境
を損なうことのない擁壁の開発が切望されるに至
つている。
そして、これら要望を実現するために、コンク
リート打ち擁壁の表面に石積表面模様の外観を表
現するコンクリート用石積模様型枠が種々提案さ
れている(実開昭57−129851号、実願昭56−
166422号参照)。
このうち、例えば実開昭57−129851号に記載さ
れた考案は、周知のメタルフオーム又はその改良
型の表面の全表面に、好適には半硬質のポリウレ
タン材に石積模様を型押し成形された模様型材を
取り付けてなるコンクリート用石積模様型枠であ
り、さらにこれを改良した実願昭56−166422号に
記載された考案は、表板の表面に、石積を表現す
る目地部分とこれを頂面として画定される平皿凹
部とを形成し、目地部分と平皿凹部の石積模様と
を半硬質ゴム又は合成樹脂等の材料により薄肉厚
形成した模様型材を上記表板の表面に取り付けて
なるコンクリート用石積模様型枠がある。
しかしながら、前者は、型枠構造上模様型材の
使用量が多いので、全体重量が重くなり、しかも
模様型材の材料費が高価となるという欠点を有し
ている。そして、後者は、前者の欠点を解消し、
模様型材量の使用量の節減、価格の節減を図ろう
としたが、表板の表面に目地部分と平皿凹部とを
形成することによりはじめて模様型材を薄肉厚形
成することができるのであり、表板の形状と模様
型材の形状、および両者の位置関係は予め設定さ
れた関係になければならないこととなり、たとえ
模様型材の使用量が節減されても、コンクリート
用石積模様型枠全体としてみればかなり重量が嵩
むことになる。
したがつて、コンクリート用石積模様型枠を擁
壁施工現場において簡単に切断することはでき
ず、擁壁施工現場の形状等にあわせて予め必要と
される種類および数のコンクリート用石積模様型
枠を準備しておかなければならないこととなる。
また、表板と模様型材とを一体化して使用するの
であるから、湾曲した擁壁の施工にあたつて、な
めらかな湾曲を形成することができないことにも
なる。
さらには、コンクリート用石積模様型枠自体か
なり重量が嵩むので、擁壁の高さが高くなれば、
コンクリート用石積模様型枠を積み上げる作業を
行なうにあたつて、クレーン等の揚上装置を準備
しなければならなくなる等、作業能率を低下させ
ることにもなつていた。
この考案は、河川護岸、道路改良、宅地造成、
急傾斜地崩壊対策等の擁壁に石積模様を形成した
コンクリート施工を行なうにあたつて、擁壁の
幅、高さ、湾曲度合等の大小に拘らず、容易にコ
ンクリート施工を行ない得るようにすることを目
的とする。
<構成> かかる目的を達成するための、この考案の構成
については、合成樹脂発泡体からなるコンクリー
ト用型枠であつて、コンクリート打設側表面に、
石積用天然石の表面形状を示す凹陥部分を形成
し、隣り合う凹陥部分の間に、凹陥部分より高
く、かつ平坦な目地部分を一体に形成して石積模
様の外観を表現可能に形成してあり、さらに目地
部分に対応する型枠の背面には、比較的大きい溝
を形成してあるとともに溝の交差部分にピーコン
接続用の凹部を形成してあることを特徴としてい
る。
<実施例> 以下、実施例を示す添付図面によつてこの考案
を詳細に説明する。
第1図はこの考案のコンクリート用石積模様型
枠を示す正面斜視図、第2図は第1図の−断
面図、第3図は第1図の−断面図である。
コンクリート用石積模様型枠1は、発泡樹脂粒
子を型内に充填して加熱膨脹させ互に熱融着させ
てなる発泡ポリスチレン、その他の発泡体からな
る型内成形品にて形成されたものであつて、コン
クリート打設側表面に、石積用天然石膏型の表面
形状を示す凹陥部分2を多数形成し、隣り合う凹
陥部分2の間に、凹陥部分2より高く、かつ平坦
な面を形成した石積状態表現用の目地部分3を形
成している。そして、この構成により、谷積みの
石積模様を表現可能なコンクリート用石積模様型
枠を得ることができる。
但し、この考案のコンクリート用石積模様型枠
は、型内成形によつて石積模様を表現しているも
のであるから、布積み(第4図参照)、亀甲積み
(第5図参照)、玉石積み(第6図参照)、小丸太
石積み(第7図参照)、乱積み(第8図参照)、第
9図に示す石積み等種々の石積模様を簡単に表現
することができ、さらにはこれら各種石積模様の
上部に連続させて、縁石の模様を表現することも
できる。
また、第11図は型枠1の背面斜視図を示して
おり、第12図は第11図の−断面図を
示している。第11図等から明らかなように上記
目地部分3に対応する型枠1の背面には、溝6を
形成してある。さらに、溝6同士の交差部分にピ
ーコン接続用の凹部7を設けてある。
以上の構成のコンクリート用石積模様型枠を用
いて河川護岸、道路改良、宅地造成、急傾斜地崩
壊対策等の擁壁をコンクリート施工する場合の作
業は次のとおりである(第10図参照)。
コンクリート打設用の間隔をあけたベニヤ板等
からなる膜板4,4′のうち、表側の膜板4に、
両面接着テープ等にてコンクリート用石積模様型
枠1の背面を仮着し、コンクリート施工すべき擁
壁の大きさにあわせてコンクリート用石積模様型
枠1を膜板4とともに、水平方向および上下方向
に複数個連設させ、この状態でコンクリート用石
積模様型枠1の表面側にコンクリートを打設し、
コンクリートが固化した後、コンクリート用石積
模様型枠1を膜板4とともに取り外せばよい。
但し、必要に応じて鉄筋等を介在させて、充分
な強度を持たせることもある。
また、コンクリート用石積模様型枠1は、予め
かなりの大きさ(一例として1530×1330mm)に成
形されているので、成形されたままのコンクリー
ト用石積模様型枠1をそのまま順次連設させた場
合に、形成しようとする擁壁よりもはみ出るよう
な場合がある。このような場合には、ニクロムカ
ツター、或は通常の手動式カツター等にて切断す
ることにより、擁壁の大きさに適合させることが
できるので、型枠自体の成形時に予め異なる大き
さのコンクリート用石積模様型枠1を準備するこ
とは全く不要となり、全体としてのコンクリート
用石積模様型枠1の製造コストを安価にすること
ができ、ひいては擁壁のコンクリート施工コスト
を安価にすることができる。尚、上記実施例のコ
ンクリート用石積模様型枠1をそのまま連設する
と、凹陥部分2に継ぎ目が存在することとなり、
体裁が悪いので、本来の完全なパターンでない役
物で、異形部分を切断し、目地部分3に継ぎ目を
存在させることもできる。
また、施行後においては、コンクリート用石積
模様型枠1を膜板4から取り外して簡単に廃棄す
ることができる。
さらには、柔軟性を有する発泡体にてコンクリ
ート用石積模様型枠1を構成しているので、湾曲
した擁壁のコンクリート施工を簡単に行なうこと
ができ、また、擁壁に配置する排水パイプの配置
場所の設定を容易に行なうことができる。
<効果> 以上のようにこの考案は、合成樹脂発泡体から
なるコンクリート用型枠であつて、コンクリート
打設側表面に、石積用天然石の表面形状を示す凹
陥部分を形成し、隣り合う凹陥部分の間に、凹陥
部分より高く、かつ平坦な目地部分を一体に形成
して石積模様の外観を表現可能に形成してあると
ともに、さらに目地部分に対応する型枠の背面に
は、比較的大きい溝を形成し、この溝の交差部分
にピーコン接続用の凹部を形成しものゆえ、次の
ような多くの実用的効果を奏する。
著しく軽量化することができ、運搬およびコ
ンクリート施工する擁壁にあわせて、多数枚の
連設等を容易におこなうことができる。
擁壁を湾曲させて形成する場合にも、コンク
リート用石積模様型枠を湾曲させて、施工を容
易にすることができる。
ニクロムカツター或は通常の手動式カツター
等による切断作業が容易であり、コンクリート
施工現場において擁壁に合わせて簡単に切断す
ることができ、型枠どうしの模様合せ(継な
ぎ)も行ない易く少種類の形状のコンクリート
用石積模様型枠のみで様壁のコンクリート施工
を可能とするので、コンクリート施工費用を安
価にすることができる。
排水パイプの配置場所の選定が容易である。
複数枚のコンクリート用石積模様型枠の継ぎ
目を目地部分とすることにより、石積模様中に
現出する継ぎ目を目立たないようにすることが
できる。
目地部分に対応する型枠の背面に比較的大き
い溝を形成しているので、この溝を形成した部
分の型枠の肉厚を著しく薄くでき、施工現場に
おける切断作業を極めて容易に行なうことがで
きる。
溝同士の交差部分にピーコン接続用の凹部を
形成してなるものゆえ、この凹部から薄肉部分
を押し破つてピーコンを挿通することにより、
互いに対向する膜板同士の間隔保持を確実に行
なうことができ、裏面側の膜板に対するコンク
リート用石積模様型枠のセツトを確実にし、正
確な擁壁のコンクリート施工を可能とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のコンクリート用石積模様型
枠を示す正面斜視図、第2図および第3図はそれ
ぞれ第1図の−、−断面図、第4図〜第
9図は異なる石積模様としたコンクリート用石積
模様型枠の正面図、第10図は施工例を示す縦断
側面図、第11図は背面斜視図、第12図は第1
1図の−断面図。 1……コンクリート用石積模様型枠、2……凹
陥部分、3……目地部分、6……溝、7……ピー
コン接続用の凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂発泡体からなるコンクリート用型枠で
    あつて、コンクリート打設側表面に、石積用天然
    石の表面形状を示す凹陥部分を形成し、隣り合う
    凹陥部分の間に、凹陥部分より高く、かつ平坦な
    目地部分を一体に形成して石積模様の外観を表現
    可能に形成してあり、さらに目地部分に対応する
    型枠の背面には、比較的大きい溝を形成してある
    とともに溝の交差部分にピーコン接続用の凹部を
    形成してあることを特徴とするコンクリート用石
    積模様型枠。
JP7764590U 1990-07-21 1990-07-21 Expired JPH0428729Y2 (ja)

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JP7764590U JPH0428729Y2 (ja) 1990-07-21 1990-07-21

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JP7764590U JPH0428729Y2 (ja) 1990-07-21 1990-07-21

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Publication Number Publication Date
JPH03100405U JPH03100405U (ja) 1991-10-21
JPH0428729Y2 true JPH0428729Y2 (ja) 1992-07-13

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