JPH0427299Y2 - - Google Patents

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JPH0427299Y2
JPH0427299Y2 JP6859787U JP6859787U JPH0427299Y2 JP H0427299 Y2 JPH0427299 Y2 JP H0427299Y2 JP 6859787 U JP6859787 U JP 6859787U JP 6859787 U JP6859787 U JP 6859787U JP H0427299 Y2 JPH0427299 Y2 JP H0427299Y2
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JP
Japan
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steering
wheels
wheel
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tea
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JP6859787U
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JPS63177123U (ja
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
  • Guiding Agricultural Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、茶畝をまたいで走行する自走型茶摘
採機の舵取り装置に関し、特に茶畝の両側に駆動
車輪を配し、その片側前方に舵取り用の前車輪を
配する走行部及び前車輪の舵取り操作によつて両
駆動車輪間に舵取りに対応した回転速度差を生じ
させる差動歯車機構からなり、操向制御を容易に
した自走型茶摘採機の舵取り装置に関するもので
ある。
【従来の技術】
従来、この種の自走型茶摘採機の舵取り装置と
して、特開昭60−160813号公報により開示された
ものが知られている。この先行技術のものは、第
7図に示すように、茶畝をまたいで進行する機体
の走行を1つの駆動車輪51、従動車輪52及び
舵取り用の前車輪53からなる走行部によつて行
うものであり、ばねによつて作業者55側に付勢
された舵取りハンドル54を操作して前車輪53
の方向を変え舵取り操作を行うようにしている。
そして、舵取りハンドル54は作業者の腰付近で
支持されるため、手を用いないで舵取り操作を行
うことができ作業車の両手は刈取機(図示せず)
の調節だけに専念できるようになつている。
【考案が解決しようとする問題点】
ところが、機体の走行を1つの駆動輪51、従
動車輪52及び舵取り用の前車輪53からなる走
行部によつて行う上記従来のものは、平坦な場所
を走行する場合は比較的問題はないが、傾斜地や
障害物があるような畝通路を走行する場合には、
従動車輪52側が若干遅れ気味となり、刈取り作
業に要求される直進性を維持することが困難とな
つて、舵取り操作に注意力を奪われるために刈取
機の調節操作が不十分となり、刈取られた茶葉品
質の低下を来たす原因となつていた。また、機体
を旋回して他の畝に移動する場合には、走行装置
の構造上、従動車輪52を軸として駆動車輪51
側が外回りすることから旋回半径が大きく、かつ
旋回速度が遅くなり、作業効率を低下させる問題
があつた。
【問題点を解決するための手段】
本考案における自走型茶摘採機の舵取り装置
は、上記問題点を解決するために、茶畝をまたぐ
ように形成された本体フレームの両側に駆動車輪
を配し、本体フレームの一側前側に舵取り用の前
車輪を配した走行部と、本体フレームに搭載され
た原動機からの動力を変速機及び差動歯車機構を
介して前記両駆動車輪に伝達する動力伝達機構部
と、本体フレーム前部に回動可能に支持され、ば
ねによつて機体の内側に付勢されて前車輪の操向
方向を変えるように操作される舵取りハンドル
と、前記舵取りハンドルの操作と連動して一方の
駆動車輪を制動すると共に、前記差動歯車機構を
作動させて他方の駆動車輪を駆動させる制動機構
部とからなることを特徴とするものである。
【作用】
上記の構成によつて本考案における自走型茶摘
採機の舵取り装置は、舵取りハンドルを操作する
ことによつて前車輪の方向を変え、同時に旋回内
側の駆動車輪にブレーキをかけ、差動歯車機構を
作動させて他方の駆動車輪を駆動させ、両駆動車
輪間に舵取りに対応した回転連度差を生じさせ
る。
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の一実施例につい
て説明する。 第1図及び第2図は、自走型茶摘採機の全体図
であり、本体固定フレーム1に搭載した原動機9
から茶葉搬送装置22を有する刈取機21、送風
機12及び走行部に動力が伝達される。刈取機2
は、昇降機23によつてばね圧が変るばね24に
より吊持され、刈取機21をばね24のばね作用
を利用して茶畝上面の凹凸に対応させ、更に操作
ハンドル12,13によつて上下調節されるよう
になつている。刈取機21によつて刈取られた茶
葉は、茶葉搬送装置22によつて取出樋28に集
められ、送風機12から、送風管27を介して導
かれた圧力風によつて茶葉送給管29を介して茶
袋30に搬送、収容される。31は複数の茶袋を
収容する茶袋収容枠である。走行部は駆動車輪
5,6及び舵取りハンドル3aによつて方向を変
えられる前車輪3bからなる。舵取りハンドル3
aは、ばね4によつて機体の内側に付勢され作業
者32の腰付近まで延設されており、作業者32
は、左右に身体を移動させることにより両手を使
わないで舵取り操作を行うことができる。図中、
矢印は機体の進行方向を示す。 第3図および第5図は、走行部及び動力伝達機
構部の説明図であり、本体固定フレーム1は本体
伸縮フレーム2と共に茶畝をまたぐ形に形成され
ている。本体固定フレーム1に搭載された原動機
9からの動力は、可変速プーリ11を介して差動
歯車機構を内蔵する変速機10に伝達される。変
速機10からは、一方では走行出力軸13aを介
してチエン駆動により車軸15及び駆動車輪5に
伝達され、他方では、走行出力軸13bからチエ
ン駆動によりスプライン16a、スプライン軸1
6bを経て、更にチエン駆動によつて車軸17及
び駆動車輪6に伝達される。走行出力軸13a,
13bにはブレーキ14a,14bがそれぞれ設
けてあり、ブレーキワイヤ7,8によつて操作さ
れて走行出力軸を制動する。また、フレーム伸縮
ねじ20をモータ18、減速機19によつて回転
させることにより、本体伸縮フレーム2は本体固
定フレーム1に対して第3図に示す矢印方向に移
動でき、両駆動車輪5,6間の巾を茶畝巾に合わ
せて調節することができる。 第4図は、舵取り装置の説明図であり、舵取り
ハンドル3aを左右に操作することによつて、本
体固定フレーム1の端部に支持された前車輪3b
の方向が変えられ、この操作と連動してブレーキ
ワイヤ7,8及びブレーキ14a,14bからな
る制動機構部が操作される。 このような構成の自走型茶摘採機の舵取り装置
においては、第4図に示すように舵取りハンドル
3aを右方向に操作すると、ブレーキワイヤ8が
引かれることによりブレーキ14bが働き駆動車
輪6側が制動される。これと同時に変速機10内
の差動歯車機構が働き、駆動車輪5の回転速度が
速まり、両駆動車輪5,6間に舵取りに対応した
回転速度差が生じる。舵取りハンドル3aを左方
向に操作した場合は上記右方向と反対に作用す
る。 また、第6図に示すように舵取りハンドル3a
を直進状態にしたときは両ブレーキ14a,14
b及び差動歯車機構は作動せず、両駆動車輪5,
6により直進する。従つて、従来の自走型茶摘採
機の舵取り装置に比べて回転半径が小さい操向制
御が可能になり、従来の欠点を完全に解決するこ
とができる。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案における自走型茶
摘採機の舵取装置は、上述の構成を有するもので
下記の効果を奏し得るものである。 (1) 茶畝の両側に駆動車輪を配し、操向時に一方
の駆動車輪にブレーキをかけ、他方の駆動車輪
を差動する操向制御ができるので、傾斜地や障
害物が存在するような畝通路でも、刈取り作業
に要求される直進性を容易に維持でき、刈取り
作業の精度を向上させることができ、また、迅
速な旋回操作ができる。 (2) 旋回速度が速く、かつ旋回半径が小さいの
で、畝間の移動がすばやく行え作業効率を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案における自走型茶摘採機の全体
側面図、第2図は同正面図、第3図は走行部及び
動力伝達機構部の背面図、第4図は舵取装置の平
面図、第5図は動力伝達部の側面図、第6図は舵
取装置を直進状態にした平面図、第7図は従来の
自走型茶摘採機の舵取装置を示す概略平面図であ
る。 1……本体固定フレーム、2……本体伸縮フレ
ーム、3a……舵取りハンドル、3b……前車
輪、4……ばね、5,6……駆動車輪、7,8…
…ブレーキワイヤ、9……原動機、10……変速
機、11……可変速プーリ、12……送風機、1
3a,13b……走行出力軸、14a,14b…
…ブレーキ、15,17……車輪、16a,16
b……スプライン軸、18……モータ、19……
減速機、20……フレーム伸縮ねじ、21……刈
取機、22……茶葉搬送装置、23……昇降機、
24……ばね、25,26……操作ハンドル、2
7……送風管、28……取出樋、29……茶葉送
給管、30……茶袋、31……茶袋収容枠、32
……作業者。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 茶畝をまたぐように形成された本体フレームの
    両側に駆動車輪を配し、本体フレームの一側前側
    に舵取り用の前車輪を配した走行部と、 本体フレームに搭載された原動機からの動力を
    変速機及び差動歯車機構を介して前記両駆動車輪
    に伝達する動力伝達機構部と、 本体フレーム前部に回動可能に支持され、ばね
    によつて機体の内側に付勢されて前車輪の操向方
    向を変えるように操作される舵取りハンドルと、 前記舵取りハンドルの操作と連動して一方の駆
    動車輪を制動すると共に、前記差動歯車機構を作
    動させて他方の駆動車輪を駆動させる制動機構部
    とからなることを特徴とする自走型茶摘採機の舵
    取り装置。
JP6859787U 1987-05-08 1987-05-08 Expired JPH0427299Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6859787U JPH0427299Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6859787U JPH0427299Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63177123U JPS63177123U (ja) 1988-11-16
JPH0427299Y2 true JPH0427299Y2 (ja) 1992-06-30

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JP6859787U Expired JPH0427299Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08

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