JPH0425874A - 現像剤担持体 - Google Patents

現像剤担持体

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JPH0425874A
JPH0425874A JP2130890A JP13089090A JPH0425874A JP H0425874 A JPH0425874 A JP H0425874A JP 2130890 A JP2130890 A JP 2130890A JP 13089090 A JP13089090 A JP 13089090A JP H0425874 A JPH0425874 A JP H0425874A
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toner
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roller
surfactant
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JP2130890A
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Atsushi Aoto
淳 青戸
Yasuo Hirano
泰男 平野
Kazuo Nojima
野島 一男
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転即動される現像剤担持体に、必要に応じ
て補助剤を外添した非磁性一成分系現像剤を供給し、該
現像剤担持体の表面に前記現像剤を担持して搬送し、潜
像担持体と前記現像剤担持体が互いに対向した現像領域
にて、該潜像担持体に形成された静電潜像を現像剤担持
体に担持された前記現像剤によって可視像化する画像形
成方法に用いる現像剤担持体に関するものである。
〔従来の技術〕
潜像担持体に静電潜像を形成し、これを現像剤によって
可視像化して記録画像を得る電子複写機、プリンタ或い
はファクシミリ等の画像形成装置では、粉体状の現像剤
を用いる乾式の現像装置が広く採用されている。
かかる粉体状の現像剤としては、トナーとキャリアを有
する二成分系現像剤と、キャリアを含まない一成分系現
像剤とが公知であり、前者の二成分系現像剤を用いた二
成分現像方式は、比較的安定した良好な記録画像が得ら
れる反面、キャリアの劣化やトナーとキャリアの混合比
の変動が発生しやすく、装置の維持管理が煩雑で、装置
全体の構造が大型化しやすくなる欠点を有している。
このような観点から、上述の欠点を有しない一成分系現
像剤を用いた一成分現像方式が注目されている。−成分
系現像剤は、トナーのみから成るものと、これに必要に
応じて補助剤を外添しトナーと補助剤を混合したものと
がある。またトナーとしては、その各トナー粒子自体に
磁性粉を練り込んだ磁性トナーと、磁性体を含まない非
磁性トナーとがある。
ここで、磁性体は一般に不透明であるため、フルカラー
やマルチカラーを含めたカラー画像を磁性トナーによっ
て形成すると、現像された可視像が不鮮明となり、鮮や
かなカラー画像を得ることはできない。従って、特にカ
ラー現像に対しては、非磁性トナーを用いた一成分現像
方式を採用することが望ましい。
ところで、−成分現像方式を採用した現像装置において
は5−成分系現像剤を現像剤担持体に担持させて搬送し
、この現像剤担持体と潜像担持体とが互いに対向した現
像領域において、潜像担持体に形成された静電潜像を現
像剤によって可視像化しているが、所定濃度の高品質な
可視像を形成するには、充分に帯電した多量のトナーを
現像領域に搬送し、かかるトナーによって潜像を可視像
化する必要がある。
磁性トナーを用いた場合には、現像剤担持体に内股した
磁石の磁力を利用して、該担持体にこの一成分系現像剤
を担持てきるので、上述の要求を比較的容易に満たすこ
とが可能である。
ところが、非磁性の一成分系現像剤を用いたときは、こ
れを磁力によって現像剤担持体に担持させることはでき
ないため、上述の要求を満たすことは難しい。これに対
する対策も従来より各種提案されており、例えば特開昭
61−42672号公報には。
現像剤担持体(現像ローラ)の表面に誘電体(絶縁体)
の層を積層形成し、これに対して、例えばスポンジロー
ラから成る現像剤供給部材を圧接させ、両者を互いに異
極性に摩擦帯電させると共に、この誘電体と逆極性に帯
電させた非磁性トナーを誘電体に静電的に付着させ、か
かる−成分系現像剤を現像領域に搬送する方法が提案さ
れている。しかし、この方法によっても、誘電体表面の
近傍に形成される電界の強さを充分に高めることができ
ないため、現像ローラの表面に多量のトナーを担持させ
ることは難しく、現像領域へ搬送できる現像剤量が不足
し、高濃度の可視像を形成することは困難である。
また、現像ローラと現像剤供給部材の間に、非磁性トナ
ーが現像ローラ側へ静電的に移行する向きの電界を印加
する構成も公知であるが、このような構成を付加しても
、現像ローラへ充分な量のトナーを付着させることは難
しい。
なお、トナー供給部材としては、102〜1じΩ・Cl
11の導電性発泡体(特開昭60−229057号公報
)、スキン層付弾性体(特開昭60−229060号公
報)及びファーブラシ(特開昭61−42672号公報
)等を使用することが提案されており、また現像ローラ
としては、表面に凹凸を有する金属体(特開昭60−5
3976号公報)、絶縁被覆ローラ一体(特開昭55−
46768号公報)中低抗体被覆ローラ(特開昭58−
13278号公報)及び絶縁体と導電面を持つ電極ロー
ラ(特開昭53−36245号公報)等が開示されてい
る。
また、非磁性−成分現像剤を用いる現像装置において、
特開昭60−229057号公報ではスポンジローラ、
特開昭62−229060号公報では弾性ローラ、特開
昭61−52663号公報ではファーブラシ等を用いて
、トナーと補給部材との摩擦帯電でトナーに電荷を付与
し、更に現像ローラとの接触においての摩擦により、現
像ローラヘトナーを静電的に付着させ、更にブレード等
の層厚規制部材を用いて、トナー層を制御して感光体の
潜像を現像する。現像ローラの材料としては、絶縁性の
もの、中抵抗のもの、積層のものなど各種のものが用い
られている。
これらの引例で示されている方式によると、現像ローラ
へのトナー付着は、トナー補給部材と現像ローラとの摩
擦帯電によって行なわれるが、トナーの付着した部材で
摩擦するため、充分な帯電が得に<<、結果的にトナー
付着が不足してしまう。非磁性−成分現像方式での最適
付着量と帯電量について説明すると、次のようになる。
白黒用では、帯電量が重視され、それは一般的に10〜
20μC/gである。この値より小さいと、地汚れ、シ
ャープ性などの画質面で劣るものとなる。
また、付着量に関しては、現像ローラ上の付着量は0.
1−0.3mg/am2であるが、転写紙上には0.4
−0.5mg/cm”が必要であり、現像ローラのスピ
ードを感光体のスピードの3〜4倍にすることによって
、トナーの付着量をカバーしている。ただ、3−4倍の
現像ローラの回転には、゛′トナー後端より”という現
象、すなわちベタ部を現像した場合、画像の後端部の濃
度が高くなるという現象を、発生するという問題がある
。この現象を防ぐには、現像ローラのスピードを感光体
のスピードに近ずけることである。つまり、現像ローラ
上の付着量を多くして、回転数を小さくしなければなら
ない。
一方、カラートナーでは、その色特性は黒トナーに比べ
て看色度が小さく、また″トナー後端より″を改良しよ
うとすると、黒トナーに比べ更に多い0.8〜1 、2
mg/cm2という現像ローラ上の付着量が必要になる
。また、帯電量に関しては、安定した画像を得るために
は、5〜20μC/g (好ましくは10〜15μC/
g)の値が望まれる。
これらの問題点を解消する方法として、本発明者らは、
先に「回転駆動される現像剤担持体に、必要に応じて補
助剤を外添した非磁性トナーより成る一成分系現像剤を
供給し、該担持体の表面に前記現像剤を担持して搬送し
、潜像担持体と前記現像剤担持体が互いに対向した現像
領域にて、該潜像担持体に形成された静電潜像を現像剤
担持体に担持された前記現像剤によって可視像化する現
像方法において、前記現像剤担持体の表面に選択的に電
荷を保持させることにより該担持体表面の近傍に多数の
微小間電界を形成し、この閉電界により帯電トナーを吸
引し、現像剤を現像剤担持体表面に付着させて担持し、
該担持現像剤によって静電潜像を可視像化する画像形成
方法jを提案した。
かかる方法は、現像剤担持体の表面の近傍に多数の微小
間電界(マイクロフィールド)が形成されるので、その
電界強度を従来よりも著しく増大させることができ、充
分に帯電した多量の非磁性トナーを現像剤担持体に担持
して現像領域に搬送できるといった多くの利点を有する
ものである。
〔発明が解決しようとする課題〕 ただ、前記のような現像剤担持体表面の近傍に多数のマ
イクロフィールドが形成される画像形成方法においては
、現像剤担持体は表面に絶縁性の誘電体を有するため、
他部材との摩擦帯電により発生した帯電電荷が表面に残
留し易く、除電工程を経ても電荷が残留する場合には、
次工程に影響を及ぼしてしまうという問題点がある。例
えば、トナーの帯電電荷が残留するとネガ残像が発生す
るし、トナー供給部材やトナー層厚規制部材との帯電電
荷が残留すると、残留電位として検知され、ひいてはマ
イクロフィールドの形成にも悪影響を及ぼすようになる
この問題を解決するために、誘電体の電気抵抗を低下し
、残留電荷のリークを促進することが考えられるが、こ
のような手段を採ると、マイクロフィールドの形成が困
難になり、所望のトナー付着量及び帯電量が得られなく
なる。
従って、本発明の目的は、前記の画像形成方法において
、現像剤担持体表面のマイクロフィールドの形成性を損
なうことなしに、該表面に電荷が残留しない現像剤担持
体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、鋭意検討した結果、現像剤担持体を構成
する半導電性粒子として、界面活性剤を含有したものを
使用した現像担持体が、上記目的に適合することを知見
し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、現像剤担持体の表面上に、
選択的に電荷を保持させることにより、現像剤担持体表
面近傍に多数の微小間電界を形成し、この現像剤担持体
上に、必要に応じて補助剤を外添したトナーよりなる非
磁性一成分系現像剤を供給し、前記微小間電界により前
記現像剤を現像剤担持体表面に担持させ、該担持現像剤
によつて静電潜像を可視像化する画像形成方法に用いる
現像剤担持体であって、平滑ローラ上に導電性の接着剤
をコートし、その上に半導電性粒子を接着させ、次いで
誘電体をコートし、更に乾燥後研摩することによって得
られた@ tJs電極表面を有し、しかも前記半導電性
粒子が界面活性剤を含有したものであることを特徴とす
る現像剤担持体が提供される。
本発明の現像剤担持体を用いる画像形成方法は、現像剤
担持体表面の近傍に多数の微小閉電界が形成されるので
、その電界強度を従来よりも著しく増大させることがで
きる上に、現像剤担持体を構成する半導電性粒子として
、界面活性剤を含有したものを使用したことにより、誘
電体の絶縁性を保持したまま、すなわち現像剤担持体表
面のマイクロフィールドの形成性を保持したまま、しか
も残留電荷の無いものとなり、その結果充分に帯電した
多量の非磁性トナーを現像剤担持体に担持して現像領域
に搬送でき、且つ残像性の低いものとなる。
以下、かかる画像形成方法について説明する。
第1図にこの画像形成方法の実施に有用な代表的な現像
装置の現像剤担持体部を中心とした概要を示す。第1図
において、トナータンク70に内蔵されているトナー6
0は、撹拌羽根(トナー供給補助部材)50によりトナ
ー供給部材(スポンジローラ又はファーブラシなど)4
0に強制的に寄せられ、トナー60はトナー供給部材4
0に供給される。一方、現像を終了した本発明の現像剤
担持体(現像ローラ)20は、矢印の方向に回転(例え
ば400rpm) L、トナー供給部材40との接触部
に至る。トナー供給部材40は現像剤担持体20と逆方
向に回転(例えば300rPI11)シ、現像剤担持体
20とトナー60に帯電を与え、現像剤担持体20上に
トナー60を付着させる。
更に現像剤担持体20は回転し、現像剤担持体20上の
付着トナーは、トナー層厚規制部材(弾性ブレード)3
0により、厚みを制御されながら帯電も安定化され、現
像領域80に達する。現像領域80において、接触又は
非接触現像により、潜像が現像される。ここで必要に応
じて、現像剤担持体20、トナー供給部材40に直流、
交流、直流重畳交流、パルスなどのバイアスなどを印加
して、最適な画像を制御することができる。
次に、このタイプ(電極タイプ)の現像剤担持体20へ
のトナー付着のメカニズムについて説明する。
現像剤担持体20の例としては、たとえば第2図に示さ
れるように、その表面に誘電体部と導電体部(本発明に
おいては半導電体部)とが微小面積で混在するように構
成されている。面積の大きさは、形状が円形であるとし
た場合、径が10〜5001Rnの大きさの微小面積が
ランダムに又はある規則にしたがって分散している。面
積比としては、半導電部の面積が20〜60%の範囲が
好ましい。
トナー付着は次のようになる。まず、現像を終了した現
像剤担持体20は、矢印の方向に回転してトナー供給部
材40と接触する。ここで現像しなかった非画像部の残
トナーは、トナー供給部材40により機械的、電気的に
かきとられ、誘電体部は摩擦によって帯電する。このと
き前の現像による現像剤担持体20とトナーの電荷は、
摩擦により一定化され、初期化される。次に、供給部材
40によって運ばれたトナーは、摩擦により帯電し、現
像剤担持体20の誘電体部に静電的に付着する。このと
きの極性は、感光体電荷に対してトナーは逆極性にまた
現像剤担持体20の誘電体部は同極性となる。
このときの現像剤担持体20上の電界は、第2図に示さ
れるようにマイクロフィールド(閉電界)となり、電界
傾度の大きい電界となって、トナーを多層に付着させる
ことが可能となる。また、付着したトナーは閉電界とな
っているので、現像剤担持体20側に強く引かれ離れに
くい状態となる。
このトナー層は、更にトナー層厚規制部材30によりト
ナー層厚が制御され、現像領域80に達する。
現像領域80での現像剤担持体20と静電潜像担持体(
感光体)10間の電界は、電極効果が大きくなり。
現像剤担持体20上のトナーは静電潜像担持体10に付
着し易い電界となり、現像が行なわれる。
次に、本発明の現像剤担持体において、絶縁性を保持し
たまま、次工程に影響がなくなる程に、残留電荷が消失
するメカニズムについて説明する。
トナーや他部材との摩擦帯電部材の反対電荷として現像
剤担持体表面に残留する電荷の対電荷が、接地された現
像剤担持体の誘電部直下の導電部及び半導電部(半導電
性電極粒子)に誘起される〔参照;第3図(a)〕。本
発明の現像剤担持体においては、半導電性粒子内に界面
活性剤が混入されているので、半導電部から誘電部への
電荷注入特性に優れており、そのため誘起電荷は誘電部
へと注入され、その結果表面に残留する電荷は注入電荷
方向へと電界が形成されると共に、誘電体内部の電荷量
は相殺され〔参照;第3図(b)〕、現像剤担持体外部
に電気的力が働きにくくなる。
本発明の現像剤担持体は、その中に含まれる半導電性粒
子が界面活性剤を含有することを特徴とするが、この場
合の界面活性剤としては、ノニオン性、カチオン性、ア
ニオン性、両性の何れのものも使用できる。具体的には
、ノニオン性のものとしては、脂肪酸などのエステル化
合物、エーテルエステル化合物、エーテル化合物、アミ
ド縮合物などが挙げられ、またカチオン性のものとじて
は、脂肪族アミン塩及びその4Rアンモニウム塩、芳香
族4級アンモニウム塩、複素環4級アンモニウム塩など
が挙げられる。
なお、アニオン性のものとしては、アルキルカルボン酸
塩、N−アシルアミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン
酸塩、アシル化ペプチド、アルキルスルホン酸塩、アル
キルベンゼン及びアルキルナフタレンスルホン酸塩、ス
ルホコハク酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、N−ア
シルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル
硫酸塩、アルキルアリルエーテル硫酸塩、アルキルアミ
ド硫酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン酸
塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩などが挙げられ、
また両性のものとしては、カルボキシベタイン、スルホ
ベタイン、アミノカルボン酸塩などが挙げられる。これ
等の内、イオン性のものがその効果の点で好ましい。
また、耐環境性の優れたフッ素系の界面活性剤を用いる
ことは特に好ましい。その具体例としては、ノニオン系
のものとして1例えばパーフルオロアルキル基親油性基
含有オリゴマー、パーフルオロアルキル基親水性基含有
オリゴマー、パーフルオロアルキルエチレンオキシド付
加物などが挙げられる。また、カチオン性のものとして
は、パーフルオロアルキル含有第4級アンモニウム塩な
ど、アニオン性のものとしては、パーフルオロアルキル
を含有したスルホン酸、カルボン酸の一価金属塩やリン
酸エステルなど、両性のものとしてはパーフルオロアル
キルを含有したベタインなどが挙げられる。
これらは、用いる材料との相溶性等の点から適宜選択す
ることができる。また、各種界面活性剤を混合使用する
ことも可能である。界面活性剤の混入量は、半導電性材
料として用いる樹脂材料の固形分1.00重量部に対し
て、0.1〜50重量部が好ましい。より好ましくは0
.5〜20重量部である。0.1重量部未満では、効果
が充分現われずに残像が発生する。逆に、50重量部を
越えると、耐摩耗性や耐環境性の劣化、トナー搬送性の
低下などが生じる。
本発明の現像剤担持体を作製するには、例えば、(i)
まず、金属ローラの表面に導電性接着剤(エポキシ系、
ポリイミド系、フェノール系、ポリエステル系などの樹
脂に導電性フィラー、例えばAg。
Au、 Cu、Ni、AgめっきCu、Agめつきガラ
ス、カーボンブラックなど、を添加したもの)を塗布し
た後、後述する半導電性粒子を埋設し、(力)次に誘電
体材料をスプレー、ディッピングなどの方法によりコー
ティングし、所定の硬化若しくは乾燥温度、時間により
誘電部を形成し、(iij)続いてローラの表面を切削
又は研磨加工により半導電面と誘電面が微小面積で混在
するように削り、半導電部面積が20〜60%になるよ
うに削るという方法が採用される。
本発明において、誘電体として用いる材料は、絶縁性の
ものであれば使用できるが、通常有機ポリマー類が用い
られる。この場合、有機ポリマー類の具体例としては次
のものが挙げられる。
ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルア
ルコール、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ビニルホルマールなどのビニル系樹脂;ポリスチレン、
スチレン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリ
ル−ブタジェン−スチレン共重合体などのポリスチレン
系樹脂;ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体
などのポリエチレン系樹脂;ポリメチルメタクリレート
、ポリメチルメタクリレート−スチレン共重合体などの
アクリル系樹脂;ポリアセタール、ポリアミド、セルロ
ース、ポリカーボネート、フェノキシ樹脂、ポリエステ
ル、フッ素樹脂、ポリウレタン、フェノール樹脂、尿素
樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、シリコーン樹脂などの樹脂材料など。
また、半導電性粒子として用いる材料は、前記誘電体と
して用いる材料と同様の有機ポリマー類に、カーボン、
金属粒子など導電性粒子を添加したものが用いられる。
本発明においては、これら有機ポリマー類と導電性粒子
に、更に前記した界面活性剤を配合し、溶融・混練し、
この混合組成物を冷却後、粉砕し、粉砕物を分級するこ
とにより、目的とする粒径範囲の半導電性粒子を得る。
なお、ここでいう半導電性粒子とは、体積抵抗値が10
8〜1012Ω・cmのものをいう。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。なお
、部は重量部を表わす。
実施例1 コロネートE)1               20
部導電性粒子二カーボンブラック       10部
上記処方の混合物を溶融混練し、この混線物を冷却後、
粉砕した。得られた粉砕品を分級して、平均粒径を10
0声とした。
夷14棗l戴 エポキシ系接着剤 (商品名ADK EP−400: M電化社製)l旦 コロネートEH20部 前記処方の材料を用い、次の要領により現像剤担持体(
現像ローラ)を作製した。
(i)SLIS製ロークローラ上導電性接着剤を塗布し
た後、その上に前記半導電性粒子を埋設する。
(ii)次に、埋設加工したローラ表面に、前記誘電体
材料をスプレーコーティングし、100℃、1時間の条
件で硬化させた。塗布厚みは半導電性粒子が完全に埋ま
る状態とした。
(iii)ローラの表面を研摩し、半導電面と誘電面が
微小面積で混在するようにして、半導電部面積を50%
とした。
実施例2 半導電性粒子中の界面活性剤として、実施例1における
カチオン性フッ素系界面活性剤の代わりに、アニオン性
フッ素系界面活性剤(C,F、7COONa)を用いた
以外は、実施例1と同様にして現像ローラを作製した。
実施例3 半導電性粒子中の界面活性剤として、実施例1における
カチオン性フッ素系界面活性剤の代わりに、両性フッ素
系界面活性剤(C,F□7502N)l (C3H,)
N@(CH3)2C2H4C00e) ヲ用イf: 以
外は、実施例1と同様にして現像ローラを作製した。
実施例4 半導電性粒子中の界面活性剤として、実施例1における
カチオン性フッ素系界面活性剤の代わりに、ノニオン性
フッ素系界面活性剤(C,Fエアー()(C112C1
12叱H〕を用いた以外は、実施例1と同様にして現像
ローラを作製した。
比較例 実施例1において、半導電性粒子中の界面活性剤を使用
しなかった以外は、実施例1と同様にして現像ローラを
作製した。
〔評 価〕
トナー寸着量・帯電量 各現像ローラを第1図に示される現像装置に装着し、現
像ローラ1回転及び10回転後の該ローラ上のトナー付
着量とトナー帯電量を測定した。それらの結果を第1表
に示す。
なお、上記現像装置において、トナー薄層化ブレードは
ウレタンゴム製のものを、トナー供給ローラは導電性ウ
レタンスポンジ製のものを、トナーは正帯電トナーを、
装填した。
1」1土 各現像ローラを第1図に示される装置に装着し且つ感光
体としてOPCを装着して、パターン画像により残像を
評価した。すなわち、黒ベタ現像後、網点を現像し、黒
ベタの位置に相当する網点の画像濃度(IDL)と黒ベ
タ相当部以外の、その真横部の網点画像濃度(IDH)
との比(IDL/IDH)をマクベス濃度計により測定
しその比を測定した。その結果を第1表に示す。
第1表の結果から、本発明の現像ローラを用いることに
より、充分なトナー付着量及びトナー布電量が得られる
と共に、残像性も低いことが分かる。
〔発明の効果〕
本発明の現像剤担持体は、表面に半導電体部と誘電体部
とが微小面積で混在し、しかも該半導電体部に界面活性
剤を含有した構成としたことから、現像剤担持体の表面
上に、選択的に電荷を保持させることにより、現像剤担
持体表面近傍に多数の微小閉電界を形成し、この現像剤
担持体上に、必要に応じて補助剤を外添したトナーより
なる非磁性一成分系現像剤を供給し、前記微小閉電界に
より前記現像剤を現像剤担持体表面に担持させ、該担持
現像剤によって静電潜像を可視像化する画像形成方法に
1本発明の現像剤担持体を用いると、充分に帯電した多
量の非磁性一成分系現像剤を現像剤担持体に担持して現
像領域に搬送することができる上に、摩擦帯電による残
留電荷が効果的に消失する。その結果、長期にわたって
高濃度の高品質画像を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に有用な現像剤担持体上にマイク
ロフィールドの電界を形成させた現像装置の一例を示す
現像剤担持体部を中心とした模式断面図である。また、
第2図は第1図で示される装置において、現像剤担持体
上にマイクロフィールドによる閉型界が生成している状
態を説明するための模式断面図である。 更に、第3図(a)〜(b)は、本発明の現像剤担持体
において、絶縁性を保持したまま残留電荷が消失するメ
カニズムを説明するための模式断面図である。 10・・・静電潜像担持体、20・・・現像剤担持体、
30・・・トナー層厚規制部材、40・・トナー供給部
材、50・・・撹拌羽根、60・・・トナー、70・・
・トナータンク、80・・現像領域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)現像剤担持体の表面上に、選択的に電荷を保持さ
    せることにより、現像剤担持体表面近傍に多数の微小閉
    電界を形成し、この現像剤担持体上に、必要に応じて補
    助剤を外添したトナーよりなる非磁性一成分系現像剤を
    供給し、前記微小閉電界により前記現像剤を現像剤担持
    体表面に担持させ、該担持現像剤によって静電潜像を可
    視像化する画像形成方法に用いる現像剤担持体であって
    、平滑ローラ上に導電性の接着剤をコートし、その上に
    半導電性粒子を接着させ、次いで誘電体をコートし、更
    に乾燥後研摩することによって得られた微小電極表面を
    有し、しかも前記半導電性粒子が界面活性剤を含有した
    ものであることを特徴とする現像剤担持体。
JP2130890A 1990-05-21 1990-05-21 現像剤担持体 Pending JPH0425874A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012042596A (ja) * 2010-08-17 2012-03-01 Canon Inc 電子写真画像形成装置、現像剤担持体および現像剤担持体の製造方法

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