JPH04269886A - 半導体レーザの製造方法 - Google Patents

半導体レーザの製造方法

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JPH04269886A
JPH04269886A JP3105091A JP3105091A JPH04269886A JP H04269886 A JPH04269886 A JP H04269886A JP 3105091 A JP3105091 A JP 3105091A JP 3105091 A JP3105091 A JP 3105091A JP H04269886 A JPH04269886 A JP H04269886A
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JP
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buried
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JP3105091A
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Minoru Watanabe
実 渡邊
Masasue Okajima
岡島 正季
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/10Construction or shape of the optical resonator, e.g. extended or external cavity, coupled cavities, bent-guide, varying width, thickness or composition of the active region
    • H01S5/16Window-type lasers, i.e. with a region of non-absorbing material between the active region and the reflecting surface
    • H01S5/162Window-type lasers, i.e. with a region of non-absorbing material between the active region and the reflecting surface with window regions made by diffusion or disordening of the active layer
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/30Structure or shape of the active region; Materials used for the active region
    • H01S5/32Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising PN junctions, e.g. hetero- or double- heterostructures
    • H01S5/323Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising PN junctions, e.g. hetero- or double- heterostructures in AIIIBV compounds, e.g. AlGaAs-laser, InP-based laser
    • H01S5/32308Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising PN junctions, e.g. hetero- or double- heterostructures in AIIIBV compounds, e.g. AlGaAs-laser, InP-based laser emitting light at a wavelength less than 900 nm
    • H01S5/32325Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising PN junctions, e.g. hetero- or double- heterostructures in AIIIBV compounds, e.g. AlGaAs-laser, InP-based laser emitting light at a wavelength less than 900 nm red laser based on InGaP

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光情報処理や光計測等
の光源として用いられる半導体レーザに係わり、特にI
nGaAlP系材料を用いた半導体レーザの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、0.6μm帯に発振波長を持つI
nGaAlP系材料を用いた赤色半導体レーザが製品化
され、高密度光ディスク装置,レーザビームプリンタ用
光源,バーコードリーダ及び光計測等の光源として期待
されている。このような用途には、レーザビームを微小
スポットに絞り込む必要があり、安定した横モード発振
とレーザビームの非点格差が小さいことが重要である。
【0003】上記特性を実現するためには、屈折率導波
型の横モード制御型半導体レーザであることが必要であ
る。また、活性層を量子井戸(QW)構造とすることは
、半導体レーザの低しきい値化及び短波長化に有効であ
る。従って、横モード制御型の量子井戸レーザであるこ
とが強く望まれる。
【0004】この種の半導体レーザとして、活性層をそ
れよりもバンドギャップの大きく、屈折率の小さい層で
埋込んだ埋込み型半導体レーザがある。このレーザを製
造するは、まず図8(a)に示したように、化合物半導
体基板80上に活性層83が多重量子井戸(MQW)の
ダブルヘテロ構造部を形成した後に、SiO2 膜86
をストライプ状に形成する。ここで、活性層83とクラ
ッド層81,85との間には、光ガイド層82,84を
それぞれ挿入する。
【0005】次いで、図8(b)に示すように、SiO
2 膜86でマスクされたところを残して、活性層83
のMQW構造中にZnを拡散させて混晶化層89を形成
する。この混晶化層89は、活性層83よりもバンドギ
ャップが大きく、屈折率が小さい。従って、SiO2 
膜86の下部のストライプ状の活性層83は、その両側
面を混晶化層89で埋込まれ、これにより屈折率導波型
の埋込み型半導体レーザが形成される。
【0006】しかしながら、この種の方法にあっては次
のような問題があった。即ち、Zn拡散により形成した
混晶化層には、Znが大量に含まれているので、混晶化
層のキャリア濃度が1019cm−3程度と非常に高い
。このため、混晶化層にも電流がかなり流れ込み、スト
ライプ状に埋込まれた活性層に効率良く電流を注入する
のが難しい。また、Zn拡散による混晶化層をレーザ端
面の窓に用いて窓構造レーザを作成すると、窓部にも電
流が流れてしまう。このため、従来方法では非注入型の
窓構造レーザを作成することができない。
【0007】従って、このような理由から、従来の不純
物拡散を利用して作成した埋込み型の半導体レーザでは
、埋込み層である混晶化層に流れる電流が大きくて、素
子の発振しきい値が高かった。また、窓構造レーザを作
成した場合には、窓部に電流が流れ込むために動作電流
が大きくなり、高出力動作は困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、不純
物拡散により混晶化層を形成する方法では、混晶化層の
キャリア濃度が高くなり、この混晶化層を埋込み層や窓
構造として用いたレーザの特性を悪化させるという問題
があった。
【0009】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、その目的とするところは、キャリア濃度の低い混晶
化層を形成することができ、発振しきい値の低減化や出
力の増大等に寄与し得る半導体レーザの製造方法を提供
することにある。 [発明の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、埋込み
型半導体レーザの埋込み層及び窓構造半導体レーザの窓
部に、不純物拡散により混晶化した混晶化層を用いるの
ではなく、熱処理により活性層を混晶化した混晶化層を
用いることにある。
【0011】即ち本発明は、埋込み型や窓構造の半導体
レーザの製造方法において、化合物半導体基板上に、活
性層をクラッド層で挟んだダブルヘテロ構造部を形成し
たのち、このダブルヘテロ構造部の上に一部開口を有す
る誘電体膜を形成し、次いで基板に熱処理を施して、活
性層のうちの誘電体膜の直下の部分を混晶化し、これに
より活性層を、該活性層よりも屈折率が低くバンドギャ
ップが大きい混晶化層で埋込んで屈折率導波構造を形成
するようにした方法である。
【0012】ここで、誘電体膜の開口をストライプ状と
すれば、活性層がストライプ状に形成され、その両側面
が混晶化層で埋込まれた埋込み型半導体レーザで得られ
る。また、レーザの導波方向と直交する方向に誘電体膜
をストライプ状に形成し、熱処理後にストライプ方向に
沿ってへき開すれば、共振器端面が混晶化層で埋込まれ
た窓構造の半導体レーザが得られる。さらに、誘電体膜
の開口を短冊状とすれば、短冊状の活性層の両側面及び
両端面が混晶化層で埋込まれた窓構造埋込み型半導体レ
ーザが得られる。また、本発明の望ましい実施態様とし
ては、次のものがあげられる。 (1) 活性層を、単一若しくは多重量子井戸構造に形
成すること。これに加え、量子井戸活性層を光ガイド層
で挟むこと。 (2) 誘電体膜として、SiO2 又はSi3 N4
 を用いること。
【0013】(3) 熱処理の手法として、750〜9
50℃で1時間以上アニールすること、又15秒程度の
ラピッドサーマルアニールを1回以上行うこと。さらに
、熱処理の雰囲気として、結晶成長中の雰囲気、例えば
H2 雰囲気を用いること。 (4) 化合物半導体材料にInGaAlPを用いるこ
と。 (5) 結晶成長法として、有機金属気相成長法を用い
ること。 (6) 化合物半導体基板の表面が(100)面から〈
011〉方向の内の一方向にに向かって5°〜40°の
範囲で傾いた面であること。
【0014】
【作用】活性層が単一若しくは多重量子井戸である量子
井戸構造を含む構造を形成した後に、この上にSiO2
 膜を選択的に形成し、その後900℃程度の温度で1
時間ほどアニールを行うと、活性層や量子井戸構造は薄
膜層であるので、SiO2膜の直下の層をそれに隣接す
る層と簡単に混晶化させることができるのが知られてい
る(1990秋季,第51回応用物理学会学術講演会 
 講演予稿集  p1100 26p−ZL−1)。こ
の現象のメカニズムは明らかではないが、薄膜層では上
部にSiO2膜が存在すると原子配列の乱れが生じ、S
iO2 膜が存在しないと原子配列の乱れは生じないか
らであると考えられる。
【0015】本発明においては、まず化合物半導体基板
上にバルク活性層をクラッド層で挟んだダブルヘテロ構
造或いは活性層が単一若しくは多重量子井戸である量子
井戸構造を含む構造を形成した後に、埋込み層或いは窓
部を形成したい部分の上部に来るように誘電膜、例えば
SiO2 を形成する。その後熱、処理により、例えば
900℃程度の温度で1時間ほどアニールを行うと、活
性層や量子井戸構造は薄膜層であるので、SiO2 膜
の直下のこれらの層をその隣接する層と簡単に混晶化さ
せることができる。
【0016】ここで、バルク或いは量子井戸構造の活性
層で混晶化した部分は、誘電体膜が上部に存在しない混
晶化していない部分に比べて、バンドギャップは大きく
、屈折率は小さくなる。従って、誘電体膜のパターニン
グにより、例えばストライプ状の開口部を有するように
形成すれば、この混晶化した層を埋込み層として活性層
をストライプ状に埋込んで屈折率導波型の埋込み型半導
体レーザを作成することができる。また、レーザの導波
路方向と直交するようにストライプ状に誘電体膜を形成
しておいて、熱処理後この誘電体膜の上からストライプ
方向に沿ってへき開すれば、この部分をレーザ端面の窓
部として、窓構造の半導体レーザを作成することができ
る。さらに、誘電体膜を短冊状の開口部を有するように
形成すれば、窓構造の埋込み型半導体レーザを作成する
ことができる。
【0017】このようにして得られた、埋込み層或いは
窓部は、不純物拡散により混晶化した従来方法と比べて
、不純物を用いていないので膜中のキャリア濃度が低い
。この結果、従来に比べて、埋込み層或いは窓部に流れ
込む電流を大幅に減少させることができる。従って本発
明によれば、埋込み型半導体レーザに関しては、動作電
流の減少によって動作中の発熱を防ぐことができ、温度
特性が大幅に向上できる。また、窓構造の半導体レーザ
に関しては、窓部に流れ込む電流が減少するために、高
い光出力動作時の動作電流を大幅に抑えることができ、
従来よりもさらに高い光出力での動作が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示の実施例によって
説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施例に係わる半
導体レーザの製造工程を示す断面図である。まず、図1
(a)に示すように、n−GaAs基板10上に厚さ1
μmのn−In0.5 (Ga0.3 Al0.7)0
.5 Pクラッド層11,厚さ0.1μmのIn0.5
 (Ga0.5 Al0.5 )0.5 P光ガイド層
12,多重量子井戸(MQW)活性層13,厚さ0.1
μmのIn0.5 (Ga0.5 Al0.5 )0.
5 P光ガイド層14,厚さ0.5μmのp−In0.
5 (Ga0.3 Al0.7 )0.5 Pクラッド
層15を、例えばMOCVD法で順次成長形成する。続
いて、pクラッド層15の上に、幅2μmのストライプ
状の開口部を有する厚さ0.2μmの誘電体膜、例えば
SiO2 膜16を形成する。
【0020】ここで、MQW活性層13は、図2(a)
に示すように、厚さ8nmのIn0.5 Ga0.5 
P井戸層13aと厚さ4nmのIn0.5 (Ga0.
5 Al0.5 )0.5 Pバリア層13bとを交互
に積層してなるもので、4つの井戸層13aがバリア層
13bでそれぞれ仕切られた構造となっている。
【0021】次いで、図1(b)に示すように、SiO
2 膜16の開口部に露出したpクラッド層15上に、
厚さ0.8μmのp−In0.5 (Ga0.3 Al
0.7 )0.5 Pクラッド層17及び厚さ0.05
μmのp−In0.5 Ga0.5 P通電容易化層1
8を選択的に再成長して、リッジストライプ構造を形成
する。例えば、(100)基板の場合には、[01−1
]方向に平行にSiO2 のマスクがストライプ状に形
成されていれば、このリッジは順メサ構造となる。
【0022】このとき、MQW活性層13はクラッド層
17の再成長中にアニールされることになり、さらにM
QW活性層13は薄膜構造であるので、図2(b)にも
示すようにSiO2 膜16の直下のMQW活性層13
は混晶化して混晶化層19となる。これにより、混晶化
層19はリッジストライプ構造直下のMQW活性層13
よりもバンドギャップが大きく、屈折率が小さくなって
、MQWの埋込み構造が形成される。
【0023】なお、混晶化層19の混晶化が不十分であ
れば、pクラッド層17の再成長後若しくは前に、例え
ばH2 雰囲気中、850〜950℃で1時間アニール
、又は15秒程度のラピッドサーマルアニール(RTA
)を1回以上行う。これにより確実に混晶化を進めるこ
とができる。
【0024】最後に、図1(c)に示すように、SiO
2 膜16をエッチングにより除去した後、厚さ3μm
のp−GaAsコンタクト層20を成長形成し、p側電
極21としてAuZn/Auを、n側電極22としてA
uGe/Auを形成することにより、屈折率導波構造の
埋込み型半導体レーザが完成する。
【0025】かくして作成された半導体レーザにおいて
は、pクラッド層15とコンタクト層20との間に高い
ヘテロバリアがあるため、これが電流狭窄として作用す
る。また、pクラッド層17とコンタクト層20との間
には通電容易化層18があるために、pクラッド層17
とコンタクト層20間のヘテロ障壁は実効的に低くなり
、この部分は電流が流れ易くなる。従って、電流はスト
ライプ状に埋込まれたMQW活性層13に効率良く注入
される。混晶化層19は埋込まれたMQW活性層13に
比べてバンドギャップが大きく、しかも屈折率が小さい
ので、埋込み型の屈折率導波構造が形成され、安定した
横モード発振をする。なお井戸層13aの厚さは、6〜
9nmで最も高い利得が得られ、従って低しきい値動作
が可能となり有利である。
【0026】このように本実施例方法では、量子井戸活
性層13を埋込むための混晶化層19を、不純物の拡散
ではなく熱処理により形成しているので、混晶化層19
のキャリア濃度を低くすることができ、混晶化層19に
流れ込む電流を大幅に減少させることができる。従って
、発振しきい値の低減と共に、動作電流の減少により動
作中の発熱を防ぐことができる。即ち、従来よりも温度
特性の非常に良好な、しかも従来よりも高い光出力まで
動作できる埋込み型半導体レーザを実現することができ
る。
【0027】図3は、本発明の第2の実施例に係わる半
導体レーザの概略構造を示す断面図である。なお、図1
と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省
略する。
【0028】この実施例が先に説明した第1の実施例と
異なる点は、活性層13のMQW構造及び光ガイド層1
2,14の代わりに、活性層を厚さ0.03μmのIn
0.5 Ga0.5 P層33としたダブルヘテロ構造
の場合の例である。作成手順は、第1の実施例と同様で
ある。活性層33の厚さが0.03μm以下と薄い場合
には、QW構造の場合と同様に混晶化効果が容易に得ら
れる。そして、ここで得られた埋込み型DHレーザは、
第1の実施例と同じような原理で動作する。
【0029】図4は、本発明の第3の実施例に係わる半
導体レーザの概略構造を示す断面図である。なお、図1
と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省
略する。
【0030】この実施例では、第1の実施例と同様に図
1(b)の状態まで形成した後に、SiO2 膜16を
除去することなく、連続してコンタクト層20をpクラ
ッド層17及び通電容易化層18上に成長形成する。最
後に、p側電極41としてTi/Pt/Auを、n側電
極22として第1の実施例と同様にAuGe/Auを形
成した。本実施例レーザも、基本的には第1の実施例と
動作原理は同じであるが、このレーザ構造ではSiO2
 膜16が直接電流狭窄を行っている。この場合、第1
の実施例に比して結晶成長及びプロセスの回数を減らす
ことができるので、生産性が高くなる。
【0031】なお、図4の構成において、MQW活性層
13及び光ガイド層12,14の代わりに、第2の実施
例と同様にInGaP活性層を用いたダブルヘテロ構造
としてもよい。
【0032】図5は、本発明の第4の実施例に係わる半
導体レーザの製造工程を示す断面図である。なお、図1
と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省
略する。
【0033】この実施例では、図5(a)に示すように
、n−GaAs基板10上に、厚さ1μmのn−In0
.5 (Ga0.3 Al0.7 )0.5 Pクラッ
ド層11,厚さ0.1μmのIn0.5 (Ga0.5
 Al0.5 )0.5 P光ガイド層12,多重量子
井戸(MQW)活性層13,厚さ0.1μmのIn0.
5 (Ga0.5 Al0.5 )0.5 P光ガイド
層14,厚さ1μmのp−In0.5 (Ga0.3 
Al0.7 )0.5 Pクラッド層15,厚さ0.0
5μmのp−In0.5 Ga0.5 P通電容易化層
18及びp−GaAsコンタクト層20を、例えばMO
CVD法で順次成長形成する。その後、コンタクト層2
0上に、幅2μmのストライプ状の開口を有する厚さ0
.2μmのSiO2 膜16を形成する。
【0034】次いで、第1の実施例と同様にH2 雰囲
気中、850〜950℃で1時間アニール、若しくは1
5秒程度のラピッドサーマルアニール(RTA)を1回
以上行うことにより、図5(b)に示すように、SiO
2 膜16の直下のMQW活性層13を混晶化する。続
いて、p側電極41としてTi/Pt/Auを、n側電
極22としてAuGe/Auを形成した。
【0035】本実施例では、SiO2 膜16が電流阻
止層となり、ストライプ状の活性層13のみに電流を注
入することができる。また、混晶化層19は埋込まれた
活性層13に比べてバンドギャップが大きく屈折率が小
さいので、埋込み型の屈折率導波構造が形成され、安定
した横モード発振をする。従って、第1の実施例と同様
に発振しきい値の低減及び温度特性の向上をはかること
ができる。また、本実施例では1回の結晶成長で全ての
半導体層を形成できるので、製造工程の簡略化をはかり
得るという利点がある。
【0036】図6は、本発明の第5の実施例に係わる半
導体レーザの製造工程を示す断面図である。なお、図1
と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省
略する。
【0037】この実施例では、図6(a)に示すように
、第4の実施例と同様に通電容易化層18まで形成した
後に、厚さ1.5μmのn−GaAs電流狭窄層61を
成長し、その上に幅2μmのストライプ状の開口を有す
る厚さ0.2μmのSiO2膜16を形成する。その後
、第4の実施例と同様にして、SiO2 膜16の直下
のMQW活性層13を混晶化し、MQW構造を混晶化層
19で埋め込む。
【0038】次いで、図6(b)に示すように、SiO
2 膜16を除去した後、電流狭窄層61を埋込むよう
に厚さ3μmのp−GaAsコンタクト層20を成長し
、最後にp側電極21としてAuZn/Auを、n側電
極22としてAuGe/Auを形成した。ここで得られ
た埋込み型MQWレーザは、第4の実施例で得られたも
のと同じ動作原理で発振し、しかも電極形成が容易であ
る。
【0039】図7は、本発明の第6の実施例に係わる半
導体レーザの製造工程を説明するためのもので、(a)
は斜視図、(b)(d)は(a)の矢視A−A′断面図
、(c)(e)は(a)の矢視B−B′断面図である。 この実施例は、第5の実施例の手法を窓構造の形成と埋
込み構造の形成の両方に用いたものである。
【0040】第5の実施例と同様にして、図7(a)に
示すように、厚さ1.5μmのn−GaAs電流狭窄層
61まで形成した後に、例えばストライプ幅2μm,ス
トライプの長さが400μmの短冊状の開口部を有する
厚さ0.2μmのSiO2 マスク16を形成する。次
いで、図7(b)(c)に示すように、SiO2 膜1
6の直下のMQW活性層13を混晶化して、MQWの埋
込み構造と同時に窓構造を形成する。
【0041】次いで、図7(d)(e)に示すように、
SiO2 膜16をマスクに電流狭窄層61を、通電容
易化層18が露出するまでエッチングすることにより、
電流狭窄構造を形成する。続いて、SiO2 膜16を
除去した後に、厚さ3μmのp−GaAsコンタクト層
20を成長し、p側電極21としてAuZn/Auを、
n側電極22としてAuGe/Auを形成した。
【0042】ここで得られた窓構造の埋込み型MQWレ
ーザは第5の実施例と同様な動作原理で発振する。しか
も、不純物拡散ではなく熱処理による混晶化層19を用
いているので、非注入型の窓構造を実現することができ
、端面破壊が生じ難く高出力動作が可能となる。
【0043】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではない。例えば、第1〜第5の実施例におい
ても、第6の実施例と同様にして、窓構造と埋込み構造
の同時形成を行うことが可能である。このときも、第6
の実施例と同じ動作原理で発振する非注入型の窓構造の
埋込み型MQWレーザを得ることができる。
【0044】また、活性層はMQW構造に限るものでは
なく、活性層が0.03μm以下と薄い場合には、通常
の活性層がバルクのダブルヘテロ構造レーザにも適用可
能である。また、実施例では、InGaAlP系の半導
体レーザを中心に述べたが、他の材料系でも適用可能で
ある。さらに、誘電体膜としてはSiO2 に限らず、
Si3 N4 膜を用いることも可能である。その他、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施す
ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、埋
込み型半導体レーザの埋込み層及び窓構造半導体レーザ
の窓部に、不純物拡散により混晶化した混晶化層を用い
るのではなく、熱処理により活性層を混晶化して混晶化
層を形成することより、キャリア濃度の低い混晶化層を
形成することができ、発振しきい値の低減化や出力の増
大等に寄与し得る半導体レーザを製造することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる半導体レーザの
製造工程を示す断面図。
【図2】図1の要部構成を拡大して示す断面図。
【図3】本発明の第2の実施例の概略構造を示す断面図
【図4】本発明の第3の実施例の概略構造を示す断面図
【図5】本発明の第4の実施例を説明するための工程断
面図。
【図6】本発明の第5の実施例を説明するための工程断
面図。
【図7】本発明の第6の実施例を説明するための斜視図
及び断面図。
【図8】従来の半導体レーザ製造方法を説明するための
工程断面図。
【符号の説明】
10…n−GaAs基板(化合物半導体基板)、11…
n−In0.5 (Ga0.3 Al0.7 )0.5
 Pクラッド層、 12…In0.5 (Ga0.5 Al0.5 )0.
5 P光ガイド層、 13…多重量子井戸(MQW)活性層、13a…In0
.5 Ga0.5 P井戸層、13b…In0.5 (
Ga0.5 Al0.5 )0.5 Pバリア層14…
In0.5 (Ga0.5 Al0.5 )0.5 P
光ガイド層、 15…p−In0.5 (Ga0.3 Al0.7 )
0.5 Pクラッド層、 16…SiO2 膜(誘電体膜)、 17…p−In0.5 (Ga0.3 Al0.7 )
0.5 Pクラッド層、 18…p−In0.5 Ga0.5 P通電容易化層、
19…混晶化層、 20…p−GaAsコンタクト層、 21,41…p側電極、 22…n側電極、 33…In0.5 Ga0.5 P活性層、61…n−
GaAs電流狭窄層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化合物半導体基板上に活性層をクラッド層
    で挟んだダブルヘテロ構造部を形成する工程と、前記ダ
    ブルヘテロ構造部の上に一部開口を有する誘電体膜を形
    成する工程と、次いで前記基板に熱処理を施して、前記
    活性層のうちの前記誘電体膜の直下の部分を混晶化する
    工程とを含むことを特徴とする半導体レーザの製造方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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