JPH04274813A - 熱間圧延用コイリングおよびデコイリング方法および装置 - Google Patents

熱間圧延用コイリングおよびデコイリング方法および装置

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JPH04274813A
JPH04274813A JP3430191A JP3430191A JPH04274813A JP H04274813 A JPH04274813 A JP H04274813A JP 3430191 A JP3430191 A JP 3430191A JP 3430191 A JP3430191 A JP 3430191A JP H04274813 A JPH04274813 A JP H04274813A
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JP
Japan
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spool
coiling
coil
unwinding
bar material
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Pending
Application number
JP3430191A
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English (en)
Inventor
Yasutsugu Yoshimura
泰嗣 芳村
Toshiyuki Kajiwara
利幸 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋼板の熱間圧延設備に係
り、特に、粗圧延機と仕上圧延機との間でバー材を仕上
圧延機に送る前に一旦巻き上げて保温することでバー材
の温度低下を防止する熱間圧延用コイリングおよびデコ
イリング方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延においては、粗圧延機にて25
0mm程度のスラブを30〜40mm程度のバー材に圧
延し、さらに6〜7スタンドの仕上圧延機を用いて30
〜40mmのバー材を1〜6mmのストリップに仕上げ
る。粗圧延機の出側では150〜250m/minの圧
延速度も、仕上圧延機入側では最終仕上板厚および速度
により30〜60m/minの遅い速度となる。この粗
圧延機と仕上圧延機の間では、 (1)バー材の温度低下 (2)バー材の先後端部の温度差拡大 (3)2次スケールの発生 が避けられず、これらは仕上圧延を困難にするばかりで
なく、板の品質を著しく低下させる。このため、従来は
、粗圧延機と仕上圧延機の間にマンドレルレスのダウン
コイラーいわゆるコイルボックスを設けて、バー材をコ
イリングすることにより、保温、バー材先後端の反転お
よび2次スケールの発生防止を行っている(特公昭53
−16380号公報参照)。また、巻取り位置と巻き出
し位置を別々に2箇所に設けて、巻取りと巻き出しを同
時に行なえる方法も提案されている(特公昭52−45
304号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような粗圧延機
と仕上圧延機の間で保温を目的としてバー材を巻き取り
巻き出すコイルボックス、すなわち、コイリングおよび
デコイリング装置は既に実ラインに使用されている。し
かしながら、これら従来技術には以下の問題があった。
【0004】(1)マンドレルレスコイラーにてバー材
を巻き取る方法では、バー材を緊密に巻き取ることるが
できないため、巻き取り巻き出し時に板の層間ストリッ
プを発生し、層間に介在するスケールにより板表面を疵
付けるという問題がある。
【0005】(2)また、マンドレルにバー材を巻き取
る方法では、マンドレルを介し熱が逃げ、コイルの内側
が冷される。このため、保温の目的を十分に達成するた
めにはマンドレルレスコイラーを用いざるを得ない。
【0006】本発明の第1の目的は、バー材の巻き取り
巻き出し時に層間ストリップによる板表面の疵付を発生
せずに粗圧延機と仕上圧延機の間でバー材の保温を行う
熱間圧延用コイリングおよびデコイリング方法および装
置を提供することである。
【0007】本発明の第2の目的は、上記第1の目的を
巻き取ったコイルの熱を逃がすことなく実現する熱間圧
延用コイリングおよびデコイリング方法および装置を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明は、粗圧延機と仕上圧延機との間でバー
材を仕上圧延機に送る前に一旦巻き上げて保温する熱間
圧延用コイリングおよびデコイリング方法において、巻
取り位置に予め準備されたスプールにバー材を巻き付け
てコイルを巻き上げ、そのコイルをスプールと共に巻出
し位置に移し替え、巻出し位置にてコイルを巻出した後
、残されたスプールを巻出し位置から払い出し、その払
い出されたスプールを前記巻取り位置に送り込んで循環
使用するものである。
【0009】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明は、上記の熱間圧延用コイリングおよびデコイリン
グ方法において、巻出し位置から払い出されたスプール
を巻取り位置に移送する間に加熱するものである。
【0010】また、上記第1の目的を達成するため、本
発明は、粗圧延機と仕上圧延機との間に配置され、粗圧
延されたバー材を仕上圧延機に送る前に一旦巻き上げて
保温する熱間圧延用コイリングおよびデコイリング装置
において、巻取り位置に予め準備されるスプールと、前
記巻取り位置で前記スプールにバー材を巻き付け、コイ
ルに巻き上げる巻取り手段と、前記巻取り位置で巻き上
げたコイルを前記スプールと共に巻取り位置から巻出し
位置に搬送する移送手段と、前記巻出し位置に移し替え
られたコイルを巻出す巻出し手段と、前記巻出し位置で
コイルを巻出した後に残された前記スプールを巻出し位
置から払い出すと共に、その払い出されたスプールを前
記巻取り位置に送り込むスプール循環手段とを備えるも
のである。
【0011】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明は、上記の熱間圧延用コイリングおよびデコイリン
グ装置において、スプール循環手段に巻出し位置から払
い出されたスプールを巻取り位置に移送する間に加熱す
る手段を設けたものである。
【0012】好ましくは、巻取り手段はアップコイラー
であり、また、スプールのバー材が巻き付けられる中央
部の円筒表面には、バー材の先端がスプール中心に向か
って折り曲げ得るようにバー材の最大板幅より広幅の軸
方向切欠きが形成される。また、好ましくは、巻取り手
段は、バー材がスプールに緊密に巻き取られるようにバ
ー材の先端あるいは腹部をスプールに押付けるスナバー
ロールを備えている。また、好ましくは、移送手段は、
スプールの両端をフックし、コイルを吊り上げるコイル
トランスファークレーンである。また、好ましくは、巻
取り位置にて巻き上げたコイルを巻出し位置に移し替え
る前に、巻取り位置と巻出し位置の間で前記スプールの
両端を支持し、コイルを待機位置に保持するコイルサポ
ートをさらに備える構成となっている。
【0013】
【作用】粗圧延機と仕上圧延機の間でバー材の保温を行
う熱間圧延用コイリングおよびデコイリング装置におい
て、2次スケールの発生を防止することは大変難しいの
で、層間スリップを抑え疵付の防止を行う。このため、
巻取り位置にスプールを予め準備し、このスプールにバ
ー材を緊密に巻き付け、スプールを芯とする緊密なコイ
リングを行う。このとき、巻取り位置に準備されたスプ
ールは、バー材が緊密に巻きつけられることによりコイ
ルの内径を保持し、巻き取り時および巻き出し時のバー
材の層間スリップ防ぐ働きをする。また、巻取り位置に
スナバーロールを設け、バー材の先端あるいは腹部をス
プールに押付けることにより、バー材がスプールにより
緊密に巻き取られる。したがって、層間にスケールが介
在しても板表面に疵付が発生することは防止される。
【0014】一方、このようにスプールにバー材を巻き
つける場合には、上記(2)の問題点で述べたマンドレ
ルを有するコイラーと同様にスプールを介してコイルの
熱が逃げる。このため、スプールをただ循環使用するだ
けでは第2の目的は達成できない。そこで、バー材を巻
き出した後のスプールは、巻出し位置から払い出された
後、次に巻取り位置で使用されるまでの間、スプールを
ヒータにて加熱し、コイルから熱が逃げることを防ぐ。 何本かのスプールを用い、順次循環しながら使用するこ
とにより、次々と圧延されるバー材の巻き取りにも温度
を下げることなく使用できる。
【0015】スプールの円筒表面に軸方向切欠きを形成
することにより、バー材の巻き初めの先端部をスプール
の内側に折り込ませることができ、バー材巻き上げ時の
先端部によるコイル面の段差が少なくなる。
【0016】巻取り位置と巻出し位置の間にコイルサポ
ートを配置して、巻取り位置および巻出し位置と待機位
置の3ポジション方式とすることにより、巻出し位置か
らのコイルの巻き出しが完了するや否や、次のコイルを
巻出しながらコイルを待機位置より巻出し位置に移すこ
とができ、前コイルに続く次コイルの巻き出しタイミン
グを早くし、時間ロスのない圧延が可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図14によ
り説明する。図1および図2において、1は図示されて
いない粗圧延機の出側テーブルローラである。粗圧延さ
れた厚さ20〜40mmのバー材はこれらローラ1上を
本実施例に係るコイリングおよびデコイリング装置へ導
かれる。そのバー材は、まず巻取り位置で、スリーロー
ル式曲げロール2により大きな曲げ曲率を与えられ、モ
ータ駆動されるアップローラ、すなわち、クレードルロ
ーラ3上に巻き上げられ、コイル4となる。このとき、
クレードルローラ3上には予めスプール5が準備され、
バー材はそのスプール5に巻きつけられる。また、クレ
ードルローラ3に隣接して、バー材をスプール5に緊密
に押し付けるためのスナバーロール6が設けられ、この
スナバーロール5によりスプール5に押し付けながらバ
ー材が巻かれる。このようなスナバーロル5を使用して
バー材を巻き取ることにより、バー材の間に隙間ができ
ず、巻き取り巻き出し時に層間スリップを生じ難くなる
【0018】巻き上げられたコイル4は移送クレーン7
により巻取り位置から巻出し位置に移される。クレーン
7の先端にはフック7aが設けられ、このフック7aに
よりスプール5の両端が引掛けられ、シリンダー8によ
り持ち上げられる。また、スプール7には車輪9が装着
されており、シリンダ11によりレール10上を巻出し
位置方向に移動可能となっている。特に、フック7aと
シリンダー9は転回装置12を介して結合され、巻出し
位置への移送中に転回装置12によりコイル4の向きを
水平面内で反転させることができる。
【0019】図2に示すように巻出し位置に運ばれたコ
イル4は、モータ駆動のクレードルローラ15上に乗に
せられる。また、場合によってはコイル4はコイルサポ
ート13によりスプール5の両端部で保持される。これ
は圧延タイミングの関係より、コイル4をクレードルロ
ーラ15上で長時間待機しなければならないとき、クレ
ードルローラ15を介してコイル4の熱が逃げるのを防
ぐためである。巻き出しにあたっては、このコイルサポ
ート13を下降せしめ、コイル4をクレードルローラ1
5の上に置く。クレードルローラ15に隣接してバー材
先端口出し装置16が配置されている。口出し装置16
をコイル表面に押し当て、クレードルローラ15にてコ
イル4を回転させることによりバー材の先端をコイル表
面より分離し、テーブルロール17の位置まで曲げ返す
ことによりバー材先端の口出しを行うと共に、クレード
ルローラ15の回転により巻き出しを行う。
【0020】巻取り位置および巻出し位置の全体は保熱
カバー18で覆われ、コイル4の温度低下を防ぐ。巻出
し位置にてバー材が全て巻き出しされると、コイル4の
芯となっていたスプール5がクレードルローラ15上に
残る。このスプール5はスプール循環装置によって巻出
し位置から払い出され、加熱した後、巻取り位置に送り
込んで循環使用される。スプール循環装置については後
述する。
【0021】次に、上記バー材のコイリングおよびでデ
コイリング手順の詳細を図3〜図7に示す。各図とも左
側のクレードルローラ3の位置が巻取り位置および右側
のクレードルローラ15の位置が巻出し位置である。図
3はスプール5へのバー材先端の巻き付けおよびバー材
先端口出しを示す。図4は巻き取り中のコイル4と、巻
き出しを完了しスプール5のみがクレードルローラ15
上に残った状態を示す。このスプール5はスプール循環
装置のトランスファービーム19(図8参照)によって
巻出し位置より払い出される。図5および図6は巻取り
位置にて巻き上がったコイル4をクレーン7にて巻出し
位置へ移す状態を示す。この間にクレーン7に設けられ
ている転回装置12によりコイル4の向きが水平面内に
て180°反転させられ、巻き取り時のコイル尾端が巻
き出し時のコイル先端となる。図7は巻取り位置に新た
なスプール5が準備され、また巻出し位置では移送され
たコイル4がコイルサポート13により保持されて、巻
き出し位置で待機している状態を示す。
【0022】次に、スプール循環装置を図8〜図11に
より説明する。巻出し位置にてバー材が全て巻き出され
ると、コイルの芯となっていたスプール5がクレードル
ローラ15上に残る。このスプール5は図8に示すスプ
ール循環装置の巻出し位置トランスファービーム19に
より巻出し位置より保熱カバー18の外に払い出される
。トランスファービーム19は先端にスプール5を乗せ
る断面V字形の受台19Aを有し、かつロッド部分を複
数のビームサポートローラ20により支えられ、シリン
ダー21を駆動してスプール5を運ぶ。
【0023】ビームサポートローラ20は、図9に示す
ようにガイド35,36に沿って昇降可能なフレーム3
7,38に取り付けられ、フレーム37,38は支点3
9Aで枢動可能に支持されたシリンダー39により駆動
されるビーム昇降用トグル機構40に連結されている。 シリンダー39を駆動することにより、トグル機構40
の作用でサポートローラ20は昇降し、これに伴ってト
ランスファービーム19も昇降する。この昇降とシリン
ダー21による前後進により、トランスファービーム1
9を下げて受台19Aをスプール5の下方に移動させ、
受台19Aを上方に移動させてスプール5を乗せ、トラ
ンスファービーム19を後退させてスプール5を巻出し
位置から払い出すことが可能となる。また、トランスフ
ァービーム19とシリンダ21の連結部にはトランスフ
ァービーム19の昇降を許容するためのローラ41と長
穴42が設けられ、ローラ41はビーム19の端部の図
示しない上側凸部に取り付けられ、長穴42はシリンダ
21のロッド端部に設けられその上側凸部が入り込む門
型部材に形成されている。さらに、ロッド端部の上部に
はビーム浮き上がり防止用のサポートロール43が設け
られ、サポートロール43はガイドローラ44に案内支
持され、トランスファービーム19の前後進移動時にビ
ーム19の浮き上がりを防止する構成となっている。
【0024】巻き第し位置より取り出されたスプール5
は、スプール加熱装置22の1対のスプール受け台23
上に移される。このスプール受け台23はランプとなっ
ており、スプール5は順次回転しながら加熱装置22内
に送り込まれる。ここで、図10に示すように、圧延ラ
イン側の受け台23の端部23Aは下方に折曲げ可能に
なっており、この端部23Aはトランスファービーム1
9によるスプール5の移送と干渉しないように、トラン
スファービーム19の後退時にシリンダー45により折
曲げ位置に退避し、スプール5が端部23Aを通過後、
図示の伸長位置に伸ばされる。
【0025】一方、加熱装置22は図10に示すように
カバー22Aを有し、スプール受台23はカバー22A
の入口からその内部を通り、出口を通って他方の側にま
で伸びている。カバー22Aの入口にはシリンダー46
により昇降するドア47が設けられ、出口にも同様なド
ア構造が設けられている。カバー22Aの内部には、図
11に示すように昇温用ヒータ48が設けられている。 ヒータ48には、ガス燃焼式のバーナー、あるいは電熱
、誘導加熱等の手段を用いることができる。スプール受
台23によりカバー22A内に送り込まれたスプールは
ヒータ48により好ましくは1000℃以上、より好ま
しくは1000〜1200℃程度に加熱される。
【0026】また、カバー22内には断面V字形の受台
24を備えたスプール送り装置が設けられ、この受台2
4を図示しないシリンダーにて傾動させることによりカ
バー22内のスプール5を1個づつ受台23の出側部分
に送り出す。ここで、出側の受台部分は入側の受台部分
と同様に構成され、圧延ライン側が下方に折曲げ可能に
なっている。また、出側の受台部分の先端にはストッパ
23Bが設けられている。
【0027】加熱装置22の出側には巻取り位置トラン
スファービーム25が設けられている。巻取り位置トラ
ンスファービーム25は巻出し位置トランスファービー
ム19と同様に構成されている。受台23の出側部分に
送り出されたスプール5はこの巻取り位置トランスファ
ービーム25の先端の受台に乗せられ、加熱装置22に
て加熱されたスプール5が再び巻取り位置のクレードル
ロール3上にセットされ、バー材の巻き取りに用いられ
る。このようにしてスプール5は循環しながら加熱され
、必要な温度に保持され使用される。
【0028】なお、巻出し位置からのスプールの払い出
しおよび巻取り位置へのスプールの移送は図8〜図11
に示すトランスファービームの代わりにポーターカーあ
るいは吊りビームを用いて行ってもよい。
【0029】スプール5は単純円筒形をしたものでもよ
いが、好ましくは図12に示すようにスプール胴部の円
筒表面に軸方向に切欠き5aを設けた形状をしている。 この切欠き5aの断面形状の例を図13(a)に示す。 この切欠き5aの幅はバー材の最大板幅より広幅になっ
ている。このように切欠き5aを設けることにより、例
えば図13(b)に示すようにバー材の巻き始め先端部
をスプール5の内側に折れ込ませることができ、バー材
巻き上げ時この先端部によるコイル面の段差をゆるやか
なものにすることができる。なお、軸方向切欠きは図1
4に示すようなスリット5bを有する断面形状であって
もよく、この場合も同様にバー材の先端部を、コイル面
の段差を少なくして巻き取ることができる。
【0030】本発明の他の実施例を図15に示す。本実
施例は、前コイルが巻き出しを完了した後、少しでも短
いタイミングで次のコイルの巻き出しを行えるように、
巻取り位置と巻出し位置の間に巻き出し待機位置を設け
たものである。巻出し位置のコイルが残り少くなったと
き、巻き出し待機位置のコイルサポート13を下降せし
め、コイル4をクレードルローラ27の上に置く。バー
材先端の口出し装置16により巻き出し準備を行い、巻
出し位置のコイルがなくなり、スプール5が払い出され
ると同時に巻き出しを開始する。口出し装置16は上下
または前後に移動式となっており、また、クレードルロ
ーラ27はコイルカー26に搭載されており、コイルを
巻き出しながらコイルを巻き出し待機位置より巻出し位
置に移し替えることができる。コイルカー26は車輪2
8を備え、シリンダー31によりレール30上を待機位
置と巻出し位置とを往復できる。クレードルローラ27
およびその支持フレームの幅は巻出位置のクレードルロ
ーラ15の支持フレームの幅より小さく設定され、クレ
ードルローラ27が巻出位置に移動したときにはクレー
ドルローラ15の支持フレーム内に入り込む状態となる
。また、この状態でコイル4をクレードルローラ15に
移し替えるため、コイルカー26には昇降シリンダー2
9が設けられている。
【0031】以上の構成により、巻出し位置からのコイ
ルの巻き出しが完了するや否や、次のコイルを巻出しな
がらコイルを待機位置より巻出し位置に移すことができ
、前コイルに続く次コイルの巻き出しタイミングを早く
して、時間ロスの少ない圧延が可能となる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、バー材巻き取り巻き出
し時の層間スリップによって引き起こされる層間介在ス
ケールによる板表面の疵付を無くし、良好な製品品質を
得ることができる。また、コイルの内側が冷されないの
で、巻き上げたコイルの熱が内側から逃げることが防止
される。これにより、スケールの発生し易い材料、ある
いは表面品質の厳しい材料に対しても熱間圧延用コイリ
ングおよびデコイリング装置の適用が可能となり、生産
スケジュールの調整を容易にすると共に、加熱炉でのス
ラブ加熱温度を低くし、省エネルギー効果も生みだすこ
とができる。さらに、本装置の設置により設備長の短縮
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による熱間圧延用コイリング
およびデコイリング装置の正面図である。
【図2】図1に示す熱間圧延用コイリングおよびデコイ
リング装置の異なる動作状態を示す正面図である。
【図3】図1に示す熱間圧延用コイリングおよびデコイ
リング装置の巻き付け、巻き取り、巻き出しの動作手順
の詳細を示す図である。
【図4】図3と同様の図であるが、異なる動作手順の詳
細を示す図である。
【図5】図3および図4と同様の図であるが、異なる動
作手順の詳細を示す図である。
【図6】図3〜図5と同様の図であるが、異なる動作手
順の詳細を示す図である。
【図7】図3〜図6と同様の図であるが、異なる動作手
順の詳細を示す図である。
【図8】図1に示す熱間圧延用コイリングおよびデコイ
リング装置に用いるコイル循環装置の平面図である。
【図9】図8に示すコイル循環装置の側面図である。
【図10】図8に示すコイル循環装置における加熱装置
の入側の斜視図である。
【図11】図8に示すコイル循環装置における加熱装置
の断面図である。
【図12】図1に示す熱間圧延用コイリングおよびデコ
イリング装置に用いるスプールの斜視図である。
【図13】図12に示すスプールの断面図であり、(a
)はバー材を巻かない状態、(b)はバー材を巻いた状
態を示す。
【図14】図12に示すスプールの他の形状の断面図で
ある。
【図15】本発明の他の実施例による熱間圧延用コイリ
ングおよびデコイリング装置の正面図である。
【符号の説明】
3  クレードルローラ(巻き取り手段)4  コイル 5  スプール 6  スナバーロール 7  コイル移送クレーン(移送手段)13  コイル
サポート 15  クレードルローラ(巻き出し手段)19,25
  トランスファービーム(スプール循環手段) 22  加熱装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  粗圧延機と仕上圧延機との間でバー材
    を仕上圧延機に送る前に一旦巻き上げて保温する熱間圧
    延用コイリングおよびデコイリング方法において、巻取
    り位置に予め準備されたスプールにバー材を巻き付けて
    コイルを巻き上げ、そのコイルをスプールと共に巻出し
    位置に移し替え、巻出し位置にてコイルを巻出した後、
    残されたスプールを巻出し位置から払い出し、その払い
    出されたスプールを前記巻取り位置に送り込んで循環使
    用することを特徴とする熱間圧延用コイリングおよびデ
    コイリング方法。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の熱間圧延用コイリング
    およびデコイリング方法において、前記巻出し位置から
    払い出されたスプールを巻取り位置に移送する間に加熱
    することを特徴とする熱間圧延用コイリングおよびデコ
    イリング方法。
  3. 【請求項3】  粗圧延機と仕上圧延機との間に配置さ
    れ、粗圧延されたバー材を仕上圧延機に送る前に一旦巻
    き上げて保温する熱間圧延用コイリングおよびデコイリ
    ング装置において、巻取り位置に予め準備されるスプー
    ルと、前記巻取り位置で前記スプールにバー材を巻き付
    け、コイルに巻き上げる巻取り手段と、前記巻取り位置
    で巻き上げたコイルを前記スプールと共に巻取り位置か
    ら巻出し位置に搬送する移送手段と、前記巻出し位置に
    移し替えられたコイルを巻出す巻出し手段と、前記巻出
    し位置でコイルを巻出した後に残された前記スプールを
    巻出し位置から払い出すと共に、その払い出されたスプ
    ールを前記巻取り位置に送り込むスプール循環手段とを
    備えることを特徴とする熱間圧延用コイリングおよびデ
    コイリング装置。
  4. 【請求項4】  請求項3記載の熱間圧延用コイリング
    およびデコイリング装置において、前記スプール循環手
    段は、巻出し位置から払い出されたスプールを巻取り位
    置に移送する間に加熱する手段を備えることを特徴とす
    る熱間圧延用コイリングおよびデコイリング装置。
  5. 【請求項5】  請求項3記載の熱間圧延用コイリング
    およびデコイリング装置において、前記巻取り手段はア
    ップコイラーであることを特徴とする熱間圧延用コイリ
    ングおよびデコイリング装置。
  6. 【請求項6】  請求項3記載の熱間圧延用コイリング
    およびデコイリング装置において、前記スプールは、バ
    ー材の先端がスプール中心に向かって折り曲げ得るよう
    に、バー材が巻き付けられる中央部の円筒表面に形成さ
    れたバー材の最大板幅より広幅の軸方向切欠きを有する
    ことを特徴とする熱間圧延用コイリングおよびデコイリ
    ング装置。
  7. 【請求項7】  請求項3記載の熱間圧延用コイリング
    およびデコイリング装置において、前記巻取り手段は、
    バー材がスプールに緊密に巻き取られるようにバー材の
    先端あるいは腹部をスプールに押付けるスナバーロール
    を有することを特徴とする熱間圧延用コイリングおよび
    デコイリング装置。
  8. 【請求項8】  請求項3記載の熱間圧延用コイリング
    およびデコイリング装置において、前記移送手段は、前
    記スプールの両端をフックし、コイルを吊り上げるコイ
    ルトランスファークレーンであることを特徴とする熱間
    圧延用コイリングおよびデコイリング装置。
  9. 【請求項9】  請求項3記載の熱間圧延用コイリング
    およびデコイリング装置において、前記巻取り位置にて
    巻き上げたコイルを前記巻出し位置に移し替える前に、
    巻取り位置と巻出し位置の間で前記スプールの両端を支
    持し、コイルを待機位置に保持するコイルサポートをさ
    らに備えることを特徴とする熱間圧延用コイリングおよ
    びデコイリング装置。
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