JPH04263273A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04263273A
JPH04263273A JP3045885A JP4588591A JPH04263273A JP H04263273 A JPH04263273 A JP H04263273A JP 3045885 A JP3045885 A JP 3045885A JP 4588591 A JP4588591 A JP 4588591A JP H04263273 A JPH04263273 A JP H04263273A
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JP
Japan
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cartridge
toner
agent
drum
section
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Withdrawn
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JP3045885A
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English (en)
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Keisuke Hayashi
圭介 林
Koji Ishigaki
好司 石垣
Kazuyuki Nakahara
中原 和之
Masahito Yanagida
雅人 柳田
Fumio Kuzumi
来住 文男
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/835,579 priority patent/US5184184A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミリ
等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に広く普及している複写機等の画像
形成装置は、カーソルプロセス(電子写真プロセス)を
利用して、記録媒体(シート)上に可視画像を形成して
いる。この可視画像は、現像装置に蓄えられているトナ
ーと呼ばれる微粒子によって作られるものであるが、ト
ナーは画像形成の度に消費される消耗品である。従って
、トナーが所定量以下となった場合は、その都度トナー
を補給しなければならず、画像形成装置の保守の操作上
で最も煩わしいものであった。又、静電潜像担持体であ
る感光体は、画像形成動作の繰返しによる特性の劣化や
表面の傷の増加によって画像上の汚れを発生するように
なると交換が必要になってくる。更に、画像形成装置内
のクリーニング装置で未転写トナーを感光体上から除去
し、これを廃トナーとして装置内に設けた廃トナー収容
手段である廃トナーボトルに回収するものでは、廃トナ
ーボトルが満杯になるまでに廃トナーを廃棄する必要が
ある。従来からトナーの補給方法については様々な提案
がなされてきたが、代表的な方法としては、現像装置の
トナー補給部へトナーを直接補給する方式のもの、ある
いはトナーを収容するトナーカートリッジを現像装置の
トナー補給部に装填し、トナーカートリッジからトナー
を補給する方式等が知られている。しかしながら、これ
らの方式においては、トナーが所定量以下となった場合
、その都度操作者がトナーを補給しなければならず、利
便性や操作性が著しく悪く、又、トナーをトナー補給部
へ補給する際、及びトナー補給後の空トナーカートリッ
ジを装置外へ取り出す際に、トナーが装置内部や外部へ
飛散し、装置を汚したり、操作者の手や衣服を汚し、清
潔性、利便性、操作性が著しく悪いという不具合があっ
た。
【0003】そこで、トナー補充や感光体の交換、更に
は廃トナーの破棄という装置の保守上の操作性を向上さ
せるべく、感光体ドラムとこの周辺に配設されている廃
トナーボトルやトナー収容部等の機構を一体化してユニ
ットになし、収容トナーが消費された時点でユニットご
と交換する技術が実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この技術に
よれば、トナー消費毎のカートリッジ等を用いたトナー
の補充の手間等は無くなるが、収容しているトナーが無
くなった場合、まだ寿命を有している現像ローラ、帯電
器、クリーニングブレード等までもが捨てられてしまう
ことになる。即ち、保守上の操作性を追求するあまり、
使用可能である多くの部品をも捨ててしまうものである
。操作性は商品にとって、極めて重要なファクタではあ
るが、資源の有効活用等を考慮すると、このように、ま
だ使用できるものを捨ててしまうことは好ましいことで
はない。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、良好な操作性を実現
すると共に、部品の有効活用が可能である画像形成装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、静電潜像担持体と、該静電潜像担持体
上の静電潜像を現像する現像手段と、該静電潜像担持体
を交換する静電潜像担持体交換手段と、静電潜像担持体
収容手段と、静電潜像担持体上から未転写トナーを回収
するクリーニング手段と、該クリーニング手段で回収さ
れたトナーを収容する廃トナー収容手段と、補充用の現
像剤を収容する現像剤収容手段と、該現像剤収容手段が
装填される装填部と、該装填された現像剤収容手段を現
像剤補充部へ移送する移送手段と、該現像剤補充部で現
像剤を補充して空になった空現像剤収容手段を該現像剤
補充部から空現像剤収容手段を保管する保管手段へ移送
する移送手段とを設け、該保管手段と該廃トナー収容手
段と該静電潜像担持体収容手段とを一体化し、且つ、装
置本体に着脱自在に支持したことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】本発明は、移送手段で装填部に装填された現像
剤収容手段を現像剤補充部へ移送し、これにより、現像
剤収容手段の装填を容易にすると共に、該現像剤補充部
で現像剤を補充して空になった現像剤収容手段を、該現
像剤補充部から装置内に設けられている、保管手段へ移
送して、ここに空になった現像剤収容手段を保管し、こ
れにより、保管手段が満杯になるまでは、現像剤の補充
を単に現像剤収容手段を本体に装填するだけの操作で行
なうことが出来、空現像剤収容手段を補充の都度取り出
す手間を省いた。更に、この保管手段をクリーニング手
段で回収されたトナーを収容する廃トナー収容手段及び
使用済の静電潜像担持体を収容する静電潜像担持体収容
手段と一体化し、且つ、装置本体に着脱自在に支持し、
これにより、1回の廃棄作業で使用によって不要になっ
た空現像剤収容手段等を破棄できるものである。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例に係る画像形成装置である
デジタル複写機(以下、複写機という)について説明す
る。図1において、このデジタル複写機は原稿読取手段
である読取装置(スキャナー)10と読み取られた原稿
情報を紙に複写するための一連のプロセスを実行する複
写装置(プリンター)90とから構成される。
【0009】以下、図2を用いてこのデジタル複写機の
電装部の概略を説明する。読取装置10のハウジング内
には、読取制御回路20、読取駆動装置30、画像読取
回路40及び画像処理回路50が収容され、又、複写装
置90のハウジング内には、読み取られた原稿情報を記
憶する記憶手段である画像情報記憶装置60、複写回路
70、システム制御装置61、システム制御装置61に
キー入力を行なう操作手段である操作装置80が収容さ
れている。この情報記憶装置60は画像メモリ部62と
上記システム制御装置61とからなっている。そして、
読取制御回路20、複写回路70に含まれている書込駆
動制御回路71、操作装置80は、システム制御回路6
1と信号線L1、L2、L3で接続されており、互いに
データ伝送を行なっている。
【0010】上記読取制御回路20はシステム制御回路
61からL1を介して信号を受け、スキャナモータ31
の回転数制御、蛍光灯32のヒータコントロール、蛍光
灯32の点灯指示、原稿サイズ検知用のフィルタソレノ
イド33のコントロール及びスキャナ電源冷却ファン制
御等を行なう。上記画像読取回路40は原稿からの反射
光を80dpiのアナログ信号に変換するCCD41、
CCD41からの信号を奇数(ODD)、偶数(EVE
N)に分けて増幅する増幅器42(一画素あたりの時間
が非常に短いため、増幅器の性能から2つに分ける)、
増幅器42からのODD,EVEV信号をシリアルのア
ナログ信号に合成するスイッチング素子43、スイッチ
ング素子43からのアナログ信号を画像処理回路50か
らの蛍光灯32の明るさの変動を補正するための増幅度
指示データAGCにより増幅する可変増幅器44、可変
増幅器44からのアナログ信号をデジタル信号に変換す
るA/Dコンバータ45等を備えている。画像処理回路
50は画像読取回路40から送られてくる画像信号を処
理するために5つのゲートアレイ51乃至55、クロッ
ク発生回路56、ROM57、RAM58等を備えてい
る。ゲートアレイ51が光量検知、シェーディング補正
、タイミングコントロール、コマンドコントロール、デ
ータ編集・出力、CCDドライブクロック発生等、ゲー
トアレイ52が主走査方向の変倍、ゲートアレイ53が
中間調処理、2値化処理、原稿サイズ検知、ゲートアレ
イ54が文字・中間調分離、中抜き編集、ゲートアレイ
55がマークエリア検出を夫々担当する。画像メモリ部
62はメモリ基板とメモリコントロール基板とで構成さ
れている。システム制御回路61はシステムの全体コン
トロールと画像データの読み出し、書込の指示を行なう
。このシステム全体のコントロールにはシステムのレデ
ィ状態監視、転写紙サイズ・残量の検知、原稿読取や給
紙スタート指示、スキャナー複写モードやプリンター複
写モードの制御等が含まれ、画像データの読み出し、書
込の指示を行なうに当たってはメモリの残量の把握を行
なっている。複写回路70には画像メモリ部62からの
画像データを受信するラインドライバ回路72、ライン
ドライバ回路72からの画像データ信号を増幅するレー
ザドライバ回路73、レーザドラバ回路73によって駆
動される半導体レーザ(LD)74、読出駆動制御回路
75、書込駆動制御回路71、駆動装置76等が備えら
れている。操作装置80は各種情報を表示する表示器や
入力キーが設けられた操作パネル81と操作制御回路8
2が備えられている。
【0011】次に、概略構成を示す正面図である図1を
用いて、機構部の概略構成と動作について説明する。先
ず、読取装置10について説明する。読取装置10は原
稿を載置するコンタクトガラス306、コンタクトガラ
ス上の端縁部に設けられた原稿スケール305、コンタ
クトガラス306の全域を覆い得る原稿圧板307、コ
ンタクトガラス306の下方で原稿を照射する蛍光灯ラ
ンプ301、原稿からの反射光を反射する第1乃至第3
ミラー302,303,304、第3ミラーからの反射
光が入射するカバー309で覆われたレンズ308、レ
ンズ308の結像位置に配置されたCCD310、CC
D310が取り付けられA/Dコンバータ45を内蔵す
る画像読取板311、画像処理回路50が形成された基
板312、装置内冷却用の冷却ファン313等を備えて
いる。そして、コンタクトガラス306上に原稿がセッ
トされて操作パネル81上のコピースタートボタンがO
Nされると、蛍光灯ランプ301等の光学系をコンタク
トガラス306の下方で移動して原稿を走査し、原稿か
らの反射光をレンズ308等を介してCCD310に結
像し、原稿情報を読み取る。CCD310上に結像した
原稿像を画像処理回路50からのクロックと同期してア
ナログ信号として出力し、信号増幅、信号合成、可変増
幅した後にA/D変換コンバータ45でデジタル信号化
する。このデジタル信号を画像処理回路50で処理して
デジタル記録画像情報に変換し、複写装置90の画像情
報記憶装置60に出力する。
【0012】次に、複写装置90について説明する。図
1において、像担持体である感光体ドラム140が時計
方向に回動されている。感光体ドラム140の頂部近傍
には、転写チャージャ350が対向して設けられて転写
部を形成している。この転写部と装置上部に水平に設け
られた転写紙を収容する用紙トレイ349との間には、
搬送ガイド板383、第1中継ローラ対327及び中間
ローラ対328,329からなる搬送路が形成されてい
る。この用紙トレイ349にはピックアップコロ324
、給紙コロ325及びリバースコロ326が配置され、
給紙装置390を構成している。又、搬送路の転写部近
傍にはレジストローラ対330が設けられている。 更に、この転写部と排紙口との間には、導体分離搬送ベ
ルト351、内部に700W前後の定着ヒータを備え、
テフロンコーティングされた定着ローラ335と加圧ロ
ーラ334とから成る定着装置が配設されている。感光
体ドラム140の右側方には、クリーニング装置130
が設けられ、このクリーニング装置130の下方には感
光体ドラム140表面から除去したトナーを収容する廃
トナーボトル340が設けられている。この廃トナーボ
トル340の左上方には、感光体ドラム140表面に対
向して除電ランプ341と、グリッド343を備えた帯
電器342とが設けられている。この帯電器342は負
電圧の高圧発生装置に接続され、感光体ドラム140表
面をマイナス600ボルトに一様帯電するものである。 感光体ドラム140には、装置下部に水平に設けられた
書込光学系ユニット385からのレーザビームが照射さ
れる露光部が形成されている。この書込光学系ユニット
385内には、ここでは図示を省略した半導体レーザ7
4(図2参照)及びシリンダレンズ、ポリゴンミラーモ
ータ345で回転駆動されるポリゴンミラー344、f
−θレンズ(不図示)、反射ミラー346等が設けられ
ている。書込光学系ユニット385の上方には、感光体
ドラム140表面の上方への移動領域に対向するマグネ
ットローラ102を備えた現像器100と、トナーホッ
パ101とから成る現像装置386が設けられている。 この現像器100内には、図5に符号を付して示すよう
に、マグネットローラ102の他に、マグネットローラ
102上の現像剤の量を規制する現像ドクタ105、現
像ドクタ105で規制されて下部に戻される現像剤をガ
イドし、かつ整流板109が設けられたセパレータ、現
像器100内のマグネットローラ102の軸に垂直な方
向での現像剤の撹拌を行なう搬送部材103、トナー補
充部であるトナーホッパ101から補給されたトナーを
現像剤に混合する混合撹拌部材104等が設けられてい
る。又、トナーホッパ101はその下部が現像器100
に開口しており、この開口にトナー補給ローラ108が
設けられ、又、内部のトナーを撹拌するアジテータ10
6が設けられている。そして、その上部は上方に向けて
開口しおり、この開口部(以下、ホッパ開口部という)
がトナーを収容したカートリッジ500が装着されるト
ナー補充部になっている。このトナーホッパ101の紙
面手前側には、トナーホッパ101にトナーを補充して
空に成ったカートリッジ500を収容する空カートリッ
ジ収納部を構成する空カートリッジ等収納ボックス55
0が設けられている(図6参照)。
【0013】尚、複写装置90の上壁上には、内部に用
紙トレイ347,348、ピックアップコロ314,3
19、給紙コロ315,320、リバースコロ316,
321等を備えた追加(オプション)の給紙装置391
,392が配置されている。そして、この給紙装置39
1には第3中継ローラ対317が、給紙装置392には
第2中継ローラ対322が夫々設けられている。各用紙
トレイ349,348,347は引出自在になっており
、且つ、図示しないセット検知センサ、サイズ検知セン
サも設けられ、セット検知センサがセット状態を検出す
ると、図示しない上昇モータを駆動して用紙トレイ内の
転写紙がピックアップコロ324,314,319に当
接する位置まで上昇させる。
【0014】又、転写紙の搬送経路内での搬送状況を検
知するために、第1中継センサ318、第2中継センサ
323、レジストセンサ331が設けられている。
【0015】図3は、図2中の書込駆動制御回路71の
詳細な構成を示したものである。上記各センサは図3中
の入力用ゲートアレイ701及び702を介してCPU
703に取り込まれる。入力用ゲートアレイ701に接
続されている給紙装置390,391,392内のセン
サ郡390a,391a,392aには、用紙サイズ検
知センサ、ペーパーエンド検知センサ、トレイセット検
知センサ、接続検知センサが含まれ、第1乃び第2中継
センサ318,323、給紙装置390のドアオープン
センサ704も接続されている。入力用ゲートアレイ7
02に接続されているセンサ群705には、トナー濃度
センサである光学センサ352、空カートリッジ等収納
ボックス関連の挿入センサ、感光体シートの交換に関連
のドラム縦目センサ、電位計、シート先端センサ等が含
まれる。又、出力用ゲートアレイ706に接続されてい
るアクチュエータ群707には、給紙搬送用の中継クラ
ッチ,中間クラッチ,レジストクラッチ、後述するカー
トリッジ関連の各アクチュエータ、メインモータ、クリ
ーニングブレードソレノイド、トナー補給ソレノイド、
ポリゴンモータ345、定着ヒータ336、帯電用高圧
電源回路、転写用高圧電源回路、除電ランプ341、ト
ナー濃度センサ等が含まれる。給紙装置390,391
,392のアクチュエータ郡(バックアップソレノイド
,給紙クラッチ,とトレイロックソレノイド、上昇モー
タ)は、シリアルパラレルレシーバ708〜710を介
してCPU703の出力ポートに接続されている。
【0016】以上の構成において、書込光学系ユニット
385内の半導体レーザー74がレーザードライバー回
路73で1画素当り1ビット(記録/非記録)の2値化
信号であるデジタル記録画像情報に対応して発光付勢さ
れ、半導体レーザー74から射出されたレーザー光はポ
リゴンミラー344で反射され、f−θレンズ(不図示
)を通過し、反射ミラー346で反射され、感光体ドラ
ム140に結像照射される。ポリゴンミラー344はポ
リゴンモータ345で一定速度で回転駆動され、前述の
レーザー光は感光体ドラム140の移動方向と垂直な方
向である水平方向に走査される。
【0017】感光体ドラム140の表面は、帯電器34
2によりマイナス600ボルトに一様に帯電される。デ
ジタル記録画像情報に基づいて射出されたレーザー光が
一様に帯電された感光体表面に照射されると、光導電現
象で感光体表面の電荷が、感光体ドラム140の導電層
を介して機器アースに流れて消滅する。ここで原稿濃度
の淡い部分(2値化信号が非記録レベル)ではレーザを
点灯させないようにし、原稿濃度の濃い部分(2値化信
号が記録レベル)ではレーザを点灯させる。これにより
、感光体ドラム140の表面の原稿濃度の淡い部分に対
応する部分は略マイナス600ボルトの電位に、原稿の
原稿濃度の濃い部分はマイナス100ボルト程度になり
、原稿の濃淡に対応して静電潜像が形成される。この静
電潜像を現像装置386によって現像し、感光体ドラム
140の表面にトナー画像を形成する。尚、現像器10
0内のトナーは撹拌により負に帯電され、現像器100
内のマグネットローラ102は、現像バイアス発生器に
よりマイナス450ボルト程度にバイアスされ、感光体
ドラム140の表面電位が現像バイアス以上の場所に付
着し、原稿画像に対応したトナー像が形成される。
【0018】一方、転写紙が、3つの用紙トレイ349
,348,347の中の何れかから選択されて給紙され
て搬送され、レジストローラ330により所定のタイミ
ングで転写部に送り出され、転写チャージャ350の作
用により上記の感光体ドラム140上に形成されたトナ
ー画像が転写される。トナー画像が転写された転写紙は
、搬送ベルト351に吸引されて感光体ベルト表面から
分離される。この後、転写紙は定着ローラ335と加圧
ローラ334との間を通過してトナーが固着され、分離
爪333により転写紙を分離し図示しない排紙トレイ上
に排出される。そして、トナー画像が転写紙に転写され
た後の感光体ドラム140表面は、クリーニング装値1
30によって残留トナーが除去された後、次の一様帯電
に備えられる。
【0019】トナー及び剤補充機構構成動作の概略を図
4及び図5を参照しながら説明する。  図5において
、現像器100は、装置内のトナーをマグネットローラ
102と剤により感光体ドラム140へ供給し、感光体
上の潜像を顕像化する。消費された分のトナーは、トナ
ーホッパー101aに蓄えられているトナーをトナー補
給ローラ108により現像器100内に供給することに
よって補う。また、剤はコピー枚数の増加と共に劣化す
るため交換が必要であり、本発明の装置においてはこれ
を自動で行なう。交換時に必要な新剤は剤ホッパー10
1bに蓄えられており、剤補給ローラ107により現像
器に供給される。図4において、本補充機構においては
、ユーザーによって画像形成装置本体前側の装填部69
0に挿入されたカートリッジ500を搬送ベルト下60
3、第1搬送コロ610、第2搬送コロ上611、第3
搬送コロ上612、によりホッパー101上部のトナー
、剤補充位置まで移送し、補充位置にてカートリッジ5
00を密封しているカートリッジシール504を除去し
、トナー及び剤をホッパー101内へ補充する。補充を
終了し空となったカートリッジ500は、補充したトナ
ーが消費され次のカートリッジが挿入される前に、補充
位置から空カートリッジ等収納ボックス500の空のカ
ートリッジ集積部551(図6参照)へ移送される。 補充された剤を用いる剤の自動交換については後に詳述
する。また、空カートリッジ集積部551において空カ
ートリッジ550が満杯となった場合の交換タイミング
についても後に詳述する。尚、本実施例における空カー
トリッジ等収納ボックス550は、図1及び図67に示
すように空カートリッジ集積部551と廃トナー収容部
561と感光体シート収容部599が一体化されたもの
であるが、装置本体のトナー剤補充機構やカートリッジ
500については、図60に示す空カートリッジ集積部
551と廃トナー収容部561のみが一体化されたもの
と同じであるので、以降本体のトナー剤補充機構等の説
明においては、装置本体にセットしてある空カートリッ
ジ等収納ボックス550として、図60に示すものの形
状を示した図(図4、図5、図8、図23乃至図29)
を用いて説明する。
【0020】先ず、本実施例で用いるカートリッジ50
0について説明する。図9はその斜視図、図10(a)
はその正面図、(b)はその左側面図、(c)はその左
側面側に立って上から見た図、図11は収容ケース51
0への収容状態を説明するための斜視図、図12は装置
本体への挿入手順を説明するための斜視図である。この
カートリッジ500は、上部がカートリッジ上板501
で、底部がカートリッジ下板503で構成され、且つ、
これら上部と底部とを連結する側部がカートリッジフィ
ルム502で構成され、内部にはカートリッジフイルム
502と同一の材質の2重のフィルムからなる仕切りで
仕切られて、図10(b)に示すようにトナー収容部5
02aと現像剤収容部(以下、剤収容部という)502
bが形成されている。このカートリッジ上板501の、
該側面よりも外側まで延在した左右の鍔部それぞれには
、前端から前後方向ほぼ中央にかけて更に外側に延在し
た案内用羽部501aが形成されている。そして、カー
トリッジ上板501の上面には左右方向ほほぼ中央で前
端から後端にかけてタイミング溝501bが形成されて
いる。カートリッジフィルム502は軟質である必要が
あり、例えば、ポリエステルフィルム等のフィルム状部
材、又はポリウレタンゴム等の弾性部材が用いられる。 これは、後述するように空カートリッジ収容部551(
図6参照)に上下方向がつぶれた状態で保管できるよう
にするためである。カートリッジ下板503の該側面よ
りも外側まで延在した左右の鍔部それぞれには、前後方
向で両者同じ位置に更に外側に延在した案内用羽部50
3aが一定間隔を開けて一対形成されている。そして、
左鍔部に形成されている一対の案内用羽部503aの上
面にはタイミング溝503bが形成されている。 又、左鍔部に形成されている案内用羽部503aの外側
端面とカートリッジフィルム502の左側面からの距離
は、右鍔部に形成されている案内用羽部503aの外側
端面とカートリッジフィルム502の右側面からの距離
より大きくなっている。更に、カートリッジ下板503
のカートリッジフィルム502の下端縁に囲まれた部分
には開口が形成され、この開口がトナー、剤の出口にな
っている。この開口は、トナー収容部502a、剤収容
部502bにトナー、現像剤を収容した状態でカートリ
ッジシール504により密封されている。カートリッジ
シール504は、ホッパ開口部124上に装着されたと
きに後述するシール除去機構がカートリッジ500の右
鍔部側に位置するので、例えばカートリッジ下板503
の鍔部に接着剤が塗布された後の前後左右の鍔部の内、
右鍔部から貼り始められて左鍔部まで貼られた後に折り
返えされて、その自由端を右鍔部503aの外側の端ま
で延ばされ、この自由端の端縁を右鍔部に接着されてい
る。
【0021】尚、この例では、カートリッジ上板501
、カートリッジ下板503はそれぞれ3mmの板厚を有
しており、カートリッジ503の全高は86mmに設定
してある。又、後述する空カートリッジ収容部551へ
の落下時に、カートリッジ下板503を落下直前までガ
イドしていた部材にカートリッジ500のカートリッジ
下板503以外の部分が接触する等の不具合が発生しな
いように、底部であるカートリッジ下板503にこれに
より上方のカートリッジ500部分が投影可能となるよ
うに側面及び上面を設定することが望ましい(図10(
c)参照)。
【0022】このカートリッジ500に収容するトナー
と剤の重量比は1:1〜3:1の範囲であることが望ま
しい。なぜなら、本発明による装置においては、トナー
が無くなる毎に行なわれるカートリッジ500の装填に
応じて剤交換を自動で行なう。従って、剤の寿命が来る
前に、カートリッジ500内のトナーが全て消費されな
ければならない。本実施例においてはカートリッジ内に
は剤が150g収容されており、この剤の寿命は約1万
枚である。従って、トナー量としては安全のために8千
枚のコピーを得ることにより消費される分量を想定する
。消費されるトナー量は原稿黒分面積によって変動し、
消費されるトナー量は、原稿黒部面積が平均3%の場合
に150g、原稿黒部面積が平均9%の場合に450g
となる。従って、消費するトナーと剤の重量比は、原稿
黒部面積が平均3%の場合に1:1、原稿黒部面積が平
均9%の場合に3:1となる。一般に原稿黒部面積は3
%から9%であることから、好ましいトナーと剤の収納
量の比は上記のように1:1〜3:1となる。尚、この
例において、トナー、剤の収容部はそれぞれ1200c
c、100ccの容積を有している。
【0023】このカートリッジ500を保管しておく間
は、例えば図11に示すような段ボール等の硬質ケース
510に収容しておくことが望ましい。これはカートリ
ッジ500の側部が弾性部材又はフィルム状部材からな
るので、使用前の保管時の取り扱いを容易にするためで
ある。この例においては、挿入時には硬質ケース510
のつまみ部510aを破りカートリッジ500の一部を
露出させ、硬質ケース510を持って露出した部分を本
体挿入窓692に挿入する(図12参照)。この場合も
、硬質ケースを持って挿入するため、装填時の操作性も
非常に良好である。又、このような硬質ケース510は
、先ず装置の挿入窓692に装てんしていくカートリッ
ジ500の先端部分を収容する部分のみが、除去可能な
ように構成されていることが望ましい。誤って、カート
リッジ500が硬質ケース510から離れてしまった場
合はカートリッジ500を直接持って本体に挿入するこ
ととなるが、カートリッジ502の正規の挿入方向にお
ける寸法を本体挿入窓692の左右寸法よりも大きく設
定しておけば、カートリッジ500を本来の挿入方向に
対して横向きに挿入するような誤った挿入を防止するこ
とが出来る。また、後向きに挿入しようとした場合はカ
ートリッジ下板503の左右の案内用羽部503aの羽
根の寸法が異なるために本体挿入窓692とカートリッ
ジフィルム502、カートリッジ下板503の位置が合
わずに挿入することはできず、上下逆さまに挿入しよう
とした場合もカートリッジ上板501とカートリッジ下
板503の寸法の違い(この例ではカートリッジ上板5
01の左右幅の方がカートリッジ下板503のそれより
も大きく、且つ、本体挿入窓692のカートリッジ下板
503対応部分の幅よりも大きい)によりやはり挿入す
ることはできない。従って、カートリッジを装置本体に
装填する際は、常に正規の状態で装填作業を行なうこと
ができる。
【0024】尚、このカートリッジ500自体は、カー
トリッジによる現像剤の補給を行なわない装置にも適用
することが出来る。この場合には、上記のトナー収容部
502aと剤収容部502bの仕切りを除去した図13
に示すような構成にしても良い。この図13(a)はそ
の正面図、(b)はその左側面図、(c)はその左側面
側に立って上から見た図である。
【0025】次に、トナー及び現像剤の補充に関する装
置本体の機構について説明する。図4はその斜視図、図
8はその左側面図、図5は現像器100近傍の正面図で
ある。  装置本体には、装置正面の外装部(以下、正
面外装部という)690に形成されたカートリッジ50
0挿入用の挿入窓692からなるカートリッジ挿入部、
装置背面側に位置したホッパ101からなるトナー及び
現像剤補充部、ホッパ開口部の右側に配置された開封ロ
ーラ680を有するカートリッジ500の開封手段、開
封ローラ680に対向して配置されたシール収納ボック
ス681からなる密封部材収納部(図5参照)、ホッパ
101と正面外装部690の間に配置された空カートリ
ッジ等収納ボックス550からなる空カートリッジ収納
部、下搬送ベルト603と下搬送レール631等を有す
る移送手段が設けられている。そして、正面外装部69
0には上記挿入窓692の他に空カートリッジ収納ボッ
クス550の出し入れ用の窓694も形成されている。 尚、この図における空カートリッジ等収納ボックス55
0の形状としては、前述の様に本実施例の図67に示す
空カートリッジ等収納ボックス550に代え、図60に
示す空カートリッジ等収納ボックス550を示しており
、このため正面外装部690の出し入れ用の窓694も
図60の空カートリッジ等収納ボックス550の断面形
状に合ったものになっているが、本実施例における出し
入れ用の窓694は、図67の空カートリッジ等収納ボ
ックス550の断面形状に合わせたものにする。
【0026】上記挿入部の挿入窓692は、カートリッ
ジ500をその挿入方向に対して垂直に切断したときの
断面形状に合わせて、これより一回り大きい程度の形状
に形成され、この結果、カートリッジ500の案内用羽
部501a等の通過部の長さも、案内用羽部501a等
の長さにあわせた長さになっている。これにより、上記
のようにカートリッジ500を横向きに挿入したり、カ
ートリッジ500の前後を間違えて挿入する等を防止し
ている。
【0027】正面外装部690の内側には外装部に平行
な水平軸693bでその下部が回動自在支持され、閉じ
た状態で挿入窓692全体を蔽い得る挿入窓ドア693
が設けられている。この挿入窓ドア693は図示しない
付勢手段により常時閉じる方向の回動力が付与されて通
常は閉じた状態に有り、この回動力に抗して挿入窓ドア
693を装置内側に押すことにより、水平軸693bの
回りで約90度まで回動させることが出来る。そして、
閉じた状態で、挿入窓ドア693の装置内側に向いた面
(以下、内側面)の上部には、先端縁より外側まで延在
した突出部分を有する突出板693bが設けられている
(図8参照)。
【0028】正面外装部690内面の挿入窓692より
上方には、発光素子と受光素子を備えるドアセンサ70
1と、ロック解除ソレノイド700と、そのプランジャ
ーに固定されたロック板700aとを備えたロック機構
とが設けられている。ドアセンサ701は挿入窓ドア6
93が閉じた状態で発光素子と受光素子の間に上記突出
板693bの突出部分が介在する位置に取り付けられ、
ロック機構は挿入窓ドア693が閉じた状態でプランジ
ャーが引き出されればロック板700aが上記突出板6
93bに正面外装部690と反対側から係合し、プラン
ジャーが吸引されればロック板700aが上記突出板6
93bに係合しない位置に取り付けられている。
【0029】図5に示すように、上記トナー補充部のホ
ッパ開口部の周縁部上面にはこの周縁部上面とカートリ
ッジ500の鍔部下面に空隙が生じないようにするため
のシール部材662が貼設してある。又、図8に示すよ
うに、ホッパ開口部より正面外装部690側には周縁部
から延びたホッパガイド部660が形成され、ホッパ開
口部より装置背面側にはカートリッジ500をホッパ開
口部上で位置決めするための挿入窓692に向けて前傾
したカートリッジ突き当て壁661が設けられ、その傾
斜下面と上記シール部材662が貼設されている周縁部
上面とで、挿入窓692側に向けて開いたくさび形状の
空隙を形成している。
【0030】上記開封手段の開封ローラ680は、図1
4及び図15に示すように、カートリッジ500の右側
の前後の案内用羽部503aの間隙に対応した一定の長
さを有する上下ローラ680からなり、カートリッジ5
00を密封するシール部材504を確実に引っ張れるよ
うに、下側ローラ680は弾力性の有る材料の円筒形ロ
ーラ、上側ローラ680は凹凸の付いたローラになって
いる。両ローラ680の回転軸は、両軸間距離を変化可
能にするリンク機構に回動自在に支持されており、図示
しない開封用モータ705によって駆動され得る。この
リンク機構には、上下回転軸の軸間距離を少なくとも上
下ローラ対間に案内用羽部503aが通過し得る間隔が
生じる距離にするための付勢力を常時付与するスプリン
グと、このスプリングの付勢力に抗して、上下回転軸の
軸間距離を上下ローラ対間にカートリッジ500を密封
するシール部材504を挾持する距離にすることが出来
る開封用ピンチソレノイド704が連結されている。
【0031】上記密封部材収納部であるシール収納ボッ
クス681は上記開封ローラ680でカートリッジ50
0開口から除去されてくるシール部材504を受け入れ
る受入れ口を備えている。
【0032】上記空カートリッジ収納部である空カート
リッジ収納ボックス113は、上部にカートリッジ50
0受入れ用の開口部を備え、装置本体に対して着脱可能
に構成されている。この空カートリッジ収納ボックス5
50については後に詳述する。
【0033】上記移送手段は、図4、図8、及び図14
に示すように正逆回転可能な搬送モータ702(図4参
照)で駆動される第1〜第3搬送コロ610,611,
612及び下搬送ベルト603と、カートリッジ500
のカートリッジ上板501の案内用羽部501a等の下
面に接触してカートリッジ上板501を下方から支持し
得る第1上搬送レール対632及び第2上搬送レール対
633と、カートリッジ下板503の案内用羽部503
aの下面に接触してカートリッジ下板503を下方から
支持し得る下搬送レール631と、上記ホッパガイド6
60と、挿入窓ドア693とから構成されている。
【0034】図14において、この第3搬送コロ612
は搬送モータ702の出力軸上に設けられ、第1搬送コ
ロ610は該出力軸から伝達ベルト613を介して駆動
が伝達され、第2搬送コロ611はこの第1搬送コロ6
10の軸から第2伝達ベルト614を介して駆動が伝達
され、下搬送ベルト603は第3伝達ベルト615を介
して駆動が伝達される。そして、第1〜第3搬送コロ6
10,611,612は、カートリッジ上板501上面
のタイミングベルト溝501a(図4、図9)と対向し
得る位置に配設され、このタイミングベルト溝501a
と噛み合うタイミングプーリーになっている。この内の
第2搬送コロ611は図18に示すように本体側板に上
下動自在に支持された軸受654によって支持され、加
圧バネ652によって下向きの圧が加えられている。そ
して、下搬送ベルト603は、ベルト車601,602
に回動自在に支持された両歯のタイミングベルトであり
、下側の歯がカートリッジ下板503の案内用羽根部5
03aの上面に形成されたタイミングベルト溝503b
と噛み合い得る位置に配設されている。これらのコロ6
10,611,612及びベルト603は図14に示す
ように、搬送モータ702の出力軸が矢印A方向に回転
することによりカートリッジ500を装置背面側に搬送
できるように駆動され、搬送モータ702の出力軸が逆
方向に回転することによりカートリッジ500を装置正
面側に搬送できるように駆動される。以降、搬送ベルト
121が図14に示すように回転してカートリッジ50
0を装置背面側に搬送する場合を正搬送、このときの搬
送モータ702の回転を正回転といい、この逆の場合を
逆搬送、逆回転という。尚、最も正面側に配設されてい
る第1搬送コロ610及び下搬送ベルト603の正面側
のベルト車601の位置は、挿入窓692からカートリ
ッジ500を挿入する場合に、操作者がむりに装置の内
部まで手を入れてカートリッジ500全体を装置内に押
し込む必要がないように、カートリッジ500の後端が
装置外にあるうちにカートリッジ500先端がこれらに
到達するように設定することが望ましい。
【0035】上方の各搬送レール632,633は垂直
部と、その下端からカートリッジ500の搬送経路側に
延在した水平部とからなる断面L字状のレールであり、
それぞれカートリッジ500の搬送経路の左右で対を成
している。第1搬送レール632は、空カートリッジ等
収納ボックス550の空カートリッジ集積部551の上
方に設けられ、その正面側端部は第1搬送コロ610の
下方まで延び、その背面側端部は第2搬送コロ611の
手前まで延在している。そして、第1上搬送レール63
2の水平部はカートリッジ上板501の鍔部及び案内用
羽部501が載れるように設定され(図19参照)、正
面側端部の水平部上面と該第1搬送コロ610下部との
ギャップをカートリッジ上板501の鍔部及び案内用羽
部501aが通過し得るように配置されている。第2搬
送レール633は空カートリッジ収容部551及びホッ
パ101の上方に設けられ、背面側端部がその水平部上
面と該第1搬送コロ610下部とのギャップをカートリ
ッジ上板501の鍔部及び案内用羽部501aが通過し
得るように位置決めされ、該端部から正面側にかけて下
方に傾斜して第2搬送コロ611の下方に至り、更にこ
こから上記第1搬送レール632の下方を、空カートリ
ッジ収容部551の中央部の上方まで延在するように配
置されている。そして、第2搬送レール633の水平部
は図21に示すように、該レール633の装置正面側領
域633aにカートリッジ上板501の鍔部及び案内用
羽部501aが載り得、装置背面側領域633bにカー
トリッジ上板501の鍔部及び案内用羽部501aが載
り得るように設定されている。又、前者の領域633a
の長さは案内用羽部501の背面側端からカートリッジ
上板501の鍔部の背面側端までの長さと同じになるよ
うに設定されている。又、図4又は図8に示すように、
上記第1搬送レール632の背面側端部の下面には、装
置背面側に上向きに傾斜した自由端部を有する分岐用板
バネ640の基端部が固定されている。この分岐用板バ
ネ640はカートリッジ500の逆搬送において、第2
上搬送レール633にガイドされてきたカートリッジ上
板501を第1上搬送レール632の下方で、そのまま
第2上搬送レール633にガイドされつづける様にする
ものである。
【0036】上記下搬送レール631も、垂直部と、そ
の下端からカートリッジ500の搬送経路側に延在した
水平部とからなる断面L字状のレールであり、空カート
リッジ収容部551上方で且つ該収容部551中央部よ
り装置背面よりの位置に、カートリッジ500の搬送経
路の左右で対を成して設けられている。そして、図20
に示すように、水平部は、カートリッジ上板501の鍔
部及び案内用羽部501が載れるように設定され、その
上面と上記下搬送ベルト551の下面とのギャップをカ
ートリッジ上板501の鍔部及び案内用羽部501aが
通過し得るように配置高さが設定されている。更に、該
レール631の前後方向の長さは、図22に示すように
カートリッジ下板503の案内用羽部503aの前後間
隔と同じに設定されており、配置位置は、図22に示す
ようにカートリッジ500の逆搬送において、カートリ
ッジ下板503の案内用羽部503aの前後間隙が該レ
ール631に対向して該カートリッジ下板503が落下
を開始するときに、カートリッジ500が空カートリッ
ジ収納部551の前後方向の略中央に位置するように設
定してある。尚、この逆搬送においてカートリッジ下板
503の案内用羽部503aの間隙がこのレール631
に対向するときには、上記第一搬送コロ610及び下搬
送ベルト603とカートリッジ500との、搬送方向に
おける位置関係自体は逆搬送可能な位置関係にあるが、
空カートリッジ収納部551の開口部の上方から挿入窓
ドア693が退避してカートリッジ500を下から支え
るものが無いので、カートリッジ500が空カートリッ
ジ収納ボックス550内に落下を開始し、それ以上の逆
搬送が行なわれることはない。又、カートリッジ下板が
落下を開始する位置で、カートリッジ上板も落下を開始
するように、下搬送レール631に対する上記第2上搬
送レールの位置が設定されている。
【0037】尚、カートリッジ500の搬送状態を検知
するために、上記の空カートリッジ収納ボックス550
とホッパ開口部との間の搬送路上には、ここを通過する
カートリッジ500の前鍔部の下面によって押し下げら
れるカートリッジ通過検知フィラ703aが設けられて
いる(図4参照)。このカートリッジ通過検知フィラ7
03aは、図17に示すように、図示しないスプリング
コイル等により時計方向の回転力が与えられている回転
軸703bに固定された揺動腕703cの先端に取り付
けられている。この回転軸703bには開封ローラ68
0でカートリッジ500下面から除去されてくるシール
部材504によってその先端部が装置右側に押しやられ
るカートリッジ開封検知フィラ703dも取り付けられ
ている。そして、上記の時計方向の回転力は、両検知フ
ィラ703a,703dが何れもフリーなときに上記揺
動腕703c等の自重等による回転モーメントとバラン
スして、カートリッジ開封検知フィラ703dの下端部
が突き当て開封センサ130の発光素子と受光素子との
間に介在するように設定されている。
【0038】次に、以上のトナー補給機構における動作
について説明する。図23乃至図29は各動作状態に有
るときのトナー補給機構の状態を示す左側面図であり、
図7はカートリッジ500を装置に挿入してから開封ま
でのタイミングチャートであり、図71は逆移送開始か
ら空カートリッジ集積部551への収容までのタイミン
グチャートである。
【0039】先ず、カートリッジ500を挿入窓692
から挿入してトナー等補充位置まで搬送する動作につい
て説明する。挿入窓692の挿入窓ドア693は、ロッ
ク解除ソレノイド制御により通常はロック解除ソレノイ
ド700がOFFされてロック状態に有り、トナーニア
エンド時等のカートリッジ500の挿入が必要なときに
ロック解除ソレノイド700がONされてロック解除状
態になる。
【0040】先ず、カートリッジ500を前述の手順に
よって、カートリッジ500をその先端で挿入窓ドア6
93を装置内側に押しながら挿入すると、図23に示す
ように、挿入窓ドア693が下部の水平軸693aの回
りで回動していき、約90度回動した状態で停止して空
カートリッジ集積部551の開口部を部分的に蔽って、
カートリッジ500が空カートリッジ集積部551の開
口内へ落下することを防止し、下搬送レール631と共
にホッパ開口部上へのカートリッジ500の搬送にあた
ってのカートリッジ下板501を下方から支持する搬送
路を形成する。この挿入窓ドア693の回動の初期に挿
入窓ドア693の内側面上部に取り付けられている突出
板693aの先端がドアセンサ701の発光素子と受光
素子の間から抜けて、ドアセンサ701がON状態にな
ってドアオープン状態を検知する(図71中の■)。
【0041】ドアオープンが検出されてから一定時間T
1後、挿入されているカートリッジ500を搬送するた
めの搬送モータ702の正転が開始され、これにより、
以降は操作者がカートリッジ500を押さなくても、カ
ートリッジ上板501が第1搬送コロ610で、カート
リッジ下板503が下搬送ベルト601でそれぞれ駆動
されることによって、カートリッジ500が装置内に引
き込まれていく。尚、挿入されたカートリッジ500の
、カートリッジ上板501が第1搬送コロ610に到達
するのと、カートリッジ板下503が下搬送ベルト60
3に到達するのは同時であり、上部及び底部がそれぞれ
搬送力を受けることとなり、側部がフィルム状部材又は
弾性部材から構成されるカートリッジであっても一体と
なって搬送され、移送状態が安定する。
【0042】先ず、カートリッジ下板503が挿入窓ド
ア693及び下搬送レール631で(図20参照)、カ
ートリッジ上板501が第1上搬送レール632で(図
30参照)ガイドされる。装置背面側へ進んだカートリ
ッジ上板501が第1上搬送レール632に設けられた
分岐用板バネ640に達するとカートリッジ上板501
は分岐用板バネ640を押し下げて更に搬送され、第2
搬送コロ611の下部に突き当たる。カートリッジ上板
501は第1搬送コロ610から搬送力を受け、これに
より、加圧バネ652によって下向きに圧がかけられて
いき、第2搬送コロ611を上へ押し上げる。押し上げ
られた第2搬送コロ611はカートリッジ上板501の
タイミングベルト溝501bとかみあい搬送力を与える
(図24)。
【0043】搬送されながらホッパ開口部上に移送され
、その先端(カートリッジ500の進行方向)がカート
リッジ通過検知フィラ703aに到達したときに突き当
て開封センサ130をONし、更に搬送されてその後端
がカートリッジ通過検知フィラ703aを抜けて突き当
て開封センサ130をOFFにする(図71中の■)。 この間、カートリッジ500後端が挿入窓ドア693を
抜けることにより、挿入窓ドア693の自由端部が上方
に回動して挿入窓692を閉じてドアセンサ701をO
FFにする。この突き当て開封センサ130をOFFし
た時点(図71中の■)で、カートリッジ500はトナ
ー補充位置であるホッパ開口部上でその先端がカートリ
ッジ突き当て壁661に突き当たる位置に略搬送されて
きているが、更に確実を期すために一定時間搬送モータ
702を正転させ(図71中のT2)、これにより、カ
ートリッジ突き当て壁661は前述のように傾斜板の下
面が低くなって、装置背面側ほど狭くなる楔形間隙を形
成しているため、カートリッジ板下503の先端縁部は
搬送方向の位置が規制されると共に、ホッパー101に
押しつけられる。また、後端は搬送ベルト下603によ
り押さえられているため、カートリッジ板下503はホ
ッパー101に密着して停止する(図25)。ホッパー
101開口周辺にはホッパー開口シール部材662があ
り(図5参照)、ホッパーとカートリッジ500の間を
封印している。従って、カートリッジ500がホッパー
101上に有るときはトナーが飛散することが無く、簡
単な構成でトナー飛散を防止することが可能である。こ
の一定時間T2後に搬送モータ702の駆動を停止し、
カートリッジ500の搬送動作からカートリッジ500
の開封の動作へと処理を移行する。
【0044】尚、第1搬送コロ610を離れたカートリ
ッジ上板501は第2搬送コロ611の搬送力によりさ
らに搬送され、第3搬送コロ612に到達し、該コロ6
12の搬送力によりトナー及び剤の補充位置まで搬送さ
れたとき(図25)、カートリッジ上板501の搬送ガ
イドは第2上搬送レール633となっている。また、カ
ートリッジ上板501の後端が第2搬送コロ611を抜
けると、該コロは加圧バネ652の圧により再び元の位
置に戻る。
【0045】又、以上においては、主にカートリッジ上
板501を中心にカートリッジ500の搬送を説明した
が、この間カートリッジ板下503は、搬送ベルト下6
03により搬送力を与えられ、カートリッジ挿入用ドア
693、搬送レール下631、ホッパーガイド660に
よりガイドされてカートリッジ上板501と同速度にて
搬送される。
【0046】次に、図14、図15及び図71を用いて
カートリッジ500の開封の動作について説明する。ホ
ッパ開口部上でのカートリッジ500の開封動作では、
先ず、上記の突き当て開封センサ130をOFFしたタ
イミング(図71中の■)で、カートリッジ500挿入
用窓ドア693が閉じていることをドアセンサ701の
出力で確認して、ドアロック解除ソレノイド700をO
FFし、これにより、挿入窓ドア693の開閉をロック
する。又、開封用ピンチソレノイド704をONして開
封ローラ680でカートリッジ500の右側のシール部
材504のカートリッジ上板501の案内用羽部501
aの間隙に存在する自由端を挾持すると共に、開封モー
タ705をONにして開封ローラ680の回転駆動を開
始し、カートリッジ500下面のシール部材504の除
去を開始する。これにより、カートリッジ500の開口
部は徐々にシール部材504が除去されて開封していき
、そのシール部材504先端が開封検知フィラ130b
に到達して突き当て開封センサ130をONにし、更に
、開封動作が継続されてカートリッジ500と開封され
たシール部材504が完全に分離されていく。シール部
材504の先端部分はシール集積部681に収容されて
いく。そして、シール部材504の後端が開封検知フィ
ラ130bを抜けると突き当て開封センサ130がOF
Fになる(図71中の■)。これは開封が終了したこと
を示すものであるので、開封用ピンチソレノイド704
と開放モータ705をOFFにし、開封ローラ680を
退避位置に復帰させて開封動作を終了する。
【0047】このカートリッジ500のカートリッジシ
ール504の開封により、カートリッジ500内の収容
物であるトナー及び剤がホッパー101のそれぞれの収
容部101a、101bに補充される。収納物が全てホ
ッパー101に補充されると、カートリッジ上板501
の後端は第2上搬送レール633まで降下することが可
能となる。(図26)。
【0048】以上によりホッパー101へ補充されたト
ナー及び剤は、後述するトナー及び剤の補給制御によっ
て、現像器100へ補給される。
【0049】又、上記の一連の動作の状態を示す状態フ
ラグを、一連の動作中及び動作終了時に各々不揮発RA
Mにセット、リセット(1又は0)し、これにより、処
理実行中に電源が瞬断されても動作の継続実行を可能と
している。
【0050】このようにして、補充したトナーがコピー
動作の経過に従って消費され、ホッパー101内のトナ
ーが空になると、再びカートリッジからトナー及び剤を
補給することとなるが、新カートリッジ挿入前にホッパ
ー101上の空カートリッジ500を空カートリッジ集
積部551へ移送する。
【0051】次に、ホッパ開口部上のカートリッジ50
0を空カートリッジ集積部551に収納する動作につい
て、図27、図28、図29及び図72を用いて説明す
る。この動作はトナーニアエンド時に、先ずニアエンド
状態を不揮発RAMに格納した後に開始する。ホッパ開
口部上からの空カートリッジ500の退避自体はトナー
ニアエンド等になって次のカーリッジの挿入を行なう以
前に完了していれば足りるが、本実施例では空カートリ
ッジ500にホッパ開口部の蓋の役目をさせて、装置内
へのトナー飛散を防止するという観点から、次のカート
リッジ500の挿入が必要になるトナーニアエンドにな
るのを待って、ホッパ開口部上からの空カートリッジ5
00の退避動作である空カートリッジ集積部551への
逆搬送を開始する。
【0052】先ず、カートリッジ500の搬送の邪魔に
ならないように開封用ピンチソレノイド704もOFF
して開封ローラ680も退避させ、これにより搬送路を
確保し、搬送モータ702を逆回転させてカートリッジ
500の逆搬送を開始する。搬送部とカートリッジ50
0とのスリープ率等を考慮したタイミング後、カートリ
ッジ500後端(挿入窓692側の端部)がカートリッ
ジ通過検知フィラ703aに到達して突き当て開封セン
サ130をONにし、更に、逆搬送されてカートリッジ
500全体が完全にカートリッジ通過検知フィラ703
aを抜けると突き当て開封センサ703がOFFする。
【0053】この間、カートリッジ板上501、カート
リッジ板下503は、機械本体手前側へ搬送される。カ
ートリッジ板上501は搬送レール上2(633)にガ
イドされて搬送されるが、分岐バネの作用により必ず搬
送レール上1(632)の下側に導かれる(図27)。 また、カートリッジ板下503はホッパーガイド660
、搬送レール下631によりガイドされてカートリッジ
板上501と同速度にて搬送される。カートリッジ板上
501、カートリッジ板下503が空カートリッジ集積
部551上の落下位置に達する(図28)。
【0054】この時点で、カートリッジ上板501及び
カートリッジ下板503に対するガイドが無くなり(図
21、図22)各々が落下し得るが、更に一定時間(図
72中のT2)、搬送モータ702の逆回転を継続させ
、これにより、トナー落下開始位置に確実に到達させる
。この一定時間T2はカートリッジ500が落下位置で
自重により落下するまでの時間及び突き当て開封センサ
703を抜けてから落下位置まで搬送されるまでの時間
(スリープ率等を考慮)よりも長く設定されている。
【0055】上記動作が終了すると不揮発RAM上の空
カートリッジ集積部551内の空カートリッジ500を
カウントするカウンタを加算(+1)する。
【0056】この時点から新しいカートリッジ500の
挿入が可能となるため、ドアロック解除ソレノイド70
0をONして挿入窓ドア693のロックを解除する。 又、この時点でトナーニアエンド表示を開始する。
【0057】空カートリッジ500は上部及び底部が板
状部材、側部がフィルム状部材又は弾性部材により構成
されているため、このように落下して収容されることに
より、側部がつぶれて収容される(図29)。従って、
落下前は86mmの全高を有していた空カートリッジ5
00は、つぶれた状態で約10mmの全高を有すること
となり、スペース的に効率の良い保管が可能となった。
【0058】ここで、空カートリッジ収容ボックス13
3内における空カートリッジ500の落下は、略水平な
姿勢を保ちながら行なわれ、このとき空カートリッジ集
積部551内に空カートリッジ500が空気を下方に押
しやることによって気流が発生する。この気流は空カー
トリッジ集積部551内に内周面に沿った上昇気流を生
じ、このため、空カートリッジ集積部551の底部に溜
っているトナーを上部の開口を介してカートリッジ搬送
経路に飛散させてしまう恐れがある。この場合にはカー
トリッジ上板501にフィルタ付きの空気抜きようの窓
を設けて、このカートリッジ落下時の気流を小さくして
もよい。又、空カートリッジ集積部551の底部に、ス
ポンジ等の弾性部材を設ければ、空カートリッジ500
が落下した場合の衝撃を和らげることによって、トナー
飛散を一層防止することが出来る。更に、カートリッジ
集積部551を構成する、例えば側壁にフィルタ付きの
空気抜き用の窓を設けてもよい。
【0059】次に、現像剤の補給について説明する。一
般的に画像形成装置内には、現像剤を使用するユニット
として現像装置とクリーニング装置とが有り、装置内に
おいてこれらのユニットに現像剤を補給する為の現像剤
搬送経路は複数の経路が考えられる。図30は、これら
の経路を摸式的に表わしたものである。これらの経路の
どれを用いるかによって、画像形成装置内の現像剤の交
換システムとして、下記の表1に示すパターンA,B,
C,D,E,Fの6種類に分類することが出来る。この
表1中の丸付きの数字は図30の経路に付した丸付きの
数字に対応している。又、表1中のトナー再利用とは、
クリーニング装置で回収した感光体上の未転写トナーを
現像装置に搬送して再利用することである。
【0060】パターンAは■と■の経路のみで剤交換を
行なうものである。クリーニング装置で使用済みになっ
た剤は経路■を通って剤回収タンクに捨てられる。次に
現像器から半分の剤を経路■の例えばトナーリサイクル
スクリューの逆転によってクリーニング装置に送る。続
いてカートリッジ等からホッパーへ補充された新しい剤
を現像器に入れる。クリーニング装置に集まったトナー
は上記リサイクルスクリューの正転によって現像で再利
用される。パターンAの利点としては、■と■の経路の
みしか使用しないですむので、経路を最もシンプルにで
きる点があげられる。
【0061】パターンBは、■と■と■の経路を利用し
て剤交換を行なう。クリーニング装置で使用済みになっ
た剤は経路■を通って剤回収タンクに捨てられる。次に
現像器から半分の剤を感光体ドラム上に電気的に付着さ
せてクリーニング装置に送る。続いてカートリッジ等か
らホッパー補充された新しい剤を現像器に入れる。クリ
ーニング装置に集まったトナーは上記リサイクルスクリ
ュー■によって現像器に入れられ、再利用される。パタ
ーンBの利点は、■と■の経路を構成するパイプしか使
用せず■の経路を使うことで、短時間で剤交換ができる
点である。
【0062】パターンCは、■と■と■と■の経路を利
用して剤交換を行なうものである。クリーニン装置で使
用済みになった剤は経路■を通って剤回収タンクに捨て
られる。次に経路■を通ってカートリッジからクリーニ
ング装置に新しい剤を供給する。一方、現像器で使用済
みになった剤は経路■を通って剤回収タンクに捨てられ
、カートリッジからホッパーを通って現像器に新しい剤
が送られる。クリーニング装置に圧燐寸トナーはリサイ
クルスクリュー■の正転によって現像で再利用される。 パターンCの利点は、現像とクリーニング装置それぞれ
並行に剤交換作業ができるため、最も短時間で剤交換が
でき点である。なおかつ、トナーリサイクルのため、ト
ナー消費量が少なくてすむ。
【0063】パターンDは、■と■と■と■の経路を利
用して剤交換を行なう。クリーニング装置で使用済みに
なった剤は経路■を通って剤回収タンクに捨てられる次
に経路■を通ってカートリッジからクリーニング装置に
新しい剤を供給する。一方、現像器で使用済みになった
剤は経路■を通って剤回収タンクに捨てられ、カートリ
ッジからホッパーを通って現像に新しい剤が送られる。 クリーニング装置に集まったトナーは、スクリュー■に
よって排トナー回収タンクに捨てられる。パターンDの
利点は、現像とクリーニング装置がそれぞれ並行に剤交
換作業ができるため、最も短時間で剤交換ができる点で
ある。なおかつ、リサイクルトナー(再利用トナー)が
入って来ないため極めて美しい画像が得られる。
【0064】パターンEは、■と■と■の経路を利用し
て剤交換を行なう。クリーニング装置で使用済みになっ
た剤は経路■を通って剤回収タンクに捨てられる。次に
現像器から半分の剤を経路■を通してクリーニング装置
に送られる。続いてカートリッジに入った新しい剤をホ
ッパーを通して現像器に入れる。クリーニング装置に集
まったトナーはスクリュー■によって排トナー回収タン
クに捨てられる。パターンEの利点は、リサイクルトナ
ーが入っていないため、極めて美しい画像が得られる点
である。なおかつ、スクリューで剤を送るため、確実に
送られる。
【0065】パターンFは、■と■と■の経路を利用し
て剤交換を行なう。クリーニング装置で使用済みになっ
た剤は経路■を通って剤回収タンクに捨てられる。次に
現像器から半分の剤を感光体ドラム上に電気的に付着さ
せてクリーニング装置に送る。続いてカートリッジに入
った新しい剤をホッパーを通して現像器に入れる。クリ
ーニング装置に集まったトナーはスクリュー■によって
排トナー回収タンクに捨てられる。パターンFの利点は
、リサイクルトナーが入っていないため、極めて美しい
画像が得られる点である。なおかつ、■と■のパイプし
か使用しないですむため、低コストとなる。
【0066】以上6パターンにおける経路■は必ずしも
必要ではなく、クリーニング装置に回収領域を設けて、
ここに排剤を入れるようにしても良い。上記のカートリ
ッジ500を装置内で自動搬送する構成は、上記の何れ
のパターンを採用する画像形成装置にも用いることが出
来る。
【0067】例えば、上記のパターンAに属する、図3
1、図32、図33及び図34に示すような現像剤搬送
経路を形成した画像形成装置にも、カートリッジ500
を自動搬送する構成を採用することが出来る。ここで、
図31は感光体ドラム回りの拡大図、図32はトナーリ
サイクルパイプの配設状態を示す図、図33はトナーリ
サイクル部の斜視図、図34は現像器の斜視図である。 又、図35は該構成を採用したとき装置全体の正面図、
図88はカートリッジ移送機構の左側面図である。
【0068】このパターンAに属する画像形成装置例に
おける剤の自動交換システムについて説明する。図31
において現像装置は現像器本体100とホッパー部10
1とからなり、ホッパー部101はトナーホッパー10
1aと剤ホッパー101bに分かれている。まず、カー
トリッジ500から補給されたトナーと剤は、それぞれ
トナーホッパー101aと剤ホッパー101bに補給さ
れる。補給されたトナーは撹拌部材106によって撹拌
され、トナー補給ローラ108によって現像器100に
補給される。補給されたトナーの量によって、現像器1
00内のトナー濃度はコントロールされる。これは例え
ば図1に示すような、反射型の光学濃度センサー(Pセ
ンサー)352によって感光体ドラム140上に形成し
た所定の基準画像の濃度を読み取ることによって行なわ
れる。一方、剤の方は、剤補給信号によって剤補給ロー
ラ107を回転し、現像器101に補給する。なお、剤
補給ローラ107とトナー補給ローラ108ではローラ
の断面形状が異なる。剤補給ローラ107は短時間に大
量の剤をホッパーから現像器100に補給することを目
的としているためローラに深い溝が1本以上ほられてい
る。一方、トナー補給ローラ108では少量ずつ補給す
ることを目的としているので浅い溝がほられている。 又、同じローラ形状にして回転数を変えて補給量を変え
ることも可能である。トナー補給ローラ108と剤補給
ローラ107はそれぞれカップリング150,151を
介して電磁クラッチ180,181につながっており、
電磁クラッチ180,181のON/OFFによって伝
達が伝えられる(図34参照)。又、上記剤補給ローラ
107はローラ状のものでなくシャッター状のものでも
、単位時間当たりの補給量がコントロールできれば良い
【0069】補給された剤とトナーは混合撹拌部材10
4によって混合され、搬送部材103によってマグネッ
トローラ102に運ばれる。マグネットローラ102に
付着した剤とトナーは現像ドクター105によって一定
量に規制されて、残ったものが感光体ドラム140の方
に運ばれていく。その間、整流板109と搬送スクリュ
ー110によって左右に撹拌され、現像器100内で均
一の現像剤が作成される。
【0070】紙に転写したあと残った感光体ドラム14
0上のトナーは、マグブラシクリーニング装置130で
クリーニング装置される。マグネットローラ120上に
付着した剤でクリーニング装置されたトナーは、電圧が
印加されたバイアスローラ112で回収されて、その後
バイアスブレード122で回収される。回収されたトナ
ーはリサイクルスクリュー113によってリサイクルパ
イプ114を通って現像器100へ戻され再使用される
。搬送部材111、整流板118、搬送スクリュー12
1、クリーニング装置ドクター119はそれぞれ現像器
100の搬送部材103、整流板109、搬送スクリュ
ー110、現像ドクター105と同様の働きをする。
【0071】剤回収スクリュー115はクリーニング装
置130内の剤を回収する場合に用いられ剤回収スクリ
ュー115の回転によって剤が剤回収パイプ116を通
って剤回収タンク117に回収される。剤回収タンク1
17の容量は、7000ccで、コピー75万枚相当の
大きさである。このタンクの容量は、大きいほど良いが
、スペースの問題もあり最低でも750cc以上でコピ
ー8万枚相当の大きさが必要である。
【0072】この例における剤の自動回収について図7
3のタイミングチャートを用いて説明する。まず、トナ
ーがなくなったらカートリッジ500を交換する。そし
てカートリッジ500がホッパー開口上部にセットされ
たところで剤交換システムが働く。具体的にはカートリ
ッジ500の挿入動作が完了した時点、即ち前述の突き
当て開封センサ703がOFFになったタイミング(図
71中の■)で、現像装置386の剤及びトナーの補給
ローラ110107,108及びアジテータ103の駆
動源になるメイン駆動モータをONし、モータが立ち上
がるまでのディレイ時間を設けて、剤回収クラッチをO
Nし(図73中の■)、剤回収スクリュー115の回転
によってクリーニング装置130内の現像剤を剤回収パ
イプ116を通して全て剤回収タンク117の中に回収
する。30秒間の回転によりクリーニング装置130内
にある剤を回収し終わった時に、剤回収クラッチをOF
Fして剤回収スクリュー115を止めると同時に、トナ
ーリサイクルに使用しているリサイクルスクリュー11
3の回転方向を逆回転させて現像器100内の剤をクリ
ーニング装置130に搬送する(図73中の■)。12
0秒間逆回転を続けることにより現像の剤を半分ほどを
クリーニング装置130に移したときにリサイクルモー
ターをOFFしてリサイクルスクリュー113を止める
と同時に、剤補給クラッチをONして、剤ホッパー10
1bにたまった剤を剤補給ローラ107を回して(t3
=30秒間)(図73中の■)現像器100内に全て入
れ、剤補給クラッチとトナー補給クラッチの両方がOF
Fされると、メイン駆動モーターをOFFして剤交換を
終了する。
【0073】現像器100とクリーニング装置130で
は同一の剤を使用している。この例では、クリーニング
装置130の剤重量は150g、現像器100のそれは
300gである。また、カートリッジ500に入ってい
る剤は150gである。つまり剤交換時、はじめクリー
ニング装置130から150gの剤を剤回収タンクに捨
て、次に現像から約150gの使用中の剤をクリーニン
グ装置130に送り、続いて現像器100にカートリッ
ジ500から150gの新しい剤を追加する。これを繰
り返していく。
【0074】一般にリサイクルスクリュー113の現像
器100内での位置は現像器100内の上方にあり、下
方にたまっている剤の上にリサイクルトナーを落して撹
拌するのが一般的であるが、本方式ではリサイクルスク
リュー113が現像器100内の下方にあり、剤の中に
リサイクルトナーを入れ込む。理由としてはリサイクル
スクリュー113の逆転によって現像器100内の剤を
クリーニング装置130に送れるようにするためである
【0075】現像器100内の剤重量とクリーニング装
置130内の剤重量との比は2:1で現像器100内の
剤の方が多くなっている。これは現像器100で使用し
た剤をクリーニング装置130で再使用するため、現像
器100内での剤の劣化を少なくするのと、高速現像シ
ステムに対応できるようにするためである。つまり、高
速になると多くの現像用剤を立ち上げておく必要がある
ためである。本方式では2:1で300gと150gで
あるが、クリーニング装置剤を300gに増やせば1:
1でも可能である。但し、この例では省スペースの為ク
リーニング装置剤を150gとする。
【0076】次に、本実施例における剤の自動交換につ
いて説明する。本実施例における剤の自動交換のための
構成は、前述の図60に示す空カートリッジ集積部55
1と廃トナー収容部561のみが一体化された、空カー
トリッジ等収納ボックス550を用いる複写器と同様で
あるので、この様な複写器の一例である、図87に示す
複写器における剤の自動交換の為の機構を示す図36及
び図37を用いて説明する。
【0077】図36は感光体ドラム140回りの拡大図
、図37はトナー回収パイプの配設状態を示す図である
。尚、図87はこの例の複写器の全体構成を示す正面図
、図6は、そのカートリッジ500移送機構の左側面図
、図7は、該機構を左側面側に立って上から見た図であ
る。以下、図36及び図37に基づいて説明する。この
剤交換システムは上記のパターンFに属するものであり
、クリーニング装置130で回収したトナーはトナー回
収パイプ141を通って、排トナー収容部561へ送ら
れ、ここに蓄えられる。尚、この排トナー収容部561
は後に詳述するようにカートリッジ等収容ボックス内に
形成されており、この排トナー収容部561に蓄えられ
たトナーは再使用せず、カートリッジ等収容ボックス5
50と共に廃棄されるものである。
【0078】本実施例における剤自動交換システムは、
上記のトナーリサイクルタイプとほとんど同じものであ
るが、現像器100からクリーニング装置への剤搬送方
法が異なる。本実施例においては、リサイクルスクリュ
ー113を逆転して剤を現像器100からクリーニング
装置130へ送る代わりに、感光体ドラム140上にキ
ャリアを付着させてクリーニング装置130に送り、ク
リーニング装置130のマグネットローラ120で回収
する。これは、感光体ドラム140上にトナーを付着さ
せる様に感光体ドラム140電位と現像マグネツトロー
ラ102バイアスの制御で剤を感光体ドラム140上に
付着させるものである。その時の感光体電位は0Vで、
現像マグネットローラバイアス112は−400V程度
である。転写(350)で+DCを加えておくと、クリ
ーニング装置130で剤を回収しやすくなる。同様の効
果はPTC(転写前除電チャージ)でも得られる。尚、
クリーニング装置バイアスは+400V程度である。こ
のドラム上に剤を付着させてクリーニング装置に運ぶ方
式だと特にパイプ等の機構も不要で低コスト化が図れる
【0079】次に、カートリッジ500の挿入後の剤ホ
ッパー101から現像器100への剤及びトナーの補給
について説明する。本実施例における剤及びトナーの補
給も基本的には上記の図73のタイミングチャートに示
された補給動作と同じであり、カートリッジ500の挿
入動作が完了した時点、即ち前述の突き当て開封センサ
703がOFFになったタイミング(図71中の■)で
、現像装置386の剤及びトナーの補給ローラ110、
107、108及びアジテータ103の駆動源になるメ
イン駆動モータをONし、モータが立ち上がるまでのデ
ィレイ時間を設けて、剤回収クラッチをONし、クリー
ニング装置130内の現像剤を回収する。この剤回収が
終了する時点で、剤回収クラッチをOFFする。上記の
例ではこれと同時に、リサイクルモーターを逆転させて
、現像器100内の剤をクリーニング装置130内に搬
送する(図73の■)が、本実施例ではこれに代え、感
光体電位0V、現像マグローラバイアスマイナス400
Vで、感光体ドラム140上に現像剤を付着させて、ク
リーニング装置130に搬送する。このクリーニング装
置130への剤搬送を終了すると同時に、剤補給クラッ
チをONして現像器100内に剤を補給する。 又、同時にトナー補給クラッチをONして現像器100
内にトナーを補給する(図71の■)。剤補給クラッチ
とトナー補給クラッチの両方がOFFされると、メイン
駆動モーターをOFFする。尚、剤補給ローラ107と
トナー補給ローラ108の形状により、剤補給とトナー
補給の時間を同一にした場合は、剤補給クラッチとトナ
ー補給クラッチを1つにして、剤トナー補給クラッチと
して共用することができる。
【0080】又、剤補給及びトナー補給は、クラッチを
図73中の破線の様に動作して間欠補給を行なうことに
より、マグネットローラ102軸方向でのスムーズな撹
拌を行なうことが出来る。但し、この場合は、補給動作
終了までの時間が長くなる欠点は有る。更に、剤補給ロ
ーラ107とトナー補給ローラ108の代りに、シャッ
ターを使用することも出来、この場合には、剤補給クラ
ッチON時間t3とクリーニング剤補給(リサイクルモ
ーター逆転)時間t2が短くなり、一定コピー枚数後の
待機中に剤補給を行なう。更に又、クリーニング装置1
30への剤補給を、現像装置100を介さず、直接クリ
ーニング装置130に補給する場合は、図73中t2が
0となり、■のタイミングでクリーニング装置130へ
の剤補給を行なう。この場合もリサイクルモーター逆転
は不要となる。上記の一連の動作中及び動作終了時に、
各々不揮発RAMにその状態を示す状態フラグをセット
、リセット(1又は0)し、処理の実行中に電源が瞬断
されたときも継続実施が可能と成っている。
【0081】次に、上記現像剤交換中に画像読取動作を
許容する制御について説明する。従来のディジタル方式
の画像形成装置においては、現像剤交換中には画像形成
動作を一切禁止していたので、画像形成の生産性が低下
していた。そこで、本実施例においては、少しでも画像
形成の生産性を向上するために、現像剤交換中に、現像
装置386やクリーニング装置130等の感光体ドラム
140回りの記録部を使用しなくて良い、画像の読取動
作を許容するものである。
【0082】以下、図77及び図78に示した制御のフ
ローチャートを用いて具体的に説明する。先ず、ステッ
プ1〜ステップ3でカートリッジセット中か否か、カー
トリッジ開封中フラグがセットされているか否か、及び
、画像メモリがフルであるか否かを判断する。ここで、
カートリッジ開封中フラグ(ステップ2)はカートリッ
ジ500のシール504開封中にセットされているフラ
グである。これらの何れか一つでも合致している場合は
、そのままメインフローに戻る。この何れでもない場合
には次のステップに進む。以降、ステップ4〜ステップ
11で記録部を使用出来る状態か否かによって、コピー
自体の開始指令を受け付けるか、原稿読取のみを受け付
けるかを判断する。カートリッジ開封完了時から剤回収
が始まるときまでセットされる剤交換リクエストフラグ
(ステップ4)、剤回収中セットされて且つ剤の現像器
100からクリーニング装置130への搬送開始時点で
リセットされる剤回収中フラグ(ステップ5)、剤を現
像器100からクリーニング装置130に搬送している
ときセットされ且つ剤補給が始まるとリセットされる剤
搬送フラグ(ステップ6)、剤搬送終了後に剤を補給し
ている間セットされる剤補給フラグ(ステップ7)、カ
ートリッジのシール開封が終了した時点でセットされ且
つ剤搬送終了後にトナー補給が始まるとリセットされる
、トナー補給リクエストフラグ(ステップ8)、及び、
剤搬送終了後にトナー補給動作開始から該補給終了まで
セットされるトナー補給フラグ(ステップ9)をそれぞ
れチェックし、これらのうち何れか一つでもセットされ
ている場合は、記録部が使用でない状態にあるのでステ
ップ14で原稿読取出来る旨の表示を行ない、ステップ
15で原稿読取可能フラグをセットする。 上記ステップ4〜ステップ9で何れのフラグもセットさ
れていない場合は、ステップ10,11で定着ヒートア
ップ中か否か,プロセスコントロール中か否かを判断す
る。これらの何れかの動作中であれば、同様に記録部が
使用でない状態にあるのでステップ14及びステップ1
5を実行する。これらの何れの動作中でもない場合には
記録部が使用可能であるので、ステップ12でコピーが
出来る旨の表示を行ない、ステップ13でコピー可能フ
ラグをセットする。そして、図78に示す制御で読取開
始指令用とコピー開始指令用に兼用された「スキャン/
コピーキー」の押下を待つ。
【0083】図78に示すサブルーチンにおいては、先
ず、ステップ1,ステップ2で、画像メモリがフルか否
か、上記「スキャン/コピーキー」が押下されたか否か
を判断し、画像メモリがフルではない状態で「スキャン
/コピーキー」が押下されるまではメインフローに戻る
。画像メモリがフルではない状態で「スキャン/コピー
キー」が押下されると、ステップ3に進んで、原稿読取
フラグ(図77中のステップ15参照)がセットされて
いるか否かを判断する。これがセットされている場合は
、記録部は使用出来ない状態であるので、ステップ4で
原稿読取動作を実行し、ステップ5でコピー予約フラグ
をセットし、ステップ6でメモリ使用フラグをセットす
る。このコピー予約フラグは、剤交換中原稿読取をした
ときにセットするものであり、原稿枚数により1〜4を
順次セットする。又、メモリ使用フラグは、原稿と変倍
率による転写紙サイズにおいて、A4サイズの原稿で4
枚分のページメモリの、どの場所を使っているかを示す
ためのフラグであり、メモリ1〜4に対応したフラグを
使用する。ステップ3で原稿読取可能フラグがセットさ
れていない場合は、ステップ7に進んで、コピー可能フ
ラグ(図77中のステップ13参照)がセットされてい
るか否かを判断し、セットされている場合は、記録部が
使用可能状態であるので、ステップ8でコピー動作を実
行する。逆に該フラグがセットされていない場合には、
そのままメインフローに戻る。
【0084】以上のように、この例においては、現像剤
交換中でも、一定条件下で画像情報である原稿の読取動
作を実行可能とする制御手段を設け、これにより、書込
手段である記録部が動作不能である剤交換中であっても
、読取動作を書込手段の動作に先だって実行できるよう
にしたので、画像形成の生産性が向上する。
【0085】次に、感光体の交換について説明する。本
実施例における像担持体である感光体ドラム140は、
支持ドラム(以下、ドラムという)905上に感光シー
ト900を巻き付けて構成したものであり、感光体シー
ト900は自動的にドラム905に対し巻取り、巻付け
が可能となっている。先ず、図38を用いて感光体シー
ト900について説明する。感光体シートの長さはドラ
ム905(図9−2参照)の円周長より若干長く、幅方
向はほぼドラム905と同じである。又、感光体シート
900の先端部901は、感光体シート巻付動作時のド
ラム905に対する基準位置(巻き始め位置)になるた
め、確実なクリップ及び感光シート先端の耳折れ、カー
ルを防止するため、その他の部分と異なり、折り返し等
により厚い構成としている。感光シート後端部902は
、ドラム905への巻き付け動作時の後端、ドラム90
5からの巻取り動作時の基準位置となるため、シート先
端部901と同様に硬質な材料を用いるか又は折り返し
等の処理を施すが、形状はまったく異なり軸902aが
取付けられている。又この後端部には切欠き903が4
ヶ所設けられており、この切欠き903と上記軸902
aにより後述するようにドラム905への感光体シート
巻付け処理を確実かつ安易なものとしている。
【0086】次に、図39、図40、図43及び図44
を用いてドラム905について説明する。ドラム905
には、感光シート900の先端部901及び後端部90
2が入り込む凹部905aが形成され、該凹部905a
近傍のドラム905内には、感光体シート900の巻き
付け、巻き取り動作のためのストッパー爪906、クラ
ンプレバー909等の機構が備えられている。ストッパ
ー爪906は、感光体シート900の先端部901を、
凹905aの壁面の一部である、シート先端固定部91
1に押さえつけてクランプするための爪であり、ドラム
905に対する固定軸906aに回動自在に支持され、
かつ、アーム907を介してストッパガイド908と連
結されている。そして、このアーム907もドラム90
5に対する固定軸907aに回動自在に支持されている
。よって、クランプレバー909の先端でストッパガイ
ド907の露出面908aを押すことにより、アーム9
07及びストッパ爪906がそれぞれの支持軸907a
、906aの回りで時計向きに回転し、ストッパ爪90
6の先端部は上記先端固定部911との開口部を狭くし
ていき、これにより巻き付け動作時に感光体シート90
0をクランプする。クランプレバー909は、ドラム9
05二対する固定軸909aに回動自在に支持され、先
端部にはシート後端部902の軸902aが入り込める
切欠き909bが形成され、クランプソレノイド910
により駆動される。クランプレバー909はドラム90
5に対し、この例では図40(a)に示すように4ヵ所
に配置されており、クランプソレノイド910がON状
態のときドラム905の円周上から突出し、OFF状態
では、円周内に退避するように図示しないスプリングに
よる張力が与えられている。
【0087】尚、図52に示すように、ドラム905の
凹部905aは画像形成に使用出来ない感光体ドラム1
40上の継目になっているので、画像形成のシーケンス
制御上、ドラム905が回動中に該凹部905aが本体
内のどこに来ているかを検出する必要がある。このため
に、この凹部905aを検出するための継目センサが設
けられている(図示せず)。そして、この継目センサに
よる凹部905の検出結果は、後述するように感光体シ
ート900のドラム905からの剥離や巻き付け処理時
の制御にも用いている。
【0088】次に、図41、図42、図43及び図44
を用いてガイドローラ部について説明する。ガイドロー
ラ部送出し部は3種のローラ921、922、923と
1本のガイドロード924から構成されている。第1ガ
イドローラ921は従動ローラでありドラム905全域
に渡りローラ部が対向している。又、軸受部はスプリン
グにより、可動式となっており第3ガイドローラ923
と接離可能な構成としている。又この接離量は約3mm
であり、この3mm分は感光体シート後端部902に取
付けられている軸902aの直径とほぼ同一である。(
図41,42参照)第2ガイドローラ922、第3ガイ
ドローラ923は本体からの駆動が第3ガイドローラ9
23に伝達され、更にを介しガイドベルト(920)を
介して第2ガイドローラ922に伝達されている。第2
ガイドローラ922は感光体シート巻取り時に使用する
巻取ローラ925にも増速して駆動を与えている。第2
ガイドローラ922、第3ガイドローラ923、巻取ロ
ーラ925の軸は同一ブラケット上で固定されており、
このブラケットが第3ガイドローラ923の軸を中心に
揺動可能な構成となっている。ガイドベルト920、第
2、第3ガイドローラ922、923はドラム905の
軸方向に対し分割されて、分割の間隔にドラム905よ
り突出したときのクランプレバー909の先端部が介在
し得るようになっている。又、巻取動作(剥離動作)時
はゴム材で形成されている巻取ローラ925が感光体シ
ート後端部902の軸902aをクランプレバー909
の先端部の切欠き909bからはずすことが可能なよう
に、巻取ローラ925の表面には、軸方向に延在するキ
ャッチ山が形成されている。又、各ガイドローラ921
,922,923線速はドラム巻付処理時のドラム90
5の線速と同速に設定され、巻取ローラ925の線速は
これより低速に設定されている。
【0089】先ず、図45乃至図51、及び図75を用
いてドラムに感光体シートを巻き付ける処理について説
明する。先ず、ドラムモータをONしてドラム905の
回動を開始させ(図75中の■)、継目センサより得ら
れたドラムの継目位置を基準として、図45に示すよう
にドラム905の感光体シート先端固定部911がガイ
ドベルト920と対向する様に移動させたところでドラ
ムモータを停止し(図75中の■)、これにより巻き付
け処理開始位置に位置決めする。ここで、このドラムモ
ータの停止時期は、図75に示すように継目センサの立
ち上がり出力を基準に、これより所定時間A後に設定し
てある。又、図74のタイミングチャートに示すように
、ドラムモータのONと同じに、現像バイアス、クリー
ニングバイアス、除電ランプをONするのは、巻付け動
作中のドラム905に不要なトナー、剤が付着するのを
防止するためである。この点については後に詳述する。 ドラム905を停止した状態でクランプソレノイド91
0をONし、クランプレバー909をドラム円周上より
突出させる。この状態で第1ガイドローラ921等を駆
動するモータ(以下、駆動モータという)をONして(
図75中の■)、第1ガイドローラ921、第3ガイド
ローラ923により感光体シート900を送り出し、そ
の先端部901をドラム905のシート先端固定部91
1とストッパー爪906の先端との間に挿入する。ここ
で、クランブソレノイド910のONから感光体シート
900の送り出し開始までに遅延時間B(図75参照)
を設けたのは、該ソレノイド910のディレイ時間(約
500ms)を考慮したものである。この感光体シート
900の送り出しをドラム中のシート先端センサ912
が感光体シート先端部901を検出するまで続ける。シ
ート先端センサ912は反射型又は透過型のフォトセン
サで構成することが出来る。シート先端センサ912が
シート先端を検出すると(図75中の■)、これより所
定時間C後に駆動モータをOFFすると共にクランプソ
レノイド910をOFFしてクランプレバー909をド
ラム905内に格納する。この所定時間Cは、感光体シ
ート900の先端部901をシート先端固定部911の
奥まで確実に入り込ませるためのものである。 クランプレバー909はクランプソレノイド910のO
FFにより図示しないスブリングの力で感光体シート9
00を介してストーパガイド908の露出面908aを
押す状態となる。これによりストッパーガイド908と
リンクされているアーム907を軸907aの回りで時
計方向に回動させ、それによりアーム907と接続され
ているストッパー爪906を軸906aの回りで時計方
向に回動させて、ストッパー爪906の先端部をシート
先端固定部911に近付ける方向に移動する(図47参
照)。このクランプソレノイド910等のOFFから所
定時間D後に(図75中の■)、ドラムモータ及び駆動
モータをONして、ドラム905を矢印方向に回転させ
る。これにより図48に示すように感光体シート900
はドラム905に巻付き始めシート900によりストー
パーガイド908はさらに押し込まれる状態となるため
、ストーパー爪906はさらにシート先端固定部911
に近づき、より確実に感光体シート900をクランプす
る。更にドラム905を回転させ、巻付け動作を続けて
第1ガイドローラ921と第3ガイドローラ923との
対向部にドラム後端902の軸902aが接遊する時点
でクランプソレノイド910をONしクランプレバー9
09を突出させる。このドラム905の回転開始からク
ランプソレノイドをONするまでの所定時間E(図75
参照)は、ドラムがほぼ一回転するための所定時間であ
り、継目センサ出力を基準にしてカウントする。更にド
ラムを回転させると、第1ガイドローラ921は第3ガ
イドローラ923に対して接離可能な構成となっており
、かつ、ドラム905の回転より感光体シート900が
引っ張られているので、感光体シート後端部902の軸
902aが第1ガイドローラ921を下方に押し下げて
いく。これにより感光体シート後端部902は第1ガイ
ドローラ921と第3ガイドローラ923の対向部から
抜けガイドベルト920とガイドロード924に挟まれ
る様な状態になる(図49参照)。更にドラム905が
回転すると感光体シート後端部902の軸902aはガ
イドベルト920、ガイドローラ922を押し上げなが
ら進み、先端部が突出した状態でガイドベルト920と
ほぼ同じ高さとなっている、クランクレバー先端部が感
光体後端切欠き903に入り込み、かつ軸902aがク
ランプレバー先端部の切欠き909bに入り込む状態と
なる(図50参照)。この時点でクランプソレノイド9
10をOFFし(図75中の■)、クランプレバー90
9をドラム内に格納することにより感光体シート900
をクランプレバー909で引っ張る様にして巻付ける(
図51参照)。ここで、クランプソレノイド910をO
Nしている時間F(図75参照)はクランプレバー先端
部が感光体シート900の後端部切欠き903に入るた
めのドラム905の回転時間になっている。これにより
感光体シート900をタルミ無くドラム905に巻付け
ることが出来る。
【0090】次に、図53乃至図55、及び図74を用
いて、ドラム905から感光体シート900の剥離処理
について説明する。先ず、ドラムモータをONしてドラ
ム905の回動を開始させ(図74中の■)、継目セン
サにより得られたドラム継目位置を基準にして、図53
に示すように、ドラム905のクランプレバー909の
先端部が巻取ローラ925に対向する位置になる様にド
ラム905を回転させたところでドラムモータを停止し
(図74中の■)、これにより剥離開始位置に位置決め
する。ここで、ドラムモータON中、現像バイアス等を
ONするのは、前述の感光体シート巻付け処理ときと同
様の理由による。この状態で駆動モータをONして巻取
ローラ925を時計方向に回転させ、さらにドラム90
5が停止した状態でクランプソレノイド910をONす
る(図53参照)。これによりクランプレバー909に
より保持されている感光体シート900は、クランプレ
バー909上部で感光体後端切欠き903を持ち上げら
れて巻取ローラ925に接触する。巻取ローラ925が
感光体シート後端部902の軸902aを時計方向の回
転に従って搬送してクランプレバー909の切欠き90
9bから軸902aを抜きだしながら、該シートの後端
部切欠きからクランプレバー909の先端部が抜け出す
ようにすることにより、クランプレバー909に対し感
光体シート後端部902はフリーな状態となる(図54
参照)。この後クランプソレノイド910をOFFし(
図74中の■)、クランプレバー909をドラム内に格
納する。この状態でも感光体シート後端部902は巻取
ローラ925により保持されている。この際、巻取ロー
ラ925が感光体シート900を保持しているかを光学
式反射センサ等を用いて検出してもよい。この後、クラ
ンプソレノイド910をONした時期から所定時間H経
過時に、ドラムモータの逆転を開始させて、ドラム90
5を巻付処理時とは反対方向に回転させる。この所定時
間Hは、感光体シートの後端部902が巻取ローラに噛
まれるための時間である。このような時間設定に依らず
、上述の光学式反射センサ等の出力を用いてドラム90
5の逆転を開始しても良い。このドラム905の逆転に
よりドラム905から感光体シート900は剥がされて
いく(図1及び図67)。剥がされた感光体シート90
0は巻取ローラ925近傍に感光体シート900の取り
入れ口を備えた、空カートリッジ等収納ボックス550
のシート収容部599にランダムに収容される。ドラム
905の回転が約一周近くなった時点で(図74中の■
)、ドラムモータをOFFしてドラム905を停止させ
、クランプソレノイド909を一定時間ONしクランプ
レバー909をドラムより突出させる。これにより、感
光体先端部901をクランプしていたストーパー爪90
6、及びストッパーガイド908からフリーな状態にし
、巻取ローラにより巻取っていく。
【0091】次に、感光体シート900の交換時の画像
形成プロセス条件の補正制御について説明する。感光体
シート900が交換されると新しい感光体シート900
の特性に応じて画像形成プロセスを補正することが望ま
しい。このために以下の4つの補正を行なう。この為に
、図76のタイミングチャートに示すように、新しい感
光体シートの巻付けが終了するとドラムを帯電させ(−
600V)所定の露光を一部に行ない(露光LDをON
)、その際の感光体の露光部及び未露光部の電位を電位
センサで読み取り(期間Tに一定周期でサンプリング)
、且つ、露光部を現像したトナー像及び未露光の地肌部
の光学濃度を光学センサ352で読み取る。得られた4
種のデータで以下の項目をチェックし補正する。 1.帯電電位及び露光部電位をチェックし、帯電電位が
−600Vになる様に帯電器出力(及び/又はグリッド
電圧)の設定値を補正する。 2.帯電電位及び露光部電位をチェックし、露光(LD
パワー)、現像バイアスの出力の設定値を補正する。 3.トナー像及び地肌部の光学センサ出力をチェックし
、上記光学センサの出力を補正する(感光体シート交換
により反射率(表面性)が異なることに対する補正)。 4.トナー像及び地肌部の光学センサ出力をチェックし
てトナー濃度を検出し、必要に応じてトナー補給動作を
行なうことにより現像器内のトナー濃度を補正する。
【0092】次に、前述の感光体シート900の巻付け
処理や、剥離処理の開始に当たっての、ドラム905の
位置決め時に、ドラム905上に不要なトナーや剤が付
着することを防止するための制御について説明する。本
実施例においては、上記処理時においても、感光体ドラ
ム140に対する作用手段である。現像装置386やク
リーニング装置130は通常の画像形成動作時と同一の
場所に位置したままである。従って、感光体シート90
0の交換動作時にドラム905を回転すると現像装置3
86、クリーニング装置130の磁気ブラシがこれを摺
擦することとなる。ドラム905、又はこれに巻付けら
れた感光体シート900は交換動作中は電荷を帯びてい
ないので、現像装置386、クリーニング装置130の
磁気ブラシから電気的にトナー等が付着することはない
が、微量ではあるものの物理的にトナー等が付着する。 感光体シート900が巻付けられる前のドラム905に
トナー等が付着するとドラム905に対して感光体シー
ト900が十分に密着しなくなり、画像形成動作中にド
ラム905と感光体シート900がずれてしまう可能性
がある。また、巻付けられた感光体シート900にトナ
ーが付着すると画像形成時にこの付着トナーが転写紙に
転写されてしまう事がある。このうち、ドラム905に
直接トナー等が付着する恐れは、感光体シート900の
剥離動作中にもあり、このトナー等の付着が発生すると
同様に新しく巻付けられる感光体シート900とドラム
905との密着が悪くなる。そこで、本実施例では、こ
のような感光体シート900の交換時にトナーや剤が付
着しないように現像バイアス等を制御する。図81は、
このための現像バイアス制御のフローチャートである。 ステップ1で、感光体ドラム140の継目が現像器10
0に対向しているか否かを判断する。ここでは前述の継
目センサで継目を検出してから所定時間の間は継目が現
像器100に対向していると判断する。本実施例におい
ては、マイナス帯電トナーを用い、画像露光によりマイ
ナス100V程度に電位を低下させた部分に、感光体の
画像部が対向中に現像バイアスを−400Vに設定して
(ステップ3,4)現像するものであるので、このマイ
ナス100V程度の残留電位が感光体交換中の感光体上
に存在してもマイナストナーが付着しないように、感光
体継目が対向中には現像バイアスをプラス200Vに設
定する(ステップ2)。尚、この例では画像形成動作中
において、感光体の非画像部が現像器100に対向して
いる期間には、現像バイアスをプラス100Vに設定し
ている(ステップ5,6)。図82は、同様に感光体へ
のトナー等の付着を防止するためのクリーニングバイア
ス制御のフローチャートである。これにおいても、上記
現像バイアスと同様に感光体継目、感光体画像部、感光
体非画像部のいずれがクリーニング装置130に対向す
る期間かによって、それぞれプラス200V、マイナス
400V、プラス100Vにクリーニングバイアスを設
定している。
【0093】図79は感光体シート交換時の制御の概略
のフローチャートを示したものである。感光体シートの
巻付け、剥離の処理は基本的に以下のフラグにより実行
される。ドラム巻付けリクエストフラグ;新しい感光体
シートの巻付け処理のリクエスト状態を示すフラグであ
る。ドラム剥離リクエストフラグ;古い感光体シートの
剥離処理のリクエスト状態を示すフラグである。巻付け
実行中フラグ;巻付け処理の実行中を示すフラグである
。剥離実行中フラグ;剥離処理の実行中を示すフラグで
ある。巻付け終了フラグ;巻付け処理の終了を示すフラ
グである。剥離終了フラグ;剥離処理の終了を示すフラ
グである。プロセスチェックフラグ;感光体交換時の画
像形成条件のチェック処理の終了を示すフラグである。 先ず、ステップ1でドラムハクリリクエストがセットさ
れているかを判断し、セットされていれば、ステップ1
4でドラム剥離リクエストフラグをリセットすると共に
、ドラム剥離実行中フラグをセットし、ステップ15で
前述の感光体シート900の剥離処理を実行し、これが
終了したら、ステップ17でドラムハクリ実行中フラグ
をリセットすると共に剥離終了フラグをセットする。尚
、ドラム剥離実行中フラグがセットされている間はステ
ップ2からステップ15に進んでドラム剥離処理を続行
する。ステップ3でドラム巻付けリクエストフラグがセ
ットされていると判断した場合には、ステップ10でド
ラム巻付けリクエストフラグをリセットすると共にドラ
ム巻付け実行中フラグをセットし、ステップ11で前述
のドラム巻付け処理を実行し、これが終了したらステッ
プ13でドラム巻付け実行中フラグをリセットすると共
に巻付け終了フラグをセットする。尚、ドラム巻付け実
行中フラグがセットされている間は、ステップ4からス
テップ11に進んでドラム巻付け処理を続行する。ステ
ップ5で巻付け終了フラグがセットされていると判断す
ると、ステップ6でプロセスチェックフラグがセットさ
れているか判断し、これがセットされていなければステ
ップ7に進んで前述の感光体交換時の画像形成条件のチ
ェック処理を続行し、これが終了したらステップ9でプ
ロセスチェックフラグをセットする。  尚、各処理実
行中は、不揮発RAMを使用したカウンタをスタートさ
せ、又、フラグのセットを行ない、電源のON/OFF
後は、そのカウンタ、フラグにより動作継続を可能にす
る。
【0094】次に、上記の空カートリッジ集積部551
が形成され、装置本体に脱着可能な空カートリッジ等収
納ボックス550について説明する。このような装置本
体に着脱可能なボックスには、空カートリッジ500の
他にも装置内の交換部品等であって、自動的な所定の作
動位置から退避させて来たものを収納しておいて、一時
にボックスごと装置外取りだすことが出来る。この種の
交換部品等としては、上述の空カートリッジ500の他
にも、感光体の支持ドラム905に対して着脱自在な感
光体シート900を巻き付けて用いる場合の該感光体シ
ート900や、クリーニング装置130で感光体表面か
ら除去した未転写トナーを現像装置386で再使用する
ことなく破棄する画像形成装置における該未転写トナー
(排トナー)等が有る。従って、この種の空カートリッ
ジ等収納ボックス550としては、空カートリッジ50
0のみの収容部を備えたタイプ(例えば、図58に示す
ボックス)の他に、空カートリッジ500に加えて、廃
トナーと感光体シート900の少なくとも一つについて
の収容部を備えた、3つのタイプがある。何れのタイプ
のものを採用するかは、装置本体によって決まる。そし
て、該ボックス550は必要に応じて破棄される、使い
捨てのもので構成することも出来る。
【0095】空カートリッジ集積部、廃トナー収容部を
一体的に備えたタイプ(以下、第1のタイプという)の
一例を図59、図60、図61を用いて説明する。55
1は空カートリッジ集積部であり、この例においては空
カートリッジ500を10個収容することが出来る。カ
ートリッジ500には前述のように約360gのトナー
が収納されているため、標準的な使用で約8千枚のコピ
ーを得ることが出来る。従って、空カートリッジ集積部
551が満杯となるまでに約8万枚のコピーを得ること
が出来る。空カートリッジ集積部551の全高は110
mmに設定してある。空カートリッジ集積部551に関
して、例えばコピースピードの遅い装置においては、ト
ナーの使用量が少なく、カートリッジ500の装填サイ
クルが長いため、収容個数を5個としてもよい。その場
合、空カートリッジ集積部551の全高は例えば60m
mに設定することが可能であり、全高が現像剤を収納し
た状態のカートリッジ500よりも低い空カートリッジ
集積部を提供することが可能となる。また、図中559
は本体装着時の取っ手である。廃トナー収容部561は
仕切壁565により大部屋537と小部屋538に分け
られている。クリーニング装置130から排出された廃
トナーは、まず、搬入口569より小部屋538に搬入
される。搬入口569は送り込み部材563よりも上方
に設けられているため、廃トナーは送り込み部材563
近傍に自重で落下し、堆積する。堆積した廃トナーは送
り込み部材563の回転により、小部屋538から大部
屋537に送り込まれる。小部屋538は大部屋537
よりも上方に設けられているため送り込み部材563が
、送り込んだ廃トナーの自重によって回転負荷を受ける
ようなことは無い。以上の構成により、廃トナーを圧縮
して収容することによって収納効率が向上する廃トナー
収容手段を、クリーニング装置130から分離して配置
することが可能となる。
【0096】ところで、廃トナーは後述するように標準
的な使用のもとでは、略トナーの使用量に比例して発生
する。一方、空カートリッジ500も当然、トナーの使
用量に比例して生ずることとなる。従って、廃トナー収
容部の容積を適当に設定した場合は、空カートリッジ集
積部551と廃トナー収容部561が満杯になる時期を
略等しくすることが出来る。。但し、廃トナーは転写効
率によりその発生量が異なるため、廃トナー容量は最悪
転写率を想定して設定する必要がある。この例において
は、カートリッジ500中に360gのトナーが収容さ
れていて、10個では3600gのトナーが補給される
。最悪転写率を70%とすると1080gの廃トナーが
排出される。これは、3600ccの体積を有している
が、圧縮比2.5に圧縮されて収容されるため、その体
積は1400ccとなる。従って、大部屋537の収容
容積は1450ccに設定してあり、また、小部屋53
8の収容容積は50ccに設定してある。
【0097】装置本体には、前述のようにカートリッジ
挿入窓の下に空カートリッジ等収納ボックス550挿入
窓694が設けられていて(図4参照)、操作者は該窓
から空カートリッジ等収納ボックス550を出し入れす
る。また、空カートリッジ等収納ボックス550にはロ
ック機構及びシャッタ機構が設けられている。
【0098】先ず、このロック機構について説明する。 空カートリッジ等収納ボックス550のロック機構の詳
細を図62に示す。所定の条件以外の場合は装置外への
トナー飛散防止等の観点から空カートリッジ等収納ボッ
クス550の出し入れを禁止するために設けられるもの
である。先ず、空カートリッジ等収納ボックス挿入時は
、挿入に先立ち、空カートリッジ等収納ボックス550
のロックソレノイド707がONすることにより、ロッ
ク部材707aが支点707bを中心に時計廻りに回転
し(図中一点鎖線)空カートリッジ等収納ボックス55
0の挿入が可能となる。空カートリッジ等収納ボックス
550を挿入すると、本体の所定位置に設けられた空カ
ートリッジ等収納ボックスセンサ706が所定位置まで
挿入されたことを検知する(図8)。該検知信号により
、空カートリッジ等収納ボックスロックソレノイド70
7がOFFとなり、ロック部材が支点707bを中心に
反時計廻りに回転し(図中実線)、空カートリッジ等収
納ボックス550の切欠き部558に入り込んでロック
する。取り出し可能時には挿入可能時と同様の動作によ
り取り出しが可能となる。
【0099】次に、開口部のシャッタ機構について説明
する。空カートリッジ等収納ボックス550には、取り
出し時に空カートリッジ集積部551を塞ぐためのシャ
ッタ機構が設けることが、上記と同様トナー飛散防止等
の観点から望ましい。該機構の構成を図59、図63、
図60、図64、図65、及び図66を用いて説明する
。図59に示すようにシャッタ軸552は空カートリッ
ジ等収納ボックス550の側壁566のシャッタ溝55
5(図64(b)参照)に摺動可能に設けられていて、
シャッタシート553の一端が貼り付けてある。空カー
トリッジ等収納ボックス550挿入前、シャッタ軸55
2は取っ手559側に位置していて、シャッタシート5
53はシャッタシート軸554に巻き付いている。 機械本体には、図64に示すように空カートリッジ等収
納ボックス550を出し入れするときに、空カートリッ
ジ等収納ボックス550のシャッタ軸552が干渉する
ように板バネ695が設けられている。
【0100】図64(a)は、空カートリッジ等収納ボ
ックス550を相当量本体に挿入した状態の図である。 さらに空カートリッジ等収納ボックス550を挿入する
と、シャッタ軸552が本体の板バネ695と干渉する
が、シャッタ軸552の空カートリッジ等収納ボックス
550に対する移動は無く、板バネ696を曲げながら
挿入される。空カートリッジ等収納ボックス550が完
全に挿入されると、板バネ695はシャッタ軸552と
干渉しなくなり弾性により、元に戻る(図64(b))
【0101】次に、空カートリッジ等収納ボックス55
0取り出し時の動作を説明する。空カートリッジ等収納
ボックス550取り出し時、再びシャッタ軸552が本
体の板バネ695と干渉する(図65(a))が、今度
は、板バネ695を曲げる前に、シャッタ軸552がシ
ャッタ溝555を摺動し(図65(d))、シャッタ軸
552に一端が貼り付けてあるシャッタシート553が
空カートリッジ集積部551を塞いでいく。空カートリ
ッジ等収納ボックス550の奥壁557(図59c)参
照)に達したシャッタ軸552は該軸に設けられた凹部
552aとシャッタ溝555に設けられた凸部555a
が嵌合することにより固定される(図66(e))。空
カートリッジ等収納ボックス550をさらに引き出すこ
とにより、シャッタ軸552が本体の板バネ696を曲
げ、本体外に取り出される(図66(f))。取り出さ
れた空カートリッジ等収納ボックス550の空カートリ
ッジ集積部551の開口は、シャッタシート553によ
り完全に塞がれている(図63)。
【0102】以上のこの例の空カートリッジ等収納ボッ
クス550によれば、空カートリッジ集積部551と廃
トナー収容部561が略同時に満杯となるためどちらか
一方が満杯となった時点で廃棄すれば、収容部を無駄に
することなく、一回の動作で同時に二つの不要物収容手
段を廃棄することが可能となる。又、例えば上記のよう
な容量の設定であれば、装置本体内で使用されるトナー
に関するユーザーのメンテナンス作業は、8千枚のコピ
ーを得る毎にカートリッジを挿入し、8万枚のコピーを
得た時点で、空カートリッジ等収納ボックス550を廃
棄するだけで良く、操作性が極めて向上した。更に、感
光体に関して、昨今技術の進歩により高価格ではあるも
のの従来に比べ寿命が10倍程度の長寿命感光体が実現
している。この様な感光体は、高速・高級の高価格装置
に実装されている。従って、この例(第1のタイプ)の
空カートリッジ等収納ボックス550を適用可能な装置
本体にこの長寿命感光体を用いると、より一層メンテナ
ンス作業の軽減した画像形成装置を提供することができ
る。
【0103】空カートリッジ等収納ボックスの第2のタ
イプとしては、上述の空カートリッジ集積部のみを有す
る空カートリッジ等収納ボックスを上げることが出来る
。第58図はこのタイプの一例を示すものである。この
例の空カートリッジ等収納ボックス550は、上記の第
1のタイプの例における空カートリッジ集積部と同一の
構成である。本空カートリッジ等収納ボックス550は
、トナーリサイクルシステムを用いてる装置に好適であ
り、装置本体内で使用されるトナーに関するユーザーの
メンテナンス作業は、やはり、8千枚のコピーを得る毎
にカートリッジを挿入し、8万枚のコピーを得た時点で
、空カートリッジ等収納ボックス550を廃棄するだけ
で良く、メンテナンス性が極めて向上させることが出来
る。
【0104】空カートリッジ等収納ボックスの第3のタ
イプとしては、空カートリッジ集積部、廃トナー収容部
、感光体シート収容部を一体的に備えたものがあげられ
る。本空カートリッジ等収納ボックス550は、感光体
シートを自動で交換する機能を備え、使用済み感光体シ
ートを本空カートリッジ等収納ボックス550に収容し
得るものに好適出ある。図67はこのタイプの一例に係
る空カートリッジ等収納ボックス550の概略を示すも
のである。空カートリッジ集積部551、廃トナー収容
部561は上記の第1のタイプの例における空カートリ
ッジ等収納ボックス550と基本的に同一の構成である
。異なる点は、ロック機構が、ここには設けられておら
ず、下部の感光体シート収容部599に設けられている
点である。この感光体シート収容部599については後
述する。空カートリッジ集積部551と廃トナー収容部
561が満杯になり、空カートリッジ等収納ボックス5
50の廃棄が必要となる場合に関しては前述したが、感
光体シートも総コピー量に応じて劣化する場合が有り、
この例では、感光体シートの寿命に合わせて空カートリ
ッジ集積部551と廃トナー収容部561が満杯となる
時期を設定してある。
【0105】この例によれば、空カートリッジ等収納ボ
ックス550タイプ3は、空カートリッジ集積部551
と廃トナー収容部591が満杯となる時期と感光体シー
トの寿命とが略同時期であるため、少なくともいずれか
一つが満杯又は寿命となった時点で廃棄すれば、収容部
を無駄にすることなく、一回の動作で同時に三つの不要
物収容器を廃棄することが可能となる。従って、装置本
体内で使用されるトナー、及び感光体シートに関するユ
ーザーのメンテナンス作業は、8千枚のコピーを得る毎
にカートリッジを挿入し、8万枚のコピーを得た時点で
、空カートリッジ等収納ボックス550を廃棄するだけ
で良く、操作性が極めて向上した。ところで、感光体に
関しては、タイプ1で前述した通り昨今技術の進歩によ
り従来に比べ寿命が10倍程度の長寿命感光体が実現し
ている。しかしながら、価格が高価であるため反面低速
、低価格の装置においては、まだ、一般に普及するには
至っていない。従って、そのような装置においては、依
然従来の感光体が使用されているが、この例の空カート
リッジ等収納ボックス550を用いることによって、現
状の感光体を使用しつつ、大幅なメンテナンス作業の軽
減を図ることが可能となる。
【0106】空カートリッジ等収納ボックスの第4のタ
イプとしては、空カートリッジ集積部、感光体シート収
容部を一体的に備えたものがあげられる。本空カートリ
ッジ等収納ボックス550は、上記の第3のタイプと同
様に、感光体シートを自動で交換する機能を備え、使用
済み感光体シートを本空カートリッジ等収納ボックス5
50に収容し得、且つ、トナーリサイクルシステムを用
いているか又は別に装置本体内に備えられた大容量の廃
トナー収容部を用い、空カートリッジ等収納ボックス5
50に排トナー収容部を付加する必要が無いものに好適
である。図68はこのタイプの一例に係る空カートリッ
ジ等収納ボックス550の概略を示すものである。空カ
ートリッジ集積部551は上記の第1のタイプに係る空
カートリッジ等収納ボックス550における空カートリ
ッジ集積部551と同一の構成である。感光体シート収
容部599は上記の第3のタイプに係る空カートリッジ
等収納ボックス550における空カートリッジ集積部5
99と同一の構成である。
【0107】この例によれば、空カートリッジ集積部5
51が満杯となる時期と感光体シートの寿命とが略同時
期であるため、いずれか一方が満杯又は寿命となった時
点で廃棄すれば、収容部を無駄にすることなく、一回の
動作で同時に二つの不要物収容手段を廃棄することが可
能となる。従って、装置本体内で使用されるトナー、及
び感光体シートに関するユーザーのメンテナンス作業は
、8千枚のコピーを得る毎にカートリッジを挿入し、8
万枚のコピーを得た時点で、空カートリッジ等収納ボッ
クス550を廃棄するだけで良く、操作性が極めて向上
した。
【0108】以上の第1乃至第4のタイプの何れかの空
カートリッジ等収納ボックス550を用いることによっ
て、あらゆる価格、スピードの画像形成装置に対し、適
用が可能であり、いずれもメンテナンスを大幅に軽減す
るものである。又、上述の通りメンテナンス性(操作部
)を大幅に向上させたことはもちろんであるが、交換、
廃棄部品を必要最小限にとどめる事により産業廃棄物で
問題化している環境問題(公害問題)及び限られた資源
の無駄使い、使い捨てによる資源問題等の社会問題に対
してもそれぞれ従来のプロモスカートリッジ方式と比較
し、改善をなし得るものである。
【0109】次に、本実施例装置に用いられる空カート
リッジ等収納ボックス550について説明する。本実施
例の空カートリッジ等収納ボックス550は、空カート
リッジ集積部、廃トナー収容部、感光体シート収容部を
一体的に備えた、上記の第3のタイプの例として挙げら
れた、図67に示したものである。図69(a)はその
正面図、図69(b)はその左側面図、図69(c)は
その平面図である。
【0110】空カートリッジ集積部551及び廃トナー
収容部561については、上記の第1のタイプの例とし
て挙げた図59に示すものと同様の構成であるので、こ
こでは、感光体シート収容部599について説明する。 感光体シート収容部599は、使用前の感光体シート及
び使用後の感光体シート900を収容するものであり、
装置本体にセットされた状態で感光体シート剥離機構と
対向する位置に、感光体シートの支持ドラム905の軸
と並行な感光体シート出しいれ口800を備えている。 該出し入れ口800には、送りローラ930が設けられ
、該ローラ930は同軸上のギア932を介して画像形
成装置の駆動モータの駆動が伝達されて、矢印方向に回
転される。送りローラ930は板バネ931により押圧
されており、ドラム巻付時は送りローラ930と板バネ
931の間に感光体シート900が加圧され保持されて
おり送りローラ930がドラム線速と略同速度で送り出
される。  感光体シート900のドラム905からの
剥離時はガイドローラ部の送り方向の力と感光体シート
900の自重で図中”D”のスキマより内部に押し込ま
れる。
【0111】次に、空カートリッジ等収納ボックス55
0の交換に関する制御について説明する。先ず、この交
換時期を決める、トナー消費、廃トナー量及び感光体の
劣化の関係について述べる。図70に示すようにコピー
枚数(CV)と消費されるトナー量の関係は一定の幅を
持つもののほぼ比例する。この一定の幅は原稿の暗部が
一定ではないために生ずるためである。又、感光体上の
未転写トナー(廃トナー)は正確にはコピー枚数よりも
、トナー消費量に追従する。但し、転写効率によりその
発生量が大きく異なる。例えば経時で転写チャージャー
が汚れたとすると転写効率は劣化し廃トナー発生率が大
きくなる(一般的には効率70〜80%程度)。又、感
光体も複写動作に伴う、現像剤、クリーニング剤との摩
擦、転写紙との密着接離を繰り返すため、表面のキズ、
スジの発生率が、CVが大きくなるにつれて高くなって
いく。このCVの増加に伴うドラム不良の増加、廃トナ
ー量の増加、及びトナーの消費という3つのパラメータ
の変化を各種組合せにより、空カートリッジ等収納部5
50に設ける各種収容部を、前述の第1乃至第4のタイ
プのいれか好ましいものにすることが出来る。本実施例
では、ドラム寿命(TC)のCVにおいての最大廃トナ
ー発生量(TB)と最大トナー消費量(TA)の関係を
図70の様にしている。一体形成された場合には、下式
(1)の関係が要求され、 廃トナー収容部容積≧TB×1/圧縮率      (
1)又、空カートリッジ保管部に収容するカートリッジ
数をnとすると、下式(2)の関係が要求される。 n×350g≧TA                
        (2)よって、TCより上限CVを求
め、このCVよりTAを求めTBを最悪転写率を考慮し
て求める。これにより各種収容部の体積及び一体で着脱
可能な手段を決定している。
【0112】以上に基づき本実施例では、空カートリッ
ジ数が10個収納された場合、1枚の感光体シート90
0で8万枚のコピーが取られた場合、又は、排トナーボ
トルが満タンに成った場合に、ドラム905からの感光
体シート900の剥離後、空カートリッジ等収納ボック
ス550の交換を要求する表示を行なう。図83はこの
制御のフローチャートである。ステップ3乃至ステップ
5で、上記の何れかの場合に該当するかを判断する。こ
のうち、排トナーボトル満タン検知は、圧電センサ等で
行なう。この何れかの場合に相当し、且つ、空カートリ
ッジ等収納ボックス(MFP)が引き出されていない場
合(ステップ7でY)は、ステップ8乃至ステップ11
で、ロックを解除する(ロックソレノイド(MFPロッ
クSOL)707をONする)と共に、所定の表示を行
なう。又、新しい空カートリッジ等収納ボックスが装て
んされたときには、図84にフローチャートに示す制御
を実行して、ロックのセット等を実行する。図86はそ
のタイミングチャートである。
【0113】尚、図80は、空カートリッジ等収納ボッ
クスが空カートリッジ収容部と感光体シート収容部のみ
からなるタイプの場合の、図83と同様の制御を示すフ
ローチャートであり、図85はそのタイミングチャート
である。
【0114】尚、本実施例においては、カートリッジ5
00はカートリッジ上板と下板と弾性材料等から成る側
面とからなるものであるが、この他に以下のようなカー
トリッジ500も用いることが出来る。図56に示す様
に硬質の板材にゴム等の弾性部材又は、フィルム状の部
材を貼りその中にトナーと剤、又はトナーのみを圧入し
てフィルム等の密封部材で封印する。トナーと剤を入れ
るときに多少空気やチッ素等の気体を入れておけば固ま
ることもなく使用できる。板材に設けられた大きな穴の
方にはトナーを入れてトナー収容部580にし、板材の
小さな穴には剤を入れて剤収容部581にする。このカ
ートリッジ500を現像器にセットして剤とトナーの補
給を行なう。ただし、トナーと剤を同時に入れずにトナ
ーのみを圧入してもよい。又、図57に示すものはカー
トリッジ500を3分割して、トナー収容部580、現
像器内の剤収容部581、クリーニング剤収容部582
が構成したもので、トナーと現像剤とクリーニング剤が
入っているものである。現像剤とクリーニング剤の特性
が異なる場合は別々に入れておく必要があるため3つに
分かれている。カートリッジの材質は上記の場合と同じ
でゴム等の弾性部材でできている。図57のようにホッ
パーも3つに分かれており、それぞれの穴にそれぞれの
剤とトナーが入る。これらトナー収容部580が弾性部
材、又はフィルム状部剤で構成されていることによって
トナー収容手段保管部においてつぶれて集積される。従
って、保管部においてスペース的に有効な収容が可能で
ある。尚、以上の変形例に係る2種のカートリッジ50
0は、カートリッジ下部を構成する板材の左右両側に本
体からの駆動力の伝達を受けるタイミング溝503bが
形成されているが、本実施例に係るカートリッジ500
(図9参照)のよう片側だけにタイミング溝503bを
設けても良い。
【0115】
【効果】本発明によれば、移送手段で装填部に装填され
た現像剤収容手段を現像剤補充部へ移送し、これにより
、現像剤収容手段の装填を容易にすると共に、該現像剤
補充部で現像剤を補充して空になった現像剤収容手段を
、該現像剤補充部から装置内に設けられている、保管手
段へ移送して、ここに空になった現像剤収容手段を保管
し、これにより、保管手段が満杯になるまでは、現像剤
の補充を単に現像剤収容手段を本体に装填するだけの操
作で行なうことが出来、空現像剤収容手段を補充の都度
取り出す手間を省いたので、トナー補充の操作性を著し
く向上させることが出来る。又、この保管手段をクリー
ニング手段で回収されたトナーを収容する廃トナー収容
手段及び使用済の静電潜像担持体を収容する静電潜像担
持体収容手段と一体化し、且つ、装置本体に着脱自在に
支持し、これにより、1回の廃棄作業で使用によって不
要になった空現像剤収容手段等を破棄できるので、ユー
ザーのメンテナンス作業が極めて軽減出来、且つ、不要
物のみを破棄するため、資源の有効活用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るデジタル複写機の概略構
成を示す正面図。
【図2】図1のデジタル複写機の電装部の構成を示すブ
ロック図。
【図3】図2の書込駆動制御回路71の構成を示すブロ
ック図。
【図4】図1のデジタル複写機のトナー補充機構の概略
を説明するための斜視図。
【図5】同トナー補充機構のホッパ開口部近傍の構成を
示す正面図。
【図6】同トナー補充機構のホッパ開口部近傍の構成を
示す左側面図。
【図7】同トナー補充機構のホッパ開口部近傍の構成を
装置左側上方から見た図。
【図8】同補充機構のホッパ開口上にカートリッジがセ
ットされた状態を示す左側面。
【図9】デジタル複写機に用いられるカートリッジの斜
視図。
【図10】(a)は同カートリッジの正面図、(b)は
その左側面図、(c)は左側上方から見た図。
【図11】同カートリッジが収容ケースに収容された状
態を示す斜視図。
【図12】同カートリッジを装置へ挿入する状態を示す
斜視図。
【図13】(a)は変形例に係るカートリッジの正面図
、(b)はその左側面図、(c)は左側上方から見た図
【図14】同トナー補充機構の開封ローラ近傍の構成を
示す正面図。
【図15】同開封ローラとカートリッジの位置関係を示
す平面図。
【図16】カートリッジの搬送機構の駆動系の構成を示
す斜視図。
【図17】同トナー補充機構の突き当て開封センサの構
造を示す斜視図。
【図18】同搬送機構中の第2搬送コロ611の支持機
構の左側面図。
【図19】同搬送機構中の上第1搬送レール632とカ
ートリッジの位置関係を示す図。
【図20】同搬送機構中の下搬送レール631とカート
リッジの位置関係を示す図。
【図21】カートリッジの落下開始時における、同搬送
機構中の上第1搬送レール632とカートリッジの位置
関係を示す図。
【図22】カートリッジの落下開始時における、同搬送
機構中の下搬送レール631とカートリッジの位置関係
を示す図。
【図23】カートリッジを挿入中の状態を示す左側面図
【図24】カートリッジをホッパ開口上に搬送している
状態を示す左側面図。
【図25】カートリッジがホッパ開口上に到達した状態
を示す左側面図。
【図26】カートリッジがホッパ開口上でトナー等の補
給を終了した状態を示す左側面図。
【図27】カートリッジの逆搬送が開始された直後の状
態を示す左側面図。
【図28】カートリッジがカートリッジ集積部上に到達
した状態を示す左側面図。
【図29】カートリッジがカートリッジ集積部内に落下
した状態を示す左側面図。
【図30】画像形成装置における現像剤等の搬送経路を
示す説明図。
【図31】トナーリサイクルタイプのディジタル複写機
の感光体近傍の概略構成図。
【図32】同ディジタル複写機の現像剤搬送系を示す図
であり、(a)は上面図、(b)は正面図。
【図33】同現像剤搬送系の斜視図。
【図34】同ディジタル複写機の現像装置の斜視図。
【図35】同ディジタル複写機の正面図。
【図36】トナーノンリサイクルタイプのディジタル複
写機の感光体近傍の概略構成図。
【図37】同ディジタル複写機における、現像剤搬送系
の平面図。
【図38】(a)は図1のディジタル複写機の感光体シ
ートの平面図、(b)はその正面図。
【図39】同感光体シートを支持するドラムの斜視図。
【図40】(a)は同ドラムの平面図、(b)はその正
面図。
【図41】同ドラム近傍の機構を示す斜視図。
【図42】(a)は同機構の平面図、(b)はその正面
図。
【図43】同機構の拡大正面図。
【図44】同機構の、図43に示す状態とは異なる状態
における拡大正面図。
【図45】感光体シート巻付け処理の初期の状態におけ
る、ドラム回りの正面図。
【図46】同処理が進んだ状態における、ドラム回りの
正面図。
【図47】同処理が更に進んだ状態における、ドラム回
りの正面図。
【図48】同処理が更に進んだ状態における、ドラム回
りの正面図。
【図49】同処理が更に進んだ状態における、ドラム回
りの正面図。
【図50】同処理が更に進んだ状態における、ドラム回
りの正面図。
【図51】同処理が更に進んだ状態における、ドラム回
りの正面図。
【図52】同ドラム上の画像領域を示す説明図。
【図53】感光体シート剥離処理の初期の状態における
ドラム回りの正面図。
【図54】同処理が更に進んだ状態における、ドラム回
りの正面図。
【図55】同処理が更に進んだ状態における、ドラム回
りの正面図。
【図56】他の変形例に係るカートリッジの斜視図。
【図57】更に他の変形例に係るカートリッジの斜視図
【図58】空カートリッジ集積部のみを備えた空カート
リッジ等収納ボックスの斜視図。
【図59】空カートリッジ集積部と感光体シート収容部
と排トナー収容部を備えた空カートリッジ等収納ボック
スを示すものであり、(a)はその正面図、(b)はそ
の左側面図、(c)はその左上方から見た図。
【図60】図59の空カートリッジ等収納ボックスの斜
視図。
【図61】同ボックスの他の方向から見た斜視図。
【図62】(a)は同ボックスのロック機構の左側面図
、(b)はその上方から見た図。
【図63】同ボックスの開口を閉じた状態を示す斜視図
【図64】(a)は同ボックス引き出し処理時における
、同ボックスのシャッタ機構の一部を示す左側面図、(
b)は同処理が進んだ状態における、その左側面図。
【図65】(c)は同処理が進んだ状態における、その
左側面図、(d)はその更に同処理が進んだ状態におけ
る、その左側面図。
【図66】(e)は同ボックス挿入処理時における、同
ボックスのシャッタ機構の一部を示す左側面図、(f)
は同処理が進んだ状態における、その左側面図。
【図67】図1のディジタル複写機の空カートリッジ収
納等ボックスの斜視図。
【図68】空カートリッジ集積部と感光体シート収容部
を備えた空カートリッジ等収納ボックスの斜視図。
【図69】図67のボックスを示すものであり、(a)
はその正面図、(b)はその左上方から見た図、(c)
はその平面図。
【図70】同ボックスの交換時期に係る要因の説明図。
【図71】図1のディジタル複写機における、カートリ
ッジ挿入時の制御のタイミングチャート。
【図72】図1のディジタル複写機における、カートリ
ッジ保管部移送時の制御のタイミングチャート。
【図73】図35のディジタル複写機における、カート
リッジ開封時の制御のタイミングチャート。
【図74】図1のディジタル複写機における、感光体シ
ート剥離時の制御のタイミングチャート。
【図75】同複写機における、感光体シート巻付け時の
制御のタイミングチャート。
【図76】同複写機における、プロセスチェック時の制
御のタイミングチャート。
【図77】(a)及び(b)は同複写機における、読取
許容制御のサブルーチンのフローチャート。
【図78】同制御の他のサブルーチンのフローチャート
【図79】同複写機における、感光体シート交換時の制
御のフローチャート。
【図80】図68の空カートリッジ等収納ボックスを用
いる画像形成装置における、該ボックス引き出し時の制
御のフローチャート。
【図81】図1のディジタル複写機における、感光体交
換時の現像バイアス制御のフローチャート。
【図82】同交換時のクリーニングバイアス制御のフロ
ーチャート。
【図83】同複写機における、空カートリッジ等収納ボ
ックス引き出し時の制御のフローチャート。
【図84】(a)及び(b)は、同ボックスの押し込み
時の制御のフローチャート。
【図85】図83の制御のタイミングチャート。
【図86】図84の制御のタイミングチャート。
【図87】トナーノンリサイクルタイプのディジタル複
写機の正面図。
【図88】図35のディジタル複写機のトナー補充機構
の左側面図。
【図89】同トナー補充機構の左上方から見た図。
【符号の説明】
500  カートリッジ 501  カートリッジ板上 501a  カートリッジ板上羽根 501bカートリッジ板上タイミングベルト502  
カートリッジフィルム 502a  トナー収容部 502b  カートリッジ板下タイミングベルト溝50
4  カートリッジシール 504a  カートリッジシール挾持部510  硬質
ケース 510a  つまみ部 550  空カートリッジ等収納ボックス551  空
カートリッジ集積部 552  シャッタ軸 552a  シャッタ軸凹部 553  シャッタシート 554  シャッタシート軸 555  シャッタ溝 555a  シャッタ溝凸部 556  メンテフリーパック側壁 557  メンテフリーパック奥壁 558  切欠き部 559  取っ手 561  廃トナー収容部 562  駆動歯車 563  送り込み部材 564  軸 565  仕切壁 566  仕切マイラ 567  大部屋 568  小部屋 569  廃トナー搬入口 599  感光体シート収容部 640  分岐バネ 651  軸受 652  加圧バネ 660  ホッパーガイド 661  ホッパー突き当て壁 662  ホッパー開口シール部材 680  開封ローラ 681  カートリッジシール集積部 690  本体前部外装 691  カートリッジ装填部 692  カートリッジ挿入窓 693  カートリッジ挿入用ドア 694  メンテフリーパック挿入窓 695  板バネ 700  ドアロックSOL 701  ドアオープンセンサ 702  カートリッジ搬送モータ 703  突き当て開封センサ 704  ピンチSOL 705  開封用モータ 706  メンテフリーパックセンサ 707  メンテフリーパックロックSOL707a 
 ロック部材 707b  支点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上の
    静電潜像を現像する現像手段と、該静電潜像担持体を交
    換する静電潜像担持体交換手段と、静電潜像担持体収容
    手段と、静電潜像担持体上から未転写トナーを回収する
    クリーニング手段と、該クリーニング手段で回収された
    トナーを収容する廃トナー収容手段と、補充用の現像剤
    を収容する現像剤収容手段と、該現像剤収容手段が装填
    される装填部と、該装填された現像剤収容手段を現像剤
    補充部へ移送する移送手段と、該現像剤補充部で現像剤
    を補充して空になった空現像剤収容手段を該現像剤補充
    部から空現像剤収容手段を保管する保管手段へ移送する
    移送手段とを設け、該保管手段と該廃トナー収容手段と
    該静電潜像担持体収容手段とを一体化し、且つ、装置本
    体に着脱自在に支持したことを特徴とする画像形成装置
  2. 【請求項2】上記クリーニング手段で劣化したクリーニ
    ング剤を収容する剤収容手段と、該劣化したクリーニン
    グ剤を上記クリーニング手段から該剤収容手段に移送す
    る手段とを設けたことを特徴とする請求項1の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】上記保管手段に保管されている空現像剤収
    容容器の総数が上記保管手段に保管し得る上限に達した
    状態と、上記静電潜像担持体を用いた画像形成動作回数
    が上記静電潜像担持体の耐用限度に達した状態と、上記
    排トナー収容手段に収容されているトナーが収容可能量
    の上限に達した状態との、少なくとも何れか1の状態を
    検出して、上記の一体化された保管手段、廃トナー収容
    手段及び静電潜像担持体収容手段の交換タイミングを決
    定する制御手段を設けたことを特徴とする請求項1の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】上記現像手段で用いられた使用済み剤と、
    上記クリーニング手段で用いられた使用済み剤とを、上
    記現像手段及び上記クリーニング手段から回収貯溜する
    使用済み剤貯溜手段を設け、該使用済み剤貯溜手段の容
    量を、装置本体寿命期間中に上記現像手段及び上記クリ
    ーニング手段から排出される各剤の容積よりも大なる容
    量にすることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記クリーニング手段に回収された廃トナ
    ーが搬入される廃トナー搬入部と、該廃トナー搬入部に
    搬入された廃トナーを圧縮しながら収容する廃トナー圧
    縮収容部と、該廃トナー搬入部に搬入された廃トナーを
    該廃トナー搬入部から該廃トナー圧縮収容部へ送り込む
    送り込み手段とを設けたことを特徴とする請求項1の画
    像形成装置。
JP3045885A 1991-02-17 1991-02-17 画像形成装置 Withdrawn JPH04263273A (ja)

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