JPH042645Y2 - - Google Patents

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JPH042645Y2
JPH042645Y2 JP1984036255U JP3625584U JPH042645Y2 JP H042645 Y2 JPH042645 Y2 JP H042645Y2 JP 1984036255 U JP1984036255 U JP 1984036255U JP 3625584 U JP3625584 U JP 3625584U JP H042645 Y2 JPH042645 Y2 JP H042645Y2
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electrode
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は前立腺および膀胱内の病変部を観察し
ながら高周波により切除するレゼクトスコープ装
置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
一般に、レゼクトスコープはシース内に、電極
棒ならびに光学視管を挿入して構成される。そし
て、上記電極棒の先端に設けた電極棒をシースの
先端から突没させながら病変部を焼き切るもので
ある。
ところで、この切除作業を確実かつ安全に遂行
するためには光学視管による視野がシースの先端
でけられず、また視野範囲が無駄にならないよう
にそのシースと光学視管との位置関係が定められ
る。また、その光学視管には処置対象とする部
位、たとえば前立腺や膀胱内に応じて望ましい視
野方向のものが使用される。
さらに、電極棒先端の電極部が切除時において
視野内にあることはもちろん、その電極部のルー
プ部分とシースの先端縁との間で病変部をはさみ
付けながら焼き切ることから、電極棒、シースお
よび光学視管の関係が特定される。
また、光学視管の先端部は通常金属製チツプに
より作られているため、この光学視管の先端部に
電極部が触れると、その光学視管を通じて漏電し
患者や技術者が火傷する危険も考えられるので、
この場合には電極棒の電極部と光学視管の先端部
との間に一定の距離を設けることが必要となる。
以上のような各理由によりシース、光学視管お
よび電極棒はそれぞれ対応する特定のものの組合
せが定まつており、互換性はなかつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは共通の一種類のシース
に、視野方向の異なる光学視管とこれに適合する
電極棒をそれぞれ選択して装着使用できるレゼク
トスコープ装置を提供することにある。
〔考案の概要〕
本考案は共通に使用するシースに対して、この
シースにそれぞれ適合して装着されるとともに視
野方向が異なる複数の光学視管と、この各光学視
管のそれぞれと上記シースとに適合する複数の電
極棒とを用意し、これらから使用目的に適合する
ものをそれぞれを選択して上記シースに装着して
使用するようにしたレゼクトスコープ装置であ
る。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説
明する。
第1図および第2図はそれぞれレゼクトスコー
プを示す。レゼクトスコープは共通に使用される
シース1とこのシース1にそれぞれ選択されて装
着される各種の光学視管2a,2b,2c,と電
極棒3a,3b,3cとからなり、上記光学視管
2a,2b,2cと電極棒3a,3b,3cはそ
れぞれ後述するように3種類ずつ用意されてい
る。
上記シース1は中空状のパイプからなり、この
基端にはそのパイプ内に連通する筒状体からなる
操作部4が連結固定されている。この操作部4に
は液体を注入するための送水口5が設けられてい
る。また、シース1の先端にはピーク6が取着さ
れている。このピーク6の先端はシース1の長手
軸方向に対して60°で交叉する傾斜で形成され、
この傾斜する先端縁でシース1の先端7を構成し
ている。
上記光学視管2a,2b,2cはそれぞれ挿入
部8と手元部9とからなり、その挿入部8は案内
管11に挿入して保持されるようになつている。
手元部9にはアイピース12とライトガイド接続
部13とが設けられている。
また、上記案内管11の途中部外周にはシース
1の操作部4に対して着脱自在に連結固定するシ
ース接続部材14が取付け固定されている。この
シース接続部材14はシース1の操作部4に対し
て着脱自在に取付け固定することにより上記案内
管11をシース1側に対し、定位置に固定するよ
うになつている。さらに、シース接続部材14に
は指掛け15が取り付けられている。
一方、案内管11の後端には光学視管2a,2
b,2cを定位置に位置決め固定するための固定
部材16が取付け固定されている。
また、この固定部材16と上記シース接続部材
14との間に位置して上記案内管11の外周には
電極操作用のスライダ17が前後方向へ移動自在
に嵌挿されている。つまり、このスライダ17は
シース接続部材14と固定部材16との間の範囲
で移動できるようになつている。さらに、スライ
ダ17には板部材18を介して指掛けリング19
が取り付けられている。また、スライダ17と上
記指掛け15との間には板ばね21が架け渡され
ていて、この板ばね21の復元力によりスライダ
17を後方へ付勢してそのスライダ17を固定部
材16に突き当てゝ待機させるようになつてい
る。
上記電極棒3a,3b,3cはシース接続部材
14を貫通してその先端側が上記シース1内に導
びかれている。また、電極棒3a,3b,3cの
基端はシース接続部材14を貫通するとともに、
上記スライダ17に設けた取付け孔22に差し込
まれて電極固定部材23と電極固定ねじ24によ
り着脱自在に固定されるようになつている。つま
り、第2図で示すように電極固定部材23で受け
たその電極棒3a,3b,3cの基端部を電極固
定ねじ24で締め付けることにより固定するもの
である。また、上記電極固定部材23はそのスラ
イダ17に設けた電気コードコネクタ25に対し
電気的に接続されている。電極棒3a,3b,3
cの先端部分にはループ状に形成した電極26が
設けられている。
一方、3種類用意された光学視管2a,2b,
2cは第4図A,B,Cで示すようにそれぞれの
視野方向(水中での状態を想定している。)が異
なり、また、その視野範囲はシース1の先端7に
それぞれ適合するように位置決め固定される。す
なわち、第4図Aのものは視野方向が12°であり、
第4図Bのものは視野方向が30°であり、さらに
第4図Cのものは視野方向が0°、つまり直視のも
のである。そして、いずれの視野もシース1の先
端7における縁部によつてけられることがなく、
しかも、電極26が焼き切り作用を行なう範囲
(先端7の縁部と電極26で病変部をはさみ付け
る範囲)をその視野内に入れている。また、病変
部をはさみ付ける先端7における縁部27より手
元側はその視野から外れるようにしてある。そし
て、この視野から外れた部位に電極26の先端
(作用部)が待機位置するようにしてある。
一方、別に3種類用意された電極棒3a,3
b,3cはそれぞれ上記視野範囲の異なる光学視
管2a,2b,2cのその視野範囲に個別的に適
合するとともに、第4図A,B,Cで示す待機位
置においてシース1の先端7よりも手元側に収容
されている。さらに、各電極26は同時に使用さ
れる光学視管2a,2b,2cの先端から一定の
距離、たとえば2.5mm以上離れて待機されるよう
になつている。特に、30°の視野方向をもつ光学
視管2bと共に使用する電極棒3bの電極26は
第4図Bで示すように先端7の傾斜方向に沿わせ
て傾斜させてなり、これにより狭いスペースでも
光学視管2bの先端から充分に距離がとれるよう
になつている。また、これによりこの光学視管2
bの先端を他の光学視管2a,2cより長くして
視野がけられないようにできる。つまり、この光
学視管2bの有効長は他のものより約2.8mm長く
なつている。
また、視野方向が12°および30°の光学視管2
a,2bは第4図A,Bで示すように上側に片寄
つて配置されるのに対し、第4図Cで示すように
直視の光学視管2cは下側へ片寄つて配置され
る。さらに、その光学視管2a,2b,2cの配
置状態に応じてその空隙を利用して上記各電極棒
3a,3b,3cが配置されている。
そこで、上記レゼクトスコープのシステムを用
いる場合には使用目的に応じた視野方向の光学視
管2a,2b,2cを選び、さらに、これに適合
する電極棒3a,3b,3cを選び、この選び出
した光学視管2a,2b,2cと電極棒3a,3
b,3cを共用するシース1に装着する。つま
り、第4図A,B,Cの各態様のものとなる。
そこで、上記シース1を体腔内へ挿入した上で
片方の手の親指を指掛けリング19に掛け、残る
指を指掛け15に掛けてスライダ17を前進させ
れば、電極棒3a,3b,3cも前進しその電極
26をシース1の先端7から突き出すことができ
る。そして、光学視管2a,2b,2cによる観
察下でこの先端7と電極26間に病変部を位置さ
せてスライダ17の押込みを解除すれば、板ばね
21の付勢力によつて後退し、これに伴つて上記
電極26も後退するため、上記病変部を先端7と
電極26との間に挟み込み切込むことができる。
このとき、この電極26には高周波電流が供給さ
れているため、その病変部を焼き切ることができ
るのである。
しかして、上記構成によれば、一種類のシース
1に対して視野方向の異なる各光学視管2a,2
b,2cを任意に選択して使用できるとともに、
それに適合した電極棒3a,3b,3cを装着し
て使用できる。つまり、一種類のシース1を共用
できるのである。そして、この場合、選択した各
光学視管2a,2b,2cの視野がけられること
なく、適合する。また、電極棒3a,3b,3c
の電極26もその光学視管2a,2b,2cから
一定の距離(たとえば2.5〜3.5mm)離れて設置さ
れるため、漏電を防止し、電気的安全性を確保で
きる。
なお、上記実施例では光学視管およびこれに対
応する三種類のものを用意したが、本考案はこの
場合に限らず、複数種のものでよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、共通のシ
ースを用いてこれに視野方向の異なる光学視管の
いずれかとこれに適合する電極棒を選択して使用
できるため、シースは共通の一種類のものを用意
すれば足りる。したがつて、各組合せごとに異な
るシースを用意する必要がないことから、その管
理上便利がよいとともに購入費用も軽減できる。
さらに、多数種のシースを個別に製造する必要が
ないことから製造コストの軽減も図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はその一つの組合せ状態における側断面図、第2
図は第1図中−線に沿う断面図、第3図は他
の組み合せ状態における側断面図、第4図A,
B,Cは各組み合せ状態における先端付近の側断
面図である。 1……シース、2a,2b,2c……光学視
管、3a,3b,3c……電極棒、7……シース
の先端、8……挿入部、9……手元部、14……
シース接続部材、16……固定部材、26……電
極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 共通に使用する一種類のシースと、このシース
    内に挿入される視野方向が異なる複数種の光学視
    管と、これらの光学視管にそれぞれ適合する複数
    種の電極棒とを具備し、上記電極棒は切除処置時
    に待機位置から前進し再び待機位置に戻るように
    操作が行なわれるレゼクトスコープ装置におい
    て、これらの光学視管は、視野方向に対して略垂
    直の先端端面を有し、かつ電極棒は先端に電極を
    有し、電極を含む平面は光学視管先端端面と略平
    行であり、待機位置において、上記各光学視管は
    その光学視管先端が水中において観察光学系に入
    射する光線のうち最外縁の光線がシース先端と接
    するときの光学視管先端位置を限界としてそれよ
    り前方であつてシース先端より後方に位置し、上
    記各電極棒の電極は全てシース先端より引き込ま
    れシース先端と上記各光学視管先端端面との間に
    位置するとともに光学視管先端端面と電極棒の電
    極を含む平面との面間距離が電気絶縁距離を有す
    る位置に位置し、上記共通する一種類のシース
    に、上記光学視管とこれとに適合する上記電極棒
    とを選択して着脱自在に装着して使用することを
    特徴とするレゼクトスコープ装置。
JP3625584U 1984-03-14 1984-03-14 レゼクトスコ−プ装置 Granted JPS60149616U (ja)

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JP3625584U JPS60149616U (ja) 1984-03-14 1984-03-14 レゼクトスコ−プ装置

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JPS60149616U JPS60149616U (ja) 1985-10-04
JPH042645Y2 true JPH042645Y2 (ja) 1992-01-29

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