JPH0426245Y2 - - Google Patents

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JPH0426245Y2
JPH0426245Y2 JP11142287U JP11142287U JPH0426245Y2 JP H0426245 Y2 JPH0426245 Y2 JP H0426245Y2 JP 11142287 U JP11142287 U JP 11142287U JP 11142287 U JP11142287 U JP 11142287U JP H0426245 Y2 JPH0426245 Y2 JP H0426245Y2
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dome
filling
tire
air
pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は高速でしかも高精度にエアー充填を行
なえるようにしたチユーブレスタイヤの空気充填
装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種装置のなかには例えば特公昭59−
50522号公報や実開昭61−138704号公報に開示さ
れた技術がある。すなわち、前者にはデイスクホ
イールを載置する受台を上下動させる油圧シリン
ダの作動室に、複数の圧力スイツチを設けた油圧
流路を連通させ、上記スイツチでエアー充填圧を
検出するようにしたエアー充填装置が示され、ま
た後者には弁を介挿した圧力の相違するエアー管
路を充填ドームに接続し、該ドームにドーム内圧
を検出する圧力センサを設け、該センサを通じて
前記弁を開閉制御することで、所定圧のエアーを
充填ドーム内に供給するようにしたエアー充填装
置が示されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、これらの装置は何れも圧力スイツチま
たは圧力センサのみによつて充填圧を検出し、云
わば供給空気圧若しくは充填ドーム内圧値を以つ
てタイヤ内圧としていたために、実際のタイヤ内
圧との誤差が必至になる一方、圧力検出後の受台
下降によるタイヤ内圧の変化については特別な注
意を払つていないために、タイヤ内圧のバラツキ
がますます顕著になつて充填圧に均質性を欠く等
の問題があつた。
しかも、上記構成のものでは受台だけを上方に
設置した充填ドームに向けてリフトさせていたた
め、受台のリフト量に大きなストロークを要し、
この種工程のサイクルタイム短縮化の障害になつ
ていた。
本考案はこのような従来の問題を解決し、タイ
ヤ内圧を圧力センサと充填ドームによる反力の双
方で検出させることで、タイヤ内圧の実際に適合
した確度の高い検出結果を得られるとともに、充
填ドームをタイヤサイズに応じて予め下方へ移動
させて置くことで、受台のストロークを低減しサ
イクルタイムの短縮化を図るようにした、チユー
ブレスタイヤの空気充填装置を提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) このため、本考案のチユーブレスタイヤの空気
充填装置は、ホイールを載置して上下動する受台
と、該受台の上方で加圧空気を供給可能に設置さ
れ、かつ上記ホイールにマウンテイングされたチ
ユーブレスタイヤの上側周面を押し下げ、該タイ
ヤのビード部周縁と上記ホイール周縁との間にエ
アー充填口を形成可能にした充填ドームを備えた
チユーブレスタイヤの空気充填装置において、前
記充填ドームを上下動可能に設け、該ドームの上
方に該ドームの反力を検出可能な荷重センサを設
けるとともに、上記ドームに該ドームの内圧を検
出可能な圧力センサを設け、これら各センサの検
出信号によつて、上記タイヤの充填圧を制御する
ようにし、この種充填工程のサイクルタイムの短
縮化を図るとともに、チユーブレスタイヤの充填
を正確かつ高精度に行なえるようにしたことを特
徴にしている。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面により説明する
と、第1図乃至第13図において1はベースフレ
ームで、その上面に中空柱状の縦フレーム2,2
が立設され、該フレーム2,2の上端に架橋フレ
ーム3が架設されている。上記フレーム2,2間
のベースフレーム1上には、4本のサポートチユ
ーブ4が放射状に立設され、該チユーブ4内にス
ライドベアリング5を介して、ガイドシヤフト6
が摺動可能に収容されている。上記ガイドシヤフ
ト6の上端にはヘツドキヤツプ7が固定され、該
キヤツプ7の上面に正方形のテーブルプレート8
がネジ止めされ、該プレート8上に受台9が固定
されている。
受台9は略円筒形に構成され、その平坦な上面
9a上にチユーブレスタイヤ11をマウンテイン
グしたホイール10を収容可能にしており、この
上面9a上に深底の案内溝12,12が開口され
ていて、該溝12,12内に前記タイヤ11を搬
出入可能な搬送コンベヤ13を収容している。
前記テーブルプレート8の下面とその下方のベ
−スフレーム1上には、ピン14,15を回動可
能に枢支する各一対のブラケツト16,17が突
設され、それらのピン14,15にリンク18,
19の各一端が回動可能に連結され、その他端が
リフトシリンダ20のピストンロツド21の先端
に、ピン22を介して回動可能に連結されてい
る。
上記リフトシリンダ20は一方の縦フレーム2
に回動可能に取付けられ、その空気供給口には加
圧空気が空圧源23からリフト弁24を経由して
供給可能にされ、上記ピストンロツド21を伸縮
させることで受台9を上下動可能にしている。
図中、25は前記ピン22に当接可能に配設さ
れた係合ブロツクで、リフト後の受台9の下動を
防止可能にされ、また前記テーブルプレート8の
側端面には縦長の脚片26が固定され、該片26
の下端に掛止ブロツク27が固定されている。一
方、前記サポートチユーブ4の上端部周面にはス
プロケツト28が回転自在に軸支され、該スプロ
ケツト28にバランスウエイト29に一端を接続
したチエーン30が巻き掛けられている。
上記バランスウエイト29は横長の四角柱状に
形成され、その隣接位置にはサポートガイド31
が配設されていて、上記チエーン30の他端を前
記掛止ブロツク27に固定しており、受台9の昇
降動に追従し上下動させることで、受台9の上動
を促しリフトシリンダ20の負担を軽減する一
方、受台9の下動を抑制し、その制動作用を呈す
るようにしている。
一方、前記架橋フレーム3の上面には4つのベ
アリングケース32が放射状に立設され、内蔵し
たスライドベアリング33内にガイドシヤフト3
4が上下に摺動可能に収容されていて、その下端
に連結プレート35が固定されている。また、ベ
アリングケース32で取り囲まれた架橋フレーム
3上には、ドームリフトシリンダ36が立設さ
れ、該シリンダ36は出願人が特願昭60−268971
号で既に提案したリフトシリンダと実質的に同一
に構成されていて、シリンダチユーブ37の内部
にインナーチユーブ38とアウターチユーブ39
を内外二重に配設している。
このうち、インナーチユーブ38は内部に油圧
源40と連通する油路41を有し、該油路41の
閉塞端に配設したヘツドキヤツプ42の外周面
に、前記アウターチユーブ39の下端を固定して
いる。アウターチユーブ39はインナーチユーブ
38に摺動可能に嵌合しており、その上端にピス
トン43を固定し、該ピストン43の上面または
下面に、空圧源23からの加圧空気をドームリフ
ト弁44を介して供給可能にしている。したがつ
て、ヘツドキヤツプ42は油圧によつてアウター
チユーブ39と一体に上下動し、更に空圧によつ
てピストン43を介し上記チユーブ39と一体に
上下動可能にされている。
上記ヘツドキヤツプ42の下端には、ロードセ
ル等の後述する充填ドームの反力を検出可能な荷
重センサ45が取付けられ、その下端に連結プレ
ート35が固定されていて、その検出信号を荷重
検出アンプ46に出力可能にしている。図中、4
7,48は油圧源40と油路41の間の油圧回路
に介挿されたシヤフトオフ弁、49,49はドー
ムリフトシリンダ36の両側に配設されたドーム
ブレーキ装置で、内部にはブレーキシヤフト5
0,50が上下に摺動可能に収容され、該シヤフ
ト50,50に対する適宜な摺接部に、偏心リン
グを備えた公知のメカニカルブレーキ機構((図
示略)が設けられている。
上記ブレーキ機構には空圧源23からの加圧空
気がブレーキ弁51を介して供給可能にされ、そ
のエアーフロート時に上記偏心リングを回動さ
せ、ブレーキシヤフト50に対する偏心荷重を解
除することで、上記シヤフト50の摺動を促し、
一方、エアーフロート停止時には偏心リングを逆
方向へ回動させブレーキシヤフト50に対し偏心
荷重を発生させることで、上記シヤフト50の摺
動を不能にし、該シヤフト50の下端に固定した
連結プレート35の昇降動を停止可能にしてい
る。
図中、52はブレーキシヤフト50若しくはガ
イドシヤフト34の昇降量を検出して、後述する
充填ドームの位置を検出可能なドームレベルセン
サで、その検出信号をドームレベル制御回路53
へ出力可能にしている。上記制御回路53には例
えば比較器としてのオペアンプが内蔵され、該比
較器の比較入力側に前記ドームレベルセンサ52
の検出信号が入力され、またその基準入力側にタ
イヤサイズ入力回路54からのタイヤサイズ信号
が入力されていて、それらの大小を比較し、その
較差信号をドームリフト弁44とブレーキ弁51
に制御信号として出力することで、充填ドームの
高さ位置、つまり受台9の上面9aから充填ドー
ム下縁までの高さ位置を、基準入力と同レベルの
プリレベルに設定可能にしている。
前記タイヤサイズ入力回路54には車種および
型式に応じた各種のタイヤ幅に関する情報が記憶
され、その一つを受台9上に搬入されるタイヤ1
1に基いて選定し、その信号をドームレベル制御
回路53へ入力するようにしている。この場合、
上記信号は当該タイヤ幅に一定の安全係数k(k
>1)を乗じたレベルに調製され、受台9上への
チユーブレスタイヤ11搬入に支障無いようにし
ている。
一方、前記連結プレート35には複数の連結シ
ヤフト55が固定され、その下端を充填ドーム5
6内周面と係合するインナードーム57の上部に
ねじ込むことで、充填ドーム56を吊下げてい
る。この充填ドーム56は図示のように下向きに
開口した中空の円筒状に構成され、その上部に装
着した連結シヤフト55外装用のバネ受58と、
該バネ受58の上方に配設され、かつ当該位置を
ロツクナツト59で規制されたバネ受60との間
にはスプリング61が介挿されていて、その復元
力で充填ドーム56を下方へ付勢している。
充填ドーム56の側周面には給気口62と通気
口63が開口され、このうち給気口62には加圧
空気が空圧源23から充填エアー供給弁64を介
して供給可能にされ、また通気口63はドーム5
6の外周面に設置した圧力センサ65に連通して
いて、その検出信号を充填圧検出アンプ66に入
力可能にしている。図中、67は上記給気口62
と通気口63直下のドーム56側周面に突設した
フランジで、その下端面でチユーブレスタイヤ1
1の上面をシール可能にしている。
一方、前記インナードーム57は充填ドーム5
6の内面と気密に係合可能にされ、その上部下面
にドームデイスク68を固定していて、該デイス
ク68の周端部に環状の張出壁68aが下向きに
突設され、該壁68aとインナードーム57とで
下方に開口する環状のシリンダ69を区画形成し
ている。上記シリンダ69内には環状のピストン
70が上下に摺動可能に収容され、該ピストン7
0が常時は自重により最下位置に置かれて張出壁
68aの下端面に固定したストツパ71と係合し
ており、その下端面にリングプレート72を介し
てゴム等のシールリング73が取付けられ、ホイ
ール10の上端縁と当接可能にされている。
上記ピストン70の上面には、シール弁74を
介して空圧源23からの加圧空気が供給可能にさ
れ、その供給時期を近接スイツチ等のピストンレ
ベルセンサ75によつて制御されている。すなわ
ち、上記センサ75は第13図示のようにインナ
ードーム57の端部にねじ込んで立設され、かつ
その検出面である下端面をシリンダ69の上端部
直上位置に臨ませ、シールリング73とホイール
10との係合に伴ない上動するピストン70の上
端面と、上記センサ検出面との距離が所定距離に
達した場合に、ピストン70の位置を検出し、そ
の信号を前記シール弁74とドームリフト弁4
4、並びにシヤフトオフ弁47,48へ送り、シ
ール弁74を開弁するとともにドームリフト弁4
4を切換え、更にシヤフトオフ弁47をブロツク
可能にさせている。
前記ドームデイスク68の中央にはセンタリン
グコーンシリンダ76が立設され、該シリンダ7
6の給気口77,78に空圧源23からの加圧空
気が、センタリングコーンリフト弁79を介して
供給可能にされている。図中、80は上記シリン
ダ76のピストンロツド81の下端に固定された
センタリングコーン、82はエアー充填制御回路
で、荷重センサ45と圧力センサ65からの入力
信号を条件として、チユーブレスタイヤ11への
空気充填状況の是非を判定し、所定のフイードバ
ツク制御を可能にしている。
すなわち、エアー充填制御回路82にはマイク
ロコンピユータが内蔵され、このコンピユータに
は各種タイヤサイズ毎にエアー充填時における充
填圧、換言すれば充填ドーム56の内圧と反力、
並びにチユーブレスタイヤ11を充填ドーム56
の押圧力から解除させ、原形を略回復した際にお
ける充填圧と反力の各基準値が記憶され、これら
の情報を基に各時期における前記入力信号の是非
を演算処理させ、その処理結果を制御信号として
充填エアー供給弁64とシヤツトオフ弁47、お
よびドームリフト44とリフト弁24へ出力可能
にしている。
すなわち、エアー充填時における充填圧と反力
の双方が基準域内の場合は合格、その一方または
双方が基準域外の場合は不合格と判定し、合格の
場合は制御信号をシヤツトオフ弁47へ出力し、
該弁47を開弁させることで充填ドーム56を低
速上昇させ、一方不合格の場合には制御信号を充
填エアー供給弁64へ出力して該弁64を開弁さ
せ、ドーム56内に再度エアーを供給すること
で、前記充填圧と反力の上昇を促すようにしてい
る。
また、チユーブレスタイヤ11が略原形を回復
した際における充填圧は、つまり当該タイヤ11
の規定圧と反力が基準域内であれば合格、その一
方または双方が基準域外の場合は不合格と判定
し、合格の場合は制御信号をリフト弁24とシヤ
ツトオフ弁48に出力して、受台19の下降と充
填ドーム56の高速上昇を促し、一方不合格の場
合は制御信号を充填エアー供給弁64へ出力し
て、前記充填圧と反力の上昇を促すようにしてい
る。
この他、図中83,83は架橋フレーム3上に
相対して立設されたブラケツトで、それらには軸
受84,84が固定され、これらの軸受84,8
4に複数のスプロケツト85,86を固定した回
動シヤフト87が回転自在に支持されている。
このうち、スプロケツト85,85にはチエー
ン88,88の一端が固定され、かつその他端が
縦フレーム2内に上下動可能に収容されたバラン
スウエイト89に接続されている。また、他方の
スプロケツツト86,86にはチエーン90の一
端が固定され、その他端が架橋フレーム3上に設
けられたスプロケツト91,91を介して連結プ
レート35に固定され、充填ドーム56の下動を
制動する一方、その上動を促すようにされてい
る。
(作用) このように構成したチユーブレスタイヤの充填
装置は常時は受台9が最下位置に置かれ、また充
填ドーム56が最上位置に引き上げられて静止
し、その内部のピストン70は自重により下降し
てストツパ71と係合し、第11図に仮想線で示
す最下位置で静止している。
このような状況の下でホイール10にマウンテ
イングされたチユーブレスタイヤ11に所定量の
空気を充填する場合は、予め当該タイヤ11のタ
イヤ幅をタイヤサイズ入力回路54に入力して置
く。このようにすると、上記回路54では上記サ
イズ入力に一定の安全係数を乗じた充填ドーム5
6のプリレベルを制御信号としてドームレベル制
御回路53へ出力し、一方ドームレベルセンサ5
2に対してはドームレベル確認の信号を出力し、
該センサ52がブレーキシヤフト50の変位に基
いて現状のドームレベルを検出し、その信号を上
記制御回路53へ出力する。
ドームレベル制御回路53は、上記センサ出力
をタイヤサイズ入力回路54から既に入力されて
いる基準レベルと比較し、それらが同一である場
合はドームレベルの変更不要と判定して時工程へ
の移行を促し、一方それらが相違している場合は
NGと判定してドームレベルの設定を促し、それ
らの信号較差レベルに相当する制御信号ををドー
ムリフト弁44に出力し、ブレーキ弁51にはブ
レーキ解除信号を出力する。
このうち、ブレーキ弁51に上記信号が入力さ
れると、該弁51が開弁して空気源23からの加
圧空気をブレーキ装置49,49へ供給し、該装
置49,49内のブレーキ機構を解除作動させ
て、ブレーキシヤフト50,50に対するブレー
キ作用を解除する。また、ドリームリフト弁44
に上記信号が入力されると、該弁44が開弁し
て、加圧空気をドームリフトシリンダ36へ供給
し、アウターチユーブ39の下方への突出を促
す。
そして、ブレーキ装置49,49が上述のよう
にブレーキ解除をしたところで、アウターチユー
ブ39が下方へ突出し、該チユーブ39と一体の
ヘツドキヤツプ42が同動する。この結果、連結
プレート35がガイドシヤフト34およびブレー
キシヤフト50に誘導されて下降し、上記プレー
ト35に連結シヤフト55を介して吊下げられた
充填ドーム56がこれに同動する。
この場合、連結プレート35の下動に伴なつ
て、該プレート35に一端を接続したチエーン8
8,88が引き下げられ、他端に接続したバラン
スウエイト89を引き上げることで、連結プレー
ト35ないしは充填ドーム56の下動を制動する
から、後述のようなドームレベルセンサ52によ
る検出が正確に行なわれ、充填ドーム56のプリ
レベル設定を正確に行なえるとともに、連結プレ
ート35や連結シヤフト55等への慣性力による
負担を軽減する。
こうして充填ドーム56が下降する間、ドーム
レベルセンサ52はドームレベルを終始検出し続
け、その信号をドームレベル制御回路53へ送り
続ける。したがつて、上記制御回路53はそれら
の入力信号を基に基準レベルと比較し、それらが
相違している間終始制御信号をドームリフト弁4
4に送り続けて、充填ドーム56のプリレベルを
基準レベルに合致させる。
一方、このような作動と前後して搬送コンベア
13上のチユーブレスタイヤ11が受台9の上面
9a上に搬入されると、該タイヤ11の位置が図
示を省略したセンサによつて検出され、その信号
がリフト弁24へ送られて加圧空気がリフトシリ
ンダ20へ供給される。
このため、上記シリンダ20のピストンロツド
21が第4図上矢視方向へ突出し、該ロツド21
の先端に枢着したリンク18,19を押し広げる
ことで、可動側のリンク18にピン連結された受
台9が押し上げられ、その際受台9の上面9a上
に搬送コンベヤ13からチユーブレスタイヤ11
が受け渡される。
この場合、受台9の上動に伴ないテーブルプレ
ート8に固定された脚片26が一体に上動し、該
脚片26に固定した掛止ブロツク27が同動する
ことで、該ブロツク27に一端を固定したチエー
ン30が引き上げられ、この他端に固定したバラ
ンスウエイト29が引き下げられる。したがつ
て、上記バランスウエイト29の作動によつて結
果的に受台9の上動が促され、リフトシリンダ2
0の負担が軽減される。
こうして、リンク18,19が略垂直に変位し
たところで、受台9の最高位置が形成され、この
状態はピン22が係合ブロツク25に係合するこ
とにより維持される。このようにしてリフトされ
た受台9上のチユーブレスタイヤ11の上側周面
と、プリレベルに下降設定された充填ドーム56
の下端縁との間には、所定の間隙が形成され、こ
の状況下でチユーブレスタイヤ11の位置がセン
サ(図示略)によつて検出され、その信号がセン
タリングコーンリフト弁79へ送られる。
上記リフト弁79は上記信号によつて加圧空気
をセンタリングコーンシリンダ76へ供給し、そ
のピストンロツド81を下方へ突出させて、その
下端に固定したセンタリングコーン80をホイー
ル10のハブ穴に押し込み、これをセンタリング
する。
一方、上記受台9の最高位置が図示を省略した
センサによつて検出され、その信号がドームリフ
ト弁44とシヤフトオフ弁47,48へ送られる
と、ドームリフトシリンダ36に加圧空気が供給
され、また油路41にはシヤツトオフ弁47,4
8を通じて圧油が供給され、これらによつてヘツ
ドキヤツプ42がアウターチユーブ39と一緒に
下方へ突出し、連結プレート35を押し下げる。
したがつて、充填ドーム56は前記プリレベル
より更に下降して、ドーム内にホイール10を受
け入れ、その際このホイール10の上端縁にシー
ルリング73が係合することで、該シールリング
73が押し上げられる。このため、上記リング7
3を固定したピストン70が押し上げられ、これ
が所定量上動してその上面位置がピストンレベル
センサ75によつて検出されると、その信号がド
ームリフト弁44とシヤツトオフ弁47,48、
更にはシール弁74に送られる。
この結果、シヤツトオフ弁47,48がブロツ
クされ、またドームリフト弁44が切換られてド
ームリフトシリンダ36のシリンダチユーブ37
とアウターチユーブ39との間に加圧空気が供給
され、これら油圧と空圧のバランスした位置でア
ウターチユーブ39が停止され、充填ドーム56
が下降を停止して当該位置を維持する。また、シ
ール弁74に上記信号が送られると、加圧空気が
その空圧回路を経てピストン70の上面に圧力作
用し、該ピストン70を押し下げその下端に固定
したシールリング73をホイール10の上端縁に
押し付けて、当該部をシールする。
一方、前記充填ドーム56の下降によりピスト
ン70のリフト作動と前後して、ドーム56の下
端縁がチユーブレスタイヤ11の上側ビード部周
辺に係合し、かつこのビード部を押し下げること
で、ホイール10の上側リム周辺にタイヤ11内
とドーム56内に連通する環状の開口部、すなわ
ちエアー充填口を形成し、またフランジ67がチ
ユーブレスタイヤ11の上部周面と係合して、当
該部をシールする。
こうして、チユーブレスタイヤ11の上記充填
口周辺のシールが完了したところで、充填エアー
供給弁64が例えば前記ピストンレベルセンサ7
5の検出信号により開弁して、加圧空気を充填ド
ーム56内に供給する。上記加圧空気は給気口6
2から充填ドーム56内に流入し、第7図の矢視
のように前記開口部からタイヤ11内に導かれ
て、該タイヤ11をエアー充填する。
こうして、充填ドーム56内に加圧空気が供給
されると、ドーム56内圧が次第に上昇し始め、
同時に上記エアーを充填されるタイヤ11内圧も
次第に上昇し、これらは前記開口部が一定の下で
は略同圧状態に置かれる。このような圧力はドー
ム56の外側に設置した圧力センサ65によつて
検出され、その信号が充填圧検出アンプ66へ送
られ、該アンプ66で所定レベルに増幅される。
一方、上記のようにチユーブレスタイヤ11内
に空気が充填されると、タイヤ11が膨張してそ
の原形を次第に回復し、まま充填ドーム56下端
縁に対する抗力が増大して、該ドーム56をスプ
リング61に抗して押し上げる。
このようなタイヤ内圧上昇によつて充填ドーム
56の下端縁に作用する抗力、すなわち反力は上
記ドーム56から連結シヤフト55および連結プ
レート35を介して荷重センサ45に伝達され、
該センサ45によつて検出される。
上記信号は荷重検出アンプ46へ送られ、該ア
ンプ46で所定レベルに増幅される。そして、こ
の増幅信号は前記検出圧の増幅信号とともにエア
ー充填制御回路82へ入力され、該回路82でエ
アー充填時における各充填圧と反力の基準域内の
有無が判定される。
この場合の充填圧の基準域は、タイヤ11が若
干圧迫状態であることを考慮して、例えばタイヤ
内圧の規定圧より若干高圧の領域に設定され、ま
た上記反力の基準域は、例えば上記充填圧の基準
域とタイヤ11の横断面積に基いて設定されてい
る。そして、前記検出圧と検出反力の双方が共に
各基準域にある場合は、エアー充填制御回路82
においてエアー充填状況合格と判定され、また検
出圧または検出反力の一方若しくは双方が基準域
外の場合は、不合格と判定される。
このうち、不合格と判定された場合には上記制
御回路82から充填エアー供給弁64に制御信号
を送り、外弁64から充填ドーム56内に再度加
圧空気を供給してタイヤ内圧上昇と反力上昇を促
し、各センサ出力を介し上記制御回路82での合
格判定に向けてフイードバツク制御される。
一方、合格と判定された場合には上記制御回路
82からシヤツトオフ弁47へ制御信号が送ら
れ、該弁47が開弁することでドームリフトシリ
ンダ36内の圧油が流量規制されながら戻され、
一方、上記シリンダ36のシリンダチユーブ37
とアウターチユーブ39との間には引き続き加圧
空気が供給されているため、アウターチユーブ3
9がシリンダ36側へ低速に引き込まれ、ヘツド
キヤツプ42がこれに同動する。
この結果、連結プレート35が低速で上昇し充
填ドーム56を引き上げるため、該ドーム56の
上動分チユーブレスタイヤ11への押圧力が低下
し、その分タイヤ11の原形が回復されて、その
内容積が増加する。
したがつて、上記ドーム56の内圧が所定圧を
下廻り、これが圧力センサ65で検出されると、
その検出信号に基いてエアー充填制御回路82か
ら充填エアー供給弁64に制御信号が送られ、該
弁64から充填ドーム56内に再度加圧空気を供
給して、タイヤ内圧上昇を促す。このようにして
充填ドーム56の低速上昇に伴なうタイヤ内圧低
下が補償され、タイヤ内圧が略一定に保たれる。
一方、充填ドーム56の低速上昇に伴なつて該
ドーム56の反力は次第に低下する傾向にあり、
その間エアー充填制御回路82は荷重センサ45
からの検出信号に基いて、チユーブレスタイヤ1
1が原形を略回復したか否か、並びにその回復が
所定のタイヤ内圧を維持した真正なものであるか
否かを判定し、その圧力不足の場合には前述と同
様に充填ドーム56内に加圧空気を供給して、上
記圧力の上昇を促す。
すなわち、前記検出圧と検出反力の双方が共に
各基準域にある場合は、エアー充填制御回路82
においてエアー充填状況合格と判定され、また検
出圧または検出反力の一方若しくは双方が基準域
外の場合は、不合格と判定される。
こうして、荷重センサ45が所定の最低反力値
を検出する頃には、チユーブレスタイヤ11は略
原形を回復して前記エアー充填口を閉塞するか
ら、その後のエアー充填は不可能になる。
このように本考案ではチユーブレスタイヤ11
内に一旦所定圧のエアー充填が確認された後で
も、再度若しくは複数回に亘つて充填ドーム56
内に加圧空気を供給し、上記タイヤ11内にエア
ーを充填するようにしているから、上記ドーム5
6の上昇に伴うタイヤ内圧の低下を防止し得るこ
とになる。
しかも、この場合、チユーブレスタイヤ11の
内圧状況を圧力センサ65の他に荷重センサ45
によつても検出させているから、タイヤ11の原
形回復時にエアー充填口が次第に閉塞されて、エ
アーの充填の実効が乏しく、したがつてタイヤ内
圧がドーム内圧に比べ低く、しかも実際の規定圧
よりも低いにも拘わらず圧力センサ65によつて
誤検出される事態を補完し、真正な情報の下に正
確なエアー充填を行なえることになる。
一方、こうして最終的に合格と判定された場合
には充填エアー供給弁64は既に閉弁していて、
上記制御回路82からシヤツトオフ弁48とリフ
ト弁24に制御信号が送られる。このうち、シヤ
フトオフ弁48に上記信号が入力されると該弁4
8が開弁され、ドームリフトシリンダ36内の圧
油の油戻量が定量を回復することで、充填ドーム
56が高速に上昇し、またリフト弁24に上記信
号が入力されると、リフトシリンダ20のピスト
ンロツド21が後退しリンク18,19が引き戻
されて、受台9が下降する。したがつて、上記充
填エアーの供給停止後、上記ドーム56の上昇と
受台9の下降が行なわれるから、従来のようにエ
アー充填下に受台が下降することで引き起こされ
る充填用エアーの大量空費を防止し得ることにな
る。
こうして受台9が下降し、その上面9aが搬送
コンベヤ13,13の搬送面と同高面になつたと
ころで、エアー充填済みのタイヤ11が受台9か
らコンベヤ13,13へ引き渡されて搬出され
る。この場合、上記搬出されたエアー充填後のタ
イヤ11は、前述のように原形を略回復後の内圧
を既にチエツクされているから、この後いちいち
タイヤ圧をチエツクしたり圧力不足のタイヤ11
に再度エアーを充填させたりする必要がなく、し
たがつて、この意味で充填ドーム56のプリレベ
ル設定と相俟つて、この種充填作業のサイクルタ
イムの短縮化を図れることになる。
(考案の効果) 本考案のチユーブレスタイヤの空気充填装置は
以上のように、ホイールを載置して上下動する受
台と、該受台の上方で加圧空気を供給可能に設置
され、かつ上記ホイールにマウンテイングされた
チユーブレスタイヤの上側周面を押し下げ、該タ
イヤのビード部周縁と上記ホイール周縁との間に
エアー充填口を形成可能にした充填ドームを備え
たチユーブレスタイヤの空気充填装置において、
前記充填ドームを上下動可能に設けたから、該ド
ームを例えばチユーブレスタイヤに対する当接前
に十分なプリレベルに下降設定して置けば、その
分充填ドームの定位置設定に必要な下降時間を節
減することができ、この種充填工程のサイクルタ
イムの短縮化を図れる効果がある。
また、本考案では充填ドームの上方に該ドーム
の反力を検出可能な荷重センサを設けるととも
に、上記ドームに該ドームの内圧を検出可能な圧
力センサを設け、これら各センサの検出信号によ
つて上記タイヤの充填圧を制御するようにしたか
ら、圧力センサのみで制御していた従来のこの種
装置に比べ、空気充填の状況を正確に検出でき、
しかも両センサによる検出を空気充填の実質的な
過程において終始行なうようにしたから、この種
の充填の正確性と高精密性を実現できる等の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概観図、第2
図は第1図の側面図、第3図は本考案装置に適用
した受台周辺の状況を示す平面図、第4図は第3
図の正面図、第5図は第4図の要部を拡大して示
す正面図、第6図は第5図のA−A′線に沿う断
面図、第7図は本考案装置に適用した空気および
油圧回路の一例を示す回路図、第8図は本考案装
置に適用したドームリフトシリング周辺の状況を
示す平面図で、一部を断面図示しており、第9図
は第8図の正面図で一部を断面図示しており、第
10図は第9図の側面図で一部を省略図示してい
る、第11図は本考案装置に適用した充填ドーム
の要部を拡大して示す断面図、第12図および第
13図は上記充填ドームに取付けた圧力センサと
ピストンレベルセンサの状況を示す断面図であ
る。 9……受台、10……ホイール、11……チユ
ーブレスタイヤ、45……荷重センサ、56……
充填ドーム、65……圧力センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホイールを載置して上下動する受台と、該受台
    の上方で加圧空気を供給可能に設置され、かつ上
    記ホイールにマウンテイングされたチユーブレス
    タイヤの上側周面を押し下げ、該タイヤのビード
    部周縁と上記ホイール周縁との間にエアー充填口
    を形成可能にした充填ドームを備えたチユーブレ
    スタイヤの空気充填装置において、前記充填ドー
    ムを上下動可能に設け、該ドームの上方に該ドー
    ムの反力を検出可能な荷重センサを設けるととも
    に、上記ドームに該ドームの内圧を検出可能な圧
    力センサを設け、これら各センサの検出信号によ
    つて、上記タイヤの充填圧を制御するようにした
    ことを特徴とするチユーブレスタイヤの空気充填
    装置。
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JP2564056B2 (ja) * 1990-12-26 1996-12-18 株式会社ブリヂストン タイヤのリム組み内圧充填方法及びその装置
JP5313070B2 (ja) * 2009-07-23 2013-10-09 株式会社アルティア 車両用タイヤインフレータ

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