JPH0427762Y2 - - Google Patents

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JPH0427762Y2
JPH0427762Y2 JP1985103419U JP10341985U JPH0427762Y2 JP H0427762 Y2 JPH0427762 Y2 JP H0427762Y2 JP 1985103419 U JP1985103419 U JP 1985103419U JP 10341985 U JP10341985 U JP 10341985U JP H0427762 Y2 JPH0427762 Y2 JP H0427762Y2
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door
arm
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shaft
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JP1985103419U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は穀稈又は藁束等を結束する結束機のミ
ス作動防止装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来、パツカーが集稈部に集束した穀稈又は藁
束が所定量になつたことをドアが感知すると、一
回転クラツチがONになつてニードル軸及び結節
軸が1回転することにより結束するようにした結
束機は特公昭55−41963号公報等により既に知ら
れている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記既知の結束機は、一回転クラツチがONに
なると、そのカムが回動し、それに摺接するロー
ラーがカムの凹部に落ち込み、それによりドアが
束放出すべく回動する。
この時、束の姿勢が悪くドアに強力な押圧力が
かかると、ドア軸と一体なアームとその先端に連
設されていて前記ロールを有するリンクとが伸び
きつて一直線状になつてロツク状態になり、それ
により復帰作動せずそのままの状態で再びカムの
凸部に乗り上げるので、ストツパーアームの爪が
退避状態になつて一回転クラツチがOFFになら
ず所謂2度打ちした。
また、ドアが復帰した時、待機位置より集稈部
側へ回動しないように前記アームの先端部をコ字
状になし、その溝の底部でリンクを受止めていた
が、ドアが大型でその質量が大きいと、ドアが勢
い良く復帰し、その慣性力によりリンクがアーム
の底部に衝突した後、更に回動するため、前記リ
ンクと定圧スプリングの軸杆とを連結したリンク
が定圧スプリングを圧縮して感知状態になり、ス
トツパーアームの爪が退避状態になり、この場合
も2度打ち現象が発生した。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、ドアの感知作動により断続する一回
転クラツチ機構を介してニードル軸等を作動させ
る結束機において、前記ドア又はドアと一体的な
取付アームに突起を設け、ドア又は前記取付アー
ムの回動範囲と対向する伝動ケースの外面に、前
記突起が当接してドアの待機位置と退避位置とを
規制する一対のストツパーを位置調節可能に装着
することにより、きわめて簡単な構成でしかも伝
動ケース外で前記ストツパーの位置調節を容易に
行なうことができるものでありながら、束の放出
姿勢が悪くてドアに強力な押圧力がかかつても、
また、ドアが大型で復帰回動時の慣性が大きくて
も2度打ちすることがないようにして前述の問題
点を解決した。
(ホ) 作用 供給された被結束物はパツカーにより集束部に
順次集束され、それが所定量になると従来のもの
と同様に一回転クラツチが入り、ニードルが紐を
掛け、結節部が結節すると放出アームは節抜きし
ながら放出する。
そして、放出される束の姿勢が悪く、ドアに放
出方向へ大きな力がかかつた場合、放出側のスト
ツパーが突起を受止めてドアに続く2つのリンク
が一直線状になることを防止し、ドアが大型でそ
の質量が大きく、復帰時に待機位置より集稈部側
へ回動せんとする時、待機位置側のストツパーが
前記突起を受止めるので、一回転クラツチは的確
にOFFとなり、いずれの場合も2度打ちするこ
とがない。
(ヘ) 実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、
1はハーベスタの機台2に搭載した脱穀機であつ
て、フイードチエン3の終端側には結束機5をガ
イドレール14aにローラー14b…で乗架させ
た支柱6…及び上部の連杆7等により装着してあ
り、該結束機5は従来のものと同様、集束部8の
下部にパツカー9とニードル10を配設し、上部
には結節ガイド11で囲まれたビル12aとホル
ダー12bとからなる結節部及び束を放出する放
出アーム13を設けてあり、前記集束部8の外側
部にはドア15を取付アーム26により進退可能
に装着し、脱穀機1の出力軸17はベルト18及
びテンシヨンプーリ等を介して結束機5の入力軸
20を駆動する。
また、前記結節ガイド11から脱穀機1側へ突
出した腕21及び脱穀機1の排稈口の上部には前
記集束部8の上部寄りに亘る弾性ガイド板22,
23の基部を取付けてあり、前記結節ガイド11
は開口部24を有し、第1突起25は開口部24
の一側から第2突起の上手側を横断している。
そして、ドア15はその取付け位置を調節する
長孔26aを有するドア取付アーム26に移動調
節可能に螺着されており、ドア15の感知作動に
よりON,OFFする一回転クラツチは爪27を有
する常時回転歯車28と、ニードル軸29と一体
回転するカム30と、それにピン31で回動可能
に枢着されていて回転方向前部に突起部32を有
し後部に前記爪27が係合すると係合部34aと
共にスプリング33により押し出し付勢された係
合片34とで構成されており、ドア15がパツカ
ー9により稈圧を受けて回動すると、アーム35
が、先端にロール36をピン37により支持して
いるリンク38の基部を押し下げ、その時定圧バ
ネ40を保持している軸杆39をピン37に連結
されているリンク41により引き下げるので軸杆
39は定圧バネ40を圧縮しながら下降し、前記
係合片34の突起部32に先端の爪42が係合し
ているストツパーアーム43はその中間をドア軸
45に回動自在枢支されており、基部は前記軸杆
39の上端に枢着されているので、該軸杆39の
下降によりドア軸45を中心に回動して爪42が
突起部32から外れ、それにより係合片34はス
プリング33により第4図に点線で示す如く押し
出され、その突起部32に常時回転する爪27が
当接すると一回転クラツチが入り、ニードル軸2
9及びカム30並びに係合片34が一回転する間
に結節及び放出アーム13による束放出が行なわ
れ、1回転完了時にはドア15及びストツパーア
ーム43が元の姿勢に戻っているので係合片34
が爪42に係合して反時計方向に回動し、その突
起部32が爪27から離脱して一回転クラツチが
切れ、バツクストツパー44がカム30の段部に
係合してその逆回転を阻止する。
そして、前記一回転クラツチ等を収納した伝動
ケース46の株元側の外側面には第1〜3図及び
第6図に示すように株元側へ向けて開口したコ字
状ストツパー47を配設してあり、該コ字状スト
ツパー47はその前面に熔接した長孔48,48
付きの取付金50を前記伝動ケース46にボルト
51,51で螺着することにより上下移動調節可
能になつており、上部の突条を待機ストツパー5
2とし、それより長い(第2図参照)下部の突条
を退避ストツパー53となしてあり、前記ドア取
付アーム26の基部寄り下部にはピンからなる突
起55を熔接してある。
前述のハーベスタにおいて、バインダ等で刈取
結束した穀稈の束を脱穀機1に供給すると、その
株元部をフイードチエン3と挟扼レールが挟持搬
送するので脱穀処理され、排稈孔から排出された
藁束は弾性ガイド板22,23に案内されながら
パツカー9により集束部8に掻込まれ、所定量の
藁束が集束されてドア15が感知作動すると、一
回転クラツチが入ってニードル軸と結節軸が回動
し、ニードル10は紐を藁束群に巻き掛け、ビル
12a及びホルダー12bが作動して結節し、放
出アーム13は節抜きしながら束放出を行なう。
そして、前記ドア15が待機位置と退避位置と
の間を回動するとき、突起55は待機ストツパー
52の下面に当接した第1図、第2図及び第5図
に実線で示す待機位置からドア軸45を中心とし
て第1図では時計方向に又第4図では反時計方向
へ回動する。
その際、束の放出姿勢が乱れていてドア15を
強力に押す力が加わった場合、ドア取付アーム2
6は第1図に鎖線イで示す位置まで回動せんとす
るが、前記ドア取付アーム26が退避ストツパー
53により所定の退避位置ロにて停止することと
なり、前記アーム35とリンク38が一直線状に
なることがなく、爪42が図示の位置に戻り、一
回転クラツチが切れる。
また、ドア15及びドア取付アーム26等が大
型でその質量が大であると(この場合は回動半径
も大)、ドア15が所定の待機位置より集束部8
側へ大きく回動せんとするが、前記突起55は待
機ストツパー52の下面に当接するので一定の位
置で停止し、定圧バネ40を圧縮することがな
く、従って、爪42が係合片34の回動軌跡内に
侵入して係合片34を切り作動させ、それにより
一回転クラツチを確実にOFFにすることができ、
従来のように2度打ちすることがない。前記退避
位置及び待機位置を調節する時はボルト51,5
1を暖めてコ字状ストツパー47を上下に移動さ
せて締着する。
更に前記待機ストツパー52及び退避ストツパ
ー53をスプリング棒その他の弾性体で構成する
と衝撃を緩和することができる。
なお、画面中56は弾性ガイド、57は結節ガ
イド11から外側方へ突出した上部案内板であ
る。
(ト) 考案の効果 本考案は前述のようにドア15の感知作動によ
り断続する一回転クラツチ機構を介してニードル
軸29等を作動させる結束機において、前記ドア
又はドア15と一体的な取付アーム26に突起5
5を設け、ドア15又は前記取付アーム26の回
動範囲と対向する伝動ケース46の外面に、前記
突起55が当接してドア15の待機位置と退避位
置とを規制する一対のストツパー52,53を位
置調節可能に装着したので、束の放出姿勢が悪く
てドア15に大きな押圧力がかかり、そり反動で
前記アーム35及びリンク38が直線状に伸びき
るような場合に前記ドア15は退避位置のストツ
パーにより受止められることとなり、前記アーム
35及びリンク38が一直線状になることを阻止
し、所謂2度打ちを防止することができ、また、
ドア15が大型でかつ回動時の慣性力が大であつ
ても、待機位置のストツパーがドア15を受止め
て所定位置以上に回動するのを阻止するので、リ
ンク38がアーム35のコ字状溝の底部で反発す
ることがなく、この場合も2度打ち現象を防止す
ることができる。
更に、前記一対のストツパーは伝動ケース46
の外面に取付けてあるので、内部構成を簡略にし
て伝動ケース46を小型軽量化することができる
と共に上記ストツパーを調節する時、伝動ケース
46を分解しなくとも外部にて極めて能率的にか
つ容易に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は結束装置の正面図、第2図は要部の側面
図、第3図はストツパー及びその取付部の平面
図、第4図は一回転クラツチ機構の背面図、第5
図aはアームとリンクの連結部の平面図、bは同
上縦断面図、第6図は結束装置を装着したハーベ
スタの側面図である。 9……パツカー、10……ニードル、15……
ドア、26……ドア取付アーム、47……コ字状
ストツパー、52……待機ストツパー、53……
退避ストツパー、55……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドア15の感知作動により断続する一回転クラ
    ツチ機構を介してニードル軸29等を作動させる
    結束機において、前記ドア又はドア15と一体的
    な取付アーム26に突起55を設け、ドア15又
    は前記取付アーム26の回動範囲と対向する伝動
    ケース46の外面に、前記突起55が当接してド
    ア15の待機位置と退避位置とを規制する一対の
    ストツパー52,53を位置調節可能に装着した
    ことを特徴とする結束機のミス作動防止装置。
JP1985103419U 1985-07-07 1985-07-07 Expired JPH0427762Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985103419U JPH0427762Y2 (ja) 1985-07-07 1985-07-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985103419U JPH0427762Y2 (ja) 1985-07-07 1985-07-07

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Publication Number Publication Date
JPS6211702U JPS6211702U (ja) 1987-01-24
JPH0427762Y2 true JPH0427762Y2 (ja) 1992-07-03

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ID=30975960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985103419U Expired JPH0427762Y2 (ja) 1985-07-07 1985-07-07

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JP (1) JPH0427762Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5541963A (en) * 1978-09-21 1980-03-25 Toshiba Corp Plating method for covering tube

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5541963A (en) * 1978-09-21 1980-03-25 Toshiba Corp Plating method for covering tube

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6211702U (ja) 1987-01-24

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