JPH04278796A - 外部環境適応型音量調整方法 - Google Patents
外部環境適応型音量調整方法Info
- Publication number
- JPH04278796A JPH04278796A JP3040107A JP4010791A JPH04278796A JP H04278796 A JPH04278796 A JP H04278796A JP 3040107 A JP3040107 A JP 3040107A JP 4010791 A JP4010791 A JP 4010791A JP H04278796 A JPH04278796 A JP H04278796A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noise level
- volume
- gain
- sound
- sound volume
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 20
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 title claims description 10
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000003321 amplification Effects 0.000 abstract description 7
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 abstract description 7
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 11
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 3
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Headphones And Earphones (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、個人が利用する音響装
置（例えばイヤホンやヘッドホンで音を聴く音響装置）
おいて、音響装置外部への音漏れを最小限に抑える外部
環境適応型音量調整方法に関する。近年、イヤホンなど
を利用する音響装置が電車内などの公共の場でも使用さ
れているが、特に外部騒音が大きい場所では使用音量を
大きくする必要があるので、音響装置外部への音漏れな
どを極力回避できる構造のものが望まれている。
置（例えばイヤホンやヘッドホンで音を聴く音響装置）
おいて、音響装置外部への音漏れを最小限に抑える外部
環境適応型音量調整方法に関する。近年、イヤホンなど
を利用する音響装置が電車内などの公共の場でも使用さ
れているが、特に外部騒音が大きい場所では使用音量を
大きくする必要があるので、音響装置外部への音漏れな
どを極力回避できる構造のものが望まれている。
【０００２】
【従来の技術】従来の音響装置は、外部への音漏れを抑
えるために、外部に漏れやすい周波数の音（シャカシャ
カ音）を減衰させる方法や、音質の面から一部開放され
ていた出力部を密閉型にする方法がとられていた。
えるために、外部に漏れやすい周波数の音（シャカシャ
カ音）を減衰させる方法や、音質の面から一部開放され
ていた出力部を密閉型にする方法がとられていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、所定の周波数
を減衰させる方法では、本来の音情報の一部が欠落して
音のバランスが崩れ、利用者を十分に満足させることが
できなかった。また、出力部を密閉型にする方法では、
その大きさの制限から完全な密閉構造にすることは困難
であった。
を減衰させる方法では、本来の音情報の一部が欠落して
音のバランスが崩れ、利用者を十分に満足させることが
できなかった。また、出力部を密閉型にする方法では、
その大きさの制限から完全な密閉構造にすることは困難
であった。
【０００４】ところで、外部に漏れる音が他人に不快感
を与える音量は外部騒音の大きさと相対関係にある。ま
た、本人が要求する音量も外部騒音の大きさに影響され
る。すなわち、外部騒音が小さい場合には、音響装置の
出力部（イヤホンなど）から発する音量も小さくてよく
、当然に外部への音漏れも小さくなる。逆に、外部騒音
が大きい場合には、音響装置の出力部から発する音量を
大きくする必要が生じ、当然に外部への音漏れも大きく
なるが、その一部は外部騒音によりかき消されてその影
響は減少される。
を与える音量は外部騒音の大きさと相対関係にある。ま
た、本人が要求する音量も外部騒音の大きさに影響され
る。すなわち、外部騒音が小さい場合には、音響装置の
出力部（イヤホンなど）から発する音量も小さくてよく
、当然に外部への音漏れも小さくなる。逆に、外部騒音
が大きい場合には、音響装置の出力部から発する音量を
大きくする必要が生じ、当然に外部への音漏れも大きく
なるが、その一部は外部騒音によりかき消されてその影
響は減少される。
【０００５】従来の問題点は、外部騒音が一定でない環
境下で一時的に静かになっても、その都度音響装置の音
量を操作することは面倒であり、そのときに相対的に音
響装置の出力部から外部へ漏れる音量が大きくなって迷
惑となることにある。本発明は、外部環境に応じて最適
な音量を自動設定することができる外部環境適応型音量
調整方法を提供することを目的とする。
境下で一時的に静かになっても、その都度音響装置の音
量を操作することは面倒であり、そのときに相対的に音
響装置の出力部から外部へ漏れる音量が大きくなって迷
惑となることにある。本発明は、外部環境に応じて最適
な音量を自動設定することができる外部環境適応型音量
調整方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の外部環
境適応型音量調整方法は、音響装置の外部の騒音レベル
を検出し、該騒音レベルの変化傾向に応じて該音響装置
が発する音量の制御を変えることを特徴とする。請求項
２に記載の外部環境適応型音量調整方法は、請求項１に
記載の外部環境適応型音量調整方法において、音響装置
の外部の騒音レベルの変化量が上昇傾向にあるときは短
く期間で、また該騒音レベルの変化量が下降傾向あるい
は一定であるときは長い期間で該騒音レベルの平均値で
検出し、該音響装置が発する音量の制御を変えることを
特徴とする。
境適応型音量調整方法は、音響装置の外部の騒音レベル
を検出し、該騒音レベルの変化傾向に応じて該音響装置
が発する音量の制御を変えることを特徴とする。請求項
２に記載の外部環境適応型音量調整方法は、請求項１に
記載の外部環境適応型音量調整方法において、音響装置
の外部の騒音レベルの変化量が上昇傾向にあるときは短
く期間で、また該騒音レベルの変化量が下降傾向あるい
は一定であるときは長い期間で該騒音レベルの平均値で
検出し、該音響装置が発する音量の制御を変えることを
特徴とする。
【０００７】請求項３に記載の外部環境適応型音量調整
方法は、請求項１に記載の外部環境適応型音量調整方法
において、音響装置の外部の騒音レベルが増大傾向ある
いは一定にあるときは長い期間で、また該騒音レベルが
減少傾向であるときは短い期間で該騒音レベルの平均値
で検出し、該音響装置が発する音量の制御を変えること
を特徴とする。
方法は、請求項１に記載の外部環境適応型音量調整方法
において、音響装置の外部の騒音レベルが増大傾向ある
いは一定にあるときは長い期間で、また該騒音レベルが
減少傾向であるときは短い期間で該騒音レベルの平均値
で検出し、該音響装置が発する音量の制御を変えること
を特徴とする。
【０００８】
【作用】請求項１に記載の発明は、音響装置の外部の騒
音レベルが、音響装置の最初の音量設定時に比べて大き
くなったときには音量を大きくし、外部の騒音レベルが
小さくなったときには音量を小さくすることにより、外
部に漏れる音量が他人に与える影響を相対的に軽減する
ことができる。
音レベルが、音響装置の最初の音量設定時に比べて大き
くなったときには音量を大きくし、外部の騒音レベルが
小さくなったときには音量を小さくすることにより、外
部に漏れる音量が他人に与える影響を相対的に軽減する
ことができる。
【０００９】請求項２に記載の発明は、騒音レベルの変
化量が上昇傾向（特に騒音レベルが減少する方向で）に
あるときに騒音レベルの平均値を求める所定期間を短く
することにより、速やかに音量調整を行って外部に漏れ
る音量を低減させることができる。請求項３に記載の発
明は、騒音レベルが減少する方向にあるときに騒音レベ
ルの平均値を求める所定期間を短くすることにより、速
やかに音量調整を行って外部に漏れる音量を低減させる
ことができる。
化量が上昇傾向（特に騒音レベルが減少する方向で）に
あるときに騒音レベルの平均値を求める所定期間を短く
することにより、速やかに音量調整を行って外部に漏れ
る音量を低減させることができる。請求項３に記載の発
明は、騒音レベルが減少する方向にあるときに騒音レベ
ルの平均値を求める所定期間を短くすることにより、速
やかに音量調整を行って外部に漏れる音量を低減させる
ことができる。
【００１０】すなわち、騒音レベルを所定期間の平均値
で求めることにより、音量調整に用いる騒音レベルの変
化傾向を的確に把握することができ、無用な音量調整を
回避して利用者に快適な音量を享受させることができる
。
で求めることにより、音量調整に用いる騒音レベルの変
化傾向を的確に把握することができ、無用な音量調整を
回避して利用者に快適な音量を享受させることができる
。
【００１１】
【実施例】図１は、本発明方法が適用される音響装置の
基本構成を示すブロック図である。図において、音響装
置は、出力される音響情報を有する電気信号を発生する
音響発生部１１と、ボリューム設定に応じて電気信号の
レベル（増幅率）を調整して音量を制御する音量制御部
１３と、レベル調整された電気信号を入力して振動部を
振動させて音響を発する音響出力部１５とを備え、さら
に本発明の特徴とする構成として、音響装置外部の騒音
レベルをモニタし、そのレベル情報を電気信号として音
量制御部１３に送出して音量制御に供する外部音量モニ
タ部１７を備える。
基本構成を示すブロック図である。図において、音響装
置は、出力される音響情報を有する電気信号を発生する
音響発生部１１と、ボリューム設定に応じて電気信号の
レベル（増幅率）を調整して音量を制御する音量制御部
１３と、レベル調整された電気信号を入力して振動部を
振動させて音響を発する音響出力部１５とを備え、さら
に本発明の特徴とする構成として、音響装置外部の騒音
レベルをモニタし、そのレベル情報を電気信号として音
量制御部１３に送出して音量制御に供する外部音量モニ
タ部１７を備える。
【００１２】ここで、音量制御部１３の実施例構成を示
す図２および音量制御手順例を示す図３を参照して、本
発明方法について詳細に説明する。利用者のボリューム
操作に応じて入力される音量レベル信号は、音量制御部
１３の音量レベル設定部２１に入力されるとともに、ゲ
イン算出部２２に初期設定されるゲインＧとして記憶さ
れ、利用者の希望する音量を設定する。また、外部音量
モニタ部１７で検出される音響装置外部の騒音レベルβ
を表す環境音レベル信号は、音量レベル設定部２１およ
び差分検出部２３に入力される。音量レベル設定部２１
では、音量レベル信号の入力をトリガとして環境音レベ
ル信号を取り込み、音量レベル設定時の騒音レベルβを
記憶し、初期騒音レベルαとして差分検出部２３に出力
する。
す図２および音量制御手順例を示す図３を参照して、本
発明方法について詳細に説明する。利用者のボリューム
操作に応じて入力される音量レベル信号は、音量制御部
１３の音量レベル設定部２１に入力されるとともに、ゲ
イン算出部２２に初期設定されるゲインＧとして記憶さ
れ、利用者の希望する音量を設定する。また、外部音量
モニタ部１７で検出される音響装置外部の騒音レベルβ
を表す環境音レベル信号は、音量レベル設定部２１およ
び差分検出部２３に入力される。音量レベル設定部２１
では、音量レベル信号の入力をトリガとして環境音レベ
ル信号を取り込み、音量レベル設定時の騒音レベルβを
記憶し、初期騒音レベルαとして差分検出部２３に出力
する。
【００１３】差分検出部２３では、逐次、騒音レベルβ
と初期騒音レベルαとの差分量Δｄを検出し、さらにこ
の差分量Δｄが上昇傾向にあるか下降傾向にあるかを検
出する。差分量Δｄは差分量積分処理部２４に送出され
、差分量Δｄの変化傾向情報は積分時間算出部２５に送
出される。積分時間算出部２５は、差分量Δｄが上昇傾
向にある場合には積分時間ｔを小さい値に設定し、差分
量Δｄが下降傾向にある場合には積分時間ｔを大きい値
に設定する。差分量積分処理部２４は、積分時間算出部
２５が設定する積分時間ｔに応じて差分量Δｄを積分し
、積分時間ｔにおける平均変化量ΔＧを算出してゲイン
算出部２２に送出する。
と初期騒音レベルαとの差分量Δｄを検出し、さらにこ
の差分量Δｄが上昇傾向にあるか下降傾向にあるかを検
出する。差分量Δｄは差分量積分処理部２４に送出され
、差分量Δｄの変化傾向情報は積分時間算出部２５に送
出される。積分時間算出部２５は、差分量Δｄが上昇傾
向にある場合には積分時間ｔを小さい値に設定し、差分
量Δｄが下降傾向にある場合には積分時間ｔを大きい値
に設定する。差分量積分処理部２４は、積分時間算出部
２５が設定する積分時間ｔに応じて差分量Δｄを積分し
、積分時間ｔにおける平均変化量ΔＧを算出してゲイン
算出部２２に送出する。
【００１４】ゲイン算出部２２では、初期設定されたゲ
インＧと平均変化量ΔＧとを勘案し、増幅部２６に設定
するゲインｇを算出する。音響発生部１１から入力され
る電気信号は、得られたゲインｇで増幅処理を行う増幅
部２６を介して出力される。このように、増幅部２６に
設定するゲインｇは、利用者のボリューム操作で設定さ
れる音量レベルを初期値として、音響装置外部の騒音レ
ベルの変化に応じて自動的に変更される。たとえば、騒
音レベルが大きくなる方向に変化したときの平均変化量
ΔＧの符号を正とすると、ゲイン算出部２２で初期設定
されたゲインＧとの和をとることにより、増幅部２６に
設定するゲインｇを増大させるように変化する。すなわ
ち、騒音レベルが大きくなるに従って音量を大きくする
ことができる。なお、このとき外部に漏れる音量も相対
的に大きくなるが、騒音レベルも大きくなっているので
他人に与える影響は小さい。
インＧと平均変化量ΔＧとを勘案し、増幅部２６に設定
するゲインｇを算出する。音響発生部１１から入力され
る電気信号は、得られたゲインｇで増幅処理を行う増幅
部２６を介して出力される。このように、増幅部２６に
設定するゲインｇは、利用者のボリューム操作で設定さ
れる音量レベルを初期値として、音響装置外部の騒音レ
ベルの変化に応じて自動的に変更される。たとえば、騒
音レベルが大きくなる方向に変化したときの平均変化量
ΔＧの符号を正とすると、ゲイン算出部２２で初期設定
されたゲインＧとの和をとることにより、増幅部２６に
設定するゲインｇを増大させるように変化する。すなわ
ち、騒音レベルが大きくなるに従って音量を大きくする
ことができる。なお、このとき外部に漏れる音量も相対
的に大きくなるが、騒音レベルも大きくなっているので
他人に与える影響は小さい。
【００１５】一方、騒音レベルが小さくなる方向に変化
した場合には平均変化量ΔＧの符号は負となり、ゲイン
算出部２２で初期設定されたゲインＧとの和をとること
により、増幅部２６に設定するゲインｇを減少させるこ
とができる。すなわち、騒音レベルが小さくなるに従っ
て音量を小さくすることができ、外部に漏れる音量を相
対的に小さくすることができ、同様に他人に与える影響
を小さくすることができる。
した場合には平均変化量ΔＧの符号は負となり、ゲイン
算出部２２で初期設定されたゲインＧとの和をとること
により、増幅部２６に設定するゲインｇを減少させるこ
とができる。すなわち、騒音レベルが小さくなるに従っ
て音量を小さくすることができ、外部に漏れる音量を相
対的に小さくすることができ、同様に他人に与える影響
を小さくすることができる。
【００１６】なお、本発明におけるゲインｇの増減は、
音響装置外部の騒音レベルの変化に瞬時に応答するので
はなく、モニタした騒音レベルの変化分（差分量Δｄ）
を所定の時間に渡って積分し、その平均値を求めてゲイ
ンｇの増減量（平均変化量ΔＧ）を算出する方法をとる
ことにより、音量の激変を抑えることができる。また、
モニタした騒音レベルの変化分が上昇傾向にあるときは
外部騒音が急激に変化している現象であるので、その平
均値を求める積分時間を短くすることによりその変化に
音量の増減を速やかに追従させることができる。すなわ
ち、外部騒音が急激に大きくなったり、あるいは小さく
なった場合には、音響装置が発する音量をそれに応じて
速やかに増減させ、特に外部騒音が小さくなった場合の
外部に漏れる音量を速やかに低減することにより他人へ
の迷惑を回避させることができる。一方、モニタした騒
音レベルの変化分が下降傾向（一定傾向も含む）にある
ときは外部騒音の変化が収束あるいは緩慢である現象で
あるので、その平均値を求める積分時間を長くすること
により、外部騒音の微小な変化に逐一音量を増減する操
作を回避して聴きやすくしている。
音響装置外部の騒音レベルの変化に瞬時に応答するので
はなく、モニタした騒音レベルの変化分（差分量Δｄ）
を所定の時間に渡って積分し、その平均値を求めてゲイ
ンｇの増減量（平均変化量ΔＧ）を算出する方法をとる
ことにより、音量の激変を抑えることができる。また、
モニタした騒音レベルの変化分が上昇傾向にあるときは
外部騒音が急激に変化している現象であるので、その平
均値を求める積分時間を短くすることによりその変化に
音量の増減を速やかに追従させることができる。すなわ
ち、外部騒音が急激に大きくなったり、あるいは小さく
なった場合には、音響装置が発する音量をそれに応じて
速やかに増減させ、特に外部騒音が小さくなった場合の
外部に漏れる音量を速やかに低減することにより他人へ
の迷惑を回避させることができる。一方、モニタした騒
音レベルの変化分が下降傾向（一定傾向も含む）にある
ときは外部騒音の変化が収束あるいは緩慢である現象で
あるので、その平均値を求める積分時間を長くすること
により、外部騒音の微小な変化に逐一音量を増減する操
作を回避して聴きやすくしている。
【００１７】また、以上説明した実施例では、積分時間
算出部２５で差分量Δｄが上昇傾向にあるか下降傾向に
あるかに応じて積分時間ｔを設定していたが、騒音レベ
ルβが増加傾向にある場合には積分時間ｔを長くし、減
少傾向にある場合には積分時間ｔを短くするようにして
もよい。すなわち、音響装置外部へ漏れる音量が問題と
なるのは外部騒音が比較的小さいときに多いことから、
外部騒音が小さくなる場合には積分時間ｔを短くして速
やかに音量調整を行うことにより、外部へ漏れる音量を
効果的に減少させることができる。
算出部２５で差分量Δｄが上昇傾向にあるか下降傾向に
あるかに応じて積分時間ｔを設定していたが、騒音レベ
ルβが増加傾向にある場合には積分時間ｔを長くし、減
少傾向にある場合には積分時間ｔを短くするようにして
もよい。すなわち、音響装置外部へ漏れる音量が問題と
なるのは外部騒音が比較的小さいときに多いことから、
外部騒音が小さくなる場合には積分時間ｔを短くして速
やかに音量調整を行うことにより、外部へ漏れる音量を
効果的に減少させることができる。
【００１８】図４は、本実施例の音響装置に用いられる
音響出力部（イヤホン）の実施例構造を示す図である。 （ａ） はその外観を示し、（ｂ） は断面構造を示す
。図において、符号４１は音響出力部１５の主要構成物
であるスピーカ（振動板）であり、符号４２はスピーカ
４１の背面に設けられる外部音量モニタ部１７としての
集音マイクである。したがって、利用者がこの音響装置
を利用しているときには集音マイク４２は外側を向いて
おり、音響装置外部の騒音レベルを効果的にモニタする
ことができる。
音響出力部（イヤホン）の実施例構造を示す図である。 （ａ） はその外観を示し、（ｂ） は断面構造を示す
。図において、符号４１は音響出力部１５の主要構成物
であるスピーカ（振動板）であり、符号４２はスピーカ
４１の背面に設けられる外部音量モニタ部１７としての
集音マイクである。したがって、利用者がこの音響装置
を利用しているときには集音マイク４２は外側を向いて
おり、音響装置外部の騒音レベルを効果的にモニタする
ことができる。
【００１９】なお、集音マイク４２が、スピーカ４１か
ら出力される音響装置自体の音を検出しても、音量制御
部１３では自装置が発する音の認識は可能であるので、
その音成分については音量制御に用いないようにするこ
とも容易である。また、自装置が発する音と外部騒音と
の割合に基づいて音量制御を行うことも容易であり、そ
の場合にはさらに効果的な漏れ音量の制御が可能になる
。
ら出力される音響装置自体の音を検出しても、音量制御
部１３では自装置が発する音の認識は可能であるので、
その音成分については音量制御に用いないようにするこ
とも容易である。また、自装置が発する音と外部騒音と
の割合に基づいて音量制御を行うことも容易であり、そ
の場合にはさらに効果的な漏れ音量の制御が可能になる
。
【００２０】また、以上説明した実施例は、例えば携帯
用カセットテープ再生装置およびイヤホン（ヘッドホン
）に適用したものであるが、例えば公衆電話機あるいは
携帯電話機にも同様にして用いることができる。
用カセットテープ再生装置およびイヤホン（ヘッドホン
）に適用したものであるが、例えば公衆電話機あるいは
携帯電話機にも同様にして用いることができる。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、外部環境
の騒音の変化に応じて音響装置から発する音量を自動調
整することができるので、利用者はボリューム調整をす
ることなく外部環境にあった音量で音響装置を使用する
ことができる。また、音響装置の音量調整により外部に
漏れる音量も同時に変化するが、特に外部騒音が小さく
なる方向に変化したときに音量を速やかに小さくするこ
とができるので、漏れる音量も相対的に小さくなり、漏
れる音が他人に与える不快感を軽減させることができる
。
の騒音の変化に応じて音響装置から発する音量を自動調
整することができるので、利用者はボリューム調整をす
ることなく外部環境にあった音量で音響装置を使用する
ことができる。また、音響装置の音量調整により外部に
漏れる音量も同時に変化するが、特に外部騒音が小さく
なる方向に変化したときに音量を速やかに小さくするこ
とができるので、漏れる音量も相対的に小さくなり、漏
れる音が他人に与える不快感を軽減させることができる
。
【図１】本発明方法が適用される音響装置の基本構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図２】本発明による音量制御部の実施例構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図３】本発明による音量制御手順例を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図４】本実施例の音響装置に用いられる音響出力部（
イヤホン）の実施例構造を示す図である。
イヤホン）の実施例構造を示す図である。
１１ 音響発生部
１３ 音量制御部
１５ 音響出力部
１７ 外部音量モニタ部
２１ 音量レベル設定部
２２ ゲイン算出部
２３ 差分検出部
２４ 差分量積分処理部
２５ 積分時間算出部
２６ 増幅部
４１ スピーカ（振動板）
４２ 集音マイク
Claims (3)
- 【請求項１】 音響装置の外部の騒音レベルを検出し
、該騒音レベルの変化傾向に応じて該音響装置が発する
音量の制御を変えることを特徴とする外部環境適応型音
量調整方法。 - 【請求項２】 音響装置の外部の騒音レベルの変化量
が上昇傾向にあるときは短く期間で、また該騒音レベル
の変化量が下降傾向あるいは一定であるときは長い期間
で該騒音レベルの平均値で検出し、該音響装置が発する
音量の制御を変えることを特徴とする請求項１に記載の
外部環境適応型音量調整方法。 - 【請求項３】 音響装置の外部の騒音レベルが増大傾
向あるいは一定にあるときは長い期間で、また該騒音レ
ベルが減少傾向であるときは短い期間で該騒音レベルの
平均値で検出し、該音響装置が発する音量の制御を変え
ることを特徴とする請求項１に記載の外部環境適応型音
量調整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3040107A JPH04278796A (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | 外部環境適応型音量調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3040107A JPH04278796A (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | 外部環境適応型音量調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04278796A true JPH04278796A (ja) | 1992-10-05 |
Family
ID=12571638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3040107A Withdrawn JPH04278796A (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | 外部環境適応型音量調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04278796A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006240802A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Hitachi Ltd | 乗客コンベア放送装置 |
| JP2007036841A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Nec Corp | 携帯端末装置、携帯端末装置の音量設定方法 |
| JP2008160506A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Sony Corp | 音声出力装置、音声出力方法、音声出力システムおよび音声出力処理用プログラム |
| JP2008177629A (ja) * | 2007-01-16 | 2008-07-31 | Sony Corp | 音声出力装置、音声出力方法、音声出力システムおよび音声出力処理用プログラム |
| JP2008546003A (ja) * | 2005-05-18 | 2008-12-18 | ボーズ・コーポレーション | 適応的オーディオ応答 |
| JP2009005059A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Hitachi Communication Technologies Ltd | 放送端末及び音量制御方法 |
| US7968786B2 (en) | 2008-07-08 | 2011-06-28 | Sony Corporation | Volume adjusting apparatus and volume adjusting method |
| WO2016152121A1 (ja) * | 2015-03-23 | 2016-09-29 | 日本電気株式会社 | 電話機、電話システム、電話機の音量設定方法、及びプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体 |
| WO2017018035A1 (ja) * | 2015-07-30 | 2017-02-02 | アイシン精機株式会社 | 音量調整装置 |
| EP3383063A4 (en) * | 2015-12-16 | 2018-12-19 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Method and device for adjusting earphone sound volume |
| CN109151634A (zh) * | 2018-07-27 | 2019-01-04 | Oppo广东移动通信有限公司 | 无线耳机音量控制方法、无线耳机及移动终端 |
| CN112767965A (zh) * | 2019-11-01 | 2021-05-07 | 上海博泰悦臻电子设备制造有限公司 | 噪声识别模型的生成/应用方法、***、介质及服务/终端 |
| US11449302B2 (en) | 2018-09-28 | 2022-09-20 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Volume adjustments based on ambient sounds and voices |
-
1991
- 1991-03-06 JP JP3040107A patent/JPH04278796A/ja not_active Withdrawn
Cited By (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006240802A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Hitachi Ltd | 乗客コンベア放送装置 |
| JP2008546003A (ja) * | 2005-05-18 | 2008-12-18 | ボーズ・コーポレーション | 適応的オーディオ応答 |
| JP2007036841A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Nec Corp | 携帯端末装置、携帯端末装置の音量設定方法 |
| JP2008160506A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Sony Corp | 音声出力装置、音声出力方法、音声出力システムおよび音声出力処理用プログラム |
| US8447041B2 (en) | 2006-12-25 | 2013-05-21 | Sony Corporation | Audio output apparatus, audio output method, audio output system, and program for audio output processing |
| JP2008177629A (ja) * | 2007-01-16 | 2008-07-31 | Sony Corp | 音声出力装置、音声出力方法、音声出力システムおよび音声出力処理用プログラム |
| US8340323B2 (en) | 2007-01-16 | 2012-12-25 | Sony Corporation | Sound outputting apparatus, sound outputting method, sound outputting system and sound output processing program |
| JP2009005059A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Hitachi Communication Technologies Ltd | 放送端末及び音量制御方法 |
| US7968786B2 (en) | 2008-07-08 | 2011-06-28 | Sony Corporation | Volume adjusting apparatus and volume adjusting method |
| JP2016178596A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-06 | 日本電気株式会社 | 電話機、電話システム、電話機の音量設定方法、及びプログラム |
| WO2016152121A1 (ja) * | 2015-03-23 | 2016-09-29 | 日本電気株式会社 | 電話機、電話システム、電話機の音量設定方法、及びプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体 |
| WO2017018035A1 (ja) * | 2015-07-30 | 2017-02-02 | アイシン精機株式会社 | 音量調整装置 |
| JPWO2017018035A1 (ja) * | 2015-07-30 | 2017-12-21 | アイシン精機株式会社 | 音量調整装置 |
| EP3383063A4 (en) * | 2015-12-16 | 2018-12-19 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Method and device for adjusting earphone sound volume |
| US11005439B2 (en) | 2015-12-16 | 2021-05-11 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Earphone volume adjustment method and apparatus |
| CN109151634A (zh) * | 2018-07-27 | 2019-01-04 | Oppo广东移动通信有限公司 | 无线耳机音量控制方法、无线耳机及移动终端 |
| CN109151634B (zh) * | 2018-07-27 | 2020-03-10 | Oppo广东移动通信有限公司 | 无线耳机音量控制方法、无线耳机及移动终端 |
| US11632621B2 (en) | 2018-07-27 | 2023-04-18 | Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. | Method for controlling volume of wireless headset, and computer-readable storage medium |
| US11449302B2 (en) | 2018-09-28 | 2022-09-20 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Volume adjustments based on ambient sounds and voices |
| CN112767965A (zh) * | 2019-11-01 | 2021-05-07 | 上海博泰悦臻电子设备制造有限公司 | 噪声识别模型的生成/应用方法、***、介质及服务/终端 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8315400B2 (en) | Method and device for acoustic management control of multiple microphones | |
| US10080092B2 (en) | On/off head detection of personal acoustic device using an earpiece microphone | |
| US8081780B2 (en) | Method and device for acoustic management control of multiple microphones | |
| US8831238B2 (en) | Noise cancellation system | |
| US8855343B2 (en) | Method and device to maintain audio content level reproduction | |
| CN108076419B (zh) | 线性谐振致动器控制器 | |
| JPH04278796A (ja) | 外部環境適応型音量調整方法 | |
| US11683643B2 (en) | Method and device for in ear canal echo suppression | |
| US11875771B2 (en) | Audio system and signal processing method for an ear mountable playback device | |
| US11871193B2 (en) | Microphone system | |
| US20230262384A1 (en) | Method and device for in-ear canal echo suppression | |
| CN108806710B (zh) | 一种语音增强增益调整方法、***及耳机 | |
| JP2004048207A (ja) | 補聴装置 | |
| JPH09116362A (ja) | 自動音量制御装置 | |
| US11568849B2 (en) | Wearable active noise reduction (ANR) device having low frequency feedback loop modulation | |
| JP4288433B2 (ja) | 音声信号処理装置及びこれを具備した電子機器 | |
| US11696065B2 (en) | Adaptive active noise cancellation based on movement | |
| JP3351742B2 (ja) | 適応音質音量制御装置 | |
| JP3475909B2 (ja) | 音響再生システム | |
| JP2949972B2 (ja) | ハウリング抑制装置 | |
| CN117278900A (zh) | 一种耳机监听的啸叫抑制方法 | |
| JPH03289743A (ja) | 電話器 | |
| JPH1098345A (ja) | 対環境音音量調整装置 | |
| JP2020080509A (ja) | 聴覚特性検出装置、補聴器、聴覚特性検出プログラム、および補聴器プログラム | |
| JPS59133719A (ja) | 自動音量調整回路 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |