JPH04283707A - プラスチック光ファイバケーブル - Google Patents

プラスチック光ファイバケーブル

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Publication number
JPH04283707A
JPH04283707A JP3048210A JP4821091A JPH04283707A JP H04283707 A JPH04283707 A JP H04283707A JP 3048210 A JP3048210 A JP 3048210A JP 4821091 A JP4821091 A JP 4821091A JP H04283707 A JPH04283707 A JP H04283707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl alcohol
ethylene vinyl
alcohol copolymer
cable
optical fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3048210A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Toyoshima
真一 豊島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP3048210A priority Critical patent/JPH04283707A/ja
Publication of JPH04283707A publication Critical patent/JPH04283707A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】自動車内、工場内などの比較的高
温な環境や、ガソリン、灯油、軽油などの石油類や溶剤
類の存在する雰囲気で使用するプラスチック光ファイバ
ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック光ファイバの外側をエチレ
ンビニルアルコールコポリマーで被覆し、その外側を難
燃性材料で被覆したケーブル及び熱可塑性樹脂で被覆し
たケーブルは実用新案出願公開昭57−74403号及
び実用新案出願公開昭58−71703に記載されてい
る。しかし、これらの文献には、エチレンビニルアルコ
ールコポリマーの被覆の厚さについては特に言及してい
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】プラスチック光ファ
イバをエチレンビニルアルコールコポリマーで被覆した
ケーブルは、薄い被覆であっても耐熱寸法安定性が高く
100℃でも使用できるのが特徴である。しかし、実際
に世の中で使用されているエチレンビニルアルコールコ
ポリマーの被覆層は比較的薄く、裸線の外径の1.5倍
以下の被覆がなされている程度である。
【0004】この様な薄いエチレンビニルアルコールコ
ポリマー被覆だけで使用する事ができるのは比較的保護
された環境での用途向きであり、一般的には、更に分厚
い被覆が好ましい。しかし、エチレンビニルアルコール
コポリマーは溶融温度がたかく、成形温度が230℃以
上にもなるため、ケーブル化のために樹脂を厚く被覆す
るにはプラスチック光ファイバの損傷が大きく、あまり
厚い被覆は出来ないため、従来はエチレンビニルアルコ
ールコポリマーの被覆ケーブルで被覆層が裸線の1.8
倍以上のものは無かった。ところで、被覆層が薄い場合
の問題点は、ケーブルを端末のコネクターに固定すると
き、一般的に使用されているような被覆層を機械的に締
めつけたり、固定歯で食い込ませたりして固定すること
が出来ないと言う問題や、薄い被覆層だけではケーブル
としての機械的強度が不足し、補強繊維を必要とする。 あるいは、他の樹脂からなる被覆層を設ける必要がある
。このとき、他の樹脂からなる被覆層を被覆した場合に
は、この他の樹脂層とエチレンビニルアルコールコポリ
マー被覆層との間の接着は十分では無く、温度や湿度や
化学物質の影響により伸びちぢみがおこり、裸線が突き
出したり引っ込んだり或は裸線と一次被覆層は一体的で
あるが、二次被覆層との間に突き出しや引っ込みが生じ
たりする不具合が、ケーブルの端末で起こり、コネクタ
ーの固定方法が繁雑になってくる。さらに、エチレンビ
ニルアルコールコポリマーの優れたガスバリヤ性や耐薬
品性を発揮させるには、薄い被覆では不十分なことがあ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】補強材などを使用せずと
も、械的な強度を十分もち、コネクターなどの固定も被
覆層の締めつけなどで簡便にすませられるプラスチック
光ファイバケーブルを検討した結果、芯鞘構造からなる
プラスチック光ファイバ裸線を直接、エチレンビニルア
ルコールコポリマーで被覆しさらにその外側をエチレン
ビニルアルコールコポリマーで被覆し、これらのエチレ
ンビニルアルコールコポリマーの被覆層が二層以上であ
り、また被覆層同志が完全にあるいは部分的に熱融着し
た構造からなるプラスチック光ファイバケーブルであり
、プラスチック光ファイバの鞘層の外径に対しエチレン
ビニルアルコールコポリマー被覆層の最外径が1.8倍
以上であるプラスチック光ファイバケーブルを発明した
。エチレンビニルアルコールコポリマーの被覆は、押出
機で200℃以上の温度で溶融した樹脂を直接光ファイ
バ裸線に被覆ダイを通して被覆するのであるが、この時
の被覆層の厚さは裸線の直径に対し、あまり厚くすると
、プラスチック光ファイバがダメージをうけるので好ま
しくなく、一次被覆層の最外径は裸線の直径の1.5倍
以下がこのましい。ここで、一旦冷却したケーブルを再
度同様にして、エチレンビニルアルコールコポリマーで
被覆するが二層目の被覆は裸線の直径の1.8倍以上の
被覆外径に被覆する。エチレンビニルアルコールコポリ
マー被覆層は二層、三層と多層に被覆できるが、通常は
二層である。より好ましい被覆外径は1.8〜3倍程度
である。エチレンビニルアルコールコポリマ被覆をカー
ボンブラックで着色したり、他の顔料を添加したりする
ことができる。しかし、エチレンビニルアルコールコポ
リマーのガスバリヤ性や耐薬品性をより発揮させるため
には、第1層目はこれらの顔料を加えない方がよりこの
ましいこともある。
【0006】二層目の被覆は既に被覆の終わった、冷却
された一次被覆のみを施したケーブルに被覆するので、
この方法によれば1層目と2層目の境界面は部分的に融
着している。このような部分接着はケーブルをコネクタ
ー部分で被覆層を押さえつけたり、固定歯で固定する場
合にも一層と二層とが大きくズレるようなことがなく、
確実に固定することができる。(図2、図3参照)本発
明では、同じ樹脂を部分融着させながら被覆しているの
で全く問題が無いが、材質が異なる樹脂では層間の突出
引っ込みが生じる。さらに、ケーブルを小さな曲率半径
でまげたりしたときにも、単純に1層で分厚く被覆した
場合に比べ、多層に被覆し、部分融着により層間がルー
ズに固定されている場合はこの境界面でわずかズリが局
部的に生じ、過大な曲げによるストレスをプラスチック
光ファイバに加えることが無いのでく好都合である。そ
のため、曲げに対する光ロスが小さい。この様にして得
たケーブルは機械的強度としては、引っ張りに強く、例
えば直径1mmの裸線に2.2mmの外径のエチレンビ
ニルアルコールコポリマーを被覆した場合には、プラス
チック光ファイバの降伏点伸び率7%のケーブルの引っ
張り強度は20Kgを越えており、従来ケブラなどの補
強繊維によって達成した強度を、それ無しで実現してい
る。
【0007】そのほか、ケーブルに加重をかけたときの
ロス増加が小さいなどの数多くのメリットがある。エチ
レンビニルアルコールコポリマー樹脂の耐薬品性の優れ
た特徴を利用して、これらの被覆層を厚くしたケーブル
はジーゼル油、灯油、軽油、ガソリンなどの液面センサ
ーや、照明装置に使用できるケーブルとしての利用も可
能である。
【0008】本発明はエチレンビニルアルコールコポリ
マーの被覆の上に特に別の保護被覆層を要しないもので
あるが、ケーブルを複合化して、他の光ファイバや電線
などと複合したり、あるいは、より高い信頼性を付与す
るために他の樹脂を被覆することも可能である。
【0009】
【実施例】PMMA系のプラスチック光ファイバ旭化成
製ルミナス〈登録商標〉F(直径1mm裸線)にエチレ
ンビニルアルコールコポリマーを押出機で240℃で溶
融し、被覆ダイをへて直径は1.3mmに被覆した。こ
のケーブルをこんどは、エチレンビニルアルコールコポ
リマーの中にカーボンブラックを0.1%含有させた樹
脂で同様に、2.2mmに被覆した。このケーブルの伝
送損失は10m−2mのカットバック法で測定し660
nmのLEDに対し280dB/kmであった。
【0010】このケーブルを100℃に1000時間置
いた時の伝送損失は300dB/kmであった。ケーブ
ルの被覆層と裸線の突出引っ込みは1mあたり0.1m
m以下であった。このケーブルのコネクター部分での被
覆層をかしめによって固定する方法で引き抜きテストを
行った。コネクターは東芝製TOCP100であり、金
属のかしめ歯でおさえこみケーブル被覆層で固定した。 このコネクターを万力で押さえ、10Kgの加重で1分
間引っ張ったが引き抜けることは無かった。
【0011】また、このケーブルの引っ張り強度を測定
した。チャック間長さ100mm、引っ張り速度100
mm/minで測定し、7%の伸びを示す時の張力をも
とめた。その値は23℃で22Kgであった。この強度
は十分な強度である。次に、このケーブルを60℃の高
温槽のなかで、押しつけ長さ50mmの鉄板にはさみ、
70Kgの加重をかけ、30分放置したときの光量の保
持率を測定したが95%を保ち、十分な耐圧縮力を示し
た。
【0012】
【比較例】PMMA系のプラスチック光ファイバ旭化成
製ルミナスF(直径1mm裸線)にエチレンビニルアル
コールコポリマーを押出機で240℃で溶融し、被覆ダ
イをへて直径は1.3mmに被覆した。このケーブルに
ポリエチレンを被覆し2.2mm外径のケーブルを得た
【0013】このケーブルのコネクター部分での被覆層
をかしめによって固定する方法で引き抜きテストを行っ
た。コネクターは東芝製TOCP100であり、金属の
かしめ歯でおさえこみケーブル被覆層で固定した。この
コネクターを万力で押さえ、10Kgの加重で引っ張っ
たところ、ケーブルは破損し抜けてしまった。また、こ
のケーブルの引っ張り強度を測定した。チャック間長さ
100mm、引っ張り速度100mm/minで測定し
、7%の伸びを示す時の張力をもとめた。その値は23
℃で9.5Kgであった。
【0014】次に、このケーブルを60℃の高温槽のな
かで、押しつけ長さ50mmの鉄板にはさみ、70Kg
の加重をかけ、30分放置したときの光量の保持率を測
定したが60%に減衰した。
【0015】
【発明の効果】エチレンビニルアルコールコポリマーを
多層に被覆することにより厚い被覆を可能にし、結果と
してコネクター端末でのかしめ性の向上、突出引っ込み
の無いケーブル、引っ張り強度が著しく強いケーブル、
耐圧縮強度の強いケーブルを提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチック光ファイバケーブルを例
示する断面図である。
【図2】本発明のプラスチック光ファイバケーブルユニ
ット端末の1例を示す横断面図で、被覆層をはぎ取らな
い例である。
【図3】本発明のプラスチック光ファイバケーブルユニ
ット端末の1例を示す横断面図で、被覆層をはぎ取った
例である。
【符号の説明】
1  裸線 2  一次エチレンビニルアルコールコポリマー被覆層
3  二次エチレンビニルアルコールコポリマー被覆層
4  コネクター 5  固定歯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  芯鞘構造からなるプラスチック光ファ
    イバ裸線を直接、エチレンビニルアルコールコポリマー
    で被覆しさらにその外側をエチレンビニルアルコールコ
    ポリマーで被覆し、これらのエチレンビニルアルコール
    コポリマーの被覆層が二層以上であり、また被覆層同志
    が完全にあるいは部分的に熱融着した構造からなるプラ
    スチック光ファイバケーブルであり、プラスチック光フ
    ァイバの鞘層の外径に対しエチレンビニルアルコールコ
    ポリマー被覆層の最外径が1.8倍以上であるプラスチ
    ック光ファイバケーブル。
JP3048210A 1991-03-13 1991-03-13 プラスチック光ファイバケーブル Pending JPH04283707A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3048210A JPH04283707A (ja) 1991-03-13 1991-03-13 プラスチック光ファイバケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3048210A JPH04283707A (ja) 1991-03-13 1991-03-13 プラスチック光ファイバケーブル

Publications (1)

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JPH04283707A true JPH04283707A (ja) 1992-10-08

Family

ID=12797041

Family Applications (1)

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JP3048210A Pending JPH04283707A (ja) 1991-03-13 1991-03-13 プラスチック光ファイバケーブル

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JP (1) JPH04283707A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014102441A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk ハイブリッドコネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20010529