JPH04259398A - 模様付きアルミニウム又はアルミニウム合金部材とその部材からなる表示体若しくはその製造法 - Google Patents
模様付きアルミニウム又はアルミニウム合金部材とその部材からなる表示体若しくはその製造法Info
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- JPH04259398A JPH04259398A JP4058891A JP4058891A JPH04259398A JP H04259398 A JPH04259398 A JP H04259398A JP 4058891 A JP4058891 A JP 4058891A JP 4058891 A JP4058891 A JP 4058891A JP H04259398 A JPH04259398 A JP H04259398A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に鮮明な模様を有
するアルミニウム又はアルミニウム合金部材とその表示
物若しくはその製造法に関するものである。
するアルミニウム又はアルミニウム合金部材とその表示
物若しくはその製造法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】アルミニウム又はアルミニウム合金の表
面に模様を付することは従来から実施されている。例え
ば、アルミニウム又はその合金の多孔質酸化皮膜の吸着
性を利用した種々の染料もしくは顔料と陽極酸化処理法
との組合せが、特公昭 ３４−３８６３号、特公昭 ４
４−９８０４号公報に、陽極酸化皮膜上にレジスト物質
を模様通りに塗布または印刷し、さらに同種の陽極酸化
処理を施す方法が特公昭３５−１５６７６号公報に開示
されている。前者の方法は任意の広範囲の色彩がえられ
るが、染色後封孔処理又は塗装を施しても色調の変退色
を生じ、耐候性に乏しいので長期の使用に適せず、又後
者の方法は着色の範囲がきわめて狭く、利用価値が小さ
い上、経費もかさむという欠点があった。これらの欠点
を除去し簡便な工程で耐候性に優れ、かつ広範囲の着色
の可能な方法として特公昭 ５２−３８９５号、特公昭
５２−２１４５９号公報が開示されている。 特公昭 ５２−３８９５号公報は、アルミニウム又はそ
の合金素材面にレジスト膜を模様通りに塗布又は印刷し
た後第１次陽極酸化処理によりバリア皮膜層を形成し、
レジスト膜を除去後、第２次陽極酸化処理により着色皮
膜を生成させるものであり、特公昭５２−２１４５９号
公報は、アルミニウム又は合金素材面にレジスト膜を模
様通りに塗布又は印刷した後、レジスト膜を除去し、続
いて化学的皮膜生成を施すものであるので、模様面は耐
候性に優れ、変退色も生じにくく、処理時間も僅かです
み、経費もかからない。然しながらこれらの２法はいず
れも素材表面に直接レジスト膜を模様通りに塗布又は印
刷するため、素材表面でのレジスト膜中のインク剤の密
着性がよわく、膜の剥離が生じて模様画線部が蝕刻され
、模様画線部がくずれて鮮明な模様を示さない場合を生
じる。
面に模様を付することは従来から実施されている。例え
ば、アルミニウム又はその合金の多孔質酸化皮膜の吸着
性を利用した種々の染料もしくは顔料と陽極酸化処理法
との組合せが、特公昭 ３４−３８６３号、特公昭 ４
４−９８０４号公報に、陽極酸化皮膜上にレジスト物質
を模様通りに塗布または印刷し、さらに同種の陽極酸化
処理を施す方法が特公昭３５−１５６７６号公報に開示
されている。前者の方法は任意の広範囲の色彩がえられ
るが、染色後封孔処理又は塗装を施しても色調の変退色
を生じ、耐候性に乏しいので長期の使用に適せず、又後
者の方法は着色の範囲がきわめて狭く、利用価値が小さ
い上、経費もかさむという欠点があった。これらの欠点
を除去し簡便な工程で耐候性に優れ、かつ広範囲の着色
の可能な方法として特公昭 ５２−３８９５号、特公昭
５２−２１４５９号公報が開示されている。 特公昭 ５２−３８９５号公報は、アルミニウム又はそ
の合金素材面にレジスト膜を模様通りに塗布又は印刷し
た後第１次陽極酸化処理によりバリア皮膜層を形成し、
レジスト膜を除去後、第２次陽極酸化処理により着色皮
膜を生成させるものであり、特公昭５２−２１４５９号
公報は、アルミニウム又は合金素材面にレジスト膜を模
様通りに塗布又は印刷した後、レジスト膜を除去し、続
いて化学的皮膜生成を施すものであるので、模様面は耐
候性に優れ、変退色も生じにくく、処理時間も僅かです
み、経費もかからない。然しながらこれらの２法はいず
れも素材表面に直接レジスト膜を模様通りに塗布又は印
刷するため、素材表面でのレジスト膜中のインク剤の密
着性がよわく、膜の剥離が生じて模様画線部が蝕刻され
、模様画線部がくずれて鮮明な模様を示さない場合を生
じる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単な工程
で、色調のことなる鮮明な模様を有するアルミニウム又
はアルミニウム合金部材をえる方法及びそのアルミニウ
ム又はアルミニウム合金部材とその表示物を提供するこ
とを目的としている。
で、色調のことなる鮮明な模様を有するアルミニウム又
はアルミニウム合金部材をえる方法及びそのアルミニウ
ム又はアルミニウム合金部材とその表示物を提供するこ
とを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段及び作用】前記した課題を
解決するため、本発明は、予め陽極酸化皮膜を形成させ
たアルミニウム又はその合金部材の表面を仮封孔した後
、その表面に着色又は無色のレジスト膜を模様塗り付け
、または印刷形成後、エッチングを行い、更に前記陽極
酸化皮膜と異なる第２次酸化皮膜を生成させ、必要に応
じて更に第２次の仮封孔処理を行なった後、前記レジス
ト膜を除去し、封孔処理を実施して色調のことなる封孔
皮膜層を形成する模様付きアルミニウム又はその合金部
材とその表示物若しくはその製造法を提供するものであ
る。
解決するため、本発明は、予め陽極酸化皮膜を形成させ
たアルミニウム又はその合金部材の表面を仮封孔した後
、その表面に着色又は無色のレジスト膜を模様塗り付け
、または印刷形成後、エッチングを行い、更に前記陽極
酸化皮膜と異なる第２次酸化皮膜を生成させ、必要に応
じて更に第２次の仮封孔処理を行なった後、前記レジス
ト膜を除去し、封孔処理を実施して色調のことなる封孔
皮膜層を形成する模様付きアルミニウム又はその合金部
材とその表示物若しくはその製造法を提供するものであ
る。
【０００５】以下に本発明を詳しく説明する。常法によ
るエッチング処理後、常法による例えば、１５０Ａ／ｍ
２で１３分〜４５分陽極酸化を施して、予め形成された
６μｍ 〜２０μｍ の陽極酸化皮膜を有するアルミニ
ウム又はその合金の表面を仮封孔処理する。一般に用い
られる完全な封孔処理法は、沸騰水処理法、即ち、水の
単独又はニッケル塩を添加した浴で９０℃で２０分以上
（皮膜層１μｍ につき３分）の熱水処理、好ましくは
９５℃で３０分以上の熱水処理で行われる。本発明では
、上記完全な封孔処理法より緩やかな条件で仮りの封孔
処理を行う必要があり、便宜上以下「仮封孔処理」なる
名称を付したが、その仮封孔処理条件は、例えばニッケ
ル塩８ｇ／Ｉ含有の６０℃では５分〜３０分を行う、さ
らに温度を前記より高めの例えば１００℃で５秒〜５分
などの熱水処理の如く、高温の熱水を使用するほど適位
な温度と時間を設定調整する条件で行う短時間の処理を
行う。 又、前記の設定条件にかえた常温封孔剤を使用する場合
は、花見化学（株）アノダールＣＳ−１の常温封孔剤を
用いて、濃度１０〜２０ｇ／Ｉ、処理温度１５〜３５℃
、処理時間３０秒〜１０分なる適位な設定調整する条件
で使用する。仮封孔処理条件の好適処理条件としては沸
騰水処理の場合、９５℃で３分で行う。又、常温封孔剤
処理の場合は、濃度１５ｇ／Ｉ、温度２６〜３０℃、時
間１分３０秒〜３分なる処理条件が良い。この陽極酸化
皮膜とインクの密着性をそこなわない仮封孔処理により
孔は、次に実施されるレジスト膜生成工程において、レ
ジスト膜中の着色インク剤が模様画線内にしみ込まなく
なり、模様部分の美感がよくなるとともに、レジスト膜
の剥離がなく次の陽極酸化皮膜生成による設定した模様
画線のくずれがない外観をえることができるようになる
。尚レジスト膜の塗り付け、印刷形成は常法により実施
される。模様として形成するレジスト膜は、模様を形作
る模様部分に形成する場合、又は模様部分と反転される
模様部分以外の部分に形成するレジスト膜付けの生成に
より、以下の工程形成による異なる色調模様としてえら
れる。
るエッチング処理後、常法による例えば、１５０Ａ／ｍ
２で１３分〜４５分陽極酸化を施して、予め形成された
６μｍ 〜２０μｍ の陽極酸化皮膜を有するアルミニ
ウム又はその合金の表面を仮封孔処理する。一般に用い
られる完全な封孔処理法は、沸騰水処理法、即ち、水の
単独又はニッケル塩を添加した浴で９０℃で２０分以上
（皮膜層１μｍ につき３分）の熱水処理、好ましくは
９５℃で３０分以上の熱水処理で行われる。本発明では
、上記完全な封孔処理法より緩やかな条件で仮りの封孔
処理を行う必要があり、便宜上以下「仮封孔処理」なる
名称を付したが、その仮封孔処理条件は、例えばニッケ
ル塩８ｇ／Ｉ含有の６０℃では５分〜３０分を行う、さ
らに温度を前記より高めの例えば１００℃で５秒〜５分
などの熱水処理の如く、高温の熱水を使用するほど適位
な温度と時間を設定調整する条件で行う短時間の処理を
行う。 又、前記の設定条件にかえた常温封孔剤を使用する場合
は、花見化学（株）アノダールＣＳ−１の常温封孔剤を
用いて、濃度１０〜２０ｇ／Ｉ、処理温度１５〜３５℃
、処理時間３０秒〜１０分なる適位な設定調整する条件
で使用する。仮封孔処理条件の好適処理条件としては沸
騰水処理の場合、９５℃で３分で行う。又、常温封孔剤
処理の場合は、濃度１５ｇ／Ｉ、温度２６〜３０℃、時
間１分３０秒〜３分なる処理条件が良い。この陽極酸化
皮膜とインクの密着性をそこなわない仮封孔処理により
孔は、次に実施されるレジスト膜生成工程において、レ
ジスト膜中の着色インク剤が模様画線内にしみ込まなく
なり、模様部分の美感がよくなるとともに、レジスト膜
の剥離がなく次の陽極酸化皮膜生成による設定した模様
画線のくずれがない外観をえることができるようになる
。尚レジスト膜の塗り付け、印刷形成は常法により実施
される。模様として形成するレジスト膜は、模様を形作
る模様部分に形成する場合、又は模様部分と反転される
模様部分以外の部分に形成するレジスト膜付けの生成に
より、以下の工程形成による異なる色調模様としてえら
れる。
【０００６】レジスト膜の形成後、常法により、例えば
５％ ＮａＯＨ 溶液で３０℃〜５０℃を１５分〜２５
分処理して前記陽極酸化皮膜の厚さ以上の深さに蝕刻す
るエッチングを行い、更に第２次陽極酸化を常法により
行って、第２次陽極酸化皮膜を生成させ、必要に応じて
上記の条件で再び仮封孔処理を行う。この仮封孔処理は
省略可能であるが、この処理を行わないと、次の溶剤処
理による脱レジスト膜工程で、色が溶剤に溶離、溶解し
てくる場合がある。従って出来るだけ、この第２次の仮
封孔処理を行うことが好ましいと云えよう。常法による
脱レジスト膜を除去後、一般に適用されている常法の完
全封孔処理を行う。好ましくは、９５℃で３０分以上の
沸騰水処理を行なって目的とする模様付きアルミニウム
又はその合金部材とその表示物をえる。
５％ ＮａＯＨ 溶液で３０℃〜５０℃を１５分〜２５
分処理して前記陽極酸化皮膜の厚さ以上の深さに蝕刻す
るエッチングを行い、更に第２次陽極酸化を常法により
行って、第２次陽極酸化皮膜を生成させ、必要に応じて
上記の条件で再び仮封孔処理を行う。この仮封孔処理は
省略可能であるが、この処理を行わないと、次の溶剤処
理による脱レジスト膜工程で、色が溶剤に溶離、溶解し
てくる場合がある。従って出来るだけ、この第２次の仮
封孔処理を行うことが好ましいと云えよう。常法による
脱レジスト膜を除去後、一般に適用されている常法の完
全封孔処理を行う。好ましくは、９５℃で３０分以上の
沸騰水処理を行なって目的とする模様付きアルミニウム
又はその合金部材とその表示物をえる。
【０００７】本発明による模様付きアルミニウム又はそ
の合金部材とその表示物は、アルミニウム又はその合金
の陽極酸化皮膜表面を仮封孔処理後レジスト膜を形成さ
せ、エッチングし、更に第２次陽極酸化皮膜を形成させ
たのち、脱レジスト膜、封孔処理を実施しているため、
模様画質にインクのにじみが防止され、鮮明で、設定し
た模様のくずれない色調の模様の付いた部材ができあが
り、陽極酸化の条件、電解着色の種類などを任意に選択
することにより、各種の色調と変化ある模様を有し、鮮
明で、耐候性にすぐれ、変退色のない模様を有する部材
がえられる。
の合金部材とその表示物は、アルミニウム又はその合金
の陽極酸化皮膜表面を仮封孔処理後レジスト膜を形成さ
せ、エッチングし、更に第２次陽極酸化皮膜を形成させ
たのち、脱レジスト膜、封孔処理を実施しているため、
模様画質にインクのにじみが防止され、鮮明で、設定し
た模様のくずれない色調の模様の付いた部材ができあが
り、陽極酸化の条件、電解着色の種類などを任意に選択
することにより、各種の色調と変化ある模様を有し、鮮
明で、耐候性にすぐれ、変退色のない模様を有する部材
がえられる。
【０００８】以下に実施例を示して具体的に本発明を説
明する。 （例１）（Ａ）、アルミニウム素材を５％ ＮａＯＨ
溶液で、４４℃６分間処理して脱脂後水洗し、１５％
Ｈ２ＳＯ４溶液で中和水洗した。 （Ｂ） 、（Ａ） によりえられたアルミニウム素材を
、１５％硫酸溶液で陽極酸化し（１４μｍ 、１５０Ａ
／ｍ２３０分）ユニコール法による電解着色でブラウン
色に着色させた。 （Ｃ） 、（Ｂ） でえられたアルミニウム素材をニッ
ケル塩８ｇ／Ｉ含有で９５℃の熱水で３分処理し、仮封
孔処理をした。 （Ｄ） 、（Ｃ） でえられたアルミニウム素材の表面
に無色透明のエッチングレジストインクによりスクリー
ン印刷を行い、レジスト膜を形成後、熱風で乾燥した。 （Ｅ） 、（Ｄ） でえられたレジスト膜付きアルミニ
ウム素材を５％ ＮａＯＨ 溶液で４４℃、２０分処理
してエッチング処理を行った。レジスト膜以外のアルミ
ニウム素材表面を前記陽極酸化皮膜厚さ以上の深さで蝕
刻した。 （Ｆ） 、（Ｅ） でえられたアルミニウム素材を１５
％硫酸溶液の浴中で陽極酸化（１４μｍ 、１５０Ａ／
ｍ２、３０分）して、（Ｂ） で得られた色調と異なる
陽極酸化皮膜を生成させた後に水洗した。 （Ｇ） 、（Ｆ） でえられたアルミニウム素材を有機
溶剤ラッカシンナーでレジスト膜を同素材から溶離した
。 （Ｈ） 、（Ｇ） でえられたアルミニウム素材を９５
℃、４０分の沸騰水処理により完全封孔し、鮮明な模様
を有するアルミニウム素材をえた。
明する。 （例１）（Ａ）、アルミニウム素材を５％ ＮａＯＨ
溶液で、４４℃６分間処理して脱脂後水洗し、１５％
Ｈ２ＳＯ４溶液で中和水洗した。 （Ｂ） 、（Ａ） によりえられたアルミニウム素材を
、１５％硫酸溶液で陽極酸化し（１４μｍ 、１５０Ａ
／ｍ２３０分）ユニコール法による電解着色でブラウン
色に着色させた。 （Ｃ） 、（Ｂ） でえられたアルミニウム素材をニッ
ケル塩８ｇ／Ｉ含有で９５℃の熱水で３分処理し、仮封
孔処理をした。 （Ｄ） 、（Ｃ） でえられたアルミニウム素材の表面
に無色透明のエッチングレジストインクによりスクリー
ン印刷を行い、レジスト膜を形成後、熱風で乾燥した。 （Ｅ） 、（Ｄ） でえられたレジスト膜付きアルミニ
ウム素材を５％ ＮａＯＨ 溶液で４４℃、２０分処理
してエッチング処理を行った。レジスト膜以外のアルミ
ニウム素材表面を前記陽極酸化皮膜厚さ以上の深さで蝕
刻した。 （Ｆ） 、（Ｅ） でえられたアルミニウム素材を１５
％硫酸溶液の浴中で陽極酸化（１４μｍ 、１５０Ａ／
ｍ２、３０分）して、（Ｂ） で得られた色調と異なる
陽極酸化皮膜を生成させた後に水洗した。 （Ｇ） 、（Ｆ） でえられたアルミニウム素材を有機
溶剤ラッカシンナーでレジスト膜を同素材から溶離した
。 （Ｈ） 、（Ｇ） でえられたアルミニウム素材を９５
℃、４０分の沸騰水処理により完全封孔し、鮮明な模様
を有するアルミニウム素材をえた。
【０００９】（例２）（Ａ）、アルミニウム素材を５％
ＮａＯＨ 溶液で、４４℃６分間処理して脱脂後水洗
し、１５％ Ｈ２ＳＯ４溶液で中和水洗した。 （Ｂ） 、（Ａ） によりえられたアルミニウム素材を
、１５％硫酸溶液で陽極酸化し（１４μｍ 、１５０Ａ
／ｍ２３０分）ユニコール法による電解着色でブラウン
色に着色させた。 （Ｃ） 、（Ｂ） でえられたアルミニウム素材をニッ
ケル塩８ｇ／Ｉ含有で９５℃の熱水で３分処理し、仮封
孔処理をした。 （Ｄ） 、（Ｃ） でえられたアルミニウム素材の表面
に花見化学（株）エッチングレジストインク＃８７３−
Ｂによりスクリーン印刷を行ってレジスト膜を形成し、
熱風で乾燥した。 （Ｅ） 、（Ｄ） でえられたレジスト膜付きアルミニ
ウム素材を５％ ＮａＯＨ 溶液で４４℃、２０分処理
してエッチング処理を行った。レジスト膜以外のアルミ
ニウム素材表面を前記陽極酸化皮膜厚さ以上の深さで蝕
刻した。 （Ｆ） 、（Ｅ） でえられたアルミニウム素材を１５
％硫酸溶液の浴中で陽極酸化（１４μｍ 、１５０Ａ／
ｍ２、３０分）して、（Ｂ） で得られた色調と異なる
陽極酸化皮膜を生成させた後に水洗した。 （Ｇ） 、（Ｆ） でえられたアルミニウム素材を前仮
封孔処理と同様にニッケル塩８ｇ／Ｉ含有中で９５℃の
熱水で３分処理して、第２次の仮封孔処理を行った。 （Ｈ） 、（Ｇ） でえられたアルミニウム素材を有機
溶剤ラッカシンナーでレジスト膜を同素材から溶離した
。 （Ｉ） 、（Ｈ） でえられたアルミニウム素材を９５
℃、４０分の沸騰水処理により完全封孔し、鮮明な模様
を有するアルミニウム素材をえた。
ＮａＯＨ 溶液で、４４℃６分間処理して脱脂後水洗
し、１５％ Ｈ２ＳＯ４溶液で中和水洗した。 （Ｂ） 、（Ａ） によりえられたアルミニウム素材を
、１５％硫酸溶液で陽極酸化し（１４μｍ 、１５０Ａ
／ｍ２３０分）ユニコール法による電解着色でブラウン
色に着色させた。 （Ｃ） 、（Ｂ） でえられたアルミニウム素材をニッ
ケル塩８ｇ／Ｉ含有で９５℃の熱水で３分処理し、仮封
孔処理をした。 （Ｄ） 、（Ｃ） でえられたアルミニウム素材の表面
に花見化学（株）エッチングレジストインク＃８７３−
Ｂによりスクリーン印刷を行ってレジスト膜を形成し、
熱風で乾燥した。 （Ｅ） 、（Ｄ） でえられたレジスト膜付きアルミニ
ウム素材を５％ ＮａＯＨ 溶液で４４℃、２０分処理
してエッチング処理を行った。レジスト膜以外のアルミ
ニウム素材表面を前記陽極酸化皮膜厚さ以上の深さで蝕
刻した。 （Ｆ） 、（Ｅ） でえられたアルミニウム素材を１５
％硫酸溶液の浴中で陽極酸化（１４μｍ 、１５０Ａ／
ｍ２、３０分）して、（Ｂ） で得られた色調と異なる
陽極酸化皮膜を生成させた後に水洗した。 （Ｇ） 、（Ｆ） でえられたアルミニウム素材を前仮
封孔処理と同様にニッケル塩８ｇ／Ｉ含有中で９５℃の
熱水で３分処理して、第２次の仮封孔処理を行った。 （Ｈ） 、（Ｇ） でえられたアルミニウム素材を有機
溶剤ラッカシンナーでレジスト膜を同素材から溶離した
。 （Ｉ） 、（Ｈ） でえられたアルミニウム素材を９５
℃、４０分の沸騰水処理により完全封孔し、鮮明な模様
を有するアルミニウム素材をえた。
【００１０】本発明の応用例を示す、模様の付されるア
ルミニウム素材としては、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金のビレット材、鋳造材、押出材、板材等の円柱、
角柱或いは他の形状をした銘板等の板やブロック状の表
示体１が用いられる。図１に示す例はアルミニウム合金
の押出ビレット材を用いたブロック状の表示体１の表の
面を平坦な表示面２とするよう切削加工する。これを前
述した例１、例２の表面処理をし、例えば、ブラウン色
、黒色の着色地に異なる色調の銀白色模様３、銀白地に
異なる着色模様３或いは、黒色、ブラック色の着色地に
別の黄金色の明るい着色の模様３とその逆の模様３を付
ける。この模様３は、表示面２に対して、凸状又は凹状
とすることが、前記レジスト膜形成によるエッチング処
理でできる。このような模様を有する表示体１は、脚４
を用いて所望の場所に固定させ得る。又、図１の表示体
を押出型材で同上の模様を形成後、表示体の小口に小口
蓋を取着することによりえられる。
ルミニウム素材としては、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金のビレット材、鋳造材、押出材、板材等の円柱、
角柱或いは他の形状をした銘板等の板やブロック状の表
示体１が用いられる。図１に示す例はアルミニウム合金
の押出ビレット材を用いたブロック状の表示体１の表の
面を平坦な表示面２とするよう切削加工する。これを前
述した例１、例２の表面処理をし、例えば、ブラウン色
、黒色の着色地に異なる色調の銀白色模様３、銀白地に
異なる着色模様３或いは、黒色、ブラック色の着色地に
別の黄金色の明るい着色の模様３とその逆の模様３を付
ける。この模様３は、表示面２に対して、凸状又は凹状
とすることが、前記レジスト膜形成によるエッチング処
理でできる。このような模様を有する表示体１は、脚４
を用いて所望の場所に固定させ得る。又、図１の表示体
を押出型材で同上の模様を形成後、表示体の小口に小口
蓋を取着することによりえられる。
【００１１】
【発明の効果】本発明により、従来の模様付きアルミニ
ウム又はアルミニウム合金に比し鮮明で、耐候性にすぐ
れ、変退色しない模様を有するアルミニウム又はアルミ
ニウム合金部材とその表示物が、仮封孔皮膜を形成、又
は仮封孔処理を工程中に挿入することによって簡単にえ
られる。
ウム又はアルミニウム合金に比し鮮明で、耐候性にすぐ
れ、変退色しない模様を有するアルミニウム又はアルミ
ニウム合金部材とその表示物が、仮封孔皮膜を形成、又
は仮封孔処理を工程中に挿入することによって簡単にえ
られる。
【図１】本願発明の方法により製造した表示物の一例の
図である。
図である。
１ 表示体
２ 表示面
３ 模様
４ 脚
Claims (5)
- 【請求項１】 陽極酸化皮膜層を形成させたアルミニ
ウム又はアルミニウム合金の部材表面に仮封孔皮膜層を
生成後、該仮封孔皮膜層表面にレジスト膜を模様通りに
印刷又は塗布後エッチングを施して、該陽極酸化皮膜層
とことなる第２次陽極酸化皮膜層を生成させ、該レジス
ト膜を除去した後色調のことなる封孔皮膜層を形成する
ことを特徴とする模様付きアルミニウム又はアルミニウ
ム合金部材。 - 【請求項２】 陽極酸化皮膜層を形成させたアルミニ
ウム又はアルミニウム合金の部材表面に仮封孔皮膜層を
生成後、該仮封孔皮膜層表面にレジスト膜を模様通りに
印刷又は塗布後エッチングを施して該陽極酸化皮膜層と
ことなる第２次陽極酸化皮膜層を生成させ、該レジスト
膜を除去した後色調のことなる封孔皮膜層を形成する表
示物体を、壁駆体若しくは柱体に取付けることを特徴と
する模様付きアルミニウム又はアルミニウム合金のその
表示物。 - 【請求項３】 陽極酸化皮膜層を形成させたアルミニ
ウム又はアルミニウム合金の部材表面を仮封孔処理した
後、該仮封孔表面にレジスト膜を模様通りに印刷又は塗
布してエッチングを施し、該陽極酸化皮膜層とことなる
第２次陽極酸化皮膜を生成させ、該レジスト膜を除去し
た後封孔処理を行うことを特徴とする模様付きアルミニ
ウム又はアルミニウム合金部材の製造法。 - 【請求項４】 第２次陽極酸化皮膜を生成させた後、
引き続き仮封孔処理を行うことを特徴とする請求項１乃
至は３の模様付きアルミニウム又はアルミニウム合金部
材とその表示物若しくはその製造法。 - 【請求項５】 仮封孔処理が、６０℃〜９５℃、３分
〜３０分の熱水処理又は濃度１０ｇ／Ｉ〜２０ｇ／Ｉ、
１５℃〜３５℃、３０秒〜１０分の常温封孔剤処理であ
る請求項１乃至は３の模様付きアルミニウム又はアルミ
ニウム合金部材とその表示物若しくはその製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4058891A JPH04259398A (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 模様付きアルミニウム又はアルミニウム合金部材とその部材からなる表示体若しくはその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4058891A JPH04259398A (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 模様付きアルミニウム又はアルミニウム合金部材とその部材からなる表示体若しくはその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04259398A true JPH04259398A (ja) | 1992-09-14 |
Family
ID=12584661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4058891A Pending JPH04259398A (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 模様付きアルミニウム又はアルミニウム合金部材とその部材からなる表示体若しくはその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04259398A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103397363A (zh) * | 2013-08-14 | 2013-11-20 | 深圳天珑无线科技有限公司 | 阳极氧化工艺 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6025518A (ja) * | 1983-07-21 | 1985-02-08 | Dainippon Ink & Chem Inc | 樹脂補強フイルタ−・エレメント |
| JPH02254198A (ja) * | 1989-03-28 | 1990-10-12 | Yoshida Kogyo Kk <Ykk> | アルミニウム材の多色表面処理方法 |
-
1991
- 1991-02-13 JP JP4058891A patent/JPH04259398A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6025518A (ja) * | 1983-07-21 | 1985-02-08 | Dainippon Ink & Chem Inc | 樹脂補強フイルタ−・エレメント |
| JPH02254198A (ja) * | 1989-03-28 | 1990-10-12 | Yoshida Kogyo Kk <Ykk> | アルミニウム材の多色表面処理方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103397363A (zh) * | 2013-08-14 | 2013-11-20 | 深圳天珑无线科技有限公司 | 阳极氧化工艺 |
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