JPH04281656A - リトライ待ち時間設定装置 - Google Patents

リトライ待ち時間設定装置

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JPH04281656A
JPH04281656A JP4522691A JP4522691A JPH04281656A JP H04281656 A JPH04281656 A JP H04281656A JP 4522691 A JP4522691 A JP 4522691A JP 4522691 A JP4522691 A JP 4522691A JP H04281656 A JPH04281656 A JP H04281656A
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Yasunao Mizutani
泰尚 水谷
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通信網の交換サービ
スを利用して回線接続を行う通信装置において、回線接
続要求の放棄時から再度回線接続要求を発するまでの待
ち時間を設定するリトライ待ち時間設定装置に関する。
【0002】一般に、通信網上の複数の局間で通信を行
う方法としては、専用回線を利用する方法と、通信網の
交換サービスを利用する方法がある。
【0003】前者は、常に接続状態にある回線を利用し
て通信を行う方法である。これに対し、後者は、回線接
続要求が発生したときにのみ、通信網の交換サービスを
利用して回線接続を行い、通信を行う方法である。この
場合の交換サービスとしては、例えば、回線交換サービ
スと蓄積交換サービスがある。
【0004】ところで、後者の通信方法においては、各
局が同時に回線接続要求を発した場合、発信局からの回
線接続要求と着信局からの回線接続要求とが衝突するい
わゆる発着呼衝突が生じる。この発着呼衝突が生じると
、両局間で回線接続を行うことができなくなることがあ
る。
【0005】このため、この通信方法においては、リト
ライ機能を設け、発着呼衝突が発生した場合の接続不能
に対処するようになっている。ここで、リトライ機能と
は、回線接続ができない場合に、一旦、回線接続要求を
放棄し、所定時間経過後に、再度、回線接続要求を発す
る機能である。
【0006】このリトライ機能を利用すれば、発着呼衝
突が生じても、回線を接続することができる。
【0007】しかし、このリトライ機能を設ける場合は
、回線接続要求の放棄(以下、「呼放棄」という)から
再度回線接続要求を発するまでの時間(以下、「リトラ
イ待ち時間」という)の設定の仕方によっては、通信網
の接続応答特性が大幅に低下する虞がある。
【0008】したがって、リトライ機能を設ける場合は
、通信網の接続応答特性の低下を招かないようなリトラ
イ待ち時間設定方法が望まれる。
【0009】
【従来の技術】従来は、リトライ待ち時間の設定方法と
して、次の2つの方法を採用していた。■  各局で擬
似ランダム的にリトライ待ち時間を設定する方法。■ 
 接続可能性のある局で予めそれぞれ別のリトライ待ち
時間を設定しておく方法。
【0010】しかし、■の設定方法においては、リトラ
イ待ち時間が擬似ランダム的に設定されるため、設定さ
れるリトライ待ち時間によっては、何度も発着呼衝突が
発生する可能性がある。
【0011】このような場合は、何度もリトライ動作を
繰り返す必要があるため、最初に回線接続要求を発して
から回線接続が完了するまでの時間(以下、「回線接続
時間」という)を特定することができないばかりでなく
、この回線接続時間が長くなることがある。
【0012】同様に、■の方法においても、接続可能性
のある局全てについてリトライ待ち時間を管理する必要
があるばかりでなく、本質的に、リトライ待ち時間が長
い局同士を接続する場合には、回線接続時間が長くなる
【0013】以上から従来のリトライ待ち時間設定方法
では、通信網の接続応答特性の低下を招くことがある。 したがって、交換サービスを例えば専用回線のバックア
ップ等のように緊急時の通信のために利用する場合、バ
ックアップ機能等を十分果たすことができないことがあ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来は、各局で擬似ランダム的にリトライ待ち時間を設定
したり、接続可能性の局でそれぞれ異なるリトライ待ち
時間を設定していたために、回線接続時間が長くなる場
合があるという問題があった。
【0015】そこで、この発明は、リトライ待ち時間の
短縮やリトライ回数の減少を実現することにより、回線
接続時間を短縮することができるリトライ待ち時間設定
装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は、この発明の原理
構成を示すブロック図である。
【0017】図において、11は、自局を識別するため
の自局識別情報と自局の通信上の優先順位を識別するた
めの優先順位識別情報とを、回線接続を希望する対向局
に送信する識別情報送信手段である。
【0018】12は、自局の回線接続要求が放棄された
か否かを判定する放棄判定手段である。
【0019】13は、対向局の識別情報と他局から送ら
れてくる自局識別情報とに基づいて、自局と対向局の回
線接続要求が衝突したか否かを判定する発着呼衝突判定
手段である。
【0020】14は、自局から送信される優先順位識別
情報と対向局から送られてくる優先順位識別情報とに基
づいて、自局の優先順位が前記対向局の優先順位より高
いか否かを判定する優先順位判定手段である。
【0021】15は、放棄判定手段12により回線接続
要求が放棄されたと判定され、かつ、発着呼衝突判定手
段13により回線接続要求が衝突したと判定されると、
前記優先順位判定手段14により自局の優先順位が対向
局の優先順位より高いと判定された場合は、リトライ待
ち時間として第1のリトライ待ち時間を設定し、自局の
優先順位が前記対向局の優先順位より低いと判定された
場合は、第1のリトライ待ち時間より長い第2のリトラ
イ待ち時間を設定する待ち時間設定手段である。
【0022】
【作用】上記構成においては、対向局から回線接続要求
に対する応答が返ってくる前に、呼放棄及び発着呼衝突
が生じると、自局の優先順位が対向局の優先順位より高
ければ、自局では、第1のリトライ待ち時間が設定され
、対向局では、第2のリトライ待ち時間が設定される。
【0023】一方、自局の優先順位が対向局の優先順位
より低ければ、自局では、第2のリトライ待ち時間が設
定され、対向局では、第1のリトライ待ち時間が設定さ
れる。
【0024】これにより、自局と対向局では、互いに異
なるリトライ待ち時間によりリトライ動作が実行される
【0025】したがって、発着呼衝突に伴う呼放棄が生
じた後、リトライ動作を実行しても、発着呼衝突が生じ
ることがない。原理的には、1回のリトライ動作で、し
かも短い第1のリトライ待ち時間により回線接続がなさ
れる。
【0026】これにより、回線接続時間を短縮すること
ができる。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を詳細に説明する。図2は、この発明の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【0028】なお、以下の説明では、サービス総合ディ
ジタル網(以下、「ISDN網」という)に接続される
通信装置のリトライ待ち時間設定装置にこの発明を適用
した場合を代表として説明する。
【0029】図3は、ISDN網による通信システムの
概略構成を示すブロック図である。
【0030】図において、20は、ISDN網である。 30は、このISDN網20に接続される局A,Bの通
信装置である。
【0031】通信装置30において、S,T,Rは、I
SDN網へのアクセス点、つまり、ユーザとISDN網
20とのインタフェース(以下、「ユーザ/網インタフ
ェース」という)を示す。このユーザ/網インタフェー
スS,T,Rは、CCITT勧告I.411に規定され
ているものと同じである。
【0032】31は、ISDN網20側のユーザ/網イ
ンタフェースS/Tに直接接続不可能な既存のインタフ
ェース(例えば、CCIT勧告V.24,V.28に規
定されるインタフェース)を有するデータ端末装置であ
る。
【0033】32は、データ端末装置31が有するユー
ザ/網インタフェースR上のインタフェース信号を、ユ
ーザ/網インターフェースS/Tに供給可能な信号に変
換するアダプタ装置である。
【0034】なお、ユーザ/網インタフェースS/Tよ
りISDN網20側の部分の内容(インタフェース上の
フレーム構成、フレーム内のタイムスロット割当、網制
御の手順、網内の伝送制御手順等)は、CCITTのI
シリーズ勧告に規定される内容と同じである。
【0035】以上がISDN網20を使った通信システ
ムの一例の概略構成である。
【0036】この実施例は、上記通信装置30のアダプ
タ装置32の構成に特徴を有するものである。図2は、
このアダプタ装置32の構成を、例えば、局A側のアダ
プタ装置32を代表として示すものである。
【0037】なお、局B側のアダプタ装置32の構成は
、局A側のアダプタ装置32の構成と同じなので、説明
を省略する。
【0038】図2のアダプタ装置32において、321
は、ISDN網20に接続された網インタフェース部で
ある。
【0039】この網インタフェース部321は、■フレ
ームの解体及び組立、■同期の確立、並びに、■制御情
報の受渡しに使用するプロトコルの制御等を行う。
【0040】これにより、この網インタフェース部32
1とデータ端末装置31との間では、データ通信チャネ
ル322を介してデータ通信情報の送信及び受信が行わ
れる。また、後述する網制御部323との間では、制御
情報通信チャネル324を介して網制御情報の送信及び
受信が行われる。
【0041】上記網制御部323は、網インタフェース
部321を介してISDN網20との間で網制御情報を
送受信することにより、網制御を行う。なお、網制御と
は、発信、着信等の交換制御等を意味し、その具体的な
シーケンス、状態遷移については、CCITT勧告Q9
31,I451に規定されている。
【0042】また、この網制御部323は、リトライ待
ち時間の設定を行う。このリトライ待ち時間設定機能に
ついては、後述する。
【0043】325は、自局のリトライ制御情報を保持
する自局リトライ制御情報保持部である。
【0044】ここで、リトライ制御情報とは、リトライ
待ち時間の設定に使用される情報で、自局を識別するた
めの自局識別情報と、自局の通信上の優先順位を識別す
るための優先順位識別情報とから成る。
【0045】このリトライ制御情報は、リトライ制御情
報送出部326と優先順位判定部329に供給される。
【0046】上記リトライ制御情報送出部326は、網
制御部323からの指示に従い、リトライ制御情報を制
御情報通信チャネル324に送出する。
【0047】網制御部323は、回線接続を希望する局
(対向局)に対して回線接続要求情報を送出するとき、
上記リトライ制御情報送出部326にリトライ制御情報
の送出を指示する。
【0048】これにより、リトライ制御情報は、回線接
続要求情報の所定エリアに挿入された状態で、対向局に
送られる。
【0049】327は、リトライ制御情報受信部である
。このリトライ制御情報受信部327は、他局から回線
接続要求があった場合(着信があった場合)、網制御部
323の指示に従い、制御情報通信チャネル324上の
回線接続要求情報からリトライ制御情報のみを選択的に
受信する。
【0050】この受信内容は網制御部323に供給され
る。網制御部323は、この受信内容に基づいて、受信
した回線接続要求情報にリトライ制御情報が含まれてい
たか否かを判定する。
【0051】また、網制御部323は、リトライ制御情
報が含まれているとしたら、そのリトライ制御情報が対
向局から送られてきたものか否かを判定する。
【0052】対向局から送られてきたものであれば、リ
トライ制御情報受信部327に対してそのリトライ制御
情報を受信リトライ制御情報保持部328に供給するよ
うに指示する。
【0053】なお、網制御部323が上述した2つの判
定を行うのは、発着呼衝突が生じたか否かを判定するた
めである。この場合、リトライ制御情報が含まれており
、かつ、そのリトライ制御情報が対向局から送られてき
たものである場合は、発着呼衝突が生じたものと判定さ
れる。
【0054】上記受信リトライ制御情報保持部328に
供給された対向局のリトライ制御情報は、網制御部32
3の指示に従い、優先順位判定部329に供給される。
【0055】この優先順位判定部329は、自局リトラ
イ制御情報保持部325から供給される自局のリトライ
制御情報に含まれる優先順位識別情報と受信リトライ制
御情報保持部328から供給される対向局のリトライ制
御情報に含まれる優先順位識別情報とに基づいて、自局
の優先順位が対向局の優先順位より高いか否かを判定す
る。
【0056】この判定は、網制御部323の指示に従っ
て行われ、かつ、その判定結果は網制御部323に供給
される。
【0057】なお、上記網制御部323は、上述した機
能のほかに、データ端末装置31から回線接続要求を受
けると、対向局の識別情報を含む回線接続要求情報を制
御情報通信チャネル324に送出する機能を有する。こ
の場合、網制御部323は、上記の如く、リトライ制御
情報送出部326に対してリトライ制御情報の送出を指
示する。
【0058】また、網制御部323は、回線接続要求に
対するISDN網20からの応答メセージを監視するこ
とにより、呼放棄があったか否かを判定する。
【0059】また、網制御部323は、発着呼衝突に伴
う呼放棄があると、優先順位判定部329の判定結果に
基づいて、リトライ待ち時間の再設定を行う。
【0060】つまり、網制御部323は、回線接続要求
を発している状態(発信中)において、対向局からこの
回線接続要求に対する応答が返ってくる前に、この対向
局から回線接続要求(着信)があり、かつ、回線接続要
求が放棄された場合は、リトライ待ち時間の再設定を行
う。
【0061】この場合、リトライ待ち時間としては、自
局の優先順位が対向局の優先順位より高い場合は、第1
のリトライ待ち時間を設定し、低い場合は、第1のリト
ライ待ち時間より長い第2のリトライ待ち時間を設定す
る。
【0062】この後、網制御部323は、新たに設定さ
れたリトライ待ち時間に基づいて、回線接続要求情報を
再発信する。
【0063】以上がリトライ待ち時間を設定するための
一実施例の構成である。
【0064】なお、通信網としてISDN網を使用する
場合は、回線接続要求情報として呼設定メッセージを利
用することができる。この呼設定メッセージのフォーマ
ットと情報要素のコーティングについては、CCITT
勧告I.451,Q931に規定されている。
【0065】また、この場合は、リトライ制御情報とし
て、ISDN網における各局の網番号を利用することが
できる。これは、網番号が自局の識別機能と優先順位の
識別機能を有するからである。
【0066】リトライ制御情報として網番号を利用する
場合、この網番号は、制御情報通信チャネル324とし
てCCITT勧告I.451,Q931に規定されるD
チャネルを使って送出され、呼設定メッセージの発番号
エリアに挿入される。ここで、発番号エリアとは、着信
局に対して、発信局の網番号を通知する目的で使用され
るエリアである。
【0067】上記構成において、リトライ待ち時間設定
動作を説明する。なお、以下の説明では、回線接続要求
情報として呼設定メッセージを用い、リトライ制御情報
として網番号を用いる場合を代表として説明する。
【0068】図4,図5は、発信時の全体シーケンスを
示すフローチャートである。
【0069】図4においては、まず、発信起動がかけら
れる(ステップS1)。すなわち、データ端末装置31
から網制御部323に回線接続要求が与えられる。
【0070】この発信起動がかけられると、網制御部3
23はISDN網20に対して発信要求を与える(ステ
ップS2)。すなわち、網制御部323は、ISDN網
20に対して対向局の識別情報を含む呼設定メッセージ
を与える。
【0071】このとき、リトライ制御情報送出部326
から制御情報通信チャネル324に自局の網番号が送出
される。これにより、発番号エリアに自局の網番号が挿
入された呼設定メッセージがISDN網20に供給され
る。
【0072】この発信要求の供給が済むと、網制御部3
23は、ISDN網20からの応答待ち状態となる(ス
テップS3)。
【0073】応答があれば、網制御部323はその内容
を判定する(ステップS4)。応答内容としては、接続
応答と呼放棄応答がある。ここで、接続応答とは、対向
局と回線接続がなされたことを示す応答である。また、
呼放棄応答とは、回線接続要求の放棄を促す応答である
【0074】接続応答があった場合、網制御部323は
データ端末装置31に対して、データ通信が可能である
ことを通知する(ステップS5)。これにより、データ
端末装置31からデータ通信チャネル322を介してデ
ータ通信情報が送出される。
【0075】一方、呼放棄応答があると、網制御部32
3は回線接続要求を放棄するとともに、発信起動がかか
ってからのリトライ回数が予め定めた回数を越えたか否
かを判定する。
【0076】リトライ回数が所定回数を越えていると、
網制御部323はデータ端末装置31に対して、データ
通信が不可能であることを通知する(ステップS7)。
【0077】一方、リトライ回数が所定回数を越えてい
なければ、網制御部323は、発着呼衝突が生じたか否
かを判定する(図5のステップS8)。
【0078】発着呼衝突が生じていなければ、網制御部
323は、現在設定しているリトライ待ち時間T1を再
び設定する(ステップS9)。
【0079】一方、発着呼衝突が生じていれば、優先順
位判定部329に優先順位の判定を指示する。これによ
り、優先順位判定部329では優先順位の判定がなされ
る(ステップS10)。
【0080】この判定処理により、自局の優先順位が対
向局の優先順位より高いという判定結果が得られると、
網制御部323は、T1とは異なるリトライ待ち時間T
2(第1のリトライ待ち時間)を設定する(ステップS
11)。
【0081】このとき、対向局では、このリトライ待ち
時間T2より長いリトライ待ち時間T3(第2のリトラ
イ待ち時間)が設定される。これは、対向局(着信局)
では、自局(着信局)の優先順位が対向局(発信局)の
優先順位より低いと判定されるからである。
【0082】一方、自局の優先順位が対向局の優先順位
より低いという判定結果が得られると、網制御部323
はリトライ待ち時間T3(第2のリトライ待ち時間)を
設定する(ステップS12)。
【0083】このとき、対向局(着信局)では、リトラ
イ待ち時間T2が設定される。これは、対向局(着信局
)では、自局(着信局)の優先順位が対向局(発信局)
の優先順位より高いと判定されるからである。
【0084】この後、網制御部323は、新たに設定し
たリトライ待ち時間の経過を監視し(ステップS13)
、このリトライ待ち時間が経過すると、図4のステップ
S2に戻り、再び回線接続要求を送出する。以下、上述
した動作が繰り返される。
【0085】なお、リトライ待ち時間T1が設定される
場合というのは、発着呼衝突が生じないにもかかわらず
、呼放棄がなされた場合である。この場合としては、例
えば、対向局でほかの局と通信している場合が考えられ
る。したがって、この場合は、リトライ動作が何回か繰
り返される可能性がある。これにより、この場合は、ス
テップS6を経由してステップS7で通信不可能通知が
なされる可能性がある。
【0086】一方、リトライ待ち時間T2あるいはT3
が設定される場合というのは、発着呼衝突に伴う呼放棄
がなされた場合である。
【0087】この場合は、上記の如く、自局でリトライ
待ち時間T2が設定される場合は、対向局でリトライ待
ち時間T3が設定される。
【0088】逆に、自局でリトライ待ち時間T3が設定
される場合は、対向局でリトライ待ち時間T2が設定さ
れる。
【0089】したがって、原理的には、一回のリトライ
動作で、しかも、短い方のリトライ待ち時間T2で回線
接続がなされる。
【0090】これにより、発信起動がなされてから回線
接続がなされるまでの回線接続時間が短縮されることに
なる。
【0091】図6は、図5の呼衝突判定ステップS8と
優先順位判定ステップS10の具体的内容を示すフロー
チャートである。
【0092】図において、ステップS21,S22が呼
衝突判定ステップS8に相当する。また、ステップS2
3は優先順位判定ステップS10に相当する。
【0093】ステップS21では、網制御部323は、
受信した呼設定メッセージに網番号が含まれているか否
かを判定する。この判定は、上記の如く、リトライ制御
情報受信部327から供給される受信内容を調べること
によりなされる。
【0094】網番号が含まれていなければ、発着呼衝突
なしとされ、図3のステップS9の処理がなされる。
【0095】一方、網番号が含まれていると、次のステ
ップS22の処理がなされる。
【0096】なお、網番号が含まれていない場合がある
のは、ISDN網においては、網番号の挿入が強制的で
はなく、任意となっているからである。この場合は、仮
に発着呼衝突が生じている場合であっても、優先順位を
判定することができないので、発着呼衝突なしとされる
【0097】ステップS22では、網制御部323は、
回線接続要求情報に含まれている網番号と対向局の網番
号が一致するか否かを判定する。
【0098】両網番号が一致しない場合は、発着呼衝突
が生じないとされ、図5のステップS9の処理がなされ
る。
【0099】一方、両網番号が一致する場合は、発着呼
衝突が生じたとされ、ステップS23の処理がなされる
【0100】このステップS23では、優先順位判定部
329により、自局の網番号と対向局の網番号の大小を
比較することにより、自局の優先順位が対向局の優先順
位より高いか否かが判定される(ステップS23)。こ
の判定は、上記の如く、網制御部323の指示に従いな
される。
【0101】自局の優先順位が高いと判定された場合は
、図5のステップS11の処理がなされ、低いと判定さ
れた場合は、図5のステップS12の処理がなされる。
【0102】以上詳述したこの実施例によれば、発着呼
衝突が生じた場合の回線接続時間を短縮することができ
る。
【0103】これは、回線接続要求時、自局の識別情報
と優先順位識別情報を対向局に送り、両極のリトライ待
ち時間に差を持たせるようにしたことにより、原理的に
は、1回のリトライ動作で、かつ、短い方のリトライ待
ち時間T2で回線接続を行うことができるからである。
【0104】また、リトライ制御情報として網番号を利
用するようにしたので、別途優先順位識別情報を用意す
る必要がないという利点がある。
【0105】これは、網番号が自局の識別機能のほかに
通信上の優先順位識別機能を有するからである。
【0106】また、このような構成によれば、優先順位
が重複しないようにするための管理が不要となる利点が
ある。
【0107】これは、各局の網番号は各局で異なるため
、予め網番号の設定を誤りさえしなければ、後発的に網
番号が重複するような事態は生じないからである。
【0108】以上、この発明の一実施例を説明したが、
この発明は、このような実施例に限定されるものではな
い。
【0109】例えば、先の実施例では、呼放棄がなされ
たか否かを判定した後に、発着呼衝突があるか否かを判
定する場合を説明した。
【0110】しかし、この発明は、これとは逆の順序で
判定を行うようにしてもよい。また、呼放棄判定、発着
呼衝突判定、優先順位判定を、例えば、ハードウェアに
より同時に行うようにしてもよい。
【0111】また、先の実施例では、この発明をISD
N網に接続される通信装置のリトライ待ち時間設定装置
に適用する場合を説明したが、この発明は、ISDN網
以外の通信網に接続される通信装置のリトライ待ち時間
設定装置にも適用可能である。
【0112】また、先の実施例では、この発明を回線交
換サービスを利用する通信装置のリトライ待ち時間設定
装置に適用する場合を説明したが、この発明は、蓄積交
換サービスを利用する通信装置のリトライ待ち時間設定
装置にも適用することができる。
【0113】このほかにもこの発明は、その要旨を逸脱
しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿論である
【0114】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
リトライ待ち時間の短縮やリトライ回数の減少を実現す
ることにより、回線接続時間を短縮することが可能なリ
トライ待ち時間設定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリトライ待ち時間設定装置の原理
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】ISDN網を利用した通信システムの概略構成
を示すブロック図である。
【図4】一実施例の発信時の全体シーケンスを示すフロ
ーチャート図である。
【図5】一実施例の発信時の全体シーケンスを示すフロ
ーチャート図である。
【図6】図5の発着呼衝突判定及び優先順位判定シーケ
ンスを示すフローチャート図である。
【符号の説明】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  通信網の交換サービスを利用して互い
    に回線接続される複数の局にそれぞれ設けられ、発信局
    からの回線接続要求と着信局からの回線接続要求とが衝
    突した場合に実行されるリトライ動作の待ち時間を設定
    するリトライ待ち時間設定装置において、自局を識別す
    るための自局識別情報と自局の通信上の優先順位を識別
    するための優先順位識別情報とを、回線接続を希望する
    対向局に送信する識別情報送信手段(11)と、自局の
    回線接続要求が放棄されたか否かを判定する放棄判定手
    段(12)と、対向局の識別情報と他局から送られてく
    る前記自局識別情報とに基づいて、自局と対向局の回線
    接続要求が衝突したか否かを判定する発着呼衝突判定手
    段(13)と、自局から送信される前記優先順位識別情
    報と前記対向局から送られてくる前記優先順位識別情報
    とに基づいて、自局の優先順位が前記対向局の優先順位
    より高いか否かを判定する優先順位判定手段(14)と
    、前記放棄判定手段(12)により回線接続要求が放棄
    されたと判定され、かつ、前記発着呼衝突判定手段(1
    3)により回線接続要求が衝突したと判定されると、前
    記優先順位判定手段(14)により自局の優先順位が前
    記対向局の優先順位より高いと判定された場合は、前記
    待ち時間として第1の待ち時間を設定し、自局の優先順
    位が前記対向局の優先順位より低いと判定された場合は
    、前記第1の待ち時間より長い第2の待ち時間を設定す
    る待ち時間設定手段(15)とを具備したことを特徴と
    するリトライ待ち時間設定装置。
  2. 【請求項2】  前記発着呼衝突判定手段(13)は、
    前記放棄判定手段(12)により回線接続要求が放棄さ
    れたと判定された場合に、回線接続要求が衝突したか否
    かを判定するように構成されていることを特徴とする請
    求項1記載のリトライ待ち時間設定装置。
  3. 【請求項3】  前記優先順位判定手段(14)は、前
    記発着呼衝突判定手段(13)により回線接続要求が衝
    突したと判定された場合に、前記優先順位の判定を行う
    ように構成されていることを特徴する請求項1記載のリ
    トライ待ち時間設定装置。
  4. 【請求項4】  前記通信網はISDN網であり、前記
    回線接続要求は、前記ISDN網の呼設定メッセージの
    送出によりなされ、前記自局識別情報と前記優先順位識
    別情報は、前記ISDN網の網番号であり、前記網番号
    は前記呼設定メッセージの発番号エリアに挿入された状
    態で送信されることを特徴とする請求項1記載のリトラ
    イ待ち時間設定装置。
  5. 【請求項5】  前記交換サービスは、回線交換サービ
    スであることを特徴とする請求項1記載のリトライ待ち
    時間設定装置。
  6. 【請求項6】  前記交換サービスは、蓄積交換サービ
    スであることを特徴とする請求項1記載のリトライ待ち
    時間設定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0856220A (ja) * 1994-08-12 1996-02-27 Nec Shizuoka Ltd 時分割多重装置
JP2007200355A (ja) * 2007-04-16 2007-08-09 Fujitsu Ltd 情報処理システム、情報処理装置、アクセス分散方法、及び、プログラム
JP2007249988A (ja) * 2007-04-16 2007-09-27 Fujitsu Ltd 情報処理システム、情報処理装置、アクセス分散方法、及び、プログラム
JP2019041205A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 日本電信電話株式会社 回線切替方法

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