JPH0426309Y2 - - Google Patents

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JPH0426309Y2
JPH0426309Y2 JP1986165472U JP16547286U JPH0426309Y2 JP H0426309 Y2 JPH0426309 Y2 JP H0426309Y2 JP 1986165472 U JP1986165472 U JP 1986165472U JP 16547286 U JP16547286 U JP 16547286U JP H0426309 Y2 JPH0426309 Y2 JP H0426309Y2
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JP
Japan
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floor panel
cross member
cross
vehicle body
joint flange
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JP1986165472U
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JPS6369682U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フロアパネルの後部にクロスメンバ
が結合された自動車の後部車体構造に関するもの
である。
(従来の技術) 従来より、自動車の後部車体構造において、リ
ヤフロアパネルの後端部に、車体左右方向に延び
るチヤンネンル状のクロスメンバを接合して、剛
性の向上を図つたものが知られている(例えば実
開昭61−29981号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上述した構造においては、リヤフロ
アパネルにクロスメンバを単に接合しているだけ
であるので、剛性の点において十分といえなかつ
た。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、フ
ロアパネル後部及びクロスメンバの剛性を向上さ
せた自動車の後部車体構造を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、フロアパネルの後部に車体左右方向
に延びるクロスメンバが結合された自動車の後部
車体構造を前提とし、上記クロスメンバの両端
が、車体後部開口の両端縁を形成するリヤピラー
の下端に結合され、上記クロスメンバは、前後端
部に前側及び後側接合フランジ部を有するアツパ
メンバとロアメンバとで構成され、該アツパメン
バとロアメンバとの接合フランジ部の間に上記フ
ロアパネルが後上りに傾斜して挾持固定され、上
記アツパメンバとロアメンバとの後側接合フラン
ジ部に対し、バツクドアと当接するシーミングウ
エルトが勘合されている構成とする。
(作用) クロスメンバの両端が車体後部開口の両側縁を
形成するリヤピラーの下端に結合され、クロスメ
ンバとリヤピラーとが連続する閉断面構造を構成
することとなり、車体後部開口の強度が高められ
る。
クロスメンバのアツパメンバとフロアパネルと
で1つの閉断面構造が、フロアパネルとクロスメ
ンバのロアメンバとで別の閉断面構造がそれぞれ
形成され、この上下に配置される2つの閉断面構
造にて、フロアパネルの後部及びクロスメンバの
剛性が高まる。
クロスメンバ内でフロアパネルが後上りとなつ
ているので、車室内のフロアパネルの位置が低く
なり、車室スペースが大きくなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて詳細に説
明する。
自動車の後部車体構造を示す第1図において、
1は車室後部の床面を形成するリヤフロアパネル
で、その後縁部にリヤクロスメンバ2が結合さ
れ、該リヤクロスメンバ2の両端は、車体後部開
口の両端縁を形成するリヤピラー3,3の下端に
結合されている。
上記リヤクロスメンバ2は、第2図に示すよう
に、リヤフロアパネル1の上側に位置するアツパ
メンバ4と、リヤフロアパネル1の下側に位置す
るロアメンバ5とから構成され、該両メンバ4,
5の間でリヤフロアパネル1は後上がりに傾斜
し、挾持固定されている。このように、リヤフロ
アパネル1を後上がりに傾斜させることにより、
車室側のリヤフロアパネル1の位置を低くするこ
とができ、車室スペースを大きく確保することが
できるようになつている。
アツパメンバ4は、水平部4aと、該水平部4
aの前縁より前側斜め下方へ延びる前側傾斜部4
bと、該前側傾斜部4bの下縁より前方へ延びる
前側接合フランジ部4cと、上記水平部4aの後
縁より後側斜め下方へ延び、前側傾斜部4bより
も短い後側傾斜部4dと、該後側傾斜部4dの下
縁より後方へ延びる後側接合フランジ部4eとか
らなり、上記両接合フランジ部4c,4eがリヤ
フロアパネル1の上面にスポツト溶接されてい
る。
一方、ロアメンバ5は、フロント部材6とリヤ
部材7とが接合されてなる。フロント部材6は、
アツパメンバ4の前側接合フランジ部4cに対応
してリヤフロアパネル1の下面にスポツト溶接さ
れる前側接合フランジ部6aと、該前側接合フラ
ンジ部6aの後縁より略鉛直下方に延びる鉛直部
6bと、該鉛直部6bの下縁より略水平後方へ延
びる水平部6cと、該水平部6cの後縁より鉛直
下方へ延びる後側接合フランジ部6dとを有す
る。また、リヤ部材7は、アツパメンバ4の後側
接合フランジ部4eに対応してリヤフロアパネル
1の下面にスポツト溶接される接合フランジ部7
aと、該接合フランジ部7aの前縁より屈曲して
下方へ延びる屈曲部7bと、該屈曲部7bの下縁
より略鉛直下方に延び下端縁にフロント部材6の
後側接合フランジ部6dがスポツト溶接される鉛
直部7cとを有する。
また、リヤクロスメンバ2とリヤピラー3との
結合は、第3図に示すようになつている。すなわ
ち、車体前後方向に延びるクオータパネル10に
サイド部材11とリヤ部材12とが接合されて閉
断面構造のリヤピラー3が形成されている。サイ
ド部材11は、中間部11aの前後両端に前後フ
ランジ部11b,11cを有する一方、リヤ部材
12は、中間部12aの左右両端に左右フランジ
部12b,12cを有し、サイド部材11の前フ
ランジ部11bとリヤ部材12の左フランジ部1
2bとがクオータパネル10に、それらの後フラ
ンジ部11cと右フランジ部12cとが相互にス
ポツト溶接により接合されている。
上記サイド部材11の後フランジ部11cから
中間部11aの後側部分に亘つて、リヤクロスメ
ンバ2のアツパメンバ4の側端部が上方に湾曲し
て接合されている。
また、リヤクロスメンバ2のリヤ部材7の側端
部付近は、上部が切欠かれて前記接合フランジ部
7aとは別の接合フランジ部7bが形成され、該
接合フランジ部7bが、リヤピラー3のリヤ部材
12の下端フランジ部12dにスポツト溶接によ
り接合されている。リヤ部材12の側端部はクオ
ータパネル10に接合されている。
さらに、リヤフロアパネル1は、鉛直上方に屈
曲された接合フランジ部1a,1bを介して、ク
オータパネル10及びリヤピラー3のサイド部材
11に接合されている。
なお、15はアツパメンバ4の後側接合フラン
ジ部4e及びリヤ部材7(ロアメンバ5)の後側
接合フランジ部7aの外側に対して嵌合されるシ
ーミングウエルトで、バツクドア16の閉成時に
該バツクドア16と当接するようになつている
(第2図参照)。17はリヤフエンダパネルであ
る。
上記のように構成すれば、リヤクロスメンバ2
の両端が車体後部開口の両端縁を形成するリヤピ
ラー3,3の下端に結合され、リヤクロスメンバ
2とリヤピラー3,3とが連続する閉断面構造を
構成することとなり、車体後部開口の強度が高め
られる。
リヤフロアパネル1の後部の上下面に対しアツ
パメンバ4及びロアメンバ5が接合されて上下に
閉断面構造が形成されるので、リヤフロアパネル
1の後部もリヤクロスメンバ2(アツパメンバ
4、ロアメンバ5)にて補強されると共に、リヤ
クロスメンバ2がリヤフロアパネル1にて補強さ
れ、リヤクロスメンバ2及びリヤフロアパネル1
の後部の剛性が高められる。特に、リヤクロスメ
ンバ2がリヤフロアパネル1の後部に位置し側端
部がリヤピラー3に結合されているので、バツク
ドア16にて開閉される車体後部の開口の下縁部
の剛性が高められる。
よつて、例えば衝突時等において、リヤクロス
メンバ2に作用する荷重は、リヤピラー3,3を
介して車体上部構造に伝達され、車体変形が抑制
される。
また、クロスメンバ2内すなわちアツパメンバ
4とロアメンバ5と)との間でリヤフロアパネル
1を後上りに傾斜させているので、車室内のリヤ
フロアパネル1の位置を低くすることができ、広
い車室スペースを確保することが可能となる。
また、このリヤフロアパネル1を後上りに傾斜
させている結果、バツクドア16がスイングして
シーミングウエルト15に作用する力の方向に、
上記傾斜の方向を略合致させることが可能とな
り、バツクドア16を閉じるときの衝撃に対して
有利な構造とすることもできる。
(考案の効果) 本考案は、上記のように、クロスメンバの両端
を、車体後部開口の両側縁を形成するリヤピラー
の下端に結合し、フロアパネルを、クロスメンバ
を構成するアツパメンバ及びリヤメンバにて挾持
固定するようにしたから、クロスメンバとリヤピ
ラーとが連続する閉断面構造を形成するのに加え
て、フロアパネル後部の上下に閉断面構造が位置
し、フロアパネル後部の剛性が高まると共に、ク
ロスメンバの内部に位置するフロアパネルの一部
がレインフオースメントとして機能し、クロスメ
ンバ自体の剛性も高まる。
また、クロスメンバ内でリヤフロアパネルを後
上りに傾斜させているので、車室内のリヤフロア
パネルの位置を相対的に低くすることができ、車
室スペースを大きくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
自動車の後部車体構造を示す斜視図、第2図は第
1図の−線における断面図、第3図はリヤク
ロスメンバとリヤピラーとの結合部分の一部を断
面にして示す斜視図である。 1……リヤフロアパネル、2……リヤクロスメ
ンバ、4……アツパメンバ、5……ロアメンバ、
4c,4e,6d,7a……接合フランジ部、1
5……シーミングウエルト、16……バツクド
ア。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フロアパネルの後部に車体左右方向に延びるク
    ロスメンバが結合された自動車の後部車体構造に
    おいて、 上記クロスメンバの両端が、車体後部開口の両
    側縁を形成するリヤピラーの下端に結合され、 上記クロスメンバは、前後端部に前側及び後側
    接合フランジ部を有するアツパメンバとロアメン
    バとで構成され、 該アツパメンバとロアメンバとの接合フランジ
    部の間に上記フロアパネルが後上りに傾斜して挾
    持固定され、 上記アツパメンバとロアメンバとの後側接合フ
    ランジ部に対し、バツクドアと当接するシーミン
    グウエルトが嵌合されていることを特徴とする自
    動車の後部車体構造。
JP1986165472U 1986-10-27 1986-10-27 Expired JPH0426309Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986165472U JPH0426309Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

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JP1986165472U JPH0426309Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

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Publication Number Publication Date
JPS6369682U JPS6369682U (ja) 1988-05-11
JPH0426309Y2 true JPH0426309Y2 (ja) 1992-06-24

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ID=31095544

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JP1986165472U Expired JPH0426309Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58106281U (ja) * 1982-01-18 1983-07-19 日産自動車株式会社 車体の後部構造

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JPS6369682U (ja) 1988-05-11

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