JPH04282655A - 電子写真方式の画像形成装置 - Google Patents

電子写真方式の画像形成装置

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JPH04282655A
JPH04282655A JP3070491A JP7049191A JPH04282655A JP H04282655 A JPH04282655 A JP H04282655A JP 3070491 A JP3070491 A JP 3070491A JP 7049191 A JP7049191 A JP 7049191A JP H04282655 A JPH04282655 A JP H04282655A
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JP
Japan
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image quality
image
quality correction
output
voltage
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Application number
JP3070491A
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English (en)
Inventor
Masaru Kaneko
勝 金子
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH04282655A publication Critical patent/JPH04282655A/ja
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  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真方式の画像
形成装置、例えばレーザプリンタ,デジタル複写機,フ
ァクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式の画像形成装置、
例えばレーザプリンタにおいては、レーザ書込装置内の
レーザダイオードから発生される画像データに応じて変
調されたレーザビームを、帯電チャージャによって帯電
された感光体上に照射して露光することにより静電潜像
を形成し、その静電潜像に現像装置によりトナーを付着
させて可視像化し、その可視像を転写チャージャにより
用紙に転写して画像を形成するようにしている。
【0003】ところで、このようなレーザプリンタにお
いては、一般に画像濃度を最適濃度に自動的に調整する
機能を備えている。その機能を具体的に説明すると、画
質補正用パターンを感光体上の画像領域該に書き込み、
それを画質読取手段によって読み取り、その結果に応じ
てレーザダイオードの光量などを制御する画質補正手段
を動作させることにより画質補正を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置においては、上述のような画質
補正が定期的(所定枚数毎)に行なわれていたため、画
質補正が不要の時も画質補正用パターンの書き込みが行
なわれることがあり、無駄にトナー,感光体,クリーナ
等が消耗されていた。
【0005】また、感光体への画質補正用パターンの書
き込みには画像領域外の僅かな部分を使用していたので
、画像領域内の画質補正が正しく行なわれないなどの不
具合もあった。
【0006】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、トナー,感光体,クリーナ等の無駄な消耗
を防ぐことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、感光体上に画質補正用パターンの書き
込みを行なう画質補正パターン発生手段Aと、該手段A
によって感光体上に書き込んだ画質補正用パターンの画
質を読み取る画質読取手段Bと、該手段Bによって読み
取った画質に基づいて画質補正を行なう画質補正手段C
とを備えた電子写真方式の画像形成装置において、通常
の画像形成を行なう通常モードと画質を補正するための
画像形成を行なう画質補正モードのいずれか一方を選択
するモード選択手段Dを設け、該手段Dによって通常モ
ードが選択された場合には画質補正パターン発生手段A
を動作させないようにし、画質補正モードが選択された
場合には画質補正パターン発生手段A,画質読取手段B
,及び画質補正手段Cを動作させて画質補正動作を行な
うようにしたものである。
【0008】また、モード選択手段によって画質補正モ
ードが選択された場合には、紙の通紙に係わる制御を禁
止する手段を設けてもよい。
【0009】
【作用】この発明による画像形成装置によれば、ユーザ
が画質補正が必要と思われる時にのみ画質補正モードを
選択して画質補正を行なわせることができるので、トナ
ー,感光体,クリーナ等の無駄な消耗を防ぐことができ
る。また、モード選択手段によって画質補正モードが選
択された場合に、紙の通紙に係わる制御を禁止するよう
にすれば、紙の無駄を防ぐことができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図2以降を参照し
て具体的に説明する。図2は、この発明の一実施例であ
るレーザプリンタの概略構成を示す断面図である。
【0011】このレーザプリンタは本体1とテーブル2
からなり、本体1には各々250枚のカット紙を収納で
きる上下2個の給紙トレイ(カセット)3,4を着脱可
能に備え、上部に第1排紙スタッカ6と第2排紙スタッ
カ7を2段重ね設け、後部に第3排紙スタッカ8を排紙
口9に対して図2の矢印Aの方向に開閉可能に備えてい
る。
【0012】また、本体1内にはプリンタエンジンの作
像部を構成する感光体ドラム10,帯電チャージャ11
,レーザ書込装置12,現像装置13,転写チャージャ
14,クリーニングユニット(クリーナ)15及び定着
装置16と、レジストローラ対17と、多数の搬送ロー
ラとペーパーガイド板等からなる排紙用搬送部18と、
高圧電源ユニット19及び後述する濃度センサ20(図
示省略)とを備えている。さらに、本体1内にはレーザ
プリンタを制御するプリンタコントローラ21及びエン
ジンドライバ30の基板が装着されている。
【0013】一方、テーブル2には1000枚のカット
紙を収納できる大量給紙トレイ5を装着しており、内部
には両面ユニットを構成する多数の搬送ローラとペーパ
ーガイド板等からなる両面プリント用の反転部22及び
反転紙給送部23等を備えている。また、本体1の図示
しない外部正面には前カバーが開閉自在に備えられ、本
体1の内部の点検等を行なう時はそのカバーを開いて各
部の点検作業等を行なうようにしている。
【0014】次に上記各部の動作を簡単に説明する。エ
ンジンドライバ30によりプリントシーケンスが開始さ
れると、所定のタイミングで給紙トレイ3,4又は大量
給紙トレイ5のいずれか選択されたものから給紙を始め
、その用紙の先端がレジストローラ対17に狭持された
状態で一時停止させる。
【0015】一方、感光体ドラム10は図2の矢印方向
へ回転し、帯電チャージャ11によって帯電された表面
に、レーザ書込装置12によってビデオデータに応じて
変調されたレーザビームをドラム軸方向に主走査しなが
ら照射して露光し、静電潜像を形成する。
【0016】その潜像を現像装置13からのトナーによ
って現像し、所定のタイミングでレジストローラ対17
によって給送される用紙に転写チャージャ14によって
転写した後、その転写された用紙を感光体ドラム10か
ら分離して定着装置16へ搬送して熱定着し、さらに定
着加熱された用紙すなわちプリント紙を排紙部へ送出す
る。
【0017】その際、排紙部として排紙用搬送部18を
介してプリンタ上部に位置する第1排紙スタッカ6又は
第2排紙スタッカ7、あるいはプリンタ後部に位置する
第3排紙スタッカ8のいずれか選択された排紙スタッカ
に排紙される。
【0018】なお、通常は第1排紙スタッカ6,第2ス
タッカ7のいずれかが選択されるが、封筒や葉書などの
カールし易い紙を使用する場合等、特別な場合には第3
排紙スタッカ8が選択される。但し、排紙口9が閉じて
排紙可能な状態になっていない時は、第3排紙スタッカ
8を選択することはできない。
【0019】ところで、両面プリントが選択されている
時には、片面にプリントされた用紙を搬送進路を変更し
てテーブル2へ送り込む。そして、一旦両面プリント用
の反転部22へ送り込んだ後、搬送方向を逆転して(ス
イッチバック)、反転紙給送部23へ搬送して待機させ
、所定タイミングで本体1へ送りこんで、前述と同様に
して他方の面にプリントし、その後いずれかの排紙スタ
ッカに排紙する。
【0020】図3はこのレーザプリンタの制御系の概略
構成を示すブロック図、図4はそのエンジンドライバ3
0内のレーザ制御に係わる部分の詳細を示す回路図、図
5はそのレーザ書込制御回路の詳細を示す回路図であり
、この各図を参照してレーザ制御回路について具体的に
説明する。
【0021】このレーザ制御回路は、エンジンドライバ
30及びレーザ書込装置12内のレーザ書込制御回路5
0から構成されている。但し、エンジンドライバ30内
のメインCPU31は、一部分だけレーザ制御に係わる
程度で、主に電子写真プロセスのシーケンス制御を司る
【0022】エンジンドライバ30は、マイクロコンピ
ュータであるメインCPU31及びプロセスCPU32
と、プロセスCPU32の所定の入力端子とアース端子
との間に接続された2個のディップスイッチ(以下「D
IP」と称す)b0〜b1と、アップダウンカウンタ(
以下「カウンタ」と称す)33,34及びその他多数の
論理回路から構成されるゲートアレイ35と、デジタル
信号をアナログ信号に変換する3個のD/Aコンバータ
36〜38と、オペアンプOP1と抵抗R3からなる反
転増幅器39とを備えている。
【0023】なお、メインCPU31の出力側には図2
に示した作像部のうち帯電チャージャ11と転写チャー
ジャ14と図2では図示を省略した分離チャージャ40
とを接続した高圧電源ユニット19や、さらに図示しな
い搬送用のモータ等がドライバを介して接続されている
【0024】また、プロセスCPU32には、発光部で
ある発光ダイオード(LED)41と受光部であるフォ
トトランジスタQ3および抵抗R9,R10から構成さ
れ、感光体ドラム10に対向して固定設置された濃度セ
ンサ20(画像読取手段に相当する)、本体1の前カバ
ーの対向面に配設されたカバースイッチ60、図2には
図示を省略した除電用LED42等が接続されている。
【0025】レーザ書込制御回路50は、オペアンプO
P2と抵抗R4からなる反転増幅器51と、2個の電流
制御用ドランジスタQ1,Q2から構成されるレーザダ
イオード駆動回路(以下「LDドライバ」と称す)52
と、レーザビームを発生するレーザダイオード(LD)
53とその発生するレーザビームによる光を検出するフ
ォトダイオード(PD)54とを同一パック内に納めた
LDユニット55(画質補正パターン発生手段に相当す
る)と、オペアンプOP3の反転入力端子を出力端子に
接続したインピーダンス変換器としてのボルテージフォ
ロワ56と、電源電圧Vccを基に2種類の基準電圧V
a,Vbを得るための3個の抵抗R6,R7,R8の直
列回路からなる分圧器57と、非反転入力端子と反転入
力端子へ入力される電圧をそれぞれ比較し、その結果に
応じた2値信号を出力する2個のコンパレータ58,5
9とを備えている。
【0026】なお、メインCPU31,プロセスCPU
32及びゲートアレイ35は図示のように多数の信号線
により相互に接続されている。また、上記のように構成
されたレーザ制御回路は、パーソナルコンピュータ,ワ
ードプロセッサ,ワークステーション,画像編集処理装
置等の外部機器(ホストコンピュータ)から受信される
データに基づいてビデオデータを作成するコントローラ
21と、図示しないインターフェースを通じて相互に接
続されている。
【0027】次に、上記各部の作用を説明する。コント
ローラ21は、外部からのデータ(文字コード又はイメ
ージデータ,制御信号及びコマンド)に基づいて文字コ
ード又はイメージデータをページ単位でビデオデータ(
ドットパターン)に変換するものであり、そのビデオデ
ータ及びプリント開始コマンド等のシーケンス制御用の
コマンドを図示しないインターフェースを通じてエンジ
ンドライバ30へ送出する。
【0028】エンジンドライバ30のメインCPU31
は8ビット又は16ビット等のマイクロコンピュータで
あり、図2に示した感光体ドラム10へのレーザ書き込
みを含む作像部内各部の電子写真プロセスの動作や用紙
を搬送するための各搬送ローラを回転するための各モー
タ駆動等のプリントシーケンスの制御を司る。また、こ
のメインCPU31は光量調整および光量補正のスター
トタイミングを制御する機能も果たす。
【0029】高圧電源ユニット19は、メインCPU3
1の指示に従って帯電チャージャ11,転写チャージャ
14及び分離チャージャ40の3つのチャージャにそれ
ぞれ異なる高電圧を印加する。プロセスCPU32は、
後述する光量(画質)補正処理を実行したり、図2に示
した現像装置13に与える現像バイアス電圧の補正を司
る。
【0030】このプロセスCPU32も4ビット又は8
ビット等の1チップのマイクロコンピュータであり、内
部にはこのプロセスCPU全体を統括制御するマイクロ
プロセッサ(CPU),タイマ/カウンタ,CPUを動
作させるための各種プログラムを格納したプログラムR
OM,後述する光量補正用データテーブルを格納するデ
ータROM,ランダムアクセスメモリ(RAM),濃度
センサ20からのアナログ信号(出力電圧信号)をデジ
タル信号に変換するA/Dコンバータを内蔵している。
【0031】なお、上記各部のうちRAMは後述する3
2個(所定個)のバッファレジスタVPBUF0〜VP
BUF31,メモリVTAVE,VPAVE,LDBI
AS,LDD等と、CPUのワーキングメモリに使用さ
れる。なお、DIPb0は画素密度切り替え用のディッ
プスイッチであり、画素密度を切り替えてプリントを行
うことが出来る。
【0032】濃度センサ20は、感光体ドラム10上の
所定範囲に書き込まれた特定画像及び感光体ドラムの地
肌に、それぞれ発光ダイオード(LED)41により一
定量の光を照射し、その反射光をフォトトランジスタQ
3が受光して電圧に変換した検出信号を出力してそれを
プロセスCPU32に入力させる。なお、LED41に
印加する電圧Vcの供給はプロセスCPU32によって
制御される。
【0033】カバースイッチ60はリミットスイッチや
近接スイッチあるいは光電スイッチ等が使用され、前述
した前カバーがプリンタ本体1から離れるように回動さ
れた時にそれを検出し、その前カバーの開閉状態に応じ
た信号をプロセスCPU32に入力させる。
【0034】除電用LED42はプリント後の感光体ド
ラム10の表面に残留する電荷を一定量の光を照射して
除去し、帯電チャージャ11による新たな帯電に備える
。ゲートアレイ35は、書き込み走査時においてコント
ローラ21から送られてくるビデオ信号に応じて/VI
DEO端子からビデオ変調信号としての断続信号、すな
わちH/L信号を出力する。なお、/VIDEOの「/
」は負論理(ロウアクティブ)を示し、図4中ではオー
バーラインを付して示しているが、文書中では以下「/
」を付して示すものとする。
【0035】また、このゲートアレイ35は光量調整、
すなわちレーザビームの光量の最大値と最小値の設定を
司り、さらに上記光量の調整中は/VIDEO端子から
“L”信号を出力し、調整が終了するまでその信号を出
力し続ける。さらに、プロセスCPU32の指示に従っ
て、/VIDEO端子からビデオ変調信号を出力する。
【0036】D/Aコンバータ36は、入力端子A0〜
A7を介してゲートアレイ35内のカウンタ33から出
力される8ビットデータを取り込んで、出力端子Out
に電源電圧Vccを抵抗R1を介して電圧降下させて得
た基準電圧Vref と入力したデータとに応じた負電
流Iaを流す。
【0037】D/Aコンバータ37は、入力端子A0〜
A7を介してゲートアレイ35内のカウンタ34から出
力される8ビットデータを取り込んで、出力端子Out
に電源電圧Vccを抵抗R2を介して電圧降下させて得
た基準電圧Vref と入力したデータとに応じた負電
流Ibを流す。
【0038】反転増幅器39は、オペアンプOP1の反
転入力端子から流出する負電流Ibに応じた正電圧を出
力する。D/Aコンバータ38は、入力端子A0〜A7
を介してプロセスCPU32から出力される8ビットデ
ータを取り込み、出力端子Outにそのデータと反転増
幅器39から出力される正電圧(基準電圧Vref )
に応じた負電流Icを流す。
【0039】反転増幅器51は、オペアンプOP2の反
転入力端子から負電流Id、すなわちD/Aコンバータ
36及び38から出力されるそれぞれの負電流Ia,I
cの和を流出させ、その電流値に応じた正電圧Vdを出
力する。なお、その正電圧Vdはレーザダイオード53
の発光出力を制御する制御電圧となる。
【0040】LDドライバ52のトランジスタQ2は、
反転増幅器51から出力される制御電圧Vdに応じてL
D駆動電流ILの大きさを制御する。すなわちトランジ
スタQ2は、エミッタに印加されるレーザダイオード駆
動用電源電圧(以下「LD駆動用電圧」と略称する)V
LDによってレーザダイオード53に流すLD駆動電流
ILを制御電圧Vdが上昇すると減少させ、制御電圧V
dが下降すると増加させる。しかし、トランジスタQ1
がオン時にはトランジスタQ2の出力電流がトランジス
タQ1を介してアースへ落ちてしまうので、LD駆動電
流ILが流れなくなる。
【0041】そして、書き込み走査時にはゲートアレイ
35からのビデオ変調信号によりトランジスタQ1がオ
ン・オフを繰り返すので、LDドライバ52は断続した
LD駆動電流ILをレーザダイオード53に流す。また
、光量調整時にはトランジスタQ1はオフ状態を維持す
るので、LDドライバ52は連続したLD駆動電流IL
をレーザダイオード53に流す。
【0042】レーザダイオード53は、LDドライバ5
2からのLD駆動電流ILに応じた出力でレーザビーム
を発生し、LD駆動電流ILが増加すると発光出力が上
がってレーザビームの光量が増え、LD駆動電流ILが
減少すると発光出力が下がってレーザビームの光量が減
る。また、このレーザダイオード53はLD駆動電流I
Lが断続して送られてくると断続発光し、駆動電流IL
が連続して送られてくると連続発光する。
【0043】フォトトランジスタ54は、レーザダイオ
ード53から発生されるレーザビームに応じた光を検出
して、その光量に応じて増減する電流Ipを出力する。 そして、この電流Ipが増加すれば、電源電圧Vcc端
子から抵抗R5を介して流れるオペアンプOP3の非反
転入力端子へのモニタ電流Imはそれだけ減少する。
【0044】ボルテージフォロワ56は、モニタ電流I
mの大きさに比例したモニタ電圧Vmを出力し、それを
2個のコンパレータ58,59の反転入力端子にそれぞ
れ入力する。一方、電源電圧Vccを分圧器57によっ
て分圧し、予め設定された光量の最小値及び最大値にそ
れぞれ対応する基準電圧Va,Vbを得て、それをコン
パレータ58,59の非反転入力端子に基準値としてそ
れぞれ入力させている。
【0045】コンパレータ58はボルテージフォロワ5
6から出力されるモニタ電圧Vmを基準電圧Vaと比較
しVm<Vaならば出力を“H”にし、Vm≧Vaなら
ば出力を“L”にする。コンパレータ59は、モニタ電
圧Vmを基準電圧Vbと比較して、Vm<Vbならば出
力を“H”にし、Vm≧Vbならば出力を“L”にする
。そして、コンパレータ58,59の出力信号はゲート
アレイ35の所定の入力端子にそれぞれ入力される。
【0046】次に、この実施例の作用を説明する。コン
トローラ21は外部機器からのデータに基づいて1ペー
ジ分のビデオデータを作成した時点でメインCPU31
へプリント開始コマンドを出力し、続いて上記ビデオデ
ータ(パラレル信号)をシリアル信号に変換し、ビデオ
信号として順次出力する。
【0047】メインCPU31は、上記コマンドを受け
取ると、プリントを開始させる前に、まず光量調整を実
行するためにゲートアレイ35への出力信号/LDPS
T0を“H”から“L”にする。
【0048】ゲートアレイ35は、上記信号が“L”に
なるとプロセスCPU32への出力信号/LDEXP0
を“H”から“L”にすると共に、カウンタ33のカウ
ント値を最大値FF(hex)にセットした後カウント
ダウンを開始し、そのカウント値の8ビットデータを順
次D/Aコンバータ36へ出力する。
【0049】また、ゲートアレイ35は/VIDEO端
子からの信号を“L”にし、LDドライバ52のトラン
ジスタQ1をオフにしてレーザダイオード53が連続発
光できるように制御する。
【0050】一方、プロセスCPU32は信号/LDE
XP0が”L”になると、D/Aコンバータ38へ最小
値00(hex)を出力する。それによって、D/Aコ
ンバータ38から出力される負電流Icはほぼ0になり
、反転増幅器51へ入力される負電流IdはD/Aコン
バータ36からの負電流Iaにほぼ等しくなり、したが
って反転増幅器51は負電流Iaに応じた制御電圧Vd
を発生する。
【0051】D/Aコンバータ36は、最大値を取り込
むと負電流Iaを最大にした後、ゲートアレイ35内の
カウンタ33のカウントダウンにより上記負電流Iaを
段階的に減少させていく。それによって、反転増幅器5
1から発生される制御電圧Vdは下降し、LDドライバ
52からのLD駆動電流ILが増加していく。
【0052】そして、LD駆動電流ILが増加していく
と、それに比例してレーザダイオード53の発光出力が
次第に増加していくから、フォトダイオード54に流れ
込む電流Ipが増加し、同時にモニタ電流Imが減少し
ていくから、ボルテージフォロワ56から出力されるモ
ニタ電圧Vmが下降していく。
【0053】そして、モニタ電圧Vmが基準電圧Vbよ
りも低くなると、コンパレータ59が反転してその出力
が“L”から“H”になり、ゲートアレイ35内の図示
しない機能によってカウンタ33のカウントダウンが停
止され、レーザビームの光量の最大値が設定される。
【0054】その最大値の設定が終了すると、ゲートア
レイ35は出力信号/LDEXP0を“H”に戻すとと
もに、出力信号/LDEXP1を“H”から“L”にす
る。それによってゲートアレイ35はカウンタ33のカ
ウント値を固定したままカウンタ34のカウント値を最
大値FF(hex)にセットした後、カウントダウンを
開始させ、上述と同様にそのカウント値の8ビットデー
タを順次D/Aコンバータ37へ出力する。
【0055】一方、メインCPU31は、ゲートアレイ
35からの入力信号/LDEXP1が“L”になると、
プロセスCPU32への出力信号LDPST1を“L”
にし、それによってプロセスCPU32はD/Aコンバ
ータ38へ最大値FF(hex)を出力する。
【0056】D/Aコンバータ37は、カウンタ34に
セットされた最大値を取り込むと、負電流Ibを最大に
した後上記カウンタ34のカウントダウンによりその負
電流Ibを段階的に減少させていく。それによって、反
転増幅器39から出力される正電圧、すなわちD/Aコ
ンバータ38に入力される基準電圧Vref も下降し
ていき、D/Aコンバータ38に流れ込む負電流Icは
最大値から減少していく。
【0057】それによって、反転増幅器51から発生さ
れる制御電圧Vdが下降し、LDドライバ52からのL
D駆動電流ILが増加していく。それに比例してレーザ
ダイオード53の発光出力が増加していくから、フォト
ダイオード54に流れ込む電流Ipが増加し、同時にモ
ニタ電流Imが減少してボルテージフォロワ56から出
力されるモニタ電圧Vmが下降していく。
【0058】そして、モニタ電圧Vmが基準電圧Vaよ
りも低くなると、コンパレータ58が反転して出力が“
L”から“H”になり、ゲートアレイ35内の図示しな
い機能によりカウンタ34のカウントダウンが停止され
、光量の最小値が設定されると共に/VIDEO端子か
らの信号を“H”に戻し、レーザダイオード53の発光
出力を停止させる。
【0059】さらに、メインCPU31への出力信号/
LDEXP1を“H”に戻し、それによってメインCP
U31はプロセスCPU32への出力信号/LDPST
2を“H”から“L”にして光量補正処理をスタートさ
せる。
【0060】プロセスCPU32は、その信号/LDP
ST2が“L”になると光量補正処理を開始し、特定画
像(画質補正用パターン)の書き込み、感光体の地肌濃
度の検出、上記特定画像の濃度検出を順次行った後、そ
の2つの濃度の検出結果に基づいて光量の補正を実行す
る。
【0061】そこで、プロセスCPU32によるこの光
量補正処理について、図6のタイミングチャート等に基
づいて詳細に説明する。図6の時点■で光量調整が完了
し、信号/LDPST2が“H”から“L”に変化する
と、プロセスCPU32は書き込みチェックカウンタC
WRITEをスタートさせて10〔msec〕ごとにカ
ウントアップさせる。
【0062】そして、そのカウンタ値が所定値Xw1 
に達した時点■で出力信号/PCFGTを“L”にし、
以降特定画像の書き込みを行うために所定のタイミング
で“L”と“H”を繰り返す。それによって、ゲートア
レイ35は上記信号が“L”の時に/VIDEO端子か
らの信号を“L”にし、レーザダイオード53からのレ
ーザビームを発生させる。
【0063】この時、そのレーザダイオード53は、上
述した設定最小値に応じた光量のレーザビームLを図7
に示すように現像装置13の手前の位置Aから矢印方向
に回転する感光体ドラム10の表面上に所定の幅で照射
し、静電潜像を形成する。なお、メインCPU31は予
め帯電チャージャ11を動作させ、感光体ドラム10の
外周面を帯電させている。
【0064】その後、書き込みチェックカウンタCWR
ITEのカウント値がXw2 になった時点■で、出力
信号/PCFGTを“H”にして特定画像の書き込みを
終了させる。そして、感光体ドラム10の矢印方向への
回転に伴い、現像装置13によりその静電潜像にトナー
が付着されると、例えば図8に示すような画質補正用パ
ターンT(特定画像)が形成される。
【0065】なお、このレーザプリンタでは感光体ドラ
ム10の画像を負に帯電させ、レーザビームを照射する
ことにより露光部の負電荷を消失させてネガの潜像を作
る。一方、現像装置13では現像ローラ13aに負のバ
イアス電圧を印加してトナを負に帯電させているので、
トナーは感光体ドラム10上の負電荷が消失した露光部
に吸収されて付着し、負電荷が残っている未露光部から
反発力を受けるのでそこには付着しない。したがって、
ポジのトナー像に現像される。
【0066】ところで、感光体ドラム10はその表面の
感光体(OPC)が疲労すると、露光しても電荷が消失
しにくくなるので、露光部へのトナーの付着量が減少し
、同じ光量で露光しても画像濃度が薄くなる。また、感
光体ドラム10は使用しているうちにクリーニング等に
よる汚れやこすれなどにより、地肌による反射率が低下
してくる。この地肌による反射率の状態を「地肌濃度」
と称す。
【0067】再び図6に戻り、時点■で特定画像の書き
込みを終了させると同時に、リードコントロールカウン
タCRCONをスタートさせて10〔msec〕ごとに
カウントアップさせる。そして、そのカウント値が所定
値(例えば10)に達した時点■で濃度センサ20をオ
ンし、さらに所定値(例えば15)に達した時点■でリ
ードタイムカウンタCRTIMをスタートさせて、濃度
センサ20からの出力電圧信号の読み込み(サンプリン
グ)を開始する。
【0068】その読み込みは6〔msec〕ごとに行っ
て、その都度リードタイムカウンタCRTIMをカウン
トアップさせ、そのカウント値が所定値(例えば8)に
達した時点■でその読み込みを終了する。なお、この時
読み込み電圧信号は図7に示すように現像装置13を通
り越した位置Bで、例えば図8に破線で示す感光体ドラ
ム10の地肌部分Pの濃度を検出するように読み込みタ
イミングを設定している。
【0069】このようにして、読み込み開始後6〔ms
ec〕間隔で8ポイント連続してサンプリングした電圧
値を内部のA/D変換器によりデジタル値に変換して、
メモリであるバッファレジスタVPBUF0〜7へ順次
ストアし、その平均を計算し別のメモリVPAVEへス
トアする。この値が感光体の地肌濃度データVpである
【0070】その後も濃度センサ20の出力電圧を6〔
msec〕ごとにチェックし、図6のスレッシュレベル
(基準)電圧Vr(この例では2.5V)と比較して、
この電圧以下になれば特定画像の濃度検出域に入ったと
みなす。
【0071】そこで、濃度センサ20の出力電圧が2.
5V以下になった時点■でリードタイムカウンタCRT
IMをリセットして再スタートさせ、6〔msec〕ご
とに8ポイント連続して2.5V以下の状態が続いたら
、リードタイムカウンタCRTIMのカウント値が「8
」になった時点■から、6〔msec〕間隔で濃度セン
サ20の出力電圧を8ポイント連続して読み込んで(サ
ンプリングして)、内部のA/D変換器によってデジタ
ル値に変換してバッファレジスタVPBUF8〜15へ
順次ストアし、その平均を計算して特定画像の濃度デー
タVtとして別のメモリVTAVEへストアする。
【0072】もし、時点■からリードタイムカウンタC
RTIMのカウント値が「8」になる前に濃度センサ2
0の出力電圧が2.5V以下でなくなると、そのカウン
ト値がリセットされる。なお、スレッシュレベル電圧2
.5Vは、図8に示した地肌部分Pを含む地肌面とパタ
ーンTとのほぼ境目の濃度を濃度センサ20で検知した
時のそのセンサからの出力電圧信号であり、このスレッ
シュレベル電圧Vrに基づいてパターンTが正常に書き
込まれているか、あるいは濃度センサが正常に動作して
いるかなどをチェックすることができる。
【0073】ここで、感光体ドラム10の地肌濃度と上
記地肌濃度データVpとの関係、及び感光体疲労と上記
特定画像の濃度データVtとの関係について説明する。 濃度センサ20は、図3によって先に説明したように、
発光ダイオード41によって感光体ドラム10の表面に
光を照射して、その反射光をフォトトランジスタQ3が
受光すると、その光量に応じた電流が電源Vcから抵抗
R10を通してアースへ流れるので、それによって抵抗
R10の端子間に発生する電圧が上述した出力電圧とな
る。
【0074】したがって、感光体ドラム10の地肌濃度
が濃くなると、反射率が低下するため抵抗R10に流れ
る電流が減少して出力電圧が低下するので、地肌濃度デ
ータが小さくなる。また、感光体が疲労すると前述のよ
うにパターンTの露光部へのトナーの付着量が減少し、
トナー像の濃度が薄くなるので反射率が高くなるから、
抵抗R10に流れる電流が増加して出力電圧が上昇する
ので、特定画像の濃度データVtが大きくなる。
【0075】次に、上述した各動作で得られた感光体の
地肌濃度データVp及び特定画像の濃度データVtを用
いて、光量を補正するために必要な光量補正値を得る。 すなわち、まずVp/Vtを計算して濃度比VDIVI
Dを得る。次いで、プロセスCPU32内のデータRO
Mに設定された光量補正用データテーブルのベースアド
レスに上記濃度比VDIVIDをオフセットとしてアド
レスされるメモリの内容を、光量補正値としてメモリL
DBIASにストアする。
【0076】なお、ベースアドレスは図4のディップス
イッチDIPb0のON/OFFによる画素密度切り換
え情報により変更される。つまり、画素密度毎に2つの
補正用データテーブルDBASE0,DBASE1が用
意されている。
【0077】そして、プロセスCPU32は光量補正デ
ータを出力するためのレジスタLDD0〜7に既にスト
アされているデータと、メモリLDBIASに新たにス
トアされたデータを加算してレジスタLDD0〜7へ再
ストアし、その光量補正データをD/Aコンバータ38
へ出力する。
【0078】それによって、D/Aコンバータ38がそ
の光量補正データに応じた負電流Icを流すことによっ
てレーザダイオード53の発光出力を補正する。例えば
、説明を簡単にするため光量補正データを3ビットデー
タにすると共にD/Aコンバータ38を3ビット用のも
のと仮定すれば、レーザダイオード53はその発光出力
を図9に示すように最小値から最大値までの9ステップ
に変化され、その何れかに設定された状態でレーザビー
ムを発生させる。
【0079】なお、この実施例ではD/Aコンバータ3
8は8ビット用のものであるので、レーザダイオード5
3の発光出力の最小値と最大値との間のステップ数が多
くなり、より細かく確実な光量の補正を行うことができ
る。
【0080】さて、従来は特定画像(画質補正用パター
ン)を、画像領域に画像を形成する直前の画像領域外に
書き込むようにしていた。すなわち、光量補正データが
得られた時点で、フレームゲート信号/FGATE(感
光体ドラム10上の副走査方向の有効画像領域を限定す
る信号)が“L”ならば、プロセスCPU32はその信
号が“H”になるまでD/Aコンバータ38へは光量補
正データを出力しない。また、光量補正データが得られ
た時点でフレームゲート信号/FGATEが“H”なら
ば、プロセスCPU32は直ちにD/Aコンバータ38
へ光量補正データを出力していた。
【0081】しかし、この実施例においては、画質補正
モードに入った時にのみ画像領域で特定画像の書き込み
を行い、その範囲内でその画像濃度及び地肌濃度の読み
込みを行って、光量補正データをフィードバックする。 よって、感光体ドラム10に書き込まれた特定画像を紙
に転写することは勿論、画像補正モードに入った場合に
紙の通紙及び紙のジャムチェックを禁止する制御に切り
換えることもできる。図10には、この実施例における
特定画像の書き込みとその濃度及び地肌濃度の読み込み
タイミングを、従来のものと比較して示している。
【0082】次に、光量補正処理時に発生するエラー処
理について説明する。なお、この実施例では前述した感
光体の地肌濃度データVp及び特定画像の濃度データV
tの正常な電圧レベルの範囲は下記に示す通りである。 2.5(V)<Vp<4.5(V) 0.2(V)<Vt<2.0(V)
【0083】前述した読み込み処理において、(1)(
2)のような問題が生じると、プロセスCPU32内の
エラーカウンタ(CERROR)のカウント値に1を加
算し、このカウント値が「3」になるとエラーとなる。 なお、読み込み処理が正常に実行された場合のカウント
値は「0」〜「2」である。
【0084】(1)前述したように濃度センサ20から
の出力電圧信号を8ポイントサンプリングして所定のバ
ッファレジスタにストアすると共に、引続き感光体部出
力電圧のサンプリングを行ってその電圧をチェックする
が、それを32回以上行っても上記電圧がスレッシュレ
ベル電圧2.5(V)以下に落ちない。 (2)2.5(V)>Vp又はVp>4.5(V)、あ
るいは0.2(V)>Vt又はVt>2.0(V)。
【0085】そこで、上述したエラーカウンタのカウン
ト値が「3」になると、次のような処理を実行する。光
量補正処理エラーを図示しないホストのCRTディスプ
レイ、あるいは操作パネル上の発光ダイオード(LED
)又はLCDディスプレイ等に表示する。また、レーザ
ダイオード53の発光光量を標準光量にする。
【0086】なお、カバースイッチ60によるカバーオ
ープン信号が所定時間以上継続した場合、もしくは図示
しない感光体検知センサの信号が“無し”から“有り”
に変化した(感光体ドラムが交換された)場合にはリセ
ット(初期設定)する。
【0087】以上、この実施例の作用を詳細に説明した
がプロセスCPU32による具体的な処理動作は図11
〜図25の各フローチャートに示すプログラムに従って
なされる。なお、その各フローチャートに使用されてい
る各種フラグ,カウンタ等の記号の名称を以下に列記す
る。
【0088】FSTART      スタートフラグ
FINT10m    10mS割り込みフラグFIN
T6m      6mS割り込みフラグFREADY
      スタートイネーブルフラグFWCON  
      書き込みコントロールフラグF10mS 
       10mSチェックフラグF6mS   
       6mSチェックフラグFERROR  
    エラーフラグFRCON        読み
込みコントロールフラグFRDON        リ
ードスタートフラグFTHSE        スレッ
シュフラグFRTHSE      スレッシュ読み込
みフラグFREND        リードエンドフラ
グFTHCK        スレッシュチェックフラ
グFDIVID      データ処理終了フラグC1
0mS        10mSチェックフラグC6m
S          6mSチェックフラグCFGA
TE      フレームゲートカウンタCERROR
      エラーカウンタCCOVER      
カバーオープンチェックカウンタCWRITE    
  書き込みチェックカウンタCRTIM      
  リードタイムカウンタCREND        
リードエンドカウンタCTHCK        スレ
ッシュチェックカウンタCRCON        リ
ードコントロールカウンタLDPST0      光
量調整スタート信号LDEXP1      光量調整
終了信号PCFGT        特定画像書込信号
VDIVID      濃度比 DBASE0      データベース0DBASE1
      データベース1
【0089】ここで、図1
1乃至図25のフローチャートについて説明する。図1
1はパワーオン時にスタートするメインルーチンであり
、イニシャライズ後、ステータスチェック,スタートフ
ラグのチェック,スタートチェック,特定画像書き込み
コントロール,読み込みコントロール,補正データ計算
,及び補正データ出力コントロールの各処理を実行する
【0090】図12は別作動のタイマにより1mS毎に
発生される割り込み要求に対する割り込み処理ルーチン
であり、10mSチェックカウンタ及び6mSチェック
カウンタのカウントアップ、並びに10mS毎に10m
S割り込みフラグ(FINT10m)を、6mS毎に6
mS割り込みフラグ(FINT6m)を立てる処理等を
実行する。
【0091】図13は図11のメインルーチン中のステ
ータスチェックのサブルーチンであり、ここでプロコン
・モードに入るかどうかをDIPb1のON/OFF又
はオペレーションパネルやホストからプロコン・モード
(画質補正モード)設定用のコマンドを受けたかどうか
などの方法でチェックし、プロコン・モードに入る場合
には図14のタイミングフラグチェックルーチン,図1
5のFGATEチェックルーチン,及び図16のリセッ
トチェックルーチンの各処理を実行し、入らない場合に
はスタートフラグ(FSTART)を“0”にする。
【0092】図17は図11のメインルーチン中のスタ
ートチェックのサブルーチンであり、スタートイネーブ
ルでスタート命令があり、LDパワーセットが終了する
と書き込みコントロールフラグ(FWCON)及びスタ
ートフラグ(FSTART)を立てる処理を行う。
【0093】図18は図11のメインルーチン中の特定
画像書き込みコントロールのサブルーチンであり、図6
の時点■〜■の間の処理で、書き込みチェックカウンタ
(CWRITE)がXw1〜Xw2の間で/PCFGT
を“L”にして特定画像の書き込みを行う。
【0094】図19は図11のメインルーチン中の読み
込みコントロールのサブルーチンであり、図20及び図
21はそのリードチェック1のサブルーチンである。図
22は図20中のリードエンド1のサブルーチンであり
、地肌濃度の8ポイントのデータの平均をとってメモリ
VPAVEにストアし、特定画像濃度の8ポイントのデ
ータの平均をとってメモリVTAVEにストアした後、
その値が正常か否かを判断してエラーのチェック等を行
う。
【0095】図23は図21及び図22におけるエラー
処理のサブルーチンであり、エラーカウンタ(CERR
OR)をカウントアップして、そのカウント値が「3」
になると、光量補正データを出力するレジスタLDD0
〜7へ最大値FF(hex)を出力する。
【0096】図24は図11のメインルーチン中の補正
データ計算のサブルーチンであり、読み込み終了フラグ
(FREND)が“1”になると、リードエンドカウン
タ(CREND)をカウントアップし、この例では1回
目はVPAVE,VTAVEのデータをそのまま地肌濃
度VP0(前述のVpに相当する),画像濃度VT0(
前述のVtに相当する)とし、2回目および3回目は前
回のVP0,VT0と新たなVPAVE,VTAVEの
データの平均を新たなVP0,VT0とし、3回目のV
P0,VT0からVP0/VT0を計算して濃度比VD
IVIDとしている。
【0097】さらに、ディップスイッチDIPb0のO
N/OFFによる画素密度情報によってデータテーブル
DBASE0かDBASE1を選択して、濃度比VDI
VIDに応じた光量補正データを読み出してメモリLD
BIASへストアする。
【0098】図25は図11のメインルーチン中の補正
データ出力コントロールのサブルーチンであり、データ
処理終了フラグ(FDIVID)が“1”で且つフレー
ムゲート信号/FGATEが“H”であれば、レジスタ
LDD0〜7のデータとメモリLDBIASにストアさ
れたデータを加算してLDD0〜7へ出力する。
【0099】ここで、この実施例の発明に係わる部分を
まとめると、ディップスイッチDIPb1のON/OF
F又はオペレーションパネルやホストからの指示などに
よって、通常のプリントを行なう通常モードと画質を補
正するための画質補正モードのいずれか一方を選択し、
通常モードが選択された場合には特定画像(画質補正パ
ターン)の書き込み動作を行なわせないようにし、画質
補正モードが選択された場合には特定画像の書き込み,
その画像濃度(画質)の読み取り,及び光量(画質)補
正の動作を行なわせる。
【0100】すなわち、感光体ドラム10上の画像領域
に特定画像を書き込んだ後、その特定画像が濃度センサ
20による検出位置に達する前に、プロセスCPU32
が濃度センサ20からの出力電圧信号を6mS間隔で順
次8ポイントサンプリングして、その平均をとって感光
体の地肌濃度データとして記憶すると共に、上記画像が
濃度センサ20による検出位置に達した後に、プロセス
CPU32が濃度センサ20からの出力電圧信号を6m
S間隔で順次8ポイントサンプリングして、その平均を
とって特定画像の濃度データとして記憶し、その2つの
異なる濃度データの比によって得られる光量補正値に応
じてレーザダイオード53の発光出力を補正する。
【0101】このように、この実施例によれば、ユーザ
が画質補正が必要と思われる時に画質補正モードを選択
して画質補正を行なわせることができるため、トナーの
無駄な消費や感光体,クリーナの余計な消耗を防止する
ことができる。しかも、感光体の画像書き込み範囲内に
画質補正パターンを書き込むことにより、画質補正後の
そのパターンを紙に転写するようにしたので、クリーナ
への負担は相当軽減できる。
【0102】なお、画質補正モードに入った時に紙の通
紙及び通紙チェックを禁止するような制御を行なうよう
にした場合には、クリーナへの負担は少し増えるが、紙
の無駄を抑えることができる。したがって、紙の通紙及
び通紙チェックの禁止をディップスイッチ等を用いてユ
ーザが希望に応じて選択できるようにすればよい。
【0103】以上、この発明をレーザプリンタに適用し
た実施例について説明したが、この発明はLEDプリン
タ,液晶シャッタプリンタ等の他の光プリンタには勿論
、デジタル複写機,ファクシミリ等を含めた電子写真方
式の画像形成装置に幅広く適用し得るものである。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像形
成装置によれば、画質補正モードをユーザが任意に選択
できるようにしたので、トナー,感光体,クリーナの無
駄な消耗を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図2】この発明の一実施例であるレーザプリンタの概
略構成を示す断面図である。
【図3】図2のレーザプリンタの制御系の概略構成を示
すブロック図である。
【図4】図3のエンジンドライバ内のレーザ制御に係わ
る部分の詳細を示す回路図である。
【図5】図3のレーザ書込制御回路の詳細を示す回路図
である。
【図6】図4のプロセスCPUによる光量補正処理を説
明するためのタイミング図である。
【図7】この実施例による特定画像の書き込みとその濃
度及び感光体ドラムの地肌濃度検出の説明図である。
【図8】この実施例による特定画像の書き込みとその濃
度及び感光体ドラムの地肌濃度検出の説明図である。
【図9】レーザダイオードの発光出力調整範囲の説明図
である。
【図10】この実施例による特定画像の書き込みとその
濃度及び感光体ドラムの地肌濃度のタイミングを従来の
ものと比較して示すタイミング図である。
【図11】図4のプロセスCPUによる光量補正処理の
メインルーチンを示すフロー図である。
【図12】図4のプロセスCPUによる割り込み処理ル
ーチンを示すフロー図である。
【図13】図11のメインルーチン中のステータスチェ
ックのサブルーチンを示すフロー図である。
【図14】図13のタイミングフラグチェックのサブル
ーチンを示すフロー図である。
【図15】図13のFGATEチェックのサブルーチン
を示すフロー図である。
【図16】図13のリセットチェックのサブルーチンを
示すフロー図である。
【図17】図11のメインルーチン中のスタートチェッ
クのサブルーチンを示すフロー図である。
【図18】図11のメインルーチン中の特定画像書き込
みコントロールのサブルーチンを示すフロー図である。
【図19】図11のメインルーチン中の読み込みコント
ロールのサブルーチンを示すフロー図である。
【図20】図19のリードチェック1のサブルーチンを
示すフロー図である。
【図21】図20のルーチンからBへ移行した場合の残
りのルーチンを示すフロー図である。
【図22】図20のリードエンド1のサブルーチンを示
すフロー図である。
【図23】図21及び図22におけるエラー処理のサブ
ルーチンを示すフロー図である。
【図24】図11のメインルーチン中の補正データ計算
のサブルーチンを示すフロー図である。
【図25】図11のメインルーチン中の補正データ出力
コントロールのサブルーチンを示すフロー図である。
【符号の説明】
1  レーザプリンタ本体        2  テー
ブル10  感光体ドラム            1
1  帯電チャージャ12  レーザ書込装置    
      13  現像装置14  転写チャージャ
          20  濃度センサ21  コン
トローラ            30  エンジンド
ライバ 31  メインCPU            32 
 プロセスCPU33  アップダウンカウンタ   
 34  アップダウンカウンタ 35  ゲートアレー            36 
 D/Aコンバータ 37  D/Aコンバータ        38  D
/Aコンバータ 39  反転増幅器              50
  レーザ書込制御回路 51  反転増幅器              52
  レーザダイオード駆動回路 53  レーザダイオード        54  フ
ォトダイオード 55  LDユニット            56 
 ボルテージフォロア 57  分圧器                  
58  コンパレータ59  コンパレータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  感光体上に画質補正用パターンの書き
    込みを行なう画質補正パターン発生手段と、該手段によ
    って前記感光体上に書き込んだ画質補正用パターンの画
    質を読み取る画質読取手段と、該手段によって読み取っ
    た画質に基づいて画質補正を行なう画質補正手段とを備
    えた電子写真方式の画像形成装置において、通常の画像
    形成を行なう通常モードと画質を補正するための画像形
    成を行なう画質補正モードのいずれか一方を選択するモ
    ード選択手段を設け、該手段によって通常モードが選択
    された場合には前記画質補正パターン発生手段を動作さ
    せないようにし、画質補正モードが選択された場合には
    前記画質補正パターン発生手段,画質読取手段,及び画
    質補正手段を動作させて画質補正動作を行なうようにし
    たことを特徴とする電子写真方式の画像形成装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の電子写真方式の画像形
    成装置において、前記モード選択手段によって画質補正
    モードが選択された場合には、紙の通紙に係わる制御を
    禁止する手段を設けたことを特徴とする電子写真方式の
    画像形成装置。
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