JPH04272787A - ミシンの縫い糸緊張装置 - Google Patents

ミシンの縫い糸緊張装置

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JPH04272787A
JPH04272787A JP3269591A JP3269591A JPH04272787A JP H04272787 A JPH04272787 A JP H04272787A JP 3269591 A JP3269591 A JP 3269591A JP 3269591 A JP3269591 A JP 3269591A JP H04272787 A JPH04272787 A JP H04272787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
sewing
needle
tension
solenoid
Prior art date
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Pending
Application number
JP3269591A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Yano
延男 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はミシンの縫い糸緊張装
置に関し、詳しくは縫製開始時に適切なタイミングで、
天秤と縫い針との間の上糸に所定の張力を付加すること
により糸抜け、糸あばれ等を防止し良好な縫製品質をえ
られるようにしたミシンの縫い糸緊張装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動糸切りミシンにおいては、縫製動作
の終了時に天秤の上昇に同期して、縫い針が下方向に向
かう間に出力される糸切り信号にもとずき糸切り機構が
作動する。そして、加工布に連なる上下糸等の所要の糸
が捕捉繰り出され切断された後、縫い針との衝突を避け
るために数10msec経過後、糸払い機構が動作する
ようになっている。この時、加工布にささった状態の縫
い針側の上糸(以下針糸とする)を加工布の上面側へ払
い出すようにしている。
【0003】ところが、このような自動糸切りミシンに
あっては、天秤と縫い針間の針糸に張力が殆どかかって
いない状態であるため、安定した糸切り動作を行ない難
く、切断後の針糸の長さに大きなバラツキが発生し、こ
のため種々の不都合が生じることになる。すなわち、針
糸が短すぎる場合には、次の縫製開始時に縫い針から針
糸が抜けてしまい作業続行が不可能になる。
【0004】また、針糸長さが長すぎる場合には、当然
次の縫製工程において加工布の下面に出現する糸端の残
り量が多くなるが、そうなると、回転数が時として40
00r.p.mにも達する高速で縫製動作をなす一本針
本縫い等の自動糸切りミシンでは、糸あばれとも称され
る現象が発生し縫製品質が低下する。すなわち、長くの
びた糸端が、高速縫製にともなって糸玉となってあらわ
れ縫製面の外観を著しく損ねる結果、縫製品の商品価値
が大幅に失われることになる。  このため現在では、
図5に示すように主糸調子装置としての第1糸調子器4
、第2糸調子器5の他に天秤2と縫い針7との間に補助
張力装置6を設けて、天秤2と縫い針7との間の針糸8
aに比較的軽量の張力をかけて縫製をなそうとする技術
が提案されている。なお、図において、1はミシンアー
ム、3はミシンの面板、8は上糸である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、天秤2
と縫い針7との間の針糸8aになんらかの張力を加えよ
うとすれば、当然主張力装置としての第2糸調子器5等
の張力を高めることが必要となる。ところが、このよう
にすると縫製開始工程から定常縫いの工程に移った後も
必要以上の高い張力が設定されることになる。このため
、定常縫い部分では、糸締まりが強すぎていわゆるパッ
カリングが生じ易くなり、縫製品質に重大な影響をおよ
ぼすことになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、自動糸切り
ミシンにおいて、天秤と縫い針との間の針糸に張力を付
加するための装置を設け、この装置を、ミシンの天秤と
縫い針との間に位置する上糸に対向して設けられフレ−
ムに固定された固定部と、この固定部と上糸を間にして
対向し、固定部方向に進退可能に設けられた移動体と、
ミシンの制御装置と接続され、前記移動体の進退駆動を
なすための進退手段とで構成し、ミシンの縫製開始から
、上糸および下糸の少なくとも第1番目の結接が完了す
るまでの間、固定部と移動体とで上糸を挟持して上糸に
所定の張力をあたえるようにして、上記従来の課題を解
決しようとするものである。
【0007】
【作用】この発明において、糸切り動作から次の縫製工
程の開始にあたり、上下縫い糸による少なくとも1番目
の結接がなされるまでの間、天秤と縫い針とに介装され
る上糸に所要の張力をタイミング良く付与し、工程が定
常縫いに進むにともない前記張力は解除されるので、糸
切り動作後に縫い針に係合する針糸端の長さを適正なも
のとすることが可能となる一方、定常縫いに対してなん
ら影響をおよぼさないので高能率下に所定の縫製品質を
得ることができる。
【0008】
【発明の実施例】以下、この発明の実施例を図1ないし
図3に基ずき説明する。なお、従来例と同一箇所には同
一符号を付して重複説明は省略する。図1および図2に
おいて、6は、ミシンの面板3に取り付けられた補助張
力装置としての縫い糸緊張装置、13は糸払い機構であ
る。縫い糸緊張装置6は、枠体状の固定体6a、この固
定体6aに対し進退して介装される針糸8aを挟持・開
放する移動体6bおよび移動体6bによる針糸挟持動作
の駆動源としての進退手段であるソレノイド6cを具え
ており、取り付け部材9によってミシン面板(ミシンフ
レ−ム)3に固定されている。そして、ソレノイド6c
の動作制御は、ミシンの制御装置によってなされ必要な
動作タイミングを設定できるようになっている。
【0009】また、10は、取り付け部材9に軸支され
、一端をソレノイド6cのプランジャー6c1に他端を
移動体6bに軸支し、ソレノイド6cの動作によって図
2の矢符に示すように進退して移動体6bを固定体6a
に接離させて針糸8aを挟持・開放するロッドである。 そして、11はソレノイド6cとロッド10端部間に介
装されるソレノイド復帰バネ、また12は、移動体6b
とロッド10の先端部分に螺合されるナット12aとの
間でロッド10に介装された糸調子バネで、移動体6b
による針糸8aの挟持力を調節するようになっている。
【0010】なお、6b1は、移動体6bをそのほぼ中
央で軸支するガイドピンで移動体6bがロッド10を中
心に回動してしまうのを防止するとともに、移動体6b
が固定体6a方向(矢符方向)への進退が適正になされ
るようガイドするようになっている。以上の構成に基ず
いて図2、図3を中心にこの実施例の作用を説明する。
【0011】ミシンにおいて、縫製動作が開始されると
、図示しないミシンの制御装置からの制御信号によりソ
レノイド6cがオンとなりプランジャー6c1が引き込
まれれる。したがって、ロッド10はソレノイド復帰バ
ネ11に抗して移動体6bを伴い図で左方向に移動し、
この結果、天秤2と縫い針7間の針糸8aは固定体6a
と移動体6bとの間に挟持されて所定の張力を得ること
になる(この張力は、ナット12aの回転により糸調子
バネ12の伸縮状態を変えることにより調節が可能であ
る。).  そして、前記制御装置が所定の針落ち数を
検知すると再び制御信号が出力されて、ソレノイド6c
がオフとなる。すると、ロッド10はソレノイド復帰バ
ネ11の付勢力により図3で右方に移動して原位置に復
帰する。この結果、移動体6bも固定体6aから離開す
るので針糸8aの挟持状態は開放され、上糸8には、主
糸調子器のみの張力がかかった状態で以降定常縫いが進
行する。そして、縫いが終了すると糸切りがなされ、次
の縫製が上述のフローの下に継続されることになる。
【0012】ところで、針糸8aに張力を付加する必要
性は、縫製開始から上糸と下糸の少なくとも第1番目の
結接(第1番目〜第2番目結接点)がなされるまでであ
るから、制御装置による上記針落ち数の検知は、2針目
または3針目に設定する。すなわち、2針目で1番目の
結接がなされ、3針目で2番目の結接がなされるからで
ある(第4図参照)。
【0013】このようにして、縫製開始から1番目また
は2番目の結接がなされるまで、天秤2から縫い針7ま
での間の針糸8aには所定の張力が付加されるので、縫
い針7からの上糸端すなわち針糸が短くても縫製開始に
天秤2の上昇による慣性により必要以上に針糸8aが引
き上げられるのを規制できしたがって針糸の針穴からの
スッポ抜けが防止される。
【0014】同様にまた、縫製開始から1番目または2
番目の結接がなされるまで、天秤2から縫い針7までの
間の針糸8aには所定の張力が付加されるので、上述と
は逆に針糸が長すぎても高速縫製動作がなされても、天
秤2と縫い針7間の針糸8aにおけるいわゆる糸あばれ
現象は規制されしたがって針糸の糸あばれも当然規制さ
れ糸玉発生等の不都合が生じることがない。
【0015】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、縫製開
始から上下糸による少なくとも第1番目の結接がなされ
るまでの間のみ、天秤と縫い針との間の上糸に所要張力
を付加し得る構成としたので、針穴からの上糸端の長短
によって生じる上糸の針ぬけ、糸玉の発生といった不都
合を防止でき、高い縫製品質を能率良く実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を示す斜視図である。
【図2】上記において、移動体が固定体に対して離開し
糸が開放されている状態をあらわす一部断面平面図であ
る。
【図3】図2において、移動体が固定体方向に移動して
糸を挟持している状態をあらわす一部断面平面図である
【図4】縫目形成を説明するための説明図である。
【図5】従来技術をあらわす斜視図である。
【符号の説明】
1    ミシンアーム 2    天秤 3    ミシン天板 6    縫い糸緊張装置 6a  固定部 6b  移動体 6c  進退手段(ソレノイド) 7    縫い針 8    上糸 8a  天秤と縫い針間の針糸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシンの天秤と縫い針との間に位置する上
    糸に対向して設けられフレ−ムに固定された固定部と、
    この固定部と上糸を間にして対向し、固定部方向に進退
    可能に設けられた移動体と、ミシンの制御装置と接続さ
    れ、前記移動体の進退駆動をなすための進退手段とを具
    え、ミシンの縫製開始から、上糸および下糸の少なくと
    も第1番目の結接が完了するまでの間、固定部と移動体
    とで上糸を挟持して上糸に所定の張力をあたえるように
    したことを特徴とするミシンの縫い糸緊張装置。
JP3269591A 1991-02-27 1991-02-27 ミシンの縫い糸緊張装置 Pending JPH04272787A (ja)

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