JPH04283707A - プラスチック光ファイバケーブル - Google Patents
プラスチック光ファイバケーブルInfo
- Publication number
- JPH04283707A JPH04283707A JP3048210A JP4821091A JPH04283707A JP H04283707 A JPH04283707 A JP H04283707A JP 3048210 A JP3048210 A JP 3048210A JP 4821091 A JP4821091 A JP 4821091A JP H04283707 A JPH04283707 A JP H04283707A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl alcohol
- ethylene vinyl
- alcohol copolymer
- cable
- optical fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000013308 plastic optical fiber Substances 0.000 title claims description 23
- 229920000219 Ethylene vinyl alcohol Polymers 0.000 claims abstract description 36
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 claims abstract description 33
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims abstract description 19
- 238000000576 coating method Methods 0.000 abstract description 18
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 abstract description 16
- 239000000126 substance Substances 0.000 abstract description 5
- 230000006835 compression Effects 0.000 abstract description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 abstract description 3
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 abstract description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 abstract 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 abstract 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 abstract 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 9
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 9
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 239000006229 carbon black Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000003350 kerosene Substances 0.000 description 2
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 2
- 229920003229 poly(methyl methacrylate) Polymers 0.000 description 2
- 239000004926 polymethyl methacrylate Substances 0.000 description 2
- 238000007586 pull-out test Methods 0.000 description 2
- 239000012783 reinforcing fiber Substances 0.000 description 2
- RNFJDJUURJAICM-UHFFFAOYSA-N 2,2,4,4,6,6-hexaphenoxy-1,3,5-triaza-2$l^{5},4$l^{5},6$l^{5}-triphosphacyclohexa-1,3,5-triene Chemical compound N=1P(OC=2C=CC=CC=2)(OC=2C=CC=CC=2)=NP(OC=2C=CC=CC=2)(OC=2C=CC=CC=2)=NP=1(OC=1C=CC=CC=1)OC1=CC=CC=C1 RNFJDJUURJAICM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920000271 Kevlar® Polymers 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 239000002283 diesel fuel Substances 0.000 description 1
- 239000003063 flame retardant Substances 0.000 description 1
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 1
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 description 1
- 239000004761 kevlar Substances 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 239000003208 petroleum Substances 0.000 description 1
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 239000011253 protective coating Substances 0.000 description 1
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】自動車内、工場内などの比較的高
温な環境や、ガソリン、灯油、軽油などの石油類や溶剤
類の存在する雰囲気で使用するプラスチック光ファイバ
ケーブルに関するものである。
温な環境や、ガソリン、灯油、軽油などの石油類や溶剤
類の存在する雰囲気で使用するプラスチック光ファイバ
ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック光ファイバの外側をエチレ
ンビニルアルコールコポリマーで被覆し、その外側を難
燃性材料で被覆したケーブル及び熱可塑性樹脂で被覆し
たケーブルは実用新案出願公開昭57−74403号及
び実用新案出願公開昭58−71703に記載されてい
る。しかし、これらの文献には、エチレンビニルアルコ
ールコポリマーの被覆の厚さについては特に言及してい
ない。
ンビニルアルコールコポリマーで被覆し、その外側を難
燃性材料で被覆したケーブル及び熱可塑性樹脂で被覆し
たケーブルは実用新案出願公開昭57−74403号及
び実用新案出願公開昭58−71703に記載されてい
る。しかし、これらの文献には、エチレンビニルアルコ
ールコポリマーの被覆の厚さについては特に言及してい
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】プラスチック光ファ
イバをエチレンビニルアルコールコポリマーで被覆した
ケーブルは、薄い被覆であっても耐熱寸法安定性が高く
100℃でも使用できるのが特徴である。しかし、実際
に世の中で使用されているエチレンビニルアルコールコ
ポリマーの被覆層は比較的薄く、裸線の外径の1.5倍
以下の被覆がなされている程度である。
イバをエチレンビニルアルコールコポリマーで被覆した
ケーブルは、薄い被覆であっても耐熱寸法安定性が高く
100℃でも使用できるのが特徴である。しかし、実際
に世の中で使用されているエチレンビニルアルコールコ
ポリマーの被覆層は比較的薄く、裸線の外径の1.5倍
以下の被覆がなされている程度である。
【0004】この様な薄いエチレンビニルアルコールコ
ポリマー被覆だけで使用する事ができるのは比較的保護
された環境での用途向きであり、一般的には、更に分厚
い被覆が好ましい。しかし、エチレンビニルアルコール
コポリマーは溶融温度がたかく、成形温度が230℃以
上にもなるため、ケーブル化のために樹脂を厚く被覆す
るにはプラスチック光ファイバの損傷が大きく、あまり
厚い被覆は出来ないため、従来はエチレンビニルアルコ
ールコポリマーの被覆ケーブルで被覆層が裸線の1.8
倍以上のものは無かった。ところで、被覆層が薄い場合
の問題点は、ケーブルを端末のコネクターに固定すると
き、一般的に使用されているような被覆層を機械的に締
めつけたり、固定歯で食い込ませたりして固定すること
が出来ないと言う問題や、薄い被覆層だけではケーブル
としての機械的強度が不足し、補強繊維を必要とする。 あるいは、他の樹脂からなる被覆層を設ける必要がある
。このとき、他の樹脂からなる被覆層を被覆した場合に
は、この他の樹脂層とエチレンビニルアルコールコポリ
マー被覆層との間の接着は十分では無く、温度や湿度や
化学物質の影響により伸びちぢみがおこり、裸線が突き
出したり引っ込んだり或は裸線と一次被覆層は一体的で
あるが、二次被覆層との間に突き出しや引っ込みが生じ
たりする不具合が、ケーブルの端末で起こり、コネクタ
ーの固定方法が繁雑になってくる。さらに、エチレンビ
ニルアルコールコポリマーの優れたガスバリヤ性や耐薬
品性を発揮させるには、薄い被覆では不十分なことがあ
った。
ポリマー被覆だけで使用する事ができるのは比較的保護
された環境での用途向きであり、一般的には、更に分厚
い被覆が好ましい。しかし、エチレンビニルアルコール
コポリマーは溶融温度がたかく、成形温度が230℃以
上にもなるため、ケーブル化のために樹脂を厚く被覆す
るにはプラスチック光ファイバの損傷が大きく、あまり
厚い被覆は出来ないため、従来はエチレンビニルアルコ
ールコポリマーの被覆ケーブルで被覆層が裸線の1.8
倍以上のものは無かった。ところで、被覆層が薄い場合
の問題点は、ケーブルを端末のコネクターに固定すると
き、一般的に使用されているような被覆層を機械的に締
めつけたり、固定歯で食い込ませたりして固定すること
が出来ないと言う問題や、薄い被覆層だけではケーブル
としての機械的強度が不足し、補強繊維を必要とする。 あるいは、他の樹脂からなる被覆層を設ける必要がある
。このとき、他の樹脂からなる被覆層を被覆した場合に
は、この他の樹脂層とエチレンビニルアルコールコポリ
マー被覆層との間の接着は十分では無く、温度や湿度や
化学物質の影響により伸びちぢみがおこり、裸線が突き
出したり引っ込んだり或は裸線と一次被覆層は一体的で
あるが、二次被覆層との間に突き出しや引っ込みが生じ
たりする不具合が、ケーブルの端末で起こり、コネクタ
ーの固定方法が繁雑になってくる。さらに、エチレンビ
ニルアルコールコポリマーの優れたガスバリヤ性や耐薬
品性を発揮させるには、薄い被覆では不十分なことがあ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】補強材などを使用せずと
も、械的な強度を十分もち、コネクターなどの固定も被
覆層の締めつけなどで簡便にすませられるプラスチック
光ファイバケーブルを検討した結果、芯鞘構造からなる
プラスチック光ファイバ裸線を直接、エチレンビニルア
ルコールコポリマーで被覆しさらにその外側をエチレン
ビニルアルコールコポリマーで被覆し、これらのエチレ
ンビニルアルコールコポリマーの被覆層が二層以上であ
り、また被覆層同志が完全にあるいは部分的に熱融着し
た構造からなるプラスチック光ファイバケーブルであり
、プラスチック光ファイバの鞘層の外径に対しエチレン
ビニルアルコールコポリマー被覆層の最外径が1.8倍
以上であるプラスチック光ファイバケーブルを発明した
。エチレンビニルアルコールコポリマーの被覆は、押出
機で200℃以上の温度で溶融した樹脂を直接光ファイ
バ裸線に被覆ダイを通して被覆するのであるが、この時
の被覆層の厚さは裸線の直径に対し、あまり厚くすると
、プラスチック光ファイバがダメージをうけるので好ま
しくなく、一次被覆層の最外径は裸線の直径の1.5倍
以下がこのましい。ここで、一旦冷却したケーブルを再
度同様にして、エチレンビニルアルコールコポリマーで
被覆するが二層目の被覆は裸線の直径の1.8倍以上の
被覆外径に被覆する。エチレンビニルアルコールコポリ
マー被覆層は二層、三層と多層に被覆できるが、通常は
二層である。より好ましい被覆外径は1.8〜3倍程度
である。エチレンビニルアルコールコポリマ被覆をカー
ボンブラックで着色したり、他の顔料を添加したりする
ことができる。しかし、エチレンビニルアルコールコポ
リマーのガスバリヤ性や耐薬品性をより発揮させるため
には、第1層目はこれらの顔料を加えない方がよりこの
ましいこともある。
も、械的な強度を十分もち、コネクターなどの固定も被
覆層の締めつけなどで簡便にすませられるプラスチック
光ファイバケーブルを検討した結果、芯鞘構造からなる
プラスチック光ファイバ裸線を直接、エチレンビニルア
ルコールコポリマーで被覆しさらにその外側をエチレン
ビニルアルコールコポリマーで被覆し、これらのエチレ
ンビニルアルコールコポリマーの被覆層が二層以上であ
り、また被覆層同志が完全にあるいは部分的に熱融着し
た構造からなるプラスチック光ファイバケーブルであり
、プラスチック光ファイバの鞘層の外径に対しエチレン
ビニルアルコールコポリマー被覆層の最外径が1.8倍
以上であるプラスチック光ファイバケーブルを発明した
。エチレンビニルアルコールコポリマーの被覆は、押出
機で200℃以上の温度で溶融した樹脂を直接光ファイ
バ裸線に被覆ダイを通して被覆するのであるが、この時
の被覆層の厚さは裸線の直径に対し、あまり厚くすると
、プラスチック光ファイバがダメージをうけるので好ま
しくなく、一次被覆層の最外径は裸線の直径の1.5倍
以下がこのましい。ここで、一旦冷却したケーブルを再
度同様にして、エチレンビニルアルコールコポリマーで
被覆するが二層目の被覆は裸線の直径の1.8倍以上の
被覆外径に被覆する。エチレンビニルアルコールコポリ
マー被覆層は二層、三層と多層に被覆できるが、通常は
二層である。より好ましい被覆外径は1.8〜3倍程度
である。エチレンビニルアルコールコポリマ被覆をカー
ボンブラックで着色したり、他の顔料を添加したりする
ことができる。しかし、エチレンビニルアルコールコポ
リマーのガスバリヤ性や耐薬品性をより発揮させるため
には、第1層目はこれらの顔料を加えない方がよりこの
ましいこともある。
【0006】二層目の被覆は既に被覆の終わった、冷却
された一次被覆のみを施したケーブルに被覆するので、
この方法によれば1層目と2層目の境界面は部分的に融
着している。このような部分接着はケーブルをコネクタ
ー部分で被覆層を押さえつけたり、固定歯で固定する場
合にも一層と二層とが大きくズレるようなことがなく、
確実に固定することができる。(図2、図3参照)本発
明では、同じ樹脂を部分融着させながら被覆しているの
で全く問題が無いが、材質が異なる樹脂では層間の突出
引っ込みが生じる。さらに、ケーブルを小さな曲率半径
でまげたりしたときにも、単純に1層で分厚く被覆した
場合に比べ、多層に被覆し、部分融着により層間がルー
ズに固定されている場合はこの境界面でわずかズリが局
部的に生じ、過大な曲げによるストレスをプラスチック
光ファイバに加えることが無いのでく好都合である。そ
のため、曲げに対する光ロスが小さい。この様にして得
たケーブルは機械的強度としては、引っ張りに強く、例
えば直径1mmの裸線に2.2mmの外径のエチレンビ
ニルアルコールコポリマーを被覆した場合には、プラス
チック光ファイバの降伏点伸び率7%のケーブルの引っ
張り強度は20Kgを越えており、従来ケブラなどの補
強繊維によって達成した強度を、それ無しで実現してい
る。
された一次被覆のみを施したケーブルに被覆するので、
この方法によれば1層目と2層目の境界面は部分的に融
着している。このような部分接着はケーブルをコネクタ
ー部分で被覆層を押さえつけたり、固定歯で固定する場
合にも一層と二層とが大きくズレるようなことがなく、
確実に固定することができる。(図2、図3参照)本発
明では、同じ樹脂を部分融着させながら被覆しているの
で全く問題が無いが、材質が異なる樹脂では層間の突出
引っ込みが生じる。さらに、ケーブルを小さな曲率半径
でまげたりしたときにも、単純に1層で分厚く被覆した
場合に比べ、多層に被覆し、部分融着により層間がルー
ズに固定されている場合はこの境界面でわずかズリが局
部的に生じ、過大な曲げによるストレスをプラスチック
光ファイバに加えることが無いのでく好都合である。そ
のため、曲げに対する光ロスが小さい。この様にして得
たケーブルは機械的強度としては、引っ張りに強く、例
えば直径1mmの裸線に2.2mmの外径のエチレンビ
ニルアルコールコポリマーを被覆した場合には、プラス
チック光ファイバの降伏点伸び率7%のケーブルの引っ
張り強度は20Kgを越えており、従来ケブラなどの補
強繊維によって達成した強度を、それ無しで実現してい
る。
【0007】そのほか、ケーブルに加重をかけたときの
ロス増加が小さいなどの数多くのメリットがある。エチ
レンビニルアルコールコポリマー樹脂の耐薬品性の優れ
た特徴を利用して、これらの被覆層を厚くしたケーブル
はジーゼル油、灯油、軽油、ガソリンなどの液面センサ
ーや、照明装置に使用できるケーブルとしての利用も可
能である。
ロス増加が小さいなどの数多くのメリットがある。エチ
レンビニルアルコールコポリマー樹脂の耐薬品性の優れ
た特徴を利用して、これらの被覆層を厚くしたケーブル
はジーゼル油、灯油、軽油、ガソリンなどの液面センサ
ーや、照明装置に使用できるケーブルとしての利用も可
能である。
【0008】本発明はエチレンビニルアルコールコポリ
マーの被覆の上に特に別の保護被覆層を要しないもので
あるが、ケーブルを複合化して、他の光ファイバや電線
などと複合したり、あるいは、より高い信頼性を付与す
るために他の樹脂を被覆することも可能である。
マーの被覆の上に特に別の保護被覆層を要しないもので
あるが、ケーブルを複合化して、他の光ファイバや電線
などと複合したり、あるいは、より高い信頼性を付与す
るために他の樹脂を被覆することも可能である。
【0009】
【実施例】PMMA系のプラスチック光ファイバ旭化成
製ルミナス〈登録商標〉F(直径1mm裸線)にエチレ
ンビニルアルコールコポリマーを押出機で240℃で溶
融し、被覆ダイをへて直径は1.3mmに被覆した。こ
のケーブルをこんどは、エチレンビニルアルコールコポ
リマーの中にカーボンブラックを0.1%含有させた樹
脂で同様に、2.2mmに被覆した。このケーブルの伝
送損失は10m−2mのカットバック法で測定し660
nmのLEDに対し280dB/kmであった。
製ルミナス〈登録商標〉F(直径1mm裸線)にエチレ
ンビニルアルコールコポリマーを押出機で240℃で溶
融し、被覆ダイをへて直径は1.3mmに被覆した。こ
のケーブルをこんどは、エチレンビニルアルコールコポ
リマーの中にカーボンブラックを0.1%含有させた樹
脂で同様に、2.2mmに被覆した。このケーブルの伝
送損失は10m−2mのカットバック法で測定し660
nmのLEDに対し280dB/kmであった。
【0010】このケーブルを100℃に1000時間置
いた時の伝送損失は300dB/kmであった。ケーブ
ルの被覆層と裸線の突出引っ込みは1mあたり0.1m
m以下であった。このケーブルのコネクター部分での被
覆層をかしめによって固定する方法で引き抜きテストを
行った。コネクターは東芝製TOCP100であり、金
属のかしめ歯でおさえこみケーブル被覆層で固定した。 このコネクターを万力で押さえ、10Kgの加重で1分
間引っ張ったが引き抜けることは無かった。
いた時の伝送損失は300dB/kmであった。ケーブ
ルの被覆層と裸線の突出引っ込みは1mあたり0.1m
m以下であった。このケーブルのコネクター部分での被
覆層をかしめによって固定する方法で引き抜きテストを
行った。コネクターは東芝製TOCP100であり、金
属のかしめ歯でおさえこみケーブル被覆層で固定した。 このコネクターを万力で押さえ、10Kgの加重で1分
間引っ張ったが引き抜けることは無かった。
【0011】また、このケーブルの引っ張り強度を測定
した。チャック間長さ100mm、引っ張り速度100
mm/minで測定し、7%の伸びを示す時の張力をも
とめた。その値は23℃で22Kgであった。この強度
は十分な強度である。次に、このケーブルを60℃の高
温槽のなかで、押しつけ長さ50mmの鉄板にはさみ、
70Kgの加重をかけ、30分放置したときの光量の保
持率を測定したが95%を保ち、十分な耐圧縮力を示し
た。
した。チャック間長さ100mm、引っ張り速度100
mm/minで測定し、7%の伸びを示す時の張力をも
とめた。その値は23℃で22Kgであった。この強度
は十分な強度である。次に、このケーブルを60℃の高
温槽のなかで、押しつけ長さ50mmの鉄板にはさみ、
70Kgの加重をかけ、30分放置したときの光量の保
持率を測定したが95%を保ち、十分な耐圧縮力を示し
た。
【0012】
【比較例】PMMA系のプラスチック光ファイバ旭化成
製ルミナスF(直径1mm裸線)にエチレンビニルアル
コールコポリマーを押出機で240℃で溶融し、被覆ダ
イをへて直径は1.3mmに被覆した。このケーブルに
ポリエチレンを被覆し2.2mm外径のケーブルを得た
。
製ルミナスF(直径1mm裸線)にエチレンビニルアル
コールコポリマーを押出機で240℃で溶融し、被覆ダ
イをへて直径は1.3mmに被覆した。このケーブルに
ポリエチレンを被覆し2.2mm外径のケーブルを得た
。
【0013】このケーブルのコネクター部分での被覆層
をかしめによって固定する方法で引き抜きテストを行っ
た。コネクターは東芝製TOCP100であり、金属の
かしめ歯でおさえこみケーブル被覆層で固定した。この
コネクターを万力で押さえ、10Kgの加重で引っ張っ
たところ、ケーブルは破損し抜けてしまった。また、こ
のケーブルの引っ張り強度を測定した。チャック間長さ
100mm、引っ張り速度100mm/minで測定し
、7%の伸びを示す時の張力をもとめた。その値は23
℃で9.5Kgであった。
をかしめによって固定する方法で引き抜きテストを行っ
た。コネクターは東芝製TOCP100であり、金属の
かしめ歯でおさえこみケーブル被覆層で固定した。この
コネクターを万力で押さえ、10Kgの加重で引っ張っ
たところ、ケーブルは破損し抜けてしまった。また、こ
のケーブルの引っ張り強度を測定した。チャック間長さ
100mm、引っ張り速度100mm/minで測定し
、7%の伸びを示す時の張力をもとめた。その値は23
℃で9.5Kgであった。
【0014】次に、このケーブルを60℃の高温槽のな
かで、押しつけ長さ50mmの鉄板にはさみ、70Kg
の加重をかけ、30分放置したときの光量の保持率を測
定したが60%に減衰した。
かで、押しつけ長さ50mmの鉄板にはさみ、70Kg
の加重をかけ、30分放置したときの光量の保持率を測
定したが60%に減衰した。
【0015】
【発明の効果】エチレンビニルアルコールコポリマーを
多層に被覆することにより厚い被覆を可能にし、結果と
してコネクター端末でのかしめ性の向上、突出引っ込み
の無いケーブル、引っ張り強度が著しく強いケーブル、
耐圧縮強度の強いケーブルを提供できるようになった。
多層に被覆することにより厚い被覆を可能にし、結果と
してコネクター端末でのかしめ性の向上、突出引っ込み
の無いケーブル、引っ張り強度が著しく強いケーブル、
耐圧縮強度の強いケーブルを提供できるようになった。
【図1】本発明のプラスチック光ファイバケーブルを例
示する断面図である。
示する断面図である。
【図2】本発明のプラスチック光ファイバケーブルユニ
ット端末の1例を示す横断面図で、被覆層をはぎ取らな
い例である。
ット端末の1例を示す横断面図で、被覆層をはぎ取らな
い例である。
【図3】本発明のプラスチック光ファイバケーブルユニ
ット端末の1例を示す横断面図で、被覆層をはぎ取った
例である。
ット端末の1例を示す横断面図で、被覆層をはぎ取った
例である。
1 裸線
2 一次エチレンビニルアルコールコポリマー被覆層
3 二次エチレンビニルアルコールコポリマー被覆層
4 コネクター 5 固定歯
3 二次エチレンビニルアルコールコポリマー被覆層
4 コネクター 5 固定歯
Claims (1)
- 【請求項1】 芯鞘構造からなるプラスチック光ファ
イバ裸線を直接、エチレンビニルアルコールコポリマー
で被覆しさらにその外側をエチレンビニルアルコールコ
ポリマーで被覆し、これらのエチレンビニルアルコール
コポリマーの被覆層が二層以上であり、また被覆層同志
が完全にあるいは部分的に熱融着した構造からなるプラ
スチック光ファイバケーブルであり、プラスチック光フ
ァイバの鞘層の外径に対しエチレンビニルアルコールコ
ポリマー被覆層の最外径が1.8倍以上であるプラスチ
ック光ファイバケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3048210A JPH04283707A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | プラスチック光ファイバケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3048210A JPH04283707A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | プラスチック光ファイバケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04283707A true JPH04283707A (ja) | 1992-10-08 |
Family
ID=12797041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3048210A Pending JPH04283707A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | プラスチック光ファイバケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04283707A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014102441A (ja) * | 2012-11-21 | 2014-06-05 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | ハイブリッドコネクタ |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP3048210A patent/JPH04283707A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014102441A (ja) * | 2012-11-21 | 2014-06-05 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | ハイブリッドコネクタ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH04265915A (ja) | 光導波路ファイバのための保護チュ−ブ | |
CA2309016A1 (en) | Fiber optic cable units | |
CA2254805C (en) | Optical fiber products having a stress indicating capability and process for making same | |
CN207993546U (zh) | 一种耐高温光电混合光缆 | |
JP3850961B2 (ja) | 高naプラスチック光ファイバ素線及びケーブル | |
WO2001051977A2 (en) | Optical fiber cable and optical fiber cable with plug | |
JP3850962B2 (ja) | 多芯プラスチック光ファイバ裸線、これを用いた素線及びケーブル | |
JPH04283707A (ja) | プラスチック光ファイバケーブル | |
JP3756625B2 (ja) | プラスチック光ファイバケーブル | |
JP3004845B2 (ja) | 難燃プラスチック光ファイバケーブル | |
JP4002022B2 (ja) | 光信号伝送用耐熱多芯プラスチック光ファイバ素線及びケーブル | |
CN210427884U (zh) | 一种高抗压力低敷设限制及多环境适用性的预制接头光缆 | |
JP4124307B2 (ja) | プラスチック光ファイバ | |
JP3892321B2 (ja) | 光ファイバケーブルおよびプラグ付き光ファイバケーブル | |
JP3808587B2 (ja) | プラスチック光ファイバケーブル | |
JP2809721B2 (ja) | 機械特性に優れたプラスチック光ファイバケーブル | |
CN218675409U (zh) | 一种耐腐蚀的单模束状光缆 | |
KR20140120537A (ko) | 젤 프리 opgw | |
JP3898818B2 (ja) | プラスチック光ファイバの製造方法 | |
JP2007065686A (ja) | プラスチック光ファイバ素線とその製造方法、及びプラスチック光ファイバケーブル | |
JP2005037641A (ja) | 光ファイバケーブル | |
JP2951677B2 (ja) | プラスチック光ファイバコード | |
JPH10307218A (ja) | プラスチック光ファイバ素線及びプラスチック光ファイバケーブル | |
JPH03100610A (ja) | 難燃ケーブル | |
JP2003255201A (ja) | 光ファイバケーブルおよびプラグ付き光ファイバケーブル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010529 |