JPH04272564A - 自動変速機における回転センサ装置 - Google Patents

自動変速機における回転センサ装置

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JPH04272564A
JPH04272564A JP5587091A JP5587091A JPH04272564A JP H04272564 A JPH04272564 A JP H04272564A JP 5587091 A JP5587091 A JP 5587091A JP 5587091 A JP5587091 A JP 5587091A JP H04272564 A JPH04272564 A JP H04272564A
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JP
Japan
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rotation
transmission unit
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brake
speed
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Application number
JP5587091A
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English (en)
Inventor
Masaki Muramatsu
正樹 村松
Kozo Yamaguchi
幸蔵 山口
Kunihiro Iwatsuki
邦裕 岩月
Hiromichi Kimura
弘道 木村
Hideaki Otsubo
秀顕 大坪
Yasuo Hojo
康夫 北條
Noriki Asahara
則己 浅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP5587091A priority Critical patent/JPH04272564A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に搭載される自
動変速機における回転センサ装置に係り、詳しくはつか
み換えによる所定回転要素の回転数を検知する自動変速
機における回転センサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車に搭載する自動変速機と
して、トルクコンバータ、副変速ユニット及び主変速ユ
ニットを備えた自動変速機が知られている。
【0003】このような自動変速機には、例えば特開昭
62−31741号公報に示されるものがあり、このも
のは前記副変速ユニットがオーバドライブ及び直結の2
段の変速を、また主変速ユニットが1速ないし3速の3
段の変速を行い、これら両変速ユニットを組合せること
により6段等の多数段の変速段数を得ている。そして、
この自動変速機は前記副変速ユニットがオーバドライブ
(O/D)プラネタリギヤユニットにより構成され、ま
た前記主変速ユニットがフロントプラネタリギヤユニッ
ト及びリヤプラネタリギヤユニットにより構成されてお
り、また前記両変速ユニットにおいて、例えば前記O/
Dプラネタリギヤユニットのサンギヤが第1の所定回転
要素を、またフロント及びリヤプラネタリギヤユニット
の共通のサンギヤが第2の所定回転要素をそれぞれ構成
している。更に、第1の所定回転要素は、所定摩擦係合
要素を作動することにより回転を開始すると共に、第2
の所定回転要素は所定摩擦係合要素を作動することによ
り回転を停止させて、いわゆるつかみ換えを行い、変速
機全体でアップシフトが行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、該副変速及
び主変速ユニットからなる自動変速機では、副変速ユニ
ットにおける第1の所定回転要素と主変速ユニットにお
ける第2の所定回転要素のそれぞれにはフランジ部材が
連結されており、これらフランジ部材には各々の所定回
転要素の回転検知に係る被検知部が形成されていてる。 そして、例えば、副変速ユニットがO/Dから直結状態
にダウンシフトし、同時に主変速ユニットが1速から2
速にアップシフトして、全体で2速から3速に変速する
場合がある。該2速から3速に変速する場合、前記被検
知部の数を前記回転センサが検知し、前記両変速ユニッ
トの変速状態を監視して、両変速ユニットの変速操作を
同期するように制御することにより、変速時のショック
を吸収し得るように対処している。
【0005】上記つかみ換えの際には、主変速ユニット
では第2の所定回転要素の回転が回転状態から停止状態
へ移行すると同時に、副変速ユニットでは第1の所定回
転要素の回転が停止状態から回転状態に移行するが、そ
の際、前記所定回転要素の回転検知の基で行われる。こ
の場合、所定回転要素の回転が停止状態から回転状態に
移行するときにおいては、所定回転要素の回転が少ない
関係上、回転センサが被検知部の数を検知する際の1ピ
ッチ当りの検知時間が長く、正確に回転速度を検知する
ことが困難で、副変速ユニットに係る所定摩擦係合要素
の制御が難しくなり、該所定摩擦係合要素の引きづりを
起こす場合がある。更に、前記引きづり等が生じると両
変速ユニットにおける変速動作が同期し難くなり、変速
機全体でシフトショックを招く虞れがある。
【0006】そこで、本発明は、回転センサにより検知
される被検知部の数を、回転を開始する側が多くなるよ
うに構成して、上述課題を解決した自動変速機における
回転センサを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであり、それぞれのプラネタリギヤユ
ニットからなる副変速ユニット及び主変速ユニットを有
し、これら各変速ユニットの一方のプラネタリギヤを構
成する第1の所定回転要素を、所定摩擦係合要素を作動
することにより回転を開始すると共に、他方のプラネタ
リギヤを構成する第2の所定回転要素を、所定摩擦係合
要素を作動することにより回転を停止させて、所定変速
を達成してなる自動変速機において、前記第1の所定回
転要素に第1のフランジ部材を連結し、かつ該フランジ
部材に形成した被検知部を検知する第1の回転センサを
設け、また前記第2の所定回転要素に第2のフランジ部
材を連結し、かつ該フランジ部材に形成した被検知部を
検知する第2の回転センサを設け、前記第1の回転セン
サが検知する被検知部の数を、前記第2の回転センサが
検知する被検知部の数より多く設定してなる、ことを特
徴としている。
【0008】
【作用】上述構成に基づき、例えば変速機全体で2速か
ら3速に変速する際、主変速ユニットでは所定摩擦係合
要素が係合され、1速から2速にアップシフトし、第2
の所定回転要素の回転が高回転から低回転へ移行し、そ
の後停止され、同時に、副変速ユニットでは第1の所定
摩擦係合要素が解放され、O/Dから直結状態にダウン
シフトし、第1の所定回転要素の回転が開始される。
【0009】そしてこの際、第1の回転センサにより第
1の回転要素の回転開始状況が検知されるが、該第1の
回転センサにより検知される第1のフランジ部材におけ
る被検知部の数が、第2のフランジ部材における被検知
部の数より多く設定されているので、第1の所定回転要
素の回転開始状況を、回転開始時における低い回転速度
に拘らず、正確に判断できる。
【0010】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例について
説明する。
【0011】自動変速機1は、図7及び図8に示すよう
に、トルクコンバータ2、プラネタリ変速ギヤ機構3及
び油圧制御装置5を備えており、それぞれコンバータハ
ウジング5、トランスミッションケース7及びエクステ
ンションハウジング9、そしてバルブボディ10及びオ
イルパン11に収納されている。トルクコンバータ2は
ロックアップクラッチ12を備えており、入力部材13
の回転をトルクコンバータ2の油流を介して又はロック
アップクラッチ12により直接、プラネタリ変速ギヤ機
構3の入力軸15に伝達する。プラネタリ変速ギヤ機構
3は、オーバドライブ(O/D)プラネタリギヤユニッ
ト17からなる副変速ユニット16と、フロントプラネ
タリギヤユニット19及びリヤプラネタリギヤユニット
20からなる主変速ユニット21とからなる。
【0012】O/Dプラネタリギヤユニット17は入力
軸15に直結され、かつプラネタリピニオン22を支持
しているキャリヤ24、入力軸15に被嵌しているO/
Dサンギヤ23及び主変速ユニット21の入力軸26に
連結しているリングギヤ25を有しており、またキャリ
ヤ24とO/Dサンギヤ23との間にO/DクラッチC
0及びワンウェイクラッチF0が介在していると共に、
O/Dサンギヤ23とケース7との間にO/Dブレーキ
B0が配設されている。
【0013】また、フロントプラネタリギヤユニット1
9は出力軸27に直結しかつプラネタリピニオン28を
支持しているキャリヤ29、出力軸27に被嵌しかつリ
ヤプラネタリギヤユニット20のリヤサンギヤ30bと
一体に構成されているフロントサンギヤ30a、及び入
力軸26にフォワードクラッチC1を介して連結してい
るリングギヤ31からなり、また入力軸26とサンギヤ
30との間にダイレクトクラッチC2が介在していると
共に、該サンギヤ30とケース7との間にバンドブレー
キからなる2ndコーストブレーキB1が介在しており
、更にサンギヤ30とケース7との間にはワンウェイク
ラッチF1を介して多板からなる2ndブレーキB2が
配設されている。また、リヤプラネタリギヤユニット2
0はプラネタリピニオン32を支持しているキャリヤ3
3、リヤサンギヤ30b及び出力軸27に直結している
リングギヤ35からなり、またキャリヤ33とケース7
との間には1st&RevブレーキB3及びワンウェイ
クラッチF2が並列して配設されている。なお、図7中
36はオイルポンプである。
【0014】そして、図1に示すように、トランスミッ
ションケース7に設けられた支持部7aの内周面にはス
テータシャフト38が固定されており、更にその内周面
にはブッシュを介して入力軸15が回転自在に支持され
ている。また、支持部7aの外周面及び前記入力軸15
にはO/Dサンギヤ23が被嵌されていて、該サンギヤ
23には、O/DクラッチC0作動用のC0アクチュエ
ータ55用のC0シリンダ56が固定されており、従っ
てC0シリンダ56は支持部7aに直接支持されている
。そして、C0アクチュエータ55はC0シリンダ56
にC0ピストン57が摺動自在に配設され、C0ピスト
ン57がC0スプリング59にて付勢されていて、該C
0スプリング59がスプリングシート60で押さえられ
、更にスプリングシート60をスナップリング61でO
/Dサンギヤ23と一体のシリンダインナ円筒部に固定
されて構成されている。そして、C0シリンダ56の内
周面に形成されたスプライン部56a(図7参照)には
多数のクラッチプレートが係合されており、該クラッチ
プレートはスナップリング62で軸方向移動が阻止され
ていて、キャリヤ24から延びているハブ24aに係合
するクラッチディスクと相俟ってO/DクラッチC0を
構成している。また、前記O/Dサンギヤ23のボス部
23aとキャリヤ24に固定されたハブ24aとの間に
はワンウェイクラッチF0が介在されている。前記O/
DクラッチC0は、多数のクラッチプレートの側面をC
0ピストン57により押されるとO/Dサンギヤ23と
キャリヤ24とを連結する。また、C0シリンダ56の
外周面に形成されたスプライン56bとトランスミッシ
ョンケース7との間には多数のブレーキプレートが介在
され、O/DブレーキB0が構成されている。
【0015】また、トランスミッションケース7には筒
体7cを介して支持部7bが固定されており、支持部7
bの環状凹部にはブレーキピストン63が摺動自在に配
設されている。該ブレーキピストン63にはプレート押
え63aが等間隔に複数個形成されており、該プレート
押え63aは前記ブレーキプレートを押えることにより
O/DブレーキB0を作用させる。トランスミッション
ケース7には第1の回転センサA1が配設されており、
また、C0アクチュエータ55のC0シリンダ56には
フランジ部材65が固定されている。
【0016】そして、図3及び図4に詳示するように、
該フランジ部材65の周囲にはセンサ溝65aが等間隔
に32個形成されており、該センサ溝65aが第1の回
転センサA1によって検知されることにより、O/Dサ
ンギヤ23の回転速度、即ち副変速ユニット16のシフ
ト作動状態を検知する。
【0017】また、図2に詳示するように、トランスミ
ッションケース7に設けられた支持部7bの内周面には
入力軸26が回転自在に支持されていると共に、支持部
7bの外周面にはスリーブ37を介してダイレクトクラ
ッチC2作動用のC2アクチュエータ42が回転自在に
配設されている。該C2アクチュエータ42はC2シリ
ンダ39、C2ピストン40及びC2スプリング41で
構成されており、更にC2シリンダ39は、インナ円筒
部39aを有しており、該円筒部が前記支持部7bに回
転自在に支持されている。また、該C2シリンダ39の
外周部にはC2ドラム部材43が固定されている。該C
2ドラム部材43の先端全周部には後述する連結片53
の爪部53cと係合する多数の爪部43a…が形成され
ている。また、前記入力軸26にはフォワードクラッチ
C1作動用のC1アクチュエータ45のC1シリンダ4
6が固定されており、該C1アクチュエータ45はC1
シリンダ46、C1ピストン47及びC1スプリング4
9で構成されている。なお、C1シリンダ46の平面部
にC2ハブ50が固定されており、該C2ハブ50とC
2ドラム部材43との間には多数のクラッチプレートが
介在され、ダイレクトクラッチC2が構成されている。
【0018】更に、入力軸26の同軸上後端には出力軸
27が回転自在に嵌合されていると共に、該出力軸27
にはサンギヤ30が回転自在に被嵌されている。該サン
ギヤ30はフロントサンギヤ30a及びリヤサンギヤ3
0bとが一体的に形成されている。また、出力軸27の
スプライン部にはキャリヤ29がスプライン係合されて
いると共に、該キャリヤ29と入力軸26の端面部との
間にはC1ハブ51が介在されている。なお、前記入力
軸26とC1ハブ51との間、キャリヤ29とC1ハブ
51との間、及びキャリヤ29とサンギヤ30aとの間
にはそれぞれのスラストベアリングが介在されている。 そして、C1ハブ51とリングギヤ35とは接続片33
を介して一体的に固定されており、該C1ハブ51とC
1シリンダ46との間には多数のクラッチプレートが介
在され、フォワードクラッチC1が構成されている。
【0019】また、サンギヤ30aのスプライン部30
dには連結片53がスプライン係合されており、該連結
片53はスナップリング55によりサンギヤ30aに抜
け止めされている。そして、連結片53の端面部には係
止孔53aが穿設されており、該係止孔53aには摺動
部材58が固定され、該摺動部材58の端面側がワンウ
ェイクラッチF1のアウタレースに摺動可能に当接され
ている。そして、図5及び図6に詳示するように、連結
片53の斜面部全周には重量低減のための多数のヌキ孔
53b…が等間隔に多数個形成されている。また、連結
片53の先端部全周には前記C2ドラム部材43の爪部
43a…との間に嵌合する多数の爪部53c…が等間隔
に形成されており、前記爪部43a…との間に、これら
爪部53c…とが互いに嵌合して、一体的に結合されて
いる。
【0020】また、図2に示すように、トランスミッシ
ョンケース7には、第2の回転センサA2が配設されて
いると共に、連結片53の平坦面周囲には角形状のセン
サ孔53d(図6参照)が等間隔に16個形成されてい
る。そして、該センサ孔53dの角形の大きさは回転方
向の幅が第2の回転センサA2にて検知し得る幅でよく
、また軸方向の長さは軸方向に連結片53がズレを生じ
た場合でも、ズレに対応できる程度の長さがあれば足り
る。更に、前記第2の回転センサA2は、センサ孔53
dを検知することにより、連結片53に固定されている
サンギヤ30の回転速度、即ち主変速ユニット21のシ
フト作動状態を検知する。
【0021】ついで、本実施例の作用について説明する
【0022】本自動変速機1の各クラッチC0,C1,
C2、ブレーキB0,B1,B3、及び各ワンウェイク
ラッチF0,F1,F2は、各ポジションP,R,N,
D,3,Lにおける変速段にてそれぞれ図9に示す作動
表のように制御される。
【0023】即ち、Dレンジ又は3レンジにおける1速
時は、O/DクラッチC0、ワンウェイクラッチF0,
F2及びフォワードクラッチC1が係合し、他は解放状
態になっている。従って、副変速ユニット16は、O/
DクラッチC0及びワンウェイクラッチF0を介してO
/Dプラネタリギヤユニット17が一体となって直結状
態となっており、入力軸15の回転はそのまま主変速ユ
ニット21の入力軸26に伝達される。また、主変速ユ
ニット21では、入力軸26の回転がフォワードクラッ
チC1を介してフロントプラネタリギヤユニット19の
リングギヤ31に伝達され、更にプラネタリピニオン2
8及び該ピニオン28と一体の出力軸27に伝達される
と共に、サンギヤ30を介してリヤプラネタリギヤユニ
ット20のプラネタリピニオン32に左方向の公転力を
付与するが、ワンウェイクラッチF2にて該公転が阻止
され、該ピニオン32は自転して出力軸27と一体のリ
ングギヤ35に動力伝達する。即ち、主変速ユニット2
1は、1速状態であって、副変速ユニット16の直結状
態と相俟って、変速機全体として1速状態になる。なお
この際、主変速ユニット21は、フロントプラネタリギ
ヤユニット19から出力軸27、またリヤプラネタリギ
ヤユニット20を介して出力軸27への2系統に分岐さ
れて、その分ギヤの受ける荷重を分散している。
【0024】また、Dレンジにおける2速時は、O/D
ブレーキB0、ワンウェイクラッチF2及びフォワード
クラッチC1が係合し、他は解放状態になっている。従
って、副変速ユニット16は、O/Dサンギヤ23がO
/DブレーキB0にてロックされ、プラネタリギヤ22
が公転しながら自転してリングギヤ25に動力伝達し、
主変速ユニット21の入力軸26に増速回転を伝達する
。また、主変速ユニット21では先の1速状態と同じで
あり、従って主変速ユニット21の1速と副変速ユニッ
ト16の増速が相俟って変速機全体として2速状態にな
る。
【0025】また、Dレンジにおける2→3変速は、副
変速ユニット16がO/Dから直結へダウンシフトし、
また、主変速ユニット21が1速から2速へアップシフ
トする。即ち図10に示すように、主変速ユニット21
では、先の1速状態からブレーキB2の係合を開始する
が、このときに、サンギヤ30の回転状態(NC2)は
、第2の回転センサA2が連結片53の角形状のセンサ
孔53dを検知することで監視されており、2ndブレ
ーキB2の係合が開始されると、サンギヤ30の回転が
減速し始める。そして、該サンギヤ30の回転が、所定
回転数a(例えば50rpm)低下すると、該回転変化
が第2の回転センサA2により検知されて、2ndブレ
ーキB2が作動開始と判断されて2ndブレーキB2の
単独制御が行われる。そして、該ブレーキB2の作動開
始して所定時間経過した状態で、副変速ユニット16で
は、O/DブレーキB0の解放が開始される。そして、
O/Dサンギヤ23の回転状態(NC0)は第1の回転
センサA1がフランジ部材65のセンサ溝65aを検知
することによって監視されており、O/DブレーキB0
の解放が開始されると、該ブレーキB0が徐々に滑り始
め、これにより、O/Dサンギヤ23が停止状態からの
所定回転速度a(例えば50rpm)になると、第2の
回転センサA2がその回転変化を検知して、O/Dブレ
ーキB0が作動開始と判断されてブレーキB0の制御が
行われる。なお、前記各々の所定回転速度a、例えば5
0rpmはO/Dサンギヤ23及び30の個々の回転変
化を正確かつ確実に判断し得る回転検出精度であり、ま
たこの値は経験値から見出されたもので、変速開始の判
断基準となっている。上述した回転センサA1,A2か
らの回転速度信号に基づき、2ndブレーキB2のブレ
ーキ作動状態が適宜制御されると共に、O/Dブレーキ
B0の解放状態が適宜制御され、ひきずりがなくかつシ
フトショックが生じないように、両ブレーキB2及びB
0が適正時に係止しかつ解放される。そして、O/Dブ
レーキB0の解放が終了され、その後2ndブレーキB
2の係合が終了すると、副変速ユニット16はO/Dか
ら直結へダウンシフトされ、入力軸15の回転がそのま
ま主変速ユニット21の入力軸26に伝達される。また
、主変速ユニット21は、入力軸26の回転がフォワー
ドクラッチC1を介してフロントギヤユニット19のリ
ングギヤ31に伝わり、プラネタリピニオン28を介し
てサンギヤ30に左方向の回転力を付与するが、該サン
ギヤ30は2ndブレーキB2の係合に伴うワンウェイ
クラッチF1にて該方向の回転が阻止され、従ってプラ
ネタリピニオン28は自転しながら公転し、フロントギ
ヤユニット19のみを経由して2速回転が出力軸27に
伝達される。これにより、副変速ユニット16の直結状
態と主変速ユニット21の2速状態とが相俟って、変速
機1全体として2速から3速へとシフトアップされる。
【0026】この際、O/Dサンギヤ23の回転は、停
止状態から回転開始状態にあってその回転速度は低いが
、第1の回転センサA1は、32個からなる多数のセン
サ溝65aを検知するので、その回転速度が低いにも拘
らず、正確かつ確実に該低速回転a(例えば50rpm
)の回転変化を検知して、O/DブレーキB0の制御開
始時期を正確に判断し得ると共に、その後の回転変化も
正確に検知し得る。従って、副変速ユニット16及び主
変速ユニット21でつかみ換えが行われるときに、O/
DブレーキB0を引きずることがなくなり、変速機全体
で変速ショックを低減出来る。なお、主変速ユニット2
1におけるサンギヤ30の回転は所定高速回転から減速
するので、第2の回転センサA2は比較的少ないセンサ
孔(16個)でも該高速回転における回転変化を検知し
得る。
【0027】また、3→2変速では副変速ユニット16
を直結からO/D状態へアップシフトし、また主変速ユ
ニット21を2速から1速状態へダウンシフトする。即
ち、副変速ユニット16では係合していたO/Dクラッ
チC0を解放し、O/DブレーキB0を係合すると、O
/Dサンギヤ23は係止される。この際、まずO/Dク
ラッチC0がワンウェイクラッチF0の作動の基で解放
し、そしてエンジンブレーキ作用時にタイヤからのイナ
ーシャを出力軸27に受ける状況(イナーシャ相以前)
においてO/DブレーキB0が係止する。この状態では
、副変速ユニット16がオーバドライブ状態となり、主
変速ユニット21は、2ndブレーキB2が係合状態に
あるが、出力軸27からの回転を受けてワンウェイクラ
ッチF2がオーバラン状態にある。そして、ついで該イ
ナーシャ相状態において2ndブレーキB2が係止され
、それ以降(イナーシャ相以後)は、該2ndブレーキ
B2の解放により主変速ユニット21は2速状態となる
。これにより、副変速ユニット16は先に述べたO/D
状態にあり、また主変速ユニット21も先に述べた1速
状態にあり、これら両変速ユニット16,21が相俟っ
て変速機1全体として3速から2速へとシフトダウンさ
れる。
【0028】また、Dレンジ又は3レンジにおける3速
時は、O/DクラッチC0、ワンウェイクラッチF0、
フォワードクラッチC1、ワンウェイクラッチF1及び
2ndブレーキB2が係合し、他は解放状態にある。従
って、副変速ユニット16は先に述べた直結状態にあり
、入力軸15の回転がそのまま主変速ユニット21の入
力軸26に伝達され、また、主変速ユニット21は、先
に述べた2速状態にある。これにより、副変速ユニット
16の直結状態と主変速ユニット21の2速状態とが相
俟って、変速機1全体として3速が得られる。
【0029】また、Dレンジにおける4速時は、O/D
クラッチC0、ワンウェイクラッチF0、フォワードク
ラッチC1、ダイレクトクラッチC2及び2ndブレー
キB2が係合し、他は解放状態にある。従って、副変速
ユニット16は先に述べた直結状態にあり、また主変速
ユニット21は、クラッチC1,C2の係合によりフロ
ントプラネタリギヤユニット19が一体になって、入力
軸26の回転はそのまま出力軸27に伝達される。これ
により、副変速ユニット16の直結及び主変速ユニット
21の3速が相俟って、変速機1全体として入力軸15
と出力軸27が一体に回転する4速が得られる。
【0030】また、Dレンジにおける5速時は、O/D
ブレーキB0、フォワードクラッチC1、ダイレクトク
ラッチC2及び2ndブレーキB2が係合し、他は解放
状態にある。従って、副変速ユニット16は先に述べた
O/D状態にあり、また主変速ユニット21も先に述べ
た3速状態にあり、これら両変速ユニット16,21が
相俟って変速機1全体として5速が得られる。
【0031】また、Rレンジ時は、O/DクラッチC0
、ワンウェイクラッチF0、ダイレクトクラッチC2及
び1st&RevブレーキB3を係合し、他は解放状態
にある。従って、副変速ユニット16は直結状態にあり
、また主変速ユニット21は、入力軸26の回転がダイ
レクトクラッチC2により直接サンギヤ30に伝達され
、かつ1st&RevブレーキB3によりプラネタリピ
ニオン32の公転がロックされているので、サンギヤ3
0の回転はプラネタリピニオン32の自転を介してリン
グギヤ35に逆回転として伝達され、出力軸27を逆転
する。
【0032】また、上述実施例は、副変速ユニット16
が前段にあり、主変速ユニット21が後段にある。後輪
駆動用の縦置き型自動変速機について説明したが、主変
速ユニットが前段にあり、副変速ユニットが後段にある
、前輪駆動用の横置き型自動変速機にも同様に適用でき
ることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
第1のフランジ部材の被検知部の数を第2のフランジ部
材の被検知部の数より多く設定したので、第1の所定回
転要素の回転開始時による低い回転速度に拘らず、正確
に回転速度を検知でき、所定摩擦係合要素による引きづ
りトルクの発生を減少すると共に、シフトショックの発
生を減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動変速機の主要部を示す側面断
面図。
【図2】同自動変速機の主変速ユニット部分を示す側面
断面図。
【図3】フランジ部材の正面図。
【図4】その側面断面図。
【図5】連結片周囲の背面図。
【図6】その側面断面図。
【図7】本発明に係る自動変速機の全体を示す側面断面
図。
【図8】同自動変速機の作動を示す図。
【図9】各ポジションにおける各機器の作動状態を示す
図。
【図10】シフト時におけるエンジン回転数及び所定回
転要素の回転数を示す図。
【符号の説明】
16        副変速ユニット 17,19,20      プラネタリギヤユニット
21        主変速ユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  それぞれのプラネタリギヤユニットか
    らなる副変速ユニット及び主変速ユニットを有し、これ
    ら各変速ユニットの一方のプラネタリギヤを構成する第
    1の所定回転要素を、所定摩擦係合要素を作動すること
    により回転を開始すると共に、他方のプラネタリギヤを
    構成する第2の所定回転要素を、所定摩擦係合要素を作
    動することにより回転を停止させて、所定変速を達成し
    てなる自動変速機において、前記第1の所定回転要素に
    第1のフランジ部材を連結し、かつ該フランジ部材に形
    成した被検知部を検知する第1の回転センサを設け、ま
    た前記第2の所定回転要素に第2のフランジ部材を連結
    し、かつ該フランジ部材に形成した被検知部を検知する
    第2の回転センサを設け、前記第1の回転センサが検知
    する被検知部の数を、前記第2の回転センサが検知する
    被検知部の数より多く設定してなる、ことを特徴とする
    自動変速機における回転センサ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008038939A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Mazda Motor Corp 自動変速機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01216150A (ja) * 1988-02-20 1989-08-30 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機における回転センサ取付構造

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