JPH0426606Y2 - - Google Patents

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JPH0426606Y2
JPH0426606Y2 JP539886U JP539886U JPH0426606Y2 JP H0426606 Y2 JPH0426606 Y2 JP H0426606Y2 JP 539886 U JP539886 U JP 539886U JP 539886 U JP539886 U JP 539886U JP H0426606 Y2 JPH0426606 Y2 JP H0426606Y2
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latch pawl
latch
pawl
biasing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子レンジ等の電気製品やキヤビネ
ツト等の什器類におけるラツチ装置において、回
動自在に枢着されたラツチ爪を係合状態に保持す
るための装置に関するものである。
〔従来の技術〕
電子レンジ等の電気製品とかキヤビネツト等の
什器のように、本体に扉や抽斗等の可動体を取付
たものにおいては、その扉等の可動体を本体に係
止するためにラツチ装置が設けられているのは周
知の通りで、例えば電子レンジにおける扉のラツ
チ装置は、従来は第9〜10図で示すように構成
されている。
すなわち、扉1の自由端寄り部位の中空部内
に、該扉1のフレーム2に切起し形成した支持片
2aを介してラツチ爪3を上下回動自在にピン4
枢着し、該ラツチ爪3の基端部を前記支持片2a
に横向き突設したストツパー7に接当させて、当
該ラツチ爪を水平状態からの下向き回動が不能と
なるようにすると共に、ラツチ爪3とフレーム2
との間には当該ラツチ爪3を下向きに付勢する引
張りばね5を装架することにより、ラツチ爪3の
係合状態を保持できるようにする一方、ラツチ爪
3の先端部と前記係合部とのうち何れか一方又は
両方に傾斜案内面を形成して、ラツチ爪3がばね
5力に抗して逃げ回動できるようにすることによ
り、扉1の閉じ回動に伴つてラツチ爪3がけりこ
み係合するように構成している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このようにラツチ爪3を係合状態に保
持する手段としてコイルばね5を利用すると、コ
イルばね5の一端はラツチ爪から離れた部位に係
止することになるため、コイルばねの装架に可成
りのスペースを要してラツチ装置をコンパクト化
できないと共に、ラツチ爪とフレーム2等とには
コイルばね5の係止手段を別途形成せねばならな
いから、部材の形状が複雑化してその加工にも手
間が掛り、更に、ラツチ装置の組立に際してはコ
イルばねの両端を一々手作業で係止せねばならな
いため、組立能率を向上できないのであつた。
また、前記部材の加工や組立に手間が掛かるこ
とに加えて、コイルばね自体が可成り高価である
ことから、ラツチ装置のコストダウンが困難であ
る問題や、伸縮時の振動によるばね鳴りのためラ
ツチ爪の係脱の度に異音を発する等の問題もあつ
た。
本考案は、ラツチ爪の付勢手段としてコイルば
ねに代えて板ばね等の弾性板を利用することによ
り、上記諸問題の解消を図つたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本考案では、扉等の可動体と該可動体
が取付く本体とのうち何れか一方には係合部を、
他方には回動自在に枢着されたラツチ爪をそれぞ
れ設け、前記ラツチ爪を係合部に対してけりこみ
係合自在に構成して成るラツチ装置において、前
記ラツチ爪の枢着部と当該ラツチ爪が取付く可動
体又は本体との間に、弾性板を略コ字状に折曲げ
て形成した付勢体を配設し、該付勢体における両
突出片先端部にてラツチ爪の枢着部外周面を挟持
すると共に、当該付勢体における平板状背面部を
ラツチ爪が取付く前記可動体又は本体に対して密
着させた構成にしたものである。
〔考案の作用・効果〕
この構成において、付勢体はその両突出片でラ
ツチ爪を挟持することにより脱落不能に保持され
る一方、付勢体の平板状背面部が扉や本体等に対
して密着しているから、ラツチ爪を係合解除方向
へ回動させるには両突出片を弾性変形させねばな
らず、ラツチ爪の係合解除方向への回動に対して
は両突出片が弾性的に抵抗することになり、従つ
て、ラツチ爪は係合状態が保持されることにな
る。
このように本考案においては、ラツチ爪を係合
姿勢に保持するための付勢体は、ラツチ爪基端部
と該ラツチ爪が取付く扉や本体等との間に配設す
るもので、ラツチ爪の外部に大きくはみ出ること
はないからラツチ装置をコンパクト化できると共
に、付勢体は自身の弾性力によつて脱落不能に装
着でき、係止手段を別途設けることを要しないか
ら、構造の簡素化と部材加工の手間軽減及び組立
作業のスピードアツプとを図ることができるので
ある。また、付勢体は、ばね鋼等の弾性体を略コ
状に屈曲形成することで安価に製造できるから、
ラツチ装置の製造コストを低減できると共に、弾
性板の撓み変形による弾性力を利用して付勢する
もので、弾性変形に際して音が発生することはな
いから、ラツチ爪の係脱に伴うばね鳴り音を確実
に防止できる効果も有する。
〔実施例〕
次に、本考案を電子レンジの扉のラツチ装置に
適用した場合の実施例を図面(第1図〜第8図)
について説明すると、図において10は、一側を
電子レンジ本体11に水平回動自在に枢着した扉
で、該扉10は方形に形成した断面L字状フレー
ム12を芯にして中空状に形成されている。
13,13は、前記扉10の自由端寄りの中空
部内に配設したラツチ装置で、該各ラツチ装置1
3は、係合部14aを扉10の内面から後向き突
出させたラツチ爪14と、該ラツチ爪14の基端
部に取付く付勢体15とで構成されている。この
うち前記ラツチ爪14は、その基端部14bを、
前記フレーム12の側板12aと、フレーム12
の基板12bに切起し形成した支持片12cとを
介して上下回動自在にピン16枢着すると共に、
前記支持片12cに水平突設したストツパー17
に基端部外面を接当させることにより、水平状態
から上方にのみ回動できるようにしている。この
場合、ピン16の頭をフレームの側板12aと扉
カバーの側板10aとの間に位置させることによ
り、当該ピン16を抜け不能としている。
一方、前記付勢体15は、ばね鋼等の弾性板を
略コ字状に折曲げることによつて形成しており、
その上下両突出片15a,15bの先端部でラツ
チ爪14の枢着部の上下両面を挟持すると共に、
その平板状背面部15cは前記フレーム基板12
bに密着させる。この場合、上突出片15aの先
端接当部がラツチ爪14の回動軸心よりも適宜寸
法(l)だけラツチ爪14先端寄りに位置し、下
突出片15bの先端接当部がラツチ爪14の回動
軸心よりも若干基端寄りに位置するように、各突
出片15a,15bの突出寸法を設定すると共
に、ラツチ爪14の枢着部下面14bを基端方向
に向けて上傾した傾斜面に形成している。また、
ラツチ爪14の上面と下面には突起14c,14
dを設けて、ラツチ爪14の回動に際して前記各
突出片15a,15bが一定以上ずれ動かないよ
うに規制している。
また、電子レンジ本体11内部には、第6〜7
図で示すような断面L字状のプレート18を装着
し、該プレート18の前面板18aにガイド面1
9a付きの係合部19を形成している。なお、前
記プレート18には、安全スイツチ等の機能を有
するリミツトスイツチ21,22,23を配設
し、ラツチ爪14の係脱動によつて回動する作動
杆24,25,26を介して0N・OFFされるよ
う構成している。
以上の構成において、付勢体15は、その上下
突出片15a,15bでラツチ爪14枢着部を挟
持する一方、平板状背面部15cをフレーム基板
12bに対して密着させているから、ラツチ爪1
4が上向きに回動するとそれに伴つて上下両突出
片15a,15bが弾性変形し、その弾性力によ
つてラツチ爪14は元の水平状態に付勢されるこ
とになり、従つて、扉10を閉じ回動すれば、ラ
ツチ爪14は従来と同様の作用により係合部19
にけりこみ係合することになる。つまり、ラツチ
爪14の先端が係合部19のガイド面19aに接
当すると、ラツチ爪14は上記突出片15a,1
5bの弾性に抗して一旦上向きに逃げ回動し、係
止部14aがガイド面18aを過ぎると同時に上
下両屈曲片15a,15bの弾性力によつて下向
き回動させられ、その係止部14aが係合部19
に係合することになる。
なお、ラツチ爪14の係止部14aはその係止
面を前傾させることにより、一定以上の力で扉1
0を引けばラツチ爪14が一旦上向きに逃げ回動
して係合解除されるようにしている。
上記のラツチ装置13を組立てるには、先ず付
勢体15をフレーム12の側板12aと支持片1
2bとの間に嵌めて、次いでラツチ爪14を嵌挿
してピン16枢着したら良い。
以上のように、付勢体15はラツチ爪14とフ
レーム12との間に装着するもので、その装着ス
ペースを殆ど必要としないから、ラツチ装置13
をコンパクト化できると共に、付勢体15自身の
弾性力を利用して装着するもので係止手段を別途
設ける必要はないから、ラツチ装置を構成する部
材の構造の簡素化・加工の手間軽減及び組立作業
のスピードアツプを図ることができるのである。
この場合、実施例のように、上下各突出片15
a,15bの接当箇所をラツチ爪14の回動軸心
を挟んで反対側に位置させると、ラツチ爪14を
水平にした姿勢にあつても下向き回動させるモー
メントが作用するから、ラツチ爪14を係合状態
に保持する機能を一層向上できる利点があり、更
に、ラツチ爪14の基端部下面14bを傾斜させ
ると、下突出片15bの弾性力が水平方向にも作
用して背面部15cをフレーム基板12bに対し
て押圧するように作用するから、付勢体15の姿
勢保持がより確実になる利点がある。
以上の実施例は電子レンジにおける扉のラツチ
装置に適用した場合であつたが、本考案の適用範
囲はこれに限るものでなく、他の電気製品におけ
る扉のラツチ装置とか、キヤジネツト等の什器に
おける扉や抽斗のラツチ装置のように、本体に可
動体を回動自在又は摺動自在に取付けた各種機
器・什器類等において、その可動体を本体に係止
するためのラツチ装置一般に広く適用できるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図は本考案の実施例を示し、第1図は
ラツチ装置の分解斜視図、第2図は電子レンジの
斜視図、第3図は第2図の−視断面図、第4
図は第3図の−視断面図、第5図は第4図の
−視図、第6図は電子レンジ本体内部に装着
した係合部形成用プレートの正面図、第7図は第
6図の−視図、第8図は作用を示す図、第9
〜10図は従来技術を示し、第9図は電子レンジ
の部分平面図、第10図は第9図の−視断面
図である。 10……電子レンジの扉、11……電子レンジ
本体、14……ラツチ爪、14a……係合部、1
5……付勢体、15a……上突出片、15b……
下突出片、15c……平板状背面部、16……ピ
ン、19……係合部、19a……ガイド面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 扉等の可動体と該可動体が取付く本体とのう
    ち何れか一方には係合部を、他方には回動自在
    に枢着されたラツチ爪をそれぞれ設け、前記ラ
    ツチ爪を係合部に対してけりこみ係合自在に構
    成して成るラツチ装置において、前記ラツチ爪
    の枢着部と当該ラツチ爪が取付く可動体又は本
    体との間に、弾性板を略コ字状に折曲げて形成
    した付勢体を配設し、該付勢体の両突出片先端
    部にてラツチ爪の枢着部外周面を挟持すると共
    に、当該付勢体における平板状背面部をラツチ
    爪が取付く前記可動体又は本体に対して密着さ
    せたことを特徴とするラツチ装置におけるラツ
    チ爪の付勢装置。 (2) 前記付勢体における両突出片のうち一方の突
    出片先端をラツチ爪の回動軸心よりもラツチ爪
    先端寄りに位置させる一方、他方の突出片先端
    をラツチ爪の回動軸心と同一又は基端寄りに位
    置させたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のラツチ装置におけるラツチ爪
    の付勢装置。
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