JPH04262845A - 連続鋳造におけるモールドレベルの制御方法 - Google Patents

連続鋳造におけるモールドレベルの制御方法

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JPH04262845A
JPH04262845A JP2354891A JP2354891A JPH04262845A JP H04262845 A JPH04262845 A JP H04262845A JP 2354891 A JP2354891 A JP 2354891A JP 2354891 A JP2354891 A JP 2354891A JP H04262845 A JPH04262845 A JP H04262845A
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JP
Japan
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stopper
gain
molten steel
mold
molten metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP2354891A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Kaneda
金田 靖
Ryosuke Kimura
亮介 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】連続鋳造における鋳型内溶鋼湯面
レベルの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】湯面制御では、モデル規範形適応
制御装置また2自由度PiD制御等の改良が実施されて
いるが、応答性がよくないこと、最適パラメーターを決
定することが困難である。また、ビレットの連続鋳造の
ように小断面鋳型のレベル制御では従来のストッパーに
よる制御が困難とされているが、応答性がよく、精度の
高いアクチュエータを使用することにより、ゲインを適
切に選択すれば、精度の高いレベル制御が実現可能とな
る。このとき問題になるのは、湯面変動巾を小さく抑え
ようとすれば、制御ゲインを高くしなければならないが
、ストッパーの流出ゲインが変動するため、制御ループ
のゲインが異常に高くなって制御が発散する虞がある。 こうした発散を抑えるため、ゲインを推定する方法が提
案されている(特開昭 63−192545号公報)が
、必ずしも充分な精度が得られていない。特にビレット
の連続鋳造のように小断面鋳型の場合は、スラブの大断
面鋳型の場合よりも湯面変動が大きく、したがって精度
よく制御することが難しい。
【0003】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、小断面鋳型についても精度が向上する連続鋳造にお
ける鋳型内溶鋼湯面レベルの制御方法を提供しようとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段、作用】本発明の連続鋳造
におけるモールドレベルの制御方法は、連続鋳造におけ
る鋳型内溶鋼湯面レベルを、湯面計で計測された湯面レ
ベルと目標湯面レベルとの偏差に応じてタンディッシュ
に設けられたストッパーノズルの開度指令を出力する制
御器と、前記開度指令を受けてストッパーの開度を調整
するストッパー制御装置を用いて、制御する方法におい
て、時系列的にN+1回計測された湯面レベルとストッ
パー開度について、それぞれ前回計測値との差をΔL(
i) 、ΔS(i) として、その比ΔL(i)/ΔS
(i) の上記N回の平均を溶鋼流出ゲインGjとし、
α、βを補正係数、G0 をGjの初期値として、ゲイ
ン変化量RjをRj=α( Gj/G0 )+β から求め、前記Rjにより開度指令を補正することを特
徴とする。
【0005】
【実施例】添付の図面を参照しながら本発明実施例につ
いて詳細に説明する。図1はこの発明の1実施例を示す
制御装置の構成図で、図2は、図1に示した制御装置の
制御ブロック図である。図1、図2において、11は特
に図示しない取鍋から溶鋼13が装入されるタンディッ
シュで、12は前記タンディッシュ内の溶鋼を鋳型14
に鋳込む浸漬ノズルである。15は鋳型に鋳込まれた溶
鋼で、鋳型または特に図示しない冷却帯で冷却されて凝
固シェル16を形成する。
【0006】21はタンディッシュ11から鋳型14に
流出する溶鋼の流量を調整するストッパ、22は前記ス
トッパーの頂部に固定されストッパー21を昇降する逆
L字形のレバーで、その鉛直部はタンディッシュ11の
側壁に昇降自在に支持されている。20はストッパー2
1の昇降を制御するストッパー制御装置で、レバー22
に固定されているもので、ストッパー21を駆動するア
クチュエーターとして、ステッピングシリンダー23、
油圧ユニット24、ステッピングモータ25を有してい
るが、アクチュエーターはこれに限るものではない。ま
た、34はPI制御器で、鋳型内の溶鋼レベルを計測す
る湯面計33からの湯面レベルLと目標設定器32から
の湯面レベルの目標値L0 との偏差、その他の制御パ
ラメータがここに入力されている。31はゲイン調節器
で、ここにストッパー制御装置20からストッパー21
の開度S、前記湯面レベルL、その他、必要な制御パラ
メータが入力されている。36は操業に必要なデータが
入力されている計算機で、ここからストッパー制御に必
要な制御パラメーターが調節器31に入力される。
【0007】以上のように構成された本発明の方法に用
いられる、連続鋳造におけるモールドレベルの制御機構
の作用について説明する。鋳型14に浸漬ノズル12か
ら鋳込まれた溶鋼は、鋳込み量と鋳片の引き抜き量との
バランスで鋳型内湯面はほぼ一定にたもれる。このバラ
ンスを維持することは鋳片の引き抜き量、鋳込み量の他
、操業中に変動する操業パラメータが多く、各変動要因
についてそれぞれ制御方法が工夫されている。
【0008】ストッパー21のような耐火物ノズルの開
度調節によるモールドレベル制御では、ノズルの溶損ま
たは詰まりによる溶鋼流出ゲインの変化による湯面変動
が問題となる。溶鋼流出ゲイン変動に対しても、最適の
制御性を維持するためには常に一定のー巡伝達ゲインを
保つ必要があるが、変動要因が多岐にわたり予測は困難
である。そこで、本発明においては、溶鋼変動要因とし
て重要なストッパ開度変化量について実績値から予測し
、これをゲイン変動推定値として補償を加えた結果、良
好な湯面制御の結果が得られたものである。
【0009】目標設定器32から湯面レベルの目標値L
0 と湯面計33で計測されたLとの差ΔLがPI制御
器34に入る。ここにはゲイン調節器31からゲイン変
化量および制御パラメータが入力されており、出力とし
て開度指令がストッパー制御装置20に入力される。ス
トッパー制御装置20のステッピングモータ25の回転
数によってステッピングシリンダー23は、油圧ユニッ
ト24から油圧の供給を受けて、ピストンロッド28が
所定の距離だけ上下に駆動される。これによってレバー
22とこれに連結されたストッパー21が上下して、ス
トッパー21の開度が調整される。
【0010】ゲイン調節器31には,湯面計33からの
L,ストッパー制御装置20からのSが入力され、また
必要な制御パラメータが計算機36から入力されており
、ゲイン調節器31からPI制御器34にも制御パラメ
ーターが適宜供給される。所定時間内に、時系列的にN
回計測されたL、SをそれぞれL(i)、S(i) 、
(i=1〜N+1)として、下記(1)式でレベル変化
ΔL(i)、ストッパー開度変化ΔS(i)を定義する
【0011】     ΔL(i)=L(i)−L(i−1),  Δ
S(i)=S(i)−S(i−1)   ……(1) 
ただし、i=2〜N+1  、 ここでiは計測された時点を示す指標である。下記(2
)式で上記ΔL(i) 、ΔS(i)から溶鋼流出ゲイ
ンGj を定義する。
【0012】               Gj=Σ(ΔL(i)/
ΔS(i))/N              ……(
2) (2)式に示すとおり、Gjは所定の間隔で計測
された過去N+1回の計測値から得られたN個の比、Δ
L(i)/ΔS(i)を平均したものである。したがっ
て、Gj は、L,SのN+1回の各計測時毎に過去の
ΔL、ΔSから計算され、jは現時点を示す指標である
。上記のGj から、(3)式によってjにおけるゲイ
ン変化量Rjが求められる。
【0013】               Rj=α(Gj/G0)
+β                      …
…(3) ここでG0はGjの初期値、α、βは補正係
数で操業パラメータ、操業に係る製造装置、制御機器ま
たは実績値によって定まるものである。(3)式でRj
 が求められると、(4)式からP0 を初期値として
、補正された調節計比例帯Pj が求められる。
【0014】                   Pj=RjP0
                         
    …… (4)図3は本発明の実施例による結果
であって、湯面変動、タンディッシュ重量、引抜き速度
、ストッパー開度の時間的変化を示している。また、図
中、ゲインGj は上記(3) 式で定義されたもので
ある。鋳型サイズは230mmφで、丸ビレットの連続
鋳造の場合について示してある。図4は比較例として溶
鋼流出ゲインの補償を行わない場合について示したもの
で、その他の条件は図1と同様な条件である。図3と図
4を比較すると、本実施例では湯面変動が±1mmに収
まっているのに対して、比較例ではこれが±2〜5mm
となっており、本実施例の優位は明らかである。
【0015】
【発明の効果】湯面レベルおよびストッパー開度の変化
を計測して、その比を所定時間にわたって平均して求め
た溶鋼流出ゲインによって、ストッパ開度指令を補償す
るので、湯面レベルの変動が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の制御装置の構成図である。
【図2】図1に示した制御装置の制御ブロック図である
【図3】本実施例の湯面変動、その他の操業条件を示す
グラフ図である。
【図4】ゲイン補償を行わない場合の比較例で、その他
は図3と同様な操業条件として、湯面変動、その他の操
業条件を示すグラフ図である。
【符号の説明】
11  タンディッシュ 12  浸漬ノズル 13、15  溶鋼 16  凝固シェル 20  ストッパー制御装置 21  ストッパー 22  レバー 23  ステッピングシリンダー 24  油圧ユニット 25  ステッピングモータ 28  ピストンロッド 31  ゲイン調節器 32  レベル目標設定器 33  湯面計 34  PI制御器 36  計算機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  連続鋳造における鋳型内溶鋼湯面レベ
    ルを、湯面計で計測された湯面レベルと目標湯面レベル
    との偏差に応じてタンディッシュに設けられたストッパ
    ーノズルの開度指令を出力する制御器と、前記開度指令
    を受けてストッパーの開度を調整するストッパー制御装
    置を用いて、制御する方法において、時系列的にN+1
    回計測された湯面レベルとストッパー開度について、そ
    れぞれ前回計測値との差をΔL(i) 、ΔS(i) 
    として、その比、ΔL(i) /ΔS(i) のN回の
    平均を溶鋼流出ゲインGjとし、α、βを補正係数、G
    0 をGjの初期値として、ゲイン変化量Rjを Rj=α( Gj/G0 )+β から求め、前記Rjにより開度指令を補正することを特
    徴とする連続鋳造におけるモールドレベルの制御方法。
JP2354891A 1991-02-18 1991-02-18 連続鋳造におけるモールドレベルの制御方法 Pending JPH04262845A (ja)

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JP2354891A JPH04262845A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 連続鋳造におけるモールドレベルの制御方法

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JP2354891A JPH04262845A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 連続鋳造におけるモールドレベルの制御方法

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ID=12113538

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10314911A (ja) * 1997-03-12 1998-12-02 Nkk Corp 連続鋳造機モールド内湯面レベル制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10314911A (ja) * 1997-03-12 1998-12-02 Nkk Corp 連続鋳造機モールド内湯面レベル制御装置

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