JPH04277172A - 流体圧エレベータ及びその制御方法 - Google Patents

流体圧エレベータ及びその制御方法

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JPH04277172A
JPH04277172A JP3034042A JP3404291A JPH04277172A JP H04277172 A JPH04277172 A JP H04277172A JP 3034042 A JP3034042 A JP 3034042A JP 3404291 A JP3404291 A JP 3404291A JP H04277172 A JPH04277172 A JP H04277172A
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一朗 中村
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春夫 渡辺
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剛 小笠原
Katsuharu Shudo
克治 首藤
Hidekazu Sasaki
英一 佐々木
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/24Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration

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  • Automation & Control Theory (AREA)
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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体圧ポンプの回転速度
を制御することにより、流体圧シリンダへ供給或いはそ
れから排出する流体の流量を制御して乗りかごの速度を
制御する流体圧エレベ−タに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の対象とする流体圧エレベ−タで
は、速度指令に対応してモ−タで流体圧ポンプの回転速
度を制御して圧力流体を制御する方法が知られている。 特に電子制御装置及び制御技術の進歩に伴い、インバー
タによるモータの回転速度制御が容易になって、インバ
ータ駆動のモータで流体圧ポンプの回転数を制御する流
体圧エレベータの実用性が高まった。従来この種の流体
圧エレベータでは乗りかごの円滑な速度制御を行うこと
に主眼が置かれていた。しかし、良好な乗り心地や通常
走行時の圧力損失の低減と同時に、乗りかご停止後の速
やかな閉弁による乗りかごの位置保持、停電時を含む非
常時の速やか且つ安全な停止など、安全に関する機能の
全てをも流体圧制御弁が備えることを要求される。この
ように流体圧制御弁に要求される機能は複雑になった。 これらの流体圧エレベータとしては例えば特開昭57−
81073や特開昭64−2982に記載されたものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の対象とする流
体圧エレベ−タでは、乗りかごの安全性確保は制御弁に
頼ることになる。通常走行において、乗りかごの停止後
は、流体圧ポンプの漏れによる乗りかごの沈下を防止す
るため、制御弁を迅速に閉じなければならない。一方、
制御装置の異常などでポンプが定格速度以上で駆動され
た場合や、停電などで駆動動力がなくなった場合に許容
速度以上で走行する可能性があり、このような場合には
、制動衝撃が大きくならず且つ最短の制動距離で安全に
停止させねばならない。同じ非常時でも、非常状態の発
生した時の乗りかごの速度によって制御弁に要求される
機能は異なる。高速で走行中であったら、急激すぎる閉
弁動作は制動衝撃が大きくなるので、制御弁には適度な
速さの閉弁が要求される。特にこのような現象は不意に
生ずるので、乗客が身構える余裕がなく、比較的簡単に
負傷する可能性もあるので制動衝撃を許容値以下にする
ことは不可欠である。比較的低速で走行中であったら、
制動力の解除による加速の防止や、制動距離を短縮する
ために、急速閉弁を要求される。特に乗りかごの床合わ
せ中の停電等では扉が開放されているので、制動距離は
極力短くすることが不可欠である。このように、制御弁
には通常時の特性と、非常時の特性と、また非常時でも
乗りかごの速度によって相反する特性を要求される。
【0004】本発明の目的は、非常時にもエレベ−タ乗
りかごを速やか且つ安全に減速して最短の制動距離と小
さい制動衝撃を実現し、良好な乗り心地を得られると同
時に、安全性と信頼性の高い流体圧エレベ−タを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、流体圧シリ
ンダと、流体圧ポンプと、前記流体圧シリンダと前記流
体圧ポンプとの間に配置された流体圧制御弁とを有し、
前記流体圧シリンダへ供給あるいはそれから排出する流
体の流量を制御して乗りかごの速度を制御する流体圧エ
レベータにおいて、前記流体圧制御弁は前記乗りかごが
上昇する流れを許容し、その逆の流れを阻止する主弁と
、前記主弁の閉弁動作を前記乗りかごの速度に応じた異
なるパタ−ンで制御する複数のパイロット弁とから構成
することによって達成される。
【0006】また、モータの速度制御或いは流体圧ポン
プの流量制御によって流体圧シリンダへ供給或いはそれ
から排出する流体の流量を制御して乗りかごの速度を制
御する流体圧エレベータにおいて、前記流体圧シリンダ
と前記流体圧ポンプとの間に前記乗りかごが上昇する方
向の流れを許容し、その逆の流れを阻止する主弁と、前
記主弁の開閉を制御する複数のパイロット弁とから成る
流体圧制御弁を設け、下降制御時に前記主弁の最大開度
を前記モ−タへの入力が零になったときに前記乗りか後
に許容される最大速度を維持する大きさとし、前記乗り
かごの速度に実質的に比例して前記主弁の弁開度を制御
することによって達成される。
【0007】さらに、流体圧シリンダと、流体圧ポンプ
と、前記流体圧シリンダと前記流体圧ポンプとの間に配
置された流体圧制御弁とを有し、前記流体圧シリンダへ
供給あるいはそれから排出する流体の流量を制御して乗
りかごの速度を制御する流体圧エレベータにおいて、前
記流体圧制御弁は前記乗りかごが上昇する流れを許容し
、その逆の流れを阻止する主弁と、前記主弁の閉弁動作
を制御する複数のパイロット弁とから構成され、前記パ
イロット弁は流体を供給して主弁を開弁する第1のパイ
ロット弁と、流体を排出して主弁を閉弁しする第2及び
第3のパイロット弁とからなり、前記第3のパイロット
弁と直列に主弁の動作に連動して絞り量を変化させる絞
り弁を配置することによって達成される。
【0008】さらに、流体圧シリンダと、流体圧ポンプ
と、前記流体圧シリンダと前記流体圧ポンプとの間に配
置された流体圧制御弁とを有し、前記流体圧シリンダへ
供給あるいはそれから排出する流体の流量を制御して乗
りかごの速度を制御する流体圧エレベータにおいて、前
記流体圧制御弁は前記乗りかごが上昇する流れを許容し
、その逆の流れを阻止する主弁と、前記主弁の閉弁動作
を制御する複数のパイロット弁とから構成され、前記主
弁のパイロット室に供給、排出するパイロット流量を制
御して、前記主弁の閉弁の途中で平衡点をもたせること
によって達成される。
【0009】
【作用】通常時に乗りかご停止後主弁を迅速に閉弁でき
るので、確実な位置保持が可能となり、また停電等の非
常時には乗りかごの走行速度に応じて、急速から緩速に
切り換えて(2段速度)主弁を閉じるかあるいは急速に
主弁を閉じて、乗りかごを緩衝撃で且つ短い制動距離で
、安全に停止させることができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明になる流体圧エレベ−タの一実
施例を示す流体圧回路図である。1は乗りかご2を直接
的または間接的に駆動する流体圧シリンダ(図では間接
駆動方式を示す)、3は流体圧制御弁(流量制御機能付
きパイロット操作型逆止め弁を構成)、4はアンロード
機能付きリリ−フ弁、5はポンプ保護用の吸い込み弁、
6は正逆回転可能な流体圧ポンプ、7はモ−タ、8はフ
ィルタ、9は流体タンクである。11はモ−タ7を駆動
するインバ−タ、10はエレベ−タの制御装置、12、
13、14は流路である。
【0011】流体圧シリンダ1はシリンダ15、プラン
ジャ16で構成され、ロープ18及びプランジャ16の
頂部に設けたプーリ17を介して乗りかご2を駆動する
。乗りかご2には運転用押し釦21を設け、プーリ22
a、22b、乗りかごに結合したロープ或いはテープ2
3及び検出器24でその位置或いは速度を検出する。 これらの信号は制御装置10へ送られる。
【0012】制御弁3は主弁31、パイロット弁32、
33でパイロット操作型逆止め弁を構成し、通常時は図
示のように流体圧シリンダ1への流れを許容し、その逆
の流れを遮断している。パイロット弁32、33に指令
が入った時主弁31を開き、流体圧シリンダ1からの流
体の流れを可能にする。
【0013】リリーフ弁4は主弁41、パイロットリリ
ーフ弁42、パイロット切り換え弁43、絞り44、ス
トッパ45で構成し、パイロットリリーフ弁の設定圧に
従って流路12の圧力を設定し、パイロット切り換え弁
43を励磁することで流路12の圧力をアンロード圧に
設定する。吸い込み弁5は流路12が一定以上の真空に
なるのを防止し、流体圧ポンプ6を破損から守る。
【0014】制御装置10は乗りかごやホールからの呼
び信号や行き先信号、乗りかごの位置、速度、圧力、流
体温度等のシステムの状態信号などを取り込み、インバ
ータ11を介してあらかじめ設定された速度パターンに
沿って乗りかごを運転する。
【0015】図2は本発明になる制御弁3の構造の一実
施例を示す。主弁31は、弁本体50、弁体51、ばね
55、ピストン52、エンドブラケット53、54、ス
トッパ52dを主要構成要素とし、ポ−ト12a、13
aは各々流路12、13に接続している。弁体51はそ
のスカ−ト部51aにオリフィス51bを設け、スカー
ト部51aと軸51cをガイドに弁本体50に対し摺動
可能で、ばね55で弁座に押しつけられている。この構
造では逆止め弁としての作用を行い、ポート12aから
13aへの流れを自由流とし、その逆方向の流れを阻止
する。
【0016】ピストン52は弁体51に対向して設けら
れ、ピストン室50c、流体室50aに面した端面に各
々の室に働く流体圧を受け、ロッド52bには弁体51
からの力を受ける。次の各部の断面積を、弁体51のス
カート部51a:A1、ピストン52:A2、ピストン
ステム52a:A3、ピストンロッド52c:A4とし
、圧力を、流体室50a:p1、流体室50b:p2、
ピストン室50c:p3とする。従ってピストン52に
は、力F1=(A2−A4)p3がピストン室50c側
から、力F2=A3p1+A1(p2−p1)+F0が
流体室50a側から働き、合力F=F1−F2の大きさ
によりピストン52の動きが決まる。F>0なら流体室
50a側へ、F<0ならピストン室50c側へ動く。こ
こにF0はばね55の力である。p2=p3ならF>0
となってピストン52が流体室50a側へ動くように受
圧面積を設定する。従ってピストン52はパイロット弁
32、33で制御され、弁体51を駆動する。ピストン
52は下降時に必要になる開口面積を設定するためスト
ッパ52dによりその動作範囲を制限されている。
【0017】パイロット弁32、33はピストン室50
cと流体室50b或いはタンク9との間の連通、遮断を
行う。32は通常時はピストン室50cと流体室50b
とを遮断し、励磁されることによりピストン室50cへ
パイロット流体を供給する。通常時は、パイロット弁3
3はピストン室50cをタンク9に開放しているが、励
磁されるとピストン室50cとタンク9と遮断する。変
位検出器56aまたは56b(いずれか一方があればよ
い)は弁体51の変位を検出する。
【0018】乗りかご2を上昇あるいは下降させる場合
について説明する。
【0019】上昇の場合:乗りかご2或いはホールから
の信号に対応した制御装置10からの指令により、イン
バータ11及びモータ7を介して流体圧ポンプ6を上昇
方向に駆動する。タンク9からフィルタ8を介して吸い
込まれた流体は流路12へ吐き出され、この流路の圧力
が上昇して流路13の圧力より大きくなると流体は主弁
31を押し開いて流路13へ流入し、流体圧シリンダ1
のプランジャ16を押し上げる。これによりプーリ17
、ロープ18を介して乗りかご2を上昇加速し、流体圧
ポンプ6が定格速度になると乗りかご2も定格速度で上
昇する。制御装置10からの指令でインバータ11及び
モータ7を介して流体圧ポンプ6を減速して乗りかご2
を減速、停止させる。これに伴い主弁31は自動的に閉
弁し、乗りかご2の位置を保持し、上昇動作を終了する
【0020】下降の場合:乗りかご2或いはホールから
の信号に対応した制御装置10からの指令により、パイ
ロット弁32、33を励磁してパイロット圧を流体室5
0cへ導き、ピストン52を押し上げる。これによりロ
ッド52bで弁体51を押し上げて主弁31を開くと同
時に、インバータ11及びモータ7を介して流体圧ポン
プ6を下降方向に駆動する。流体圧ポンプ6は流体圧シ
リンダ1の流体を流路13、主弁31、流路12を介し
て吸い込み、フィルタ8を介してタンク9へ戻す。これ
により乗りかご2は自重により下降加速する。流体圧ポ
ンプ6が定格速度になると乗りかご2も定格速度で下降
する。制御装置10からの指令でインバータ11及びモ
ータ7を介して流体圧ポンプ6を減速して乗りかご2を
減速、停止させる。この時パイロット弁32、33を制
御して、主弁31の開度を乗りかご2の速度に比例する
ように制御する。本実施例では変位検出器56aまたは
56bで弁体51の位置を検出しパイロット弁32、3
3をON−OFF弁のPWM制御或いは比例弁による制
御によって主弁31を制御する方式を示している。実施
例では例示しないが、他に流体室50bと50aとの圧
力差を一定に制御する方式、パイロット流路に絞りを用
いる方式等がある。その後パイロット弁32、33の励
磁を解除すればパイロット圧が排出され、流体室50a
の圧力によりピストン52は下方へ押されて弁体51は
ばね55によって閉弁方向に動作する。従って主弁31
は閉弁し、乗りかご2の位置を保持し、下降動作を終了
する。
【0021】下降起動の場合に、パイロット弁32、3
3を励磁する前に、流体圧ポンプ6を一旦上昇方向に駆
動して流路12と13の圧力を釣り合わせてから主弁3
1を開き、その後流体圧ポンプ6を下降方向に駆動加速
する方法もある。起動後は上述と同様に制御する。こう
すると起動時に円滑な加速が実現できる。
【0022】本発明の目的は停電等の非常の場合のエレ
ベータの安全を確保することである。上昇の場合には、
制御弁3は逆止め弁としての作用をするので、流体圧ポ
ンプ6の流量に比例して主弁31は開弁している。しか
も流体圧ポンプ6を駆動する動力が停止すると流体は逆
流し始めるので、弁体51の前後(流体室50bと50
a)の圧力差及びばね55の力によって、主弁31は自
動的に閉弁し、安全性は十分に確保される。
【0023】下降の場合にはパイロット弁32、33で
強制的に主弁31を開弁しているので、閉弁するために
はパイロット室50cの流体を排出してピストン52及
び弁体51を下方に動作させねばならない。通常時には
流体室50bと50aとの圧力はほぼ釣り合っており、
パイロット室50cの流体を排出する力はステム52c
に働く力及びばね55の力であり比較的小さい。これに
対し非常時には流体室50aの圧力が急激に小さくなる
ので、流体室50bの圧力及びばね55の力でピストン
52を押し、比較的大きい。図に示す実施例では定格速
度から停止までの主弁31の開度と乗りかご2の速度と
は図3に示すようになる。すなわち乗りかご2が定格速
度から減速して停止に至るまでに、制御弁3は実線(イ
)で示すように弁開度を減少して行く。この弁開度は乗
りかごが走行するに必要な最小弁開度(ロ)より大きい
。非常時にはパイロット弁31、32の励磁を解除し、
ピストン52に流体室50a、50bから作用する力で
パイロット室50cの流体を排出して速やかに閉弁させ
る。図には非常事態がA、B、Cで生じた場合の動作を
二点鎖線(I)、(II)、(III)で示している。 非常事態がAで生じた場合モータ7の駆動力がなくなる
ので、乗りかご2はその直後(I)で示すように加速す
るが、制御弁3が(I)で示すように閉弁することで乗
りかごは急速に減速し停止する。乗りかご2の速度の増
大量は乗りかごの重さや制御弁の開度が(イ)から(ロ
)まで減少する時間に関係する。乗りかごの速度増大量
を小さくするためには弁開度(イ)が(ロ)に近接して
いることが望ましいが、逆に圧力損失が大きくなり流体
の温度上昇を招くので限界がある。非常事態がB或いは
Cで生じた場合でもAで生じた場合と同様に、制御弁3
の弁開度(イ)と最小弁開度(ロ)との間の差が比較的
小さいために、(II)或いは(III)で示すように
乗りかご2の速度増大量は小さく、迅速に停止する。そ
れ故、非常事態が生じてから乗りかごが停止するまでの
乗りかごの走行距離も小さい。すなわち本発明ではエレ
ベータの走行中に万一非常事態が生じても、乗りかごを
迅速に停止させることができ、安全である。また乗りか
ご2の床合わせ中であっても主弁31の開度が小さいの
で迅速に主弁31を閉弁させることができ、乗りかご2
の制動距離を短くできる。
【0024】図4は流体圧制御弁3の他の実施例を示す
もので、図2の実施例と同一の記号は同一の部品を示す
。主弁31の構造は図2の実施例と同一であり、従って
上昇時の動作も同一であるので説明を省略する。下降時
には、パイロット弁32を励磁することでパイロット室
50cへパイロット圧を供給して主弁31を開弁し、パ
イロット弁33の無励磁或いはパイロット弁34の励磁
によりパイロット室50cの流体を排出して主弁31を
閉弁させる。通常の閉弁はパイロット弁34で、非常時
の閉弁はパイロット弁33で行う。図5は下降時の定格
速度から減速して停止に至るまでの乗りかご2と制御弁
3の動作を説明する図で、図3と同様に表示している。 定格走行時にはパイロット弁32、33を励磁しピスト
ン52を押し上げて主弁31を開弁している。減速時は
パイロット弁33はそのまま励磁しておき、パイロット
弁32、34を制御して主弁31を(イ)のように動作
させる。乗りかご2が停止した後に全てのパイロット弁
の励磁を解除して主弁31を閉弁させる。非常事態が生
ずると、全てのパイロット弁の励磁を解除して、パイロ
ット弁33でパイロット室50cの流体を排出して主弁
31を迅速に閉弁する。図3と同様に非常事態がA、B
、Cで生じた場合の動作を二点鎖線(I)、(II)、
(III)で示す。この場合も先の実施例と同様に乗り
かご2の速度増大量を小さくして、迅速に停止させるこ
とができる。また乗りかご2の床合わせ中であっても主
弁31の開度が小さいので迅速に主弁31を閉弁させる
ことができ、乗りかご2の制動距離を短くできる。停止
させるためのパイロット弁を33と34に分けてあるの
で、非常時の主弁31の閉弁速度、すなわち乗りかご2
の減速度を容易に制御できる。
【0025】図6は流体圧制御弁3の他の実施例を示す
もので、図2の実施例と同一の記号は同一の部品を示す
。主弁31の構造は図2の実施例と同一であり、従って
上昇時の動作も同一であるので説明を省略する。下降時
には、パイロット弁32を励磁することでパイロット室
50cへパイロット圧を供給して主弁31を開弁し、パ
イロット弁33の無励磁或いはパイロット弁34の励磁
によりパイロット室50cの流体を排出して主弁31を
閉弁させる。通常の閉弁はパイロット弁34で、非常時
の閉弁はパイロット弁33で行う。パイロット弁34に
は直列に絞り34aを配置して通常時の主弁の閉弁速度
を制御する場合を示す。パイロット室50cとパイロッ
ト弁33との間にピストン52の動作に連動して弁開度
を変えられるパイロット弁36を設け、非常時の主弁3
1の閉弁速度を制御する。パイロット弁36の具体的構
造を図7に、主弁31の開度とパイロット弁36の開度
との関係を図8に示す。パイロット弁は、ピストン52
に対しその位置を調整可能で、複数の開口36eを設け
たスリーブ36a、スリーブを固定するロックナット3
6d、スリーブ内を摺動可能で、ピストン52で駆動さ
れるスプール36b、スプールをピストンに押しつける
ばね36cで構成する。従って、パイロット弁36の開
度は、主弁の開度が0からx1まではy2からy1まで
徐々に拡大し、x1からx0まではy1からy0まで急
激に拡大し、x0以上ではy0一定となる。
【0026】図9は下降時の定格速度から減速して停止
に至るまでの乗りかご2と制御弁3の動作を説明する図
で、図3と同様に表示している。定格走行時にはパイロ
ット弁32、33を励磁しピストン52を押し上げて主
弁31を開弁している。減速時はパイロット弁33はそ
のまま励磁しておき、パイロット弁32を消磁し、パイ
ロット弁34を励磁して絞り34aで主弁31を(イ)
のように動作させる。減速に当たって図2、図4のよう
にパイロット弁32、34を制御して主弁31を(イ)
のように動作させることも可能である。乗りかご2が停
止した後に全てのパイロット弁の励磁を解除して主弁3
1を閉弁させる。この時、図8から明らかなように、主
弁31の開度がx0からx1になる時パイロット弁36
の開度はy0からy1に急激に減少し、主弁31の開度
がx1より小さくなるとパイロット弁34aの開度はゆ
っくり減少する。
【0027】非常事態が生ずると、全てのパイロット弁
の励磁を解除してパイロット弁36、33を経てパイロ
ット室50cの流体を排出し、主弁31を迅速に閉弁す
る。図3と同様に非常事態がA、B、Cで生じた場合の
動作を二点鎖線(I)、(II)、(III)で示す。 この時、パイロット室50cの流体がパイロット弁36
、33を経て排出されると、図8から明らかなように、
主弁31はその開度がx1になるまでは急速に閉弁し、
その後は比較的ゆっくり閉弁する。従って、乗りかご2
は迅速に減速を始め、すなわち乗りかご2の速度増大は
小さく、しかもゆっくり閉弁するので、乗りかご2が停
止したときの衝撃は小さく且つ停止に至るまでの走行距
離も短い。勿論、乗りかご2の床合わせ中であっても主
弁31の開度が小さいので迅速に主弁31を閉弁させる
ことができ、乗りかご2の制動距離を短くできる。
【0028】図10は、図6とほとんど同一であるが絞
り34aがない構造の流体圧制御弁3を用い、別の制御
を行った場合の流体圧エレベータの動作を示す。従って
、パイロット弁36の構造は図7と、主弁31の開度と
パイロット弁36の開度との関係は図8と同一である。 上昇時は先の実施例と同様であり、説明を省略する。下
降時の制御は、定格速度での走行はパイロット弁32、
33を励磁して主弁31を開弁し、減速ではパイロット
弁32を消磁して主弁31の位置を保持する。乗りかご
2が停止するとパイロット弁33を消磁すると同時に、
34を励磁して、主弁31を駆動する力は小さいが流体
の排出抵抗を小さくして、主弁31を急速に閉弁し、乗
りかご2の位置を保持する。その後パイロット弁34の
励磁を解除する。図9の場合との相違はパイロット弁3
2、34の制御であり、こうすることで絞り34aを省
略できる。
【0029】図3と同様に非常事態がA、B、Cで生じ
た場合の動作を二点鎖線(I)、(II)、(III)
で示す。乗りかご2の速度が速い(I)、(II)のよ
うな場合には、パイロット弁32、33の励磁を解除し
て、パイロット弁36、33を経てパイロット室50c
の流体を排出し、パイロット弁36の絞り変化を利用し
て主弁31を高速−低速に切り換えて閉弁する。すなわ
ち、パイロット室50cの流体がパイロット弁36、3
3を経て排出されると、図8から明らかなように、主弁
31はその開度がx1になるまでは急速に閉弁し、その
後は比較的ゆっくり閉弁する。従って、乗りかご2は迅
速に減速を始め、すなわち乗りかご2の速度増大は小さ
く、しかもゆっくり閉弁するので、乗りかご2が停止し
たときの衝撃は小さく且つ停止に至るまでの走行距離も
短い。
【0030】乗りかご2の速度があらかじめ設定された
速度v0より遅い(III)のような場合には、パイロ
ット弁32、33を消磁すると同時にパイロット弁34
を励磁して、パイロット弁36、33と34を経てパイ
ロット室50cの流体を排出し、主弁31を迅速に閉弁
する。この時、パイロット室50cの流体はパイロット
弁36、33と同時に34をも経て排出される。従って
、パイロット弁36の開度が小さくなるが、パイロット
弁34が開いているので流体抵抗は小さく、主弁31は
ほぼ一定の割合で開度が減少する。それ故主弁31が閉
弁するためのストロークが長くても短時間で閉弁でき、
乗りかご2の速度増大量は小さくて制動距離が短く、且
つ乗りかご2の速度が小さいので制動衝撃も小さい。勿
論、乗りかご2の床合わせ中であっても主弁31が急速
に閉弁できるので、乗りかご2の制動距離を短くできる
。ここに速度v0は主弁31が急速に閉弁しても制動衝
撃の小さい範囲に設定し、停電等でもパイロット弁34
を駆動できるだけの容量の非常電源を用意しておくこと
が必要である。勿論速度v0の設定と非常電源によるパ
イロット弁34の駆動の考え方は図9の実施例でも有効
であり、図10の実施例に限定するものではない。
【0031】図11は、図6とほとんど同一であるが絞
り34aがない構造の流体圧制御弁3を用い、更に別の
制御を行った場合の流体圧エレベータの動作を示す。従
って、パイロット弁36の構造は図7と、主弁31の開
度とパイロット弁36の開度との関係は図8と同一であ
る。上昇時は先の実施例と同様であり、説明を省略する
。下降時の制御は、定格走行時にはパイロット弁32、
33を励磁しピストン52を押し上げて主弁31を開弁
している。減速時はパイロット弁33はそのまま励磁し
ておき、パイロット弁32、34を制御して主弁31を
(イ)のように動作させる。この時の主弁31の制御は
図2で説明した方法と同様であるが、主弁変位がx2に
なった時その位置を保持する。乗りかご2が停止した後
にパイロット弁32、33の励磁を解除し、パイロット
弁34を全開にして主弁31を迅速に閉弁し、乗りかご
2の位置を確実に保持する。
【0032】非常事態がA、B、Cで生じた場合の動作
を二点鎖線(I)、(II)、(III)で示す。乗り
かご2の速度が速い(I)、(II)のような場合には
、全てのパイロット弁32、33、34の励磁を解除し
て、パイロット弁36、33を経てパイロット室50c
の流体を排出し、パイロット弁36の絞り変化を利用し
て主弁31を高速−低速に切り換えて閉弁する。すなわ
ち、パイロット室50cの流体がパイロット弁36、3
3を経て排出されると、図8から明らかなように、主弁
31はその開度がx1になるまでは急速に閉弁し、その
後は比較的ゆっくり閉弁する。従って、乗りかご2は迅
速に減速を始め、すなわち乗りかご2の速度増大は小さ
く、しかもその後ゆっくり閉弁するので、乗りかご2が
停止したときの衝撃は小さく且つ停止に至るまでの走行
距離も短い。
【0033】乗りかご2の速度があらかじめ設定された
速度v0より遅い(III)のような場合には、パイロ
ット弁32、33を消磁すると同時にパイロット弁34
を全開して、パイロット弁36、33と34を経てパイ
ロット室50cの流体を排出し、主弁31を迅速に閉弁
する。この時、パイロット室50cの流体はパイロット
弁36、33と同時に34をも経て排出される。従って
、パイロット弁36の開度が小さくなるが、パイロット
弁34が開いているので流体抵抗は小さく、主弁31は
ほぼ一定の割合で開度が減少する。しかも主弁31が閉
弁するためのストロークが短いので短時間で閉弁でき、
乗りかご2の速度増大量は小さくて制動距離が短く、且
つ乗りかご2の速度が小さいので制動衝撃も小さい。勿
論、乗りかご2の床合わせ中であっても主弁31が急速
に閉弁できるので、乗りかご2の制動距離を短くできる
。ここに速度v0は主弁31が急速に閉弁しても制動衝
撃の小さい範囲に設定し、停電等でもパイロット弁34
を駆動できるだけの容量の非常電源を用意しておくこと
が必要である。
【0034】図12は、ほとんど図6と同一であるが流
体室50cとパイロット弁34との間に、パイロット弁
36と同様にピストン52に連動して絞り量を変えられ
るパイロット弁37を設けている。パイロット弁37の
構造はパイロット弁36と同様であり図を省略する。主
弁31の開度とパイロット弁37の開度との関係は図1
3のようにする。すなわちパイロット弁36の開度は、
主弁の開度が0からx4まではz2からz1まで徐々に
拡大し、x4からx3まではz1からz0まで急激に拡
大し、x3以上ではz0一定となる。上昇時は先の実施
例と同様であり、説明を省略する。
【0035】下降時の乗りかご2と制御弁3の動作は図
14に示すように、定格走行時にはパイロット弁32、
33を励磁しピストン52を押し上げて主弁31を開弁
している。減速時にはパイロット弁32、33はそのま
ま励磁しておき、パイロット弁34も励磁して、絞り3
2a、34aとパイロット弁37の絞りとの関係を利用
して主弁31を(イ)のように動作させる。すなわちパ
イロット弁37の開度が大きいときにパイロット弁32
から流入する流体流量と、パイロット弁34を通って流
出する流体流量の差により主弁31が閉弁するように絞
り32a、34aを調整する。主弁31が徐々に閉じて
きて、パイロット弁37の開度が小さくなると、流出側
の流体抵抗が大きくなって流入する流量と流出する流量
とが平衡し、主弁はx2で一時停止する。乗りかご2が
停止した後にパイロット弁32、33の励磁を解除し、
パイロット弁34からパイロット流体を排出して主弁3
1を閉弁し、乗りかご2の位置を確実に保持する。主弁
31が閉弁した後にパイロット弁34の励磁を解除する
【0036】非常事態がA、B、Cで生じた場合の動作
を二点鎖線(I)、(II)、(III)で示す。この
ような場合には、全てのパイロット弁32、33、34
の励磁を解除して、パイロット弁36、33を経てパイ
ロット室50cの流体を排出し、主弁31を閉弁する。 乗りかご2の速度が速い(I)、(II)のような場合
には、パイロット弁36の絞り変化を利用して主弁31
を高速−低速に切り換えて閉弁する。乗りかご2の速度
があらかじめ設定された速度v0より遅い(III)の
ような場合には、パイロット室50cの流体がパイロッ
ト弁36、33を経て排出され、主弁31は閉弁する。 従って、乗りかご2は減速を始め、停止する。この時パ
イロット弁36の開度が比較的小さいために主弁31の
閉弁はゆっくりとなるが、主弁の開度が小さいために停
止に至るまでの走行距離は比較的短い。
【0037】乗りかご2の速度があらかじめ設定された
速度v0より遅い(III)のような場合にも迅速に閉
弁させたい場合にはパイロット弁37の開度を図15の
ように、主弁31の開度の減少につれてパイロット弁3
7の開度も減少させた後、x5以下では逆に大きくする
。こうすると同時に、図16に示すように、乗りかご2
の速度があらかじめ設定された速度v0より遅い(II
I)のような場合にはパイロット弁34の励磁解除を遅
らせる。 従ってパイロット弁37の開度は一旦減少して主弁31
をx2に保持した後に、さらに主弁31の開度が減少す
るとパイロット弁37の開度が増大し、パイロット流体
の排出が容易になるので、主弁31を迅速に閉弁できる
。従って、乗りかご2の速度増大量は小さくて制動距離
が短く、且つ乗りかご2の速度が小さいので制動衝撃も
小さい。勿論、乗りかご2の床合わせ中であっても主弁
31が急速に閉弁できるので、乗りかご2の制動距離を
短くできる。ここに速度v0は主弁31が急速に閉弁し
ても制動衝撃の小さい範囲に設定し、停電等でもパイロ
ット弁34を駆動できるだけの容量の非常電源を用意し
ておくことが必要である。
【0038】図17は図12において、パイロット室5
0cとタンク9との間に並列にパイロット弁35を追加
した構造である。通常の下降運転では運転指令により、
パイロット弁35を励磁しておき、パイロット弁32、
33、34を図12に示すと同様に制御する。この場合
パイロット弁35が常に流路を遮断しているので図14
に示すように通常の下降運転を実行できる。非常事態が
生じた場合には、パイロット弁32、33、34の励磁
を解除することは先の実施例と同様であるが、パイロッ
ト弁35は乗りかご2の速度に対応して制御する。すな
わち、図14におけるA、Bのような場合には励磁状態
を維持し、Cのような場合には励磁を解除する。これに
よりA、Bでは図14に示すと同じように乗りかご2は
減速、停止し、非常事態発生後の乗りかごの走行距離は
短く且つ停止衝撃は小さい。Cのように乗りかごの速度
が小さい場合にはパイロット室50cからのパイロット
流体がパイロット弁36、33と並列に、パイロット弁
35を経て急速に排出できるので、主弁51を図12の
実施例よりさらに高速に閉弁できる。このことは乗りか
ごの制動距離を極限まで短縮できることを示しており、
乗りかごの位置補正中の非常事態の発生のような場合の
安全性をさらに高めたことになる。
【0039】
【発明の効果】下降制御における通常時の制御では、制
御弁を開弁するパイロット流体を排出する流路の流体抵
抗を小さくして、迅速に閉弁可能にしたので、乗りかご
の確実な位置保持を行うことができる。乗りかごが高速
走行中に生じた非常時には、パイロット流体を排出する
流路の流体抵抗を制御して、制御弁を高速−低速の二段
制御し、高速閉弁から低速閉弁に動作途中で切り換え、
短い制動距離と小さな制動衝撃の相反する機能を両立さ
せる。乗りかごが低速走行中に生じた非常時には、パイ
ロット流体を排出する流路の流体抵抗を小さくして高速
閉弁し、短い制動距離と小さな制動衝撃の相反する機能
を両立させる。これにより、小さな制動衝撃で、且つ最
短の距離で乗りかごを安全に停止させることができ、更
に確実な位置保持が可能になる。従って例え乗りかごが
一旦停止した後の位置補正中であっても乗りかごの床と
建物の床のずれが小さくできるので安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す流体圧エレベータの構
成図である。
【図2】流体圧制御弁の構造を示す図である。
【図3】流体圧エレベータの動作を説明する図である。
【図4】制御弁の他の実施例である。
【図5】流体圧エレベータの動作を説明する図である。
【図6】制御弁の更に他の実施例である。
【図7】パイロット弁36の構造である。
【図8】主弁の開度とパイロット弁36の開度の関係で
ある。
【図9】流体圧エレベータの動作を説明する図である。
【図10】他の制御による流体圧エレベータの動作を説
明する図である。
【図11】更に他の制御による流体圧エレベータの動作
を説明する図である。
【図12】制御弁の更に他の実施例である。
【図13】主弁の開度とパイロット弁37の開度の関係
である。
【図14】流体圧エレベータの動作を説明する図である
【図15】主弁の開度とパイロット弁37の開度の関係
である。
【図16】他の制御による流体圧エレベータの動作を説
明する図である。
【図17】制御弁の更に他の実施例である。
【符号の説明】
1:流体圧シリンダ                
    36、37:パイロット弁 2:乗りかご                   
         36a:スリーブ 3:流体圧制御弁                 
       36b:スプール 4:リリーフ弁                  
        36c:ばね 5:吸い込み弁                  
        36d:ロックナット 6:流体圧ポンプ                 
       36e:開口 7:モータ                    
        41:主弁8:フィルタ      
                    42:パイ
ロットリリーフ弁 9:タンク                    
        43:パイロット切り換え弁 10:制御装置                  
      44:絞り11:インバータ      
                45:ストッパ 12、13、14:流路              
  50:弁本体12a、13a:ポ−ト      
          50a、50b:流体室 15:シリンダ                  
        50c:ピストン室 16:プランジャ                 
     51:弁体17:プーリ         
                   51a:弁体
のスカ−ト部 18:ロープ                   
         51b:オリフィス 21:押し釦                   
         51c:弁体の軸 22a、22b:プーリ              
  52:ピストン 23:ロープ或いはテープ             
   52a:ピストンステム 24:位置、速度検出器              
    52b、52c:ピストンロッド 31:主弁                    
          52d:ストッパ 32、33、34、35:パイロット弁  53、54
:エンドブラケット 32a、34a:絞り               
 55:ばね56a、56b:変位検出器

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体圧シリンダと、流体圧ポンプと、前記
    流体圧シリンダと前記流体圧ポンプとの間に配置された
    流体圧制御弁とを有し、前記流体圧シリンダへ供給ある
    いはそれから排出する流体の流量を制御して乗りかごの
    速度を制御する流体圧エレベータにおいて、前記流体圧
    制御弁は前記乗りかごが上昇する流れを許容し、その逆
    の流れを阻止する主弁と、前記主弁の閉弁動作を前記乗
    りかごの速度に応じた異なるパタ−ンで制御する複数の
    パイロット弁とから構成されていることを特徴とする流
    体圧エレベ−タ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の流体圧エレベ−タにおいて
    、前記パタ−ンは前記乗りかごの高速時と低速時の2つ
    のパタ−ンであることを特徴とする流体圧エレベ−タ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の流体圧エレベ−タにおいて
    、前記高速時のパタ−ンは2段階の速度で前記主弁を閉
    じることを特徴とする流体圧エレベ−タ。
  4. 【請求項4】モータの速度制御或いは流体圧ポンプの流
    量制御によって流体圧シリンダへ供給或いはそれから排
    出する流体の流量を制御して乗りかごの速度を制御する
    流体圧エレベータにおいて、前記流体圧シリンダと前記
    流体圧ポンプとの間に前記乗りかごが上昇する方向の流
    れを許容し、その逆の流れを阻止する主弁と、前記主弁
    の開閉を制御する複数のパイロット弁とから成る流体圧
    制御弁を設け、下降制御時に前記主弁の最大開度を前記
    モ−タへの入力が零になったときに前記乗りか後に許容
    される最大速度を維持する大きさとし、前記乗りかごの
    速度に実質的に比例して前記主弁の弁開度を制御するこ
    とを特徴とする流体圧エレベータ。
  5. 【請求項5】請求項4記載の流体圧エレベータにおいて
    、前記パイロット弁は前記主弁を開弁する第1のパイロ
    ット弁と、通常時に前記主弁を閉弁する第2のパイロッ
    ト弁と、非常時に前記主弁を閉弁する第3のパイロット
    弁とからなることを特徴とする流体圧エレベータ。
  6. 【請求項6】請求項5記載の流体圧エレベータにおいて
    、前記主弁のパイロット室と前記流体タンクとの間に前
    記第3のパイロット弁と直列に、前記主弁の動作に連動
    して絞り量を変化させる絞り弁を配置したことを特徴と
    する流体圧エレベータ。
  7. 【請求項7】流体圧シリンダと、流体圧ポンプと、前記
    流体圧シリンダと前記流体圧ポンプとの間に配置された
    流体圧制御弁とを有し、前記流体圧シリンダへ供給ある
    いはそれから排出する流体の流量を制御して乗りかごの
    速度を制御する流体圧エレベータにおいて、前記流体圧
    制御弁は前記乗りかごが上昇する流れを許容し、その逆
    の流れを阻止する主弁と、前記主弁の閉弁動作を制御す
    る複数のパイロット弁とから構成され、前記パイロット
    弁は流体を供給して主弁を開弁する第1のパイロット弁
    と、流体を排出して主弁を閉弁しする第2及び第3のパ
    イロット弁とからなり、前記第3のパイロット弁と直列
    に主弁の動作に連動して絞り量を変化させる絞り弁を配
    置したことを特徴とする流体圧エレベータ。
  8. 【請求項8】請求項7記載の流体圧エレベータにおいて
    、通常時には前記第2のパイロット弁で流体を排出して
    主弁を閉弁し、前記乗りかごが高速で運転されていると
    きの非常時には前記第3のパイロット弁で流体を排出し
    て前記主弁を閉弁し、前記乗りかごが低速で運転されて
    いるときの非常時には前記第3及び第2のパイロット弁
    で流体を排出して前記主弁を閉弁することを特徴とする
    流体圧エレベータ。
  9. 【請求項9】請求項7記載の流体圧エレベータにおいて
    、前記第2のパイロット弁の駆動源としての蓄電手段を
    設けたことを特徴とする流体圧エレベータ。
  10. 【請求項10】請求項7記載の流体圧エレベータにおい
    て、前記乗りかごが高速で運転中の非常時には、前記第
    3のパイロット弁の励磁を解除することによって前記主
    弁を高速から低速に制御して閉弁し、前記乗りかごが低
    速で運転中の非常時には前記第3のパイロット弁に励磁
    を解除すると同時に、前記第2のパイロット弁を励磁し
    て前記主弁を閉弁することを特徴とする流体圧エレベー
    タ。
  11. 【請求項11】流体圧シリンダと、流体圧ポンプと、前
    記流体圧シリンダと前記流体圧ポンプとの間に配置され
    た流体圧制御弁とを有し、前記流体圧シリンダへ供給あ
    るいはそれから排出する流体の流量を制御して乗りかご
    の速度を制御する流体圧エレベータにおいて、前記流体
    圧制御弁は前記乗りかごが上昇する流れを許容し、その
    逆の流れを阻止する主弁と、前記主弁の閉弁動作を制御
    する複数のパイロット弁とから構成され、前記主弁のパ
    イロット室に供給、排出するパイロット流量を制御して
    、前記主弁の閉弁の途中で平衡点をもたせることを特徴
    とする流体圧エレベータ。
  12. 【請求項12】請求項11記載の流体圧エレベータにお
    いて、前記主弁の閉弁速度を前記主弁の開度に応じて変
    化させるようにしたことを特徴とする流体圧エレベータ
  13. 【請求項13】請求項11記載の流体圧エレベータ、前
    記主弁の動作に連動して絞り量を変化させる絞り弁の開
    度を前記主弁の閉弁にしたがって小さくし、前記主弁の
    閉弁近傍では開度を大きくなるようにしたことを特徴と
    する流体圧エレベータ。
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